JP2678881B2 - 変速機の潤滑機構 - Google Patents

変速機の潤滑機構

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JP2678881B2 JP6104911A JP10491194A JP2678881B2 JP 2678881 B2 JP2678881 B2 JP 2678881B2 JP 6104911 A JP6104911 A JP 6104911A JP 10491194 A JP10491194 A JP 10491194A JP 2678881 B2 JP2678881 B2 JP 2678881B2
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治夫 北井
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、四輪自動車や二輪自
動車などの主として乗物の変速機における潤滑機構の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】変速機においては、入力軸や出力軸の周
囲に支持される変速用ギヤの噛合を良好にするととも
に、軸との焼付きなどを防止するためにミッションケー
シング内に収容される潤滑油を循環させている。ギヤ同
士の噛合には、ケーシング内の潤滑油を撥ね上げて供給
しているが、ケーシング内の上部に配置される軸(たと
えば入力軸)の周囲に支持される変速用ギヤと軸面間に
は、軸の一端中心部に開口を設け、この開口から軸の中
心油路内に潤滑油を導いて供給するのが一般的である。
【0003】この種の潤滑機構の先行技術に、実開昭6
4−29565号公報および実公昭62−31724号
公報に記載のものがある。前者は図6に示すように、油
面下に位置するカウンタ軸31の一端部をケーシング3
2に軸受34で回動自在に支持し、カウンタ軸31の一
端開口から軸方向に中心油路36を形成し、その一端開
口内に嵌挿される導油用パイプ部38を備えたファンネ
ル37をケーシング32内に固定し、ファンネル32の
外側から導油用パイプ部38を介して中心油路36内に
潤滑油を導入させる油通路35を設けた構造からなる。
なお、図6中の符号33は変速用ギヤ、39は中心油路
36からカウンタ軸31の外周に連通する分岐油路であ
る。また後者は図7に示すように、前記ファンネル37
と同種構造のオイルチャンネル46のパイプ部47を、
ケーシング41内の上部に位置するインプットシャフト
(入力軸)43の一端開口より中心油路44内に挿入
し、オイルチャンネル46の位置決めを、インプットシ
ャフト43の一端を支持する軸受45のアウターレース
45aの内周面および端面で行なうようにし、このた
め、オイルチャンネル46にはアウターレース45aの
端面にシム42を介して当接するフランジ部48のほ
か、このフランジ部48から内向きに突出し、アウター
レース45aの内周面に嵌合する係合部49を設けてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
公報に記載の潤滑機構では、次のような不都合がある。
【0005】 両者とも、潤滑油がケーシングとの間
の空間で前記軸(カウンタ軸31又はインプットシャフ
ト43)の中心線付近まで溜まってはじめて中心油路内
に流入することになる。このため、軸の中心油路内に潤
滑油が流入する状態になるまで時間がかかり、また軸の
中心油路内に潤滑油が流入する以前の状態では、潤滑不
足になってカタカタ音(ラトルノイズともいう)が生じ
るおそれがある。
【0006】 両者とも、潤滑油が軸の中心油路内に
流入する作用は自然流入、つまり静圧によるため、流入
速度が遅く、そのため流入油量が不安定となり、時には
潤滑不足になってカタカタ音が生じるおそれがある。
【0007】 両者は、つまり前記ファンネルおよび
前記オイルチャンネルはそれぞれ板金で形成されている
から、たとえば潤滑油をガイドするための部材を付加し
ようとすると、別体でガイド部材を製作して溶接する必
要があるため、製作費がかなり高くなる。
【0008】この発明は上述の点に鑑みなされたもの
で、最小限の潤滑油量で潤滑が必要な箇所に満遍なく潤
滑油を供給でき、組立作業が容易な、変速機の潤滑機構
を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の変速機の潤滑機構は、a)所定量の潤滑油が
貯留されるケーシング内に、このケーシングとシャフト
外周面間に介設された軸受により回動自在に支持され、
中間部外周に変速用ギヤを支持するシャフトの一端中心
部を開口し、この開口に連続する中心油路とこの中心油
