JPH0547292Y2 - - Google Patents

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JPH0547292Y2
JPH0547292Y2 JP16934388U JP16934388U JPH0547292Y2 JP H0547292 Y2 JPH0547292 Y2 JP H0547292Y2 JP 16934388 U JP16934388 U JP 16934388U JP 16934388 U JP16934388 U JP 16934388U JP H0547292 Y2 JPH0547292 Y2 JP H0547292Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、情報機器、事務機等に使用される磁
気デイスク、光磁気デイスク、光デイスクなどの
デイスク回転駆動装置用の横形軸受装置に関す
る。
〔従来の技術〕
従来のこの種の軸受装置としては、例えば実開
昭61−16758号公報に提示されたものがある。こ
のものは、第3図に示すように、横置きされたス
リーブ1を主軸2が水平に貫通しており、その主
軸2は、2個の玉軸受3,3で回転自在に支持さ
れている。玉軸受3,3同士は間座4を介して軸
方向に間隔を置き、この玉軸受3,3はスリーブ
1内に取付けられてばね5で予圧されている。し
かして、上記主軸2の一端側には、回転駆動手段
6が配設されると共に、他端側に該回転駆動手段
6で駆動されるデイスク装置7が設けられてい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、最近、デイスク装置の高密度化及び
アクセス時間の短縮化が進められており、従来よ
りも高速回転が要求されている。しかも回転時の
非回転数同期成分の振れを小さくすることがます
ます必要となつてきている。
しかしながら、上記従来例にあつては、軸受と
して玉軸受を使用している。このような玉軸受を
使用した軸受装置では、玉通過振動あるいは保持
器回転数に起因する非回転数同期成分の振動が発
生する。そのため、現在よりも更に振動を小さく
することは難しいという問題点があつた。
また、高速回転の場合、振動が大きくなるとい
う問題点があつた。
そこで本考案は、上記従来の問題点に着目して
なされたものであり、その目的とするところは、
非回転数同期成分の振れを殆どなくし、しかも高
速回転時の振れをも小さくして、もつて一層の高
密度化とアクセス時間の短縮を達成できるデイス
ク用横形軸受装置を提供することにある。
又、本考案の他の目的は、軸受の潤滑剤でデイ
スクが汚損されることのないデイスク用横形軸受
装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案は、横置きに
支持された主軸の一端側に回転駆動手段を、他端
側に該回転駆動手段で駆動されるデイスク装置を
有するデイスク用横形軸受装置において、 前記主軸を取り囲むスリーブは中空円筒状で両
端に内方へ突出するフランジを有し、前記スリー
ブの軸方向外方に突出した主軸端に一体回転可能
に取付けられたハブの外周にデイスクが装着さ
れ、前記スリーブの内径面とこれに対向する主軸
外径面との間に軸方向に間隔を隔てて二ケ所にラ
ジアル流体軸受を形成すると共に、前記スリーブ
のフランジの内側面とこれに対向する主軸外側面
との間にスラスト流体軸受を形成し、かつ前記二
ケ所のラジアル流体軸受の間の箇所に潤滑流体溜
りを設けた。
又、前記二ケ所のラジアル流体軸受の間の箇所
及びラジアル流体軸受とスラスト流体軸受との間
の箇所に通気孔を設けると共に、該通気孔の端部
開口を前記回転駆動手段側に形成する。
〔作用〕
玉軸受に代えてラジアル流体軸受、スラスト流
体軸受を形成し、かつ流体軸受の潤滑流体溜りを
設けたため、玉通過振動あるいは保持器回転数に
起因する非回転数同期成分の振動が発生しない。
又、高速回転時の振れが小さくなる。
更に、各軸受の間の箇所に設けた通気孔の端部
開口を装置外部ではなく、装置内であつてデイス
ク装置とは反対側に配設したため、通気孔から飛
散する潤滑剤飛沫がデイスクを汚損する現象は防
止される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図とともに説明する。
第1図ないし第2図は、本考案の一実施例を示
すものである。
基台11に仕切られた図で左側のスペースに
は、回転駆動手段12が配設されている。右側の
スペースには、その回転駆動手段12で駆動され
るデイスク装置13が配設されている。そして、
これらの基台11、回転駆動手段12、デイスク
装置13を貫通して、主軸14が横置きに配設さ
れている。この主軸14は、基台11に一端側が
