JPS6319622Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6319622Y2
JPS6319622Y2 JP1983039659U JP3965983U JPS6319622Y2 JP S6319622 Y2 JPS6319622 Y2 JP S6319622Y2 JP 1983039659 U JP1983039659 U JP 1983039659U JP 3965983 U JP3965983 U JP 3965983U JP S6319622 Y2 JPS6319622 Y2 JP S6319622Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing surfaces
thrust bearing
shaft member
grooves
thrust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983039659U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59146615U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP3965983U priority Critical patent/JPS59146615U/ja
Publication of JPS59146615U publication Critical patent/JPS59146615U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6319622Y2 publication Critical patent/JPS6319622Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sliding-Contact Bearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はVTR用シリンダ等に使用されるス
ピンドルユニツトに関する。
従来のVTR用シリンダは軸部材を二個の玉軸
受で支持するが、この玉軸受は玉と軌道との間に
グリースをかみこむので動トルクが不規則に変動
し、軸部材に回転むらが生ずる。VTRの小形軽
量化に伴い、玉軸受の動トルクの変動に起因する
回転むらを小さくすることが重要になつてきてい
る。
この考案は回転むらが小さいスピンドルユニツ
トを提供することを目的とする。
次にこの考案の実施例を図面に基いて説明す
る。第1図において、ハウジング1の内周面にス
リーブ3が嵌合して固定され、このスリーブ3の
内周に軸部材5が配設されている。前記スリーブ
3の内周面の両端部には円筒状のラジアル軸受面
7、9がそれぞれ設けられ、この両端部のラジア
ル軸受面7、9の間には潤滑剤溜り用の内周みぞ
12が設けられている。前記スリーブ3の両端面
には平面状のスラスト軸受面14、16がそれぞ
れ設けられ、このスラスト軸受面14、16には
第2図に示すようなヘリングボーン状の動圧発生
作用みぞ18、21がそれぞれ設けられている。
前記軸部材5はスリーブ3の内周に配設した軸2
3とスリーブ3の軸方向の両側にそれぞれ配設し
た環状部材25、27とから構成され、この環状
部材25、27は軸23に嵌合してそれぞれ固定
されている。前記軸部材の軸23はラジアル軸受
面7、9にラジアル軸受すきま29、32を介し
て対向するラジアル受面34、36をそれぞれ有
し、このラジアル受面34、36には動圧発生用
のみぞ38、41がそれぞれ設けられている。前
記軸部材の環状部材25、27はスラスト軸受面
14、16にスラスト軸受すきま43、45を介
して対向するスラスト受面47、49をそれぞれ
有し、またスラスト軸受面14、16の外周部は
動圧発生作用みぞ18、21の深さと等しいか又
はそれより僅かに深い潤滑剤溜り用の周みぞ5
2、54をそれぞれ有している。前記周みぞ5
2、54はスラスト軸受面14、16の外周端部
にそれぞれ接続し、また周みぞ52、54はハウ
ジング1の内周面にそれぞれ接続している。前記
ハウジングの内周面の両端部56、58はスラス
ト受面47、49より軸方向の外側にそれぞれ位
置し、このハウジングの内周面の両端部56、5
8はシールすきまを介して軸部材の環状部材2
5、27にそれぞれ対向している。前記周みぞ5
2、54の軸心側の端はハウジングの内周面の両
端部56、58に対向する軸部材5の外周端より
軸心側に位置する。前記ハウジング1の外周面に
はスリーブの内周みぞ12に通じる連通穴61が
設けられ、またスリーブの内周みぞ12、ラジア
ル軸受すきま29、32、スラスト軸受すきま4
3、45および周みぞ52,54にはシリコン油
を基油として二硫化モリブデンを混入したちよう
度番号0号以下のグリースがそれぞれ存在してい
る。そして、図示されてはいないが軸部材5の一
方の端部にシリンダヘツドを取付け、他方の端部
に駆動モータを取付ける。
以上のような構成で軸部材5が回転すると、動
圧発生用のみぞ38、41のポンピング作用によ
つてラジアル軸受すきま29、32内の流体の圧
力がそれぞれ高くなり、動圧形ラジアルみぞ軸受
はラジアル負荷容量を有する。また、動圧発生作
用みぞ18、21のポンピング作用によつてスラ
スト軸受すきま43、45内の流体の圧力がそれ
ぞれ高くなり、動圧形スラストみぞ軸受はスラス
ト負荷容量を有する。また、軸部材5は一対の動
圧形ラジアルみぞ軸受と一対の動圧形スラストみ
ぞ軸受とによつて支持されるので回転むらが少な
い。前記ハウジングの内周面の両端部56、58
はスラスト受面47、49より軸方向の外側に位
置するので、軸部材5の回転時にはスラスト軸受
すきま43、45より半径方向の外側へはね飛ば
される潤滑剤がハウジングの内周面の両端部5
6、58に当つて半径方向の外側への移動を阻止
され、スラスト軸受すきま43、45には充分な
潤滑剤が存在する。また、スラスト軸受面14、
