JP2562808Y2 - 椅子のロッキング装置 - Google Patents

椅子のロッキング装置

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JP2562808Y2
JP2562808Y2 JP1990032296U JP3229690U JP2562808Y2 JP 2562808 Y2 JP2562808 Y2 JP 2562808Y2 JP 1990032296 U JP1990032296 U JP 1990032296U JP 3229690 U JP3229690 U JP 3229690U JP 2562808 Y2 JP2562808 Y2 JP 2562808Y2
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俊一 高松
浩 岩淵
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株式会社イトーキクレビオ
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、背もたれにもたれ掛かったときのクッショ
ン性能を人の体重の違いに関係なく略一定に保持するよ
うにした椅子に関するものである。
〔従来の技術〕
本願出願人は、先の実用新案登録出願(実願昭63-101
990号:実開平2-22154号)において、椅子に腰かけた人
の体重に応じて背もたれのクッション性能(硬さ)を自
動的に調節するようにした考案として、座体及び背もた
れを、各々人の体重によって撓み変形し得るように弾性
を有する板状の部材にて形成し、前記背もたれの裏面
に、その裏面に対して遠近移動するように湾曲可能な膨
出部を備えた補強リブを設け、背もたれと補強リブ体と
の隙間内に、この補強リブ体の膨出寸法を大小変化させ
る押圧カムを回動自在に設け、該押圧カムと座体におけ
る作用略中途部とを、ワイヤー等の引っ張り体で連結す
ることを提案した。
〔考案が解決しようとする課題〕
このように構成すると、座体に人が腰掛けた場合に、
座体の左右略中途部が人の体重によって沈み込む寸法が
人の体重によって大小異なることにより、背もたれ補強
リブに対する押圧カムの回動角度が椅子に腰掛けた人の
体重に比例して変化し、それに伴って補強リブの曲げ応
力が変化するから、背もたれの弾性が椅子に腰掛けた人
の体重に応じて変化すると、換言すると、椅子に腰掛け
た人の体重が異なっても、人の背に対する反力が硬すぎ
たり柔らかすぎたりすることはなく、後傾動に対するク
ッション性能が略一定に保持されるように調節されるこ
とになる。
しかし、この先願考案は、背もたれの弾力を、椅子に
座った人の体重を軽量に応じて自動的に調節することは
できるが、座体の撓み量の変化を利用して補強リブの曲
げ応力を変化させるものであるため、座体を後傾動自在
に構成した椅子には適用できないと言う問題があった。
また、この先願考案は、座体及び背もたれを弾性素材
製とした椅子にしか適用できず、一般に使用されている
事務用等の椅子には適用し難い点も問題があった。
本考案は、これらの問題を解消した椅子のロッキング
装置を提供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
この目的を達成するため本考案は、脚支柱の上部に設
けた支持機構に後傾動自在に取付けた座体と、この座体
に後傾動自在に取付けた背もたれと、前記座体の後傾動
を弾性的に支持するために前記支持機構に設けた座体用
ばね体と、前記背もたれの後傾動を弾性的に支持するた
めに座体と背もたれとの間に設けた背もたれ用ばね体と
を備えた椅子において、 「前記座体用ばね体と背もたれ用ばね体とを、荷重作
用点が移動するとばね定数が変化する梁型に形成し、 前記座体用ばね体と座体との間に、座体の荷重を座体
用ばね体に作用させるための座体用荷重作用体を、座体
用ばね体のばね定数を変化させる方向に自在に移動する
ように設け、かつ、座体用ばね体のばね力を、人が着座
しただけで弾性変形せず、人が背もたれにもたれ掛かっ
て背もたれ荷重が大きなモーメントとして作用すると弾
性変形するような大きさに設定する一方、 前記背もたれ用ばね体と背もたれとの間に、背もたれ
荷重を背もたれ用ばね体に作用させるための背もたれ用
荷重作用体を、背もたれ用ばね体のばね定数を変化させ
