JP2009177907A - 回転電動機のステータおよびそれを備えた回転電動機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 内周の寸法精度が高いステータおよびそれを用いた小型・高性能かつ低コギングトルクの回転電動機を提供する。
【解決手段】 本発明の回転電動機のステータは、フレーム内周の形状を略多角形とするか、ステータコアのティース部の中心の外半径を大きくするか、ステータコアの外周部またはフレームの内周部に凸部を設けるか、ステータコアの外周とフレームの内周の間に挿入部材を挿入することにより、ティース部の径方向中心近傍の径方向応力をその他の部分よりも大きくしたものである。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明の回転電動機のステータは、フレーム内周の形状を略多角形とするか、ステータコアのティース部の中心の外半径を大きくするか、ステータコアの外周部またはフレームの内周部に凸部を設けるか、ステータコアの外周とフレームの内周の間に挿入部材を挿入することにより、ティース部の径方向中心近傍の径方向応力をその他の部分よりも大きくしたものである。
【選択図】 図1
Description
本発明は、主に各種産業用機器に使用される回転電動機のステータコアとフレームを含むステータの構成に関する。
従来より、回転電動機の小型・高性能化のために、高密度巻線および高性能磁石が採用されている。巻線の高密度化を実現する技術として、分割コア方式が提案されている。分割コア方式とは、固定子コアをいくつかに分割し、そのスロットに対し直接巻線を巻回した後、環状に組み合わせる方法である(例えば、特許文献1参照)。これにより、巻線を集中かつ整列状に巻回することができ、巻線の高密度化とコイルエンドの短縮が可能となる。分割コア方式はスロット開口幅の制約をなくすことができるので、スロット開口幅を狭めることにより、回転電動機のギャップ中の磁気エネルギー変化を小さくでき、高性能磁石の採用により増大しているコギングトルクの低減も可能にしている。
以下に、従来の回転電動機のステータ部の構成について説明する。
(第1の従来例)
第1の従来例を図7に示す。図7は、従来の分割コア構成の平面断面図である。図7において、101は分割コア、102は分割コア101のヨーク部、103は分割コア101のティース部、104は巻線部、105は絶縁部である。上記構成において、T字型の分割コア101のティース部103に絶縁部105を介して高密度かつ整列状に巻回した巻線部104を形成し、所定数量を環状に組み合わせて一体構造とすることにより、ステータとすることができる。
(第1の従来例)
第1の従来例を図7に示す。図7は、従来の分割コア構成の平面断面図である。図7において、101は分割コア、102は分割コア101のヨーク部、103は分割コア101のティース部、104は巻線部、105は絶縁部である。上記構成において、T字型の分割コア101のティース部103に絶縁部105を介して高密度かつ整列状に巻回した巻線部104を形成し、所定数量を環状に組み合わせて一体構造とすることにより、ステータとすることができる。
(第2の従来例)
第2の従来例として、分割コアを環状に一体化したステータコアの外周に、環状フレームを焼き嵌めた構成が提案されている(例えば、特許文献2参照)。図8は、従来の分割コアにフレームを焼き嵌めた構成の平面断面図である。図8において、101は分割コア、102は分割コア101のヨーク部、103は分割コア101のティース部、104は巻線部、105は絶縁部、106は環状フレームである。上記構成において、T字型の分割コア101のティース部103に絶縁部105を介して整列状に高密度に巻線部104を形成し、所定数量を環状に組み合わせて一体構造とし、その外周に環状フレーム106を焼き嵌めることによりステータとすることができる。この場合、環状分割コアの外周と環状フレームの内周は円形状である。
第2の従来例として、分割コアを環状に一体化したステータコアの外周に、環状フレームを焼き嵌めた構成が提案されている(例えば、特許文献2参照)。図8は、従来の分割コアにフレームを焼き嵌めた構成の平面断面図である。図8において、101は分割コア、102は分割コア101のヨーク部、103は分割コア101のティース部、104は巻線部、105は絶縁部、106は環状フレームである。上記構成において、T字型の分割コア101のティース部103に絶縁部105を介して整列状に高密度に巻線部104を形成し、所定数量を環状に組み合わせて一体構造とし、その外周に環状フレーム106を焼き嵌めることによりステータとすることができる。この場合、環状分割コアの外周と環状フレームの内周は円形状である。
