JPH0537791Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0537791Y2 JPH0537791Y2 JP15288289U JP15288289U JPH0537791Y2 JP H0537791 Y2 JPH0537791 Y2 JP H0537791Y2 JP 15288289 U JP15288289 U JP 15288289U JP 15288289 U JP15288289 U JP 15288289U JP H0537791 Y2 JPH0537791 Y2 JP H0537791Y2
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- JP
- Japan
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- support
- torsion spring
- free end
- link
- spring body
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 7
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 230000037396 body weight Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000011152 fibreglass Substances 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Chairs Characterized By Structure (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、事務用または作業用等の椅子におけ
る座受体に座る人の体重に比例して、椅子におけ
る傾動する背凭部のクツシヨン性能(硬さ)を調
節できる椅子の傾動装置の構造に関するものであ
る。
る座受体に座る人の体重に比例して、椅子におけ
る傾動する背凭部のクツシヨン性能(硬さ)を調
節できる椅子の傾動装置の構造に関するものであ
る。
事務用または作業用等の椅子に人が腰掛けると
き、その椅子の座受体後部の背凭部にもたれ掛か
るときの荷重の大きさに比例して座受体の後部側
が下向き傾動する角度が自動的に大きくなるよう
に構成したものは、例えば特開平1−124406号公
報に開示されているように、種々考案されてい
る。
き、その椅子の座受体後部の背凭部にもたれ掛か
るときの荷重の大きさに比例して座受体の後部側
が下向き傾動する角度が自動的に大きくなるよう
に構成したものは、例えば特開平1−124406号公
報に開示されているように、種々考案されてい
る。
これら従来の椅子の傾動装置においては、椅子
に座受体に腰掛ける人の体重が大きくなると、こ
れに比例して背凭部のクツシヨン性能(硬さ)を
硬くなるように自動調節できるものでなかつた。
に座受体に腰掛ける人の体重が大きくなると、こ
れに比例して背凭部のクツシヨン性能(硬さ)を
硬くなるように自動調節できるものでなかつた。
換言すると、体重の重い人が椅子に座るときに
は、背凭部にもたれ掛かる荷重も概して大きくな
るから、背凭部のクツシヨン性能も硬いものにし
ないと、背凭部の後傾角度が大きくなり過ぎ、背
凭部にもたれるとき不安定感を生じさせる一方、
体重の軽い人の背凭部にもたれ掛かる荷重は概し
て小さいから、硬いクツシヨン性能の背凭部にも
たれ掛かると硬過ぎて座り心地が悪いという問題
があつた。
は、背凭部にもたれ掛かる荷重も概して大きくな
るから、背凭部のクツシヨン性能も硬いものにし
ないと、背凭部の後傾角度が大きくなり過ぎ、背
凭部にもたれるとき不安定感を生じさせる一方、
体重の軽い人の背凭部にもたれ掛かる荷重は概し
て小さいから、硬いクツシヨン性能の背凭部にも
たれ掛かると硬過ぎて座り心地が悪いという問題
があつた。
本考案はこの問題を解決することを目的とする
ものである。
ものである。
この目的を達成するため、本考案は、背凭部か
らのもたれ荷重を受ける支持体を、脚支柱に固定
した固定枠体の前部に横支軸を介して上下回動自
在に連結し、前記支持体の上方に上向き弾力付勢
して配設した座受体を、支持体に対して昇降自在
に連結し、前記固定枠体と支持体との間に、ねじ
りばね体をその上下自由端部が後向きになるよう
に配設し、該ねじりばね体の下自由端部を固定枠
