JPH0633248Y2 - 変速機の潤滑装置 - Google Patents
変速機の潤滑装置Info
- Publication number
- JPH0633248Y2 JPH0633248Y2 JP1988164495U JP16449588U JPH0633248Y2 JP H0633248 Y2 JPH0633248 Y2 JP H0633248Y2 JP 1988164495 U JP1988164495 U JP 1988164495U JP 16449588 U JP16449588 U JP 16449588U JP H0633248 Y2 JPH0633248 Y2 JP H0633248Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- bearing
- case
- lubricating
- transmission
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H57/00—General details of gearing
- F16H57/04—Features relating to lubrication or cooling or heating
- F16H57/042—Guidance of lubricant
- F16H57/0421—Guidance of lubricant on or within the casing, e.g. shields or baffles for collecting lubricant, tubes, pipes, grooves, channels or the like
- F16H57/0426—Means for guiding lubricant into an axial channel of a shaft
Landscapes
- General Details Of Gearings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、車両等に用いられる油浴式歯車変速機にお
ける中間軸を通じて潤滑油を供給する変速機の潤滑装置
に関する。
ける中間軸を通じて潤滑油を供給する変速機の潤滑装置
に関する。
従来、車両等に用いられる歯車変速機では、ケースに軸
受を介して回転支持される入力軸、中間軸及び出力軸を
有し、前記各軸には歯車列が配設されている。
受を介して回転支持される入力軸、中間軸及び出力軸を
有し、前記各軸には歯車列が配設されている。
該歯車変速機では、前記各軸受及び歯車列は油浴式潤滑
装置が適用されている。該油浴式変速機は、変速機ケー
ス内に収容された潤滑油の油面よりも上方にエンジンの
駆動軸に連結した入力軸が配設されている。この入力軸
よりも上方にオイルガイド用樋が傾斜状態に設けられて
いる。
装置が適用されている。該油浴式変速機は、変速機ケー
ス内に収容された潤滑油の油面よりも上方にエンジンの
駆動軸に連結した入力軸が配設されている。この入力軸
よりも上方にオイルガイド用樋が傾斜状態に設けられて
いる。
オイルガイド用樋は、油面下で回転している歯車列等に
よって飛散する潤滑油を受け、該潤滑油をオイルガイド
用樋の下端開口部からオイルガイド通路を通じて入力軸
に形成された軸心穴部に送り込まれ、該軸心穴部から半
径方向に延びる小孔を通じて、入力軸に摺動可能に嵌装
された歯車等を回転自在に支持するニードルベアリング
に供給されている。更に、オイルガイド用樋は、同期装
置のスリーブ、シンクロコーン、シフトフォーク等に潤
滑油を供給している。
よって飛散する潤滑油を受け、該潤滑油をオイルガイド
用樋の下端開口部からオイルガイド通路を通じて入力軸
に形成された軸心穴部に送り込まれ、該軸心穴部から半
径方向に延びる小孔を通じて、入力軸に摺動可能に嵌装
された歯車等を回転自在に支持するニードルベアリング
に供給されている。更に、オイルガイド用樋は、同期装
置のスリーブ、シンクロコーン、シフトフォーク等に潤
滑油を供給している。
ところで、油浴式変速機については、入力軸の下方で且
つ油面より上方に中間軸が位置し、入力軸と中間軸とに
跨がって歯車列が配設されているが、アイドリング時に
は、中間軸は停止しているが、入力軸は回転して歯車列
が常時回転駆動されている。
