JPS634820Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS634820Y2 JPS634820Y2 JP8166482U JP8166482U JPS634820Y2 JP S634820 Y2 JPS634820 Y2 JP S634820Y2 JP 8166482 U JP8166482 U JP 8166482U JP 8166482 U JP8166482 U JP 8166482U JP S634820 Y2 JPS634820 Y2 JP S634820Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- thrust
- shaft body
- adjustment hole
- bearing device
- pressure adjustment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims description 5
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 1
- 238000003754 machining Methods 0.000 description 1
- 239000010979 ruby Substances 0.000 description 1
- 229910001750 ruby Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は回転中のスラスト負荷能力を一定に
保つ動圧形流体軸受装置、特にスラスト圧力調整
のため圧力調整用穴を備えた動圧流体軸受装置の
改良に関するものである。
保つ動圧形流体軸受装置、特にスラスト圧力調整
のため圧力調整用穴を備えた動圧流体軸受装置の
改良に関するものである。
従来の動圧形流体軸受装置は第１図に示すよう
に、ハウジング１ａに設けた円筒状孔１１ａは円
筒状のラジアル内面１２ａと平面状のスラスト底
面１３ａとを備え、前記円筒状孔１１ａに配設し
た軸体２ａは動圧発生用のみぞ２１ａを有する円
筒状のラジアル外面２２ａと球面状のスラスト端
面２３ａとを備えて前記円筒状孔と前記軸体との
間に軸受部を形成し、さらに前記軸体には前記軸
体の回転中に前記スラスト底面と前記スラスト端
面との間の圧力室３ａの圧力を調整するために圧
力室３ａから軸体の非軸受部２５ａに通ずる圧力
調整用穴２４ａが設けられている。
に、ハウジング１ａに設けた円筒状孔１１ａは円
筒状のラジアル内面１２ａと平面状のスラスト底
面１３ａとを備え、前記円筒状孔１１ａに配設し
た軸体２ａは動圧発生用のみぞ２１ａを有する円
筒状のラジアル外面２２ａと球面状のスラスト端
面２３ａとを備えて前記円筒状孔と前記軸体との
間に軸受部を形成し、さらに前記軸体には前記軸
体の回転中に前記スラスト底面と前記スラスト端
面との間の圧力室３ａの圧力を調整するために圧
力室３ａから軸体の非軸受部２５ａに通ずる圧力
調整用穴２４ａが設けられている。
すなわち、前記圧力調整用穴は軸方向流通路２
４１ａと、該流通路に連通し軸心に直角に穿けら
れた半径方向流通路２４２ａからなり、前記軸方
向流通路は前記軸体のスラスト端面２３ａに開口
している。従つて前記軸体が回転して浮上する
と、前記圧力室の潤滑流体が前記流通路を通つて
前記軸体の前記非軸受部に流出し、前記軸体の浮
上量はほゞ一定に保たれる。
４１ａと、該流通路に連通し軸心に直角に穿けら
れた半径方向流通路２４２ａからなり、前記軸方
向流通路は前記軸体のスラスト端面２３ａに開口
している。従つて前記軸体が回転して浮上する
と、前記圧力室の潤滑流体が前記流通路を通つて
前記軸体の前記非軸受部に流出し、前記軸体の浮
上量はほゞ一定に保たれる。
このような軸受をフラツト・モータ等に使用す
る場合は、軸体２に固定したロータとハウジング
１に固定したステータとが軸方向の微少すきまを
介して平面で対向しているのでロータとステータ
との相対変位を小さくすることが望まれるのであ
る。
る場合は、軸体２に固定したロータとハウジング
１に固定したステータとが軸方向の微少すきまを
介して平面で対向しているのでロータとステータ
との相対変位を小さくすることが望まれるのであ
る。
しかし、この動圧流体軸受装置では、軸受の静
止時及び低速回転時には軸方向流通路２４１ａの
穴の内周部とスラスト端面２３ａの陵線部でスラ
スト底面１３ａとスラスト端面２３ａとが接触し
ている。従つて軸受の起動トルクは前記流通路の
内径にほぼ比例するため、内径が大きいと起動ト
ルクが大きくなつて起動時に問題となる。起動ト
ルクを小さくするには軸方向流通路２４１ａの内
径を小さくする必要があるが、内径の小さい前記
流通路を軸方向に長く加工するのは容易でない。
このため軸受の起動トルクも小さくしかも加工性
にすぐれた動圧流体軸受装置を得ることは困難で
あつた。
止時及び低速回転時には軸方向流通路２４１ａの
穴の内周部とスラスト端面２３ａの陵線部でスラ
スト底面１３ａとスラスト端面２３ａとが接触し
ている。従つて軸受の起動トルクは前記流通路の
内径にほぼ比例するため、内径が大きいと起動ト
ルクが大きくなつて起動時に問題となる。起動ト
ルクを小さくするには軸方向流通路２４１ａの内
径を小さくする必要があるが、内径の小さい前記
流通路を軸方向に長く加工するのは容易でない。
このため軸受の起動トルクも小さくしかも加工性
にすぐれた動圧流体軸受装置を得ることは困難で
あつた。
本考案は上述の欠点を改良することを目的とし
ている。次にこの考案の実施例を図面に基いて説
明する。
ている。次にこの考案の実施例を図面に基いて説
明する。
第２図は本考案の第１実施例であり、同図にお
いて軸体２のスラスト端面２３には軸方向流通路
２４１の内径よりも小さい圧力調整用穴４１を有
しかつ球面状をしたスラスト端面４２を有する厚
さｔのスラスト受部材４が固設されている。
いて軸体２のスラスト端面２３には軸方向流通路