体に回動自在に枢支し、ねじりばね体の上自由端
部を、前記座受体の下向き移動につれて下部が後
向き回動するように構成したリンクの当該下部に
直接又は間接的に連結し、且つ前記ねじりばね体
の上自由端部側を支持体における接当部に前後摺
動自在に接当させたものである。
らのもたれ荷重を受ける支持体を、脚支柱に固定
した固定枠体の前部に横支軸を介して上下回動自
在に連結し、前記支持体の上方に上向き弾力付勢
して配設した座受体を、支持体に対して昇降自在
に連結し、前記固定枠体と支持体との間に、ねじ
りばね体をその上下自由端部が後向きになるよう
に配設し、該ねじりばね体の下自由端部を固定枠
体に回動自在に枢支し、ねじりばね体の上自由端
部を、前記座受体の下向き移動につれて下部が後
向き回動するように構成したリンクの当該下部に
直接又は間接的に連結し、且つ前記ねじりばね体
の上自由端部側を支持体における接当部に前後摺
動自在に接当させたものである。
この構成において、座受体に座る人の体重(荷
重)が下向きに掛かると、該座受体の上向き付勢
力に抗して、支持体との隙間が小さくなるように
座席本体が若干前向きに沈み、このとき、座受体
に関連させたリンク体の下端が後向きに回動し、
該リンクの下部で直接又は間接的に連結されたね
じりばね体の上自由端部は後向きに引つ張られ、
当該ねじりばね体を前記下自由端部箇所を中心に
して後向きに回動し、且つ接当部材に接当しつつ
後移動する。
重)が下向きに掛かると、該座受体の上向き付勢
力に抗して、支持体との隙間が小さくなるように
座席本体が若干前向きに沈み、このとき、座受体
に関連させたリンク体の下端が後向きに回動し、
該リンクの下部で直接又は間接的に連結されたね
じりばね体の上自由端部は後向きに引つ張られ、
当該ねじりばね体を前記下自由端部箇所を中心に
して後向きに回動し、且つ接当部材に接当しつつ
後移動する。
この後向き移動量は、前記座受体に掛かる人の
体重の大きさに略比例することになる。
体重の大きさに略比例することになる。
次いで、背凭部に後向きのもたれ荷重が掛かる
と、支持体はその前部の横支軸箇所を中心にして
後下向きに回動する。このとき、支持体に掛かる
もたれ荷重を、ねじりばね体の上自由端部側と前
記接当部との接当箇所(作用点)で支持すること
になつて、このねじりばね体は支持体の下降量に
比例する撓み変形を受け、この撓み変形量に比例
する反力で支持体を支持することになる。
と、支持体はその前部の横支軸箇所を中心にして
後下向きに回動する。このとき、支持体に掛かる
もたれ荷重を、ねじりばね体の上自由端部側と前
記接当部との接当箇所(作用点)で支持すること
になつて、このねじりばね体は支持体の下降量に
比例する撓み変形を受け、この撓み変形量に比例
する反力で支持体を支持することになる。
しかも、前記支持体が後下向きに回動(傾動)
するにつれて前記接当箇所はさらに後向きに移動
する。
するにつれて前記接当箇所はさらに後向きに移動
する。
そして、前記支持体を所定の後下向き回動角度
だけ後傾させるとき、前記接当箇所が横支軸より
後に離れると、その離れ距離に比例して支持体の
下降量は増大するのだから、この下降量に比例す
る撓み量を受けるねじりばね体の反力は大きくな
る。
だけ後傾させるとき、前記接当箇所が横支軸より
後に離れると、その離れ距離に比例して支持体の
下降量は増大するのだから、この下降量に比例す
る撓み量を受けるねじりばね体の反力は大きくな
る。
従つて、体重の重い人が座受体に座つた状態で
背凭部にもたれ掛かると、支持体の後下向き傾動
角度ひいては背凭部の後傾角度を所定の角度まで
変位させるのに、撓み量が大きい、即ち反力の大
きいねじりばね体を使用したことになり、大きい
もたれ荷重を掛けないと、前記の傾動角度まで背
凭部が後傾しない。換言すれば、背凭部のクツシ
ヨン性能は硬いものとなる。
背凭部にもたれ掛かると、支持体の後下向き傾動
角度ひいては背凭部の後傾角度を所定の角度まで
変位させるのに、撓み量が大きい、即ち反力の大
きいねじりばね体を使用したことになり、大きい
もたれ荷重を掛けないと、前記の傾動角度まで背
凭部が後傾しない。換言すれば、背凭部のクツシ
ヨン性能は硬いものとなる。
反対に体重の軽い人が座受体に座るときには、
前記ねじりばね体上自由端部側と支持体における
接当部との作用点は横支軸に近い箇所から始まる
のだから、前記背凭部を前記と同じ角度だけ後傾
させるのに要する力、ひいてはねじりばね体の反
力は小さいものとなり、いわゆる軟らかなクツシ
ヨン性能の椅子に座つて背凭部にもたれ掛かつた