つ油面より上方に中間軸が位置し、入力軸と中間軸とに
跨がって歯車列が配設されているが、アイドリング時に
は、中間軸は停止しているが、入力軸は回転して歯車列
が常時回転駆動されている。
また、中間軸をケースに回転自在に支持する軸受は、油
面より上方に位置している。そこで、中間軸に歯車列を
回転可能に支持するニードルベアリング、中間軸端部を
支持する軸受等を特に潤滑する必要があり、この潤滑の
ため、漏斗状オイルガイドを変速機ケースと中間軸との
間に配設した潤滑装置が開示されている。
面より上方に位置している。そこで、中間軸に歯車列を
回転可能に支持するニードルベアリング、中間軸端部を
支持する軸受等を特に潤滑する必要があり、この潤滑の
ため、漏斗状オイルガイドを変速機ケースと中間軸との
間に配設した潤滑装置が開示されている。
例えば、実開昭６１−１８６８６５号公報に開示された
油浴式変速機の潤滑装置がある。
油浴式変速機の潤滑装置がある。
該油浴式変速機の潤滑装置は、第６図に示すように、変
速機のケース１内の油面から露出する中間軸１１と、ケ
ース１と中間軸１１との間に介装され、該中間軸１１の
端部１２を支持する軸受１８とを備えると共に、同中間
軸１１の端面１３に開口した中央孔部即ち油路１６に潤
滑油を案内する漏斗状オイルガイド２７を備え、該オイ
ルガイド２７側に位置する軸受１８へ潤滑油を案内する
ため、オイルガイド２７の軸受１８に対向する位置に潤
滑用孔部３１が形成され、また、漏斗状オイルガイド２
７の軸部３２には、中間軸１１の中央孔部１６に一部挿
入され、潤滑用孔部２８を備えている。
速機のケース１内の油面から露出する中間軸１１と、ケ
ース１と中間軸１１との間に介装され、該中間軸１１の
端部１２を支持する軸受１８とを備えると共に、同中間
軸１１の端面１３に開口した中央孔部即ち油路１６に潤
滑油を案内する漏斗状オイルガイド２７を備え、該オイ
ルガイド２７側に位置する軸受１８へ潤滑油を案内する
ため、オイルガイド２７の軸受１８に対向する位置に潤
滑用孔部３１が形成され、また、漏斗状オイルガイド２
７の軸部３２には、中間軸１１の中央孔部１６に一部挿
入され、潤滑用孔部２８を備えている。
しかしながら、前掲実開昭６１−１８６８６５号公報に
開示された油浴式変速機の潤滑装置については、第６図
及び第７図に示したように、中間軸１１が変速機のケー
ス１に軸受１８を介して回転可能に支持されており、ケ
ース１と軸受１８との間に漏斗状オイルガイド２７が配
設されている。漏斗状オイルガイド２７の外周部３０
は、ケース１と軸受１８の外レース１９との間に挟持さ
れるため、軸受１８の外レース１９の半径方向厚さの約
半分を占めている。
開示された油浴式変速機の潤滑装置については、第６図
及び第７図に示したように、中間軸１１が変速機のケー
ス１に軸受１８を介して回転可能に支持されており、ケ
ース１と軸受１８との間に漏斗状オイルガイド２７が配
設されている。漏斗状オイルガイド２７の外周部３０
は、ケース１と軸受１８の外レース１９との間に挟持さ
れるため、軸受１８の外レース１９の半径方向厚さの約
半分を占めている。
従って、軸受１８自体をケース１に支持するため、軸受
１８はケース１に対して軸受１８の外レース１９の残り
の外側半分で支持されることになる。そのため、軸受１
８の外レース１９をケース１に固定するため、軸受１８
に固定面となる当接面積２９、即ち外レース１９に作用
するスラスト力を受ける面積が大きくとれないという問
題が生じる。
１８はケース１に対して軸受１８の外レース１９の残り
の外側半分で支持されることになる。そのため、軸受１
８の外レース１９をケース１に固定するため、軸受１８
に固定面となる当接面積２９、即ち外レース１９に作用
するスラスト力を受ける面積が大きくとれないという問
題が生じる。
このように、外レース１９に作用するスラスト力を受け
る面積が大きくとれないとケース１がアルミニウム合金
で構成されている場合、外レース１９に作用するスラス
ト力によって変形し易く、軸芯がずれて軸受機能が損な
われるという問題がある。
る面積が大きくとれないとケース１がアルミニウム合金
で構成されている場合、外レース１９に作用するスラス
ト力によって変形し易く、軸芯がずれて軸受機能が損な
われるという問題がある。
また、オイルガイド２７には、軸受１８に対向する位置
