JP7415375B2 - 車両の側部構造 - Google Patents
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Description
車両側突時には、係合ピン受け部材側から車体側の係合ピンに対して大きい側突荷重が作用するが、係合ピンの一部に集中して大荷重が作用することは回避したい、という要請がある。
しかしながら、該特許文献1に開示された従来構造においては、側突時に係合ピンの一部に対して大荷重が集中して作用するので、この点において改善の余地があった。
仮に、係合ピンに対して補強部材や下壁部が先に当ると、係合ピンは係合ピン受け部材の係止孔部に対して、深い位置まで進入することがなく、係合ピンの係止が不安定となる。
上記構成によれば、位置決め部は、係合ピン受け部材の係合ピン受け部よりも車幅方向の外側に位置するので、側突時における係合ピンの係止を安定して行なうことができる。
上記構成によれば、係合ピン受け部材とラッチユニットとが取付けられた上記取付けプレートの前後方向後側を、上述のビード部にて位置決めすることができると共に、当該ビード部により補強部材の剛性向上をも図ることができる。
この発明による車両の側部構造は、ボディ側にセンタピラーが存在しない車両の側部構造であって、フロントドアと、前部にドア側のセンタピラーが内蔵されたリヤドアと、上記センタピラー内側に位置するサイドシル部から上方に向けて立設される係合ピンと、上記リヤドアの下壁部に設けられて側突時に上記係合ピンを進入させるための係止孔部と、上記下壁部から上方に間隔を隔てて配設される係合ピン受け部材と、上記リヤドア内部に接続され、上記下壁部と上記係合ピン受け部材との間に、これら両者に対して上下方向に間隔を隔てて配設される補強部材と、を備え、上記係合ピンの上下方向に対して、上記係合ピン受け部材を係合ピンの上端部に位置させ、上記下壁部を係合ピンの下端部に位置させ、上記補強部材を係合ピンの中間部に位置させ、上記係合ピンは上端に径拡大部を備え、上記係合ピン受け部材を上記補強部材および上記下壁部に比較して係合ピンに対して最も隣接させ、上記係合ピン受け部材の前後方向に隣接してラッチユニットが配設され、上記係合ピン受け部材と上記ラッチユニットとの両者が共通の取付けプレートを介してドアインナパネルに取付けられたものである。
図面は車両の側部構造を示し、図1はドアアウタパネルを取外して当該車両の側部構造を車幅方向外側から見た状態で示す側面図、図2は図1の要部拡大側面図、図3は図2のA-A線矢視断面図である。
また、上述の各部、すなわち、ヒンジピラー部1,2、サイドシル部3、フロントピラー部4、ルーフサイドレール部5で囲繞されたドア開口部7(図2参照)が形成されている。
上述のサイドシル部3は、前後の各ヒンジピラー部1,2の下部を連結する車体剛性部材であり、該サイドシル部3は、サイドシルアウタ3Aとサイドシルインナ3Bとサイドシルレイン3Cとを接合して、車両前後方向に延びるサイドシル閉断面3Dを備えている(図5参照)。
図2で示したドア開口部7には、図1、図2に示すように、観音開き構造のフロントドア10と、リヤドア30とが設けられている。
この観音開き構造のフロントドア10と、リヤドア30とは、図3に示すように、リヤドア30に対してフロントドア10が優先して開放されるように構成している。
同様に、フロントドア10の前辺部10Aにおいて、上下一対のヒンジブラケット8,8のうちの下側のヒンジブラケット8と対応するドアインナパネル12には、下部ヒンジレインフォースメント15を設けている。
また、図1に示すように、ベルトライン部BLに沿って前後方向に延びるベルトラインレインフォースメント19を設けている。
このベルトラインレインフォースメント19の車幅方向内側で、かつ、ドアアウタパネル11に設けられるドアミラー(図示せず)と対応する位置にはドアミラーの取付けを兼ねるブラケット20を設けている。
該スティフナ23は、スポンジ部材やウレタン部材を介してドアアウタパネル11に当接されており、このスティフナ23によりドアアウタパネル11の張り剛性を確保するよう構成している。
つぎに、図1、図2、図3を参照してリヤドア30の構造について説明する。
図1に示すように、リヤドア30の前後方向の長さは、フロントドア10の前後方向の長さに対して短く形成されている。
図2、図3に示すように、リヤドア30の前部には、その前端が前辺部30Aに沿うようにドア側のセンタピラー35(バーチカルレインフォースメントと同意)が内蔵されている。このセンタピラー35は、窓枠部30Sの前側上端部から下辺部30Bまで上下方向に延びるピラー部材である。
図3に示すように、センタピラー35の前後の各接合フランジ部35a,35eは前後方向に延びており、これらの各接合フランジ部35a,35eはドアインナパネル32に接合固定されている。