る方向に自在に移動するように設け、 更に、前記支持機構と座体との間に、着座した人の体
重の大きさに比例して座体用荷重作用体と背もたれ用荷
重作用体とを座体用ばね体並びに背もたれ用ばね体のば
ね定数が大きくなる方向に移動させるようにした体重感
応手段を設ける」の構成にした。
〔考案の作用・効果〕
この考案において、人が椅子に着座しただけでは座体
及び背もたれは後傾せず、着座した人が背もたれにもた
れ掛かると、背もたれが背もたれ用ばね体に抗して後傾
動する。また背もたれは座体に取付いているため人が背
もたれにもたれ掛かると、背もたれ荷重が大きなモーメ
ントとして座体用ばね体に作用し、このため、座体も座
体用ばね体に抗して後傾動する。すなわち、背もたれと
座体とが一緒に後傾動する。
その場合、体重感応手段により、座体用ばね体に対す
る座体の荷重作用体が移動して、座体用ばね体のばね定
数が着座した人の体重に比例して大きくなるように変化
するから、座体の後傾動を支持する弾性力は硬すぎたり
柔らか過ぎたりすることはなく、座体の後傾動に対する
クッション性能は着座した人の体重に関係なく一定に保
持される。
他方、座体用ばね体に対する座体の荷重作用体が移動
することに連動して、背もたれ用ばね体に対する背もた
れの荷重作用体も移動して、背もたれ用ばね体は、着座
した人の体重に比例して大きくなるように変化するか
ら、背もたれの後傾動に対するクッション性能は着座し
た人の体重に関係なく一定に保持される。換言すると、
体重の異なる人に対して同じ程度のロッキング状態を付
与できる。
従って、本考案によると、着座した人が背もたれにも
たれ掛かった場合における座体の後傾動と背もたれの後
傾動に対するクッション性能を、着座した人の体重に関
係なく略同じ程度に保持できるから、体重が軽重異なる
人に対して快適な座り心地を提供できる。
この場合、座体用ばね体と背もたれ用ばね体とを梁型
のものに形成したから、ばね体に対して荷重作用体を移
動させることの確実性を向上することができ、その結
果、体重の軽重の関係なく同じ程度のロッキング状態を
付与できる機能を向上することができる。
〔実施例〕
次に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1〜10図に示すのは第1実施例であり、このうち第
1図は要部の分解斜視図である。この第1図に示す符号
Aは椅子における脚支柱2の上部に取付けた支持機能
を、符号Bは前記支持機構Aに前後傾動自在に取付けら
れた座体を示す。また、第7図に示すように、座体Bに
は符号Cで示す背もたれが後傾動自在に取付けられてい
る。
第2図は一部切り欠き平面図、第3図は第2図のIII-
III視断面図、第4図は第2図のIV-IV視断面図、第5図
は第3図のV−V視断面図、第6図は第2図のVI-VI視
断面図であり、先ず、これらの図面に基づいて支持機構
Aの構造や座体Bの取付け手段を示す。
支持機構Aは、脚支柱2の上部に固定された固定枠体
50と、該固定枠体50に上下回動自在にピン52にて枢着さ
れた前向きのアーム部材51とで構成されている。前記ア
ーム部材51における底板51aと前記固定枠体50における
底板50aとにはボルト53が上下抜け不能に嵌挿されてお
り、該ボルト53の頭53aと固定枠体50の底板50aとの間
に、強いばね力のコイルばね54を介挿することにより、
アーム部材51が強い力でのみ僅かの寸法だけ下向き回動
するように構成している。なお、アーム部材51と固定枠
体50とは一体的に形成しても良い。
一方、前記座体Bは、前記アーム部材51の前端にピン
56にて回動自在に枢着された座受体55と、該座受体55の
上方に配設した座板57とを備えており、前記座板57の上
面にはクッション材57aが敷設されている。
座体Bの後傾動は、板ばねから成る片持ち梁状の座体
用ばね体68で弾性的に支持されており、この座体用ばね
体68に対する座体Bの荷重作用点を、体重感応手段によ
って支点から遠近移動させることにより、座体用ばね体
68のばね定数を着座した人の体重に応じて大小変化させ
るようにしている。
次に、体重感応手段を説明する。
前記座受体55の左右両側部の上面に、上向き開口コ字
状で椅子の前後方向に延びる下ブラケット58を各々固着
する一方、前記座板57における左右両側部の下面には、
前記下ブラケット58に被嵌し得る上ブラケット59を各々
