JP2006264500A - 車両用パネル構造 - Google Patents
車両用パネル構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2006264500A JP2006264500A JP2005085207A JP2005085207A JP2006264500A JP 2006264500 A JP2006264500 A JP 2006264500A JP 2005085207 A JP2005085207 A JP 2005085207A JP 2005085207 A JP2005085207 A JP 2005085207A JP 2006264500 A JP2006264500 A JP 2006264500A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- vehicle
- inner panel
- wires
- line segment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
インナパネルまたはアウタパネルに固定部で固定される線状補強部材がパネルの少なくとも一部の外周縁に沿うよう略閉ループ状に配設されることで、パネルに対する衝撃荷重入力が、該パネルの如何なる方向から付加されても、該パネルの分散、飛散を防止することができる車両用パネル構造の提供を目的とする。
【解決手段】
車体の一部を構成するパネル7が、外表面を形成するアウタパネルと、該アウタパネルの車室内方に配設されるインナパネル9とから構成され、上記インナパネル9とアウタパネルとの間に線状補強部材W1〜W6が配設された車両用パネル構造であって、上記線状補強部材W1〜W6は、上記インナパネル9またはアウタパネルに対して固定部63で固定されると共に、該線状補強部材W1〜W6は、パネル7の少なくとも一部の外周縁に沿うよう略閉ループ状に配設されたことを特徴とする。
【選択図】 図9
Description
特許文献1に記載の車両用パネル構造は、ソフトトップの幌を格納した状態で車両の上部に該ソフトトップとは別体のハードルーフを取付けて、上部車室を形成し、静寂性、耐候性、剛性の向上を図るように成した脱着式屋根構造である。
上記構成によれば、パネルの少なくとも一部の外周縁に沿うように線状補強部材を略閉ループ状に配設したので、パネルに対する衝撃荷重入力が、該パネルの如何なる方向から付加されても、このパネルの分散、飛散を防止することができる。
上記構成によれば、線状補強部材が、両端を固定された複数の線分要素により構成されるので、線状補強部材の固定部が複数となり、荷重入力が分散しやすくなる。この結果、衝撃荷重入力に対する耐力の向上を図ることができる。
上記構成によれば、線分要素を上下のツイン構造と成したので、衝撃荷重入力に対する耐力をさらに向上させることができる。
上述の板状補強部材は、スチール製のレインフォースメントに設定してもよい。
上記構成によれば、線状補強部材へ入力された荷重を、取付け部材を介して車体に対しても分散(荷重伝達)させることができる。
上述の屋根は、ハードルーフ(デタッチャブルハードトップいわゆるDHT)に設定してもよく、上述のロック部材は、トップロック、サイドロックに設定してもよく、位置決め部材は、ウエッジに設定してもよい。
上記構成によれば、上述の屋根に対しては前突、側突、後突またはオフセット衝突など衝撃荷重の入力部位が多く、このような屋根におけるパネルの分解、飛散を上述の線状補強部材にて防止することができ、ハードルーフ構造(脱着式屋根構造)として極めて有効となる。
図面は車両用パネル構造を示し、図1において、左右のフロントピラー1,1およびフロントヘッダ2で囲繞されたフロントウインドガラス3と、昇降可能なサイドガラス4と、リヤデッキ5とを備えたオープンカー6には、開閉式ソフトトップの幌を格納した状態でハードルーフ7(デタッチャブルハードトップいわゆるDHT)を着脱可能に取付けている。
すなわち、このトップロック13は、操作レバー17の操作によりフロントヘッダ2側の係止ピン(図示せず)に対して着脱可能に係合するフック18と、カバー部材19とを有し(詳細構造は実公平7−28023号とほぼ同様)、このトップロック13のベース部材20をボルト21、ナット22等の取付け要素にてインナパネル9に取付けるが、インナパネル9の前辺部9Aの中央上面には予め板状補強部材としてのレインフォースメント23(スチール製の剛性部材)が接着固定されており、上述のボルト21、ナット22にて三者20,9A,23を共締め固定する。
すなわち、このウエッジ14は複数の位置決めピン26,27と、ラバー部材28が装着された先端のくさび部29とを有し、このウエッジ14の主体部を位置決めピン26,27で位置決めした状態下において、ボルト30、ナット31等の取付け要素にてインナパネル9に取付けるが、インナパネル9の前辺部9Aの側部上面には予め板状補強部材としてのレインフォースメント32(スチール製の剛性部材)が接着固定されており、上述のボルト30、ナット31にて三者14,9A,32を共締め固定する。このレインフォースメント32は図9に示すように各辺9A,9Dのコーナ部において両辺9A,9Dに位置するように設けられている。
すなわち、このサイドロック15は、支点40を中心として回動操作されるハンドル41にてロック、アンロック動作されるフック42と、位置決め用のテーパピン43とを有し、このサイドロック15のベース部材44を複数のボルト45、ナット46等の取付け要素(但し、図6では1組のボルト、ナットのみを示す)にてインナパネル9に取付けるが、インナパネル9の縦辺部9Eの外面には予め板状補強部材としてのレインフォースメント47(スチール製の剛性部材)が接着固定されており、上述のボルト45、ナット46にて、ベース部材44、インナパネル9、レインフォースメント47を共締め固定する。このレインフォースメント47は図9に示すようにその上部が各辺9D,9B,9Eのコーナ部近傍まで上方へ延出されている。
