JPS6146257Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6146257Y2
JPS6146257Y2 JP1982131267U JP13126782U JPS6146257Y2 JP S6146257 Y2 JPS6146257 Y2 JP S6146257Y2 JP 1982131267 U JP1982131267 U JP 1982131267U JP 13126782 U JP13126782 U JP 13126782U JP S6146257 Y2 JPS6146257 Y2 JP S6146257Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
spiral groove
bearing
spiral
oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1982131267U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5937425U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP13126782U priority Critical patent/JPS5937425U/ja
Publication of JPS5937425U publication Critical patent/JPS5937425U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6146257Y2 publication Critical patent/JPS6146257Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sliding-Contact Bearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はVTRのキヤプスタン等正逆いずれの
方向にも回転する軸に用いて最適な軸受装置に関
する。
一般に、この種回転軸には回転軸と軸受が接触
しながら回転する接触型の軸受装置が用いられて
いるが、この種軸受装置では接触面の荒さが問題
となり、加工精度の点でモーター性能の向上を図
る上でのネツクになつていた。また、テープレコ
ーダーにおけるキヤプスタンモーター等にあつて
は、軸に側圧がかかるため安定性に欠ける等の欠
点があつた。
上記した欠点を解消するためには軸の外周にス
パイラルグルーブを形成した、所謂スパイラル付
動圧流体軸受が最適であるが、この種軸受におけ
る難点は粘性オイル等のウエツト潤滑剤を使用し
た際の潤滑剤の処理に関する問題である。
我々は先に第1図に示すように軸11と軸12
との間に粘性オイル13を介在させ、軸外周には
ヘリンボーン型グルーブ14を、軸底部外周には
スパイラル型グルーブ15を夫々形成し、また、
スパイラル型グルーブ15の上部と軸11の底面
とを貫通するオイル導通路16を設けることによ
り軸11の回転に伴つて粘性オイル13が矢印の
方向に流動するように構成し、軸側面及び底面に
形成された油膜によつて軸軸11を軸受12から
浮上させて滑らかな回転が得られるようにした動
圧流体軸受を提案した。
ところが斯る構造於いては特定(回転矢印)の
方向に回転させたときにだけ上記した動圧が生ず
るため、レコードプレーヤー用ターンテーブル軸
受のように特定方向にだけ回転する軸受には採用
し得るがVTRのキヤプスタンモーター等の如く
正逆いずれにも回転するモーターの軸受として採
用することはできなかつた。
スパイラルグルーブ付動圧流体軸受において、
軸の外周に方向の異なるスパイラルグルーブを三
層以上形成して軸が正逆いずれの方向に回転して
も動圧が生ずるようにした軸受も提案されている
が、この場合においては正逆回転によつていずれ
かのスパイラルグルーブ層が粘性オイルを排出す
る方向に作用するため、その排出される粘性オイ
ルの油溜め部を設ける等の手段が必要であつた。
本考案の目的は上記した問題点を解決するため
に上記した我々の提案に係る動圧流体軸受を改良
し、軸が正逆いずれの方向に回転しても粘性オイ
ルを適確に循環させることができる軸受装置を提
供することにある。
以下、本考案の構成を実施例と共に第2図乃至
第4図に基づいて説明する。
図中、1は駆動モーター軸であつて、ラジアル
軸受部2とスラスト軸受部3とからなる有底筒状
の軸受内に少許のクリアランスを以て挿入される
ようになつており、クリアランス部には粘性オイ
ル13が満たされている。軸1の周囲にはスパイ
ラル方向を異にした少くとも三層のスパイラルグ
ルーブが形成されており、実施例では側面から見
て左下がりのスパイラルグルーブ4、同じく右下
がりのスパイラルグルーブ5、同じく左下がりの
スパイラルグルーブ6の三層が形成されている。
なお、スパイラルグルーブは三層以上の多層に形
成してもよいこと勿論である。上記スパイラルグ
ルーブ4とスパイラルグルーブ5とにより形成さ
れるV字状グルーブの両側部には軸1の底面1a
に設けた開口孔9に連通する導通孔7,8が設け
られている。また、底面1aにもスパイラル状グ
ルーブ10a,10bが設けられ、底面1aの油
圧を上昇させるようになつている。
上記構成においてその動作例を第3図A,Bに
よつて説明するに、先ず、第3図Aに示す如く、
軸1が右回転する場合にはスパイラルグルーブ5
及びスパイラルグルーブ6により周囲の粘性オイ
ル13が集中して軸1とラジアル軸受部間に側圧
が発生すると共に粘性オイル13が導通孔8を経
て開口孔9より流出し、これにより底面1aにお
ける油圧が上昇して軸1を浮上させる。圧送され
た粘性オイル13は上昇して導通孔8から入り再
び循環する。
第3図Bは軸1が左回転する場合を示し、スパ
イラルグルーブ4及びスパイラルグルーブ5によ
り導通孔7及び導通孔8から粘性オイル13が集
められ、軸1とラジアル軸受部との間に油膜が形
成される。一方スパイラルグルーブ6により粘性
オイル13は下方向に圧送されるため底面1aの
油圧が上昇し、軸1が浮上する。その後、粘性オ
イル13は開口孔9を経て上昇し再び循環する。
本考案に係る軸受装置によれば、動圧流体とし
てグリース等の粘性オイルが用いられているスパ
イラルグルーブ付動圧流体軸受において、軸外周
には方向を異にした少なくとも三層のスパイラル
グルーブが形成されており、軸底面に形成した開
口孔に連通する導通孔がV字状をなす上記スパイ
ラルグルーブの両側部に開口しているから、軸の
正又は逆のいずれの回転によつても軸受面に動圧
油膜が形成されると共に粘性オイルが軸底面側に
循環し、油溜め部を設けたりすることなく適確な
動圧を得ることができる。このため、VTR用キ
ヤプスタンモーターの如く正逆いずれの方向にも
回転するモーターの軸受けとして最適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は我々が先に提案したスパイラルグルー
ブ付動圧流体軸受を示す一部切欠した側面図、第
2図乃至第4図は本考案に係る軸受装置の実施例
を示し、第2図は軸部の一部切欠した側面図、第
3図は動作状態説明図、第4図は軸底面図であ
る。 1:駆動モーター軸、2:ラジアル軸受、3:
スラスト平軸受、4,5,6:スパイラルグルー
ブ、7,8:導通孔、9:開口孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 有底筒型をなした軸受内に、外周にスパイラル
    グルーブを形成した軸を挿入してなるスパイラル
    グルーブ付動圧流体軸受において、 上記軸には方向を異にした少なくとも三層のス
    パイラルグルーブが形成されると共に該スパイラ
    ルグルーブの端縁に開口し且つ軸底面の開口孔に
    連通する導通孔が形成されており、軸の正逆いず
    れの回転においても粘性オイルが底面側に循環す
    るように構成されていることを特徴とする軸受装
    置。
JP13126782U 1982-09-01 1982-09-01 軸受装置 Granted JPS5937425U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13126782U JPS5937425U (ja) 1982-09-01 1982-09-01 軸受装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13126782U JPS5937425U (ja) 1982-09-01 1982-09-01 軸受装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5937425U JPS5937425U (ja) 1984-03-09
JPS6146257Y2 true JPS6146257Y2 (ja) 1986-12-26