に潤滑用孔部３１が形成されているが、オイルガイド２
７自体を固定するための外周部は全周にわたって同一形
状であり、オイルガイド２７をケース１と軸受１８との
間に固定した場合、第４図又は第５図に示すように、潤
滑用孔部３１が油面３３に対していずれの位置に設定さ
れているかの位相が特定できず、軸受１８の潤滑に対し
ての信頼性に欠けるという問題を有している。
に潤滑用孔部３１が形成されているが、オイルガイド２
７自体を固定するための外周部は全周にわたって同一形
状であり、オイルガイド２７をケース１と軸受１８との
間に固定した場合、第４図又は第５図に示すように、潤
滑用孔部３１が油面３３に対していずれの位置に設定さ
れているかの位相が特定できず、軸受１８の潤滑に対し
ての信頼性に欠けるという問題を有している。
この考案の目的は、上記の課題を解決することであり、
油浴式変速機において、ケースと中間軸を支持する軸受
との間に漏斗状オイルガイドを配設する場合に、該オイ
ルガイドの外周部の特定位置をケースと軸受の外レース
との間に挟持し、オイルガイドに形成した潤滑用孔部の
位相を簡単に特定でき、しかも回転軸を支持する軸受を
ケースに固定するに当たってオイルガイドの固定のため
に当接面積が小さくなることを避け、軸受を確実に且つ
堅固にケースに固定できるように構成した変速機の潤滑
装置を提供することである。
油浴式変速機において、ケースと中間軸を支持する軸受
との間に漏斗状オイルガイドを配設する場合に、該オイ
ルガイドの外周部の特定位置をケースと軸受の外レース
との間に挟持し、オイルガイドに形成した潤滑用孔部の
位相を簡単に特定でき、しかも回転軸を支持する軸受を
ケースに固定するに当たってオイルガイドの固定のため
に当接面積が小さくなることを避け、軸受を確実に且つ
堅固にケースに固定できるように構成した変速機の潤滑
装置を提供することである。
この考案は、上記の課題を解決し、上記の目的を達成す
るために、次のように構成される。即ち、この考案は、
変速機のケース内の油面から露出し且つ軸受を介して前
記ケースに支持された回転軸の端面に開口した油路に潤
滑油を案内する漏斗状オイルガイドを、該オイルガイド
の外周面から半径方向外方に厚く突出させ且つ周方向に
隔置して形成した複数個の突出部のみを前記ケースと前
記軸受の外レースとの間で挟持して支持し、前記オイル
ガイドの前記軸受に対向する部位に潤滑用孔を形成した
ことを特徴とする変速機の潤滑装置に関する。
るために、次のように構成される。即ち、この考案は、
変速機のケース内の油面から露出し且つ軸受を介して前
記ケースに支持された回転軸の端面に開口した油路に潤
滑油を案内する漏斗状オイルガイドを、該オイルガイド
の外周面から半径方向外方に厚く突出させ且つ周方向に
隔置して形成した複数個の突出部のみを前記ケースと前
記軸受の外レースとの間で挟持して支持し、前記オイル
ガイドの前記軸受に対向する部位に潤滑用孔を形成した
ことを特徴とする変速機の潤滑装置に関する。
また、この変速機の潤滑装置において、前記オイルガイ
ドに形成した前記潤滑用孔を前記突出部を形成した位置
と位相を特定して形成したものである。
ドに形成した前記潤滑用孔を前記突出部を形成した位置
と位相を特定して形成したものである。
この考案は、以上のように構成されているので次の作用
をする。即ち、この考案は、変速機のケースに支持され
た回転軸の端面に開口した油路に潤滑油を案内する漏斗
状オイルガイドを、その外周面から半径方向に厚く突出
して形成した複数個の突出部を前記ケースと前記軸受の
外レースとの間で挟持して支持したので、前記軸受を前
記ケースに固定する当接面積を大きくすることができ、
前記軸受を前記ケースに確実に且つ堅固に固定すること
ができる。
をする。即ち、この考案は、変速機のケースに支持され
た回転軸の端面に開口した油路に潤滑油を案内する漏斗
状オイルガイドを、その外周面から半径方向に厚く突出
して形成した複数個の突出部を前記ケースと前記軸受の
外レースとの間で挟持して支持したので、前記軸受を前
記ケースに固定する当接面積を大きくすることができ、
前記軸受を前記ケースに確実に且つ堅固に固定すること
ができる。
また、前記オイルガイドに形成した潤滑用孔部を前記突
出部と位置的に位相を特定しておけば、簡単に前記潤滑
