JPH053645A - 小型電動機用整流子及びその製造方法 - Google Patents

小型電動機用整流子及びその製造方法

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JPH053645A
JPH053645A JP3247428A JP24742891A JPH053645A JP H053645 A JPH053645 A JP H053645A JP 3247428 A JP3247428 A JP 3247428A JP 24742891 A JP24742891 A JP 24742891A JP H053645 A JPH053645 A JP H053645A
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insulating resin
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和信 菅野
Koji Takahashi
幸治 高橋
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Asmo Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R39/00Rotary current collectors, distributors or interrupters
    • H01R39/02Details for dynamo electric machines
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型電動機用整流子及びその製造方法であっ
て、剥離強度の有る樹脂掴み用中爪を簡単に作成出来、
かつ絶縁樹脂部の強度の向上を図る。 【構成】 整流子片の中央部の窪みを囲む4面または5
面の壁を、中爪および切り起し突起からなる窪み側へオ
ーバハングした壁として、該窪み内に充填される樹脂に
対して、遠心力、回り力および引張力が作用する3軸方
向の応力のいずれに対しても、整流子片を確実に係止す
る。アンダーカット部における絶縁樹脂の切り込み量が
少なくなる。中爪及び切り起し突起を板材からなる円筒
曲げ加工用順送型にて成形する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、小型電動機用整流子及
びその製造方法に関し、特に、回転中に整流子片が内周
面に固着した絶縁樹脂部から飛散するのを防止するた
め、整流子片の内周側に設ける絶縁樹脂掴み用の中爪の
構造の改良を図ると共に、各整流子片を絶縁するための
アンダーカット量を少なくて絶縁樹脂部の強度の向上も
図るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の小型電動機用整流子は、
図35に示す構造からなり、軸芯部にモータシャフトを
取り付ける円筒状の絶縁樹脂部1の外周面に、複数の整
流子片2をアンダーカット部3をあけて、互いに絶縁し
た状態で固着している。該整流子は導電材からなる円筒
管を形成した後、その内部に絶縁樹脂を充填して固着
し、その後、円筒管に周方向に間隔をあけてアンダーカ
ットを施して作成されている。
【0003】上記整流子を内蔵する小型電動機では、回
転中に整流子片2に遠心力、回り力および引張力が作用
し、よって、固着した絶縁樹脂部1から剥離して飛散し
やすい問題があった。
【0004】上記整流子片2の剥離を防止するため、従
来、図36、図37及び図38に示す如き、絶縁樹脂掴
み用の中爪5A,5B,5Cを整流子片2の内周面に突設
している。即ち、図36に示す中爪5Aは導電材からな
る円筒管の内周面に、周方向に間隔をあけて切り起こし
で形成している。図37に示す中爪5Bは導電材からな
る平板状の板材の両端縁に間隔をあけて中爪となる突片
を成形しておき、板材を円筒形状とした後に、該円筒部
内に突出するように折り曲げて形成している。図38に
示す中爪5Cは、導電材からなる平板状の板材に対して
圧延により長さ方向に沿って図示のように突出させて形
成した圧延突起からなる。よって、上記中爪5A,5B
は円筒管の内周面に周方向に間隔をあけて設けられてい
