JP2004130962A - 車両のサイドドアのラッチ取付け構造 - Google Patents

車両のサイドドアのラッチ取付け構造 Download PDF

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Abstract

【課題】リヤドアにはヒンジ軸が正面視で車室内側に傾斜して設定され、ラッチ部材はリヤドアの傾斜に対応して傾斜して配設されることにより、観音開き構造のドアにおいてフロントドアとリヤドアの適当な開閉軌跡を設定することができると共に、ラッチ部材のストライカに対する確実な作動を確保することができ、また、リヤドアの耐久性向上を図ることができる車両のサイドドアのラッチ取付け構造の提供を目的とする。
【解決手段】車両側部の連続した開口を、前部が車体にヒンジを介して開閉可能に枢着されたフロントドアと、後部が車体にヒンジを介して開閉可能に枢着されたリヤドア3とによって開閉可能に覆った車両のサイドドアにおいて、上記リヤドア3の下部には該リヤドア3の閉時に車体側に設けられたストライカ20とロックするラッチ部材18が設けられ、上記リヤドア3はヒンジ軸が正面視で車室内側に傾斜して設定され、上記ラッチ部材18はリヤドア3の傾斜に対応して傾斜して配設されたことを特徴とする。
【選択図】  図15

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、センタピラーレスのドア開口を、前部が車体にヒンジを介して開閉可能に枢着されたフロントドアと、後部が車体にヒンジを介して開閉可能に枢着されたリヤドアとによって開閉可能に覆った所謂フリースタイル構造(観音開き構造)の車両の車両のサイドドアのラッチ取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述例の車両のサイドドアの構造としては次のような構造がある。すなわち、車体側部に仕切りのない連続したドア開口を設け、このドア開口をフロントドアとリヤドアとで開閉可能に覆うが、フロントドアはその前部をフロントドアヒンジを介して車体に枢着し、リヤドアはその後部をリヤドアヒンジを介して車体に枢着し、これらフロントドアとリヤドアとからなるサイドドアを所謂観音開き構造に構成すると共に、フロントドアの後端部をリヤドアの前端部外側に重合させ、かつリヤドアの前端部内部には上下方向に延びる補強部材を設けたものである(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開2001−138864号公報。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述のセンタピラーレスの観音開きドアを備えた車両はリヤフロアの車幅方向の長さに対して、ルーフ部の車幅方向の長さが短く、リヤドアはドア開口を開閉するように滑らかに曲率した形状を有している。
【0005】
このようなリヤドアにおいて正面から見て上下方向に真直ぐに延びるヒンジ軸を設定し、このヒンジ軸を中心としてリヤドアを開閉すべく構成すると、リヤドアとフロントドアとが干渉する。
【0006】
したがって、上述の観音開きドアにおいてはフロントドアとリヤドアとの適当な開閉軌跡の設定と、リヤドア閉時にその下部に設けられたラッチ部材が車体側のストライカに対して確実なロック作動をすることが望まれている。
【0007】
この発明は、リヤドアにはヒンジ軸が正面視で車室内側に傾斜して設定され、ラッチ部材はリヤドアの傾斜に対応して傾斜して配設されることにより、観音開き構造のドアにおいてフロントドアとリヤドアの適当な開閉軌跡を設定することができると共に、ラッチ部材のストライカに対する確実な作動を確保することができ、また、リヤドアの耐久性向上を図ることができる車両のサイドドアのラッチ取付け構造の提供を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明による車両のサイドドアのラッチ取付け構造は、車両側部の連続した開口を、前部が車体にヒンジを介して開閉可能に枢着されたフロントドアと、後部が車体にヒンジを介して開閉可能に枢着されたリヤドアとによって開閉可能に覆った車両のサイドドアにおいて、上記リヤドアの下部には該リヤドアの閉時に車体側に設けられたストライカとロックするラッチ部材が設けられ、上記リヤドアはヒンジ軸が正面視で車室内側に傾斜して設定され、上記ラッチ部材はリヤドアの傾斜に対応して傾斜して配設されたものである。
【0009】
上記構成によれば、リヤドアにはそのヒンジ軸が正面視で車室内側に傾斜して設定されたので、観音開き構造のドアにおいてフロントドアとリヤドアの適当な開閉軌跡を設定することができ、リヤドア開閉時にリヤドアとフロントドアとの干渉を防止することができるのは勿論、リヤドア下部のラッチ部材は該リヤドアの傾斜に対応すべく傾斜して配設されているので、リヤドア閉時にラッチ部材のストライカに対する確実な作動を確保することができ、またはリヤドアの耐久性(なかんずくドア開閉回数)の向上を図ることができる。
【0010】
