JP2004135429A - レゾルバの絶縁キャップ構造 - Google Patents

レゾルバの絶縁キャップ構造 Download PDF

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Kozo Makiuchi
牧内 浩三
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Tamagawa Seiki Co Ltd
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Tamagawa Seiki Co Ltd
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Abstract

【課題】本発明は、絶縁キャップの渡りピン部に係止部を設け、巻線時の渡りはずれを防止し、高速巻線を可能とすることを目的とする。
【解決手段】本発明によるレゾルバの絶縁キャップ構造は、渡りピン部(4)の外面(4a)に形成された係止部(30)によって渡り線の渡りはずれを防止し、確実な巻線を行うようにした構成である。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、レゾルバの絶縁キャップ構造に関し、特に、渡りピン部に形成された係止部にステータ巻線を確実に係止させることにより、巻線速度を向上させ、品質の向上及びコストダウンを達成するための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、用いられていたレゾルバの絶縁キャップ構造としては、図5及び図6の構成がある(例えば、特許文献1参照)。
すなわち、図5において、符号1で示されるものは、全体が輪状をなすと共に樹脂よりなり、射出成形によって形成された絶縁輪状体であり、この絶縁輪状体1によって図示しないレゾルバのステータ体の各磁極にステータ巻線を巻付ける時の絶縁作用を得るようにしている。
【0003】
前記絶縁輪状体1の内側には、内方へ向けて突出すると共に所定の角度間隔で形成された複数の突片2が形成され、各突片2、2間には凹部3が形成されている。
前記凹部3の中心位置には、図6で示されるように、軸方向に沿って立設された渡りピン部4が形成されており、この渡りピン部4の外面4aは直線形状をなしていると共に、この渡りピン部4の外側位置には軸状に形成された輪状壁5が設けられている。
また、前記突片2の内端には、この突片2の外周に巻回されるステータ巻線6を位置決めするための内側壁7が軸方向に沿って形成されている。
【0004】
次に、前述のように構成された絶縁輪状体1を、図示しないステータ体の両面に取付けた後、各突片2すなわち磁極の外周にステータ巻線6を巻付ける場合、次のスロットすなわち磁極又は1スロット飛びの巻付けを行う場合のステータ巻線6の渡り線6aは、前記渡りピン部4の外面4aを経て次又は次の次のスロットすなわち磁極に巻付けるように構成されていた。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−98748号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来のレゾルバの絶縁キャップ構造は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、渡りピン部の外面が直線状に形成されていたため、巻線機によって巻線を行う場合、渡り線が外面に沿って上方に移動し、渡りピン部からはずれてしまうことがあり、いわゆる、渡りはずれを起こし、不良品の発生となることがあった。
【0007】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、渡りピン部に形成された係止部にステータ巻線を確実に係止させることにより、巻線速度を向上させ、品質を向上及びコストダウンを達成するようにしたレゾルバの絶縁キャップ構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によるレゾルバの絶縁キャップ構造は、全体形状が輪状をなし内方へ向けて突出する複数の突片を有する絶縁輪状体と、前記各突片間に形成された凹部と、前記凹部の中心位置に形成され軸方向に沿って立設配置の渡りピン部とからなるレゾルバの絶縁キャップ構造において、前記渡りピン部の外面には外側へ向けて突出する係止部が形成されている構成であり、また、前記絶縁輪状体の前記渡りピン部の根源元置には、前記絶縁輪状体を肉厚方向に貫通する貫通孔が形成されている構成であり、また、前記絶縁輪状体の前記渡りピン部の外側に位置して形成された輪状壁には、前記渡りピン部に対応する位置に切欠部が形成されている構成である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明によるレゾルバの絶縁キャップ構造の好適な実施の形態について説明する。尚、従来例と同一又は同等部分には同一符号を付して説明する。