るのに対して、中爪5Cは全周に設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図36
に示す切り起こし中爪5Aを設ける場合、円筒曲げ後に
切り起こし加工するため多大の工数が必要となる欠点が
ある。また、図37に示す折り曲げ中爪5Bを設ける場
合、剥離強度を確保するために上記絶縁樹脂の部分の体
積が多く必要となり、整流子の内外寸法が設計時に拘束
される欠点がある。さらに、図38に示す圧延突起から
なる中爪5Cを設ける場合、圧延工程を必要とするた
め、その設備費が高価につく欠点がある。さらに、円筒
管に絶縁樹脂充填後に整流子のアンダーカットを行う際
に、中爪5Cが全周にあることにより、樹脂部分を深く
切り込む必要があり、そのため絶縁樹脂部の強度が低下
すると共に、アンダーカット刃具の摩耗が速くなる問題
もある。
【0006】さらに、上記したいずれの中爪5A〜5C
においても、絶縁樹脂充填時に、樹脂成形圧力により変
形または欠損を生じ易い問題があった。
【0007】そこで、本発明の目的は、上記した樹脂掴
み用中爪を多大な工程を必要とせず、かつ、圧延設備等
の高価な設備を必要とせずに簡単に作成出来ると共に、
従来の中爪のような樹脂成形圧力により変形が生じるこ
とがなく、しかも、従来の中爪より確実に樹脂に対する
掴み作用を有する剥離強度のある中爪を備えた整流子お
よびその製造方法を提供せんとするものである。さら
に、本発明の他の目的は、樹脂充填後に行うアンダーカ
ット量を少なくして、絶縁樹脂部の強度の向上を図るこ
とである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1は、複数の整流子片が円筒状絶縁
樹脂部の外周面にアンダーカット部と交互に配列固定さ
れた整流子において、上記各整流子片の絶縁樹脂固着側
の内周面に、その中央部に矩形状の窪みを設け、該窪み
の全周を囲む4辺に、内側へ傾斜させて前記窪みにオー
バハングしている中爪及び切り起し突起を設けているこ
とを特徴とする小型電動機用整流子を提供するものであ
る。前記した各整流子には、前記窪み周方向の両側の中
爪の外側に、それぞれV状溝、外側に傾斜した中爪及び
深底の溝が軸方向全長に沿って設けられ、上記アンダー
カットは前記深底の溝の中央部に施されていることが好
ましい。
【0009】また、本発明の請求項3は、請求項1の整
流子を製造するための方法であって、導電材からなる薄
肉な帯状の平板の片面に、幅の狭い溝と、幅の広い窪み
とを交互に成形した後、前記溝と窪みとの間の稜線部を
V字状に切り開いて、溝と窪みとの間に2個の突出部を
成形し、前記V字状の切り開き部分を押し広げることに
より、上記2個の突出部を窪み側と溝側とに夫々傾斜さ
せた中爪とすると共に、前記窪みの軸方向両端縁に沿っ
た部分に窪み側へ傾斜させた切り起し突起を設けた後、
平板を円筒曲げ加工して円筒管を成形し、ついで、該円
筒管の内部に絶縁樹脂を充填して固着し、その後、前記
円筒管の溝の中央部に沿って切り込みを行い、アンダー
カット部を設けていることを特徴とする小型電動機用整
流子の製造方法を提供するものである。
【0010】さらに本発明の請求項4は、複数の整流子
片が円筒状絶縁樹脂部の外周面にアンダーカット部と交
互に固定された整流子において、前記各整流子片の絶縁
樹脂固着側の内周面に、その中央部に窪みを設け、該窪
みの中央部に中央凸部を設け、該窪みの一端側に端凸部
を設け、上記中央凸部の軸方向の両端縁に、外方へ傾斜
させて前記窪みにオーバハングした切り起し突起をそれ
ぞれ設け、前記端凸部の内端縁に、内方へ傾斜させて前
記窪みにオーバハングした切り起し突起を設け、前記窪
みの周方向の両側に、内方へ傾斜した中爪及び溝が軸方
向の全長に沿って設けられ、前記アンダーカット部は前
記溝の中央部に施されていることを特徴とする小型電動
機用整流子を提供するものである。
【0011】さらにまた、本発明の請求項5は、請求項
4の整流子を製造する方法であって、導電材からなる薄
肉な帯状の平板の片面に、幅の狭い溝と、端凸部と中央
凸部とを有する窪みとを交互に成形した後、前記溝を押
し広げることにより、周方向の内方に傾斜させた中爪と
すると共に、 前記中央凸部の軸方向の両端縁及び端凸
