JP2729358B2 - フック付きパネル - Google Patents
フック付きパネルInfo
- Publication number
- JP2729358B2 JP2729358B2 JP28938994A JP28938994A JP2729358B2 JP 2729358 B2 JP2729358 B2 JP 2729358B2 JP 28938994 A JP28938994 A JP 28938994A JP 28938994 A JP28938994 A JP 28938994A JP 2729358 B2 JP2729358 B2 JP 2729358B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- hook
- hook mounting
- insertion hole
- hooks
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Fencing (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建設現場の囲い等に
用いられるフック付きパネルに関する。
用いられるフック付きパネルに関する。
【0002】
【従来の技術】所要数のフック付きパネル、所定間隔置
きに設けられた支柱および上下に所定間隔をおいて支柱
に渡し止められた水平支持部材を備え、フックが水平支
持部材に掛け止められることにより、パネルが水平支持
部材に取り付けられている建設現場の囲いは、従来より
知られているが、従来のフック付きパネルは、波形の亜
鉛鋼板製パネルの所要高さに貫通孔をあけ、作業者の一
人がパネルの内側より貫通孔にフックのおねじ部を通
し、作業者の他の一人がパネルの外側においてパネルよ
り突出したおねじ部にナットをねじ嵌めて、フックをパ
ネルに固定するものであった。
きに設けられた支柱および上下に所定間隔をおいて支柱
に渡し止められた水平支持部材を備え、フックが水平支
持部材に掛け止められることにより、パネルが水平支持
部材に取り付けられている建設現場の囲いは、従来より
知られているが、従来のフック付きパネルは、波形の亜
鉛鋼板製パネルの所要高さに貫通孔をあけ、作業者の一
人がパネルの内側より貫通孔にフックのおねじ部を通
し、作業者の他の一人がパネルの外側においてパネルよ
り突出したおねじ部にナットをねじ嵌めて、フックをパ
ネルに固定するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のフック付き
パネルでは、2人の作業者によってフックをパネルに固
定する必要があるため、能率が悪く、また、パネルの貫
通孔を正確な位置にあける作業が面倒でしかもフック取
付け位置の上下調整ができず、さらに、パネル取付け
後、パネルの表面にフックのおねじ部およびナットが露
出し、美観を損ねるという問題があった。さらに、従来
の波形亜鉛鋼板製パネルでは、表面が平坦でないため
に、塗装がしにくいという問題もあった。
パネルでは、2人の作業者によってフックをパネルに固
定する必要があるため、能率が悪く、また、パネルの貫
通孔を正確な位置にあける作業が面倒でしかもフック取
付け位置の上下調整ができず、さらに、パネル取付け
後、パネルの表面にフックのおねじ部およびナットが露
出し、美観を損ねるという問題があった。さらに、従来
の波形亜鉛鋼板製パネルでは、表面が平坦でないため
に、塗装がしにくいという問題もあった。
【0004】この発明の目的は、パネルへのフック取付
けが1人の作業者によって行うことができ、また、パネ
ルに貫通孔をあける作業が不要でかつフックの取付け位
置の上下調整が可能で、さらに、パネル取付け後、パネ
ルの表面にフックのおねじ部およびナットが露出して美
観を損ねることがなく、しかも、パネルの表面が平坦で
塗装がしやすいフック付きパネルを提供することにあ
る。
けが1人の作業者によって行うことができ、また、パネ
ルに貫通孔をあける作業が不要でかつフックの取付け位
置の上下調整が可能で、さらに、パネル取付け後、パネ
ルの表面にフックのおねじ部およびナットが露出して美
観を損ねることがなく、しかも、パネルの表面が平坦で
塗装がしやすいフック付きパネルを提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明によるフック付