この発明の一実施態様においては、上記リヤドアに傾斜して配設されたラッチ部材に対して車体側のストライカにおけるアームバーの係止部が直交するように設けられたものである。
上記構成によれば、ストライカとラッチ部材との両者によるより一層確実なロック状態を確保することができる。
【0011】
この発明の一実施態様においては、上記ストライカはラッチ部材の傾斜と反対側の方向に傾斜して取付けられたものである。
上記構成によれば、上記傾斜構造によりドア閉時の荷重が車体に入力されるので、ドア閉時の荷重に対する耐強度が得られる。
【0012】
この発明の一実施態様においては、上記リヤドアのヒンジ軸は側面視で後方に傾斜して設定されたものである。
上記構成によれば、ヒンジ軸を支点として開閉するリヤドアにおいて、該リヤドアの開き始めにおいては重心が上がるので、ドア開荷重が大きくなるが、ある程度ドアが開くと、そのドア開荷重が小さくなり、総じてドアを開く時に要する荷重をキャンセルすることができ、それでいてラッチ部材の耐久性と確実なラッチ作動との両立を図ることができる。
【0013】
この発明の一実施態様においては、上記ラッチ部材はリヤドアの底面を形成するインナパネルから所定間隔上方に離間して配設されたものである。
上記構成によれば、ドア下部は一般的に水が溜りやすいが、ラッチ部材をインナパネル底面部から上方に離間させたので、その防錆効果が得られる。
【0014】
この発明の一実施態様においては、上記ラッチ部材はリヤドアに対してラッチレインフォースメントを介して取付けられたものである。
上記構成によれば、ラッチレインフォースメントによりラッチ部材の支持剛性の向上およびドア剛性の向上を図ることができる。
【0015】
この発明の一実施態様においては、上記リヤドアには縦方向に延設された縦インパクトバーが設けられ、該縦インパクトバーに上記ラッチレインフォースメントが接合されたものである。
上記構成によれば、ドア剛性の向上を図りつつ、縦インパクトバーにより、側突に対する剛性の向上を図ることができる。
【0016】
この発明の一実施態様においては、上記リヤドアのインナパネルは軽金属または軽合金で形成され、上記ラッチ部材は鉄系金属で形成されたものである。
上記構成によれば、異種金属による電食(electrolytic corrosion、迷走電流によって金属に電流が流れ、これにより生じる電気化学的腐食のこと)を防止することができる。
【0017】
【実施例】
この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。
図面は車両のサイドドアのラッチ取付け構造を示すが、まず、サイドドア構造について説明する。車両を車外側から見た状態で示す図1において、車両1の車体側面には、フロントドア2とリヤドア3とで構成されるサイドドアが設けられ、フロントドア2の前端部とリヤドア3の後端部とに、それぞれヒンジ部としてのフロントドアヒンジ4とリヤドアヒンジ5が設けられてフリースタイル構造(観音開き構造)のサイドドアが構成されている。上述の各ドアヒンジ4,5はドア側ヒンジブラケット、ヒンジピン、ボディ側ヒンジブラケットを有するものである。
【0018】
上述のフロントドア2はフロントドアヒンジ4,4を介して車体剛性部材としてのヒンジピラーに開閉可能に枢着され、上述のリヤドア3はリヤドアヒンジ5,5を介してリヤボディに開閉可能に枢着され、これらの両ドア2,3により車両側部の仕切りのない連続したドア開口部15(図11参照)つまり、センタピラーレスのドア開口部を開閉可能に覆っている。
【0019】
これらサイドドアを構成するフロントドア2とリヤドア3とは、それぞれ、ドア本体6,7とドアサッシュ部8,9とウインドガラス10(但し、樹脂製のものも含む),フリップウインド部材11とで構成され、このうちドア本体6,7の内部には車両の前後方向に延びるインパクトバー12,13および横インパクトバー14が設けられる。
【0020】
この実施例の観音開き構造のドアはフロントドア2が優先して開放され、リヤドア3はフロントドア2の開放後において、その開成が許容されるように構成している。
【0021】
上述の各ドア2,3はドア開口部15(図11参照)を開閉するもので、図1に示すようにフロントドア2の後端部にはリヤドア3に対して係脱可能なドアラッチ16を設け、このドアラッチ16がリヤドア3の前端部に設けられたストライカでロックされ、リヤドア3の前端部上下には車体に対して係脱可能なドアラッチ17,18を設け、これらドアラッチ17,18はドア開口部15(図11参照)の上辺部および下辺部に設けた後述するボディ側のストライカ19,20(図11参照)でそれぞれロックされるように構成している。
【0022】
図2は右側のサイドドアを車室内側から見た状態で示す側面図、図3は図2のA−A線に沿う部分断面図であって、フロントドア2とリヤドア3との閉鎖時には図3に示すようにリヤドア3の前部外側に対してフロントドア2の後部が所定量重なり合うようなオーバラップ構造となる。
【0023】
上述のフロントドア2はドアアウタパネル21とドアインナパネル22とを備え、ドアインナパネル22には図2に示すように2つの開口部23,24と、これら開口部23,24間に位置して斜め方向つまり前高後低状に傾斜して上下方向に延びる仕切り部25とが形成されている。