部の内端縁に、窪み側へ傾斜させた切り起し突起をそれ
ぞれ設けた後、平板を円筒曲げ加工して円筒管を成形
し、ついで、該円筒管の内部に絶縁樹脂を充填して固着
し、その後、前記円筒管の溝の中央部に沿って切り込み
を行い、アンダーカット部を設けていることを特徴とす
る小型電動機用整流子の製造方法を提供するものであ
る。
【0012】
【作用】上記したように、整流子片に設ける中爪及び切
り起し突起を、請求項1のように窪みの全周を囲むよう
にオーバハングさせ、または請求項4のように中央凸部
の周囲を囲むようにオーバハングさせることにより、モ
ータ回転中に生じる遠心力、回り力および引張力の3軸
方向の応力にいずれに対しても、窪み内に充填されてい
る絶縁樹脂との係止が確実になされる。よって、整流子
片の剥離強度が高くなり、飛散が防止出来る。なお、請
求項4のように、結線爪の近傍に相対向する強固な切り
起し突起を形成することにより、巻線結線時に発生する
高熱に対して、整流子片が浮き上がるのが防止出来る。
また、深く切り込んだ軸方向の溝に沿って切り込みを行
ってアンダーカットを設けることにより、アンダーカッ
ト量を少なくして絶縁樹脂部の強度を向上させることが
出来る。
【0013】さらに、請求項3または請求項5の製造方
法によれば、整流子片を形成する円筒管を、板材より、
その片面に溝加工および切り起こしを行った後に、円筒
曲げ加工して成形しているだけであるため、順送型で生
産性よく製造することができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図示の実施例により詳細に説
明する。図1から図16は第1実施例である。図1及び
図2において、10は導電材からなる整流子片、11は
円筒形状の絶縁樹脂部、12は整流子片10の外周面よ
り絶縁樹脂部11にかけて周方向に一定間隔をあけて切
り込んだアンダーカット部であり、整流子片10は絶縁
樹脂部11の外周面にアンダーカット部12と交互に配
列されて固着されている。
【0015】上記整流子片10は図3から図5に示す形
状であり、外周面15は円弧面からなり、内周面16側
には、壁面の周方向に、溝や内方へ突出した樹脂掴み用
中爪等を成形している。即ち、周方向の両端に極幅細の
長方形状の深底の溝17A,17B、これら溝17A,1
7Bの互いに近接した内端より外方に傾斜して突出した
外側中爪18A,18B、これら外側中爪18A,18B
の内側に設けたV状の溝19A,19B、これら溝19
A,19Bの内側に設けた互いに近接する内方に傾斜し
て突出した内側中爪20A,20B、これら内側中爪2
0A,20Bの内側の間に設けた幅広矩形状の浅い窪み
21を備えている。
【0016】上記整流子片10は、その中央に形成した
窪み21を除き、上記溝および爪を軸方向全長にわたっ
て形成しているが、上記窪み21のみは上下端縁と間隔
をあけて形成し、その間に窪み21の上下両辺に沿って
(即ち、周方向に)窪み21側へ傾斜させた切り起し突起
22A,22Bを設けている。よって、これら切り起し
突起22A,22Bと上下端縁との間に夫々V字状の溝
23A,23Bが周方向に設けられている。
【0017】上記整流子片10の溝、窪み、中爪及び切
り起し突起を形成した内面側は、円筒形状の絶縁樹脂部
11の外周面にアンダーカット部12をあけて、即ち、
周方向両端の溝17A,17Bがアンダーカット部12
に臨む状態で固着されている。整流子片10の内周面の
中央部に設けられた窪み21内に充填された樹脂は、そ
の周方向両端縁より内側に突出した中爪20A,20B
と軸方向両端縁より内側に突出した切り起し突起22
A,22Bとに囲まれた状態になる。
【0018】即ち、窪み21を4面の壁が内側にオーバ
ハングしており、窪み21内の樹脂を確実に掴む構成と
なっている。よって、図3及び図5に示すように、モー
タ回転時に生じる遠心力βに対して、4面の壁面、即
ち、中爪20A,20B、切り起し突起22A,22Bで
係止し、回り力γに対して、中爪20A,20Bで係止
し、引張力αに対して、切り起し突起22A,22Bで
係止して、3軸方向に対して絶縁樹脂部11との係合が
確実になされるようにしている。
【0019】さらに、アンダーカット部12を挟んで隣
接する整流子片10は、溝17A,17B内に充填され