路に連続して外周に連通する半径方向の分岐油路とを備
え、前記ケーシング内で跳ね上げられた潤滑油をオイル
レシーバを介して前記シャフトの一端開口より前記中心
油路内に導いて潤滑油を供給する変速機の潤滑機構にお
いて、a')前記シャフトの前記開口を有する端面とこれ
に対向する前記ケーシング内壁面との間にスペースを設
け、b)前記オイルレシーバを、円板状仕切り板と、この
仕切り板の中心部に開けた穴の周囲から内向きに突設さ
れ、前記中心油路内に挿入されるパイプ部と、前記仕切
り板の前記穴に外向きに突設されるV状、U状などの両
側上方に拡がったレシーバ部と、前記仕切り板の外周縁
に半径方向および内向きに突設される位置決め片とから
構成し、c)前記ケーシングの内壁面の前記軸受近傍に溝
部を円弧状に形設するとともに、この溝部の一部に半径
方向外方に凹所を形成して、d)前記溝部に前記仕切り板
の外周縁を嵌合させることにより半径方向に、また前記
凹所に前記位置決め片を嵌合させることにより円周方向
に、さらに前記軸受のアウターレース端面に前記位置決
め片を当接させることにより軸方向に、それぞれ前記オ
イルレシーバをそのレシーバ部を前記スペース側へ向け
て位置決めするとともに、e)前記レシーバ部の上端と前
記円弧状溝部の内周面の上端とを、それぞれほぼ一致さ
ている。
【0010】請求項2記載のように、e)前記オイルレシ
ーバを、合成樹脂によって一体成形することが好まし
い。
【0011】請求項3記載のように、f)オイルレシーバ
の前記レシーバ部の底面を、仕切り板の前記穴に向けて
下向きに傾斜させるとさらによい。
【0012】
【作用】上記の構成を有する本発明の変速機の潤滑機構
によると、次のようにしてケーシング内の潤滑油がシャ
フトの中心油路内に導かれたうえ、シャフトの外周へ供
給される。すなわち、ケーシング内の下部に貯留された
潤滑油が変速用ギヤの回転により上方へ撥ね上げられ、
ケーシングの上面等に当たって変速用ギヤ上などに落下
する。こうして落下する潤滑油の一部は、ケーシング内
壁面とシャフトの前記開口端面との間のスペースをとお
してシャフト一端のオイルレシーバ上に落下してV状又
はU状などのレシーバ部で受けられる。そして、直ちに
落下した勢いを持ったままシャフトの一端開口より中心
油路内に流れ込み、半径方向の油路を通ってシャフトの
外周に供給され、その外周に支持されている変速用ギヤ
とシャフト外周面間を潤滑する。したがって、ケーシン
グ内に比較的少量の潤滑油を貯留しておくだけで、潤滑
油がシャフト内の油路にも効果的に導かれ潤滑不足によ
るカタカタ音が低減される。
【0013】一方、変速機の組立については、ケーシン
グ内壁面の円弧状の溝部にオイルレシーバの仕切り板を
嵌め込むことにより、オイルレシーバを簡単に取り付け
ることができる。またオイルレシーバを溝部に嵌め込む
際に、溝部の凹所にオイルレシーバの位置決め片を嵌合
させることで円周方向に位置決めされるとともに、(シ
ャフトの一端部の)軸受のアウターレース端面にオイル
レシーバの位置決め片が当接することで軸方向にも位置
決めされる。なお、溝部が円弧状で仕切り板が円板状で
あることから、嵌め込むだけで半径方向の位置決めが行
なわれる。このようにしてオイルレシーバを全方向に位
置決めすることができることから、あらかじめケーシン
グ内にオイルレシーバを取り付けておけるので、変速機
の組み立てが容易である。
【0014】さらに、上記したようにケーシング内でオ
イルレシーバが全方向に位置決めされるから、シャフト
の中心油路内に挿入されるオイルレシーバのパイプ部を
中心油路の内周面に接触しないように保持することがで
きる。
【0015】請求項2記載の変速機の潤滑機構では、オ
イルレシーバを軽量化できるうえに合成樹脂自体が弾力
性を具備しているから、たとえばオイルレシーバをわず
かに大きく形成しておいてケーシングの溝部に隙間なく
嵌め込めば、取付がより確実なり、長期間使用しても緩
むことがない。また、板金で形成するのに比べて、製造
が容易で、コストダウンが図られる。
【0016】請求項3記載の変速機の潤滑機構では、レ
シーバ部で受け留められた潤滑油が少量であってもその
傾斜した底面に沿って、シャフトの一端開口より中心油
路内に流入する。
【0017】
【実施例】以下、本発明の変速機の潤滑機構について実
施例を図面に基づいて説明する。図1はオイルレシーバ
の一実施例を示す正面図、図2は図1のII−II線断面
図、図3は図1のオイルレシーバを装着した状態の変速
機の端部を示す図4のIII−III線矢視図、図4は図1の
オイルレシーバを装着した状態の変速機の端部を示す図
3のIV−IV線断面図、図5は図3のV−V線断面図であ
る。