きパネルは、平坦な表面を有しかつ裏面に押出方向にの
びるリブが少なくとも1つ設けられている押出形材製パ
ネルと、リブを両側から挟む一対のフック取付け用金具
を介してパネルに取り付けられたおねじ部付きフックと
よりなり、一方のフック取付け用金具は、リブの一側に
対向する基端部と、これに連なってパネルに直角な方向
にのびかつボルト挿通孔があけられた連結用壁部と、連
結用壁部に連なってこれに直角な方向にのびかつフック
おねじ部挿通孔があけられたフック取付け用壁部とを有
し、他方のフック取付け用金具は、リブの他側に対向す
る基端部と、これに連なってパネルに直角な方向にのび
かつ一方のフック取付け用金具のボルト挿通孔に対向す
るボルト挿通孔があけられた連結用壁部とを有し、リブ
の両側に、押出方向にのびる少なくとも1つの凸条また
は凹溝が設けられ、これに嵌め合わされる凹溝または凸
条が、各フック取付け用金具の基端部に設けられてお
り、フック取付け用壁部のフックおねじ部挿通孔に挿通
されたおねじ部にフック固定用ナットがねじ合わされて
フックが一方のフック取付け用金具に固定され、両連結
用壁部のボルト挿通孔に挿通された金具連結用ボルトに
金具連結用ナットがねじ合わされて両フック取付け用金
具がリブに固定されているものである。
きパネルは、平坦な表面を有しかつ裏面に押出方向にの
びるリブが少なくとも1つ設けられている押出形材製パ
ネルと、リブを両側から挟む一対のフック取付け用金具
を介してパネルに取り付けられたおねじ部付きフックと
よりなり、一方のフック取付け用金具は、リブの一側に
対向する基端部と、これに連なってパネルに直角な方向
にのびかつボルト挿通孔があけられた連結用壁部と、連
結用壁部に連なってこれに直角な方向にのびかつフック
おねじ部挿通孔があけられたフック取付け用壁部とを有
し、他方のフック取付け用金具は、リブの他側に対向す
る基端部と、これに連なってパネルに直角な方向にのび
かつ一方のフック取付け用金具のボルト挿通孔に対向す
るボルト挿通孔があけられた連結用壁部とを有し、リブ
の両側に、押出方向にのびる少なくとも1つの凸条また
は凹溝が設けられ、これに嵌め合わされる凹溝または凸
条が、各フック取付け用金具の基端部に設けられてお
り、フック取付け用壁部のフックおねじ部挿通孔に挿通
されたおねじ部にフック固定用ナットがねじ合わされて
フックが一方のフック取付け用金具に固定され、両連結
用壁部のボルト挿通孔に挿通された金具連結用ボルトに
金具連結用ナットがねじ合わされて両フック取付け用金
具がリブに固定されているものである。
【0006】
【作用】この発明によるフック付きパネルによると、パ
ネルへのフック取付作業は、パネルの裏側より作業者が
1人で行うことができるし、パネル取付け後、パネルの
表面にフックのおねじ部およびフック固定用ナット等が
露出することがない。
ネルへのフック取付作業は、パネルの裏側より作業者が
1人で行うことができるし、パネル取付け後、パネルの
表面にフックのおねじ部およびフック固定用ナット等が
露出することがない。
【0007】また、金具連結用ボルトまたはナットをゆ
るめることにより、両フック取付け用金具をリブに沿っ
て上下移動させることができる。このさい両フック取付
け用金具は前後に移動することはない。
るめることにより、両フック取付け用金具をリブに沿っ
て上下移動させることができる。このさい両フック取付
け用金具は前後に移動することはない。
【0008】しかも、パネルは平坦な表面を有するか
ら、塗装がしやすく、パネルの裏面にリブが設けられて
いるから、パネルは十分な強度を有している。
ら、塗装がしやすく、パネルの裏面にリブが設けられて
いるから、パネルは十分な強度を有している。
【0009】
【実施例】この発明の実施例を、以下図面を参照して説
明する。
明する。
【0010】この明細書において、左右は図3の左右を
いい、前後については、図3の下を前、上を後というも
のとする。
いい、前後については、図3の下を前、上を後というも
のとする。
【0011】図1は、建設現場の囲いであり、所要数の
フック(4) 付きパネル(1) と、所定間隔置きに設けられ
た支柱(2) と、上下に所定間隔をおいて支柱(2) に渡し
止められた水平支持部材(3) とを備えている。フック
(4) 付きパネル(1) は、図2および図3に詳しく示され
ており、アルミニウム押出形材製大型パネル(1) と、各
