JPH0517330Y2 - - Google Patents

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JPH0517330Y2
JPH0517330Y2 JP16212088U JP16212088U JPH0517330Y2 JP H0517330 Y2 JPH0517330 Y2 JP H0517330Y2 JP 16212088 U JP16212088 U JP 16212088U JP 16212088 U JP16212088 U JP 16212088U JP H0517330 Y2 JPH0517330 Y2 JP H0517330Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は自動車のバンパー表皮材の取付構造
に関し、特に、フエンダーパネルとの結合部がL
字状に形成されたバンパーの表皮材の取付構造に
関するものである。
[従来技術とその問題点] 近年、自動車用バンパー特に乗用車用バンパー
は、プラスチツク化され、次第に大型化される傾
向になる。バンパーに要求される基本機能は、所
定の衝撃吸収性能を有し、車体側に損傷の少ない
構造であることと、デザイン的に自由な形状が得
られ、車体前部または後部の造形的美観を構成す
ること、などである。
このような要求から、バンパーの表皮部材は、
従来の車体パネルで構成していた部分にまで拡大
され、エンドパネルやスカートと呼ばれていた部
品や、フエンダーの一部まで構成するに至つてい
る。
しかしながらこのように大型化されたバンパー
は、その正面部に衝突荷重が加えられた際に、前
後方向に移動変形することにより衝撃エネルギー
を吸収することができるものであり、サイド部ま
で一体となつた表皮部材の車体側への取付構造に
よつて、車体部材への損傷が生じないように配慮
されることが要求される。
ところで、前記大型化された表皮部材が、その
サイド部で水平な分割線で車体部材(フエンダー
パネル)と衝合し組付けられている場合は、前記
の前後方向の衝突荷重に対する対応は、例えば取
付穴を長穴にするなど前後方向に緩い組付けとす
ることにより車体部品への損傷を軽減することが
できる。
一方、サイド部における車体との分割線が、水
平線とこれに直角な垂直線とによりL字状に形成
される場合(例えば実開昭63−114750号に示され
る構造)は、その垂直線部で車体部材と強固に結
合すれば前記衝突荷重により車体部材が損傷し、
結合を緩くすれば走行振動等により変形して外観
上見苦しいという問題点を生ずる。
[考案の課題] この考案は、前記L字状の分割線部で、衝突荷
重によつて車体部材が損傷するのを防止し、かつ
走行振動等の通常の使用時には外観を損わないよ
うなバンパー表皮材の取付構造を提供することを
課題とする。
[課題解決のための手段] 前記課題の解決のために、この考案は、 バンパー表皮材がバンパーサイド部にて車体フ
エンダー面とほゞ同一延長面に形成され、水平取
付面と、これと直角な垂直取付面とにより形成さ
れるL字状の取付面により車体フエンダーパネル
のフランジ部と衝号し取付けられるバンパーにお
いて、水平取付面は、車両前後方向の所定荷重に
より移動可能な緩締付構造とし、垂直取付面近傍
の表皮部材の裏面には、前記荷重により変形可能
な脆弱部を形成したことを要旨とするバンパー表
皮材の取付構造にある。
[作用] バンパーが前後方向に衝突荷重を受けたとき、
バンパーサイド部は前後方向に移動させられ、車
体部材(フエンダーパネル)との取付部に無理を
生じやすいが、本考案の上記手段によれば、水平
取付面は緩締付であるため「ずれ」を生じ、また
垂直取付面はその近傍に脆弱部を設けてあるため
「座屈」を生じ、いずれも取付部に損傷が生じな
い。緩締付と脆弱部との強度を適切に設定すれば
通常使用時の走行振動などでは何ら表皮材を変形
させることがなく、良好な外観を保つ。
以下、実施例に沿つてこの考案を説明する。
[実施例] 第1図〜第3図は、この考案によるバンパーを
自動車のフロントフエンダーに取付けた状態を示
す図面であるが、この例に限定されず、リヤフエ
ンダーにも適用できることは勿論である。
図示のように、このバンパーはバンパーサイド
部において、水平取付面31と、これと直角な垂
直取付面32とによりフエンダーパネルに取付け
られている。
バンパーの一般断面は第4図に示される。即ち
正面部21a、上面部21b、スカート部21c
より成る表皮材21と、衝撃吸収体22と、補強
体23とが組み合わされており、補強体23を介
して車体フレームに固着される。(図示省略) 第4図P方向(車両前後方向)に衝突荷重が加
わると、衝撃吸収体22は圧縮変形し、表皮材2
1は全体に後方へ移動するが、バンパーサイド部
3では、前述の取付面31,32にてフエンダー
パネル4と取付けられている。
バンパーの表皮材21は、ポリプロピレンやウ
レタンなど多少の柔軟性ある材料で製作されてい
るが、バンパーサイド部3では板の面方向と荷重
方向とが一致し、表皮材は変形しにくく、前記取
付面部が強固な結合であれば衝突荷重によつてフ
エンダーパネル4が損傷する懸念がある。