【0018】図3・図4に示すように、変速機1は下部
にデファレンシャルギヤ(図示せず)を一体に備え、ケ
ーシング2内の上部にメインシャフト3が回動自在に配
備されている。メインシャフト3は一端部とその中間位
置とを、それぞれ軸受4・5により回動自在に支持され
ている。メインシャフト3の周囲において軸受4と軸受
5の間には、変速用ギヤ6・7とこれらのギヤ6・7間
にまたがって配置されたセレクタースリーブ8とを備え
ている。ケーシング2内でメインシャフト3の上方には
セレクター9が配設され、このセレクター9により、セ
レクタースリーブ8を左右に選択的に移動可能に構成さ
れている。なお、セレクタースリーブ8と各ギヤ6・7
間には、シンクロナイザー8aがそれぞれ介設されてい
る。
【0019】ケーシング2内のメインシャフト3の一端
側において、メインシャフト3の端面と対向するケーシ
ング内壁面2aとの間に、スペース2bが設けられてい
る。このスペース2bに臨む側のメインシャフト3の一
端中心部に開口10が設けられ、メインシャフト3の中
心軸部に沿って中心油路11が開口10に連続して穿設
されている。また、中心油路11から各ギヤ6・7を支
持する外周面に向けて複数の分岐油路12が半径方向
(放射状)に穿設されている。
【0020】ケーシング2の内壁面の、一方の軸受4の
近傍に、図3・図5に示すように溝部13が円弧状(本
例では円弧角度260゜程度)に形成され、またこの溝
部13には円周方向に間隔をあけて2箇所に、凹所13
aが半径方向に形成されている。溝部13には、オイル
レシーバ14が嵌め込まれるが、このオイルレシーバ1
4は下記の構成からなる。
【0021】すなわち、図1・図2に示すように、溝部
13(図3)の内径と同一もしくは僅かに大きい外径を
有し、中心部に円形の穴15aを形成した円板状の仕切
り板15と、2つの前記凹所13a(図3)に対応して
仕切り板15の周縁部に突設した位置決め片15bと、
仕切り板15の内側の穴15aの周囲に突設したパイプ
部16と、仕切り板15の外側に、底面を穴15aの底
部円形に沿わせて突設した略V形(図1参照)のレシー
バ部17とから構成し、耐油性の合成樹脂(たとえば、
ナイロン樹脂、とくにナイロン66が望ましい)により
一体成形している。このオイルレシーバ14は、変速機
1の組立時に、図4・図5のように位置決め片15bの
突出側を軸受4側に向けて溝部13に嵌め込み、軸受4
・5を取り付け、メインシャフト3の開口10より中心
油路11内にパイプ部16を挿入してメインシャフト3
を取り付ける。このとき、図3のように凹所13aに2
つの位置決め片15bを嵌合させるだけで、全方向(円
周方向・半径方向・軸方向)に位置決めされる。なお、
位置決め片15bは、図5のように軸受4のアウターレ
ース4aに当接する。
【0022】上記のようにして、オイルレシーバ14が
ケーシング2内にあらかじめ取り付けられ、軸受4・5
やメインシャフト3などが組み込まれ、変速機1が組み
立てられる。本例の変速機1はケーシング2の下部に図
示を省略したデファレンシャルギヤが組み込まれている
が、潤滑油はそのデファレンシャルギヤが半分浸かる程
度に注入される。そして、デファレンシャルギヤが回転
することにより、潤滑油がケーシング2内の上方へ撥ね
上げられ、その一部の潤滑油はケーシング2のスペース
2b内に落下する。このとき、オイルレシーバ14の、
上方に向け両側方に拡がったレシーバ部17によって潤
滑油が受け留められ、レシーバ部17上にある程度溜ま
ると、穴15aおよびパイプ部16を通ってメインシャ
フト3の中心油路11内に流入する。とくに、レシーバ
部17の底面を穴15aに向けて下向きに傾斜させてお
けば、レシーバ部17上の潤滑油の貯留量が少量であっ
ても中心油路11内に流入する。こうして中心油路11
内に流入した潤滑油は、メインシャフト3が回転すると
きの遠心力により、分岐油路12を通ってメインシャフ
ト3の外周と変速用ギヤ6・7との間に潤滑油が供給さ
れる。
【0023】以上に変速機の潤滑機構の一実施例を示し
たが、本発明は次のように実施することもできる。
【0024】(1) オイルレシーバ14の各構成部材、す
なわち仕切り板15、位置決め片15b、パイプ部1
6、レシーバ部17を板金にて製作し、溶接により固着
してオイルレシーバ14を形成する。
【0025】(2) レシーバ部17は落下する潤滑油を受
け留める形状、つまり上方に向けて両側に拡がった形状
であれば、略V形、U形などに限らない。
【0026】(3) オイルレシーバ14はケーシング2内
の上部に配置されるシャフトであれば、種類を問わず有
効であるが、ケーシング2内の中間部に通常、配置され
るアウトプットシャフト、カウンタシャフトにも適用で