パネル(1) を水平支持部材(3) に固定する所要数のおね
じ部(4a)付きフック(4)と、各おねじ部(4a)付きフック
(4) をパネル(1) に固定するフック取付け用第1および
第2金具(11)(12)とを備えている。
フック(4) 付きパネル(1) と、所定間隔置きに設けられ
た支柱(2) と、上下に所定間隔をおいて支柱(2) に渡し
止められた水平支持部材(3) とを備えている。フック
(4) 付きパネル(1) は、図2および図3に詳しく示され
ており、アルミニウム押出形材製大型パネル(1) と、各
パネル(1) を水平支持部材(3) に固定する所要数のおね
じ部(4a)付きフック(4)と、各おねじ部(4a)付きフック
(4) をパネル(1) に固定するフック取付け用第1および
第2金具(11)(12)とを備えている。
【0012】パネル(1) は表面(1b)が平坦な板状であ
り、パネル(1) の裏面(1a)には、前方突出状の左右両縁
部(9) と、左右両縁部(9) に平行な複数の垂直リブ(5)
が設けられている。左右両縁部(9) および垂直リブ(5)
は、パネル(1) に対して直角でかつパネル(1) の上下全
長にわたって設けられている。垂直リブ(5) の左右両側
面には、3つの横断面鋸歯状の凸条(6)(7)がパネル(1)
の上下全長にわたって設けられている。垂直リブ(5) の
前縁には、これに直角な金具抜け止め部(8) が設けられ
ている。左右両縁部(9) およびこれの前縁に設けられた
金具抜け止め部(10)は、上記垂直リブ(5) および金具抜
け止め部(8) を垂直に2等分した形状とされており、2
枚のパネル(1) が連結されたさいには、垂直リブ(5) お
よびこれの前縁に設けられた金具抜け止め部(7) と同一
形状となる。
り、パネル(1) の裏面(1a)には、前方突出状の左右両縁
部(9) と、左右両縁部(9) に平行な複数の垂直リブ(5)
が設けられている。左右両縁部(9) および垂直リブ(5)
は、パネル(1) に対して直角でかつパネル(1) の上下全
長にわたって設けられている。垂直リブ(5) の左右両側
面には、3つの横断面鋸歯状の凸条(6)(7)がパネル(1)
の上下全長にわたって設けられている。垂直リブ(5) の
前縁には、これに直角な金具抜け止め部(8) が設けられ
ている。左右両縁部(9) およびこれの前縁に設けられた
金具抜け止め部(10)は、上記垂直リブ(5) および金具抜
け止め部(8) を垂直に2等分した形状とされており、2
枚のパネル(1) が連結されたさいには、垂直リブ(5) お
よびこれの前縁に設けられた金具抜け止め部(7) と同一
形状となる。
【0013】フック取付け用第1および第2金具(11)(1
2)は、いずれも横断面略L形のアルミニウム押出形材製
であり、パネル(1) の垂直リブ(5) を両側から挟んでい
る。
2)は、いずれも横断面略L形のアルミニウム押出形材製
であり、パネル(1) の垂直リブ(5) を両側から挟んでい
る。
【0014】フック取付け用第1金具(11)は、パネル
(1) に直角な連結用壁部(13)と、連結用壁部(13)の後縁
に右方突出縁(15)を介して設けられかつ垂直リブ(5) の
左側に対向する基端部(17)と、連結用壁部(13)の前縁よ
り連結用壁部(13)と直角右方向にのびるフック取付け用
壁部(19)とよりなる。基端部(17)の右側面には、垂直リ
ブ(5) の左側面の3つの凸条(6) に対応する3つの凹溝
(21)が設けられている。
(1) に直角な連結用壁部(13)と、連結用壁部(13)の後縁
に右方突出縁(15)を介して設けられかつ垂直リブ(5) の
左側に対向する基端部(17)と、連結用壁部(13)の前縁よ
り連結用壁部(13)と直角右方向にのびるフック取付け用
壁部(19)とよりなる。基端部(17)の右側面には、垂直リ
ブ(5) の左側面の3つの凸条(6) に対応する3つの凹溝
(21)が設けられている。
【0015】フック取付け用第2金具(12)は、パネルに
直角な連結用壁部(14)と、連結用壁部(14)の後縁に左方
突出縁(16)を介して設けられかつ垂直リブ(5) の右側に
対向する基端部(18)と、連結用壁部(14)の前縁より連結
用壁部(14)と直角左方向にのびる補強壁(20)とよりな
る。基端部(18)の左側面には、垂直リブ(5) の右側面の
3つの凸条(7) に対応する3つの凹溝(22)が設けられて
