JP2559303Y2 - くぎ等金物類の打ち込み用のガイド治具 - Google Patents

くぎ等金物類の打ち込み用のガイド治具

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JP2559303Y2
JP2559303Y2 JP285693U JP285693U JP2559303Y2 JP 2559303 Y2 JP2559303 Y2 JP 2559303Y2 JP 285693 U JP285693 U JP 285693U JP 285693 U JP285693 U JP 285693U JP 2559303 Y2 JP2559303 Y2 JP 2559303Y2
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head
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driving
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JP285693U
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Inventor
利幸 高城
Original Assignee
新日軽株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は建屋の壁等に外装品を取
付ける際にくぎ、ねじ、ボルト等の金物類を斜めに打ち
込むためのガイド治具に関する。
【0002】
【従来の技術】窓手摺りや花台その他の外装品を建屋の
壁に取付けるには、取り付けるべき窓手摺りや花台等の
枠材の外側から長い木ねじなどを壁等に打ち込んで止め
るのが一般的である。
【0003】図9ないし図11は従来用いられている取
付け構造により建屋に取付けた花台を示す図である。こ
の花台1は、それぞれコ字状に枠組した下枠2と笠木3
との間に複数の手摺り子4を配し、端部を縦枠5で連結
し、縦枠5を通して建屋の壁6に木ねじ7を打ち込んで
固定している。この木ねじ7による固定は、縦枠5の位
置が建屋の窓開口8の外側になるため、窓枠9を取付け
る壁6の内側の柱10に対して、図9に示すように木ね
じ7に若干の角度を持たせて斜めに打ち込むことにな
る。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところでこのような取
り付け構造において、柱10に対して確実にかつ十分な
固定力を有するように木ねじ7を打ち込むには、できる
だけ大きな角度をもって行なえば容易であるが、あまり
角度を大きくすると木ねじ7の頭が縦枠5の表面から斜
めに浮き上がるような状態となり、外観上好ましくない
ことは勿論、木ねじ7の頭が浮き上がることによって生
ずる隙間から雨水などが縦枠5の内部に入り込みやすく
なるという問題を生ずる。一方、縦枠5に対して垂直に
打ち込んだり、打ち込む角度を小さな角度とすると、打
ち込みが不十分になったり、壁6は突き通すものの柱1
0には打ち込まれないなど、固定力が小さくなる状態を
生じさせる可能性がある。
【0005】本考案はこのような木ねじ等の打ち込み角
度を比較的大きな角度でもって行なっても問題がなく、
しかも打ち込み角度を微妙に調整しなければならない場
合に、簡単に所定の打ち込み角度を実現できるくぎ等金
物類のガイド治具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案に係る建屋の壁等
に外装品を取付ける際にくぎ、ねじ、ボルト等の金物類
を斜めに打ち込むためのガイド治具は上記目的を達成す
るために、つば状の頭部と、該頭部の下面から伸びて上
記外装品内や上記建屋の壁等へ嵌挿する胴部からなり、
上記頭部の上面から上記胴部の下端まで貫通する上記金
物類を挿通させるための通孔を有し、上記頭部の下面は
上記胴部の軸線に対する垂直方向から所定角度だけ傾斜
し、上記胴部の側面または上記頭部の下面に、上記建屋
の壁等または上記外装品に設けた凹部に係合させるため
の案内片を備える構成としたものである。なお以上及び
以下において打ち込みとは、くぎの打ち込み、ねじやボ
ルトのねじ込み及びこれらと類似の概念すべてを含む。
【0007】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。なお以下の説明では従来の例と同一ないし類似の部
分には同一の符号を付して説明する。
【0008】図1ないし図5は本考案に係るくぎ等金物
類の打ち込み用のガイド治具の一実施例を示す図であ
る。本実施例のガイド治具20は主に、つば状の頭部2
1と、頭部21の下面21aから伸びる胴部22から構
成され、頭部21の上面21bから胴部22の下端面2
2aまで貫通する通孔23を形成してある。建屋の壁等
24に外装品25を取付ける際には図1に示すように、
この通孔23をくぎ、ねじ、ボルト等の金物類26を貫
通させて打ち込む。
【0009】つば状の頭部21は、下面21aが胴部2
2の軸線に対して垂直ではなく、垂直から所定角度(図
示の例では15度)だけ傾斜させてあり、上面21bは
胴部22の軸線に対して垂直としてある。また胴部22
は、下端面22aを軸線に対して頭部21の下面21a
と同一角度だけ傾斜させて平行としてある。
