JPH0538012U - 高 欄 - Google Patents

高 欄

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JPH0538012U
JPH0538012U JP9216691U JP9216691U JPH0538012U JP H0538012 U JPH0538012 U JP H0538012U JP 9216691 U JP9216691 U JP 9216691U JP 9216691 U JP9216691 U JP 9216691U JP H0538012 U JPH0538012 U JP H0538012U
Authority
JP
Japan
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bottom rail
nut
rail
screw
holding groove
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Pending
Application number
JP9216691U
Other languages
English (en)
Inventor
賢二 遠藤
幸一 立仙
Original Assignee
日本軽金属株式会社
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Publication date
Application filed by 日本軽金属株式会社 filed Critical 日本軽金属株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ナットをボトムレールの内部に下方から挿入
する必要がなく、ボトムレールの取付作業が簡単且つ容
易で作業性を向上させると共に、ナットが回転せず大き
な締結力を得ることができるようにする。 【構成】 支柱1に取付けられるボトムレールシート1
5にナット8を回転を防止して収納保持するナット保持
溝16を設け、ボトムレール2の端部をボトムレールシ
ート15上に設置し、ボトムレール2およびボトムレー
ルシート15に設けたねじ取付用孔6、7にねじ5を上
方から挿入してナット保持溝16内のナット8にねじ込
み、ボトムレール2をボトムレールシート15に締結固
定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は歩道橋、橋梁等に架設される高欄に係り、特に支柱に対するボトムレ ールの取付構造の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、道路、橋梁等に設置される従来の高欄は、適宜間隔で立設された支柱 間にトップレールとボトムレールを掛け渡し、両レール間にバラスターを取り付 けたものであった(例:特公昭58−47047号、実公昭59−326号等) 。ボトムレールの支柱に対する取付構造としては断面形状がL字型のボトムレー ルシートを介してボトムレールを支柱に取り付けたものが最も一般的である(実 開昭59−134625号公報等)。図3はこのようなボトムレールの取付構造 を示す従来例で、1は支柱、2はボトムレール、3は支柱1の側面にボルト4お よびナットによって締結固定されたボトムレールシートである。ボトムレール2 は、断面形状がC字状(またはコ字状)で下面および長手方向両端面が開放する アルミニウム合金等の押し出し形材によって形成され、端部が前記ボトムレール シート3に上方から嵌合設置され、止めねじ5をボトムレール2およびボトムレ ールシート3の端部上面に設けたねじ取付用孔6、7に上方から挿通し、ナット 8、ワッシャ9およびスプリングワッシャ10を手に載せてボトムレール2の内 部に下方から挿入してナット8をねじ5のねじ取付用孔7の下方に突出する突出 端部にワッシャ9およびスプリングワッシャ10を介して螺合することにより、 ボトムレール2の端部をボトムレールシート3に締結固定している。ボトムレー ルシート3はアルミニウム合金等の押し出し形材によってL字状に形成され、そ の垂直部3Aが前記支柱1に固定され、水平部3Bがボトムレール2の固定部を 形成している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記したように従来の高欄におけるボトムレール取付構造にあっては、ボトム レール2をボトムレールシート3に締結固定する際、ナット8、ワッシャ9およ びスプリングワッシャ10を片方の指先に載せてボトムレール2の内部に下方か ら差込んでねじ5の先端に当てがい、ねじ5をナット8にねじ込むものであった 。しかしながら、このような締結作業は、ボトムレール2の内部が見えず、また 高欄によってはボトムレール2と橋桁との間隔が狭く、その上レール内部は狭く て手を差込み難く、ともするとナット8、ワッシャ9、スプリングワッシャ10 が指先から落下したりするため、著しく作業性が悪いという問題があった。また 、ねじ5の締付け作業時にナット8をしっかり保持していてもねじ5を強く締め 付けると、ナット8も一体的に回転してしまうため、大きな締結力を得難く、振 動等によってナット8が緩んだり脱落するという問題もあった。
【0004】 したがって、本考案は上記したような従来の問題点に鑑みてなされたもので、 その目的とするところは、ナットをボトムレールの内部に下方から挿入する必要 がなく、ボトムレールの取付作業が簡単且つ容易で作業性を向上させると共に、 ナットが回転せず大きな締結力を得ることができるようにした高欄を提供するこ とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を達成するため、適宜間隔をおいて立設された支柱に対し、 トップレールおよびボトムレールを上下水平に架設した高欄において、前記支柱 に取付けられるボトムレールにナットを回転を防止して収納保持するナット保持 溝を設け、前記ボトムレールの端部を前記ボトムレールシート上に設置し、前記 ボトムレールに設けたねじ取付用孔に上方から挿入され前記ナット保持溝内のナ ットにねじ込まれる締結手段により前記ボトムレールをボトムレールシートに締 結固定するようにしたものである。
【0006】
【作用】
本考案において、ボトムレールシートのナット保持溝はボトムレールが設置さ れる前にナットを収納保持する。ナットはナット保持溝によって回転を防止され ており、大きな締結力による締結を可能にする。
【0007】
【実施例】
