JP2544548Y2 - 建設現場の囲い等に用いられるパネルの取付装置 - Google Patents
建設現場の囲い等に用いられるパネルの取付装置Info
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- JP2544548Y2 JP2544548Y2 JP1992077388U JP7738892U JP2544548Y2 JP 2544548 Y2 JP2544548 Y2 JP 2544548Y2 JP 1992077388 U JP1992077388 U JP 1992077388U JP 7738892 U JP7738892 U JP 7738892U JP 2544548 Y2 JP2544548 Y2 JP 2544548Y2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、建設現場の囲い等に
用いられるパネルの取付装置に関するものである。
用いられるパネルの取付装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建設現場の囲い等に用いられるパ
ネルとしては、所要の強度を確保するために、リブ付き
鋼板を使用していた。そして、このパネルを、建設現場
に設置された囲い骨組み材すなわちパネル取付け用支柱
およびこれに渡された横桟等よりなる支持部材に固定す
るには、各パネルの所要高さに貫通孔をあけ、作業者の
一人がパネルの裏側より貫通孔にフックの雄ねじ部を通
し、作業者の他の一人がパネルの表側においてパネルよ
り突出した雄ねじ部の部分にナットをねじ嵌めて、該フ
ックをパネル裏面に固定し、かつこのフックを上記横桟
等のパネル支持部材に掛け止めていた。
ネルとしては、所要の強度を確保するために、リブ付き
鋼板を使用していた。そして、このパネルを、建設現場
に設置された囲い骨組み材すなわちパネル取付け用支柱
およびこれに渡された横桟等よりなる支持部材に固定す
るには、各パネルの所要高さに貫通孔をあけ、作業者の
一人がパネルの裏側より貫通孔にフックの雄ねじ部を通
し、作業者の他の一人がパネルの表側においてパネルよ
り突出した雄ねじ部の部分にナットをねじ嵌めて、該フ
ックをパネル裏面に固定し、かつこのフックを上記横桟
等のパネル支持部材に掛け止めていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来法によれば、パネルの取付け作業を、パネルの
表裏両側から2人の作業者によって行なう必要があり、
これでは能率的でないし、またパネルの貫通孔を正確な
位置にあける作業が非常に面倒で、手間がかゝり、しか
も取付け後、パネルの外側面にフックの雄ねじ部および
ナットが現われて見えるため、外観が非常に劣るという
問題があった。
うな従来法によれば、パネルの取付け作業を、パネルの
表裏両側から2人の作業者によって行なう必要があり、
これでは能率的でないし、またパネルの貫通孔を正確な
位置にあける作業が非常に面倒で、手間がかゝり、しか
も取付け後、パネルの外側面にフックの雄ねじ部および
ナットが現われて見えるため、外観が非常に劣るという
問題があった。
【0004】また従来のリブ付き鋼板は、その外側面が
フラットでないため、これに絵や文字を書いたりあるい
は壁紙を張ったりすることはできず、通常はリブ付き鋼
板よりなるパネルの外側面を防食を兼ねて塗装する程度
で、建設現場の囲い等のイメージを向上することが難し
いという問題があった。
フラットでないため、これに絵や文字を書いたりあるい
は壁紙を張ったりすることはできず、通常はリブ付き鋼
板よりなるパネルの外側面を防食を兼ねて塗装する程度
で、建設現場の囲い等のイメージを向上することが難し
いという問題があった。
【0005】また従来、ベランダ、バルコニーの目隠
し、防風用のプレートの取付具として、取付桟を挿入す
る嵌合孔を一端中央に設けて逆U型取付体を形成し、そ
の両側外周にねじ部を刻設して締付け用ナットを螺合す
るとともにその閉止端部には嵌合溝を設けたプレートに
嵌合する嵌合突起を一体成形してなるプレート取付具が
提案された(例えば実開昭60−159197号公報参
照)。
し、防風用のプレートの取付具として、取付桟を挿入す
る嵌合孔を一端中央に設けて逆U型取付体を形成し、そ
の両側外周にねじ部を刻設して締付け用ナットを螺合す
るとともにその閉止端部には嵌合溝を設けたプレートに
嵌合する嵌合突起を一体成形してなるプレート取付具が
