JPH0422105Y2 - - Google Patents

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JPH0422105Y2
JPH0422105Y2 JP1984093315U JP9331584U JPH0422105Y2 JP H0422105 Y2 JPH0422105 Y2 JP H0422105Y2 JP 1984093315 U JP1984093315 U JP 1984093315U JP 9331584 U JP9331584 U JP 9331584U JP H0422105 Y2 JPH0422105 Y2 JP H0422105Y2
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JP
Japan
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oil
shaft
contact surface
impregnated
circumferential contact
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JP1984093315U
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JPS619627U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この考案は軸受装置に関し、とくに、オーデイ
オ、ビデオ機器に適した軸受装置に関するもので
ある。
【従来の技術】
従来知られている軸受装置としては、第1図お
よび第2図に示されているものが代表的なもので
ある。即ち、第1図に示された軸受装置は、テー
プレコーダのキヤプスタンに用いられるもので、
シヤーシ1に取付けられている軸受ホルダ2に適
当な間隔をおいて2つの含油軸受3a,3bを支
持し、これらの含油軸受3a,3b間にキヤプス
タン4を挿入して、その一端部にフライホイール
5を圧入し、他端部にピンチローラ6が圧接され
るようになつていて、キヤプスタン4とピンチロ
ーラ6の間でテープ7を挟んでこれを走行駆動す
るようになつている。 また、第2図に示されている軸受装置は、
VTRの回転ヘツドドラムに用いられたもので、
シヤーシ1に取付けられた軸受ホルダ2に2個の
ラジアルボールベアリング3c,3dを取付け、
これにシヤフト8を挿通し、シヤフト8の一端部
にフライホイール5を固定すると共に、他端部に
ドラム9が固定された構成になつている。 前者の軸受装置は、含油軸受3a,3bを軸受
ホルダ2に圧入後真円度、面粗度を向上させる機
械加工を施し、キヤプスタン4の回転により生じ
る負圧と、摩擦熱により含浸油を浸出させてキヤ
プスタン4との間に油膜を形成するようにしたも
のである。 また、後者の軸受装置は、ラジアルボールベア
リング3c,3dによりシヤフト8が支持されて
いて、フライホイール5とドラム9とが一体的に
回転する。含油軸受3a,3bに比較して一般的
損失トルク、トルク変動が少なく、さらに、シヤ
フト8のガタつきが無く安定高速回転が可能であ
る。 そして前者の軸受装置は、第3図に示すよう
に、キヤプスタン4に圧入されているフライホイ
ール5の重量による荷重Wと、ピンタローラ6に
よる圧力荷重Pとが加えられるので、キヤプスタ
ン4は含油軸受3a,3bに対して半力F1,F2
が生じることから、大きい摩擦力を受け、油膜切
れや、潤滑不良を生じる問題があり、含油軸受3
a,3bの間隔が狭い状態で高速回転させた場合
には焼付きを起こすことさえあつた。 また、後者の軸受装置は、ラジアルボールベア
リング3c,3dのコストが高く、回転度が前者
のものに比較して大きいという欠点があつた。
【目的】
そこでこの考案は、上述のような従来の軸受装
置の問題点を解決し、摩耗、焼付きを防止でき、
耐久性の向上、回転騒音の減少、コストダウンな
どを図ることができる軸受装置を提供しようとす
るものである。
【構成】
本考案の軸受装置は、その目的を達成するた
め、シヤフトを挿通・支持する含油軸受本体と、
該含油軸受け本体の内周面に形成され、前記シヤ
フトに接触する円周状接触面と、円周方向に関し
均一な分布で前記含油軸受本体の内周面に形成さ
れ、前記円周状接触面に至る複数の螺旋溝とを備
えており、該螺旋溝は、途中で分岐することな
く、それぞれ一つの条溝として前記円周状接触面
に達しており、潤滑油は、前記シヤフトの回転に
伴つて前記螺旋溝を経由して前記円周状接触面に
送られ、該円周状接触面で油膜を形成することを
特徴とする。
【実施例】
次に、この考案の構成を添付した図面中第4図
ないし第8図に示す実施例によつて説明する。先
ず、第4図において符号11はシヤーシを示し、
このシヤーシ11に軸受ホルダ12が取付けられ
ていて、この軸受ホルダ12に含油軸受13,1
4が適当な間隔で支持されていて、含油軸受1
3,14の軸孔をシヤフト15が貫通し、このシ
ヤフト15の一端部にドラム16、他端部にフラ
イホイール17がそれぞれ嵌着固定されている。 とくに、含油軸受13,14の内周面には、第
5図および第6図に示すように、展開状態で平坦
面となる接触面13a,14aが形成され、シヤ
フト15の中心寄り側に複数条の螺旋溝13b,
14bがそれぞれ形成されている。これらの螺旋
溝13b,14bはシヤフト15の中心部に対し
て左右対称形になつており、言換えると、螺旋方
向が左ねじ、右ねじの方向になつている。また、
螺旋溝13b,14bはね円周方向に関して均一
な分布で含油軸受13,14の内周面に形成され
ている。 このような軸受装置において、シヤフト15が
第7図における矢印のように回転すると、潤滑
油は螺旋溝13b,14bに沿つて接触面13
a,14a側(矢印)に移動させられ、接触面