２４１の内径よりも小さい圧力調整用穴４１を有
しかつ球面状をしたスラスト端面４２を有する厚
さｔのスラスト受部材４が固設されている。
前記スラスト受部材は前記軸体とは別部材構造
となつているため厚さｔを小さく設定出来るの
で、軸穴４１の内径は軸体の軸方向流通路２４１
の内径よりも小さくでき、しかもきわめて容易に
加工出来る。
となつているため厚さｔを小さく設定出来るの
で、軸穴４１の内径は軸体の軸方向流通路２４１
の内径よりも小さくでき、しかもきわめて容易に
加工出来る。
第３図は本考案の第２実施例であり、ハウジン
グ１に設けたスラスト底面１３には軸方向流通路
１３１を備え、かつ前記軸方向流通路１３１の内
径よりも小さい圧力調整用穴４１を有するスラス
ト受部材４が固設されている。
グ１に設けたスラスト底面１３には軸方向流通路
１３１を備え、かつ前記軸方向流通路１３１の内
径よりも小さい圧力調整用穴４１を有するスラス
ト受部材４が固設されている。
以上説明した如く、スラスト底面もしくはスラ
スト端面と対向するスラスト端面もしくはスラス
ト底面に設けられた潤滑流体の軸方向流通路に該
流通路よりも小径な圧力調整用穴を有するスラス
ト受部材を固設することによつて、軸体の起動時
に起動トルクを小さくすることが出来、かつ加工
上も何ら問題を生じることなく当初の目的を全う
した動圧流体軸受装置を得ることが出来る。尚、
実施例ではスラスト受部材４の材質について、特
に説明していないが、ルビーおよびセラミツクな
どの硬い材質を用いても加工が簡単となる利点が
ある。特に潤滑流体に空気などを用いる場合、潤
滑流体自身の潤滑性がよくないために、スラスト
受部材５に耐摩耗性にすぐれた硬い材質を用いる
ことは、軸受の起動停止に対する耐久性を向上さ
せるのに役立つので、本考案の利用価値がさらに
向上する。
スト端面と対向するスラスト端面もしくはスラス
ト底面に設けられた潤滑流体の軸方向流通路に該
流通路よりも小径な圧力調整用穴を有するスラス
ト受部材を固設することによつて、軸体の起動時
に起動トルクを小さくすることが出来、かつ加工
上も何ら問題を生じることなく当初の目的を全う
した動圧流体軸受装置を得ることが出来る。尚、
実施例ではスラスト受部材４の材質について、特
に説明していないが、ルビーおよびセラミツクな
どの硬い材質を用いても加工が簡単となる利点が
ある。特に潤滑流体に空気などを用いる場合、潤
滑流体自身の潤滑性がよくないために、スラスト
受部材５に耐摩耗性にすぐれた硬い材質を用いる
ことは、軸受の起動停止に対する耐久性を向上さ
せるのに役立つので、本考案の利用価値がさらに
向上する。
第１図は従来の動圧流体軸受装置の断面図、第
２図はこの考案の第１実施例を示す断面図、第３
図はこの考案の第２実施例を示す断面図である。 符号の説明、１ａ，１……ハウジング、２……
軸体、１３１，２４１……軸方向流通路、３ａ…
…圧力室、４……スラスト受部材、４１……圧力
調整用穴。
２図はこの考案の第１実施例を示す断面図、第３
図はこの考案の第２実施例を示す断面図である。 符号の説明、１ａ，１……ハウジング、２……
軸体、１３１，２４１……軸方向流通路、３ａ…
…圧力室、４……スラスト受部材、４１……圧力
調整用穴。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) スラスト受部の圧力室に連通する圧力調整用
穴を有する円筒形動圧流体軸受において、前記
圧力調整用穴の圧力室側の内径が、これと連つ
た流通路の部分の内径よりも小径であることを
特徴とする動圧流体軸受装置。 (2) 前記圧力調整用穴が軸体に設けられているこ
とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項
記載の動圧流体軸受装置。 (3) 前記圧力調整用穴がハウジングのスラスト底
面に設けられていることを特徴とする実用新案
登録請求の範囲第１項記載の動圧流体軸受装
置。 (4) 軸体もしくはハウジングのスラスト底面に別
部材からなるスラスト受部材を固設し、前記圧
力調整用穴が該スラスト受部材に設けられてい
ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
１項、第２項、および第３項記載の動圧流体軸
受装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8166482U JPS58184020U (ja) | 1982-06-03 | 1982-06-03 | 動圧流体軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8166482U JPS58184020U (ja) | 1982-06-03 | 1982-06-03 | 動圧流体軸受装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58184020U JPS58184020U (ja) | 1983-12-07 |
| JPS634820Y2 true JPS634820Y2 (ja) | 1988-02-08 |
Family
ID=30090763
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8166482U Granted JPS58184020U (ja) | 1982-06-03 | 1982-06-03 | 動圧流体軸受装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58184020U (ja) |
-
1982
- 1982-06-03 JP JP8166482U patent/JPS58184020U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58184020U (ja) | 1983-12-07 |
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