JPH0536127U - ベアリング - Google Patents

ベアリング

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JPH0536127U
JPH0536127U JP8462491U JP8462491U JPH0536127U JP H0536127 U JPH0536127 U JP H0536127U JP 8462491 U JP8462491 U JP 8462491U JP 8462491 U JP8462491 U JP 8462491U JP H0536127 U JPH0536127 U JP H0536127U
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bearing
rotating
holding body
groove
holding
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JP8462491U
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性宝 応
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ジユーキ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベアリングの駆動時の潤滑油の漏れを防止す
るとともに安定したベアリングの駆動を確保する。 【構成】 複数の回動体4を支持する支持体3に、第1
保持体1の内壁面および回動体4のいずれもが露出する
溝部6を形成するとともに、この溝部6内に固形潤滑剤
7を格納するよう構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はベアリングに関し、詳しくは潤滑油の漏れを防止するとともに、安 定した駆動をなすベアリングに関するものである。
【0002】
【従来の技術とその課題】
連結するよう保持する二つの保持体同士の回動運動を円滑なものとするため、 今日ではベアリングが多く用いられている。
【0003】 ベアリングは図3に示すように環状に形成される支持体3と、この支持体3に 複数個、正逆いずれの方向にも回動可能で環状に設けられる回動体4と、から構 成されている。
【0004】 そして1はベアリングの回動体4の外側に当接するように保持される第1保持 体であり、2はベアリングの回動体4の内側に当接するように保持される第2保 持体である。
【0005】 また5はベアリングの蓋の作用をなすネジ蓋であり、第1保持体1の開口部を ふさぐよう第1保持体1に固定可能となっている。
【0006】 以上のように構成されたベアリングは複数の回動体4を回動させることによっ て第1および第2保持体1、2の矢符方向に示す正逆の回動運動を容易、円滑な ものとし、第1保持体1と第2保持体2の高速駆動を可能とする。
【0007】 ことろでベアリングは上述のように複数の回動体4を高速回動させるため、ベ アリング内に潤滑油を必要とする。
【0008】 こうしたベアリングへの潤滑油の供給において今日ではベアリング内にグリス を注入しておく、あるいは第2保持体2内に給油経路(不図示)を設け、この給 油経路によりベアリング内に潤滑油を給油する方法がとられている。
【0009】 しかしながら上述の給油方法には次のような問題がある。ベアリングは高速回 転をなすためベアリング内には比較的強い遠心力が生じ、この遠心力によってベ アリング内に供給された潤滑油が第1および第2保持体1、2あるいはネジ蓋5 の隙間から漏れ出てしまうという不都合がある。
【0010】 そしてベアリング内から漏れ出た潤滑油はそのベアリングが設けられている装 置により生産される生産物、例えばミシンならば布地に付着してしまい汚れ不良 を生じさせてしまうという問題がある。
【0011】 またベアリングからの潤滑油の漏れ出しを防止するよう給油量を少なくすると 、高速回転時の摩擦熱によりベアリングが焼き付き不良を起こし駆動不可能とな ってしまうという不都合が生じる。
【0012】
【課題を解決するための手段】
この考案に係るベアリングは上記従来の課題を解決するためになされたもので 複数の回動体を支持する支持体に、第1保持体の内壁面および回動体のいずれも が露出する溝部を形成するとともに、この溝部内に固形潤滑剤を格納するように して上記従来の課題を解決しようとするものである。
【0013】
【作用】
この考案に係るベアリングは、第1保持体の内壁面および回動体のいずれもが 露出するように形成された溝部内に格納した固形潤滑剤を、回動時の遠心力によ り第1保持体の内壁面および回動体に付勢させ、ベアリング内に潤滑油を供給す る。
【0014】
【実施例】 図面にもとづいてこの考案の実施例を説明する。なお従来例と同一箇所には同 一符号を付して重複説明は省略する。
【0015】 図1および図2はこの考案に係るベアリングの一実施例を示す図である。 図1において6は支持体3に形成された溝部であり、この溝部6は第1保持体 1が設置された状態において、第1保持体1の内壁面と回動体4とが露出する状 態、すなわちこれらの間にスペースが形成されるよう回動体4間の支持体3に複 数設けられている。
【0016】 そして7は周知の固形潤滑剤であり、この固形潤滑剤7は溝部6にそれぞれ挿 入され、第1保持体1を設置した際、第1保持体1、支持体3そして回動体4に よりベアリング内に格納されるようになっている。
【0017】 以上のように構成されたベアリングは、駆動時(回動時)において図2の矢符 に示すように遠心力によって固形潤滑剤7を第1保持体1の内壁面および回動体 4の側面に付勢し、この遠心力による付勢力によりベアリング内に極薄い潤滑膜 を形成するように潤滑油を供給する。
【0018】 また回動体4は、回動体4に付着した潤滑油を回動運動することにより回動体 4に接する第2保持体2の滑動面に対しても適正に供給することが可能である。
【0019】 そしてまた、このベアリングが停止した際、すなわち遠心力による付勢力から 固形潤滑剤7が解放された際、固形潤滑剤7はベアリング内に供給した(滲み出 した)潤滑油を再び吸い込むよう吸収する。
【0020】 なおこの実施例においてベアリングは、ニードルベアリングを例に示したがボ ールベアリングにおいても同様に実施可能であることは無論である。
【0021】
【考案の効果】 この考案に係るベアリングは以上説明したように、複数の回動体を支持する支 持体に、第1保持体の内壁面および回動体のいずれもが露出する溝部を形成する ととに、この溝部内に固形潤滑剤を格納するようにしたので、ベアリングの駆動 時に遠心力により固形潤滑剤からベアリング内に適正に潤滑油を供給することが 出来るとともに、ベアリングの停止時には供給した潤滑油を吸収することが出来 、油漏れを防止するとともにベアリングの安定した駆動を確保することが可能と なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案に係るベアリングの一実施例を示す分
解斜視図である。
【図2】図1に示したベアリングの駆動時における固形
潤滑剤の作用を示す説明図である。
【図3】従来のベアリングを示す分解斜視図である。
【符号の説明】
1 第1保持体 2 第2保持体 3 支持体 4 回動体 6 溝部 7 固形潤滑剤

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 環状に形成される支持体と、この支持体
    に回動可能で環状に複数個設けられる回動体とからな
    り、複数の回動体の外側に当接するよう保持される第1
    保持体と、複数の回動体の内側に当接するよう保持され
    る第2保持体との回動を円滑にするベアリングにおい
    て、 複数の回動体を支持する支持体に、第1保持体の内壁面
    および回動体のいずれもが露出する溝部を形成するとと
    もに、この溝部内に固形潤滑剤を格納するようにしたこ
    とを特徴とするベアリング。
JP1991084624U 1991-10-17 1991-10-17 ベアリング Expired - Lifetime JP2500926Y2 (ja)

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