いる。
直角な連結用壁部(14)と、連結用壁部(14)の後縁に左方
突出縁(16)を介して設けられかつ垂直リブ(5) の右側に
対向する基端部(18)と、連結用壁部(14)の前縁より連結
用壁部(14)と直角左方向にのびる補強壁(20)とよりな
る。基端部(18)の左側面には、垂直リブ(5) の右側面の
3つの凸条(7) に対応する3つの凹溝(22)が設けられて
いる。
【0016】フック取付け用第1金具(11)のフック取付
け用壁部(19)には、フック(4) のおねじ部(4a)が挿通さ
れるおねじ部挿通孔(23)が設けられており、おねじ部挿
通孔(23)に挿通されたおねじ部(4a)にナット(24)がねじ
合わされることにより、フック(4) がフック取付け用壁
部(19)に取り付けられている。
け用壁部(19)には、フック(4) のおねじ部(4a)が挿通さ
れるおねじ部挿通孔(23)が設けられており、おねじ部挿
通孔(23)に挿通されたおねじ部(4a)にナット(24)がねじ
合わされることにより、フック(4) がフック取付け用壁
部(19)に取り付けられている。
【0017】フック取付け用第1金具(11)の連結用壁部
(13)は、フック取付け用第2金具(12)の連結用壁部(14)
よりも前後方向の長さが長く、したがって、第1金具(1
1)のフック取付け用壁部(19)と第2金具(12)の補強壁(2
0)との間には、フック(4) のおねじ部(4a)とナット(24)
が納められる隙間が形成されている。
(13)は、フック取付け用第2金具(12)の連結用壁部(14)
よりも前後方向の長さが長く、したがって、第1金具(1
1)のフック取付け用壁部(19)と第2金具(12)の補強壁(2
0)との間には、フック(4) のおねじ部(4a)とナット(24)
が納められる隙間が形成されている。
【0018】フック取付け用第1および第2金具(11)(1
2)の連結用壁部(13)(14)には、ボルト挿通孔(25)(26)が
それぞれ設けられており、第2金具(12)の連結用壁部(1
4)のボルト挿通孔(26)を貫通して第1金具(11)の連結用
壁部(13)のボルト挿通孔(25)に挿通されたボルト(27)に
ナット(28)が嵌め合わされることにより、両金具(11)(1
2)の連結用壁部(13)(14)同士が連結されている。したが
って、ボルト(27)またはナット(28)を締め付けることに
より、両金具(11)(12)の間隔が狭まって凸条(6)(7)と凹
溝(21)(22)とが嵌め合わされて、両金具(11)(12)が垂直
リブ(5) にしっかりと取り付けられ、この状態からボル
ト(27)またはナット(28)をゆるめることにより、両金具
(11)(12)を垂直リブ(5) に沿って上下移動させることが
できる。この状態で両金具(11)(12)は前後には移動でき
ないから、複数のフック(4) がパネル(1) から同じ距離
だけ離れて取り付けられることになり、フック(4) の前
後位置精度が向上する。
2)の連結用壁部(13)(14)には、ボルト挿通孔(25)(26)が
それぞれ設けられており、第2金具(12)の連結用壁部(1
4)のボルト挿通孔(26)を貫通して第1金具(11)の連結用
壁部(13)のボルト挿通孔(25)に挿通されたボルト(27)に
ナット(28)が嵌め合わされることにより、両金具(11)(1
2)の連結用壁部(13)(14)同士が連結されている。したが
って、ボルト(27)またはナット(28)を締め付けることに
より、両金具(11)(12)の間隔が狭まって凸条(6)(7)と凹
溝(21)(22)とが嵌め合わされて、両金具(11)(12)が垂直
リブ(5) にしっかりと取り付けられ、この状態からボル
ト(27)またはナット(28)をゆるめることにより、両金具
(11)(12)を垂直リブ(5) に沿って上下移動させることが
できる。この状態で両金具(11)(12)は前後には移動でき
ないから、複数のフック(4) がパネル(1) から同じ距離
だけ離れて取り付けられることになり、フック(4) の前
後位置精度が向上する。
【0019】第2金具(12)の補強壁(20)の左縁には、第
1金具(11)の連結用壁部(13)に当接する突出縁部(20a)
が設けられており、これにより、ボルト(27)・ナット(2
8)締付け時に両連結用壁部(13)(14)の変形が大きくなり
過ぎないようにされかつボルト(27)・ナット(28)の締付
