JP2963880B2 - ビデオカセットレコーダ用のヘッドドラム組立体 - Google Patents

ビデオカセットレコーダ用のヘッドドラム組立体

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JP2963880B2
JP2963880B2 JP8332342A JP33234296A JP2963880B2 JP 2963880 B2 JP2963880 B2 JP 2963880B2 JP 8332342 A JP8332342 A JP 8332342A JP 33234296 A JP33234296 A JP 33234296A JP 2963880 B2 JP2963880 B2 JP 2963880B2
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bearings
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C33/00Parts of bearings; Special methods for making bearings or parts thereof
    • F16C33/02Parts of sliding-contact bearings
    • F16C33/04Brasses; Bushes; Linings
    • F16C33/06Sliding surface mainly made of metal
    • F16C33/10Construction relative to lubrication
    • F16C33/1025Construction relative to lubrication with liquid, e.g. oil, as lubricant
    • F16C33/103Construction relative to lubrication with liquid, e.g. oil, as lubricant retained in or near the bearing
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/52Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with simultaneous movement of head and record carrier, e.g. rotation of head
    • G11B5/53Disposition or mounting of heads on rotating support

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はビデオカセットレコ
ーダののヘッドドラム組立体に係り、より詳細にはシャ
フトを支持及び潤滑する潤滑装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】通常的なビデオカセットレコーダはベー
ス(メインシャーシまたはデッキ)、カートリッジから
磁気テープを引き出して所定の経路に沿って走行させる
ために前記ベースに設けられる走行系、そして前記テー
プに画像情報を記録及び再生するヘッドドラム組立体を
備える。 【0003】前記ヘッドドラム組立体は前記テープに画
像情報を記録及び再生するヘッドが取り付けられる上部
ドラム、前記上部ドラムの下部に位置し、前記上部ドラ
ムを回転させるモータが取り付けられる下部ドラムを含
む。前記上部ドラムは前記モータにより回転する間に前
記テープから前記画像情報を記録及び再生する。 【0004】しかしながら、前記上部ドラムの回転時に
振動及び騒音が生ずると、前記画像情報を前記テープ上
に正確に記録できないだけでなく前記画像情報を再生す
る時に画像の質が低下する。従って、前記上部ドラムの
回転時に振動及び騒音は最大限抑制されなければならな
い。 【0005】このような問題を解決するために潤滑装置
が提供される。前記潤滑装置は前記上部ドラムを回転さ
せるシャフトを支持及び潤滑することにより、前記上部
ドラムの振動及び騒音を防止する。前記潤滑装置には金
属球を利用するボール軸受と流体の動圧により前記シャ
フトを支持及び潤滑する流体動圧軸受がある。 【0006】図1は潤滑装置であってボール軸受150
が用いられるビデオカセットレコーダのヘッドドラム組
立体100を示す。図1に示すように、前記ヘッドドラ
ム組立体100は下部ドラム110、磁気テープ(図示