提案された(例えば実開昭60−159197号公報参
照)。
【0006】しかしながら、この従来の取付具は、取付
桟挿入用嵌合孔を有する逆U型取付体の両側外周にねじ
部を刻設しかつ閉止端部にプレートの嵌合溝に嵌合する
嵌合突起を設けるなど、その構造が複雑であり、製作が
非常に面倒であるという問題があった。
桟挿入用嵌合孔を有する逆U型取付体の両側外周にねじ
部を刻設しかつ閉止端部にプレートの嵌合溝に嵌合する
嵌合突起を設けるなど、その構造が複雑であり、製作が
非常に面倒であるという問題があった。
【0007】この考案の目的は、上記の従来技術の問題
を解決し、パネルの取付け作業をパネルの片側より作業
者が1人で非常に簡単に行なうことができ、パネルの取
付工数がかゝらず、能率的であるうえに、取付け後、パ
ネルの外側面にボルトおよびナットが露出せず、外観が
非常にきれいであり、しかもパネルの強度が充分に大き
く、かつパネルの外側面がフラットで、これに絵や文字
を書いたり、壁紙を張ったりすることができ、建設現場
の囲い等のイメージ・アップを図ることができ、またフ
ラットな外側面を種々の用途に利用することができるう
えに、コストが安くつく、建設現場の囲い等に用いられ
るパネルの取付装置を提供しようとするにある。
を解決し、パネルの取付け作業をパネルの片側より作業
者が1人で非常に簡単に行なうことができ、パネルの取
付工数がかゝらず、能率的であるうえに、取付け後、パ
ネルの外側面にボルトおよびナットが露出せず、外観が
非常にきれいであり、しかもパネルの強度が充分に大き
く、かつパネルの外側面がフラットで、これに絵や文字
を書いたり、壁紙を張ったりすることができ、建設現場
の囲い等のイメージ・アップを図ることができ、またフ
ラットな外側面を種々の用途に利用することができるう
えに、コストが安くつく、建設現場の囲い等に用いられ
るパネルの取付装置を提供しようとするにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この考案は、上記の目的
を達成するために、建設現場の囲い骨組み材等の水平な
横桟に対してパネルが並列状に配置され、該パネルが押
出形材製でかつ平坦な外側面を有するとともに、内側面
にボルト頭部挿入用内部拡大溝が押出方向に設けられて
いる建設現場の囲い等に用いられるパネルの取付装置に
おいて、各パネルの内側面に設けられたボルト頭部挿入
用内部拡大溝に、上下一対で1組のボルトの頭部が嵌め
入れられ、上下に所定間隔おきに設置された横桟に対し
て、略Ω形を有する止め金具の略半円形の屈曲部が嵌め
被せられ、これの上下両側の平坦部のボルト孔に、上記
パネルの内部拡大溝に頭部が嵌め入れられているパネル
固定用ボルトの雄ねじ部が挿通されて、該ボルト先端部
にナットがねじ嵌められて締め付けられることにより、
各パネルが、ボルト、ナットおよび止め金具を介して横
桟に取り付けられている、建設現場の囲い等に用いられ
るパネルの取付装置を要旨としている。
を達成するために、建設現場の囲い骨組み材等の水平な
横桟に対してパネルが並列状に配置され、該パネルが押
出形材製でかつ平坦な外側面を有するとともに、内側面
にボルト頭部挿入用内部拡大溝が押出方向に設けられて
いる建設現場の囲い等に用いられるパネルの取付装置に
おいて、各パネルの内側面に設けられたボルト頭部挿入
用内部拡大溝に、上下一対で1組のボルトの頭部が嵌め
入れられ、上下に所定間隔おきに設置された横桟に対し
て、略Ω形を有する止め金具の略半円形の屈曲部が嵌め
被せられ、これの上下両側の平坦部のボルト孔に、上記
パネルの内部拡大溝に頭部が嵌め入れられているパネル
固定用ボルトの雄ねじ部が挿通されて、該ボルト先端部
にナットがねじ嵌められて締め付けられることにより、
各パネルが、ボルト、ナットおよび止め金具を介して横
桟に取り付けられている、建設現場の囲い等に用いられ
るパネルの取付装置を要旨としている。
【0009】
【作用】上記パネルの取付装置において、建設現場の囲
い等を構成するパネルが、例えばアルミニウム押出形材
製であって、これの内側面に設けられたボルト頭部挿入
用内部拡大溝にパネル固定用ボルトの頭部が嵌め入れら
れ、該ボルトの先端部が、例えばナットおよび止め金具
等を介して横桟等の支持部材に止められる。従って、パ
ネルの取付け作業をパネルの片側(裏側)より作業者が
1人で簡単に行なうことができ、パネルの取付工数がか
ゝらず、能率的である。
い等を構成するパネルが、例えばアルミニウム押出形材