【0024】
上述のリヤドア3は2部材に分割形成されたドアアウタパネル26,28と、ドアインナパネル27とを備え、これらの各パネル26,27,28はアルミニウムまたはアルミ合金などの軽金属や軽合金にて形成されると共に、リヤドア3の前部縦辺部を構成するドアアウタパネル28の所定部には、フロントドア2のドアラッチ16に対応してストライカ29が取付けられている。
【0025】
図4は右側のフロントドア2を車室内側から見た状態で示す側面図、図5は図4のB−B線矢視断面図であって、ドアアウタパネル21とドアインナパネル22とを接合して構成されるフロントドア2の前部縦辺部には該前部縦辺部に沿って上下方向に延びる剛性部材としてのヒンジレインフォースメント30が設けられており、このヒンジレインフォースメント30によりドア剛性の向上を図っている。
【0026】
このヒンジレインフォースメント30は車外側において車両の前後方向に延びる前部片30aと、車内側において車両の前後方向に延びる後部片30bと、これら両片30a,30bを接続して車幅方向に延びる接続片30cとを有するように厚板部材にて断面略Z字状に形成されている。
【0027】
またフロントドア2の後部縦辺部には該後部縦辺部に沿って上下方向に延びる剛性部材としてのフロントドアリヤレインフォースメント31が設けられており、このフロントドアリヤレインフォースメント31によりドア剛性の向上を図ると共に、側突に対する剛性を向上させて、車両の側突時のドア2の車室内への侵入量を軽減すべく構成している。
【0028】
このフロントドアリヤレインフォースメント31は図3、図5、図6、図7に示すように、車外側において車両の前後方向に延びる後部片31aと、車内側において車両の前後方向に延びる前部片31bと、これら両片31a,31bを接続して車幅方向に延びる接続片31cとを有するように厚板部材にて断面略Z字状に形成されている。
【0029】
さらに図4に示すように上述のフロントドアリヤレインフォースメント31の上端部はドアサッシュ部8の後部縦辺部8a内に連続して延びる延出部32を備え、サッシュ剛性の向上を図り、高速走行時の負圧により、シール部材が車外側へ吸い出されるのを防止すべく構成している。
【0030】
しかも、図4に示すように上述のフロントドアリヤレインフォースメント31の下端部にはフロントドア2の下部の前後辺に沿って前方に延びる延長部33を備えて、フロントドアリヤレインフォースメント31それ自体の剛性向上を図ると共に、フロントドア下部の剛性向上を図るように構成している。
【0031】
また上下両端に延出部32および延長部33を備えたフロントドアリヤレインフォースメント31の全体には図6に示すように複数の凹凸部を形成して、該フロントドアリヤレインフォースメント31の強度向上を図っている。
【0032】
図4、図5、図8に示すように前述のインパクトバー12はヒンジレインフォースメント30の前部片30aと、フロントドアリヤレインフォースメント31の後部片31aとの間、すなわち剛性部材相互間に車両の前後方向に延びるように接合固定されている。換言すれば、インパクトバー12の前端部および後端部はヒンジレインフォースメント30、フロントドアリヤレインフォースメント31と重合するように設けられ、強固な構造を確保すべく構成している。
【0033】
上述のインパクトバー12に対して上下方向に離間する下側のインパクトバー13も図4に示すように、ヒンジレインフォースメント30の前部片30aと、フロントドアリヤレインフォースメント31の後部片31aとの間、すなわち剛性部材相互間に車両の前後方向に延びるように接合固定されている。換言すれば、インパクトバー13の前端部および後端部はヒンジレインフォースメント30、フロントドアリヤレインフォースメント31と重合するように設けられ、強固な構造を確保すべく構成している。
【0034】
また図8に示すように上下方向に離間する複数のインパクトバー12,13は車外側に突出するような横向き凸状の断面形状を有し、この断面構造により、インパクトバー12,13それ自体の剛性向上を図ると共に、インパクトバー12,13を上下に離間して複数設けることにより、側突時の荷重入力に対して上下方向で広範囲において対応すべく構成している。
【0035】
図9は図4のE−E線に沿う要部拡大断面図であって、フロントドア2の後部側の下端部には該フロントドア2から車体側のサイドシル34のサイドシルアウタ35に向けて凸状に突出したキャッチャーピン36を設けている。
【0036】
すなわち、上述のフロントドアリヤレインフォースメント31における下端部の延長部33にナット37を予め溶接固定し、このナット37と対向する延長部33およびドアインナパネル22にはキャッチャーピン36のネジ部を挿通する孔部を形成して、上述のキャッチャーピン36をドアインナパネル22の車室内側から上記ナット37に締付け固定したものである。
【0037】