せず)に画像情報を記録及び再生する上部ドラム12
0、前記下部ドラム110に取り付けられ回転力を発生
するモータ130、前記下部ドラム110に回転可能に
挿入され前記モータ130の回転力を前記上部ドラム1
20に伝達するシャフト140、前記下部ドラム110
と前記シャフト140との間に介され前記シャフト14
0を回転可能に支持及び潤滑する一対のボール軸受15
0を備える。 【0007】前記モータ130は、前記下部ドラム11
0の底面の一側に固定されるステータ132、そして前
記ステータ132との相互作用により回転するロータ1
34を備える。前記ロータ134は、前記ステータ13
2と半径方向に所定の間隔をおいて位置し、中心には下
部フランジ142により前記シャフト140が取り付け
られ、前記上部ドラム120は、上部フランジ144に
より前記シャフト140の上部に固定される。従って、
前記ロータ134の回転により前記シャフト140そし
て前記上部ドラム120が回転する。 【0008】前記上部ドラム120は、前記テープ上に
情報を記録及び再生する少なくとも2つの磁気ヘッド1
22が取り付けられる。前記ヘッド122は、前記上部
ドラム120の底面及び前記下部ドラム110の上面に
設けられるトランスフォーマ160により電気的に接続
される。従って、ヘッド122は前記上部ドラムが回転
する時にも外部の装置、例えば増幅器などとの電気的接
続関係を保つ。前記下部ドラム110の内側には前記一
対のボール軸受150を収納する軸受ハウジング112
が形成される。 【0009】前記軸受ハウジング112に収納される前
記一対のボール軸受150は前記軸受ハウジング112
の内側に収納される外輪152、前記シャフト140が
挿入される内輪154、そして前記外輪152と前記内
輪154との間に介され前記シャフト150を回転可能
に支持及び潤滑する多数の金属球156を備える。 【0010】前記金属球156は鋼などで製作され、前
記外輪152と前記内輪154との間を回転及び摺動し
ながら前記シャフト150を支持及び潤滑する。前記外
輪152と前記内輪154との間には前記金属球156
の前記ボールの前記外輪152及び前記内輪154との
摩擦を減少させるために潤滑油が注入されることがあ
る。 【0011】しかしながら、前記ボール軸受150にお
いて、前記金属球156の前記外輪152及び前記内輪
154との間で振動が生じることがあり、これにより画
質の低下をもたらすこともある。 【0012】最近、前記ボール軸受150の問題点を改
善するために流体動圧軸受が用いられる。このような流
体動圧軸受を利用した潤滑装置は“ビデオカセットレコ
ーダ用のロータリヘッドドラム”という名称としてKi
mによる米国特許第4,972,289号(1990年
11月20日)に、そして“動圧軸受装置”という名称
としてKameyamaによる米国特許第5,277,
499号(1994年1月11日)に開示されたものが
ある。 【0013】図2はKimによるヘッドドラム組立体2
00を示す。図2に示すように、前記ヘッドドラム組立
体200の潤滑装置210は外周面に多数の潤滑溝22
2と多数の流体案内溝224が形成されるシャフト22
0a、そして該シャフト220aが回転可能に挿入さ
れ、潤滑油貯蔵溝232と空気流動溝236が形成され
る軸受ハウジング230を備える。 【0014】前記多数の潤滑溝222は、前記シャフト
220aの上部及び下部に形成され、前記多数の流体案
内溝224は、前記潤滑油貯蔵溝232内に挿入される
前記シャフト220aの下端に形成される。前記潤滑油
貯蔵溝232は、前記軸受ハウジング230の下端の内
側に形成され潤滑油を貯蔵し、前記空気流動溝236
は、前記軸受ハウジング230の内側の中央に形成さ
れ、外部の空気が流入される空気流動孔234と連結さ
れる。前記潤滑油貯蔵溝232内の潤滑油は前記シャフ
ト220aの回転により前記シャフト220aの外周面
に形成される流体案内溝224に沿って流動し、前記空
気流動孔234を通して前記軸受ハウジング230の内
部に流入する空気は前記流体案内溝224に沿って流動
する潤滑油と前記多数の潤滑溝234内で混合される。 【0015】前記シャフト220aがモータ240によ
り回転すると、前記シャフト220aは上昇し、前記潤
滑油貯蔵溝232内の潤滑油は前記流体案内溝224に
沿って前記シャフト220aの外周面に流動する。ま
た、前記軸受ハウジング230の空気流動孔234を通
して前記空気流動溝236の内部に空気が流入する。前
記流体案内溝224に沿って流動した前記潤滑油と前記