16の外周部は周みぞ52、54をそれぞれ有す
るので軸部材5の回転時には周みぞ52、54内
の潤滑剤がスラスト軸受すきま43、45に供給
され、スラスト軸受すきま43、45には充分な
潤滑剤が存在する。前記スリーブ3と軸部材5と
の間には二硫化モリブデンを混入したグリースが
存在するのでスラスト軸受面14、16およびス
ラスト受面47、49の摩耗が少ない。また、ス
リーブ3と軸部材5との間には粘度変化の少ない
シリコン油を基油としたちよう度番号0号以下の
グリースが存在するのでグリースは温度変化に対
する粘度変化が小さく、スピンドルユニツトはあ
る程度の温度変化を許容できる。また、スピンド
ルユニツトの使用中又は保管中に温度変化があつ
てもラジアル軸受すきま29、32およびスラス
ト軸受すきま43、45内から潤滑剤が洩れにく
い。
なお、図示の実施例ではラジアル受面34、3
6に動圧発生用のみぞ38、41を設けたが、ラ
ジアル軸受面7、9とラジアル受面34、36と
の少なくとも一方に動圧発生用のみぞ38、41
を設けても良い。
また、スラスト軸受面14、16とスラスト受
面47、49との少なくとも一方に動圧発生作用
みぞ18、21を設けても良い。
さらに、一方の環状部材25と軸23とを一体
にして一つの部材としても良く、また内周みぞ1
2を設けるかわりに、軸部材5のラジアル受面3
4、36の間に外周みぞを設けても良い。
また、スラスト軸受面14、16の外周部とス
ラスト受面47、49の外周部との少なくとも一
方が潤滑剤溜り用の周みぞ52、54を有しても
良い。
さらに、スラスト受面47、49の外周部の周
みぞがスラスト受面47、49の外周端部に接続
しても良い。
また、スリーブ3と軸部材5との間に、潤滑
油、グリース、空気およびガス等の潤滑剤が存在
しても良い。
さらに、軸部材5の回転でもハウジング1の回
転でも良い。
この考案のスピンドルユニツトによると、軸部
材5又はハウジング1が動圧形ラジアルみぞ軸受
と動圧形スラストみぞ軸受とによつて支持される
ので回転むらが少ない。また、ハウジングの内周
面の両端部56、58はスラスト受面47、49
より軸方向の外側に位置するので、スラスト軸受
すきま43、45より半径方向の外側へはね飛ば
される潤滑剤がハウジングの内周面の両端部5
6、58に当つて半径方向の外側への移動を阻止
され、スラスト軸受すきま43、45内には充分
な潤滑剤が存在する。さらに、スラスト軸受面1
4、16の外周部とスラスト受面47、49の外
周部との少なくとも一方が潤滑剤溜り用の周みぞ
52、54を有するので、回転時には周みぞ5
2、54内の潤滑剤がスラスト軸受すきま43、
45に供給され、スラスト軸受すきま43、45
には充分な潤滑剤が存在する。また、周みぞ5
2、54の軸心側の端はハウジングの内周面の両
端部56、58に対向する軸部材5の外周端より
軸心側に位置するので、周みぞ52、54内の潤
滑剤は軸方向外方への移動が軸部材5の外周端に
よつて阻止され、スラスト軸受すきま43、45
には充分な潤滑剤が供給される。さらに、スリー
ブ3の両端部に動圧形スラストみぞ軸受がそれぞ
れ位置するので、スピンドルユニツトの使用姿勢
が変化しても軸部材5又はハウジング1の軸方向
位置の変化が少ない。また、スピンドルユニツト
を分解しないで、軸部材5の両端部にシリンダヘ
ツドおよび駆動モータ等をそれぞれ独立に取付け
できる。さらに、構造が簡単で加工コストが安い
と共に組立が容易であるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すスピンドル
ユニツトの断面図、第2図は第1図に示すスリー
ブの平面図である。 図中、1はハウジング、3はスリーブ、5は軸
部材、7,9はラジアル軸受面、14,16はス
ラスト軸受面、18,21は動圧発生作用みぞ、
34,36はラジアル受面、38,41は動圧生
用のみぞ、47,49はスラスト受面、56,5
8はハウジングの内周面の両端部である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ハウジング1の内周面に嵌合して固定したスリ
    ーブ3の内周に軸部材5を配設し、前記スリーブ
    3は内周面の両端部に設けたラジアル軸受面7、
    9と両端面に設けたスラスト軸受面14、16と
    を有し、前記軸部材5はラジアル軸受面7、9に
    対向するラジアル受面34、36とスラスト軸受
    面14、16に対向するスラスト受面47、49
    とを有し、前記ラジアル軸受面7、9とラジアル
    受面34、36との少なくとも一方は動圧発生用
    のみぞ38、41を有し、前記スラスト軸受面1
    4、16とスラスト受面47、49との少なくと
    も一方は動圧発生作用みぞ18、21を有し、前
    記ハウジングの内周面の両端部56、58はスラ
    スト受面47、49より軸方向の外側に位置し、
    前記スラスト軸受面14、16の外周部とスラス
    ト受面47、49の外周部との少なくとも一方が
    潤滑剤溜り用の周みぞ52、54を有し、該周み
    ぞ52、54の軸心側の端はハウジングの内周面
    の両端部56、58に対向する軸部材5の外周端
    より軸心側に位置し、 前記スリーブ3と軸部材5との間に潤滑剤が存
    在するスピンドルユニツト。
JP3965983U 1983-03-22 1983-03-22 スピンドルユニツト Granted JPS59146615U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3965983U JPS59146615U (ja) 1983-03-22 1983-03-22 スピンドルユニツト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3965983U JPS59146615U (ja) 1983-03-22 1983-03-22 スピンドルユニツト