また、上述の補強部材40は後辺部40bの下端から下方に延出された下方延出部40eを備えている。上述の各要素40a~40eを一体形成することで、補強部材40が構成されている。
また、図2、図3に示すように、センタピラー35の後壁部35dから当該センタピラー35の外壁部35cに対してドアアウタパネル31側に突出する荷重伝達部材としてのガセット部材41を備えている。
図2に示すように、該センタピラー35における外壁部35cの下部寄りに上述の開口部36が設けられており、この開口部36を、車両側突時に折れを誘起する折れ誘起部に設定している。
この位置決め部51Aの先端(つまり下端)は、補強部材50の主面部50aと下壁部32eとの上下方向中間の位置まで下方に延びている。該位置決め部51Aはラッチユニット60の車幅方向の位置決めを行なうものである。
この発明の係合ピン48上端の径拡大部は、実施例の頭部48bに対応し、
以下同様に、
係合ピン受け部材70の係止孔部は、係合ピン挿入孔部70cの孔縁に対応し、
係合ピン受け部材70による係合ピン受け部は、係合ピン挿入孔部70cの車幅方向外端70dに対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
10…フロントドア
30…リヤドア
32…ドアインナパネル
32e…下壁部
32k…係止孔部
35…センタピラー
48…係合ピン
48b…頭部(径拡大部)
50…補強部材
50B…第2の位置決め部
50D…ビード部
51…取付けプレート
51A…位置決め部
60…ラッチユニット
70…係合ピン受け部材
70d…車幅方向外端(係合ピン受け部)
Claims (5)
- ボディ側にセンタピラーが存在しない車両の側部構造であって、
フロントドアと、
前部にドア側のセンタピラーが内蔵されたリヤドアと、
上記センタピラー内側に位置するサイドシル部から上方に向けて立設される係合ピンと、
上記リヤドアの下壁部に設けられて側突時に上記係合ピンを進入させるための係止孔部と、
上記下壁部から上方に間隔を隔てて配設される係合ピン受け部材と、
上記下壁部と上記係合ピン受け部材との間に、これら両者に対して上下方向に間隔を隔てて配設される補強部材と、を備え、
上記係合ピンの上下方向に対して、上記係合ピン受け部材を係合ピンの上端部に位置させ、上記下壁部を係合ピンの下端部に位置させ、上記補強部材を係合ピンの中間部に位置させ、
上記係合ピンは上端に径拡大部を備え、
上記係合ピン受け部材を上記補強部材および上記下壁部に比較して係合ピンに対して最も隣接させ、
上記係合ピン受け部材の前後方向に隣接してラッチユニットが配設され、
上記係合ピン受け部材と上記ラッチユニットとの両者が共通の取付けプレートを介してドアインナパネルに取付けられており、
上記取付けプレートには、係合ピン受け部材による係合ピン受け部と対応する位置から下方に向けて延び、その先端が上記補強部材と上記下壁部との上下方向中間の位置まで延びる上記ラッチユニットの車幅方向の位置決め部が備えられた
車両の側部構造。 - 上記位置決め部を上記係合ピン受け部材の係合ピン受け部に対して車幅方向外側に位置させた
請求項1に記載の車両の側部構造。 - 上記補強部材には、上記ラッチユニットを隔てて係合ピン受け部材と反対側の端部に上方に向けて延びてラッチユニットの車両前後方向に対する第2の位置決め部が形成された
請求項1または2に記載の車両の側部構造。 - 上記補強部材には、上記係合ピン受け部材を隔ててラッチユニットと反対側の部位に上方に膨出して上記取付けプレートの車両前後方向に対する位置決め用のビード部が形成された
請求項3に記載の車両の側部構造。 - ボディ側にセンタピラーが存在しない車両の側部構造であって、
フロントドアと、
前部にドア側のセンタピラーが内蔵されたリヤドアと、
上記センタピラー内側に位置するサイドシル部から上方に向けて立設される係合ピンと、
上記リヤドアの下壁部に設けられて側突時に上記係合ピンを進入させるための係止孔部と、
上記下壁部から上方に間隔を隔てて配設される係合ピン受け部材と、
上記リヤドア内部に接続され、上記下壁部と上記係合ピン受け部材との間に、これら両者に対して上下方向に間隔を隔てて配設される補強部材と、を備え、
上記係合ピンの上下方向に対して、上記係合ピン受け部材を係合ピンの上端部に位置させ、上記下壁部を係合ピンの下端部に位置させ、上記補強部材を係合ピンの中間部に位置させ、
上記係合ピンは上端に径拡大部を備え、
上記係合ピン受け部材を上記補強部材および上記下壁部に比較して係合ピンに対して最も隣接させ、
上記係合ピン受け部材の前後方向に隣接してラッチユニットが配設され、
上記係合ピン受け部材と上記ラッチユニットとの両者が共通の取付けプレートを介してドアインナパネルに取付けられた
車両の側部構造。
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