JP3398097B2 - 鉄道車両の前頭連結構造 - Google Patents

鉄道車両の前頭連結構造

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    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄道車両における前頭
(運転室部)の車両台枠に対する結合強化構造に関する
ものであり、簡便な強化構造により前頭(運転室部)の
車両台枠に対する結合強度を衝突荷重にも耐えられる程
度に強化して衝突時の客室部の安全性を向上させること
ができるものである。
【0002】
【従来の技術】旅客輸送用の通常の鉄道車両において
は、近年、製造工期の短縮、コスト低減等を目的とし
て、車両台枠及び客室部とは別個に前頭(運転室部)を
製造し、これを車両台枠の先端に載せて車両台枠に固着
する方法が採られている。この工法においては、客室部
2を車両台枠3上で組み上げて製造する一方、前頭(運
転室部)1を客室部2及び車両台枠3とは別個に組み立
て、これを車両台枠3の前部に載せて、ボルト孔4にボ
ルト5を通して前頭1の前頭構体6を車両台枠3に固定
している。この前頭構体6の車両台枠3への連結強度は
静荷重に耐えられるように設計されている。そして前頭
1の前頭構体6と車両台枠先端上面との合わせ面をシー
ル材7でシールして前頭内(運転室内)への雨水の侵入
を防止している。ところで、以上のようにして組み立て
られた鉄道車両においては通常運転には強度上、安全上
特に問題はないが、前頭1に対して後方への強い衝撃力
がかかると、前述のとおり前頭1の車両台枠への結合強
度は静荷重を前提として強度設計されているので、上記
のような衝撃力をうけると連結ボルト5が破断するおそ
れがある。このような事態は回避しなければならない
が、前頭構体と車両台枠前部との連結ボルトによる連結
強度を上記のような衝撃にも十分に耐え得るものにする
とすれば、連結ボルトの数を増やすか、あるいは連結ボ
ルトを太くしなければならず、作業工数の増加などによ
るコスト増が避けられない。したがって、車両台枠の前
部や前頭1の前頭構体の強度に影響を与えないで結合強
度を大幅に向上させられるような、簡便な連結構造の工
夫が望まれる。
【0003】
【解決しようとする課題】本発明は上記問題に対処する
ものであり、簡便で、車両台枠や前頭1の前頭構体の強
度に悪影響を与えないで結合強度を大幅に向上させられ
る連結構造を工夫することをその課題とするものであ
る。
【0004】
【課題解決のために講じた手段】上記課題解決のために
講じた手段は、前頭が車両台枠及び客室部と別体であっ
て、前頭構体を車両台枠に連結ボルトで固着した鉄道車
両を前提として、車両台枠の前部に支え部材を平面視
円弧状に立設し、当該支え部材と同様の半円弧状の配置
当て部材を前頭構体の内側縁に立設し、上記支え部材
に上記当て部材を前方から当接させた状態で、前頭構体
を車両台枠にボルト止めしたことである。
【0005】
【作用】上記解決手段におけるボルト止めによる連結構
造は上記の従来のそれと違いはないが、前頭構体にかか
る前方からの外力は車両台枠の上記支え部材によって受
け止められる。そして支え部材は平面視半円弧状であ
り、当該支え部材と同様の半円弧状の配置で当て部材が
前頭構体の内側縁に立設していて、当該支え部材に前方
から当接しているので、前頭構体にかかる左右方向への
外力も支え部材によって支えられる。
【0006】
【実施態様】解決手段における支え部材と当て部材との
合わせ面をシール材でシールしたこと。
【作用】支え部材は車両台枠の前部に半円弧状に立設さ
れているので、支え部材それ自体が車両台枠と前頭構体
との合わせ面から侵入する雨水に対する水切りとして機
能する。しかし、前面に風圧を受けて走行する鉄道車両
前面部の防水はこの水切り機能だけでは不十分である
が、この水切り機能と、支え部材と当て部材との合わせ
面のシール材によるシールとによって、前頭内部への雨
水の侵入は防止される。また、シール材によるシール手
段は、従来のものとは違って前頭内部にあるので劣化が
少なく、したがって、その耐久性は高い。
【0007】
【実施例】次いで、図2〜図4を参照しつつ実施例を説
明する。車両台枠の前部3aにその内側周縁に沿って支
え部材10を溶接して立設している。この支え部材10
は厚さ5〜10mmの帯板であって、車両台枠の前部3
aの上面からの高さは50〜150mmである。この支