13a,14aと、螺旋溝13b,14bの境界
部分において油圧が高くなる。 螺旋溝13b,14bが含油軸受13,14の
内周面に均一な円周方向分布で形成されているの
で、含油軸受13,14の本体から滲出した潤滑
油は、含油軸受13,14の円周方向に関して均
一な油量で、接触面13a,14aと螺旋溝13
b,14bに沿つて接触面13a,14aに送ら
れる。その結果、含油軸受13,14の円周方向
に関して均一な厚みを持つた油膜が接触面13
a,14aと螺旋溝13b,14bとの境界部分
に形成される。シヤフト15に加わる荷重はフラ
イホイール17の重量Wと、ドラム26に加わる
圧力Pで形成される含油軸受13,14の高荷重
点F1,F2に対して油圧が高まつているので、油
膜が切れ難くなり、摩耗や潤滑不良による問題が
解決される。 なお、以上の実施例では、含油軸受13,14
を2つ使用したものを示したが、シヤフト15の
長さによつては単一の含油軸受であつてもよく、
また、第8図に示すように、油溜スポンジ18
や、油止ワツシヤ19を用いることは自由であ
る。
【効果】
以上の説明から明らかなように、この考案の軸
受装置は、含油軸受に接触面と、これと隣合つて
螺旋溝を形成してシヤフトの回転で潤滑油が接触
面側に移動させ、円周方向に関し均一な厚みをも
つ油膜を接触面と螺旋溝との境界部分に形成させ
ている。この潤滑油の移動は、シヤフトの回転が
高速になるほど促進される。そのため、均一な厚
みをもつ高密度の油膜が形成され、クリアランス
を減少し、ガタつきを無くして、潤滑不良や、騒
音を防止でき、しかも潤滑油の漏れがなく、ラジ
アルボールベアリングに比較してコストダウンを
図り得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の軸受装置を示す断面図、第2図
は従来の他の軸受装置の部分断面図、第3図は同
荷重分布を示す図、第4図はこの考案による軸受
装置の部分断面図、第5図は含油軸受の断斜面
図、第6図は同展開図、第7図は同荷重分布説明
図、第8図は同他の実施例による軸受装置の部分
断面図である。 11……シヤーシ、12……軸受ホルダ、1
3,14……含油軸受、13a,14a……接触
面、13b,14a……螺旋溝、15……シヤフ
ト、16……ドラム、17……フライホイール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シヤフトを挿通・支持する含油軸受本体と、該
    含油軸受け本体の内周面に形成され、前記シヤフ
    トに接触する円周状接触面と、円周方向に関し均
    一な分布で前記含油軸受本体の内周面に形成さ
    れ、前記円周状接触面に至る複数の螺旋溝とを備
    えており、該螺旋溝は、途中で分岐することな
    く、それぞれ一つの条溝として前記円周状接触面
    に達しており、潤滑油は、前記シヤフトの回転に
    伴つて前記螺旋溝を経由して前記円周状接触面に
    送られ、該円周状接触面で油膜を形成することを
    特徴とする潤滑装置。
JP9331584U 1984-06-21 1984-06-21 軸受装置 Granted JPS619627U (ja)

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JP9331584U JPS619627U (ja) 1984-06-21 1984-06-21 軸受装置

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JP9331584U JPS619627U (ja) 1984-06-21 1984-06-21 軸受装置

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Publication Number Publication Date
JPS619627U JPS619627U (ja) 1986-01-21
JPH0422105Y2 true JPH0422105Y2 (ja) 1992-05-20

Family

ID=30650884

Family Applications (1)

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JP9331584U Granted JPS619627U (ja) 1984-06-21 1984-06-21 軸受装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52148748A (en) * 1976-06-03 1977-12-10 Skf Kugellagerfabriken Gmbh Automatically pressure generated radial rolling bearing
JPS5913725B2 (ja) * 1977-02-01 1984-03-31 インタ−ナシヨナル・スタンダ−ド・エレクトリツク・コ−ポレ−シヨン 液晶表示セルの動作方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5913725U (ja) * 1982-07-19 1984-01-27 三旺電機株式会社 含油軸受
JPS5966023U (ja) * 1982-10-26 1984-05-02 大豊工業株式会社 含油軸受

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Also Published As

Publication number Publication date
JPS619627U (ja) 1986-01-21

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