すなわち、このリヤデッキロック16は、開口部53が形成されたベースプレート54と、このベースプレート54の後部上側にスペーサ55を介して締結されたロックプレート56と、カバー部材57とを有し、ベースプレート54の前側がインナパネル9の下辺部9C,9C間にサンドイッチ状に締結されている。
しかも、これら上下の各ワイヤW1,W2は、インナパネル9とアウタパネル8とを接合して形成される空間部65(図4、図5参照)内に位置し、干渉異音の発生を防止すべく何れのパネル8,9とも接触しないように配設されたものである。
このように上記実施例の車両用パネル構造は、車体の一部を構成するパネル(ハードルーフ7参照)が、外表面を形成するアウタパネル8と、該アウタパネル8の車室内方に配設されるインナパネル9とから構成され、上記インナパネル9とアウタパネル8との間に線状補強部材としてのワイヤW1〜W6が配設された車両用パネル構造であって、上記ワイヤW1〜W6は、上記インナパネル9またはアウタパネル8に対して固定部(ボルト、ナット63参照)で固定されると共に、該ワイヤW1〜W6は、パネル(ハードルーフ7)の少なくとも一部各辺部9A,9B,9D参照)の外周縁に沿うよう略閉ループ状に配設されたものである。
この構成によれば、ワイヤW1〜W6が、両端を固定された複数の線分要素(各ワイヤW1〜W6参照)により構成されるので、ワイヤW1〜W6のボルト、ナット63が多数化され、荷重入力が分散しやすくなる。この結果、衝撃荷重入力に対する耐力の向上を図ることができる。
この構成によれば、線分要素(ワイヤW1〜W6)を上下のツイン構造と成したので、衝撃荷重入力に対する耐力をさらに向上させることができる。
この構成によれば、線状補強部材(ワイヤW1〜W6)へ入力された荷重を、取付け部材(トップロック13、ウェッジ14、サイドロック15)を介して車体に対しても分散(荷重伝達)させることができる。
この構成によれば、上述の屋根(ハードルーフ7)に対しては、前突、側突、後突またはオフセット衝突など衝撃荷重の入力部位が多く、このような屋根(ハードルーフ7)におけるパネルの分解、飛散を上述のワイヤW1〜W6にて防止することができ、ハードルーフ構造(脱着式屋根構造)として有効となる。
このように構成しても、その他の構成、作用、効果については先の実施例と同様であるから、図18において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
この発明の車体の一部を構成するパネルは、ハードルーフ7に対応し、
以下同様に、
線状補強部材(線分要素)は、線分状のワイヤW1〜W6に対応し、
固定部は、ボルト、ナット63に対応し、
上部線分要素は、ワイヤW1,W3,W5に対応し、
下部線分要素は、ワイヤW2,W4,W6に対応し、
突設部は、リブ64,66,72,73に対応し、
板状補強部材は、レインフォースメント23,32,47に対応し、
取付け部材は、トップロック13,ウエッジ14,サイドロック15に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
上記構成の車両用パネル構造は、ハードルーフ7のみならずリフトゲートまたはリヤゲートのような他のパネル構造に適用してもよいことは勿論である。
8…アウタパネル
9…インナパネル
13…トップロック(取付け部材)
14…ウエッジ(取付け部材)
15…サイドロック(取付け部材)
23,32,47…レインフォースメント(板状補強部材)
63…ボルト・ナット(固定部)
64,66,72,73…リブ
W1〜W6…ワイヤ(線状補強部材)
Claims (7)
- 車体の一部を構成するパネルが、外表面を形成するアウタパネルと、該アウタパネルの車室内方に配設されるインナパネルとから構成され、
上記インナパネルとアウタパネルとの間に線状補強部材が配設された車両用パネル構造であって、
上記線状補強部材は、上記インナパネルまたはアウタパネルに対して固定部で固定されると共に、
該線状補強部材は、パネルの少なくとも一部の外周縁に沿うよう略閉ループ状に配設された
車両用パネル構造。 - 上記線状補強部材は、複数の線分要素に分割され、これら分割された各線分要素の両端部が上記固定部で固定される
請求項1記載の車両用パネル構造。 - 上記線分要素は、上部線分要素と下部線分要素とを備えた
請求項2記載の車両用パネル構造。 - 上記複数の線分要素は、アウタパネルまたはインナパネルに設けられた板状補強部材を介して接続された
請求項2または3記載の車両用パネル構造。 - 上記板状補強部材には、パネルを車体に取付ける取付け部材が設けられた
請求項4記載の車両用パネル構造。 - 上記パネルは車体に対して着脱可能に設けられる屋根に設定され、
上記取付け部材は屋根を固定するロック部材または位置決め部材に設定された
請求項5記載の車両用パネル構造。 - 上記線状補強部材の中間部は、インナパネルまたはアウタパネルから突設された突設部により両パネルから離間するように張設された
請求項1〜6の何れか1に記載の車両用パネル構造。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005085207A JP2006264500A (ja) | 2005-03-24 | 2005-03-24 | 車両用パネル構造 |
DE200660003789 DE602006003789D1 (de) | 2005-03-24 | 2006-02-27 | Plattenelement für ein Fahrzeug |