え部材10と車両台枠3の構造材との間にステー11を
介在させて支え部材10を補強している。他方、前頭1
の前頭構体16の後端縁に支え部材10と同じ形状の半
円弧状の当て部材17を溶接して固着し、当該当て部材
17と前頭1の妻柱8等の構造材との間にステー18を
介在させて当て部材17を補強している。この当て部材
17は支え部材10と同様に厚さ5〜10mmの帯板で
あって、この実施例ではその高さも支え部材10と同じ
にしている。当て部材17を支え部材10に当接させた
状態で前頭1は車両台枠3に連結ボルト5によって固着
されるが、当て部材17と支え部材10との当接面をシ
ール材19でシールして当該当接面から前頭1内に雨水
が侵入することを防止している。前方からの外力は支え
部材10の前部10aで受け止め、横方向からの外力は
側部10bで受け止めるので、斜め前方からの外力も支
え部材10によって受け止められる。前頭構体16と車
両台枠3の前部3aとの合わせ面から侵入する雨水に対
する支え部材10による水切り作用とシール材19によ
るシール作用とによって雨水の前頭内への侵入は容易に
防止される。
【0008】以上、支え部材及び当て部材を単一の帯板
で構成する例を述べたが、上記課題解決のためには、支
え部材または当て部材は全体として半円弧状をなすもの
であればよいのであって、必ずしも一枚の帯板で構成さ
れなければならないものではない。したがって、全体と
して半円弧状をなす支え部材、当て部材を、円弧状ある
いは直線状の複数の板材の組み合わせによって構成して
もよい。この場合は、支え部材は水切り機能を奏し得な
いので、シールについては図1(b)に示す従来技術に
おけるシール機構を採用する他はない。また、円弧状あ
るいは直線状の部材の組み合わせにする場合は必ずしも
板材による必要もなく、アングル材などの構造材を使用
することもできる。
【0009】
【発明の効果】以上述べたとおり、本発明は車両台枠の
前部に半円弧状の支え部材を立設し、前頭構体に同様の
半円弧状の当て部材を立設して、両者を当接させて、前
頭にかかる前方からの衝撃力を受け止めさせるものであ
るから、これらによって車両台枠の前部及び前頭構体が
補強されることはあってもその強度が低下されることは
なく、前方からの衝撃力によって連結ボルトが破断され
ることを防止して、前頭が後方にずれて客室部を押し潰
す可能性が軽減される。さらに、上記の支え部材を単一
の帯板で構成するとこれが水切り機能を奏するので、車
両台枠の前部と前頭構体との合わせ面からの雨水の侵入
を防止するための、シール材によるシールは簡便なもの
でよく、したがって、当該シールのためのコストが低減
され、当該シールの耐久性は高いので、そのメンテナン
スコストも低減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は鉄道車両の斜視図であり、(b)は従
来例のE−E断面図である。
【図2】は実施例の車両台枠の斜視図である。
【図3】は実施例の図1のA−A断面図である。
【図4】は図3のB−B断面図である。
【符号の説明】
1:前頭 2:客室部 3:車両台枠 4:ボルト孔 5:連結ボルト 6,16:前頭構体 10:支え部材 11,18:ステー 17:当て部材 19:シール材

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前頭が車両台枠及び客室部と別体であっ
    て、前頭構体を車両台枠に連結ボルトで固着した鉄道車
    両において、 車両台枠の前部に支え部材を平面視半円弧状に立設し、
    当該支え部材と同様の半円弧状の配置で当て部材を前頭
    構体の内側縁に立設し、上記支え部材に上記当て部材を
    前方から当接させた状態で、前頭構体を車両台枠にボル
    ト止めした鉄道車両の前頭連結構造。
  2. 【請求項2】上記支え部材と当て部材との合わせ面をシ
    −ル材でシ−ルした請求項1の鉄道車両の前頭連結構
    造。
  3. 【請求項3】上記支え部材が単一の帯板である請求項1
    または請求項2の鉄道車両の前頭連結構造。
  4. 【請求項4】上記当て部材が単一の帯板である請求項1
    または請求項2の鉄道車両の前頭連結構造。
  5. 【請求項5】上記支え部材または当て部材が円弧状ある
    いは直線状の複数の帯板で構成された請求項1の鉄道車
    両の前頭連結構造。
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