(第3の従来例)
第3の従来例では、フレームの形状は環状であるが、環状以外の形状のフレームを焼き嵌めた構成も提案されている(例えば、特許文献3参照)。図9は、従来の分割コアに外形状が矩形のフレームを焼き嵌めた構成の平面断面図である。図9において、101は分割コア、102は分割コア101のヨーク部、103は分割コア101のティース部、104は巻線部、105は絶縁部、107は矩形状フレームである。上記構成において、T字型の分割コア101のティース部103に絶縁部105を介して高密度かつ整列状に巻回した巻線部104を形成し、所定数量を環状に組み合わせて一体構造とし、その外周に矩形状フレーム107を焼き嵌めることによりステータとすることができる。この場合、環状分割コアの外周と矩形状フレームの内周は円形状である。
第3の従来例では、フレームの形状は環状であるが、環状以外の形状のフレームを焼き嵌めた構成も提案されている(例えば、特許文献3参照)。図9は、従来の分割コアに外形状が矩形のフレームを焼き嵌めた構成の平面断面図である。図9において、101は分割コア、102は分割コア101のヨーク部、103は分割コア101のティース部、104は巻線部、105は絶縁部、107は矩形状フレームである。上記構成において、T字型の分割コア101のティース部103に絶縁部105を介して高密度かつ整列状に巻回した巻線部104を形成し、所定数量を環状に組み合わせて一体構造とし、その外周に矩形状フレーム107を焼き嵌めることによりステータとすることができる。この場合、環状分割コアの外周と矩形状フレームの内周は円形状である。
(第4の従来例)
回転電動機(永久磁石式同期モータ)のコギングトルクは、理論上、ロータ磁石の磁極数とスロット数の最小公倍数の次数を有するトルク脈動となる。しかしながら、実機、特に量産の現場においては、極数、スロット数の対称性がくずれるため、最小公倍数の次数よりも低次のコギングトルク成分が大きな振幅で現れることが多い。
それで、第4の従来例では、ステータの所定の個所に挿入部材(加圧部品)にてステータの外周から内側に加圧することで、応力による磁気特性の分布による不均一性等のステータがもつ不均一性に起因する低次のコギングトルクを打ち消して、全体のコギングトルクを低減させる回転電動機が提案されている。図10は、ロータが8極、ステータが12スロットの回転電動機の平面断面図である。ステータ108は、主にティース部103と円管上のヨーク部102とで構成されている。またロータ109はシャフト113とロータコア112およびロータ磁石111から構成され、ティース部103の周りにはコイルが巻いてあるが、図10においては省略している。また、ステータ108の外側に挿入部材(加圧部品)110と挿入部材110を内側へ加圧するための環状フレーム106とが配置されている。所定の4箇所の位置に配設された挿入部材110にてステータ108の外周から内側に加圧することで、ロータ111の極数と同数のコギングトルクの脈動成分を打ち消すようにしている。
特開平07?007875号公報(第2?3頁、図1)
特開2001?161048号公報(第2?4頁、図3)
特開平09?308141号公報(第2?3頁、図1)
再公表特許W02005/025037号公報(第22頁、図10)
回転電動機(永久磁石式同期モータ)のコギングトルクは、理論上、ロータ磁石の磁極数とスロット数の最小公倍数の次数を有するトルク脈動となる。しかしながら、実機、特に量産の現場においては、極数、スロット数の対称性がくずれるため、最小公倍数の次数よりも低次のコギングトルク成分が大きな振幅で現れることが多い。
それで、第4の従来例では、ステータの所定の個所に挿入部材(加圧部品)にてステータの外周から内側に加圧することで、応力による磁気特性の分布による不均一性等のステータがもつ不均一性に起因する低次のコギングトルクを打ち消して、全体のコギングトルクを低減させる回転電動機が提案されている。図10は、ロータが8極、ステータが12スロットの回転電動機の平面断面図である。ステータ108は、主にティース部103と円管上のヨーク部102とで構成されている。またロータ109はシャフト113とロータコア112およびロータ磁石111から構成され、ティース部103の周りにはコイルが巻いてあるが、図10においては省略している。また、ステータ108の外側に挿入部材(加圧部品)110と挿入部材110を内側へ加圧するための環状フレーム106とが配置されている。所定の4箇所の位置に配設された挿入部材110にてステータ108の外周から内側に加圧することで、ロータ111の極数と同数のコギングトルクの脈動成分を打ち消すようにしている。