た樹脂を外側中爪18A,18Bによりオーバハングし
ている。よって、該アンダーカット部12に臨む絶縁樹
脂部11も回り力γに対して中爪18A,18Bで確実
に係止するようにしている。
【0020】次に、上記第1実施例の整流子の製造方法
について図6から図16を参照して説明する。
【0021】図6に示す導電材からなる薄肉の帯状の平
板30を用い、図7及び図8に示すように、その片面
に、一端側(図中、下端側)より、幅の狭い長方形状の溝
17と、該溝17より幅は広いが長さが短い矩形状の窪
み21とを交互に成形している。上記窪み21は溝17
よりも深さを浅くしており、また、溝17は一端側の端
縁から切り込んで形成しているのに対して、窪み21は
端縁から所定間隔をあけて成形している。かつ、溝17
及び窪み21とも他端縁(図中、 上端縁)とは間隔をあけ
ることにより、折り曲げフランジ部の打ち抜き加工部分
41を残している。上記成形はプレス加工により一度に
複数の溝および窪みを形成する。
【0022】次に、図9及び図10に示すように、溝1
7と窪み21に挟まれた稜線部31を楔(図示せず)でV
字状に切り開き加工し、 溝17と窪み21の間にV字状
の溝19を挟んで一対の突出部32A,32Bを形成し
ている。尚、本実施例では、V字状の溝19の角度は約
30度としている。また、窪み21の上下両側に、窪み
21の上下両側辺に沿って、内側(窪み21側)に向けて
切り起し突起22A,22Bを設けている。これは切り
起し突起22A,22Bの外側にV字状の溝23A,23
Bを形成することによって作られる。
【0023】次に、 図11及び図12に示すように、上
記楔で切り開いた部分を押し広げ加工し(本実施例では
90度に広げる)、溝19の両側の突出部32A,32B
を互いに離反する方向へ、言い換えると、突出部32A
を溝17にオーバハングさせるように傾斜させ、突出部
32Bを窪み21にオーバハングさせるようして、外側
中爪18と内側中爪21とを形成している。その後、平
板30の上部側を図示のように必要形状に打ち抜き加工
し、結線爪となる突出部33を形成している。
【0024】次に、図13及び図14に示すように、 平
板30を円筒曲げ加工し、両端を固着して、内周面に溝
17,19,23A,23B、中爪19,20、窪み21、
切り起し突起22A,22Bを備えた円筒管35を作成
している。上記した溝および窪みの成形工程から円筒曲
げ加工までの工程はプレス加工によって行っている。
【0025】次に、図15及び図16に示すように、上
記円筒管35の内部に樹脂を充填し、外周面に円筒管3
5を固着した円筒状の絶縁樹脂部11を形成している。
該絶縁樹脂部11の内径は挿入するモータシャフトの外
径に対応した値に設定している。
【0026】最後に、上記円筒管35の溝17の中央部
分を外周面よりアンダーカットして、円筒管35を複数
の整流子片10に分離する。また、突出部33を折り曲
げ加工して結線爪40(図1参照)を成形している。該結
線爪40には巻線39(図5参照)を結線する。
【0027】上記した工程により、図1及び図2に示す
如きアンダーカット部12により分離された多数の整流
子片10を絶縁樹脂部11の外周面に固着した整流子が
製造される。
【0028】図17から図34は第2実施例である。図
17において、50は導電材からなる整流子片、51は
円筒形状の絶縁樹脂部、52は整流子片50の外周面よ
り絶縁樹脂部51にかけて周方向に一定間隔をあけて切
り込んだアンダーカット部であり、整流子片50は絶縁
樹脂部51の外周面にアンダーカット部52と交互に配
列されて固着されている。
【0029】上記整流子片50は図18から図20に示
す形状であり、外周面55は円弧面からなり、内周面5
6側には、壁面の周方向に、溝や内方へ突出した樹脂掴
み用中爪や凸部を成形している。即ち、周方向の両端に
極幅細の長方形状の溝57A,57B、これら溝57A,
57Bの互いに近接した内端より内方に傾斜して突出し
た外側中爪58A,58B、これら外側中爪58A,58
Bの内側に設けた窪み59、該窪み59の中央部に設け
た中央凸部60、該窪み59の一端側に設けた端凸部6
1、前記中央凸部60の軸方向の両端縁に外方に傾斜さ
せた切り起し突起62A,62B、端凸部61の内端縁