Family

ID=30296824

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13126782U Granted JPS5937425U (ja) 1982-09-01 1982-09-01 軸受装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5937425U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0979263A (ja) * 1995-09-20 1997-03-25 Hitachi Ltd 軸受装置及びこれを備えたスピンドルモ−タ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5332252A (en) * 1976-09-03 1978-03-27 Philips Nv Bearing

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5332252A (en) * 1976-09-03 1978-03-27 Philips Nv Bearing

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5937425U (ja) 1984-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2870057B2 (ja) 動圧軸受装置
US5504637A (en) Disk rotating device having dynamic-pressure fluid bearings
JPH0335469A (ja) ディスク駆動装置
JPS6146257Y2 (ja)
JPH0432468B2 (ja)
JP2538080B2 (ja) 動圧型流体軸受装置
JPH02278007A (ja) スラスト軸受
JPS6245498Y2 (ja)
JP4024007B2 (ja) 動圧型軸受ユニット
JP2622906B2 (ja) フレキシブルディスク装置
JP2517599B2 (ja) スラスト軸受
JPH0438102Y2 (ja)
JPH0547292Y2 (ja)
KR100295103B1 (ko) 유체 베어링
JP3140027B2 (ja) ディスク用スピンドルモータ
JP2900560B2 (ja) 磁気ディスク用軸受装置
JPS5854857Y2 (ja) 立形回転軸の案内軸受装置
JPS5817219A (ja) 動圧形ラジアル軸受装置
JPH11191945A (ja) ハードディスクドライブのスピンドルモータ及び回転軸支持装置
JPS6131327B2 (ja)
JPH0422105Y2 (ja)
KR19980059002A (ko) 헤드드럼 조립체의 메탈베어링
JP2558896Y2 (ja) スラスト軸受装置
JPS6319622Y2 (ja)
JP3959818B2 (ja) 流体軸受装置