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案に係る高欄の一実施例を示す要部の断面図、図2は同高欄の要部 正面図である。なお、図中図3と同一構成部材のものに対しては同一符号を以て 示す。これらの図において、11は橋桁で、この橋桁11の両側に支柱1が適宜 間隔をおいて複数個立設されている。支柱1、1間にはトップレール12とボト ムレール2が上下に略平行に対向するよう架設されている。また、トップレール 12とボトムレール2間にはバラスター13が適宜間隔をおいて複数個設けられ ており、これら部材によって高欄を形成している。トップレール12はアルミニ ウム合金、ステンレス等からなる断面形状が中空長方形の押し出し形材からなり 、その下面が支柱1の上面に配設されたトッププレート(図示せず)にねじ止め 固定されている。
【0008】 前記支柱1の側面下端部にはボトムレール2に対応してボトムレールシート1 5が配設されている。このボトムレールシート15はアルミニウム合金等からな るL字状の押し出し形材で形成されることにより、支柱1にボルト4およびナッ トによって固定される垂直な基部15Aと、基部15Aと略直交しボトムレール 2の端部が固定されるレール固定部15Bとを一体に有し、またレール固定部1 5Bの先端寄りにはボトムレール2のねじ取付用孔6に対応して貫通形成された ねじ取付用孔7と、ナット8を収納保持するナット保持溝16が設けられている 。レール固定部15Bはボトムレール2の組立上および組立後を考慮して若干下 方に傾斜(橋桁の傾斜角度によって異なる)しており、ボトムレール2との間に 隙間が設定される。ナット保持溝16は、レール固定部15Bの下面側に、該固 定部15Bの幅方向(ボトムレール2の長手方向と直交する方向)に長く延在す るよう対設された左右一対の鉤形(L字形)突起17A、17Bによって形成さ れ、溝底面の中央に前記ねじ取付用孔7が開口している。ナット保持溝16をシ ート固定部15Bの幅方向に形成した理由は、ボトムレールシート15の押し出 し成形加工を可能にするためで、鋳物製の場合はレール固定部15Bの長手方向 に形成されるものであってもよい。前記ナット8は四角形、六角形等のナットか らなり、ボトムレール2をレール固定部15B上に設置する前に前記ナット保持 溝16にレール固定部15Bの側方から回転を防止されて摺動自在に挿入され、 ねじ取付用孔7と一致する位置に保持される。
【0009】 ボトムレール2の取付けに際しては、ボトムレール2の端部をボトムレールシ ート15のレール固定部15Bに上方から嵌合設置し、しかる後締結手段として のねじ5にワッシャ9およびスプリングワッシャ10を嵌着してねじ5をねじ取 付用孔6、7に挿入してナット8にねじ込むことで、ボトムレール2の端部をレ ール固定部15Bに締結固定することができる。この場合、ねじ5を締め付けて もナット8はナット保持溝16によって回転を防止されているので、強く締め付 けることができ、大きな締結力を得ることができる。また、ナット保持溝16に よってナット8を保持しているので、手でナット8を保持している必要がなく、 ボトムレール2の締結作業が簡単且つ容易である。さらに、ねじ5を強く締め付 けると、ボトムレール2の支柱側端からねじ取付用孔6までの部分はレール固定 部15Bとの隙間により下方に弾性変形され、ボトムレール2とレール固定部1 5Bとは密着される。
【0010】 なお、バラスター13は、トップレール12およびボトムレール2を支柱1に 取り付けた後、これらレールにトラスタッピングネジ20等によって固定される 。
【0011】
【考案の効果】
以上説明したように本考案に係る高欄は、支柱に取付けられるボトムレールシ ートにナットを収納保持するナット保持溝を設けたので、予めナットをナット保 持溝に収納しておくことができる。この結果、わざわざナットを手で持ってボト ムレールの内部に下方から差し込む必要がなく、締結手段によるボトムレールの 締結作業が簡単且つ容易で現場での作業性を大幅に向上させることができ、また ナットはナット保持溝によって回転を防止されているので、大きな締結力が得ら れ、振動等によってナットが緩んだり脱落するのを防止し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る高欄の一実施例を示す要部の断面
図である。
【図2】同高欄の要部正面図である。
【図3】従来のボトムレールの取付構造を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1 支柱 2 ボトムレール 3 ボトムレールシート 5 ねじ 6、7 ねじ取付用孔 8 ナット 11 橋桁 12 トップレール 15 ボトムレールシート 16 ナット保持溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適宜間隔をおいて立設された支柱に対
    し、トップレールおよびボトムレールを上下水平に架設
    した高欄において、前記支柱に取付けられるボトムレー
    ルにナットを回転を防止して収納保持するナット保持溝
    を設け、前記ボトムレールの端部を前記ボトムレールシ
    ート上に設置し、前記ボトムレールに設けたねじ取付用
    孔に上方から挿入され前記ナット保持溝内のナットにね
    じ込まれる締結手段により前記ボトムレールをボトムレ
    ールシートに締結固定したことを特徴とする高欄。
JP9216691U 1991-10-16 1991-10-16 高 欄 Pending JPH0538012U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9216691U JPH0538012U (ja) 1991-10-16 1991-10-16 高 欄

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9216691U JPH0538012U (ja) 1991-10-16 1991-10-16 高 欄

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0538012U true JPH0538012U (ja) 1993-05-21

Family

ID=14046850

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9216691U Pending JPH0538012U (ja) 1991-10-16 1991-10-16 高 欄

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JP (1) JPH0538012U (ja)

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