また上述のキャッチャーピン36は車両の側突時においてドア2の侵入を規制するものであって、このキャッチャーピン36と対応する位置においてサイドシルアウタ35には合成樹脂製で、かつ凹状のキャッチャーピン受け部38を設け、フロントドア2の閉時に上述のキャッチャーピン36がキャッチャーピン受け部38に挿入されるように構成している。
【0038】
図9はフロントドア2の全閉時の断面図であって、キャッチャーピン36の外径に対して、キャッチャーピン受け部38の内径は比較的大きく設定されている。また上述のキャッチャーピン36は車両の側突時においてフロントドア2の侵入を規制するためのドア侵入規制部材である。
【0039】
キャッチャーピンはフロントドア2のみならず図1、図2に示すようにリヤドア3の下部にも設けられており、各キャッチャーピン36,39,40が略等間隔で前後方向に並ぶように構成されいてる。
【0040】
一方、図9においてサイドシルアウタ35の上端部外面には、車体とフロントドア2との間をシールするシール部材41を設け、またフロントドア2のドアインナパネル22の下部には、該フロントドア2と車体としてのサイドシル34との間をシールするシール部材42を設けている。
【0041】
図10は右側のリヤドア3を車室内側から見た状態で示す側面図、図11は図10のG−G線矢視断面図、図12は図10のH−H線矢視断面図であって、図10、図11に示すようにリヤドア3下部におけるインナパネル27の所定部にはシートベルトリトラクタ43のブラケット44を取付けるための開口部45が形成されている。
【0042】
また図3、図10、図11に示すようにリヤドア3の前部縦辺部には該リヤドア3のドアサッシュ部9を含む略全高にわたって上下方向に沿って延びるバーチカルレインフォースメント46が配設されている。
【0043】
このバーチカルレインフォースメント46はアルミニウムまたはアルミ合金などの軽金属や軽合金の厚板部材にて形成されると共に、図3に示すように車内側前部において車両の前後方向に延びる前部片46aと、この前部片46aの後端から車幅方向に延びる前面片46bと、この前面片46bの外端から車両前後方向後方に延びる側面片46cと、この側面片46cの後端から車両の前後方向後方で、かつ車幅方向内方に延びる後面片46dと、この後面片46dの内端から車両の前後方向後方に延びる後部片46eとを有するように断面略ハット状に形成されている。
【0044】
そして、上述の前部片46aはドアインナパネル27と、ドアパネル28との間にサンドイッチ状に挟持固定され、前面片46bとドアアウタパネル28とが重合する部分には前述のストライカ29が取付けられ、後部片46eはドアインナパネル27の前後方向中間部内面に接合されている。
【0045】
さらに図3に示すように、リヤドア3の後部縦辺部には該リヤドア3の上下方向に沿って延びる剛性部材としてのヒンジレインフォースメント47が配設されている。
【0046】
このヒンジレインフォースメント47は車内側において車両の前後方向に延びる前部片47aと、車外側において車両の前後方向に延びる後部片47bと、これら両片47a,47bを接続して車幅方向に延びる接続片47cとを有するように、アルミニウムまたはアルミ合金などの軽金属や軽合金の厚板部材にて、断面略Z字状に形成されている。
【0047】
図3、図10、図11に示すように前述の横インパクトバー14はバーチカルレインフォースメント46の側面片46cと、ヒンジレインフォースメント47の後部片47bとの間、すなわち剛性部材相互間に車両の前後方向に延びるように接合固定されている。換言すれば、この横インパクトバー14はその前後両端部がバーチカルレインフォースメント46、ヒンジレインフォースメント47と重合するように設けられており、この重合構造により、リヤドア3の側突に対する剛性の向上を図るように構成している。
【0048】
また上述の横インパクトバー14は図11に断面形状にて示すように凹凸状に形成されていて、この凹凸構造により横インパクトバー14それ自体の剛性向上を図るように構成している。
【0049】
図10に示すように上述のリヤドア3はその前部縦辺部が後傾するように形成されており、この前部縦辺部の前上角部3U(前側上部コーナ部)と前下角部3D(前側下部コーナ部)より離間した部位との間を上下方向に略垂直に延びる縦インパクトバー48を設けている。
【0050】
この縦インパクトバー48は高張力鋼のパイプ部材(剛性パイプ部材)にて形成されている。
また図10に示すように上述のバーチカルレインフォースメント46は側面視において縦インパクトバー48と車両の前後方向にオーバラップするように配設されている。さらに詳しくは、図3に示すように上述のバーチカルレインフォースメント46とリヤドア本体7のドアインナパネル27との間には閉断面49が形成され、縦インパクトバー48はこの閉断面49内部に配設されたものである。
【0051】
さらに上述の横インパクトバー14は図3、図10に示すように、その前部が縦インパクトバー48と車両の前後方向にてオーバラップすべく配設されている。