ところが、従来の構成において環状分割コアの外周にフレームを焼き嵌めると、理想的には各T字型の分割コアの径方向に均一に応力が印加するはずであるが、工業製品においては不可避な寸法公差などを要因とするアンバランスが生じる。このことは、フレームの外周形状が矩形状など環状以外の場合に顕著となる。その結果、各分割コアへの応力印加は均一とならず、径方向以外の応力成分が発生することになり、分割コアに回転が生じてしまうため、ステータコアの内径の寸法精度が低下するという問題があった。
また、量産時の加工精度を考慮して、低次のコギングトルク成分をキャンセルすべく、従来例4のように、スロット数12より少ない4個所だけを加圧すると、加圧個所のティースとそれに隣接するティースではかかる応力方向が異なるため、隣接するティースの内輪側のティース端部が周方向に移動するようなモーメントが発生し、隣接するスロット開口幅は異なることになり、最悪の場合は、ティース端部の衝突が生じていた。このようなステータコアの内径寸法精度の大幅な低下は、コギングトルクを大幅に増大させる問題があった。
また、量産時の加工精度を考慮して、低次のコギングトルク成分をキャンセルすべく、従来例4のように、スロット数12より少ない4個所だけを加圧すると、加圧個所のティースとそれに隣接するティースではかかる応力方向が異なるため、隣接するティースの内輪側のティース端部が周方向に移動するようなモーメントが発生し、隣接するスロット開口幅は異なることになり、最悪の場合は、ティース端部の衝突が生じていた。このようなステータコアの内径寸法精度の大幅な低下は、コギングトルクを大幅に増大させる問題があった。
本発明はこのような問題点を鑑みてなされたものであり、高密度巻線が可能な分割コア構成を採用しフレームを焼き嵌めしても、コギングトルクの大幅な増大の要因となるステータコア内径の寸法精度が低下し難いステータ部およびそれを用いた回転電動機を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、次のように構成したものである。
請求項1の発明は、ヨーク部とティース部とを有する略T字型分割コアを所定個数環状に組み合わせて一体構造としたステータコア部に、フレームを焼き嵌めしてなる回転電動機のステータにおいて、前記分割コア部の径方向応力が、前記ティース部の径方向中心線上において最大となることを特徴としている。
また、請求項2の発明は、前記フレームの内周形状が略多角形であり、前記略多角形の辺の中心を前記分割コアのティース部の中心線上に合わせたことを特徴としている。
また、請求項3の発明は、前記一体構造としたステータコア部において、ティース部の径方向中心線上において回転中心から偏位した位置を中心とした円形状に、前記ヨーク部の外周形状を形成したことを特徴としている。
また、請求項4の発明は、前記フレームの内周に凸部を有し、前記凸部が前記分割コアのティース部の径方向中心線上に位置していることを特徴としている。
また、請求項5の発明は、前記一体構造としたステータコア部の外周に凸部を有し、前記凸部が前記分割コアのティース部の径方向中心線上に位置していることを特徴としている。
また、請求項7の発明は、請求項1から6に記載の回転電動機のステータを用いて製作されたことを特徴とする回転電動機である。
請求項1の発明は、ヨーク部とティース部とを有する略T字型分割コアを所定個数環状に組み合わせて一体構造としたステータコア部に、フレームを焼き嵌めしてなる回転電動機のステータにおいて、前記分割コア部の径方向応力が、前記ティース部の径方向中心線上において最大となることを特徴としている。
また、請求項2の発明は、前記フレームの内周形状が略多角形であり、前記略多角形の辺の中心を前記分割コアのティース部の中心線上に合わせたことを特徴としている。
また、請求項3の発明は、前記一体構造としたステータコア部において、ティース部の径方向中心線上において回転中心から偏位した位置を中心とした円形状に、前記ヨーク部の外周形状を形成したことを特徴としている。
また、請求項4の発明は、前記フレームの内周に凸部を有し、前記凸部が前記分割コアのティース部の径方向中心線上に位置していることを特徴としている。
また、請求項5の発明は、前記一体構造としたステータコア部の外周に凸部を有し、前記凸部が前記分割コアのティース部の径方向中心線上に位置していることを特徴としている。