用孔部の油面に対する位相を特定できる。
出部と位置的に位相を特定しておけば、簡単に前記潤滑
用孔部の油面に対する位相を特定できる。
以下、第１図、第２図（Ａ）、第２図（Ｂ）及び第３図
を参照して、この考案による変速機の潤滑装置の一実施
例を説明する。
を参照して、この考案による変速機の潤滑装置の一実施
例を説明する。
第１図には、油浴式変速機において、ケース１内に収容
された回転軸１１及び出力軸７の一部が示されている。
された回転軸１１及び出力軸７の一部が示されている。
変速機のケース１には、回転軸である回転軸１１が軸受
１８によって回転可能に支持されている。出力軸７は、
変速機のケース１内に収容されている潤滑油に没した状
態に位置しているが、回転軸１１は、変速機のケース１
内に収容されている潤滑油の油面から露出した位置に位
置しており、該回転軸１１には該回転軸１１の端面１３
に開口した油路１６が形成されている。
１８によって回転可能に支持されている。出力軸７は、
変速機のケース１内に収容されている潤滑油に没した状
態に位置しているが、回転軸１１は、変速機のケース１
内に収容されている潤滑油の油面から露出した位置に位
置しており、該回転軸１１には該回転軸１１の端面１３
に開口した油路１６が形成されている。
また、変速機のケース１と軸受１８との間には、同期装
置８，８１に潤滑油を供給するため、漏斗状のオイルガ
イド２が固定されている。
置８，８１に潤滑油を供給するため、漏斗状のオイルガ
イド２が固定されている。
オイルガイド２の固定構造は、図示のようにオイルガイ
ド２の外周面から半径方向外方に厚く突出し、しかも周
方向に隔置して形成した複数個（図では３個）の突出部
３を、ケース１と軸受１８の外レース１９との間に挟持
して固定して構成している。
ド２の外周面から半径方向外方に厚く突出し、しかも周
方向に隔置して形成した複数個（図では３個）の突出部
３を、ケース１と軸受１８の外レース１９との間に挟持
して固定して構成している。
オイルガイド２の軸部５は、回転軸１１に形成した油路
１６に一部挿入され、該軸部５に形成された潤滑用孔部
６が油路１６に潤滑油を供給できるように設定されてい
る。
１６に一部挿入され、該軸部５に形成された潤滑用孔部
６が油路１６に潤滑油を供給できるように設定されてい
る。
潤滑用孔部６から油路１６に供給された潤滑油は、油路
１６から径方向小穴１５を通じて、回転軸１１に歯車
９，１４，２０を回転可能に支持したニードルベアリン
グ２１，２２，２３に供給され、各ニードルベアリング
２１，２２，２３を潤滑する。
１６から径方向小穴１５を通じて、回転軸１１に歯車
９，１４，２０を回転可能に支持したニードルベアリン
グ２１，２２，２３に供給され、各ニードルベアリング
２１，２２，２３を潤滑する。
また、潤滑油を案内する漏斗状オイルガイド２には、軸
受１８に対向する部位で且つオイルガイド２の軸心と前
記突出部３とを結ぶ線上に潤滑用孔４が形成されてい
る。即ち、オイルガイド２に形成した潤滑用孔４を突出
部３を形成した位置と位相を特定して形成したものであ
る。なお、１７は軸受１８の内レースを示す。
受１８に対向する部位で且つオイルガイド２の軸心と前
記突出部３とを結ぶ線上に潤滑用孔４が形成されてい
る。即ち、オイルガイド２に形成した潤滑用孔４を突出
部３を形成した位置と位相を特定して形成したものであ
る。なお、１７は軸受１８の内レースを示す。
この変速機の潤滑装置は、上記のように構成されている
ので、オイルガイド２はケース１と軸受１８との間でオ
イルガイド２の外周面から半径方向外方に厚く突出させ
且つ周方向に隔置して形成した複数個の突出部３のみを
挟持するだけであるので、軸受１８をケース１に固定す
るため軸受１８がケース１に当接する当接面積１０（第
３図参照）を大きくすることができ、軸受１８をケース
１に確実に且つ堅固に固定することができる。第２図
（Ｂ）では、３個の突出部３が周方向に均等に隔置した
状態が示されている。
ので、オイルガイド２はケース１と軸受１８との間でオ
イルガイド２の外周面から半径方向外方に厚く突出させ
且つ周方向に隔置して形成した複数個の突出部３のみを
挟持するだけであるので、軸受１８をケース１に固定す
るため軸受１８がケース１に当接する当接面積１０（第
３図参照）を大きくすることができ、軸受１８をケース