空気流動孔234に沿って前記軸受ハウジング230の
内部に流入する前記空気は前記シャフト220aと前記
軸受ハウジング230との間で混合される。前記混合さ
れた流体は前記シャフト220aの前記多数の潤滑溝2
24に沿って流動する。その結果、前記多数の潤滑溝2
24での流体圧力は前記多数の潤滑溝224の形成され
ていない前記シャフト220aの外周面の流体圧力より
大きくなる。従って、前記シャフト220aの半径方向
の負荷が支持される。 【0016】しかしながら、前記Kimによる前記潤滑
装置210は前記シャフト220aの外周面に多数の潤
滑溝222と多数の流体案内溝224を形成することが
容易でなく、時間が経過すると、潤滑油が消耗されて潤
滑効果が低下することにより、上部ドラムの回転時に振
動が生じることがある。 【0017】前記の問題を解決するために、Kamey
amaによる潤滑装置が提示される。Kameyama
による潤滑装置は、シャフト、該シャフトが回転可能に
収納され前記シャフトの端部面と対向するスラスト受容
器を備えるスリーブを含む。前記スリーブの開口近所の
内周面には環形溝が形成され、前記シャフトの外周面に
は多数の浅い溝が形成される。前記シャフトが回転する
と、前記シャフトの多数の浅い溝により流体が前記スリ
ーブの内周面と前記シャフトの外周面との間を流動す
る。この時、前記シャフトは接触していたスリーブの中
心部から上昇し、前記流動流体(空気)により前記シャ
フトの前記スリーブとの摩擦は減少する。 【0018】しかしながら、前記Kameyamaによ
る潤滑装置は、前記シャフトが前記スリーブの中心部か
ら浮上された状態で回転するために、前記シャフトの上
部と下部がねじれる現象が発生することがある。このよ
うなシャフトのねじれは上部ドラムの振動を誘発し、つ
まり画質が低下する。 【0019】 【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
従来技術の問題点を解決するためのものであり、本発明
の目的は、振動を防止し、加工が容易であり、長期間潤
滑可能な潤滑装置を採用したビデオカセットレコーダ用
のヘッドドラム組立体を提供することにある。 【0020】 【課題を解決するための手段】前記本発明の目的を達成
するために、本発明によるビデオカセットレコーダ用の
ヘッドドラム組立体は、下部ドラムと、該下部ドラムに
取り付けられて回転力を発生するモータと、前記下部ド
ラムの上部に位置し、前記モータによって回転する間に
磁気テープに/から画像情報を記録及び再生する磁気ヘ
ッドを具備する上部ドラムと、該上部ドラムの底面及び
前記下部ドラムの上面に設置され、前記上部ドラムが回
転するときに前記磁気ヘッドを外部装置と電気的に接続
するトランスフォーマと、前記モータに取り付けられて
前記モータの回転力を前記上部ドラムに伝達するシャフ
トと、上部内側に互いに対向して長さ方向に円筒状を有
する一対の第1潤滑油貯蔵溝が形成され、下部内側に互
いに対向して長さ方向に円筒状を有する一対の第2潤滑
油貯蔵溝が形成され、前記下部ドラムに連結され前記シ
ャフトが回転可能に挿入される軸受ハウジングと、該軸
受ハウジング上部及び下部に挿入及び固定され前記シャ
フトを回転可能に支持する第1及び第2軸受と、前記一
対の第1及び第2潤滑油貯蔵溝に挿入され前記第1及び
第2軸受と前記シャフトとの間に潤滑油を供給する一対
の第1及び第2潤滑パッドと、前記シャフトに挿入され
前記第1軸受と前記上部ドラムとの間に介在され、前記
上部ドラムの底面に取り付けられ前記第1軸受に供給さ
れる潤滑油の蒸発を防止する遮蔽板を含むことを特徴と
するビデオカセットレコーダ用のヘッドドラム組立体を
提供する。 【0021】前記下部ドラムに取り付けられ中央に支持
溝が形成され前記シャフトを回転可能に支持する蓋が取
り付けられる。前記蓋により前記シャフトの軸方向負荷
が支持される。 【0022】前記第1及び第2軸受は内周面に前記シャ
フトが回転可能に挿入され、外周面は前記軸受ハウジン
グの上部及び下部内周面と接触する。前記第1及び第2
軸受はハウジング上部及び下部内周面に挿入及び固定さ
れる。前記第1及び第2軸受はその内部に潤滑油を含有
できるように合金粒子、たとえば、銅合金を利用して焼
結して制作される。前記第1及び第2軸受は潤滑油の中
に入れられて前記潤滑油が吸収された状態で前記軸受ハ
ウジングに挿入及び固定される。 【0023】前記遮蔽板には前記シャフトが挿入され、
前記遮蔽板の上面は前記上部ドラムに取り付けられる。
前記遮蔽板の底面にはヘリングボーン形状のグルーブが
