JPH05345440A - 記録用電極 - Google Patents

記録用電極

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JPH05345440A
JPH05345440A JP15522392A JP15522392A JPH05345440A JP H05345440 A JPH05345440 A JP H05345440A JP 15522392 A JP15522392 A JP 15522392A JP 15522392 A JP15522392 A JP 15522392A JP H05345440 A JPH05345440 A JP H05345440A
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JP
Japan
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electrode
electrodes
recording
toner
line
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Application number
JP15522392A
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English (en)
Inventor
Shigeru Kagayama
茂 加賀山
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 安定な振動状態が得られる記録用電極を提供
する。 【構成】 アパチャー電極20は、概ね基板25と、そ
の両面に配置されたライン電極21、データ電極22及
びアパチャー24で構成されている。ライン電極21の
両端には、振動子30が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機やプリンター等
に使用する記録用電極に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、荷電粒子を直接変調して受像体上
に記録する画像記録装置が、提案されている。すなわ
ち、米国特許第3689935号明細書及び図面におい
て開示されているように、トナー供給源と、開口部を有
した記録電極と、対向電極とから構成されている。記録
電極は、絶縁層を介して、基準電極と、多数の制御電極
とから構成され、基準電極と、制御電極とが重なる部分
に開口部が設けられる。トナー供給源から帯電したトナ
ーが記録電極の基準電極に供給され、この記録電極によ
り、トナー流の前記開口部の通過が変調される。そし
て、変調されたトナーは、対向電極の方向に引き寄せら
れて、この対向電極に搬送される支持体に付着し、画像
が形成される。
【0003】この装置に於いては、記録電極の開口部が
トナーによって穴詰まりを起こすという致命的な欠点が
あった。そこで、特願平2−196781号の願書に添
付した明細書及び図面に於いて、励振手段を記録電極に
備えることによって、記録電極を振動させて、開口部に
詰まったトナーをふるい落として記録安定性を飛躍的に
向上させてきた。さらに、記録用電極の振動を安定化す
るために特願平4−14061号の出願にて、露出穴を
設けた弾性体よりなる振動体を絶縁層の一面に接着して
設けることを提案している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに提案された記録用電極に於いて、次のような問題が
発生していた。すなわち、記録電極は、絶縁体のポリイ
ミド上に銅膜にて電極を形成しているのであるが、電極
内に形成した開口部近傍に十分な振動が伝達されていな
かった。そのため、記録に関わる一番重要な開口部付近
の振動エネルギーが、大きすぎたり小さすぎたりしてい
た。前者の場合、開口部近傍に飛翔して来るトナーが、
吹き飛ばされて正常な飛翔が出来なかったり、また後者
に於いては、穴詰まりを発生して、いずれも受像体への
記録を乱していた。
【0005】その原因について、検討を進めたところ、
ポリイミドと銅膜の振動特性が異なることから発生する
励振方法の問題であることが分かった。記録用電極を励
振するためには、基材であるポリイミドフィルムに振動
を与えることが通常行い易い。従ってポリイミドフィル
ムに、振動子にて励振を行ってきたが、基材の振動特性
の差異によって、良好な振動特性が得られなかった。
【0006】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、安定な振動特性が得られる記録
用電極を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の記録用電極は、次のような特徴を有してい
る。記録用電極は、導線と開口部を有していて、荷電粒
子を開口部近傍に形成された電界を用いて直接制御し記