製であって、これの内側面に設けられたボルト頭部挿入
用内部拡大溝にパネル固定用ボルトの頭部が嵌め入れら
れ、該ボルトの先端部が、例えばナットおよび止め金具
等を介して横桟等の支持部材に止められる。従って、パ
ネルの取付け作業をパネルの片側(裏側)より作業者が
1人で簡単に行なうことができ、パネルの取付工数がか
ゝらず、能率的である。
【0010】また、パネルの裏側において、パネルの内
側面の内部拡大溝にボルトの頭部が嵌め入れられるた
め、取付け後、パネルの外側面にボルトおよびナットが
露出せず、外観が非常にきれいである。
側面の内部拡大溝にボルトの頭部が嵌め入れられるた
め、取付け後、パネルの外側面にボルトおよびナットが
露出せず、外観が非常にきれいである。
【0011】しかもパネルは、その内側面に長手方向に
設けられた内部拡大溝によって補強されるため、パネル
は充分な強度を有している。
設けられた内部拡大溝によって補強されるため、パネル
は充分な強度を有している。
【0012】またアルミニウム押出形材製パネルの外側
面がフラットであるため、これに絵や文字を書いたり、
壁紙を張ったりすることができ、建設現場の囲い等のイ
メージ・アップを図ることができるし、フラットな外側
面を種々の用途に利用することも可能である。
面がフラットであるため、これに絵や文字を書いたり、
壁紙を張ったりすることができ、建設現場の囲い等のイ
メージ・アップを図ることができるし、フラットな外側
面を種々の用途に利用することも可能である。
【0013】また、各パネルが、ボルト、ナットおよび
止め金具を介して横桟に取り付けられ、かつ止め金具が
略Ω形の簡単な形状を有するものであるため、コストが
非常に安くつくものである。
止め金具を介して横桟に取り付けられ、かつ止め金具が
略Ω形の簡単な形状を有するものであるため、コストが
非常に安くつくものである。
【0014】
【実施例】つぎに、この考案の実施例を図面に基づいて
説明する。
説明する。
【0015】なお、この実施例は、この考案によるパネ
ルの取付装置を、建設現場の囲いに適用した場合を示す
ものである。
ルの取付装置を、建設現場の囲いに適用した場合を示す
ものである。
【0016】図面において、建設現場の囲いを構成する
ために、所要数のパネル(1) が並列状に配置されてい
る。各パネル(1) は、平坦な外側面(1a)を有する大型の
アルミニウム中空押出形材製であって、これの内部に隔
壁(3) を介して多数の中空部(2) が形成されている。そ
して、このパネル(1) の囲い内側面(1b)に、ボルト頭部
挿入用内部拡大溝(4) がパネル(1) の押出方向にかつ並
列状に設けられている。また、各パネル(1) の左右両側
縁部には、凹凸嵌合部(8)(9)が設けられている。
ために、所要数のパネル(1) が並列状に配置されてい
る。各パネル(1) は、平坦な外側面(1a)を有する大型の
アルミニウム中空押出形材製であって、これの内部に隔
壁(3) を介して多数の中空部(2) が形成されている。そ
して、このパネル(1) の囲い内側面(1b)に、ボルト頭部
挿入用内部拡大溝(4) がパネル(1) の押出方向にかつ並
列状に設けられている。また、各パネル(1) の左右両側
縁部には、凹凸嵌合部(8)(9)が設けられている。
【0017】このパネル(1) は、建設現場に設置された
パネル取付け用支柱(10)およびこれに連結金具を介して
渡された横桟(11)よりなる囲い骨組み材(支持部材)
に、パネル固定用ボルト(5) 、ナット(6) 、および止め
金具(7) を介してつぎのようにして取り付けられてい
る。
パネル取付け用支柱(10)およびこれに連結金具を介して
渡された横桟(11)よりなる囲い骨組み材(支持部材)
に、パネル固定用ボルト(5) 、ナット(6) 、および止め
金具(7) を介してつぎのようにして取り付けられてい
る。
【0018】すなわち、囲い骨組み材の水平な横桟(11)
に対してパネル(1) が並列状に配置され、隣接パネル
(1)(1)の左右接続縁部の凹凸嵌合部(8)(9)同士が互いに
嵌め合わせられて、両パネル(1)(1)の前後のずれが防止
されている。
に対してパネル(1) が並列状に配置され、隣接パネル
(1)(1)の左右接続縁部の凹凸嵌合部(8)(9)同士が互いに
嵌め合わせられて、両パネル(1)(1)の前後のずれが防止
されている。
【0019】そして、各パネル(1) の内側面(1b)に設け
られたボルト頭部挿入用内部拡大溝(4) に上下一対で1
組のボルト(5) の頭部(5a)が、それぞれ内部拡大溝(4)