け過ぎが防止されている。
1金具(11)の連結用壁部(13)に当接する突出縁部(20a)
が設けられており、これにより、ボルト(27)・ナット(2
8)締付け時に両連結用壁部(13)(14)の変形が大きくなり
過ぎないようにされかつボルト(27)・ナット(28)の締付
け過ぎが防止されている。
【0020】上記フック(4) 付きパネル(1) を備えた囲
いを組み立てるには、次のようにする。
いを組み立てるには、次のようにする。
【0021】まず、第1金具(11)のフック取付け用壁部
(19)のおねじ部挿通孔(23)にフック(4) のおねじ部(4a)
を挿通してこれにナット(24)をねじ嵌めて、フック(4)
を第1金具(11)に固定する。次いで、第1および第2金
具(11)(12)の各基端部(17)(18)により垂直リブ(5) を挟
み、両金具(11)(12)の連結用壁部(13)(14)同士をボルト
(27)およびナット(28)により連結する。次いで、両金具
(11)(12)を垂直リブ(5) に沿って移動させてフック(4)
を水平支持部材(3) に掛け止める。最後に、両金具(11)
(12)が上下に動かないようにボルト(27)またはナット(2
8)をきつく締め付ける。同様の作業を繰り返すことによ
り、各パネル(1) が、所要数のフック(4) およびフック
取付け用金具(11)(12)を介して水平支持部材(3) にしっ
かりと取り付けられる。
(19)のおねじ部挿通孔(23)にフック(4) のおねじ部(4a)
を挿通してこれにナット(24)をねじ嵌めて、フック(4)
を第1金具(11)に固定する。次いで、第1および第2金
具(11)(12)の各基端部(17)(18)により垂直リブ(5) を挟
み、両金具(11)(12)の連結用壁部(13)(14)同士をボルト
(27)およびナット(28)により連結する。次いで、両金具
(11)(12)を垂直リブ(5) に沿って移動させてフック(4)
を水平支持部材(3) に掛け止める。最後に、両金具(11)
(12)が上下に動かないようにボルト(27)またはナット(2
8)をきつく締め付ける。同様の作業を繰り返すことによ
り、各パネル(1) が、所要数のフック(4) およびフック
取付け用金具(11)(12)を介して水平支持部材(3) にしっ
かりと取り付けられる。
【0022】上記において、パネル(1) へのフック(4)
取付作業は、パネル(1) の裏側より作業者が1人で簡単
に行うことができ、したがってパネル(1) の取付工数が
かからず、能率的である。また、フック取付け用金具(1
1)(12)がパネル(1) の裏面(1a)に設けられた垂直リブ
(5) に取り付けられているので、取付け後、パネル(1)
の表面(1b)にフック(4) のおねじ部(4a)やフック固定用
ナット(24)が露出することなく、外観が非常にきれいで
ある。
取付作業は、パネル(1) の裏側より作業者が1人で簡単
に行うことができ、したがってパネル(1) の取付工数が
かからず、能率的である。また、フック取付け用金具(1
1)(12)がパネル(1) の裏面(1a)に設けられた垂直リブ
(5) に取り付けられているので、取付け後、パネル(1)
の表面(1b)にフック(4) のおねじ部(4a)やフック固定用
ナット(24)が露出することなく、外観が非常にきれいで
ある。
【0023】また、パネル(1) は大型のアルミニウム押
出形材製であるとともに、パネル(1) の裏面(1a)に設け
られた複数の垂直リブ(5) により補強されているため、
パネル(1) 自体の強度は非常に大きいものである。
出形材製であるとともに、パネル(1) の裏面(1a)に設け
られた複数の垂直リブ(5) により補強されているため、
パネル(1) 自体の強度は非常に大きいものである。
【0024】また、パネル(1) の表面(1b)は、平坦であ
るため、表面(1b)に塗装を施しやすく、絵や文字も書き
やすいため、建設現場の囲いのイメージアップを図るこ
とができる。
るため、表面(1b)に塗装を施しやすく、絵や文字も書き
やすいため、建設現場の囲いのイメージアップを図るこ
とができる。
【0025】なお、パネル(1) の左右両縁部(9) および
これの前縁に設けられた金具抜け止め部(10)は、2枚の
パネル(1) が連結されたさいには、垂直リブ(5) および
これの前縁に設けられた金具抜け止め部(7) と同一形状