しかも、図3にフロントドア2およびリヤドア3をそれぞれ閉鎖状態で示すように、両ドア2,3の閉鎖時にはフロントドアリヤレインフォースメント31がリヤドア3の前部縦辺部に設けられたバーチカルレインフォースメント46と重なり合うように配設されており、この重合構造により、該重合部の剛性向上を図って、側突時のサイドドアの車室内への侵入量を軽減すべく構成している。
【0052】
ところで、図11に示すように、リヤドア3内の下部には断面凹状のドアラッチレインフォースメント50を設けている。このドアラッチレインフォースメント50はアルミニウムやアルミ合金などの軽金属や軽合金または鉄系金属の何れで構成してもよい。
【0053】
このドアラッチレインフォースメント50の車外側立上り片はリベット51(取付け部材)を用いてバーチカルレインフォースメント46の下部に固定する一方、車内側立上り片はボルト、ナットおよびリベット等の取付け部材52を用いて、ブラケット44および後述する縦インパクトバー48の下端ブラケット55と共にドアインナパネル27に共締め固定している。
【0054】
上述の縦インパクトバー48は図11、図13に示すように上端ブラケット53、中間ブラケット54、下端ブラケット55を用いて、バーチカルレインフォースメント46およびドアインナパネル27に固定されている。
【0055】
ここで、上端ブラケット53は断面略半円形状の保持部56を有する外部ブラケット57と、断面略半円形状の保持部58を有する内部ブラケット59との2部材から成り、これら両ブラケット57,59を接合して、縦インパクトバー48の上端部を保持すると共に、外部ブラケット57はリベット60(取付け部材)を用いてバーチカルレインフォースメント46の上部に固定し、内部ブラケット59はボルト、ナット等の取付け部材61…を用いて、ドアラッチ17およびショルダベルトアンカ用のアンカブラケット62と共にドアインナパネル27に共締め固定している。
【0056】
また中間ブラケット54は断面略半円形状の保持部63と、上部取付け片64と、下部取付け片65とを備え、図3にも示すように、保持部63で縦インパクトバー48の中間部を保持すると共に、上部取付け片64はボルト、ナット等の取付け部材66を用いて、ブラケット44と共にドアインナパネル27に共締め固定し、下部取付け片65はリベット67(取付け部材)を用いて横インパクトバー14と共にバーチカルレインフォースメント46に共締め固定している。
【0057】
すなわち、縦インパクトバー48の上下方向の中間部は、バーチカルレインフォースメント46とドアインナパネル27との双方に接続される中間ブラケット54によって支持されたものである。また横インパクトバー14と、バーチカルレインフォースメント46と、中間ブラケット54が上述のリベット67にて共締め固定されたものである。
【0058】
さらに下端ブラケット55は縦インパクトバー48を保持する保持部68とベース部70とを備え、保持部68で縦インパクトバー48の下端部を保持すると共に、ベース部70はボルト、ナットおよびリベット等の取付け部材52を用いて、ドアラッチレインフォースメント50およびブラケット44と共にドアインナパネル27に共締め固定している。この実施例では上述の保持部68と、ベース部70とをそれぞれ別々に構成し、下端ブラケット55を2部品にて形成したが、これは1部品にて一体形成してもよい。
なお、上述の上端ブラケット53、中間ブラケット54、下端ブラケット55の所定部は縦インパクトバー48の外周部に溶接固定されている。
【0059】
ここで、図11に示すようにリヤドア3のロック機構つまり上部のドアラッチ17と下部のドアラッチ18とは縦インパクトバー48の上下両端部に取付けられている。詳しくは、上部のドアラッチ17は縦インパクトバー48の上端部に内部ブラケット59を介して取付けられており、下部のドアラッチ18は縦インパクトバー48の下端部に下端ブラケット55およびドアラッチレインフォースメント50を介して取付けられている。
【0060】
図11において車体側上部のルーフパネル71の側部にはルーフレールアウタ72とルーフレールインナ73とを接合すると共に、このルーフレールインナ73には前述のストライカ19を取付けている。
【0061】
また車体側下部のフロアパネル74の側部には、サイドシルインナ75とサイドシルアウタ35とから成るサイドシル34を接合すると共に、上述のサイドシルアウタ35の所定部には前述のストライカ20を取付けていて、車体側のこれらの各ストライカ19,20にリヤドア3の縦インパクトバー48の上下両端部に取付けたドアラッチ17,18が係合するように構成している。
【0062】
図14は右側のリヤドア3を正面から見た状態で示す概略図であって、2つのリヤドアヒンジ5,5によるヒンジ軸βは正面視で車室内側に傾斜するように設定されており、リヤドア3の開閉時におけるリヤドア3とフロントドア2との干渉を防止すべく構成している。さらに、この構成によりリヤドアヒンジ5,5の取付け位置を上方に設定することができるので、リヤホイールハウスとの関係において有利となり、上下のリヤドアヒンジ5,5間のヒンジピッチを大きく設定することもできる。
【0063】