の上端部より嵌め入れられる。
られたボルト頭部挿入用内部拡大溝(4) に上下一対で1
組のボルト(5) の頭部(5a)が、それぞれ内部拡大溝(4)
の上端部より嵌め入れられる。
【0020】止め金具(7) は、横桟(11)に嵌め被せられ
る側面よりみて略半円形の屈曲部(7a)と、これの両端に
連なりかつボルト孔を有する平坦部(7b)(7b)とで構成さ
れていて、略Ω形を有している。
る側面よりみて略半円形の屈曲部(7a)と、これの両端に
連なりかつボルト孔を有する平坦部(7b)(7b)とで構成さ
れていて、略Ω形を有している。
【0021】上下に所定間隔おきに設置された横桟(11)
に対して各止め金具(7) の略半円形の屈曲部(7a)が嵌め
被せられ、これの上下両側の平坦部(7b)(7b)のボルト孔
に、上記パネル(1) の内部拡大溝(4) に頭部(5a)が嵌め
入れられているボルト(5) の雄ねじ部が挿通されて、そ
れぞれ平坦部(7b)を囲いの内側の方に越えたボルト先端
部(5b)にナット(6) がねじ嵌められて締め付けられるこ
とにより、各ボルト(5) の頭部(5a)とナット(6) とによ
ってパネル(1) の内部拡大溝(4) の開口両側縁部が挟み
付けられ、結局、各パネル(1) が、ボルト(5) 、ナット
(6) および止め金具(7) を介して横桟(11)にしっかりと
取り付けられるものである。
に対して各止め金具(7) の略半円形の屈曲部(7a)が嵌め
被せられ、これの上下両側の平坦部(7b)(7b)のボルト孔
に、上記パネル(1) の内部拡大溝(4) に頭部(5a)が嵌め
入れられているボルト(5) の雄ねじ部が挿通されて、そ
れぞれ平坦部(7b)を囲いの内側の方に越えたボルト先端
部(5b)にナット(6) がねじ嵌められて締め付けられるこ
とにより、各ボルト(5) の頭部(5a)とナット(6) とによ
ってパネル(1) の内部拡大溝(4) の開口両側縁部が挟み
付けられ、結局、各パネル(1) が、ボルト(5) 、ナット
(6) および止め金具(7) を介して横桟(11)にしっかりと
取り付けられるものである。
【0022】このようなパネル(1) の取付け作業は、パ
ネル(1) の片側(裏側)より作業者が1人で簡単に行な
うことができ、従ってパネル(1) の取付工数がかゝら
ず、能率的である。また、パネル(1) の内側面(裏面)
(1b)の内部拡大溝(4) にボルト(5) の頭部(5a)が嵌め入
れられているため、取付け後、パネル(1) の平坦な外側
面(1a)にボルト(5) やナット(6) が露出するようなこと
がなく、外観が非常にきれいである。
ネル(1) の片側(裏側)より作業者が1人で簡単に行な
うことができ、従ってパネル(1) の取付工数がかゝら
ず、能率的である。また、パネル(1) の内側面(裏面)
(1b)の内部拡大溝(4) にボルト(5) の頭部(5a)が嵌め入
れられているため、取付け後、パネル(1) の平坦な外側
面(1a)にボルト(5) やナット(6) が露出するようなこと
がなく、外観が非常にきれいである。
【0023】また、パネル(1) は大型のアルミニウム中
空押出形材製であるとともに、パネル(1) の内側面(1b)
にボルト頭部挿入用内部拡大溝(4) が長手方向に設けら
れていて、補強されているため、パネル(1) 自体の強度
は非常に大きいものである。
空押出形材製であるとともに、パネル(1) の内側面(1b)
にボルト頭部挿入用内部拡大溝(4) が長手方向に設けら
れていて、補強されているため、パネル(1) 自体の強度
は非常に大きいものである。
【0024】また、アルミニウム中空押出形材製パネル
(1) の外側面(1a)はフラットであるため、これに絵や文
字を書いたり、壁紙を張ったりすることができ、建設現
場の囲いのイメージ・アップを図ることができるし、フ
ラットな外側面(1a)を種々の用途に利用することも可能
である。
(1) の外側面(1a)はフラットであるため、これに絵や文
字を書いたり、壁紙を張ったりすることができ、建設現
場の囲いのイメージ・アップを図ることができるし、フ
ラットな外側面(1a)を種々の用途に利用することも可能
である。
【0025】なお、上記実施例においては、パネル(1)
が、ボルト(5) およびナット(6) 、並びに止め金具(7)
を介して横桟(11)に固定されており、また止め金具(7)
として、横桟(11)に嵌め被せられる側面よりみて略半円
形の屈曲部(7a)と、これの両端に連なる平坦部(7b)(7b)
