JPH0534970Y2 - - Google Patents

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JPH0534970Y2
JPH0534970Y2 JP1986171249U JP17124986U JPH0534970Y2 JP H0534970 Y2 JPH0534970 Y2 JP H0534970Y2 JP 1986171249 U JP1986171249 U JP 1986171249U JP 17124986 U JP17124986 U JP 17124986U JP H0534970 Y2 JPH0534970 Y2 JP H0534970Y2
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JP
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back door
hinge
backdoor
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inner panel
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JP1986171249U
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JPS6376525U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、合成樹脂から形成したバツクドア
の構造に関するものである。
(従来の技術) 従来の自動車には、特開昭57−201717号公報に
開示されるようなバツクドア構造が用いられてい
たが、近年合成樹脂を用いてバツクドアを形成す
ることが考えられている。すなわち、例えば第4
図に示した様に、車体1の後部に上方および後方
に開放する後部開口2を設けて、この後部開口2
を合成樹脂製のバツクドア本体3で閉成すると共
に、バツクドア本体3の前端基部を第5図に示し
た如くヒンジ4で車体1のルーフ1a後端部に枢
着したタイプのものが考えられている。
(考案が解決しようとする問題点) この様な自動車においては、バツクドア本体3
が脆性の高い合成樹脂から形成されている。ここ
で、万一車両が後部衝突事故を起こしたとしても
にバツクドア本体3がヒンジ結合部3aの部分で
破断して脱落することのないような構造にするに
は、ヒンジ結合部3aの近傍の板厚を厚くして十
分な強度を確保する必要があつた。ところが、ヒ
ンジ結合部3a近傍の板厚を局部的に厚くするよ
うな形状にした場合、成形時の流動性が悪くなる
ため、成形後に不均一質になる等の問題がある。
一方、全体の板厚を厚くする場合には、バツクド
ア本体3の重量が増加し、車両重量の増加を招く
と共に、材料費がかさむといつた、また別の問題
がある。
そこで、この考案は、この様にヒンジ結合部3
a近傍の板厚を特別厚くする必要のない自動車の
樹脂製バツクドア構造を提供することを目的とす
るものである。
(問題点を解決するための手段) この目的を達成するために、この考案は、車体
後部にルーフの後部を含み後方に開放する後部開
口を形成し、合成樹脂から形成され且つ基部が前
記車体の前記後部開口上縁部にヒンジを介して取
り付けられたバツクドア本体で前記後部開口を覆
うようにした構造において、 前記バツクドア本体をアウターパネルとインナ
パネルとで構成し、このアウターパネルとインナ
パネルとで、バツクドア本体の基部から自由端部
に向けて延びる水平部に間隙を形成すると共に、
一端部を前記ヒンジに固定し、他端部を前記バツ
クドア本体の自由端部に固定した柔軟性支持部材
を前記間隙にたるませて配設したことを特徴とす
る自動車の樹脂製バツクドア構造としたことを特
徴とするものである。
(作用) この様な構成によれば、万一車両が後部衝突事
故を起こしてバツクドア本体のヒンジ結合部付近
が破断しても、バツクドア本体が柔軟性支持部材
及びヒンジを介して車体に支持された状態とな
り、バツクドア本体が脱落しない構造となつてい
るので、特に板厚を厚くしなくてもよい。
(実施例) 以下、この考案の実施例を第1図〜第4図に基
づいて説明する。
<第1実施例> 第1図、第2図は、この考案の第1実施例を示
したものである。
第2図において、車体5の後部には後方及び上
方に開放する後部開口6が形成されていて、この
後部開口6は硬質の合成樹脂からなるバツクドア
本体7により閉成されている。
このバツクドア本体7は第1図に示した如くイ
ンナーパネル8とアウターパネル9から構成され
ていて、インナーパネル8とアウターパネル9と
の間には空間(間隙)10が形成されている。こ
のバツクドア本体7の前端基部7aと車体5のル
ーフ5a後端部との間にはヒンジ11が配設され
ている。このヒンジ11は、一対のヒンジ板11
a,11bと、このヒンジ板11a,11bを枢
着しているヒンジピン11cから構成されてい
る。そして、ヒンジ板11aはビス(図示せず)
によりルーフ5aの後端部に固定され、ヒンジ板
11bはボルト12、ナツト13によりインナー
パネル8の前端壁8aに固定されている。
また、空間10の前端部にはインナーパネル8
の前端部上面及び前端壁8aに沿うL字状の第1
固定金具14が配設され、空間10の後端部には
第2固定金具15が配設され、この第1、第2固
定金具14,15間にはバツクドア本体7の前端
基部7aから自由端部に向けて延びるワイヤロー
プ16が柔軟性支持部材として配設されている。
第1固定金具14はナツト13とインナーパネル
8の前端壁8aとの間に挾持固定され、第2固定
金具15はインナーパネル8の後端部上に接着固
定され、ワイヤロープ16の前端部(一端部)は
