JPH042104Y2 - - Google Patents

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JPH042104Y2
JPH042104Y2 JP1985125625U JP12562585U JPH042104Y2 JP H042104 Y2 JPH042104 Y2 JP H042104Y2 JP 1985125625 U JP1985125625 U JP 1985125625U JP 12562585 U JP12562585 U JP 12562585U JP H042104 Y2 JPH042104 Y2 JP H042104Y2
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bumper
body frame
bumper stay
vehicle body
stay
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のバンパーステー構造に関す
るものである。
(従来の技術) 一般に、バンパーが衝撃を受けた場合、車体フ
レームの剛性が大きいと、バンパーが破損して車
室内へ影響が及ぶおそれがあることから、そのよ
うな衝撃をバンパーのみで受けるのではなく、車
体フレームでも受けるようにして効果的に衝撃吸
収ができるように、車体フレームの剛性をあまり
大きくせず、車室への影響が小さくなるようにし
ている。
ところで、バンパーは、車体前後方向に延びる
取付ステーを介して車体フレームに支持させるの
が通例である(例えば実開昭59−132454号公報参
照)。
(考案が解決しようとする課題) ところが、このような取付ステーは、従来、鋼
板により構成されているので、第6図に示すよう
に、バンパーに大きい衝撃力が加わつたとき、取
付ステーに変形を生じて衝撃エネルギを吸収する
が、そのような鋼製ステーは車体フレームより剛
性が大きく、車体フレームの許容荷重P0よりも
ステーの許容荷重P2の方が大きいので、衝撃力
が比較的大きい場合にはステーが変形しなくと
も、車体フレームが変形し、それを交換する必要
が生ずる場合がある。一方、バンパーステーの剛
性を小さくすれば、バンパーを十分に支持するこ
とができない。
本考案は、バンパーを十分な強度でもつて支持
し、しかもバンパーステーを車体フレームより先
に破損変形させることで車体フレームを保護する
ことができる自動車のバンパーステー構造を提供
することを目的とする。
(課題を解決するための手段) この目的のため、本考案においては、バンパー
を自動車の車体フレームに取付けるためのバンパ
ーステーが合成樹脂によりバンパー側端部が開口
する中空箱形状に形成され、該バンパーステーの
外周または内周に該バンパーステーの車体フレー
ム側端縁まで車体前後方向に延びる薄肉部が形成
されているものとする。
(作用) したがつて、一定荷重以上の衝撃力がバンパー
に加わつたとき、バンパーステーに形成された薄
肉部が切断してエネルギが吸収され、車体フレー
ムの変形が防止される。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に沿つて説明す
る。
第1図ないし第3図において、1はバンパー2
を車体フレーム(図示せず)に取付けるバンパー
ステーで、復元メモリー性を有する合成樹脂で一
体的に形成されている。
バンパーステー1は、左右両側部に取付フラン
ジ部3,4,5,6を有する上側および下側水平
部7,8と、該両水平部7,8を連接する右側お
よび左側鉛直部9,10と、車体フレームに取付
けられる後側鉛直部11(第5図参照)とからな
り、前方つまりバンパー側端部のみが開口した中
空箱形状に形成されている。
また、上記水平部7,8および鉛直部9,10
の外周には、前端縁(バンパー側端縁)から少し
離れた位置から後端縁(車体フレーム側端縁)ま
で車体前後方向に平行に延びる断面V形状の溝に
よつて複数の薄肉部11が形成されている。さら
に、水平部7,8と鉛直部9,10との接続部分
にも薄肉部12が形成されている(第3図参照)。
取付フランジ部3,4,5,6は、ボルト(図
示せず)により、バンパー2(取付孔2a,2
b,2c,2dのみ図示)に取付けられている。
したがつて、上記のように構成すれば、衝撃力
がバンパー2に加わると、その衝撃力が設定値
P1(第7図参照)以下であればその力を受けてバ
ンパーステー1の各水平部7,8、鉛直部9,1
0が外方へ湾曲して変形するだけで、その力の解
除により元の状態に戻る(第4図参照)。この設
定値P1は、車体フレームの許容荷重P0よりも小
さい。
設定荷重P1を越える力であると、薄肉部11
が切断されるとともに、第5図に示すように、バ
ンパーステー1が、バンパー2の後退により、変
形してエネルギーを効率よく吸収する。これによ
つて、車体フレームへの影響は抑制され、バンパ
ーステー1は変形するまでバンパー2を安定して
支持する。
それから、さらに大きい衝撃荷重の場合は、バ
ンパーステー1の変形のみでは吸収することがで
きず、車体フレームが変形して吸収することにな
る。したがつて、バンパーステー1が破損変形す
るまで、車体フレームが変形せずに保護される。
(考案の効果) 本考案は、上記のように構成したから、バンパ
ーステーのバンパー支持強度を低下させることな
く、バンパーステーが破損変形するまで車体フレ
ームが変形しないようにしてバンパーステーのエ
ネルギの吸収能力を大きくし、車体フレームを保
護することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の実施例を示し、第1
図はバンパーとバンパーステーとの関係を示す斜
視図、第2図はバンパーステーの斜視図、第3図
はバンパーステーの一部断面図、第4図および第
5図はバンパーステーの変形状態の説明図であ
る。第6図は従来形のバンパーステーの荷重−変
位曲線を示す図、第7図は本考案形のバンパース
テーの荷重−変位曲線を示す図である。 1……バンパーステー、2……バンパー、11
……薄肉部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バンパーをバンパーステーを介して車体フレー
    ムに取付ける構造において、前記バンパーステー
    を合成樹脂によりバンパー側端部が開口する中空
    箱形状に形成し、前記バンパーステーの外周また
    は内周に該バンパーステーの車体フレーム側端縁
    まで車体前後方向に延びる薄肉部を設けたことを
    特徴とする自動車のバンパーステー構造。
JP1985125625U 1985-08-15 1985-08-15 Expired JPH042104Y2 (ja)

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JPS6232856U JPS6232856U (ja) 1987-02-26
JPH042104Y2 true JPH042104Y2 (ja) 1992-01-24

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JP2010149771A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Toyoda Iron Works Co Ltd 車両用衝撃吸収部材

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