録する画像記録装置に使用される。そして、前記記録用
電極は、少なくとも導線部を励振する機構を設けている
ことを特徴としている。
【0008】
【作用】上記の構成を有する本発明の記録用電極によ
り、開口部近傍の導線部の安定な振動状態が得られる。
その結果、穴詰まりが無く、トナーの飛翔が安定するた
め、良好な記録出力が可能となる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0010】図1は、本発明の記録用電極を適用した画
像記録装置の断面図である。図1に於て、画像記録装置
19は、記録部1と、熱定着部2とから構成される。こ
の画像記録装置19の側部には、挿入口17と、取り出
し口18とが、設けられている。記録部1に於て、前記
挿入口17から入った普通紙などの媒体Pに、画像など
が記録される。そして、熱定着部2に於いて、この媒体
上の画像などが定着される。更に、媒体Pは、ガイド1
5を経由して、取り出し口18へと送られる。
【0011】記録部1は、回転可能なブラシローラ3
と、アパチャー電極20と、対向電極12とから構成さ
れる。前記ブラシローラ3の周囲には、ブラシローラ3
の回転方向に従って、供給ローラ4と、層厚規制部材1
1と、掻き部材10とが、それぞれ、ブラシローラ3
に、接触して設けられる。前記ブラシローラ3は、アー
スに接続されている。また、前記供給ローラ4は、トナ
ーケースKによって、覆われる。そして、このトナーケ
ースKの内部には、トナーTが貯蔵される。
【0012】前記トナーTは、いわゆる粉砕トナーや重
合トナーでよく、材質的にはスチレンアクリル、ポリエ
ステル等の樹脂が使用される。トナーの粒径は、記録解
像度にもよるが、5から10μm程度である。
【0013】前記ブラシローラ3の上方に、記録用電極
たる前記アパチャー電極20が設けられている。ここ
で、図2及び図3を参照してアパチャー電極について説
明する。図2は、本発明のアパチャー電極の詳細斜視図
であり、図3は、そのアパチャー電極を反転した詳細斜
視図である。アパチャー電極20は、ライン電極21の
両端面に振動子30を配置して、用紙幅方向に長くすな
わちライン的に配置されている。
【0014】図2において、振動子30は、PZT等の
圧電体31と、その両面に配置された電極32と、絶縁
層33により構成されていて、ライン電極21の両端部
に密着して固定されている。ライン電極21は、用紙幅
方向に延びている4本の電極であって、前記ブラシロー
ラ3に対向して配置されている。前記振動子の電極32
は、駆動電源33に接続されている。そして、前記圧電
体31に、交流電圧を印加することにより、圧電体31
が振動し、電極表面を通って、ライン電極21に振動が
伝達される。
【0015】前記アパチャー電極20は、基板25上両
面にライン電極21とデータ電極22が配置され、両者
を貫通するアパチャー24が多数設けられている。基板
25は、平板状絶縁体であればよく、通常は厚みが25
から100ミクロン程度のポリイミド等の樹脂材料や、
アルミナやジルコニヤ等のセラミック材料が使用でき
る。基板25上に、印刷法もしくは薄膜形成法などで配
設された厚み数ミクロン以上のライン電極とデータ電極
22が設けられている。アパチャー24は、穴径が60
μmの貫通穴である。
【0016】尚、ラインとデータ電極21、22は、各
々信号ソースS2、S1に接続されている。
【0017】また、このアパチャー電極20を挟んで、
前記ブラシローラ3の反対側に、あるスペースを持って
対向電極12が設けられる。この対向電極12には、負
電圧が電源E2により印加されるようになっている。こ
のスペースを、挿入口17から入って、ガイド15と一
対の補助ローラ16とを経由して送られた媒体Pが、通
過する。この電圧印加によって、前記アパチャー電極2
0のアパチャー24を通過してきたトナーTが、媒体P
に移動吸着される。
【0018】熱定着部2は、熱源を持ったヒートローラ
13と、プレスローラ14とから構成される。そして、
このヒートローラ13と、プレスローラ14とは、媒体
Pがこの間を通過できるように、配置される。
【0019】次に、本実施例の画像記録装置の動作を説
明する。
【0020】挿入口17から挿入された媒体Pは、記録
部1へ搬送される。記録部1に於て、供給ローラ4によ
って、トナーTが、ブラシローラ3に供給される。この
ときトナーTは、供給ローラ4、及び、ブラシローラ3
と接触しつつ、摩擦して、そして、本実施例では、プラ
ス(+)に帯電する。プラス(+)に帯電したトナーT
は、ブラシローラ3に担持される。そして、層厚規制部
材11によって、このブラシローラ3に余分に供給され
たトナーTが、掻き落とされる。この結果、ブラシロー
ラ3上に、均一なトナー層が形成される。
【0021】さらに、アパチャー電極20付近に於て、
掻き部材10によって、ブラシローラ3が掻かれる。そ
して、弾性によって、ブラシがもとに戻るとき、ブラシ
に適量に担持されたトナーTが、跳ね上がる。この結