のと同じことになるのである。
前記ねじりばね体上自由端部側と支持体における
接当部との作用点は横支軸に近い箇所から始まる
のだから、前記背凭部を前記と同じ角度だけ後傾
させるのに要する力、ひいてはねじりばね体の反
力は小さいものとなり、いわゆる軟らかなクツシ
ヨン性能の椅子に座つて背凭部にもたれ掛かつた
のと同じことになるのである。
換言すれば、椅子に座る人の体重が大きいほ
ど、後傾すべき背凭部に対するばねを硬いものを
使用したと同じ状態となり、いわゆる体重感応型
の椅子となつて、体重の重い人が座るとき、柔ら
過ぎる感じを受けず、同様に、体重の軽い人が座
つたときも固い感じを受けないという、人間工学
的にすぐれた椅子を提供できるのである。
ど、後傾すべき背凭部に対するばねを硬いものを
使用したと同じ状態となり、いわゆる体重感応型
の椅子となつて、体重の重い人が座るとき、柔ら
過ぎる感じを受けず、同様に、体重の軽い人が座
つたときも固い感じを受けないという、人間工学
的にすぐれた椅子を提供できるのである。
次に実施例について説明すると、符号1は椅子
の脚支柱2の上端に固定した固定枠体、符号3は
前記固定枠体1の前部に横支軸4を介して上下回
動するように装着した支持体で、横支持4の外周
に被嵌したねじりコイルバネ(図示せず)にて支
持体3を上向き付勢している。
の脚支柱2の上端に固定した固定枠体、符号3は
前記固定枠体1の前部に横支軸4を介して上下回
動するように装着した支持体で、横支持4の外周
に被嵌したねじりコイルバネ(図示せず)にて支
持体3を上向き付勢している。
該支持体3は硬い部材(金属板やガラス繊維強
化プラスチツク板等の撓み難い部材)から成りシ
エル状で、側面視L字状に形成されており、支持
体3の上部前面は座受体6後部の背凭部5からの
荷重(もたれ荷重)を押圧部材5aを介して受け
ることができるように構成する。
化プラスチツク板等の撓み難い部材)から成りシ
エル状で、側面視L字状に形成されており、支持
体3の上部前面は座受体6後部の背凭部5からの
荷重(もたれ荷重)を押圧部材5aを介して受け
ることができるように構成する。
側面視L字状の座受体6は、前記支持体3の上
方に配設され、複数のばね7にて上向き付勢され
ている。支持体3と座受体6とは、上端を前上向
きに傾斜配設させた前リンク体8と後リンク体9
とから成る前後対の平行リンク機構10を介して
上下動可能に連結されており、且つ座受体6に下
向き荷重(人の体重)が掛かるとき、当該座受体
6が前方下向きに移動するように、前リンク体8
及び後リンク体9の上端が座受体6にピン11,
12連結され、この各ピン11,12より後位置
で前リンク体8の中途部及び後リンク体9の下部
をピン13,14連結する。
方に配設され、複数のばね7にて上向き付勢され
ている。支持体3と座受体6とは、上端を前上向
きに傾斜配設させた前リンク体8と後リンク体9
とから成る前後対の平行リンク機構10を介して
上下動可能に連結されており、且つ座受体6に下
向き荷重(人の体重)が掛かるとき、当該座受体
6が前方下向きに移動するように、前リンク体8
及び後リンク体9の上端が座受体6にピン11,
12連結され、この各ピン11,12より後位置
で前リンク体8の中途部及び後リンク体9の下部
をピン13,14連結する。
符号15は、前記支持体3の後部と固定枠体1
とを連結した屈曲自在な規制リンクである。
とを連結した屈曲自在な規制リンクである。
符号16,16は、固定枠体1と支持体3との
間に配設する左右一対のねじりばね体で、該各ね
じりばね体16はその各上下自由端部16a,1
6bを後向きとなるように配設し、前記横支軸4
と平行に延ばした各下自由端部16bを固定枠体
1に取付け金具17を介して回動自在に枢支す
る。
間に配設する左右一対のねじりばね体で、該各ね
じりばね体16はその各上下自由端部16a,1
6bを後向きとなるように配設し、前記横支軸4
と平行に延ばした各下自由端部16bを固定枠体
1に取付け金具17を介して回動自在に枢支す
る。
第1実施例における前記左右一対のねじりばね
体16,16の上自由端部16a,16aは、2
つ割したリンク18にて回動自在に挟み、ねじ1
9でリンク18を離れ不能に固定し、リンク18
の下端を前記前リンク体8の下端に回動自在にピ
ン20枢着する。
体16,16の上自由端部16a,16aは、2
つ割したリンク18にて回動自在に挟み、ねじ1
9でリンク18を離れ不能に固定し、リンク18
の下端を前記前リンク体8の下端に回動自在にピ
ン20枢着する。