とよりなる側面よりみて略Ω形のものが用いられている
が、これに限らず、止め金具(7) は、その他の形状を有
するものであっても良いし、あるいはまた、このような
止め金具(7) を用いることなく、ボルト(5) の雄ねじ部
を、横桟(11)側に所定間隔おきにあけたボルト挿通孔
(図示略)に貫通状に挿通して、その外端部にナット
(6) をねじ被せることにより、パネル(1) を直接に横桟
(11)に固定するようにしても、勿論良い。
が、ボルト(5) およびナット(6) 、並びに止め金具(7)
を介して横桟(11)に固定されており、また止め金具(7)
として、横桟(11)に嵌め被せられる側面よりみて略半円
形の屈曲部(7a)と、これの両端に連なる平坦部(7b)(7b)
とよりなる側面よりみて略Ω形のものが用いられている
が、これに限らず、止め金具(7) は、その他の形状を有
するものであっても良いし、あるいはまた、このような
止め金具(7) を用いることなく、ボルト(5) の雄ねじ部
を、横桟(11)側に所定間隔おきにあけたボルト挿通孔
(図示略)に貫通状に挿通して、その外端部にナット
(6) をねじ被せることにより、パネル(1) を直接に横桟
(11)に固定するようにしても、勿論良い。
【0026】
【考案の効果】この考案は、上述のように、建設現場の
囲い骨組み材等の水平な横桟に対してパネルが並列状に
配置され、該パネルが押出形材製でかつ平坦な外側面を
有する とともに、内側面にボルト頭部挿入用内部拡大溝
が押出方向に設けられている建設現場の囲い等に用いら
れるパネルの取付装置において、各パネルの内側面に設
けられたボルト頭部挿入用内部拡大溝に、上下一対で1
組のボルトの頭部が嵌め入れられ、上下に所定間隔おき
に設置された横桟に対して、略Ω形を有する止め金具の
略半円形の屈曲部が嵌め被せられ、これの上下両側の平
坦部のボルト孔に、上記パネルの内部拡大溝に頭部が嵌
め入れられているパネル固定用ボルトの雄ねじ部が挿通
されて、該ボルト先端部にナットがねじ嵌められて締め
付けられることにより、各パネルが、ボルト、ナットお
よび止め金具を介して横桟に取り付けられているもの
で、この考案によれば、パネルの取付け作業をパネルの
片側より作業者が1人で非常に簡単に行なうことがで
き、パネルの取付工数がかゝらず、能率的である。
囲い骨組み材等の水平な横桟に対してパネルが並列状に
配置され、該パネルが押出形材製でかつ平坦な外側面を
有する とともに、内側面にボルト頭部挿入用内部拡大溝
が押出方向に設けられている建設現場の囲い等に用いら
れるパネルの取付装置において、各パネルの内側面に設
けられたボルト頭部挿入用内部拡大溝に、上下一対で1
組のボルトの頭部が嵌め入れられ、上下に所定間隔おき
に設置された横桟に対して、略Ω形を有する止め金具の
略半円形の屈曲部が嵌め被せられ、これの上下両側の平
坦部のボルト孔に、上記パネルの内部拡大溝に頭部が嵌
め入れられているパネル固定用ボルトの雄ねじ部が挿通
されて、該ボルト先端部にナットがねじ嵌められて締め
付けられることにより、各パネルが、ボルト、ナットお
よび止め金具を介して横桟に取り付けられているもの
で、この考案によれば、パネルの取付け作業をパネルの
片側より作業者が1人で非常に簡単に行なうことがで
き、パネルの取付工数がかゝらず、能率的である。
【0027】そのうえ、取付け後、パネルの外側面にボ
ルトおよびナットが露出せず、外観が非常にきれいであ
る。
ルトおよびナットが露出せず、外観が非常にきれいであ
る。
【0028】しかもパネルの強度が充分に大きく、かつ
パネルの外側面がフラットで、これに絵や文字を書いた
り、壁紙を張ったりすることができ、建設現場の囲い等
のイメージ・アップを図ることができ、またフラットな
外側面を種々の用途に利用することができて、非常に便
利である。
パネルの外側面がフラットで、これに絵や文字を書いた
り、壁紙を張ったりすることができ、建設現場の囲い等
のイメージ・アップを図ることができ、またフラットな
外側面を種々の用途に利用することができて、非常に便
利である。
【0029】さらに、各パネルが、ボルト、ナットおよ
び止め金具を介して横桟に取り付けられ、かつ止め金具
が略Ω形の簡単な形状を有するものであるため、コスト
が非常に安くつくという効果を奏する。
び止め金具を介して横桟に取り付けられ、かつ止め金具
が略Ω形の簡単な形状を有するものであるため、コスト
が非常に安くつくという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すパネルの取付け状態の要