形成される。前記第1軸受から蒸発される前記潤滑油は
前記ヘリングボーングルーブに集中され前記遮蔽板と前
記第1軸受との間に油膜を形成する。従って、前記第1
軸受からの潤滑油の蒸発が防止される。 【0024】本発明のビデオカセットレコーダ用のヘッ
ドドラム組立体によると、シャフトの摩擦を防止する潤
滑油を追加で供給でき、軸受からの潤滑油の蒸発が防止
でき、構造が簡単であって製作が容易である。 【0025】また、本発明のビデオカセットレコーダ用
のヘッドドラム組立体によると、シャフトの半径方向負
荷と軸方向負荷を効果的に支持及び潤滑することにより
ジッタリング及びワウ・フラッタを効果的に防止でき
る。 【0026】以上のような本発明の目的と別の特徴及び
長所などは次ぎに参照する本発明のいくつかの好適な実
施例に対する以下の説明から明確になるであろう。 【0027】 【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に基づい
て本発明の望ましい実施例をより詳細に説明する。図面
において同一の要素に対しては同一符号を使用する。図
3は本発明の望ましい実施例によるビデオカセットレコ
ーダ用のヘッドドラム組立体300を示す断面図であ
る。図3に示すように、本発明のヘッドドラム組立体3
00は下部ドラム302、磁気テープ(図示せず)に/
から画像情報を記録及び再生する上部ドラム304、前
記下部ドラム302内に取り付けられ回転力を発生する
モータ310、該モータ310の回転力を前記上部ドラ
ム304に伝達するシャフト306、そして該シャフト
306が回転可能に挿入され前記シャフト306を支持
及び潤滑する潤滑装置320を含む。 【0028】前記下部ドラム302はビデオカセットレ
コーダのベースに固定される。前記モータ310は前記
下部ドラムの底面の一側に取り付けられるステータ31
2、そして該ステータ312と半径方向に所定の間隔を
おいて位置し前記ステータ312との作用により回転す
るロータ314、該ロータ314が取り付けられ前記シ
ャフト306に挿入される回転プレート316を具備す
る。前記シャフト306は前記回転プレート316によ
って前記ロータ314と連結され前記ロータ314と共
に回転する。前記シャフト306の上部には前記上部ド
ラム304が挿入され前記シャフト306と共に回転す
る。 【0029】前記シャフト306が挿入及び固定される
前記上部ドラム304は前記シャフト306によって回
転する間テープに/から情報を記録及び再生する少なく
とも一対の磁気ヘッド308が取り付けられる。前記磁
気ヘッド308は前記上部ドラム304の底面及び前記
下部ドラムの上面に設置されるトランスフォーマ318
によって電気的に接続される。従って、磁気ヘッド30
8は前記上部ドラム304が回転する時にも電源装置
(図示せず)などとの電気的接続関係を維持する。 【0030】前記下部ドラム302の内側には前記シャ
フト306を回転可能に支持する前記潤滑装置320が
位置する。 【0031】図4は本発明の実施例にビデオカセットレ
コーダ用のヘッドドラム組立体300の潤滑装置320
を示す分解斜視図である。図4を参照すると、潤滑装置
320は内周面にシャフト306が回転可能に挿入され
る第1及び第2軸受330,340、該第1軸受330
が挿入され内側に互いに対向して一対の第1潤滑油貯蔵
溝352が上部に形成され、前記第2軸受340が挿入
され内側に互いに対向して一対の第2潤滑油貯蔵溝35
4が下部に形成される軸受ハウジング350を含む。 【0032】前記第1及び第2軸受330,340は内
周面に前記シャフト306が回転可能に挿入され、外周
面は前記軸受ハウジング350の上部及び下部内周面と
接触される。前記第1及び第2軸受330,340は前
記軸受ハウジング350の上部及び下部内周面に挿入及
び固定される。前記第1及び第2軸受330,340は
その内部に潤滑油を含有できるように合金粒子、たとえ
ば銅合金を利用して焼結して制作される。前記第1及び
第2軸受330,340は潤滑油の中に入れられて前記
潤滑油が吸収された状態で前記軸受ハウジング350に
挿入及び固定される。 【0033】前記軸受ハウジング350の前記一対の第
1及び第2潤滑油貯蔵溝352,354は望ましくは前
記軸受ハウジング350の長さ方向に円筒形に形成され
る。前記一対の第1及び第2潤滑油貯蔵溝352,35
4は前記軸受ハウジング350の中心に対して互いに対
向するように形成される。 【0034】前記一対の第1潤滑油貯蔵溝352には一
対の第1潤滑パッド332が挿入され、前記一対の第2