となるから、同一の金具(11)(12)を使用して2つのパネ
ル(1) を連結するとともに、フック(4) を介して両パネ
ル(1) を水平支持部材(3) に固定することができる。こ
のようにすることにより、パネル(1) の連結部の補強が
できるとともに、各パネル(1) の前後のずれが防止され
る。
これの前縁に設けられた金具抜け止め部(10)は、2枚の
パネル(1) が連結されたさいには、垂直リブ(5) および
これの前縁に設けられた金具抜け止め部(7) と同一形状
となるから、同一の金具(11)(12)を使用して2つのパネ
ル(1) を連結するとともに、フック(4) を介して両パネ
ル(1) を水平支持部材(3) に固定することができる。こ
のようにすることにより、パネル(1) の連結部の補強が
できるとともに、各パネル(1) の前後のずれが防止され
る。
【0026】なお、上記において、垂直リブ(5) に設け
られた各凸条(6)(7)は、横断面直角三角形であるが、こ
れに限るものではなく、また、凸条の数についても3つ
に限るものではない。
られた各凸条(6)(7)は、横断面直角三角形であるが、こ
れに限るものではなく、また、凸条の数についても3つ
に限るものではない。
【0027】垂直リブに設けられる凸条およびこれに対
応するフック取付け用金具の変形例を図4から図6まで
に示す。
応するフック取付け用金具の変形例を図4から図6まで
に示す。
【0028】図4に示す垂直リブ(31)の左右両側面に設
けられた凸条(32)(33)は、横断面二等辺三角形で、垂直
リブ(31)の左右各側面に3つずつ設けられている。ま
た、図5に示す垂直リブ(41)の左右両側面に設けられた
凸条(42)(43)は、横断面U形で、垂直リブ(41)の左右各
側面に3つずつ設けられている。また、図6に示す垂直
リブ(51)の左右両側面に設けられた凸条(52)(53)は、横
断面方形であり、垂直リブ(51)の左右各側面に2つずつ
設けられている。上記図4から図6までにおいて、フッ
ク取付け用第1金具(34)(44)(54)の基端部(35)(45)(55)
の右側面に、垂直リブ(31)(41)(51)の左側面の凸条(32)
(42)(52)の形状に対応する凹溝(38)(48)(58)を設け、フ
ック取付け用第2金具(36)(46)(56)の基端部(37)(47)(5
7)の左側面に、垂直リブ(31)(41)(51)の右側面の凸条(3
3)(43)(53)の形状に対応する凹溝(39)(49)(59)を設ける
ことはもちろんである。その他の構成は図3に示したも
のと同一であり、同一の符号を付して説明を省略する。
けられた凸条(32)(33)は、横断面二等辺三角形で、垂直
リブ(31)の左右各側面に3つずつ設けられている。ま
た、図5に示す垂直リブ(41)の左右両側面に設けられた
凸条(42)(43)は、横断面U形で、垂直リブ(41)の左右各
側面に3つずつ設けられている。また、図6に示す垂直
リブ(51)の左右両側面に設けられた凸条(52)(53)は、横
断面方形であり、垂直リブ(51)の左右各側面に2つずつ
設けられている。上記図4から図6までにおいて、フッ
ク取付け用第1金具(34)(44)(54)の基端部(35)(45)(55)
の右側面に、垂直リブ(31)(41)(51)の左側面の凸条(32)
(42)(52)の形状に対応する凹溝(38)(48)(58)を設け、フ
ック取付け用第2金具(36)(46)(56)の基端部(37)(47)(5
7)の左側面に、垂直リブ(31)(41)(51)の右側面の凸条(3
3)(43)(53)の形状に対応する凹溝(39)(49)(59)を設ける
ことはもちろんである。その他の構成は図3に示したも
のと同一であり、同一の符号を付して説明を省略する。
【0029】
【発明の効果】この発明のフック付きパネルによると、
パネルへのフック取付作業は、パネルの裏側より作業者
が1人で簡単に行うことができ、能率的である。
パネルへのフック取付作業は、パネルの裏側より作業者
が1人で簡単に行うことができ、能率的である。
【0030】また、パネル取付け後、パネルの表面にフ
ックのおねじ部およびフック固定用ナット等が露出する
ことがないから、美観を損ねることがない。
ックのおねじ部およびフック固定用ナット等が露出する
ことがないから、美観を損ねることがない。
【0031】また、金具連結用ボルトまたはナットをゆ