また上述の2つのリヤドアヒンジ5,5によるヒンジ軸βは図2に側面図にて示すように、側面視で後方に傾斜して設定されており、これによりドア開時の荷重をキャンセルすべく構成している。つまり、リヤドア3の開き始めにおいてはヒンジ軸βの傾斜設定により重心が上がるので、ドア開荷重が大きくなるが、ある程度ドア3が開くと、そのドア開荷重が小さくなって、総じてドア3を開く時に要する荷重をキャンセルするように構成したものである。
【0064】
図2、図14で示したようにヒンジ軸βと傾斜設定すると、リヤドア3の開閉軌跡αは図15に示すようになる。
この図15は図11の要部拡大図であって、リヤドア3の底面を形成するドアインナパネル27は車室内側が高く、車外側が低くなるように外低内高状に傾斜して形成され、このドアインナパネル27の底面部27aにはストライカ20の相対的な移動許容を兼ねるサービスホール27bが形成されている。
【0065】
上述のドアラッチ18は図16に下方から見た状態の斜視図で示すように、ラッチ本体18aと、取付け用の前後のフランジ部18b,18bと、噛み合い用の開口部18cとを有し、図15に示すようにラッチ本体18aがドア開閉軌跡αに沿うように外高内低状に傾斜して配設されている。つまり、ドアラッチ18はリヤドア3の傾斜なかんずつヒンジ軸βの傾斜に対応して傾斜して配設されたものである。このため図16に示すようにフランジ部18bの下面とラッチ本体18aの下面との間に角度θ1の傾斜角が設定されている。
【0066】
一方、サイドシルアウタ35のストライカ取付け面35aは車室内側が高く、車外側が低くなるように外低内高状に傾斜して形成されており、予めサイドシル閉断面側にナット77を溶接固定し、このナット77に締付けるボルト78を用いて、ストライカ20のベース部20aを固定している。
【0067】
このストライカ20はベース部20aとアームバー79とを有し、このアームバー79のドアラッチ18による係止部79aは該ドアラッチ18と直交するように設けられている。
【0068】
しかも、上述のストライカ20はドアラッチ18の傾斜と反対側の方向に傾斜して取付けられている。すなわち、ドアラッチ18のラッチ本体18aはドア開閉軌跡αに沿うように外高内低状に傾斜して取付けられており、ストライカ20はサイドシルアウタ35のストライカ取付け面35aに外低内高状に傾斜して取付けられている。
【0069】
また上述のドアラッチ18は図15のJ−J線矢視断面に相当する平面図を図17で示すように、ドア開閉軌跡αの合致させるために車幅方向ラインL1とラッチ18の噛み合い用の開口部18cの中心を通るラインL2との間に傾斜角度θ2が形成されるように、平面から見て前部が車室内側に、後部が車外側に指向すべく傾斜して取付けられている。
【0070】
図18はドアラッチレインフォースメント50の斜視図で、このドアラッチレインフォースメント50は図18、図15に示すように略水平な底片50aと、この底片50aの車外側から上方へ立ち上がる車外側立上り片50bと、底片50aの車内側から上方へ立ち上がる車内側立上り片50cと、各片50c,50aに一体的に連続して形成されたストライカ相対移動用の切欠き50dとを有して、断面略凹状に形成されたものである。
【0071】
上述の底片50aにはドアラッチ18を取付けるための複数の取付け孔80が形成され、車外側立上り片50bには図11で示したリベット51を取付けるための取付け孔51a,51aが形成され、車内側立上り片50cには図11で示した取付け部材52を取付けるための取付け孔52a…と、キャッチャーピン39,40(図10参照)を取付けるための取付け孔39a,40aとが形成されている。
【0072】
図19は縦インパクトバー48の下端部を保持する下端ブラケット55の斜視図であって、この下端ブラケット55は、保持部68とベース部70とを接合して一体的に形成されたものである。
【0073】
上述の保持部68は縦インパクトバー48の外周部に対応するように、断面略凹状の保持凹部68aを有する。
またベース部70には図11で示したボルト、ナットまたはリベット等の取付け部材52を取付けるための取付け孔52b…と、キャッチャーピン39,40(図10参照)を取付けるための取付け孔39b,40bとが形成されている。
【0074】
図20は図18で示したドアラッチレインフォースメント50と、図19で示した下端ブラケット55とを組合わせて示す斜視図であって、ドアラッチレインフォースメント50側の取付け孔52aは下端ブラケット55の取付け孔52bと一致し、ドアラッチレインフォースメント50側のキャッチャーピン39,40用の取付け孔39a,40aは下端ブラケット55のキャッチャーピン39,40用の取付け孔39b,40bと一致する。
【0075】
そして、上述のドアラッチレインフォースメント50側および下端ブラケット55は図15、図17に示すようにリヤドア3の下部に取付けられている。
すなわち、ドアラッチレインフォースメント50の底片50aはドアインナパネル27の底面部27aから所定間隔上方に離間して略水平に配設され、ドアラッチレインフォースメント50の車外側立上り片50bはバーチカルレインフォースメント46の下部にリベット51等の取付け部材(図11参照)を用いて接合され、ドアラッチレインフォースメント50の車内側立上り片50cはボルト、ナットまたはリベット等の取付け部材52(図11参照)を用いて各要素55,27,44と共締め固定されている。