さらに前記支持体3に穿設した孔21部に設け
た接当部材22を側面視円弧状などの上向き凸湾
曲状に形成し、該接当部材22の下面に前記リン
ク18の上端が前後移動自在に接当できるように
構成するものである。
た接当部材22を側面視円弧状などの上向き凸湾
曲状に形成し、該接当部材22の下面に前記リン
ク18の上端が前後移動自在に接当できるように
構成するものである。
この構成により、座受体6に座る人の体重(荷
重)が下向きに掛かると、支持体3との間のばね
7の付勢力に抗して、当該支持体3との隙間が小
さくなるように座席本体5が若干前向きに沈み、
このとき、平行リンク機構10における前リンク
体8の下端が後向きに回動し、該前リンク8の下
端でピン20連結されたリンク18を介してねじ
りばね体16の上自由端部16aは後向きに引つ
張られ、当該ねじりばね体16は前記下自由端部
16b箇所を中心にして後向きに回動し、且つこ
のリンク18の上端は円弧状の接当部材22の下
面に接当しつつ後移動する。
重)が下向きに掛かると、支持体3との間のばね
7の付勢力に抗して、当該支持体3との隙間が小
さくなるように座席本体5が若干前向きに沈み、
このとき、平行リンク機構10における前リンク
体8の下端が後向きに回動し、該前リンク8の下
端でピン20連結されたリンク18を介してねじ
りばね体16の上自由端部16aは後向きに引つ
張られ、当該ねじりばね体16は前記下自由端部
16b箇所を中心にして後向きに回動し、且つこ
のリンク18の上端は円弧状の接当部材22の下
面に接当しつつ後移動する。
この後向き移動量(l1)は、前記座受体6に掛
かる人の体重の大きさに略比例することになり、
支持体3に対するねじりばね体16の上自由端部
16a側(リンク18の上端)の接当箇所Aで上
からの荷重を受ける支持点(作用点)となり、体
重が軽い人か座受体6に座つた場合、第6図二点
鎖線で示す接当箇所Aとなり、体重の重い人が座
ると、第6図の一点鎖線で示す接当箇所Aに後方
にずれることになる。
かる人の体重の大きさに略比例することになり、
支持体3に対するねじりばね体16の上自由端部
16a側(リンク18の上端)の接当箇所Aで上
からの荷重を受ける支持点(作用点)となり、体
重が軽い人か座受体6に座つた場合、第6図二点
鎖線で示す接当箇所Aとなり、体重の重い人が座
ると、第6図の一点鎖線で示す接当箇所Aに後方
にずれることになる。
次いで、背凭部5に後向きのもたれ荷重が掛か
ると、支持体3はその前部の横支軸4箇所を中心
にして後下向きに回動し、このとき、当該支持体
3に掛かるもたれ荷重を、ねじりばね体16の上
自由端部16a側(リンク18の上端)と前記接
当部材22下面との前記接当箇所Aで支持するこ
とになり、ねじりばね体16は支持体3の下降量
に比例する撓み変形を受け、この撓み変形量に比
例する反力で支持体3を支持することになる。
ると、支持体3はその前部の横支軸4箇所を中心
にして後下向きに回動し、このとき、当該支持体
3に掛かるもたれ荷重を、ねじりばね体16の上
自由端部16a側(リンク18の上端)と前記接
当部材22下面との前記接当箇所Aで支持するこ
とになり、ねじりばね体16は支持体3の下降量
に比例する撓み変形を受け、この撓み変形量に比
例する反力で支持体3を支持することになる。
なお、この接当箇所A位置は前記の体重が一定
であれば略同じ位置に保持される。
であれば略同じ位置に保持される。
そして、前記支持体3を後下向き回動角度θ1
だけ後傾させるとき、前記接当箇所Aが横支軸4
より後に離れた位置にあると、その離れ距離に比
例して支持体3の下降量は増大するのだから、こ
の下降量に比例する撓み量を受けるねじりばね体
16の反力は大きくなる。
だけ後傾させるとき、前記接当箇所Aが横支軸4
より後に離れた位置にあると、その離れ距離に比
例して支持体3の下降量は増大するのだから、こ
の下降量に比例する撓み量を受けるねじりばね体
16の反力は大きくなる。
従つて、体重の重い人が座受体6に座つた状態
で背凭部5にもたれ掛かると、支持体3の後下向
き傾動角度ひいては背凭部5の後傾角度を所定の
角度まで変位させるのに、撓み量が大きい、即ち
反力の大きいねじりばね体16を使用したことに
なり、大きいもたれ荷重を掛けないと、前記の傾
動角度θ1まで背凭部5が後傾しない。換言すれ
ば、背凭部のクツシヨン性能は硬いものとなる。
で背凭部5にもたれ掛かると、支持体3の後下向
き傾動角度ひいては背凭部5の後傾角度を所定の
角度まで変位させるのに、撓み量が大きい、即ち
反力の大きいねじりばね体16を使用したことに