潤滑油貯蔵溝354には一対の第2潤滑パッド342が
挿入される。前記第1及び第2潤滑パッド332,34
2は潤滑油吸収性の強い材質、たとえば綿、スポンジを
利用して円柱形状に制作される。前記第1及び第2潤滑
パッド332,342は多量の潤滑油を吸収して前記第
1及び第2軸受330,340に前記潤滑油を供給す
る。 【0035】また、前記第1軸受330と前記上部ドラ
ム304との間には前記第1軸受330の潤滑油の蒸発
を防止する遮蔽板360が介在される。前記遮蔽板36
0には前記シャフト306が挿入され、前記遮蔽板36
0の上面は前記上部ドラム304に接着剤により取り付
けられる。前記遮蔽板360はゴムまたは合成樹脂で制
作され、底面にはヘリングボーン形状のグルーブ362
が形成される。前記第1軸受330から蒸発される前記
潤滑油は前記ヘリングボーングルーブ362に集中され
前記遮蔽板360と前記第1軸受330との間に油膜を
形成する。従って、前記第1軸受330からの潤滑油の
蒸発が防止される。 【0036】また、前記シャフト306の軸方向負荷を
支持する蓋364は前記下部ドラム302に取り付けら
れる。前記蓋364はその中央に支持溝366が形成さ
れ前記シャフト306の下端を収納及び支持する。前記
支持溝366には潤滑油が供給され前記シャフト306
と前記蓋364との間の摩擦を減少させる。 【0037】前記の本発明の実施例によるビデオカセッ
トレコーダ用のヘッドドラム組立体300の作用に対し
て説明する。前記シャフト306がモータ310によっ
て回転すると、前記第1及び第2軸受330,340内
に含有される潤滑油が前記第1及び第2軸受330,3
40の内周面及び前記シャフト306の外周面との間に
流出される。前記流出された潤滑油は前記第1及び第2
軸受330,340と前記シャフト306との間に油膜
を形成して前記シャフト306の半径方向の負荷を支持
する。また、前記第1軸受330から蒸発される潤滑油
は前記遮蔽板360の前記ヘリングボーングルーブ36
2に集中され前記第1軸受330と前記遮蔽板360と
の間に油膜が形成されることにより外部への蒸発が防止
される。 【0038】前記シャフト306が停止すると、前記シ
ャフト306と前記第1及び第2軸受330,340と
の間の潤滑油は再び前記第1及び第2軸受330,34
0の内部に流れ込んで、前記第1軸受330と前記遮蔽
板360との間の潤滑油は前記第1軸受330の内部に
流れ込む。また、前記第1及び第2軸受330,340
の内部の潤滑油が消耗されると、前記第1及び第2潤滑
パッド332、342内の潤滑油は前記第1及び第2軸
受330,340の内部に流れ込み、使用者は前記第1
及び第2潤滑パッド332,342の内部に続けて潤滑
油を供給できる。従って、前記第1及び第2軸受33
0,340は時間が経過しても効果的に前記シャフト3
06を支持できる。 【0039】実施例1 図5は本発明の望ましい実施例によるビデオカセットレ
コーダ用のヘッドドラム組立体の前記第1及び第2軸受
330,340の別の例を示す分解斜視図である。図5
を参照すると、前記第1軸受330には内周面、上面、
底面そして外周面を連結し、前記一対の第1潤滑パッド
332内の潤滑油が流動する通路を提供する第1流路3
34が形成され、前記第2軸受340には内周面、上
面、底面そして外周面を連結し、前記一対の第2潤滑パ
ッド342内の潤滑油が流動する通路を提供する第2流
路344が形成される。従って、前記第1潤滑パッド3
32内の潤滑油は前記第1流路334を経由して前記第
1軸受330の内周面に流動し、前記第2潤滑パッド3
42内の潤滑油は前記第2流路344を経由して前記第
2軸受340の内周面に流動する。 【0040】前記第1及び第2軸受330,340はそ
の内部に潤滑油を含有できるように合金粒子、たとえば
銅合金を利用して焼結して制作されたり、軟質の金属、
たとえばホワイトメタルで制作される。前記第1及び第
2軸受330,340が焼結形成される場合、前記第1
及び第2軸受330,340は潤滑油の中に入れられて
前記潤滑油が吸収された状態で前記軸受ハウジング35
0に挿入及び固定され、前記シャフト360が回転する
ときに前記第1及び第2軸受330,340の内部の潤
滑油が前記第1及び第2軸受330,340と前記シャ
フト306との間に流出され前記シャフト306の半径
負荷が支持される。反面、軟質の金属で形成される場
合、前記第1及び第2潤滑パッド332,342の内部
の潤滑油が前記第1及び第2流路334,344を経由
して前記第1及び第2軸受330,340の内周面に流
動及び供給されることにより前記シャフト306の半径
