JPH0538603Y2 - - Google Patents

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JPH0538603Y2
JPH0538603Y2 JP1984089649U JP8964984U JPH0538603Y2 JP H0538603 Y2 JPH0538603 Y2 JP H0538603Y2 JP 1984089649 U JP1984089649 U JP 1984089649U JP 8964984 U JP8964984 U JP 8964984U JP H0538603 Y2 JPH0538603 Y2 JP H0538603Y2
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gutter
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本考案はコンバイン又はハーベスタ搭載型の脱
穀機における選別装置に関する。
(ロ) 従来技術 従来、例えば、特開昭57−206309号公報に記載
されているように、脱穀機おいて扱室の受網から
漏下した被選別物は選別風路中に架設されていて
一番漏下選別体と二番選別部とを有する揺動選別
体で移送選別されるように構成されており、前記
一番漏下選別体からの漏下物は、単一平面からな
る一番流板を流下する間に、混入した藁屑を選別
風で吹き上げ穀粒は滑落させるという、所謂、流
板選別により選別される。
また、実公昭58−10423号公報に記載されてい
るように、選別風が一番流板の下端を通過し一番
流板の背面を通つて二番受樋上方を抜ける風路を
設け、一番流板の下端から落下する漏下物を上記
風路を流れる選別風により風選させるものも知ら
れている。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 前記特開昭57−206309号公報に記載されている
ものは、一番流板は一番漏下選別体から漏下した
被選別物が流下する間に、藁屑は選別風により吹
き分けて上昇させ、穀粒は転動又は滑落させて一
番受樋に流入させなければならないので、その傾
斜角が制限され、被選別物が濡れていると、被選
別物が滑落し難くなり、下方から流板に沿つて吹
き上げる選別風と釣合つて流下し難く、第3図に
示すように塊状になり、この塊状物が大きくなる
と一挙に一番受樋中に落入し、結局流板選別が充
分になされず選別性能が低下すると共に選別不良
になるものであつた。
前記実公昭58−10423号公報に記載されている
ものも、濡材においては上記と同様の欠点がある
と共に、特に乾材において一番流板の下端から落
下した穀粒及び一番螺旋で反発された穀粒が一番
流板の背面側の風路を通り二番受樋の方に移行し
てしまい、選別効率が悪くなる欠点があつた。
更に、上記いづれの従来技術においても、第4
図に示すように、特に濡材において、一番螺旋に
反発された穀粒等が一番螺旋回りの一番受樋上に
付着堆積し、作業終了後も機内に残り実質的な穀
粒損失となつたり、堆積が進んで高くなり上方の
選別風を乱して選別不良となつたりする欠点があ
つた。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本考案は上記従来の欠点を一掃すべく、扱室の
下方に設けた送風フアンにより選別風が扱室の下
方から一番受樋及び二番受樋上を吹き抜ける選別
風路を構成し、該選別風路に一番受樋上に臨む一
番漏下選別体と二番受樋上に臨む二番選別部とを
備えた揺動選別体を架設し、前記一番受樋の下手
側を後方斜め上方に向け延設し、一番漏下選別体
の下方で一番受樋の上記下手側延出部の上方に漏
下物を一番受樋に流下させながら風選する一番流
板を揺動選別体に取付けて設けた脱穀機におい
て、前記一番流板の中途部に変曲部を設け、該変
曲部から下側部分をその上側部分及び前記一番受
樋の下手側延出部より急傾斜となるように形成
し、上記一番受樋の上手側頂部を選別風が前記一
番流板の変曲部及び下側部分にも吹き付けるよう
に低くすると共に、前記一番流板の下側部分を下
方に延出し、その下端を一番螺旋に接近させて一
番螺旋と一番受樋との間に臨ませたものである。
(ホ) 作用 扱室の受網から漏下した被選別物は揺動選別体
上に落下し移送選別され、一番漏下選別体からの
漏下物は落下中に風選を受けて軽い藁屑が排除さ
れ、比重が穀粒より小さいが比較的大なる切り藁
及び一番漏下選別体の先端から落下したもの等は
穀粒と共に一番流板上に落下して流板選別を受け
る。
そして、送風フアンから吹き出されて一番受樋
の上手側頂部上を経た選別風は一番流板の前記変
曲部及び下側部分にも吹き付けるので、被選別物
が濡れていて一番流板上で塊状となつたまま流下
してもこれが一番流板の上側部分から下側部分に
移行するときに急傾斜の下側部分に沿つて吹き上
げる選別風により吹き散らして風選することとな
り、それにより塊状物であつても良く分散し藁屑
が分離して吹き上げ分離され、穀粒は変曲部より
下側の急傾斜部分を急速に滑落して一番受樋に流
入する。
しかも、一番流板の下側部分は一番受樋の下手
側延出部より急傾斜に形成し、その下端を一番螺
旋に接近させて一番螺旋と一番受樋との間に臨ま
せたから、一番螺旋で反発して一番螺旋回りの一
番受樋部分に付着堆積しようとする漏下物を、上