固着されているスリーブ15に、後述の流体軸受
23,27を介して支持されている。
回転駆動手段12は、駆動モータのステータ1
6とロータ17とを有している。ステータ16は
基台11に取付けられたハウジング18の内周壁
に固定され、これと半径方向に対向するロータ1
7は主軸14の端末に一体回転可能に取付けられ
ている。19はハウジング18から延びて主軸1
4に弾性的に接触するアースである。
主軸14を取り囲むスリーブ15は、中空円筒
状で両端に内方へ突出するフランジ20,21を
有し、またスリーブ15の軸方向外方に突出した
主軸14の端部に一体回転可能に取付けられたハ
ブ22の外周面に、複数枚(図では4枚)の磁気
デイスクDが取付部材22Aを介して装着されて
いる。
前記スリーブ15の内側には、軸方向に間隔を
隔てて二ケ所にラジアル流体軸受23,23が形
成されている。すなわち、スリーブ内径面15a
側にラジアル軸受面25が形成されている。一
方、主軸14は、ラジアル軸受面25に対向する
箇所が大径の段付部とされ、そこがラジアル受面
26になつている。そしてこのラジアル受面26
に、ヘリングボーン状の動圧発生用の溝24が形
成してある。もつともこの動圧発生用の溝24
は、ラジアル軸受面25の方に形成してもよく、
或いはまたラジアル軸受面25とラジアル受面2
6との双方に形成してもよい。
又、スリーブ15のフランジ20及び21の内
側面とこれに対向する主軸14の大径の段付部外
側面との間にスラスト流体軸受27,27が形成
されている。すなわち、スリーブのフランジ2
0,21の内側面側にスラスト軸受面28が形成
されている。一方、主軸14の段付部外側面であ
つて前記スラスト軸受面28に対向する箇所が、
スラスト受面29になつている。そしてこのスラ
スト受面29とスラスト軸受面28の少なくとも
一方に、第2図に示すようなヘリングボーン状の
動圧発生用の溝30が形成してある。
しかして、主軸14のラジアル受面26が形成
された2ケ所の大径段付部の間は凹部となり、そ
の凹部を利用して、スリーブ15の下部内面箇所
に、潤滑流体溜り31が設けてある。そこには軸
受用潤滑油又はグリース等の潤滑剤31Aが貯え
られている。この潤滑流体溜り31を設けたこと
により、ラジアル流体軸受23とスラスト流体軸
受27の少なくとも一部が、主軸14の静止中も
含め、常時潤滑剤に浸されていることになる。
又、2ケ所のラジアル流体軸受23,23の中
間部位及びラジアル流体軸受23,23とスラス
ト流体軸受27,27との間の部位には、通気孔
32がそれぞれ設けられている。この通気孔32
は、スリーブ15内の、温度変化による圧力変化
や、主軸14の高速回転による圧力変化に対応し
て機能する。
各通気孔32は、軸沿いに形成された連通路3
3でつながれ、連通路33の端部開口34は、回
転駆動手段12が収納されたハウジング18内に
配設してある。なお、35は、通気孔32の加工
穴を塞ぐ盲ねじである。
この実施例では、スリーブ15のフランジ20
及び21の内径端部に、公知の磁性流体シール4
0が設けてある。これは、主軸14の静止時及び
回転時の潤滑剤31Aの飛散を最小限に押さえる
ものである。この場合、磁性流体に使用する基油
は潤滑剤31Aと共通にすることが好ましい。或
いは潤滑剤31Aとして、磁性流体シール40と
同様の磁性流体を用いるようにしてもよい。
勿論、要求される清浄度如何に応じて、磁性流
体シール40は省略することもできる。
次に作用を説明する。
主軸14が静止している状態では、ラジアル流
体軸受23とスラスト流体軸受27の下部が、潤
滑流体溜り31中の潤滑剤31A中に浸漬されて
いる。したがつて、長時間の間、主軸14が静止
状態におかれていても、起動時に油膜切れを生じ
るようなことはない。
起動時は、駆動用モータのステータ16のコイ
ルに通電する。これによりロータ17に回転力が
発生して、主軸14がハブ22と一体的に回転し
始める。この回転で、ラジアル流体軸受23とス
ラスト流体軸受27には、それぞれの動圧発生用
の溝24,30のポンピング作用による動圧が発
生する。
このため、ラジアル流体軸受23にあつては、
ラジアル軸受面25とラジアル受面26との間に
流入した潤滑剤31Aの圧力が高くなる。この潤
滑油の圧力により、主軸14,ロータ17、ハブ
22を含む回転系がラジアル方向に非接触状態を
保つて浮上支持され、高速回転する。
又、スラスト流体軸受27にあつては、スラス
ト軸受面28とスラスト受面29との間に流入し
た潤滑剤31Aの圧力が高くなる。この潤滑油の
圧力により、回転系がスラスト方向にも非接触状
態を保つて支持される。
この場合、従来の玉軸受を用いたもののような
玉通過振動あるいは保持器回転数に起因する非回
転数同期成分の振動は発生しない。又、高速回転