１に確実に且つ堅固に固定することができる。第２図
（Ｂ）では、３個の突出部３が周方向に均等に隔置した
状態が示されている。
更に、この変速機の潤滑装置では、オイルガイド２に形
成した潤滑用孔４は突出部３と位置的に位相を特定して
設けられているので、簡単に潤滑用孔４の潤滑油の油面
に対する位相を特定することができる。
成した潤滑用孔４は突出部３と位置的に位相を特定して
設けられているので、簡単に潤滑用孔４の潤滑油の油面
に対する位相を特定することができる。
この考案による変速機の潤滑装置は、上記のように構成
されており、次のような効果を有する。即ち、この変速
機の潤滑装置は、変速機のケース内の油面から露出し且
つ軸受を介して前記ケースに支持された回転軸の端面に
開口した油路に潤滑油を案内する漏斗状オイルガイド
を、該オイルガイドの外周面から半径方向外方に厚く突
出させ且つ周方向に隔置して形成した複数個の突出部の
みを前記ケースと前記軸受の外レースとの間で挟持して
支持し、前記オイルガイドの前記軸受に対向する部位に
潤滑用孔を形成したので、前記軸受を前記ケースに固定
する当接面積を大きく確保することができ、前記軸受を
前記ケースに確実に且つ堅固に固定することができる。
されており、次のような効果を有する。即ち、この変速
機の潤滑装置は、変速機のケース内の油面から露出し且
つ軸受を介して前記ケースに支持された回転軸の端面に
開口した油路に潤滑油を案内する漏斗状オイルガイド
を、該オイルガイドの外周面から半径方向外方に厚く突
出させ且つ周方向に隔置して形成した複数個の突出部の
みを前記ケースと前記軸受の外レースとの間で挟持して
支持し、前記オイルガイドの前記軸受に対向する部位に
潤滑用孔を形成したので、前記軸受を前記ケースに固定
する当接面積を大きく確保することができ、前記軸受を
前記ケースに確実に且つ堅固に固定することができる。
しかも、前記漏斗状オイルガイドは該オイルガイドの外
周面から半径方向外方に厚く突出して形成した前記突出
部を複数個、例えば、３個設けて３点で挟持して支持す
ることによって、面圧を高めることができ、前記ケース
と前記軸受との間に確実に且つ堅固に支持することがで
き、潤滑油の案内の機能を十分に且つ確実に果たすこと
ができる。
周面から半径方向外方に厚く突出して形成した前記突出
部を複数個、例えば、３個設けて３点で挟持して支持す
ることによって、面圧を高めることができ、前記ケース
と前記軸受との間に確実に且つ堅固に支持することがで
き、潤滑油の案内の機能を十分に且つ確実に果たすこと
ができる。
また、前記オイルガイドに形成した前記潤滑用孔を前記
突出部を形成した位置と位相を特定して形成したので、
簡単に前記潤滑用孔の油面に対する位相を特定でき、潤
滑油を所定に部位に供給できるように、前記潤滑用孔を
極めて容易に位置合わせをして所定の位置に堅固に且つ
確実に設定することができる。
突出部を形成した位置と位相を特定して形成したので、
簡単に前記潤滑用孔の油面に対する位相を特定でき、潤
滑油を所定に部位に供給できるように、前記潤滑用孔を
極めて容易に位置合わせをして所定の位置に堅固に且つ
確実に設定することができる。
第１図はこの考案による変速機の潤滑装置の一実施例を
示す断面図、第２図（Ａ）は第１図の変速機の潤滑装置
に組み込まれたオイルガイドの断面図、第２図（Ｂ）は
第２図（Ａ）の斜視図、第３図は第１図のオイルガイド
の支持面を示す説明図、第４図及び第５図は従来のオイ
ルガイドの潤滑用孔と油面との関係を示す説明図、第６
図は従来のオイルガイドの支持構造の一部を示す断面
図、並びに第７図は従来のオイルガイドの支持面を示す
説明図である。 １……ケース、２……オイルガイド、３……突出部、４
……潤滑用孔、５……軸部、６……潤滑用孔、１０……
当接面積、１１……回転軸、１２……端部、１８……軸
受、１９……外レース。
示す断面図、第２図（Ａ）は第１図の変速機の潤滑装置
に組み込まれたオイルガイドの断面図、第２図（Ｂ）は
第２図（Ａ）の斜視図、第３図は第１図のオイルガイド
の支持面を示す説明図、第４図及び第５図は従来のオイ
ルガイドの潤滑用孔と油面との関係を示す説明図、第６
図は従来のオイルガイドの支持構造の一部を示す断面
図、並びに第７図は従来のオイルガイドの支持面を示す
説明図である。 １……ケース、２……オイルガイド、３……突出部、４