記下側部分の下端前面で受け止め、その揺動運動
により一番螺旋に押し返し一番螺旋に確実に掻き
込ませる。
(ヘ) 実施例 本考案の一実施例を図面について説明すると、
1は扱室2に扱胴軸により軸支した扱胴であつ
て、受網3は扱胴1の下方から扱口と反対側に亘
つて張設してあり、送風フアン5と吸引型の排塵
フアン6とにより構成される選別風路に架設した
揺動選別体7は、前記受網3の直下に臨む移送流
板8、その終端に延設して一番受樋9上に臨ませ
た一番漏下選別体10、一番流板11の上端に延
設した波型基板13a及び二番受樋12上に臨む
ストローラツクからなる二番選別部13…等から
なる下選別経路と、扱室2の終端に設けた送塵口
14の直下から前記一番漏下選別体10上に臨む
波型無孔の移送板15及びその終端に延設されて
いて側面視で前記送塵フアン6に指向させたスト
ローラツク16等からなる上選別経路とで構成し
てあり、扱室2の排稈口17の後部には四番漏斗
18及びその後部にある排塵選別室19の天板1
9a上に亘る排藁搬送チエン20が配設してあ
る。
そして、前記揺動選別体7には一番流板11が
取付られており、この一番流板11は下部寄りの
中途で下方へ向けて折曲してその変曲部11aか
ら下側部分11cをその上側部分11b及び前記
一番受樋9の下手側延出部9bより急傾斜となる
ように形成すると共に、下側部分11cを下方に
延出し、その下端が一番螺旋21に近接し一番螺
旋21と一番受樋9との間に臨むように構成され
ている。また、一番受樋9の上手側頂部9aは一
番螺旋21の頂部よりやや低くしてある。
なお、図面中22は一番漏下選別体10の下部
に設けた風向板、23,24は揺動選別体7を支
持した揺動アームであつて、揺動アーム24の支
軸に突設したアーム25は一番螺旋軸と一体なク
ランクアーム26にロツド27を介して連動連結
してある。
前述の脱穀機をコンバインの機台上に搭載した
場合、前処理装置により刈取搬送された穀稈が挟
扼レールとフイードチエン28の始端に継送され
ると、穂部側は供給口29から扱室2に送入され
て脱穀処理され、該扱室2内で発生した脱穀物中
の穀粒と小さな藁屑は受網3から下選別経路の移
送流板8に漏下して一番漏下選別体10に移行
し、ここで篩選別及び主選別風による風選を受
け、一番漏下選別体10から漏下した漏下物及び
一番漏下選別体10の先端か落下したものは一番
流板11上を流下する間に流板選別を施されてか
ら穀粒は一番受樋9に流入し、流入した穀粒は一
番螺旋21により機外に搬出されてから揚穀筒に
より穀粒タンクに投入される。また、一番漏下選
別体10を漏下せず移送板13a移行されたもの
は二番選別部13に到り更に風選及び篩選別さ
れ、二番物は側部に設けた二番還元スロワ30に
より扱室2と側壁との間に形成した還元通路に投
擲されて前記移送流板8上に還元される。
また、送塵口14から排出された送塵物は移送
板15により比重選別されながらストローラツク
16に移送され、次いで、ストローラツク16に
より排塵フアン6の吸入口6aと対向する部位に
向けて揺動移送されながら篩選別と風選を受け、
漏下物は下方の二番選別部13上の被選別物に合
流し、藁屑は排塵フアン6により機外へ吸引排出
される。
上記において、前記一番漏下選別体10から漏
下した被選別物を一番流板11により流板選別す
る際、被選別物が乾燥している場合は変曲部11
aより上側部分11bで通常の流板選別が行なわ
れ、変曲部11aを通過した穀粒は一番受樋9へ
向けて急速に流下する。
一方、前記一番漏下選別体10から漏下した被
選別物が濡れていると、それが一番流板11上で
塊状になり易いが、送風フアン5からの主選別風
は一番受樋9の上手側頂部9aを経て変曲部11
aより上方は元より変曲部11a及びその下方の
下側部分11cにも吹き付け下側部分11cに沿
つて急上昇する上向き風が生じ、上側部分11b
から流下し変曲部11aを越えた被選別物に対し
て上記上向き選別風が吹き抜け、被選別物が塊状
となつていてもこれを吹き分け風選し、藁屑は吹
き上げられて二番受樋12上に移行し、穀粒は下
側部分11cに沿つて急速に一番受樋9に流入す
る。
また、濡材において一番螺旋21で反発された
穀粒等が一番受樋9の下手側に付着堆積せんとす
るが、一番流板11の下側部分11cは一番受樋
9の下手側部分9bより急傾斜に形成され、しか
もその下端が一番螺旋21に接近して一番螺旋2
1と一番受樋9との間に臨ませてあるから、下側
部分11cの下端部はその前面で上記付着堆積せ
んとする穀粒を受け止め、その揺動運動により一
番螺旋21側に押し込み、一番螺旋21により確
実に移送する。また、一番螺旋21で反発された
穀粒が一番流板11の背面に入り込むことも殆ど
ない。
(ト) 考案の効果 本考案は、前述のように扱室2の下方に設けた
送風フアン5により選別風が扱室2の下方から一
番受樋9及び二番受樋12上を吹き抜ける選別風
路を構成し、該選別風路に一番受樋9上に臨む一
番漏下選別体10と二番受樋12上に臨む二番選
別部13とを備えた揺動選別体7を架設し、前記
一番受樋9の下手側を後方斜め上方に向け延設
し、一番漏下選別体10の下方で一番受樋9の上
記下手側延出部9bの上方に漏下物を一番受樋9
に流下させながら風選する一番流板11を揺動選
別体に取付けて設けた脱穀機において、前記一番
流板11の中途に変曲部11aを設け、該変曲部