【0010】胴部22は外装品25の孔27に挿入する
もので、その側面には孔27に設けた凹部28に係合さ
せるための案内片29が突条状に形成してある。この案
内片は胴部22の挿入方向を規制し、挿入した後の回り
止めとなるものである。従って図示のような胴部22の
側面全長にわたるものでなくともよく、例えば頭部21
の下面21aから突出させるものであってもよい。さら
に胴部22の側面には、4つの爪30が突出させて形成
してある。この爪30は胴部22を孔27に挿入した後
の抜け止めとするもので、90度間隔で設けてある。
【0011】図6ないし図8は、上述したガイド治具2
0を用いて建屋に取付けた花台31を示す図である。こ
の花台31は先に説明した花台1とほぼ同一の構成を有
するもので、縦枠32を通して建屋の壁6に木ねじ7を
打ち込んで固定している。
【0012】花台31を建て屋に取り付け固定する際の
木ねじの打ち込みに関する工程を説明する。まず花台3
1を所定の取り付け位置に配置した後、ガイド治具20
の胴部22を縦枠32に挿入し、頭部21の下面21a
を縦枠32の表面に密接させ、また胴部22の下端面2
2aを壁6の表面に沿わせることによって、通孔23の
角度が木ねじ7の所望の打ち込み角度と一致するように
設定する。
【0013】ついでガイド治具20の頭部21の上面2
1b側から通孔23へ木ねじ7を通し、通孔23、壁6
を貫通させて柱10に打ち込む。木ねじ7は通孔23内
をガイドされて所定の角度でもって柱10に打ち込ま
れ、その頭は頭部21の上面21bとの間に隙間を生ず
ることなく密接する。
【0014】このため、壁6の内側の柱10に対して木
ねじ7を比較的大きな角度で打ち込むことによって固定
力を向上させることができ、図示の例では縦枠32を従
来の例よりも建屋の窓開口8の外側に位置させてある。
【0015】図示は省略するが、縦枠32には胴部22
の案内片29を係合させる凹部を形成してあり、また胴
部22を孔27に挿入した際には側面の爪30が縦枠3
2の内側へ入り込んで抜け止めとなることは先に説明し
た通りである。また本例のような取り付けにおいては、
ガイド治具20の胴部22が壁6を貫通するか、一部入
り込むようにする構成とすることも可能であり、その場
合には壁6にも案内片29を係合させる凹部を形成する
と便利である。
【0016】
【考案の効果】本考案に係る建屋の壁等に外装品を取付
ける際のガイド治具は以上説明してきたように、つば状
の頭部とその下面から伸びて外装品内や建屋の壁等へ嵌
挿する胴部の下端まで通孔を貫通させ、頭部の下面を胴
部の軸線に対する垂直方向から所定角度だけ傾斜させる
とともに、胴部の側面または頭部の下面に壁や外装品に
設けた凹部に係合させるための案内片を備えるようにし
たので、木ねじ等の打ち込み角度を比較的大きな角度で
もって行なえ、打ち込み角度を容易に所定の角度に設定
できるようになり、このため常に十分な固定力を得るこ
とが可能になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るガイド治具の一実施例を示す拡大
斜視図である。
【図2】図1のガイド治具を図1中の矢印X方向から見
た側面図である。
【図3】図2のガイド治具の平面図である。
【図4】図1のガイド治具の底面図である。
【図5】図3中のV−V線に沿う断面図である。
【図6】本考案に係るガイド治具を用いて花台を建屋に
取り付けた状態の拡大断面図である。
【図7】図6の花台の拡大部分断面図である。
【図8】図6矢印VIII方向から見た花台の側面図であ
る。
【図9】従来の取り付け方で花台を建屋に設置した状態
の図7相当の拡大部分水平断面図である。
【図10】図9の花台の正面図である。
【図11】図9の花台の図8相当の側面図である。
【符号の説明】
6 建屋の壁 7 木ねじ 10 柱 20 ガイド治具 21 頭部 21a 頭部の下面 21b 頭部の上面 22 胴部 22a 胴部の下端面 23 通孔 24 建屋の壁等 25 外装品 26 くぎ、ねじ、ボルト等の金物類 28 凹部 29 案内片 30 爪 31 花台 32 花台の縦枠

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建屋の壁等に外装品を取付ける際に、く
    ぎ、ねじ、ボルト等の金物類を斜めに打ち込むための以
    下の要件からなるガイド治具。 (イ)つば状の頭部と、該頭部の下面から伸びて上記外
    装品内や上記建屋の壁等へ嵌挿する胴部からなり、上記
    頭部の上面から上記胴部の下端まで貫通する上記金物類
    を挿通させるための通孔を有する。 (ロ)上記頭部の下面は、上記胴部の軸線に対する垂直
    方向から所定角度だけ傾斜する。 (ハ)上記胴部の側面または上記頭部の下面に、上記建
    屋の壁等または上記外装品に設けた凹部に係合させるた
    めの案内片を備える。
JP285693U 1993-01-08 1993-01-08 くぎ等金物類の打ち込み用のガイド治具 Expired - Lifetime JP2559303Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0653073U JPH0653073U (ja) 1994-07-19
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