部拡大水平断面図である。
部拡大水平断面図である。
【図2】同要部拡大垂直断面図である。
【図3】本考案によりパネルを取り付けた建設現場の囲
いの概略部分斜視図である。
いの概略部分斜視図である。
1 パネル 1a 平坦な外側面 1b 内側面 4 ボルト頭部挿入用内部拡大溝 5 パネル固定用ボルト 5a 頭部 5b 先端部 6 ナット 7 止め金具7a 略半円形の屈曲部 7b 平坦部 10 パネル取付け用支柱 11 横桟(支持部材)
Claims (1)
- 【請求項1】 建設現場の囲い骨組み材等の水平な横桟
(11)に対してパネル(1) が並列状に配置され、該パネル
(1) が押出形材製でかつ平坦な外側面(1a)を有するとと
もに、内側面(1b)にボルト頭部挿入用内部拡大溝(4) が
押出方向に設けられている建設現場の囲い等に用いられ
るパネル(1) の取付装置において、各パネル(1) の内側
面(1b)に設けられたボルト頭部挿入用内部拡大溝(4)
に、上下一対で1組のボルト(5) の頭部(5a)が嵌め入れ
られ、上下に所定間隔おきに設置された横桟(11)に対し
て、略Ω形を有する止め金具(7) の略半円形の屈曲部(7
a)が嵌め被せられ、これの上下両側の平坦部(7b)(7b)の
ボルト孔に、上記パネル(1) の内部拡大溝(4) に頭部(5
a)が嵌め入れられているパネル固定用ボルト(5) の雄ね
じ部が挿通されて、該ボルト先端部(5b)にナット(6) が
ねじ嵌められて締め付けられることにより、各パネル
(1) が、ボルト(5) 、ナット(6) および止め金具(7) を
介して横桟(11)に取り付けられている、建設現場の囲い
等に用いられるパネルの取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992077388U JP2544548Y2 (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | 建設現場の囲い等に用いられるパネルの取付装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992077388U JP2544548Y2 (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | 建設現場の囲い等に用いられるパネルの取付装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0643171U JPH0643171U (ja) | 1994-06-07 |
JP2544548Y2 true JP2544548Y2 (ja) | 1997-08-20 |
Family
ID=13632512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992077388U Expired - Lifetime JP2544548Y2 (ja) | 1992-11-10 | 1992-11-10 | 建設現場の囲い等に用いられるパネルの取付装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2544548Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6412230B2 (ja) * | 2017-08-18 | 2018-10-24 | 晃輝 平山 | 防音機能付仮設足場部材及び仮設足場構造 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60159197U (ja) * | 1984-03-31 | 1985-10-23 | ダイコ−化学工業株式会社 | プレ−ト用取付具 |
JPH049815Y2 (ja) * | 1986-02-26 | 1992-03-11 |
-
1992
- 1992-11-10 JP JP1992077388U patent/JP2544548Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0643171U (ja) | 1994-06-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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