また、請求項7の発明は、請求項1から6に記載の回転電動機のステータを用いて製作されたことを特徴とする回転電動機である。
請求項1から請求項7に記載の発明によると、分割コアを組み合わせて一体構造とした環状ステータコア部とフレームを焼き嵌めする際の応力を分割コアのティース部の中心線方向に集中させることができるので、径方向以外の応力成分が発生することも少なくなり、分割コアも回転することなく、工業製品における一般的な寸法公差よりも悪い条件であっても、ステータコアの内径の寸法精度を確保した回転電動機のステータを提供でき、コギングトルクが小さい回転電動機を提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明の第1の実施例を示す回転電動機のステータの平面断面図である。分かり易くするため、ステータコアの外周とフレームの内周の間を広く描いている。図1において、1は分割コア、2は分割コア1のヨーク部、3は分割コア1のティース部、4は巻線部、5は絶縁部、6はスロット開口、7はフレームである。
本発明が従来技術と異なる点は以下のとおりである。
すなわち、フレーム7の内周形状が略多角形であり、この略多角形の辺の中心と分割コア1のティース部3の径方向中心線上に合わせるように配置し、焼き嵌めした。
ティース部3の径方向中心近傍の径方向応力が、その他のティース部分よりも大きくなるので、ステータコアの内径の寸法精度を確保できる。
なお、ここでフレーム7の内周形状を略多角形と定義したが、その頂点には面取りやフィレットがあってもよい。
本発明が従来技術と異なる点は以下のとおりである。
すなわち、フレーム7の内周形状が略多角形であり、この略多角形の辺の中心と分割コア1のティース部3の径方向中心線上に合わせるように配置し、焼き嵌めした。
ティース部3の径方向中心近傍の径方向応力が、その他のティース部分よりも大きくなるので、ステータコアの内径の寸法精度を確保できる。
なお、ここでフレーム7の内周形状を略多角形と定義したが、その頂点には面取りやフィレットがあってもよい。
図2は、本発明の第2の実施例を示す回転電動機のステータの平面断面図である。図2の符号は実施例1と同じであるため以後説明を省略する。
実施例1と異なる点は、ティース部の径方向中心線上において回転中心から偏位した位置を中心とした円形状に、前記ヨーク部の外周形状を形成したことである。このことにより、ティース部3の径方向中心近傍の径方向応力を、その他の部分よりも大きくできるので有効である。
実施例1と異なる点は、ティース部の径方向中心線上において回転中心から偏位した位置を中心とした円形状に、前記ヨーク部の外周形状を形成したことである。このことにより、ティース部3の径方向中心近傍の径方向応力を、その他の部分よりも大きくできるので有効である。
図3は、本発明の第3の実施例を示す回転電動機のステータの平面断面図である。図3において、8はフレーム7の内周部に設けた凸部である。他の符号は実施例1と同じであるため以後説明を省略する。
実施例1および2と異なる点は、フレーム7の内周部に凸部を設けティース部3の中心線上に位置させた点であり、従来技術と異なる点でもある。
本実施例でも、フレーム7の内周部に設けた凸部8をティース部3の径方向中心に位置させることにより、ティース部3の径方向応力をその他の部分よりも大きくできるので有効である。
実施例1および2と異なる点は、フレーム7の内周部に凸部を設けティース部3の中心線上に位置させた点であり、従来技術と異なる点でもある。
本実施例でも、フレーム7の内周部に設けた凸部8をティース部3の径方向中心に位置させることにより、ティース部3の径方向応力をその他の部分よりも大きくできるので有効である。
図4は、本発明の第4の実施例を示す回転電動機のステータの平面断面図である。図4において、9はステータコアの外周に配置した凸部である。他の符号は実施例1と同じであるため以後説明を省略する。
実施例1から3と異なる点は、ステータコアの外周部のティース部の径方向中心線上に凸部を設けた点であり、従来技術と異なる点でもある。
本実施例でも、ティース部3の中心近傍の径方向応力をその他の部分よりも大きくできるので有効である。
実施例1から3と異なる点は、ステータコアの外周部のティース部の径方向中心線上に凸部を設けた点であり、従来技術と異なる点でもある。
本実施例でも、ティース部3の中心近傍の径方向応力をその他の部分よりも大きくできるので有効である。
