JP2006149071A - ステータ構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、輪状ステータのスロットのスロット外側直線部とスロット内側直線部を巻線と平行とすることにより、巻線巻回時のコントロール不能領域をなくし、整列巻きの歩留まりを向上することを目的とする。
【解決手段】本発明によるステータ構造は、輪状ステータ(1)のスロット(3)のスロット外側直線面(3a)とスロット内側直線面(3b)は、巻線ニードル(11)から出て巻回状態の巻線(10)に対して平行に形成されている構成である。
【選択図】図1
【解決手段】本発明によるステータ構造は、輪状ステータ(1)のスロット(3)のスロット外側直線面(3a)とスロット内側直線面(3b)は、巻線ニードル(11)から出て巻回状態の巻線(10)に対して平行に形成されている構成である。
【選択図】図1
Description
本発明は、ステータ構造に関し、特に、輪状ステータのスロットのスロット外側直線面及びスロット内側直線面を、巻線ニードルから出てくる巻線と平行とすることにより、巻線ニードルによる巻線巻回時のコントロール不能領域をなくし、各磁極に巻回する巻線の整列巻きを歩留まりよく行うための新規な改良に関する。
従来、用いられていたこの種のステータ構造としては、例えば、特許文献1に開示された図3及び図4の構成を開示することができる。
すなわち、図4において符号1で示されるものは輪状鉄芯よりなる輪状ステータであり、この輪状ステータ1には内方へ向けて所定間隔で突出する複数の磁極2が形成され、各磁極2間にはスロット3が形成されている。
すなわち、図4において符号1で示されるものは輪状鉄芯よりなる輪状ステータであり、この輪状ステータ1には内方へ向けて所定間隔で突出する複数の磁極2が形成され、各磁極2間にはスロット3が形成されている。
前記輪状ステータ1の両面には、図3で示されるように一対の輪状絶縁キャップ4が設けられ、各輪状絶縁キャップ4には、前記磁極2に対応した磁極形状部5及び前記スロット3に対応したスロット孔部6が形成されている。
前述の構成において、輪状ステータ1に対して巻線10を巻回する場合、図3で示されるように、巻線ニードル11を各スロット内に内側から挿入し、この巻線ニードル11を各輪状絶縁キャップ4の外面から磁極2の周囲に巻回させつつ内側から外側の間において往復させることにより、巻線10は各磁極2に巻回される。
従来のステータ構造は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。
すなわち、輪状ステータ1のスロット3の形状に対し、同一の形状を有するスロット孔部6が形成されているため、スロット孔部6の外側直線面6aと内側直線面6bとが、巻線ニードル11で巻回する時の巻線10の位置に沿っておらず、ハッチングで示すように巻線10に対するコントロール不能領域Aが形成されていた。
すなわち、輪状ステータ1のスロット3の形状に対し、同一の形状を有するスロット孔部6が形成されているため、スロット孔部6の外側直線面6aと内側直線面6bとが、巻線ニードル11で巻回する時の巻線10の位置に沿っておらず、ハッチングで示すように巻線10に対するコントロール不能領域Aが形成されていた。
このコントロール不能領域Aは、前記巻線10の位置と前記外側直線面6aと内側直線面6bとの差に相当するもので、巻線ニードル11の先端から案内されて出される巻線10が、このコントロール不能領域Aにおいて巻き乱れを起こすことがあり、整列巻きにおける大きい障害となっていた。
また、歩留まりの向上も困難であった。
また、歩留まりの向上も困難であった。
本発明によるステータ構造は、内方へ突出する複数の磁極により形成される複数のスロットを有する輪状ステータと、前記輪状ステータの両面に別体又は射出成形による一体成形によって設けられ前記磁極及びスロットの形状にならう磁極形状部及びスロット孔部を有する輪状絶縁キャップと、前記輪状絶縁キャップを介して前記各磁極に巻線ニードルによって巻回される巻線とを備え、前記スロットのスロット外側直線面及びスロット内側直線面は、前記巻線ニードルから出て巻回状態の巻線に対して平行に形成されている構成であり、また、前記スロット外側直線面とスロット内側直線面は互いに平行である構成であり、また、前記スロット外側直線面とスロット内側直線面は、前記輪状ステータの半径方向に対して直交している構成であり、また、前記スロット外側直線面の中央位置には、前記巻線ニードルを逃がすための逃げ部が形成されている構成である。
本発明によるステータ構造は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、輪状ステータのスロットのスロット外側直線面とスロット内側直線面とを、巻線ニードルから出て巻回している巻線に対して平行な状態としているため、このスロット外側直線面及びスロット内側直線面よりも、各々外側及び内側には巻線が巻回されることがなく、従来のような巻き乱れを生じることなく、整列巻きを行うことができる。
すなわち、輪状ステータのスロットのスロット外側直線面とスロット内側直線面とを、巻線ニードルから出て巻回している巻線に対して平行な状態としているため、このスロット外側直線面及びスロット内側直線面よりも、各々外側及び内側には巻線が巻回されることがなく、従来のような巻き乱れを生じることなく、整列巻きを行うことができる。
本発明は、輪状ステータのスロットのスロット外側直線面及びスロット内側直線面を、巻線ニードルから出てくる巻線と平行とすることにより、巻線ニードルによる巻線時のコントロール不能領域をなくし、各磁極に輪状絶縁キャップを介して巻回する巻線の整列巻きを歩留まりよく行うようにしたステータ構造を提供することを目的とする。
以下、図面と共に本発明によるステータ構造の好適な実施の形態について説明する。