……潤滑用孔、５……軸部、６……潤滑用孔、１０……
当接面積、１１……回転軸、１２……端部、１８……軸
受、１９……外レース。
Claims (2)
- 【請求項１】変速機のケース内の油面から露出し且つ軸
受を介して前記ケースに支持された回転軸の端面に開口
した油路に潤滑油を案内する漏斗状オイルガイドを、該
オイルガイドの外周面から半径方向外方に厚く突出させ
且つ周方向に隔置して形成した複数個の突出部のみを前
記ケースと前記軸受の外レースとの間で挟持して支持
し、前記オイルガイドの前記軸受に対向する部位に潤滑
用孔を形成したことを特徴とする変速機の潤滑装置。 - 【請求項２】前記オイルガイドに形成した前記潤滑用孔
を前記突出部を形成した位置と位相を特定して形成した
ことを特徴とする請求項１に記載の変速機の潤滑装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988164495U JPH0633248Y2 (ja) | 1988-12-21 | 1988-12-21 | 変速機の潤滑装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988164495U JPH0633248Y2 (ja) | 1988-12-21 | 1988-12-21 | 変速機の潤滑装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0285065U JPH0285065U (ja) | 1990-07-03 |
| JPH0633248Y2 true JPH0633248Y2 (ja) | 1994-08-31 |
Family
ID=31450156
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988164495U Expired - Lifetime JPH0633248Y2 (ja) | 1988-12-21 | 1988-12-21 | 変速機の潤滑装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0633248Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9840762B2 (en) | 2010-10-29 | 2017-12-12 | Conpart As | Process for the surface modification of a polymer particle |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2678881B2 (ja) * | 1994-04-18 | 1997-11-19 | 川崎重工業株式会社 | 変速機の潤滑機構 |
| JP4691265B2 (ja) * | 2001-04-18 | 2011-06-01 | 本田技研工業株式会社 | 潤滑油供給構造 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5884260A (ja) * | 1981-09-11 | 1983-05-20 | Toyota Motor Corp | 自動車用自動変速機 |
| JPS6081595A (ja) * | 1983-10-07 | 1985-05-09 | Nissan Motor Co Ltd | 回転シヤフト外周の潤滑機構 |
-
1988
- 1988-12-21 JP JP1988164495U patent/JPH0633248Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9840762B2 (en) | 2010-10-29 | 2017-12-12 | Conpart As | Process for the surface modification of a polymer particle |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0285065U (ja) | 1990-07-03 |
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