JPH0454604Y2 - - Google Patents

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JPH0454604Y2
JPH0454604Y2 JP3136887U JP3136887U JPH0454604Y2 JP H0454604 Y2 JPH0454604 Y2 JP H0454604Y2 JP 3136887 U JP3136887 U JP 3136887U JP 3136887 U JP3136887 U JP 3136887U JP H0454604 Y2 JPH0454604 Y2 JP H0454604Y2
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bearing
recording medium
magnetic disk
lubricant
disk device
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は磁気デイスク装置の内部に組込まれる
軸受に関し、特に記録媒体が静止しているとき、
その表面に接触して停止する磁気ヘツドを備える
磁気デイスク装置の内部に組込まれる磁気デイス
ク装置用軸受に関する。
〔従来の技術〕
一般に磁気デイスク装置の内部には、第2図に
例示するように、記録媒体11を保持して回転す
るスピンドル12の軸受部分や、磁気ヘツド13
を保持してそれを記録媒体11を所定のトラツク
上に位置決めを行う位置決め装置(キヤリジ)1
4の運動の案内部分に軸受(ベアリング)15が
使用されており、ベアリング15内には、その回
転動作を円滑にし摩耗を防止するために一般的な
クリースが潤滑剤として配設されている。
このようなベアリングが回転すると、遠心力に
よつて潤滑剤がベアリングの外部に飛散し、その
飛散の程度は回転速度が早い程大きくなる。磁気
デイスク装置においては、スピンドルは相当の高
速度で回転するように設計されており、またキヤ
リジもその位置決め時間を短縮するために近年そ
の動作速度が早められているため、飛散する潤滑
剤の量も増大しつつある。
一方記録媒体は、停止状態から回転を始めると
き、その表面上に接触して静止している磁気ヘツ
ドが滑らかに表面上を滑動しながら浮上できるよ
うに、その表面上に化学的不活性度や熱・酸化等
に対する安定性や潤滑性等に特別にすぐれた特性
を有する弗素化グリース(例えば商品名「クライ
トツス」−ジユポン社製−)等の特殊な潤滑剤を
塗布している。
従つて磁気デイスク装置は、その動作中に内部
に設けられているベアリングから飛散した潤滑剤
がオイルミストとなつて記録媒体の表面に付着
し、この状態において磁気ヘツドが記録媒体上に
静止させられた場合、記録媒体が再び回転を開始
するときに記録媒体と磁気ヘツドとの間にオイル
ミストが介在することになるため、記録媒体に塗
布した潤滑剤による正常な潤滑作用が妨げられて
磁気ヘツドの読出し出力の低下や記録媒体または
磁気ヘツドの損傷(いわゆるヘツドクラツシユ)
を惹起する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述したように、従来の磁気デイスク装置に使
用しているベアリングは、潤滑剤として一般のグ
リースを用いているため、その回転中に飛散した
潤滑剤によつて磁気デイスク装置の読出し出力の
低下やヘツドクラツシユの発生の原因となつてい
るという欠点がある。またこのような障害を低減
するため、潤滑剤の量を少くすると、ベアリング
の寿命ひいては磁気デイスク装置の寿命を短くす
るという問題を生ずる。
本考案の目的は、上述のような従来の磁気デイ
スク装置の欠点を除去して、その寿命を充分に確
保した上で、磁気デイスク装置の読出し出力の低
下やヘツドクラツシユの発生を防止することので
きる磁気デイスク装置用ベアリングを提供するこ
とにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の磁気デイスク装置用軸受は、記録媒体
と前記記録媒体が停止しているときその表面に接
触して静止する磁気ヘツドとを備える磁気デイス
ク装置の内部に組込まれて、潤滑剤を有する磁気
デイスク装置用軸受において、前記潤滑剤が前記
記録媒体の前記表面に塗布されている潤滑剤と同
一の材質を有して構成される。
〔実施例〕
次に本考案の実施例について図面を参照して詳
細に説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す断面図で、第
2図のキヤリジ14に用いられているベアリング
15に本考案を適用した例を示す。
ベアリング15として第1図に示すようにボー
ルベアリング2が用いられている。ボールベアリ
ング2は内輪5と外輪6との間に設けられている
ボール3が転動する。内輪5はシヤフト10に固
着されており、外輪6は案内板16(第1図参
照)の下面と接触しながら転動して磁気ヘツド1
3の位置決め動作を行う。
ボール3の周囲には潤滑剤7が配設されている
が、この潤滑剤の材料は記録媒体の表面上に塗布
してある潤滑剤と同一のものとなつている。従つ
てボールベアリング2が回転して潤滑剤7が内輪
5とシールド板4との間の間隙から外に飛散し
(矢印A)、オイルミストとなつて記録媒体の表面
上に付着しても、記録媒体と磁気ヘツドとの間の
潤滑作用は損われることなく、従つて磁気デイス
ク装置の読出し出力の低下やヘツドクラツシユの
発生が防止される。潤滑剤は軸受用潤滑剤として
の必要な性能を備えているため、ボールベアリン
グ2の潤滑作用およびその寿命を損うことはな
い。
〔考案の効果〕
以上詳細に説明したように、本考案の磁気デイ
スク装置用軸受を用いることにより、軸受から飛
散した潤滑剤によつて生ずる磁気デイスク装置の
読出し出力の低下やヘツドクラツシユの発生を防
止できるという効果があり、従つて本考案の軸受
を用いた磁気デイスク装置の信頼性を向上させる
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図は磁気デイスク装置の一例を示す斜視図であ
る。 2……ボールベアリング、3……ボール、4…
…シールド板、5……内輪、6……外輪、7……
潤滑剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 記録媒体と前記記録媒体が停止しているときそ
    の表面に接触して静止する磁気ヘツドとを備える
    磁気デイスク装置の内部に組込まれて、潤滑剤を
    有する磁気デイスク装置用軸受において、前記潤
    滑剤が前記記録媒体の前記表面に塗布されている
    潤滑剤と同一の材質であることを特徴とする磁気
    デイスク装置用軸受。
JP3136887U 1987-03-03 1987-03-03 Expired JPH0454604Y2 (ja)

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JP3136887U JPH0454604Y2 (ja) 1987-03-03 1987-03-03

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JP3136887U JPH0454604Y2 (ja) 1987-03-03 1987-03-03

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Publication Number Publication Date
JPS63138662U JPS63138662U (ja) 1988-09-13
JPH0454604Y2 true JPH0454604Y2 (ja) 1992-12-22

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JP3136887U Expired JPH0454604Y2 (ja) 1987-03-03 1987-03-03

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US6490137B1 (en) * 1997-03-25 2002-12-03 Koyo Seiko Co., Ltd. Information equipment with polymer film in bearing and disk

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JPS63138662U (ja) 1988-09-13

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