固着し、これら上下ブラケット59,58の内側板における
前後適宜隔てた2箇所の部位に、平行リンク機構におけ
る側面視略く字状のリンク杆60を、当該リンク杆60の下
部が前記座受体50に穿設した貫通孔61から下向きに延び
るように各々配設している。
これら各リンク杆60における上下中途部位は、水平状
のピン62にて前記下ブラケット58の内外側板に回動自在
に枢着されており、各リンク杆60に上端を、前記上ブラ
ケット59の内外側板に水平状のピン63にて回動自在に枢
着している。また、上下ブラケット59,58の間に圧縮ば
ね77を介挿する一方、左右における前後リンク杆60の下
部に、各々連結杆64の前端と後端とを回動自在にピン65
枢着している。
更に、左右連結杆64の前後略中間位置に左右長手の支
軸66を連結することにより、4本のリンク杆60が一斉に
回動するように構成し、前記支軸66の左右略中間位置に
は、座体Bの荷重を前記座体用ばね体68に作用させるた
めの座体用荷重作用体の一例として、滑動子67を回転自
在又は回転不能に取付けている。
前記アーム部材51には、前記座体用ばね68の基端をボ
ルト69で固定し、この座体用ばね体68の上面で前記滑動
子67を当接させている。この座体用ばね体68は複数枚の
板ばねを重ね合せた状態になっている。また、座体用ば
ね体68は、人が着座しただけでは弾性変形せず、人が背
もたれCにもたれ掛かって大きなモーメントが作用する
と初めて弾性変形するようなばね力に設定されている。
前記各リンク杆60の側面には、座受体55の下面に当接
するストッパー70を固着して、座板57の前方へのスライ
ド位置を規制しているが、このストッパー70が座受体55
の下面に当接したとき、各リンク杆60における中途部の
ピン62と上端のピン63との成す線71が鉛直線72よりも適
宜角度θ後傾するように設定することにより、人が座体
Bに腰掛けると必ず座板57が座受体55に対して後方にス
ライドするように構成している。
また、前記支軸66の左右両端部には、座受体55の下面
に当接する支持ローラ73を回転自在に軸支又は回転不能
に取付けている。更に、前記上下ブラケット59,58の間
には、前記各リンク杆60に対するピン62,63に被嵌する
補助リンク75を介挿しており、これにより、各リンク杆
60が円滑に作動するようにしている。
以上の構成において、人が椅子に座ると、座体Bは圧
縮ばね77に抗して僅かに後ろ向きスライドしつつ下降動
し、その下降動に連動してリンク杆60が第6図の一点鎖
線で示すように回動し、このリンク杆69の回動にて、滑
動子67が第6図に一点鎖線で示すように座体用ばね体68
の付け根方向に向けて移動して、滑動子67に対する座体
用ばね体68の支持スパンがL1からL2に変化する。
この場合、座体Bの下降量は着座した人の体重に比例
するから、滑動子67の移動量も着座した人の体重に応じ
て変化し、体重の小さい人よりも体重の大きい人の方が
L2の値が小さくなる。
従って、滑動子67の押圧作用によって座体用ばね体68
に曲げ応力が発生するにおいて、座体用ばね体68への荷
重の作用点から付け根までのスパンL2が着座した人の体
重に反比例して小さくなるから、座体用ばね体68のばね
定数は、着座した人の体重に比例して大きくなる。よっ
て、人が背もたれCにもたれ掛かって背もたれ荷重が大
きなモーメントとして座体用ばね体68に作用することに
よって座体Bが後傾するにおいて、座体用ばね体68の撓
み量は体重の軽重に関係なく同じ程度に保持されること
になる、その結果、座体Bの後傾動に対するクッション
性能(ロッキング性能)が体重の軽重にかかわりなく同
じ程度に保持される。
背もたれCの後傾動も、前記リンク杆60等から成る体
重感応手段により、着座した人の体重の軽重に関係なく
同じ程度に保持されるように構成されている。この点を
第7図〜第10図に基づいて説明する(第7図は椅子の後
部の縦断側面図、第8図は第7図のVIII-VIII視平断面
図、第9図は第8図のIX-IX視断面図、第10図は作用を
示す図である)。
前記座受体55の左右両側部後端には、上向きに延びる
背もたれ支柱79が各々固着されている。該左右両背もた
れ支柱79の上端には、背もたれ板80を取付けた断面コ字
状の背もたれ取付け枠81の下端が、取付け板79aを介し
て前後回動自在にピン82にて枢着されている。また、背
もたれ支柱79の上部内面に固着したスペーサ79bに、背