に内方へ傾斜させた切り起し突起62Cを備えている。
【0030】上記整流子片50は、上記溝57A,57
Bおよび外側中爪58A,58Bを軸方向全長にわたっ
て形成しているが、上記窪み59は上端縁と端凸部61
の間隔をあけて形成している。
【0031】上記整流子片50の溝、中爪、窪み、凸
部、爪及び切り起し突起を形成した内面側は、円筒形状
の絶縁樹脂部51の外周面にアンダーカット部52をあ
けて、即ち、周方向両端の溝57A,57Bがアンダー
カット部52に臨む状態で固着されている。整流子片5
0の内周面の中央部に設けられた窪み59内に充填され
た樹脂は、その周方向両端縁より内方に突出した外側中
爪58A,58Bと中央凸部60、並びに中央凸部60
の軸方向両端縁より外方に傾斜した切り起し突起62
A,62B及び端凸部61の端縁より内方に傾斜した切
り起し突起63Cとに囲まれた状態になる。
【0032】即ち、窪み59に対して各中爪58A,5
8B、切り起し突起62A,62B,62Cが内側にオー
バハングしており、窪み59内の樹脂を確実に掴む構成
となっている。よって、図18及び図19に示すよう
に、モータ回転時に生じる遠心力βに対して、5面の壁
面、即ち、中爪58A,58B、切り起し突起62A,6
2B,62Cで係止し、回り力γに対して、中爪58A,
58Bで係止し、引張力αに対して、中爪62A,62
B,62Cで係止して、3軸方向に対して絶縁樹脂部5
1との係合が確実になされるようにしている。
【0033】さらに、アンダーカット部52を挟んで隣
接する整流子片50は、溝57A,57B内に充填され
た樹脂を外側中爪58A,58Bによりオーバハングし
ている。よって、該アンダーカット部52に臨む絶縁樹
脂部51も回り力γに対して中爪58A,58Bで確実
に係止するようにしている。また、結線爪65の近傍に
強固な切り起し突起62B,62Cを形成しているの
で、巻線結線時に発生する高熱に対して、整流子片50
の浮き上がりを防止できる。さらにまた、上記第1実施
例と比較して、第2実施例では、幅及び長さの短い小型
又は多極の整流子においても、絶縁樹脂部51をつかむ
面積が多く、剥離強度が十分に保証される。
【0034】次に、上記第2実施例の整流子の製造方法
について図21から図34を参照して説明する。
【0035】図21に示す導電材からなる薄肉の帯状の
平板66を用い、図22から図24に示すように、その
片面に、一端側(図中、下端側)より、幅の狭い長方形状
の溝57と窪み59とを交互に成形している。上記窪み
59の中央部には矩形状の中央凸部60を成形すると共
に、該窪み59の一端側に端凸部61を成形する。上記
窪み59と溝57は同じ深さとしており、また、窪み5
9と溝57は一端側の端縁から切り込んで形成してい
る。上記溝57及び窪み59とも他端縁(図中、上端縁)
とは間隔をあけることにより、折り曲げフランジ部の打
ち抜き加工部分67を残している。上記成形はプレス加
工により一度に複数の溝、窪み及び凸部を形成する。
【0036】次に、図25から図27に示すように、溝
57を押し広げ加工し(本実施例では90度に広げる)、
溝57の両側の中爪58A,58Bを互いに離反する方
向へ、言い換えると、中爪58A,58Bを窪み59に
オーバハングさせるように内方へ傾斜させる。また、中
央凸部60の軸方向の両端縁を外方に向けて切り起こし
て切り起し突起62A,62Bを設け、端凸部61の内
端縁を内方に向けて切り起こして切り起し突起62Cを
設ける。上記切り起し突起62A,62B,62Cは、窪
み59にオーバハングさせるように傾斜させる。その
後、図28から図30に示すように、平板66の上部側
を図示のように必要形状に打ち抜き加工し、結線爪とな
る突出部67を形成している。
【0037】次に、図31及び図32に示すように、 平
板66を円筒曲げ加工し、両端を固着して、内周面に溝
57、中爪58、切り起し突起62、窪み59、凸部6
0等を備えた円筒管68を作成している。上記した溝お
よび窪みの成形工程から円筒曲げ加工までの工程はプレ
ス加工によって行っている。
【0038】次に、図33及び図34に示すように、上
記円筒管68の内部に樹脂を充填し、外周面に円筒管6
8固着した円筒状の絶縁樹脂部51を形成している。該