第1固定金具14の後端起立部14aにボルト1
7、ナツト18を介して固定され、ワイヤロープ
16の後端部(他端部)は第2固定金具15の前
端起立部15aにボルト19、ナツト20を介し
て固定されている。この様なワイヤロープ16
は、図から明らかな如く大きくたるませて空間1
0内に配設されている。
次に、この様な構成の自動車の樹脂製バツクド
ア構造の作用を説明する。
この様な構成によれば、車両の後部衝突時に万
一バツクドア本体7のヒンジ結合部付近が破断し
ても、バツクドア本体7が柔軟性支持部材である
ワイヤロープ16によりヒンジ11を介して車体
5に支持された状態となり、バツクドア本体7の
脱落が防止されるので、ヒンジ11近傍の板厚を
特別厚くする必要はなくなる。
<第2実施例> 第3図は、この考案の第2実施例を示したもの
である。本実施例は、第1実施例における第2固
定金具15を省略すると共に、ワイヤロープ16
を柔軟性支持部材である軟鋼板21に代えた例を
示したものである。この軟鋼板21は、前端部
(一端部)がボルト17,ナツト18により第1
固定金具14に固定され、後端部(他端部)がボ
ルト22、ナツト23によりインナーパネル8の
後端部に固定されている。また、軟鋼板21の中
間部には上方に湾曲する湾曲部21aが形成され
ていて、この湾曲部21aにより軟鋼板21が若
干伸縮できる様になつている。この実施例でも、
軟鋼板21は、湾曲部21aによりたるませた状
態で空間10内に配設されている。
本実施例でも、軟鋼板21は第1実施例と同様
な作用をするので、その説明は省略する。
(考案の効果) この考案は、以上説明したように、一端部がバ
ツクドアをルーフ後端部に取り付けているヒンジ
に固定され且つ他端部が前記バツクドア本体の自
由端部に固定された柔軟性支持部材を、前記バツ
クドア本体のアウターパネルとインナパネルとの
間に形成される間隙内に、たるませて配設した構
成としたので、車両の後部衝突時に、バツクドア
が破損する程度の衝撃力が車両後部に作用して、
この衝撃力によりバツクドアのインナーパネル及
びアウターパネルが変形破損しても、柔軟性支持
部材はこの変形破損力による変形をたるんだ部分
で吸収するので、大きく無理な力が柔軟性支持部
材に作用せず、柔軟性支持部材が上記衝撃力によ
り切断されることはない。
この結果、上記衝撃力によりバツクドアが中間
部から破損して自由端部側がヒンジ側から分離し
ても、バツクドアの分離した自由端部側の部分が
ルーフ後端部のヒンジに柔軟性支持部材を介して
確実に支持されるので、バツクドアの破損分離部
分の車体からの脱落を確実に防止できる。また、
車両の後部衝突時に万一バツクドア本体がヒンジ
結合部の部分で破断しても、バツクドア本体が車
体から脱落することがないので、バツクドア本体
のヒンジ近傍の板厚は特別に厚くする必要がな
い。このため、バツクドア本体は略同一の肉厚で
形成でき、非常に成形性がよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案に係る自動車の樹脂製バツ
クドア構造の第1実施例を示したもので、第2図
の−線に沿う断面図である。第2図は、第1
図の樹脂製バツクドア構造を備える自動車の斜視
図である。第3図は、この考案に係る自動車の樹
脂製バツクドア構造の第2実施例を示す断面図で
ある。第4図は、従来の樹脂製バツクドアを備え
る自動車の斜視図である。第5図は、第4図の
−線に沿う断面図である。 5……車体、6……後部開口、7……バツクド
ア本体、11……ヒンジ、16……ワイヤロープ
(柔軟性支持部材)、21……軟鋼板(柔軟性支持
部材)、24……金網(柔軟性支持部材)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車体後部にルーフの後部を含み後方に開放する
    後部開口を形成し、合成樹脂から形成され且つ基
    部が前記車体の前記後部開口上縁部にヒンジを介
    して取り付けられたバツクドア本体で前記後部開
    口を覆うようにした構造において、 前記バツクドア本体をアウターパネルとインナ
    パネルとで構成し、このアウターパネルとインナ
    パネルとで、バツクドア本体の基部から自由端部
    に向けて延びる水平部に間隙を形成すると共に、
    一端部を前記ヒンジに固定し、他端部を前記バツ
    クドア本体の自由端部に固定した柔軟性支持部材
    を前記間隙にたるませて配設したことを特徴とす
    る自動車の樹脂製バツクドア構造。
JP1986171249U 1986-11-07 1986-11-07 Expired - Lifetime JPH0534970Y2 (ja)

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JP1986171249U JPH0534970Y2 (ja) 1986-11-07 1986-11-07

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JP1986171249U JPH0534970Y2 (ja) 1986-11-07 1986-11-07

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JPS6376525U JPS6376525U (ja) 1988-05-21
JPH0534970Y2 true JPH0534970Y2 (ja) 1993-09-06

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ID=31106707

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