11aから下側部分11cをその上側部分11b
及び前記一番受樋9の下手側延出部9bより急傾
斜となるように形成し、上記一番受樋9の上手側
頂部9aを選別風が前記一番流板11の変曲部1
1a及び下側部分11cにも吹き付けるように低
くすると共に、前記一番流板11の下側部分11
cを下方に延出し、その下端を一番螺旋21に接
近させて一番螺旋21と一番受樋9との間に臨ま
せたので、揺動選別体7の一番漏下選別体10か
らの漏下物が濡れていて一番流板上に堆積して塊
状になり易い状態であつても、一番受樋9の上手
側頂部9aが低くなつていてその上部を吹き抜け
る選別風は、一番流板11の変曲部11a及び下
側部分11cにも吹き付けるから、一番流板11
の上側部分11bを流下した漏下物が塊状になつ
ていてもこれを下側部分11cに沿つて急上昇す
る選別風により吹き散らして良く分散風選し、藁
屑と穀粒が塊状となつてそのまま一番受樋9に落
入して選別性能が低下し選別不良になることを確
実に防止することができる。
また、濡材において一番螺旋21で反発された
穀粒等が一番受樋9の下手側に付着堆積せんとす
るが、一番流板11の下側部分11cは一番受樋
9の下手側部分9bより急傾斜に形成されしかも
下端が一番螺旋21と一番受樋9との間に臨ませ
てあるから、上記付着堆積せんとする穀粒を下側
部分11c下端部の前面でその揺動運動により一
番螺旋21側に押し込み、穀粒は一番螺旋21に
より確実に移送される。従つて、穀粒が一番螺旋
21回りに付着堆積し上方の選別風を乱して選別
不良となつたり、作業終了後も機内にそのまま残
り穀粒損失となることを防止できる。
しかも、一番螺旋21で反発された穀粒や落下
中の穀粒が一番流板11の背面に入り込むことが
殆どなく、これが機内残粒となつたり、二番受樋
12側に移行して選別効率が悪くなつたりするこ
とがない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図は脱穀機の縦断面図、第2図は要部の縦断
面図、第3図及び第4図は従来例の断面図であ
る。 1……扱胴、3……受網、7……揺動選別体、
9……一番受樋、9a……上手側頂部、9b……
下手側延出部、10……一番漏下選別体、11…
…一番流板、11a……変曲部、11b……上側
部分、11c……下側部分、12……二番受樋、
21……一番螺旋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 扱室2の下方に設けた送風フアン5により選別
    風が扱室2の下方から一番受樋9及び二番受樋1
    2上を吹き抜ける選別風路を構成し、該選別風路
    に一番受樋9上に臨む一番漏下選別体10と二番
    受樋12上に臨む二番選別部13とを備えた揺動
    選別体7を架設し、前記一番受樋9の下手側を後
    方斜め上方に向け延設し、一番漏下選別体10の
    下方で一番受樋9の上記下手側延出部9bの上方
    に漏下物を一番受樋9に流下させながら風選する
    一番流板11を揺動選別体に取付けて設けた脱穀
    機において、前記一番流板11の中途部に変曲部
    11aを設け、該変曲部11aから下側部分11
    cをその上側部分11b及び前記一番受樋9の下
    手側延出部9bより急傾斜となるように形成し、
    上記一番受樋9の上手側頂部9aを選別風が前記
    一番流板11の変曲部11a及び下側部分11c
    にも吹き付けるように低くすると共に、前記一番
    流板11の下側部分11cを下方に延出し、その
    下端を一番螺旋21に接近させて一番螺旋21と
    一番受樋9との間に臨ませたことを特徴とする脱
    穀機における選別装置。
JP8964984U 1984-06-15 1984-06-15 脱穀機における選別装置 Granted JPS614545U (ja)

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JP8964984U JPS614545U (ja) 1984-06-15 1984-06-15 脱穀機における選別装置

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JPS614545U JPS614545U (ja) 1986-01-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4544402B2 (ja) * 2004-03-31 2010-09-15 井関農機株式会社 脱穀装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5810423U (ja) * 1981-07-10 1983-01-22 富士通株式会社 感光板位置合せ装置

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JPS5810423U (ja) * 1981-07-10 1983-01-22 富士通株式会社 感光板位置合せ装置

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JPS614545U (ja) 1986-01-11

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