負荷が支持される。 【0041】実施例2 図6は本発明の望ましい実施例によるビデオカセットレ
コーダ用のヘッドドラム組立体の前記第1及び第2軸受
330,340のまた別の例を示す分解斜視図である。
図6を参照すると、前記第1軸受330の内周面には前
記第1流路334を連結する一対の第1潤滑溝336が
形成され、前記第2軸受340の内周面には前記第2流
路344を連結する一対の第2潤滑溝346が形成され
る。前記第1及び第2潤滑溝336,346は望ましく
は前記第1及び第2軸受330,340の内周面の上部
と下部に形成される。前記第1及び第2流路334,3
44を経由して前記第1及び第2軸受330,340の
内周面に供給される潤滑油は前記第1及び第2潤滑溝3
36,346に沿って流動して前記第1及び第2軸受3
30,340の内周面と前記シャフト306との間に油
膜を形成する。 【0042】図7に示すように、前記第1及び第2潤滑
溝336,346は前記第1及び第2軸受330,34
0の上端(または下端)から所定の距離(D1)離隔さ
れ形成される。前記第1及び第2軸受330,340の
潤滑面積は前記距離(D1)が次の不等式(1)を満足
する際に最大となる。 L/100≦D1≦L/10・・・・・・(1) ここで、D1は前記第1及び第2潤滑溝336,346
の中心から前記第1及び第2軸受330,340の上端
(または下端)までの距離、そしてLは前記第1及び第
2軸受330、340の長さを示す。 【0043】前記第1及び第2軸受330,340は軟
質の金属、たとえばホワイトメタルまたは高分子合成樹
脂、たとえばテフロンで制作される。前記シャフト30
6が回転するときに、前記第1及び第2潤滑パッド33
2,342の内部の潤滑油が前記第1及び第2流路33
4,344、そして前記第1及び第2潤滑溝336,3
46を経由して前記第1及び第2軸受330,340の
内周面に流動及び供給されることにより前記シャフト3
06の半径負荷が支持される。 【0044】 【発明の効果】以上で実施例を通して説明したように、
本発明によるビデオカセットレコーダ用のヘッドドラム
組立体はシャフトの半径方向負荷と軸方向負荷を効果的
に支持でき、軸受からの潤滑油の蒸発が防止でき、そし
て潤滑油を追加で供給できるために長期間使用しても潤
滑効果が低下されない。また、構造が簡単であって製作
が容易であるためにコストを減らすことができる。 【0045】さらに、前記ビデオカセットレコーダ用の
ヘッドドラム組立体は回転時に振動及び騒音が防止され
る。また、前記ビデオカセットレコーダ用のヘッドドラ
ム組立体は上部ドラムを回転させるシャフトを長期間効
率的に支持及び潤滑することにより、テープ上の情報を
的確に記録及び再生でき、画質が向上する。 【0046】本発明を実施例によって詳細に説明した
が、本発明は実施例によって限定されず、本発明が属す
る技術分野において通常の知識を有するものであれば本
発明の思想と精神を離れることなく、本発明を修正また
は変更できるであろう。
【図面の簡単な説明】 【図1】ボール軸受を使用する従来のヘッドドラム組立
体を示す断面図である。 【図2】従来の流体動圧軸受を使用するヘッドドラム組
立体を示す断面図である。 【図3】本発明によるビデオカセットレコーダ用のヘッ
ドドラム組立体を示す断面図である。 【図4】図3の軸受の例を示す分解斜視図である。 【図5】図3の軸受の別の例を示す分解斜視図である。 【図6】図3の軸受のまた別の例を示す分解斜視図であ
る。 【図7】図6のA−A線による軸受の断面図である。 【符号の説明】 300 ヘッドドラム組立体 302 下部ドラム 304 上部ドラム 306 シャフト 310 モータ 320 潤滑装置 330 第1軸受 332 第1潤滑パッド 340 第2軸受 342 第2潤滑パッド 350 軸受ハウジング 352 第1潤滑油貯蔵溝 354 第2潤滑油貯蔵溝 360 遮蔽板 362 ヘリングボーングルーブ 364 蓋 366 支持溝

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1 】 下部ドラムと、 該下部ドラムに取り付けられて回転力を発生するモータ
    と、 前記下部ドラムの上部に位置し、前記モータによって回
    転する間に磁気テープに/から画像情報を記録及び再生
    する磁気ヘッドを具備する上部ドラムと、 該上部ドラムの底面及び前記下部ドラムの上面に設置さ
    れ、前記上部ドラムが回転するときに前記磁気ヘッドを