もたれCの後傾動を弾性的に支持するための背もたれ用
ばね体として、板ばねからなる上下長手の背もたれ用ば
ね体83の下端をねじ等に固着している。従って、背もた
れ用ばね体83も片持ち梁型になっている。
また、前記背もたれ取付け枠81の左右両側板81aに上
下長手の長孔84を穿設して、この長孔84に、背もたれ用
ばね体83に背もたれ荷重を作用させるための背もたれ用
荷重作用体の一例としての支持ピン85を上下動自在に嵌
挿して、この支持ピン85を前記背もたれ用ばね体83の全
面に当接している。従って、支持ピン85により、背もた
れCの荷重が背もたれ用ばね体83に作用する。換言する
と、支持ピン85は、背もたれ用ばね体83に対する背もた
れCの荷重作用点となる。
前記支持ピン85には、ベルト状(ワイヤー状でも良
い)の引っ張り体86の一端が係止されており、該引っ張
り体86の他端は、座体Bの下方に設けた前記連結杆64の
外側面に突設した係止ピン87に係止されている。
第10図に示すように、前記支持ピン85には、椅子の正
面視で下向きコ字状の連結部材88を係止する一方、前記
背もたれ取付け枠81の内面のうち前記連結部材88よりも
上方の部位にブラケット89を固着し、このブラケット89
に装着したばね90によって連結部材88を上向きに引っ張
り付勢している。
なお、前記背もたれ支柱79には、引っ張り体86に対す
るガイドローラ79c及びガイド体79dを設けている。ま
た、背もたれ板80の前面にはクッション材80aを張設し
ている。
また、第6図に示す符号76は、座体Bが一定角度以上
前傾するのを防止する規制リンクである。この規制リン
クは、また、前記平行リンク機構におけるリンク杆60の
ピン62,6とを繋ぐ線71と鉛直線72とが成す角度θを保障
する役割も備えている。
以上の構成において、椅子に腰掛けた人が背もたれC
にもたれ掛かると、前記したように座体Bが座体用ばね
体68の弾性の抗して後傾すると共に、背もたれCは背も
たれ用ばね体83の弾性に抗して後傾する。
その場合、前記したように、座体Cの下方に設けたリ
ンク杆60が回動することにより、連結杆64を介して滑動
子67が前進動し、座体用ばね体68における荷重の支持ス
パンがL1からL2に小さくなる。それと共に、連結杆64が
前向き移動するのに伴って引っ張り体86が引っ張られる
ことにより、背もたれ用ばね体83に対する対する支持ピ
ン85の当接位置が下向きに変化するため、背もたれ用ば
ね体83の荷重支持スパンがL3からL4に変化する。
そして、支持ピン85の移動寸法は、引っ張り体86を介
して前記連結杆64に連動しているから、背もたれ用ばね
体83の支持スパンも椅子に腰掛けた人の体重に比例して
大きくなるように変化することになる。
従って、背もたれCが後傾動するに際して、背もたれ
Cに対する背もたれ用ばね体83の弾性も、椅子に腰掛け
た人の体重に応じて変化する。換言すると、支持ピン85
による背もたれ用ばね体83の撓み変形量lが、椅子に腰
掛けた人の体重に関係なく略一定に保持されることにな
り、その結果、背もたれCの後傾に対するクッション性
能は、着座した人の体重の軽重に関係なく同じ程度に保
持される。
このように、圧縮ばね77やリンク杆60等から成る一つ
の体重感応手段によって、座体Bの後傾動に対する弾性
支持力と背もたれCの後傾動に対する弾性支持力とが人
の体重に応じて自動調節されるから、椅子に腰掛ける人
の体重が異なっても同じ程度のロッキング状態が付与さ
れ、その結果、体重の軽重異なる人に対して快適な座り
心地を与えることができるのである。
なお、前記背もたれCに対する背もたれ用ばね体83
は、その上端に向けて徐々に巾狭となるように形成する
ことにより、支持ピン85の僅かの移動量にてばね力が大
きく変化するようにしているが、単なるストレート状に
形成したり、厚さ寸法を上端に向けて小さくしたり、或
いは巾寸法と厚さ寸法との両方を上端に向けて小さくし
たりしても良いのであり、また、棒状に形成しても良
い。
第11図に示すのは第2実施例である。
この第2実施例では、体重感応手段を第1実施例と同
じ構成にした場合において、背もたれ取付け枠81の下部
を側面視略L字状に形成して、該背もたれ取付け枠81に
おける垂直部81aの下部を、座受体55における側板55aの
後部に、ブラケット40を介してピン41にて枢着すること