なり、大きいもたれ荷重を掛けないと、前記の傾
動角度θ1まで背凭部5が後傾しない。換言すれ
ば、背凭部のクツシヨン性能は硬いものとなる。
反対に体重の軽い人が座受体6に座るときに
は、前記ねじりばね体上自由端部側と支持体3に
おける接当部材22との接当部Aは横支軸4に近
い位置に保持されるのだから、前記背凭部5を前
記と同じ角度θ1だけ後傾させるのに要する力、
ひいてはねじりばね体16の反力は小さいものと
なり、いわゆる柔らかなクツシヨン性能の椅子に
座つて背凭部にもたれ掛かつたのと同じことにな
るのである。
は、前記ねじりばね体上自由端部側と支持体3に
おける接当部材22との接当部Aは横支軸4に近
い位置に保持されるのだから、前記背凭部5を前
記と同じ角度θ1だけ後傾させるのに要する力、
ひいてはねじりばね体16の反力は小さいものと
なり、いわゆる柔らかなクツシヨン性能の椅子に
座つて背凭部にもたれ掛かつたのと同じことにな
るのである。
第7図及び第8図の第2実施例では、固定枠体
1に下自由端部25bを回動自在に枢支したねじ
りばね体25の上自由端部25aを、座受体6と
支持体3とを連結した平行リンク機構26におけ
る前リンク27の下端に回動自在に枢支し、この
ねじりばね体25の上自由端部25aを、支持体
3の孔21から下向きに突設し且つボルト30で
固定した接当部材28の下面に前後移動自在に接
当させる構成であり、支持体3に対して上向きば
ね付勢された座受体6は、その下向き荷重(体
重)により、平行リンク機構26における前リン
ク27と後リンク29とが傾動するから、前リン
ク27の下端に回動自在に連結されたねじりばね
体25の上自由端部25aは強制的に後向きに所
定量(体重に比例して)だけ移動し、この上自由
端部25aと前記接当部材28との接当箇所Aで
背凭部5へのもたれ荷重を支持することになる。
従つて、その作用効果は前記第1実施例と略同じ
である。
1に下自由端部25bを回動自在に枢支したねじ
りばね体25の上自由端部25aを、座受体6と
支持体3とを連結した平行リンク機構26におけ
る前リンク27の下端に回動自在に枢支し、この
ねじりばね体25の上自由端部25aを、支持体
3の孔21から下向きに突設し且つボルト30で
固定した接当部材28の下面に前後移動自在に接
当させる構成であり、支持体3に対して上向きば
ね付勢された座受体6は、その下向き荷重(体
重)により、平行リンク機構26における前リン
ク27と後リンク29とが傾動するから、前リン
ク27の下端に回動自在に連結されたねじりばね
体25の上自由端部25aは強制的に後向きに所
定量(体重に比例して)だけ移動し、この上自由
端部25aと前記接当部材28との接当箇所Aで
背凭部5へのもたれ荷重を支持することになる。
従つて、その作用効果は前記第1実施例と略同じ
である。
第9図は第3実施例を示し、固定枠体31の前
部の横支軸32を介して支持体33の前部を上下
回動自在に連結し、支持体33の上方に配設した
座受体34を前後一対の平行リンク機構35(前
リンク35a,後リンク35b)で連結し、支持
体33に固着した規制ストツパ36で後リンク3
5bまたは前リンク35aを後上向き回動するの
を阻止して座受体34を後下向きには回動しない
ように規制する。
部の横支軸32を介して支持体33の前部を上下
回動自在に連結し、支持体33の上方に配設した
座受体34を前後一対の平行リンク機構35(前
リンク35a,後リンク35b)で連結し、支持
体33に固着した規制ストツパ36で後リンク3
5bまたは前リンク35aを後上向き回動するの
を阻止して座受体34を後下向きには回動しない
ように規制する。
符号37は固定枠体31の前部に基端をボルト
38固定し、且つ後上向きに延長させた板ばね
で、該板ばね37の自由端側で座受体34の下面
を支持して上向き付勢する。支持体33と固定枠
体31との間にも、支持体33を上向き付勢する
ばね39を設ける。
38固定し、且つ後上向きに延長させた板ばね
で、該板ばね37の自由端側で座受体34の下面
を支持して上向き付勢する。支持体33と固定枠
体31との間にも、支持体33を上向き付勢する
ばね39を設ける。
符号40は固定枠体31と支持体33との間に
後向きに配設したねじりばね体で、該ねじりばね
体40の下自由端部40bを固定枠体33におけ
る取付け金具41に回動自在に支持させる。
後向きに配設したねじりばね体で、該ねじりばね
体40の下自由端部40bを固定枠体33におけ
る取付け金具41に回動自在に支持させる。