るめることにより、両フック取付け用金具をリブに沿っ
て上下移動させることができ、このさい両フック取付け
用金具は前後に移動することはないから、フックの前後
位置精度が向上し、かつフックの取付け高さ位置の調整
が簡単にできる。
るめることにより、両フック取付け用金具をリブに沿っ
て上下移動させることができ、このさい両フック取付け
用金具は前後に移動することはないから、フックの前後
位置精度が向上し、かつフックの取付け高さ位置の調整
が簡単にできる。
【0032】しかも、パネルは平坦な表面を有するか
ら、塗装がしやすく、パネルの裏面にリブが設けられて
いるから、パネルは十分な強度を有している。
ら、塗装がしやすく、パネルの裏面にリブが設けられて
いるから、パネルは十分な強度を有している。
【図1】この発明によるフック付きパネルが用いられる
建設現場の囲いを示す斜視図である。
建設現場の囲いを示す斜視図である。
【図2】この発明によるフック付きパネルの拡大分解斜
視図である。
視図である。
【図3】同平面図である。
【図4】この発明によるフック付きパネルの変形例を示
す平面図である。
す平面図である。
【図5】この発明によるフック付きパネルの他の変形例
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図6】この発明によるフック付きパネルのさらに他の
変形例を示す平面図である。
変形例を示す平面図である。
(1) パネル (1a) パネル裏面 (1b) パネル表面 (4) フック (4a) フックおねじ部 (5)(31)(41)(51) 垂直リブ (6)(32)(42)(52) 凸条 (7)(33)(43)(53) 凸条 (11)(34)(44)(54) フック取付け用第1金具 (12)(36)(46)(56) フック取付け用第2金具 (17)(35)(45)(55) 基端部 (18)(37)(47)(57) 基端部 (19) フック取付け用壁部 (21)(38)(48)(58) 凹溝 (22)(39)(49)(59) 凹溝 (23) おねじ部挿通孔 (24) フック固定用ナット (25)(26) ボルト挿通孔 (27) 金具連結用ボルト (28) 金具連結用ナット
Claims (1)
- 【請求項1】 平坦な表面(1b)を有しかつ裏面(1a)に押
出方向にのびるリブ(5)(31)(41)(51) が少なくとも1つ
設けられている押出形材製パネル(1) と、リブ(5)(31)
(41)(51) を両側から挟む一対のフック取付け用金具(1
1)(34)(44)(54)(12)(36)(46)(56)を介してパネル(1) に
取り付けられたおねじ部(4a)付きフック(4) とよりな
り、一方のフック取付け用金具(11)(34)(44)(54)は、リ
ブ(5)(31)(41)(51) の一側に対向する基端部(17)(35)(4
5)(55)と、これに連なってパネル(1) に直角な方向にの
びかつボルト挿通孔(25)があけられた連結用壁部(13)
と、連結用壁部(13)に連なってこれに直角な方向にのび
かつフックおねじ部挿通孔(23)があけられたフック取付
け用壁部(19)とを有し、他方のフック取付け用金具(12)
(36)(46)(56)は、リブ(5)(31)(41)(51) の他側に対向す
る基端部(18)(37)(47)(57)と、これに連なってパネル
(1) に直角な方向にのびかつ一方のフック取付け用金具
(11)(34)(44)(54)のボルト挿通孔(25)に対向するボルト
挿通孔(26)があけられた連結用壁部(14)とを有し、リブ
(5)(31)(41)(51) の両側に、押出方向にのびる少なくと
も1つの凸条(6)(7)(32)(33)(42)(43)(52)(53)または凹
溝が設けられ、これに嵌め合わされる凹溝(21)(22)(38)
(39)(48)(49)(58)(59)または凸条が、各フック取付け用
金具(11)(34)(44)(54)(12)(36)(46)(56)の基端部(17)(3
5)(45)(55)(18)(37)(47)(57)に設けられており、フック
取付け用壁部(19)のフックおねじ部挿通孔(23)に挿通さ
れたおねじ部(4a)にフック固定用ナット(24)がねじ合わ
されてフック(4) が一方のフック取付け用金具(11)(34)
(44)(54)に固定され、両連結用壁部(13)(14)のボルト挿
通孔(25)(26)に挿通された金具連結用ボルト(27)に金具
