JPS6319620Y2 - - Google Patents

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JPS6319620Y2
JPS6319620Y2 JP1983081880U JP8188083U JPS6319620Y2 JP S6319620 Y2 JPS6319620 Y2 JP S6319620Y2 JP 1983081880 U JP1983081880 U JP 1983081880U JP 8188083 U JP8188083 U JP 8188083U JP S6319620 Y2 JPS6319620 Y2 JP S6319620Y2
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JP
Japan
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bearing
shaft
grease
oil
fluid
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JP1983081880U
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JPS59188322U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は1つの軸受部に動圧形流体軸受形式と
多孔質材を用いた滑り軸受形式のものを用いた流
体滑り軸受に関するものである。
特に本考案は音響・映像機器等に使用される流
体軸受の性能改善に係わるものである。
従来、音響・映像機器に使用される軸受は多孔
質材を用いた流体軸受が多く用いられてきた。し
かしながら、多孔質材を用いた流体軸受は真円軸
受であるため、たて軸に用いて軸の偏心が小さい
場合には回転数の約半分の速度で振れまわるいわ
ゆるホワールが発生し易く、回転軸系の回転精度
が要求される機器の使用には適さない。また、軸
と軸受部が回転中に接触することによる摺動音の
発生、あるいは運転中に含浸した油の飛散による
潤滑剤の減少に基づく耐久性の劣化などに問題が
あつた。
そこで近年、多孔質を用いた流体軸受の前記欠
点を回避すべく、軸または軸受部に動圧発生用の
溝を備えた動圧形流体軸受を上記の使用箇所に用
いられることが提案され実施されている。しか
し、この動圧形流体軸受にあつては、起動時ある
いは低速回転時(動圧効果が小さい時)には軸と
軸受部が直接接触し、軸受の摩耗や焼付きの原因
となる欠点があつた。
更には、特開昭48−29939号に開示される如く、
動圧形流体軸受と多孔質材を用いた流体軸受とが
組合せられた流体滑り軸受が提案されたが、この
組合せ流体滑り軸受にあつても、軸受部に含浸さ
れた油が一般にはタービン油の如き粘度の低い油
であつたりして、軸受に封入したグリース内に前
記粘度の低い油や組成の異る油が混入したり、あ
るいは逆にグリース中の基油が多孔質材に吸収さ
れたりして、グリースの性能の変化ならびに性能
劣化を招くことがあつた。
本考案の目的は従来の流体滑り軸受の持つ前記
欠点を解決した流体滑り軸受を提供することにあ
る。
前記目的を達成するため、本考案の構成は、軸
または軸に対応する軸受部に動圧発生用の溝が備
えられ、かつ軸受部が多孔質材で形成されている
流体滑り軸受において、該流体滑り軸受はグリー
スで潤滑され、かつ軸受部は前記グリースの基油
と同一の油があらかじめ含浸されていることを特
徴とする組合せ流体滑り軸受である。
次に第1図に示す本考案の実施例について説明
する。軸1には軸方向2ケ所にヘリングボーン形
状である動圧発生用の溝11が形成されている。
溝11に対応するそれれぞれの位置に焼結合金か
らなる環状の軸受部2が軸1と半径方向に僅かな
すきま(軸受すきま)をもつて配設されている。
軸受部2は多孔質材である焼結合金あるいは多孔
質形状のプラスチツクからなつており、軸1と軸
受部2との間に封入されたグリースの基油と同一
の油(例えばグリースがシリコン系基油をベース
としている時はシリコンオイル)があらかじめ真
空中などで含浸させてある。なお軸受部2は筒状
のハウジング3に固定されている。軸1の下端面
12は凸球面状をなし、基台4に埋め込まれたプ
ラスチツクシート5に接触している。このことは
軸の回転トルクを小さくするのに役立つている。
軸1の下部側にはロータ6が固定されており、一
方、基台4にはステータ7がロータ6と対向して
取付けられており、軸1を回転させるようになつ
ている。
本考案は以上の説明の如き構成となつているこ
とにより、起動時または低速回転時、すなわち、
動圧発生用の溝による動圧効果が十分に発揮され
ない時には軸と軸受部が接触していることがある
が、本考案では軸受部に含油軸受を用いているこ
とにより、十分な滑り軸受の境界潤滑が行われ
る。一方回転時には動圧効果によりホワールの発
生を防ぐことができる。また、本考案ではグリー
ス動圧発生の流体としているので、流体の保持性
が良い。さらにまた、軸受部にグリースの基油と
同一の油が含浸させてあることから、両者が混合
しても軸受性能が変化することなくかつ潤滑剤の
性能劣化を招くことが防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の断面図で、符号1は
軸、2は軸受部、11は動圧発生用の溝である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 軸または軸に対応する軸受部に動圧発生用の
    溝を備え、かつ軸受部が多孔質材で形成されて
    いる流体滑り軸受において、該流体滑り軸受は
    グリースで潤滑され、かつ軸受部は前記グリー
    スの基油と同一の油があらかじめ含浸されてい
    ることを特徴とする流体滑り軸受。 (2) 前記軸受部が焼結合金である実用新案登録請
    求の範囲第1項記載の流体滑り軸受。
JP8188083U 1983-06-01 1983-06-01 流体滑り軸受 Granted JPS59188322U (ja)

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JP8188083U JPS59188322U (ja) 1983-06-01 1983-06-01 流体滑り軸受

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JP8188083U JPS59188322U (ja) 1983-06-01 1983-06-01 流体滑り軸受

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JPS59188322U JPS59188322U (ja) 1984-12-13
JPS6319620Y2 true JPS6319620Y2 (ja) 1988-06-01

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6044620A (ja) * 1983-08-22 1985-03-09 Sankyo Seiki Mfg Co Ltd 動圧軸受装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4829939A (ja) * 1971-08-25 1973-04-20

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4829939A (ja) * 1971-08-25 1973-04-20

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Publication number Publication date
JPS59188322U (ja) 1984-12-13

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