JP2004153974A - レゾルバの絶縁キャップ構造 - Google Patents

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Katsutoshi Toyotake
克年 豊竹
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Abstract

【課題】本発明は、絶縁輪状体の内側壁に形成した溝内にバリを残し、樹脂成形後の二次加工を不要とすることを目的とする。
【解決手段】本発明によるレゾルバの絶縁キャップ構造は、絶縁輪状体(1)の内側壁(7)の内面(7a)に軸方向に沿って溝(10)が形成され、この溝(10)内にゲート口(8)によるバリ(9)を形成し、樹脂成形後のバリ(9)の除去作業を不要とする構成である。
【選択図】 図3

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レゾルバの絶縁キャップ構造に関し、特に、絶縁キャップをなす絶縁輪状体の突片に形成されステータコアの磁極の一部を覆うための内側壁に溝を形成し、樹脂成形時のゲート口に発生するバリをこの溝内に形成させることにより、バリが内側壁の内面から内方へ突出することのないようにし、バリ取りの二次加工等を不要とするための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、用いられていたこの種のレゾルバの絶縁キャップ構造としては、図5及び図6の構成がある(例えば、特許文献1参照)。
すなわち、図5において、符号1で示されるものは、全体が輪状をなすと共に樹脂よりなり、射出成形によって形成された絶縁輪状体であり、この絶縁輪状体1によって図示しないレゾルバのステータ体の各磁極にステータ巻線を巻付ける時の絶縁作用を得るようにしている。
【0003】
前記絶縁輪状体1の内側には、内方へ向けて突出すると共に所定の角度間隔で形成された複数の突片2が形成され、各突片2、2間には凹部3が形成されている。
前記凹部3の中心位置には、図5で示されるように、軸方向に沿って立設された渡りピン部4が形成されており、この渡りピン部4の外面4aは直線形状をなしていると共に、この渡りピン部4の外側位置には輪状に形成された輪状壁5が設けられている。
また、前記突片2の内端には、この突片2の外周に巻回されるステータ巻線6を位置決めするための内側壁7が軸方向に沿って形成されている。
【0004】
次に、前述のように構成された絶縁輪状体1を、図示しないステータ体の両面に取付けた後、各突片2すなわち磁極の外周にステータ巻線6を巻付ける場合、次のスロットすなわち磁極又は1スロット飛びの巻付けを行う場合のステータ巻線6の渡り線6aは、前記渡りピン部4の外面4aを経て次又は次の次のスロットすなわち磁極に巻付けるように構成されていた。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−98748号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来のレゾルバの絶縁キャップ構造は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、前記絶縁輪状体1を射出成形によって樹脂成形する場合、図6のように、金型のゲート口8が内側壁7の内面7aに対応しているため、樹脂成形後の冷却完了後に型開すると、ゲート口8によるバリ9が内側壁7の内面7aに残り、二次加工によって内面7aを平面化しなければならず、大量生産時の大きい障害になっていた。
【0007】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、絶縁キャップをなす絶縁輪状体の突片に形成されステータコアの磁極の一部を覆うための内側壁に溝を形成し、樹脂成形時のゲート口に発生するバリをこの溝内に形成させることにより、バリが内側壁の内面から内方へ突出することのないようにし、バリ取りの二次加工等を不要とするようにしたレゾルバの絶縁キャップ構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によるレゾルバの絶縁キャップ構造は、樹脂成形され全体形状が輪状をなし内方へ向けて突出する複数の突片を有する絶縁輪状体と、前記各突片の内端に形成され軸方向に沿って延設された内側壁と、前記各突片間に形成された凹部とからなるレゾルバの絶縁キャップ構造において、前記内側壁の内面に形成された溝を有し、前記溝内に前記樹脂成形におけるバリが形成されるようにした構成であり、また、前記溝は、前記内面の軸方向に沿って形成されている構成である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明によるレゾルバの絶縁キャップ構造の好適な実施の形態について説明する。尚、従来例と同一又は同等部分には同一符号を用いて説明する。
図1において符号1で示されるものは、全体が輪状をなすと共に樹脂よりなり、射出成形によって樹脂成形された絶縁輪状体であり、この絶縁輪状体1によって図示しないレゾルバのステータ体の各磁極にステータ巻線を巻付ける時の絶縁作用を得るようにしている。
【0010】
前記絶縁輪状体1の内側には、内方へ向けて突出すると共に所定の角度間隔で形成された複数の突片2が形成され、各突片2、2間には凹部3が形成されている。
前記凹部3の中心位置には、図1で示されるように、軸方向に沿って立設された渡りピン部4が形成されており、この渡りピン部4の外面4aは直線形状をなしていると共に、この渡りピン部4の外側位置には輪状に形成された輪状壁5が設けられている。
また、前記突片2の内端には、この突片2の外周に巻回されるステータ巻線6を位置決めするための内側壁7が軸方向に沿って形成されている。
【0011】
前記内側壁7の内面7a中央位置には、軸方向に沿って形成された凹状の溝10が形成され、この溝10内に前記バリ9が形成されるように構成されている。前述の絶縁キャップである絶縁輪状体1は、輪状のステータ体200の両面に装着してステータ巻線6を巻付けた場合には図4のように構成され、このステータ巻線6を巻付けた後の図1のB−B断面は図2の通りである。
また、このステータ巻線6の巻付け後は、図4のように、輪状に形成された巻線カバー201をステータ体200の両面側に装着することにより、レゾルバ300を構成することができる。
【0012】
前述の絶縁輪状体1を実際に射出成形する場合、図示しない射出成形機の金型内に樹脂を射出すると、ゲート口8が前記内側壁7の溝10に対応し、射出成形完了後に金型を型開すると、この溝10内にバリ9が残る。
このバリ9は溝10内に位置しているため、射出成形後においても、このバリ9を二次加工によって除去する必要はない。
【0013】
【発明の効果】
本発明によるレゾルバの絶縁キャップ構造は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、絶縁輪状体の内側壁の内面に形成された溝内にゲート口によるバリが形成されるため、従来のように内面上にバリが飛び出し、二次加工によるバリ取り作業をする必要がなく、大量生産の障害を除去することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレゾルバの絶縁キャップ構造を示す斜視図である。
【図2】図1の絶縁輪状体にステータ巻線を巻いた状態を示すB−B断面図である。
【図3】図1の要部を示す拡大正面図である。
【図4】図1の絶縁輪状体を用いたレゾルバを示す断面図である。
【図5】従来の絶縁輪状体を示す斜視図である。
【図6】図5の要部を示す拡大正面図である。
【符号の説明】
1 絶縁輪状体(絶縁キャップ)
2 突片
3 凹部
7 内側壁
7a 内面
9 バリ
10 溝

Claims (2)

  1. 樹脂成形され全体形状が輪状をなし内方へ向けて突出する複数の突片(2)を有する絶縁輪状体(1)と、前記各突片(2)の内端に形成され軸方向に沿って延設された内側壁(7)と、前記各突片(2)間に形成された凹部(3)とからなるレゾルバの絶縁キャップ構造において、
    前記内側壁(7)の内面(7a)に形成された溝(10)を有し、前記溝(10)内に前記樹脂成形におけるバリ(9)が形成されるように構成したことを特徴とするレゾルバの絶縁キャップ構造。
  2. 前記溝(10)は、前記内面(7a)の軸方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項1記載のレゾルバの絶縁キャップ構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010122159A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Minebea Co Ltd レゾルバのステータ構造
JP2017062142A (ja) * 2015-09-24 2017-03-30 多摩川精機株式会社 レゾルバステータ構造

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