連結用ナット(28)がねじ合わされて両フック取付け用金
具(11)(34)(44)(54)(12)(36)(46)(56)がリブ(5)(31)(4
1)(51) に固定されている、フック付きパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28938994A JP2729358B2 (ja) | 1994-11-24 | 1994-11-24 | フック付きパネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28938994A JP2729358B2 (ja) | 1994-11-24 | 1994-11-24 | フック付きパネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08144537A JPH08144537A (ja) | 1996-06-04 |
JP2729358B2 true JP2729358B2 (ja) | 1998-03-18 |
Family
ID=17742595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28938994A Expired - Lifetime JP2729358B2 (ja) | 1994-11-24 | 1994-11-24 | フック付きパネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2729358B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016089475A (ja) * | 2014-11-05 | 2016-05-23 | 大成建設株式会社 | 鉄筋組立架台および鉄筋コンクリートの配筋方法 |
-
1994
- 1994-11-24 JP JP28938994A patent/JP2729358B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08144537A (ja) | 1996-06-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA1291621C (en) | Partition structure | |
US4907773A (en) | Adjustable mounting surface | |
JP2729358B2 (ja) | フック付きパネル | |
JP3079453B2 (ja) | 天井バー用連結金具 | |
JP2860861B2 (ja) | 組立式箱体 | |
JP3017854B2 (ja) | 天井骨組用横架材の接合構造 | |
JPH09273284A (ja) | パネル下地固定構造及びパネル下地施工方法 | |
JP2593230Y2 (ja) | パネル体の連結金具 | |
JPS644964Y2 (ja) | ||
JPH0656216U (ja) | 接続具及び支持架台 | |
JPH0643172U (ja) | 建設現場の囲い等に用いられるパネルの取付装置 | |
JPH0544294A (ja) | 天井骨組 | |
KR0123864Y1 (ko) | 건축용패널 고정구조립체 | |
JPH038746Y2 (ja) | ||
JPH0514655Y2 (ja) | ||
JPH0649724Y2 (ja) | 外壁材用留付け金具 | |
JP2884136B2 (ja) | 配線・配管材布設用の受け具に使用される桁材及び受け具 | |
JP3106326B2 (ja) | 天井バーの接合構造 | |
KR970006242Y1 (ko) | 새시용 접속구 | |
JP2538934Y2 (ja) | モザイクパネル | |
JPH0668183B2 (ja) | 建築用外装材の取付装置 | |
JPH0643171U (ja) | 建設現場の囲い等に用いられるパネルの取付装置 | |
JPH0334416Y2 (ja) | ||
JP3839198B2 (ja) | 外壁パネルの固定金具 | |
JPH0621481B2 (ja) | 可動間仕切壁 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19971021 |