符号42は座受体34の上端をピン43で回動
自在に枢支した側面視L字状のリンクで、該リン
ク41の中途部(内角側)を支持体33から横向
きの突設した係合ピン44に支持させ、該リンク
41の下端のピン45に回動自在に連結した係止
用リンク46の上面を支持体33から下向きに突
設した前後に長い接当部材47における上向き凸
湾曲状の接当面47aに接当させ、前記係止用リ
ンク46の係合部46aを前記ねじりばね体40
の上自由端部40aに回動自在に係合させる。
自在に枢支した側面視L字状のリンクで、該リン
ク41の中途部(内角側)を支持体33から横向
きの突設した係合ピン44に支持させ、該リンク
41の下端のピン45に回動自在に連結した係止
用リンク46の上面を支持体33から下向きに突
設した前後に長い接当部材47における上向き凸
湾曲状の接当面47aに接当させ、前記係止用リ
ンク46の係合部46aを前記ねじりばね体40
の上自由端部40aに回動自在に係合させる。
なお符号48は支持体33を所定量以上上向き
回動させないための規制ピンである。
回動させないための規制ピンである。
この実施例においても、座受体34に体重が掛
かると、平行リンク機構35を介して当該座受体
34は支持体33に近付くように前下向きに移動
し、これにつれてリンク42の下端側が後向きに
回動するから、該リンク42に連結された係止用
リンク46を介してねじりばね体40の上自由端
部40aは強制的に後向きに移動させられ、この
移動量は体重に略比例する。
かると、平行リンク機構35を介して当該座受体
34は支持体33に近付くように前下向きに移動
し、これにつれてリンク42の下端側が後向きに
回動するから、該リンク42に連結された係止用
リンク46を介してねじりばね体40の上自由端
部40aは強制的に後向きに移動させられ、この
移動量は体重に略比例する。
そして、前記上自由端部40a側に位置する係
止用リンク46は接当部材47との接当箇所も後
に移動した位置で保持されるから、ねじりばね体
40による支持体33に対する反力の作用点も前
記体重に比例して後に移動した位置で保持される
ことになる。
止用リンク46は接当部材47との接当箇所も後
に移動した位置で保持されるから、ねじりばね体
40による支持体33に対する反力の作用点も前
記体重に比例して後に移動した位置で保持される
ことになる。
従つて、支持体33にもたれ荷重が掛かつて当
該支持体33が所定角度だけ後下向きに傾動する
とき、そのねじりばね体40による反力は、前記
第1実施例及び第2実施例と略同じように、前記
横支軸32から後に離れた位置の作用点に対して
は大きくすることができ、反対に横支軸32に近
い作用点ではねじりばね体40による反力を小さ
いものとすることができる。このようにして、体
重の重い人が座ると、背凭部のクツシヨンが硬く
なつた椅子に座つたことになり、反対に体重の軽
い人が座ると、前記クツシヨンが軟らかい椅子に
座つたことになるというように、椅子のクツシヨ
ン性が体重に応じて自動的に変化し得る椅子を提
供することができるのである。
該支持体33が所定角度だけ後下向きに傾動する
とき、そのねじりばね体40による反力は、前記
第1実施例及び第2実施例と略同じように、前記
横支軸32から後に離れた位置の作用点に対して
は大きくすることができ、反対に横支軸32に近
い作用点ではねじりばね体40による反力を小さ
いものとすることができる。このようにして、体
重の重い人が座ると、背凭部のクツシヨンが硬く
なつた椅子に座つたことになり、反対に体重の軽
い人が座ると、前記クツシヨンが軟らかい椅子に
座つたことになるというように、椅子のクツシヨ
ン性が体重に応じて自動的に変化し得る椅子を提
供することができるのである。
図面は本考案の実施例を示し、第1図は要部斜
視図、第2図は第1図の−視断面図、第3図
は第2図の−視断面図、第4図は第2図の
−視断面図、第5図は第2図の−視一部切
欠き平面図、第6図は作用説明図、第7図は第2
実施例の要部側断面図、第8図は第7図の−
視断面図、第9図は第3実施例の要部側断面図で
ある。 1,31……固定枠体、2……脚支柱、3,3
3……支持体、4,32……横支軸、5……背凭
部、6,34……座受体、7……ばね、8,2
7,35a……前リンク、9,29,35b……
後リンク、10,26,35……平行リンク機
構、15……規制リンク、16,25,40……
ねじりばね体、16a,25a,40a……上自
由端部、16b,25b,40b……下自由端
部、18,42……リンク、22,28,47…