果、トナーTが、クラウド状になって、アパチャー電極
20に供給される。
【0022】プラス(+)に帯電したトナーTのクラウ
ドは、信号ソースS1、S2により飛翔電界と遮蔽電界
を形成されたアパチャー24内を通過制御される。すな
わち、トナー電荷に対し、電界が順バイアス的に形成さ
れれば、トナーは対向電極12へ飛翔する。逆バイアス
的に電界が構成されれば、トナーは飛翔することはな
い。
【0023】この時アパチャー電極20に設置された振
動子30は励振されている。すなわち、振動子30の電
極32には、図示しない電源から交流電圧が印加されて
いて、圧電体31は振動する。その振動は、圧電体から
絶縁層を経て、ライン電極21に伝達される。この振動
周波数は、20kHzの可聴域以上の超音波領域であれ
ばよい。ライン電極21は、銅膜にて形成されているた
め、進行波である振動は非常に伝達され易く、ポリイミ
ドを励振するよりも、理想的な振動特性が得られる。さ
らに、アパチャー24は、全てライン電極21上に形成
されているため、アパチャー24の穴詰まりを防止する
ことが非常に効果的にできる。すなわち、従来は、穴詰
まりを防止すべきアパチャーのある導線部を、ポリイミ
ド基材を介して間接的に励振していた。そのため、アパ
チャー24近傍に、有効な振動状態が得られていなかっ
た。本実施例によれば、穴詰まりを防止するために最も
効果のある導線部分を励振することにより、良好な振動
状態が得られる。
【0024】飛翔したトナーTは、さらに対向電極12
により形成される電界により、さらに媒体P上に到達す
る。
【0025】その後、媒体Pが熱定着部2へと搬送され
る。そして、この場所で、前記媒体P上の画像が、ヒー
トローラ13とプレスローラ14とによって圧接される
ことにより、定着される。この定着方法は、一般的な方
法であるため、詳細な説明は省略する。そして、最後
に、画像形成された媒体Pが、ガイド15を経由して、
取り出し口18へと搬送されて、取り出される。
【0026】本発明は上述した実施例に拘ることなく、
その趣旨を逸脱しない範囲で変更は可能である。本実施
例では、ライン電極側を励振したが、データ電極側でも
よい。また、本実施例では、振動子をライン電極形状に
合わせて分割したが、電極導線部を励振させられるので
あれば、一体形の振動子でも構わない。
【0027】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の記録用電極により、開口部近傍の導線部の安定な
振動状態が得られる。その結果、穴詰まりが無く、トナ
ーの飛翔が安定するため、良好な記録出力が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した画像記録装置の断面図であ
る。
【図2】本発明の記録用電極のライン電極面の詳細斜視
図である。
【図3】本発明の記録用電極のデータ電極面の詳細斜視
図である。
【符号の説明】
20 アパチャー電極 21 ライン電極 22 データ電極 24 アパチャー 25 基板 30 振動子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導線と開口部を有した記録用電極によ
    り、荷電粒子を開口部近傍に形成された電界を用いて直
    接制御し記録する画像記録装置に使用される記録用電極
    に於て、 前記記録用電極は、少なくとも導線部を励振する機構を
    設けていることを特徴とする記録用電極。
JP15522392A 1992-06-15 1992-06-15 記録用電極 Pending JPH05345440A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15522392A JPH05345440A (ja) 1992-06-15 1992-06-15 記録用電極

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15522392A JPH05345440A (ja) 1992-06-15 1992-06-15 記録用電極

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Publication Number Publication Date
JPH05345440A true JPH05345440A (ja) 1993-12-27

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ID=15601221

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JP15522392A Pending JPH05345440A (ja) 1992-06-15 1992-06-15 記録用電極

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