図1において符号1で示されるものは、全体が輪状をなすと共に樹脂よりなり、射出成形によって形成された絶縁輪状体であり、この絶縁輪状体1によって図示しないレゾルバのステータ体の各磁極にステータ巻線を巻付ける時の絶縁作用を得るようにしている。
【0010】
前記絶縁輪状体1の内側には、内方へ向けて突出すると共に所定の角度間隔で形成された複数の突片2が形成され、各突片2、2間には凹部3が形成されている。
前記凹部3の中心位置には、図2で示されるように、軸方向に沿って立設された渡りピン部4が形成されており、この渡りピン部4の外面4aの上部には爪状に形成された係止部30がその外側へ向けて突出して形成されている。
【0011】
前記渡りピン部4の外側位置には、全体形状が輪状に形成され軸方向に沿って延設された輪状壁5が設けられている。
また、前記突片2の内端には、この突片2の外周に巻回されるステータ巻線6を位置決めするための内側壁7が軸方向に沿って形成されている。
【0012】
前記絶縁輪状体1の前記渡りピン部4の根元位置には、その肉厚方向Aに沿って貫通する貫通孔40が形成されている。
この貫通孔40は、前記絶縁輪状体1を射出成形する割型からなる金型を抜く時のものであり、前記貫通孔40を経て金型の一部を上方へ突出させることによって爪状の係止部30を成形し、型開時にこの貫通孔40を経て前記一部を抜くことにより成形品である絶縁輪状体1を取り出すことができる。
【0013】
また、図3に示される構成は、図2の他の形態であり、前記輪状壁5の前記渡りピン部4に対応する位置に切欠部100が形成され、前述のように射出成形時の金型の一部をこの切欠部100を介して図3の横方向から出入り自在とし、爪状の係止部30を成形している。
【0014】
前述の絶縁輪状体1は、実際には、図4で示されるように、ステータ体200の両面に取付けられ、その外周にステータ巻線6が巻付けられている。
さらに、このステータ巻線6の外側には一対の巻線カバー201が設けられている。
【0015】
【発明の効果】
本発明によるレゾルバの絶縁キャップ構造は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、渡りピン部の外面に係止部が形成されているため、各スロットにステータ巻線を巻付ける際に、順次隣のスロットに巻く場合、又は、1スロット飛びで巻く場合においてステータ巻線が渡りピン部からはずれる渡りはずれを起こすことがなく、高速巻線が可能となり、信頼性とコストダウンの両方を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるレゾルバの絶縁キャップ構造を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A拡大断面図である。
【図3】図2の他の形態を示す断面図である。
【図4】本発明の絶縁キャップ構造を適用したレゾルバのステータ体を示す断面図である。
【図5】従来のレゾルバの絶縁キャップ構造を示す断面図である。
【図6】図5のA−A拡大断面図である。
【図7】図1及び図5のB−B拡大断面図である。
【符号の説明】
1  絶縁輪状体(絶縁キャップ)
2  突片
3  凹部
4  渡りピン部
4a  外面
5  輪状壁
30  係止部
40  貫通孔
100  切欠部

Claims (3)

  1. 全体形状が輪状をなし内方へ向けて突出する複数の突片(2)を有する絶縁輪状体(1)と、前記各突片(2)間に形成された凹部(3)と、前記凹部(3)の中心位置に形成され軸方向に沿って立設配置の渡りピン部(4)とからなるレゾルバの絶縁キャップ構造において、
    前記渡りピン部(4)の外面(4a)には外側へ向けて突出する係止部(30)が形成されている構成よりなることを特徴とするレゾルバの絶縁キャップ構造。
  2. 前記絶縁輪状体(1)の前記渡りピン部(4)の根元位置には、前記絶縁輪状体(1)を肉厚方向に貫通する貫通孔(40)が形成されていることを特徴とする請求項1記載のレゾルバの絶縁キャップ構造。
  3. 前記絶縁輪状体(1)の前記渡りピン部(4)の外側に位置して形成された輪状壁(5)には、前記渡りピン部(4)に対応する位置に切欠部(100)が形成されていることを特徴とする請求項1記載のレゾルバの絶縁キャップ構造。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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