により、背もたれCを座体Bに対して前後傾動自在に構
成している。
更に、前記座受体55における左右両側部の下面に、片
持ち梁状で板状の背もたれ用ばね体42を、前記背もたれ
取付け枠81の水平部81bに向けて延びるように配設し、
該背もたれ用ばね体42の基部をスペーサ43を介して座受
体55の下面に固着する一方、前記座体弾力調節機構にお
ける連結杆64を後方に向けて延長し、該左右両連結杆64
の後ろ向き延長部64aに、背もたれ用荷重作用体の一例
としての滑動子44を支軸45にて取付け、この滑動子44を
板状ばね体42の上面に当接させたものである。
この実施例では、座体Bが後傾動する際のクッション
性能の調節と、背もたれCが後傾動する際のクッション
性能の調節とが、連結杆64を介して直接的に行われる。
第12〜17図では体重感応手段の別例を示している。
このうち第12〜15図に示すのは第3実施例である(第
12図は一部破断側面図、第13図は第12図のXIII-XIII視
平面図、第14図は第12図のXIV-XIV視断面図、第15図は
第12図のXV-XV視断面図である)。
この第3実施例では、座体Bを座受体55と座体57とで
分離構成して、座受体55に対する座体57の下降動に関連
して、アーム部材51に固定された座体用ばね体68の弾性
を変化させるにおいて、体重感応手段としてパンタグラ
フ状リンク機構を利用している。
すなわち、座受体55における左右両側部に上面に、前
後一対ずつの断面上向きコ字状の下ブラケット92,93を
固着する一方、座体57における左右両側部の下面に、前
記下ブラケット92,93に対向するように前後一対ずつの
断面下向きコ字状の上ブラケット94、95を固着し、これ
ら前部における上下ブラケット94,92の間には、側面視
X字状の前部パンタグラフ状リンク機構96を、後部にお
ける上下ブラケット95,93の間には、多数のリンク杆97
を上下3箇所のピン98,99,100にて連結して成る後部パ
ンタグラフ状リンク101を各々介挿している。
前記各パンタグラフ状リンク機構96,101における上端
のピン98と下端のピン100とを、各々上下ブラケット94,
95,92,93における左右両側板に穿設した前後長手の長孔
102に抜け不能に嵌挿することにより、座体57が座受体5
5に対して一定寸法だけ上下自在となるように構成する
一方、座受体55と座板57との間には圧縮ばね103を介挿
している。
更に、右側に位置した後部パンタグラフ状リンク機構
101における前端のリンク杆97に対する下端のピン100
と、左側に位置した後部パンタグラフ状リンク機構101
における前端のリンク杆97に対する下端のピン100とを
支軸104にて一体的に連結し、該支軸104に滑動子67を回
転自在に被嵌し、該滑動子67を、座受体55に穿設した通
孔105を介して座体用ばね体68の上面に当接している。
そして、背もたれ弾力調節機構に対する左右両引っ張
り体86の他端を、前記左右両後部パンタグラフ状リンク
機構101における中途高さのピン99のうち最前部のもの
に各々係止したものである。
この第3実施例では、座体Bに人が腰掛けると、座体
57が圧縮ばね103に抗して座受体57に向けて下降し、座
板57と座受体55との隙間間隔が小さくなるのに連れて、
前後両パンタグラフ状リンク96,101における前後長さ寸
法が長くなる。
すると、後部パンタグラフ状リンク機構101の前端に
連結した支軸104が前向きに移動することにより、滑動
子67が座体用ばね体68の上面を前方に移動し、座体用ば
ね体68における支持スパンLが、椅子に腰掛けた人の体
重に反比例して変化する。従って、人が背もたれCにも
たれかかった場合、座体Bの後傾動に対するクッション
性能が、椅子に腰掛けた人の体重に合わせて略一定とな
るように自動的に調節される。それと共に、背もたれC
の後傾動に対する弾性支持力が、引っ張り体86を介して
自動的に調節される。
第16図に示すのは第4実施例である。
この第4実施例では、支持機構Aを、脚支柱2の上部
に固定された固定枠体106と、該固定枠体106にピン115
にて回動自在に枢着されたアーム部材107とで構成し、
該アーム部材107の前部上端に、座体Bにおける座受体1
08を上下回動自在に枢着し、該座受体108とアーム部材1
07との間に圧縮ばね114を介挿している。
更に、前記固定枠体106に、椅子の後方に向けて延び