【0076】
そして、上述のドアラッチ18における前後のフランジ部18b,18bは取付け孔80を介してナット81に対して下方から締付けるボルト82を用いて、ドアラッチレインフォースメント50の底片50a上面に取付けられている。つまり、ドアラッチ18はリヤドア3に対してドアラッチレインフォースメント50を介して取付けられたものであり、かつ上述のドアラッチレインフォースメント50は下端ブラケット55を介して縦インパクトバー48に接合されると共に、バーチカルレインフォースメント46に直接接合されている。
【0077】
なお、以上の説明においては主として右側のフロントドア2およびリヤドア3の構造について述べたが、左側のフロントドア2およびリヤドア3は右側のそれと対称に構成されている。また図中、Fは車両前方を示し、Rは車両後方を示し、INは車両内方を示し、OUTは車両外方を示すものである。さらに図15において83はサイドシル34側に設けられて、リヤドア3との間のシールを行なうシール部材である。
【0078】
このように図1〜図20で示した実施例の車両のサイドドアのラッチ取付け構造は、車両側部の連続した開口(ドア開口部15参照)を、前部が車体にヒンジ4を介して開閉可能に枢着されたフロントドア2と、後部が車体にヒンジ5を介して開閉可能に枢着されたリヤドア3とによって開閉可能に覆った車両のサイドドアにおいて、上記リヤドア3の下部には該リヤドア3の閉時に車体側に設けられたストライカ20とロックするドアラッチ18が設けられ、上記リヤドア3はヒンジ軸βが正面視で車室内側に傾斜して設定され(図14参照)、上記ドアラッチ18はリヤドア3の傾斜に対応して傾斜して配設されたものである。
【0079】
この構成によれば、リヤドア3にはそのヒンジ軸βが正面視で車室内側に傾斜して設定されたので、観音開き構造のドアにおいてフロントドア2とリヤドア3の適当な開閉軌跡αを設定することができ、リヤドア3の開閉時にリヤドア3とフロントドア2との干渉を防止することができるのは勿論、リヤドア3の下部のドアラッチ18は該リヤドア3の傾斜(詳しくはヒンジ軸βの傾斜)に対応すべく傾斜して配設されているので、リヤドア3閉時にドアラッチ18のストライカ20に対する確実な作動を確保することができ、またはリヤドア3の耐久性(なかんずくドア開閉回数)の向上を図ることができる。
【0080】
また、上記リヤドア3に傾斜して配設されたドアラッチ18に対して車体側のストライカ20におけるアームバー79の係止部79aが直交するように設けられたものである。
この構成によれば、ストライカ20とドアラッチ18との両者によるより一層確実なロック状態を確保することができる。
【0081】
しかも、上記ストライカ20はドアラッチ18の傾斜(外高内低状の傾斜)と反対側の方向に傾斜(外低内高状の傾斜)して取付けられたものである。
この構成によれば、上記傾斜構造によりリヤドア3の閉時の荷重が車体に入力されるので、ドア閉時の荷重に対する耐強度が得られる。
【0082】
さらに、上記リヤドア3のヒンジ軸βは側面視で後方に傾斜して設定されたものである(図2参照)。
この構成によれば、ヒンジ軸βを支点として開閉するリヤドア3において、該リヤドア3の開き始めにおいては重心が上がるので、ドア開荷重が大きくなるが、ある程度リヤドア3が開くと、そのドア開荷重が小さくなり、総じてリヤドア3を開く時に要する荷重をキャンセルすることができ、それでいてラッチ部材としてのドアラッチ18の耐久性と確実なラッチ作動との両立を図ることができる。
【0083】
加えて、上記ドアラッチ18はリヤドア3の底面を形成するドアインナパネル27(特にその底面部27a参照)から所定間隔上方に離間して配設されたものである。
この構成によれば、リヤドア3下部は一般的に水が溜りやすいが、ドアラッチ18をドアインナパネル27の底面部27aから上方に離間させたので、その防錆効果が得られる。
【0084】
また、上記ドアラッチ18はリヤドア3に対してドアラッチレインフォースメント50を介して取付けられたものである。
この構成によれば、ドアラッチレインフォースメント50によりドアラッチ18の支持剛性の向上およびリヤドア3の剛性の向上を図ることができる。
【0085】
さらに、上記リヤドア3には縦方向に延設された縦インパクトバー48が設けられ、該縦インパクトバー48に上記ドアラッチレインフォースメント50が接合されたものである。
この構成によれば、リヤドア3の剛性の向上を図りつつ、縦インパクトバー48により、側突に対する剛性の向上を図ることができる。
【0086】
加えて、上記リヤドア3のドアインナパネル27は軽金属または軽合金で形成され、上記ドアラッチ18は鉄系金属で形成されたものである。
この構成によれば、ドアラッチ18をドアインナパネル27の底面部27aに対して上方へ離間させて配置したので、各要素の材料が異種金属であっても、この異種金属による電食を防止することができる。
【0087】