時の振れが小さくなり、振動安定領域が広く極め
て安定した回転状態が得られる。
又、軸受すきまの容積に比べて、潤滑流体溜り
31に貯えられた潤滑剤31Aの量が多いから、
使用が長期に及んでも油膜切れは生じない。
上記の主軸14の回転駆動中に、潤滑剤31A
の一部が通気孔32を経て飛散した場合の飛沫
は、連通路33を経て、端部開口34から回転駆
動手段12が収納されたハウジング18内に放出
される。したがつて、潤滑剤31Aが通気孔32
から装置外部に直接飛散するのを防ぐことがで
き、高度の清浄度が要求される磁気デイスクDが
潤滑剤飛沫で汚損されるおそれはない。
なお、回転駆動手段12は、上記実施例の如き
モータ直結による直接駆動の他、ベルト駆動等の
間接駆動であつてもよい。
又、流体軸受の動圧発生用の溝24,30のパ
ターンは、必ずしも図示のものに限定されるもの
ではなく、公知の他のパターンも適用できる。
又、二ケ所のラジアル流体軸受23の間では、
スリーブ15の内径面に潤滑流体溜り31として
内周溝を設けても良い。
又、装置外部とスリーブ15の内部とを連通さ
せる通気孔32は、必須のものではなく、必要に
応じて設けるようにしてよい。
又、上記の実施例にあつては、左右両側のスラ
スト流体軸受27において、軸受すきまは内周部
と外周部とが同じ大きさの平行すきまとしたもの
を説明した。しかし、スラスト受面29を傾斜面
にするとか、又は段差を設けて、スラスト軸受す
きまは内周部が外周部より狭くしてもよい。この
ようにすることにより、スラスト軸受面28とス
ラスト受面29は起動時にも内周部でのみ潤滑油
を介して接触し、したがつて接触面積が狭く、周
速が遅いことから、起動トルクが大幅に低減でき
るという利点がある。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、デイス
ク用横形軸受装置において、主軸を回転自在に支
持する軸受として流体軸受を用い、かつその流体
軸受の箇所に潤滑流体溜りを設けた。そのため、
非回転数同期成分の振動が殆ど発生せず、高速回
転時の振れも小さくでき、その結果、一層の高密
度化とアクセス時間の短縮を達成できるデイスク
用横形軸受装置を提供することができる。
又、流体軸受の箇所に設ける通気孔の端部開口
を、回転駆動手段側に形成するものとした。その
ため、軸受の潤滑剤でデイスクが汚損されること
のないデイスク用横形軸受装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の縦断面図、第2図
はスラスト流体軸受の溝パターンの平面図、第3
図は従来のデイスク用横形軸受装置の縦断面図で
ある。 11は基台、12は回転駆動手段、13はデイ
スク装置、14は主軸、15はスリーブ、20,
21はフランジ、22はハブ、23はラジアル流
体軸受、27はスラスト流体軸受、31は潤滑流
体溜り、31Aは潤滑剤、32は通気孔、34は
端部開口、Dは磁気デイスク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 横置きに支持された主軸の一端側に回転駆動
    手段を、他端側に該回転駆動手段で駆動される
    デイスク装置を有するデイスク用横形軸受装置
    において、 前記主軸を取り囲むスリーブは中空円筒状で
    両端に内方へ突出するフランジを有し、前記ス
    リーブの軸方向外方に突出した主軸端に一体回
    転可能に取付けられたハブの外周にデイスクが
    装着され、前記スリーブの内径面とこれに対向
    する主軸外径面との間に軸方向に間隔を隔てて
    二ケ所にラジアル流体軸受を形成すると共に、
    前記スリーブのフランジの内側面とこれに対向
    する主軸外側面との間にスラスト流体軸受を形
    成し、かつ前記二ケ所のラジアル流体軸受の間
    の箇所に潤滑流体溜りを設けたことを特徴とす
    るデイスク用横形軸受装置。 (2) 二ケ所のラジアル流体軸受の間の箇所及びラ
    ジアル流体軸受とスラスト流体軸受との間の箇
    所に通気孔を設けると共に、該通気孔の端部開
    口を前記回転駆動手段側に形成したことを特徴
    とする請求項(1)記載のデイスク用横形軸受装
    置。
JP16934388U 1988-12-29 1988-12-29 Expired - Lifetime JPH0547292Y2 (ja)

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JPH0291218U JPH0291218U (ja) 1990-07-19
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