る座体用ばね109の基端を固着し、該座体用ばね体109に
て、滑動子110を介して座受体108の荷重を支持するに当
たり、前記アーム部材107と座受体108とを、く字状に連
結した2本のリンク杆111にて連結し、これら両リンク
杆111の枢着ピン112と前記滑動子110とを連結杆113にて
連結し、前記滑動子109等の回動部材に、背もたれ弾力
調節機構(図示せず)を作動させる引っ張り体86の他端
を係止している。
この第4実施例では、座受体108とアーム部材107と
が、アーム部材107と固定枠体106との枢着ピン115を中
心にして後傾動し、その後傾に対して座体用ばね109に
てクッション性能が付与される。
その場合、座体Bに人が腰掛けると、座受体108が圧
縮ばね114に抗してアーム部材107に対して下降して、座
受体108とアーム部座107との成す角度が小さくなること
により、リンク杆111及び連結杆113を介して滑動子110
が移動調節され、その移動調節された状態にて、座受体
108とアーム部材107との両者が固定枠体106に対して一
体的に後傾動して、座体Bの後傾動に対する弾性支持力
が自動的に調節され、それと同時に、引っ張り体86を介
して背もたれに対する弾性支持力が同時に自動調節され
る。
第17図に示すのは、体重感応手段として油圧機構を利
用した第5実施例である。
この第5実施例は、支持機構Aを、脚支柱2の上部に
固定された固定枠体106と、該固定枠体106に平行リンク
機構124を介して前後動及び上下動自在に取付けた昇降
枠体116とで構成し、該昇降枠体116の前部に、座体Bに
おける座受体108の前部をピン125にて回動自在に枢着し
ている。
また、昇降枠体116に、板状の座体用ばね体109の基端
を固着し、該座体用ばね体109にて、座体108の荷重を滑
動子110を介して支持した場合において、前記固定枠体1
06と昇降枠体116との間に支持シリンダ117を配設し、該
支持シリンダ117のピストンロッド118にて昇降枠体116
を支持している。
更に、前記座受体119の下面に、前記滑動子110を座体
用ばね体109の長手方向に沿って移動操作するようにし
た作動シリンダ119を固着し、該作動シリンダ119におけ
る油圧室のうち滑動子109寄りの部位と、前記支持シリ
ンダ117における油圧室の下端とを可撓性ホース120にて
接続している。
そして、滑動子109等の可動部材に対して、背もたれ
弾力調節機構(図示せず)を作動させるための引っ張り
体86の他端を係止する。
この実施例では、座体Bに人の体重が作用すると、昇
降枠体116が固定枠体106に対して下降することにより、
支持シリンダ117のピストンロッド118が押し下げられ
て、支持シリンダ117内の油に圧力が作用し、それによ
って、作動シリンダ119に嵌挿したピストンロッド120が
後退方向に押圧されるから、滑動子110が板ばね体109の
基部に向けて移動する。
この場合、支持シリンダ117の油圧室に作用する圧力
は、椅子に座った人の体重に比例して変化することによ
り、作動シリンダ119におけるピストンロッド120の移動
量も体重の軽重に比例して変化するから、座体Bが傾動
するに際してのクッション性能が、椅子に腰掛けた人に
体重に応じて自動式に調節され、それに伴って、背もた
れの後傾動に対する弾力支持力も自動的に調節される。
このように、座体Bの弾力調節機構として油圧機構を
利用した場合には、背もたれCの弾力調節機構における
作動ピンの移動調節を油圧シリンダにて行い、この背も
たれの弾力調節機構における油圧シリンダと支持シリン
ダとを可撓性ホースにて接続するようにしても良い。
以上の各実施例のように、背もたれの後傾動に対する
弾力を、板状ばね体にて調節する場合には、板状ばね体
を背もたれの左右両側部に各々1箇所ずつ設けるのみで
なく、背もたれの左右両側部又は背もたれの左右中間部
等に、板状ばね体を上下方向に沿って多段式に設けて、
背もたれが上下複数箇所において後方に屈曲回動するよ
うに構成しても良いのである。
なお、座体用ばね体として板状のものを使用した場合
には、第18図に示すように、ばね体122の巾寸法を自由
端に向けて小さくしたり、第19図に示すように、ばね体
122の厚さ寸法の自由端に向けて小さくしたり、或い
は、巾寸法と厚さ寸法との両方を自由端に向けて小さく
しても良く、このようにすると、ばね体122の断面積が