絶縁樹脂部51の内径は挿入するモータシャフトの外径
に対応した値に設定している。
【0039】最後に、上記円筒管68の溝57の中央部
分を外周面よりアンダーカットして、円筒管68を複数
の整流子片50に分離する。また、突出部67を折り曲
げ加工して図17に示すような結線爪69を成形してい
る。該結線爪69には巻線70を結線する。
【0040】上記した工程により、図17に示す如きア
ンダーカット部52により分離された多数の整流子片5
0を絶縁樹脂部51の外周面に固着した整流子が製造さ
れる。
【0041】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
に係わる整流子は下記に列挙する効果を有する。各整
流子片の中央部に設けている窪みを囲む4面または5面
の壁が中爪及び切り起し突起からなる窪み側へオーバハ
ングした壁からなるため、該窪み内に充填される樹脂に
対して、遠心力、回り力及び引張力が作用する3軸方向
の応力のいずれに対しても、整流子片が確実に係止され
る。よって、整流子片の剥離強度を向上させることが出
来、モータ回転中に整流子が剥離して飛散することを確
実に防止出来る。
【0042】上記した構成からなる中爪および切り起
し突起は、その高さが低くても、 例えば、 0.5mm程度
でも剥離強度が大きいため、これら中爪および切り起し
突起の高さを低くすることが出来る。 よって、 a)整流子片を形成する導電材からなる板材の厚さを薄く
することが出来、 材料費の低減を図ることが出来る。 b)中爪および切り起し突起の高さが低くても剥離強度を
向上できるため、強度確保のための絶縁樹脂充填量を減
らすことが出来、小型化等の整流子設計上の自由度が増
大する。 c)中爪および切り起し突起の高さを低くすることによ
り、 樹脂成形圧による中爪および切り起し突起の変形、
折損など、 加工時に生じる問題を解消することが出来
る。
【0043】分割して整流子片を形成する円筒管に対
するアンダーカットを、 深く切りこんだ軸方向の溝の中
央部の位置で軸方向に沿って施すため、 即ち、導電材の
肉厚が非常に薄い部分で切り込むため、アンダーカット
の切り込みは浅くてもよい。よって、 アンダーカット部
における絶縁樹脂の切り込み量が少なくなり、 絶縁樹脂
部の強度が向上する。また、 アンダーカットを行う刃具
の寿命も長くなる。
【0044】特に請求項4のように、結線爪の近傍に
相対向する強固な切り起し突起を形成することにより、
巻線結線時に発生する高熱に対して、整流子片が浮き上
がるのが防止出来る。
【0045】本発明に係わる製造方法では、 中爪及び
切り起し突起は、 板材からなる円筒曲げ加工用順送型に
て成形できるため、 生産性を向上させることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例の整流子の一部破断斜
視図である。
【図2】 図1の一部拡大断面図である。
【図3】 整流子片の斜視図である。
【図4】 図3のA−A線断面図である。
【図5】 図3のB−B線断面図である。
【図6】 整流子片を成形する平板の斜視図である。
【図7】 整流子片の第1製造工程の斜視図である。
【図8】 図7の断面図である。
【図9】 整流子片の第2製造工程の斜視図である。
【図10】 図9の断面図である。
【図11】 整流子片の第3製造工程の斜視図である。
【図12】 図11の断面図である。
【図13】 整流子片の第4製造工程の斜視図である。
【図14】 図13の断面図である。
【図15】 整流子片の第5製造工程の斜視図である。
【図16】 図15の断面図である。
【図17】 本発明の第2実施例の整流子の一部破断斜
視図である。
【図18】 整流子片の斜視図である。
【図19】 図18のC−C線断面図である。
【図20】 図18のD−D線断面図である。
【図21】 整流子片を成形する平板の斜視図である。
【図22】 整流子片の第1製造工程の斜視図である。
【図23】 図22の横断面図である。
【図24】 図22の縦断面図である。
【図25】 整流子片の第2製造工程の斜視図である。
【図26】 図25の横断面図である。
【図27】 図25の縦断面図である。
【図28】 整流子片の第3製造工程の斜視図である。
【図29】 図28の横断面図である。