そこでこの考案では、第5図、第6図および第
7図に示すように、水平取付面31は車両前後方
向に長い長穴33を介してフエンダーパネルに取
付ける。(フエンダーパネル側を長穴にしてもよ
い)締付強さは、車体振動等通常の使用状態では
ずれの生じない程度以上の強さで、かつ、車体を
損傷しない程度以下の強さに調節する。例えば、
弾性ワツシヤーを介し、段付ボルトで締付ければ
上記の範囲に設定することは容易である。
他方、垂直取付面32は、単なるボルト締めで
取付けられるが、第5図、第6図および第8図に
示すように、その近傍において溝34,3
4,・・・を複数設けることにより、脆弱部を形
成する。この脆弱部の強さは、前記と同様に、通
常の使用状態では変形が生ぜず、車体を損傷しな
い程度に設定する。
脆弱部の構造は上記の実施例に限定されず、他
の構造でも可能である。例えば、第9図および第
11図に示すように、垂直取付面32の近傍の厚
みを所定範囲だけ薄くすることにより同様な作用
を生ぜしめることができる。なお、垂直取付面3
2は、第10図〜第12図においてボルト締め構
造を示したが、ボルトを用いることなく単に衝合
するのみでもよい。
[考案の効果] この考案は以上のように構成されるから、バン
パーの一般断面(第4図)において上面部21b
をラジエータグリル等の車体部材と連続的な曲面
に形成できるなど、デザイン的に自由度が増し、
その際、L字状の取付面が生じても何ら支障なく
対応できる。
即ち、通常の使用におけ走行振動などでは、強
固に外観形状を保つており商品性がが良好あると
共に、衝突荷重(第4図および第12図のP)が
加えられても、それが小荷重であるときは脆弱部
が弾性変形することにより車体部材に悪影響を及
ぼさず、また荷重を除去すれば変形も復元し、何
ら損傷が生じない。
また、衝突荷重が大荷重であつても、前記脆弱
部が変形(場合によつては割れもしくは裂断)す
ることにより車体側損傷は防止し、修理費用を抑
制することができる。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の実施例を示す。第1図は、こ
の考案を実施したフロントバンパーを組込んだ自
動車の前部斜視図。第2図は同バンパーの平面
図。第3図は、同じく側面図である。第4図は、
このバンパーの一般断面を示す第2図におけるB
−B断面図。第5図は本考案のバンパーサイド部
を示す第2図におけるA方向矢視図。第6図は、
第5図に対応する平面図である。第7図は、水平
取付面の取付構造を示す第5図におけるC−C断
面図。第8図および第10図は、脆弱部構造の第
1実施例を示し、第8図は、第5図におけるD−
D断面図、第10図は、第5図におけるE−E断
面図。第9図および第11図は、脆弱部構造の他
の実施例を示し、第9図は、第5図におけるD−
D線に相当する断面図、第11図は第5図におけ
るE−E線に相当する断面図である。第12図
は、衝突荷重Pが加えられたときの脆弱部の変形
状態を説明するための水平断面図で、第10図お
よび第11図と対応する。 〔主な符号の説明〕、1……バンパー、3……
バンパーサイド部、4……フエンダーパネル、2
1……表皮材、22……衝撃吸収体、23……補
強体、31……水平取付面、32……垂直取付
面、33……長穴、34……溝、35……薄肉
部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 バンパー表皮材がバンパーサイド部にて車体フ
    エンダー面とほゞ同一延長面に形成され、水平取
    付面と、これと直角な垂直取付面とにより形され
    るL字状の取付面により、車体フエンダーパネル
    のフランジ部と衝合し取付けられるバンパーにお
    いて、 水平取付面は、車両前後方向の所定荷重により
    移動可能な緩締付構造とし、垂直取付面近傍の表
    皮部材の裏面には、前記荷重により変形可能な脆
    弱部を形成したことを特徴とするバンパー表皮材
    の取付構造。
JP16212088U 1988-12-13 1988-12-13 Expired - Lifetime JPH0517330Y2 (ja)

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JP16212088U JPH0517330Y2 (ja) 1988-12-13 1988-12-13

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JP16212088U JPH0517330Y2 (ja) 1988-12-13 1988-12-13

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Publication Number Publication Date
JPH0281256U JPH0281256U (ja) 1990-06-22
JPH0517330Y2 true JPH0517330Y2 (ja) 1993-05-10

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