尚、従来例と同一又は同等部分には同一符号を用いて説明する。
図2は本発明による輪状ステータ1を示す要部の平面図であり、この輪状ステータ1には所定角度間隔で内方へ向けて突出する複数の磁極2が形成され、各磁極2間にはスロット3が形成されている。
尚、従来例と同一又は同等部分には同一符号を用いて説明する。
図2は本発明による輪状ステータ1を示す要部の平面図であり、この輪状ステータ1には所定角度間隔で内方へ向けて突出する複数の磁極2が形成され、各磁極2間にはスロット3が形成されている。
前記各スロット3のスロット外側直線面3a及びスロット内側直線面3bは、前述の図4のスロット3の形状とは異なり、後述の巻線10を巻回する時の巻線ニードル11の先端から案内されて出る巻線10の位置に平行でかつ限りなく隙間を少なくして接近している形状に形成されている。尚、前記スロット外側直線面3aとスロット内側直線面3bは互いに平行で、かつ、輪状ステータ1の半径方向Rに対して直交するように構成されている。また、スロット外側直線面3aの中央位置には、外側へ向けて突出する凹状の逃げ部6Aが形成されている。また、この逃げ部6Aが有効となるように、輪状絶縁キャップ4の形状もこれにならって形成されている。
前記輪状ステータ1の両面には、図1で示されるように、この輪状ステータ1と同一形状で、前記磁極2に対応する磁極形状部5及び前記スロット3に対応するスロット孔部6を有する輪状絶縁キャップ4が設けられている。
前述の各輪状絶縁キャップ4は、別体として輪状ステータ1に設けた場合について述べているが、他の構成として、射出成形によって輪状ステータ1に対して輪状絶縁キャップ4を一体成形して用いることもできる。
従って、前述の構成において、輪状ステータ1に対して巻線10を巻回する場合、図1で示されるように、巻線ニードル11を各スロット3内に内側から挿入し、この巻線ニードル11を磁極2の周囲に巻回させつつ内側から外側の間において往復させることにより、巻線10は前記スロット外側直線面3a及びスロット内側直線面3bに対して極めて接近し、かつ、接触しない状態であると共に、かつ、隙間をかぎりなくなくす状態となるような状態で巻回される。尚、この巻線作業時、巻線ニードル11の先端の一部が逃げ部6A内に逃げて輪状ステータ1及び輪状絶縁キャップ4との接触を避ける状態で巻線が行われる。
この場合、設計上は、前述のような状態を前提としているため、実際の自動巻線機による巻線作業の場合、巻線10がスロット外側直線面3a及びスロット内側直線面3b(実際には、前記輪状絶縁キャップ4が薄く表面に形成されている)に対して接触することも、まれなケースとして発生するが、この場合、スロット外側直線面3a及びスロット内側直線面3bによって巻線10が案内され、整列巻きが円滑に行われる。
本発明は、レゾルバ等の回転検出器に限ることなく、モータ等にも適用可能である。
1 輪状ステータ
2 磁極
3 スロット
3a スロット外側直線面
3b スロット内側直線面
4 輪状絶縁キャップ
R 半径方向
5 磁極形状部
6 スロット孔部
10 巻線
11 巻線ニードル
2 磁極
3 スロット
3a スロット外側直線面
3b スロット内側直線面
4 輪状絶縁キャップ
R 半径方向
5 磁極形状部
6 スロット孔部
10 巻線
11 巻線ニードル
Claims (4)
- 内方へ突出する複数の磁極(2)により形成される複数のスロット(3)を有する輪状ステータ(1)と、前記輪状ステータ(1)の両面に別体又は射出成形による一体成形によって設けられ前記磁極(2)及びスロット(3)の形状にならう磁極形状部(5)及びスロット孔部(6)を有する輪状絶縁キャップ(4)と、前記輪状絶縁キャップ(4)を介して前記各磁極(2)に巻線ニードル(11)によって巻回される巻線(10)とを備え、
前記スロット(3)のスロット外側直線面(3a)及びスロット内側直線面(3b)は、前記巻線ニードル(11)から出て巻回状態の巻線(10)に対して平行に形成されていることを特徴とするステータ構造。 - 前記スロット外側直線面(3a)とスロット内側直線面(3b)は互いに平行であることを特徴とする請求項1記載のステータ構造。
- 前記スロット外側直線面(3a)とスロット内側直線面(3b)は、前記輪状ステータ(1)の半径方向(R)に対して直交していることを特徴とする請求項1又は2記載のステータ構造。
- 前記スロット外側直線面(3a)の中央位置には、前記巻線ニードル(11)を逃がすための逃げ部(6A)が形成されていることを特徴とする請求項1ないし3の何れかに記載のステータ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004335021A JP2006149071A (ja) | 2004-11-18 | 2004-11-18 | ステータ構造 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN112165188A (zh) * | 2020-09-30 | 2021-01-01 | 安徽美芝精密制造有限公司 | 定子冲片、定子铁芯、电机和压缩机 |
CN113544940A (zh) * | 2019-03-06 | 2021-10-22 | 西门子股份公司 | 用于电机的叠片铁芯 |
-
2004
- 2004-11-18 JP JP2004335021A patent/JP2006149071A/ja not_active Withdrawn
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CN113544940B (zh) * | 2019-03-06 | 2024-03-15 | 西门子股份公司 | 用于电机的叠片铁芯 |
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