きる。
【0027】(4) ケーシング2内にデファレンシャルギ
ヤを一体に備えていないタイプの変速機にも適用できる
ことは、言うまでもない。
【0028】
【発明の効果】以上説明したことから明らかなように、
本発明の変速機の潤滑機構には、次のような効果があ
る。
【0029】1)ギヤの回転で撥ね上げられた潤滑油が
オイルレシーバ上に落下すれば、直ちに落下した勢いを
持ったままシャフトの一端開口から油路内に効果的に流
れ込むので、潤滑油不足によるカタカタ音が低減され
る。またあらかじめケーシング内にオイルレシーバを取
り付けておけるので、変速機の組み立てが容易である。
【0030】請求項2記載の変速機の潤滑機構では、 2)溝部への嵌め込みが容易で、取り付けが確実でき、
長期間使用しても外れることがない。また、板金で形成
するのに比べて、製造が容易で、安価である。
【0031】請求項3記載の変速機の潤滑機構では、 3)レシーバ部で受け留められる潤滑油が少量でも、シ
ャフトの中心油路内に効率よく流入する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の変速機の潤滑機構に用いられるオイル
レシーバの一実施例を示す正面図出ある。
【図2】図1のオイルレシーバのII−II線断面図であ
る。
【図3】図1のオイルレシーバを装着した状態の変速機
の端部を示す、図4のIII−III線矢視図である。
【図4】図1のオイルレシーバを装着した状態の変速機
の端部を示す、図3のIV−IV線断面図である。
【図5】図3の変速機のV−V線断面図である。
【図6】従来の変速機の潤滑機構の一例を示す断面図で
ある。
【図7】従来の変速機の潤滑機構の他の例を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 変速機 2 ケーシング 3 メインシャフト 4・5 軸受 6・7 変速ギヤ 10 開口 11 中心油路 12 分岐油路 13 溝部 13a 凹所 14 オイルレシーバ 15 仕切り板 15a 穴 15b 位置決め片 16 パイプ部 17 レシーバ部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−100463(JP,A) 実開 昭60−116459(JP,U) 実開 平2−85065(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定量の潤滑油が貯留されるケーシング
    内に、このケーシングとシャフト外周面間に介設された
    軸受により回動自在に支持され、中間部外周に変速用ギ
    ヤを支持するシャフトの一端中心部を開口し、この開口
    に連続する中心油路とこの中心油路に連続して外周に連
    通する半径方向の分岐油路とを備え、前記ケーシング内
    で跳ね上げられた潤滑油をオイルレシーバを介して前記
    シャフトの一端開口より前記中心油路内に導いて潤滑油
    を供給する変速機の潤滑機構において、 前記シャフトの前記開口を有する端面とこれに対向する
    前記ケーシング内壁面との間にスペースを設け、 前記オイルレシーバを、円板状仕切り板と、この仕切り
    板の中心部に開けた穴の周囲から内向きに突設され、前
    記中心油路内に挿入されるパイプ部と、前記仕切り板の
    前記穴に外向きに突設されるV状、U状などの両側上方
    に拡がったレシーバ部と、前記仕切り板の外周縁に半径
    方向および内向きに突設される位置決め片とから構成
    し、 前記ケーシングの内壁面の前記軸受近傍に溝部を円弧状
    に形設するとともに、この溝部の一部に半径方向外方に
    凹所を形成して、前記溝部に前記仕切り板の外周縁を嵌
    合させることにより半径方向に、また前記凹所に前記位
    置決め片を嵌合させることにより円周方向に、さらに前
    記軸受のアウターレース端面に前記位置決め片を当接さ
    せることにより軸方向に、それぞれ前記オイルレシーバ
    をそのレシーバ部を前記スペース側へ向けて位置決め
    るとともに前記レシーバ部の上端と前記円弧状溝部の内周面の上端
    とを、それぞれほぼ一致させたこと を特徴とする変速機
    の潤滑機構。
  2. 【請求項2】 前記オイルレシーバを、合成樹脂によっ
    て一体成形した請求項1記載の変速機の潤滑機構。
  3. 【請求項3】 オイルレシーバの前記レシーバ部の底面
    を、仕切り板の前記穴に向けて下向きに傾斜させた請求
    項1又は2記載の変速機の潤滑機構。
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