    外部装置と電気的に接続するトランスフォーマと、 前記モータに取り付けられて前記モータの回転力を前記
    上部ドラムに伝達するシャフトと、 上部内側に互いに対向して長さ方向に円筒状を有する一
    対の第1潤滑油貯蔵溝が形成され、下部内側に互いに対
    向して長さ方向に円筒状を有する一対の第2潤滑油貯蔵
    溝が形成され、前記下部ドラムに連結され前記シャフト
    が回転可能に挿入される軸受ハウジングと、 該軸受ハウジング上部及び下部に挿入及び固定され前記
    シャフトを回転可能に支持する第1及び第2軸受と、 前記一対の第1及び第2潤滑油貯蔵溝に挿入され前記第
    1及び第2軸受と前記シャフトとの間に潤滑油を供給す
    る一対の第1及び第2潤滑パッドと、 前記シャフトに挿入され前記第1軸受と前記上部ドラム
    との間に介在され、前記上部ドラムの底面に取り付けら
    れ前記第1軸受に供給される潤滑油の蒸発を防止する遮
    蔽手段とを含むことを特徴とするビデオカセットレコー
    ダ用のヘッドドラム組立体。 【請求項2】 前記下部ドラムに取り付けられ中央に支
    持溝が形成され前記シャフトを回転可能に支持する蓋を
    さらに含むことを特徴とする請求項1に記載のビデオカ
    セットレコーダ用のヘッドドラム組立体。 【請求項3】 前記第1及び第2軸受の材質は焼結金属
    であることを特徴とする請求項1に記載のビデオカセッ
    トレコーダ用のヘッドドラム組立体。 【請求項4】 前記第1及び第2軸受の材質はテフロン
    であることを特徴とする請求項1に記載のビデオカセッ
    トレコーダ用のヘッドドラム組立体。 【請求項5】 前記第1軸受は前記第1潤滑油貯蔵溝と
    前記第1軸受内周面とを連結する一対の第1流路がさら
    に形成され、前記第2軸受は前記第2潤滑油貯蔵溝と前
    記第2軸受内周面とを連結する一対の第2流路がさらに
    形成されることを特徴とする請求項1に記載のビデオカ
    セットレコーダ用のヘッドドラム組立体。 【請求項6】 前記第1軸受は内周面に沿って形成さ
    れ、前記一対の第1流路を連結する一対の第1潤滑溝が
    さらに形成され、前記第2軸受は内周面に沿って形成さ
    れ、前記一対の第2流路を連結する一対の第2潤滑溝が
    さらに形成され、 前記第1及び第2潤滑溝の前記第1及び第2軸受の端部
    からの距離は次の式を満足することを特徴とする請求項
    5に記載のビデオカセットレコーダ用のヘッドドラム組
    立体。 L/100≦D1≦L/10 (ここで、D1は前記第1及び第2潤滑溝の中心から前
    記第1及び第2軸受の端部までの距離、そしてLは前記
    第1及び第2軸受の長さを示す。) 【請求項7】 前記遮蔽手段は環状のプレートであり、
    底面に多数のヘリングボーングルーブが形成されること
    を特徴とする請求項1に記載のビデオカセットレコーダ
    用のヘッドドラム組立体。 【請求項8】 前記遮蔽手段の材質はゴムであることを
    特徴とする請求項1に記載のビデオカセットレコーダ用
    のヘッドドラム組立体。 【請求項9】 前記遮蔽手段の材質は合成樹脂であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載のビデオカセットレコー
    ダ用のヘッドドラム組立体。
JP8332342A 1995-12-13 1996-12-12 ビデオカセットレコーダ用のヘッドドラム組立体 Expired - Lifetime JP2963880B2 (ja)

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KR95-49274 1995-12-13

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JPH09231531A JPH09231531A (ja) 1997-09-05
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JPH09231531A (ja) 1997-09-05
US5751520A (en) 1998-05-12
GB2308163B (en) 1999-12-08
GB2308163A (en) 1997-06-18
KR970050261A (ko) 1997-07-29
GB9625980D0 (en) 1997-01-29
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