【図30】 図28の縦断面図である。
【図31】 整流子片の第3製造工程の斜視図である。
【図32】 図31の断面図である。
【図33】 整流子片の第4製造工程の斜視図である。
【図34】 図33の断面図である。
【図35】 従来の整流子片の一部破断斜視図である。
【図36】 従来例1の中爪を示す一部破断側面図であ
る。
【図37】 従来例2の中爪を示す一部破断側面図であ
る。
【図38】 従来例3の中爪を示す一部破断側面図であ
る。
【符号の説明】
10,50 整流子片 11,51 絶縁樹脂部 12,52 アンダーカット部 17A,17B,19A,19B,23A,23B,57A,
57B 溝 18A,18B,20A,20B,58A,58B 中爪 21,59 窪み 22A,22B,62A,62B,62C 切り起し突起 60 中央凸部 61 端凸部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の整流子片が円筒状絶縁樹脂部の外
    周面にアンダーカット部と交互に固定された整流子にお
    いて、前記各整流子片の絶縁樹脂固着側の内周面に、そ
    の中央部に矩形状の窪みを設け、該窪みの全周を囲む4
    辺に、内側へ傾斜させて前記窪みにオーバハングした中
    爪および切り起し突起を設けていることを特徴とする小
    型電動機用整流子。
  2. 【請求項2】 前記各整流子片には、前記窪み周方向の
    両側の中爪の外側に、それぞれV状溝、外側に傾斜した
    中爪及び深底の溝が軸方向全長に沿って設けられ、前記
    アンダーカットは前記深底の溝の中央部に施されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の小型電動機用整流
    子。
  3. 【請求項3】 導電材からなる薄肉な帯状の平板の片面
    に、幅の狭い溝と、幅の広い窪みとを交互に成形した
    後、前記溝と窪みとの間の稜線部をV字状に切り開い
    て、溝と窪みとの間に2個の突出部を成形し、前記V字
    状の切り開き部分を押し広げることにより、上記2個の
    突出部を窪み側と溝側とに夫々傾斜させた中爪とすると
    共に、前記窪みの軸方向両端縁に沿った部分に窪み側へ
    傾斜させた切り起し突起を設けた後、平板を円筒曲げ加
    工して円筒管を成形し、ついで、該円筒管の内部に絶縁
    樹脂を充填して固着し、その後、前記円筒管の溝の中央
    部に沿って切り込みを行い、アンダーカット部を設けて
    いることを特徴とする小型電動機用整流子の製造方法。
  4. 【請求項4】 複数の整流子片が円筒状絶縁樹脂部の外
    周面にアンダーカット部と交互に固定された整流子にお
    いて、前記各整流子片の絶縁樹脂固着側の内周面に、そ
    の中央部に窪みを設け、該窪みの中央部に中央凸部を設
    け、該窪みの一端側に端凸部を設け、上記中央凸部の軸
    方向の両端縁に、外方へ傾斜させて前記窪みにオーバハ
    ングした切り起し突起をそれぞれ設け、前記端凸部の内
    端縁に、内方へ傾斜させて前記窪みにオーバハングした
    切り起し突起を設け、前記窪みの周方向の両側に、内方
    へ傾斜した中爪及び溝が軸方向の全長に沿って設けら
    れ、前記アンダーカット部は前記溝の中央部に施されて
    いることを特徴とする小型電動機用整流子。
  5. 【請求項5】 導電材からなる薄肉な帯状の平板の片面
    に、幅の狭い溝と、端凸部と中央凸部とを有する窪みと
    を交互に成形した後、前記溝を押し広げることにより、
    周方向の内方に傾斜させた中爪とすると共に、 前記中
    央凸部の軸方向の両端縁及び端凸部の内端縁に、窪み側
    へ傾斜させた切り起し突起をそれぞれ設けた後、平板を
    円筒曲げ加工して円筒管を成形し、ついで、該円筒管の
    内部に絶縁樹脂を充填して固着し、その後、前記円筒管
    の溝の中央部に沿って切り込みを行い、アンダーカット
    部を設けていることを特徴とする小型電動機用整流子の
    製造方法。
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