図21はドアラッチ18の他の実施例を示し、ラッチ本体18aとフランジ部18b,18bとを一体に連結する脚部に対して、ドア開閉軌跡αにほぼ沿う方向で、かつ脚部の内方側へ窪むように補強部としてのビード18d,18dを一体形成したものである。
【0088】
このように構成すると、ラッチ本体18aを外高内低状に傾斜させるために脚部を設けても、上述のビード18d,18dによりドアラッチ18の剛性向上を図ることができる。
【0089】
この実施例においても、その他の構成、作用、効果については先の実施例と同様であるから、図21において前図と同一の部分には同一符号を付して、その詳しい説明を省略する。
【0090】
この発明の構成と、上述の実施例との対応において、
この発明の車両側部の連続した開口は、実施例のセンタピラーレスのドア開口部15に対応し、
以下同様に、
ラッチ部材は、ドアラッチ18に対応し、
ラッチレインフォースメントは、ドアラッチレインフォースメント50に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0091】
【発明の効果】
この発明によれば、リヤドアにはヒンジ軸が正面視で車室内側に傾斜して設定され、ラッチ部材はリヤドアの傾斜に対応して傾斜して配設されることにより、観音開き構造のドアにおいてフロントドアとリヤドアの適当な開閉軌跡を設定することができると共に、ラッチ部材のストライカに対する確実な作動を確保することができ、また、リヤドアの耐久性向上を図ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラッチ取付け構造を備えた車両のサイドドア構造を示す側面図。
【図2】サイドドアを車室内側から見た状態で示す側面図。
【図3】図2のA−A線矢視断面図。
【図4】フロントドアの側面図。
【図5】図4のB−B線矢視断面図。
【図6】フロントドアリヤレインフォースメントの斜視図。
【図7】図6のD−D線矢視断面図。
【図8】図4のC−C線矢視断面図。
【図9】図4のE−E線に沿う要部拡大断面図。
【図10】リヤドアの側面図。
【図11】図10のG−G線矢視断面図。
【図12】図10のH−H線に沿う拡大断面図。
【図13】縦インパクトバーおよびその取付けブラケットの分解斜視図。
【図14】右側のリヤドアの概略正面図。
【図15】ラッチ取付け構造を示す拡大断面図。
【図16】ドアラッチの斜視図。
【図17】図15のJ−J線矢視断面図。
【図18】ドアラッチレインフォースメントの斜視図。
【図19】下端ブラケットの斜視図。
【図20】ラッチレインフォースメントとブラケットを組合わせて示す斜視図。
【図21】ドアラッチの他の実施例を示す斜視図。
【符号の説明】
2…フロントドア
3…リヤドア
4,5…ヒンジ
15…ドア開口部(開口)
18…ドアラッチ(ラッチ機構)
20…ストライカ
27…ドアインナパネル
48…縦インパクトバー
50…ドアラッチレインフォースメント(ラッチレインフォースメント)
79…アームバー
79a…係止部
β…ヒンジ軸

Claims (8)

  1. 車両側部の連続した開口を、前部が車体にヒンジを介して開閉可能に枢着されたフロントドアと、後部が車体にヒンジを介して開閉可能に枢着されたリヤドアとによって開閉可能に覆った車両のサイドドアにおいて、
    上記リヤドアの下部には該リヤドアの閉時に車体側に設けられたストライカとロックするラッチ部材が設けられ、
    上記リヤドアはヒンジ軸が正面視で車室内側に傾斜して設定され、
    上記ラッチ部材はリヤドアの傾斜に対応して傾斜して配設された
    車両のサイドドアのラッチ取付け構造。
  2. 上記リヤドアに傾斜して配設されたラッチ部材に対して車体側のストライカにおけるアームバーの係止部が直交するように設けられた
    請求項1記載の車両のサイドドアのラッチ取付け構造。
  3. 上記ストライカはラッチ部材の傾斜と反対側の方向に傾斜して取付けられた
    請求項1または2記載の車両のサイドドアのラッチ取付け構造。
  4. 上記リヤドアのヒンジ軸は側面視で後方に傾斜して設定された
    請求項1〜3の何れか1に記載の車両のサイドドアのラッチ取付け構造。
  5. 上記ラッチ部材はリヤドアの底面を形成するインナパネルから所定間隔上方に離間して配設された
    請求項1〜4の何れか1に記載の車両のサイドドアのラッチ取付け構造。
  6. 上記ラッチ部材はリヤドアに対してラッチレインフォースメントを介して取付けられた
    請求項1〜5の何れか1に記載の車両のサイドドアのラッチ取付け構造。
  7. 上記リヤドアには縦方向に延設された縦インパクトバーが設けられ、
    該縦インパクトバーに上記ラッチレインフォースメントが接合された
    請求項6記載の車両のサイドドアのラッチ取付け構造。
  8. 上記リヤドアのインナパネルは軽金属または軽合金で形成され、
    上記ラッチ部材は鉄系金属で形成された
    請求項1〜7の何れか1に記載の車両のサイドドアのラッチ取付け構造。
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