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59146615U JPS59146615U (ja) 1984-10-01
JPS6319622Y2 true JPS6319622Y2 (ja) 1988-06-01

Family

ID=30170295

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3965983U Granted JPS59146615U (ja) 1983-03-22 1983-03-22 スピンドルユニツト

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59146615U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2500731B2 (ja) * 1992-11-12 1996-05-29 日本電気株式会社 磁気ディスク装置用スピンドルモ―タ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5712828B2 (ja) * 1978-04-15 1982-03-12

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5712828U (ja) * 1980-06-28 1982-01-22

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5712828B2 (ja) * 1978-04-15 1982-03-12

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59146615U (ja) 1984-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0226215Y2 (ja)
JP2605981Y2 (ja) 動圧軸受装置
CN211778554U (zh) 一种组合轴承
US20060104555A1 (en) Fluid dynamic bearing arrangement
JP2573338Y2 (ja) 動圧軸受
JPS6319622Y2 (ja)
JP3637632B2 (ja) 電動機
JPS624565B2 (ja)
JPS6216767Y2 (ja)
JPH033805B2 (ja)
JPS634822Y2 (ja)
JPS6411844B2 (ja)
KR0141865B1 (ko) 헤드드럼 조립체
JP3892995B2 (ja) 動圧型軸受ユニット
JPS6128121Y2 (ja)
JPS6319620Y2 (ja)
JPS6318827Y2 (ja)
CN219605850U (zh) 一种用于涡轮增压器的球轴承
JPS6152414A (ja) 動圧流体軸受ユニツト
KR100200598B1 (ko) 구조가 개선된 스핀들모터
JPS5811937Y2 (ja) 動圧形流体軸受
JP2502674B2 (ja) 流体軸受装置
JPH11190330A (ja) スラスト軸受
JP2900560B2 (ja) 磁気ディスク用軸受装置
JPS6227705Y2 (ja)