ばね体122の一端と他端との方向に沿って大きく変化す
ることにより、滑動子123が僅かに移動するだけでばね
体122のばね定数が大きく変化するから、椅子に座った
人に対するクッション性能の感応性をより向上できる利
点がある。
【図面の簡単な説明】
第1〜10図は本考案の第1の実施例を示し、第1図は分
解斜視図、第2図は一部切欠き平面図、第3図は第2図
のIII-III視断面図、第4図は第2図のIV-IV視断面図、
第5図は第3図のV−V視断面図、第6図は第2図のVI
-VI視断面図、第7図は背もたれの側断面図、第8図は
第7図のVIII-VIII視断面図、第9図は第7図のIX-IX視
断面図、第10図は背もたれ弾力調節機構の作用を示す図
である。第11図は第2の実施例を示す側断面図である。
第12〜15図は第3の実施例を示し、第12図は要部側断面
図、第13図は第12図のXIII-XIII視平断面図、第14図は
第12図のXIV-XIV視断面図、第15図は第12図のXV-XV視断
面図である。第16図は第4実施例を示す図、第17図は第
5実施例を示す図である。第18図及び第19図は座体用ば
ね体の別例図である。 A……支持機構、B……座体、C……背もたれ、2……
脚支柱、42,83……背もたれ用ばね体、44……背もたれ
用荷重作用体の一例としての滑動子、55,108……座受
体、57……座板、60……体重感応手段の一部を成すリン
ク杆、66……支軸、67,110,123……座体用荷重作用体の
一例としての滑動子、68,109,122……座体用ばね体、7
7,103,114……体重感応手段の一部を成す圧縮ばね、79
……背もたれ支柱、85……背もたれ用荷重作用体の一例
としての支持ピン、86……引っ張り体、96,101……パン
タグラフ状リンク機構。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】脚支柱の上部に設けた支持機構に後傾動自
    在に取付けた座体と、 この座体に後傾動自在に取付けた背もたれと、 前記座体の後傾動を弾性的に支持するために前記支持機
    構に設けた座体用ばね体と、 前記背もたれの後傾動を弾性的に支持するために座体と
    背もたれとの間に設けた背もたれ用ばね体とを備え、 前記座体用ばね体と背もたれ用ばね体とを、荷重作用点
    が移動するとばね定数が変化する梁型に形成し、 前記座体用ばね体と座体との間に、座体の荷重を座体用
    ばね体に作用させるための座体用荷重作用体を、座体用
    ばね体のばね定数を変化させる方向に自在に移動するよ
    うに設け、かつ、座体用ばね体のばね力を、人が着座し
    ただけで弾性変形せず、人が背もたれにもたれ掛かって
    背もたれ荷重が大きなモーメントとして作用すると弾性
    変形するような大きさに設定する一方、 前記背もたれ用ばね体と背もたれとの間に、背もたれ荷
    重を背もたれ用ばね体に作用させるための背もたれ用荷
    重作用体を、背もたれ用ばね体のばね定数を変化させる
    方向に自在に移動するように設け、 更に、前記支持機構と座体との間に、着座した人の体重
    の大きさに比例して座体用荷重作用体と背もたれ用荷重
    作用体とを座体用ばね体並びに背もたれ用ばね体のばね
    定数が大きくなる方向に移動させるようにした体重感応
    手段を設けたこと、 を特徴とする椅子のロッキング装置。
JP1990032296U 1989-11-30 1990-03-28 椅子のロッキング装置 Expired - Lifetime JP2562808Y2 (ja)

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US07/540,131 US5080318A (en) 1989-11-30 1990-06-19 Tilting control assembly for chair
KR1019900009087A KR0166077B1 (ko) 1989-11-30 1990-06-20 의자의 로킹장치
EP90111890A EP0434897B1 (en) 1989-11-30 1990-06-22 Tilting control assembly for chair
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