EP20060003931 EP1705103B1 (en) | 2005-03-24 | 2006-02-27 | Vehicle panel |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005085207A JP2006264500A (ja) | 2005-03-24 | 2005-03-24 | 車両用パネル構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006264500A true JP2006264500A (ja) | 2006-10-05 |
Family
ID=37200914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005085207A Pending JP2006264500A (ja) | 2005-03-24 | 2005-03-24 | 車両用パネル構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2006264500A (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0534970Y2 (ja) * | 1986-11-07 | 1993-09-06 | ||
JPH0658371A (ja) * | 1992-08-11 | 1994-03-01 | Oyo Kagaku Kenkyukai:Kk | 防振吊り具 |
JPH11321499A (ja) * | 1998-05-11 | 1999-11-24 | Takashi Miyazawa | 自動車の側面衝突緩衝構造 |
US6220652B1 (en) * | 1999-04-05 | 2001-04-24 | General Motors Corporation | Motor vehicle body with side impact protection |
-
2005
- 2005-03-24 JP JP2005085207A patent/JP2006264500A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0534970Y2 (ja) * | 1986-11-07 | 1993-09-06 | ||
JPH0658371A (ja) * | 1992-08-11 | 1994-03-01 | Oyo Kagaku Kenkyukai:Kk | 防振吊り具 |
JPH11321499A (ja) * | 1998-05-11 | 1999-11-24 | Takashi Miyazawa | 自動車の側面衝突緩衝構造 |
US6220652B1 (en) * | 1999-04-05 | 2001-04-24 | General Motors Corporation | Motor vehicle body with side impact protection |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4385582B2 (ja) | 車両のサイドドア構造 | |
JP4259094B2 (ja) | 車両の上部車体構造 | |
JP4255947B2 (ja) | 後部ドア構造及び後部ドアの組み立て方法 | |
JP5983593B2 (ja) | 車両側部構造 | |
JP2011148463A (ja) | 車両のバックドア構造 | |
CN113246698B (zh) | 车辆用门 | |
JP4704738B2 (ja) | 車両の後部車体構造 | |
JP5997836B2 (ja) | 車両用ドア | |
JP6653397B2 (ja) | ドア構造 | |
JP6919781B2 (ja) | 車両の開閉体構造 | |
JP4718232B2 (ja) | バックドア構造 | |
JP2006264498A (ja) | 車両の脱着式屋根構造 | |
JP2004130962A (ja) | 車両のサイドドアのラッチ取付け構造 | |
JP2011148464A (ja) | 車両のバックドア構造 | |
JP4639882B2 (ja) | 車両用パネル構造 | |
JP4924628B2 (ja) | 車両のサイドドア構造 | |
JP2006264500A (ja) | 車両用パネル構造 | |
JP7147395B2 (ja) | 車両の後部車体構造 | |
JP6253683B2 (ja) | 車体構造 | |
JP3846394B2 (ja) | 車両用ドア構造 | |
JP4729797B2 (ja) | 自動車の開閉体構造 | |
EP1705103B1 (en) | Vehicle panel | |
JP5688758B2 (ja) | 車両の車体側部構造 | |
JP4114454B2 (ja) | 車両のサイドドア構造 | |
JP4314961B2 (ja) | 車体後部構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080123 |
|
A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20100414 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20100511 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20100707 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100831 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110405 |