…接当部材。
視図、第2図は第1図の−視断面図、第3図
は第2図の−視断面図、第4図は第2図の
−視断面図、第5図は第2図の−視一部切
欠き平面図、第6図は作用説明図、第7図は第2
実施例の要部側断面図、第8図は第7図の−
視断面図、第9図は第3実施例の要部側断面図で
ある。 1,31……固定枠体、2……脚支柱、3,3
3……支持体、4,32……横支軸、5……背凭
部、6,34……座受体、7……ばね、8,2
7,35a……前リンク、9,29,35b……
後リンク、10,26,35……平行リンク機
構、15……規制リンク、16,25,40……
ねじりばね体、16a,25a,40a……上自
由端部、16b,25b,40b……下自由端
部、18,42……リンク、22,28,47…
…接当部材。
Claims (1)
- 背凭部からのもたれ荷重を受ける支持体を、脚
支柱に固定した固定枠体の前部に横支軸を介して
上下回動自在に連結し、前記支持体の上方に上向
き弾力付勢して配設した座受体を、支持体に対し
て昇降自在に連結し、前記固定枠体と支持体との
間に、ねじりばね体をその上下自由端部が後向き
になるように配設し、該ねじりばね体の下自由端
部を固定枠体に回動自在に枢支し、ねじりばね体
の上自由端部を、前記座受体の下向き移動につれ
て下部が後向き回動するように構成したリンクの
当該下部に直接又は間接的に連結し、且つ前記ね
じりばね体の上自由端部側を支持体における接当
部に前後摺動自在に接当させたことを特徴とする
椅子の傾動装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15288289U JPH0537791Y2 (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 | |
US07/633,962 US5224758A (en) | 1989-12-27 | 1990-12-26 | Tilting control assembly for chair |
EP90125603A EP0435297B1 (en) | 1989-12-27 | 1990-12-27 | Tilting control assembly for chair |
KR1019900021956A KR0171580B1 (ko) | 1989-12-27 | 1990-12-27 | 의자의 경사작동제어장치 |
DE69021353T DE69021353T2 (de) | 1989-12-27 | 1990-12-27 | Anordnung zur Regelung der Neigung eines Stuhls. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15288289U JPH0537791Y2 (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0389647U JPH0389647U (ja) | 1991-09-12 |
JPH0537791Y2 true JPH0537791Y2 (ja) | 1993-09-24 |
Family
ID=31699119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15288289U Expired - Lifetime JPH0537791Y2 (ja) | 1989-12-27 | 1989-12-27 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0537791Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006193866A (ja) * | 2005-01-17 | 2006-07-27 | Singapore Co Ltd | シェイプアップ機能付きボトムス |
WO2024095353A1 (ja) * | 2022-10-31 | 2024-05-10 | ビーフォーケー ゲーエムベーハー | 椅子 |
-
1989
- 1989-12-27 JP JP15288289U patent/JPH0537791Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0389647U (ja) | 1991-09-12 |
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