図5は、本発明の第5の実施例を示す回転電動機のステータの平面断面図である。図5において、10は挿入部材である。他の符号は実施例1と同じであるため以後説明を省略する。
実施例1から4と異なる点は、ステータコアの外周とフレーム7の内周の間のティース部3の径方向中心線上に挿入部材10を配置して焼き嵌めた点であり、従来技術と異なる点でもある。
本発明でも、ティース部3の中心近傍の径方向応力をその他の部分よりも大きくできるので有効である。ここで、挿入部材10の球状や棒状といった形状に左右されることなく、いずれの場合でも有効である。
実施例1から4と異なる点は、ステータコアの外周とフレーム7の内周の間のティース部3の径方向中心線上に挿入部材10を配置して焼き嵌めた点であり、従来技術と異なる点でもある。
本発明でも、ティース部3の中心近傍の径方向応力をその他の部分よりも大きくできるので有効である。ここで、挿入部材10の球状や棒状といった形状に左右されることなく、いずれの場合でも有効である。
図6は、本発明の第6の実施例を示す回転電動機の平面断面図である。図6において、11はロータ磁石、12はロータコア、13はシャフトである。他の符号は実施例1と同じであるため以後説明を省略する。
ロータ磁石11、ロータコア12およびシャフト13からなるロータと、実施例1から5に示すステータおよび図示していない軸受などを組み合わせ、回転電動機とした。
本発明の構成によれば、スロット開口6が衝突してティース端部が変形し、ステータコアの内周部の寸法精度が著しく低下し、コギングトルクが大幅に増大することが発生することはなく、低コギングトルクの回転電動機となる。
ロータ磁石11、ロータコア12およびシャフト13からなるロータと、実施例1から5に示すステータおよび図示していない軸受などを組み合わせ、回転電動機とした。
本発明の構成によれば、スロット開口6が衝突してティース端部が変形し、ステータコアの内周部の寸法精度が著しく低下し、コギングトルクが大幅に増大することが発生することはなく、低コギングトルクの回転電動機となる。
本発明の回転電動機のステータおよびそれを用いた回転電動機は、小型・高性能かつ低コギングトルクを実現できるので、産業用機器などの装置に適用できる。
1、101 分割コア
2、102 ヨーク部
3、103 ティース部
4、104 巻線部
5、105 絶縁部
7 フレーム
8 フレームの凸部
9 コアの凸部
10、110 挿入部材
106 環状フレーム
107 矩形状フレーム
108 ステータ
109 ロータ
11、111 ロータ磁石
12、112 ロータコア
13,113 シャフト
2、102 ヨーク部
3、103 ティース部
4、104 巻線部
5、105 絶縁部
7 フレーム
8 フレームの凸部
9 コアの凸部
10、110 挿入部材
106 環状フレーム
107 矩形状フレーム
108 ステータ
109 ロータ
11、111 ロータ磁石
12、112 ロータコア
13,113 シャフト
Claims (7)
- ヨーク部とティース部とを有する略T字型分割コアを所定個数環状に組み合わせて一体構造としたステータコア部に、フレームを焼き嵌めしてなる回転電動機のステータにおいて、
前記分割コア部の径方向応力が、前記ティース部の径方向中心線上において最大となることを特徴とする回転電動機のステータ。 - 前記フレームの内周形状が略多角形であり、前記略多角形の辺の中心を前記分割コアのティース部の径方向中心線上に合わせたことを特徴とする請求項1記載の回転電動機のステータ。
- 前記一体構造としたステータコア部において、ティース部の径方向中心線上において回転中心から偏位した位置を中心とした円形状に、前記ヨーク部の外周形状を形成したことを特徴とする請求項1記載の回転電動機のステータ。
- 前記フレームの内周に凸部を有し、前記凸部が前記分割コアのティース部の径方向中心線上に位置していることを特徴とする請求項1記載の回転電動機のステータ
- 前記一体構造としたステータコア部の外周に凸部を有し、前記凸部が前記分割コアのティース部の径方向中心線上に位置していることを特徴とする請求項1記載の回転電動機のステータ。
- 前記一体構造としたステータコア部の外周と前記フレームの内周の間の前記分割コアのティース部の径方向中心線上に、球体または棒状の挿入部材を挿入して焼き嵌めしたことを特徴とする請求項1記載の回転電動機のステータ。
- 請求項1から6のいずれかの項に記載の回転電動機のステータを備えたことを特徴とする回転電動機。
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