JPH05343980A - 高速レベルシフト回路 - Google Patents

高速レベルシフト回路

Info

Publication number
JPH05343980A
JPH05343980A JP4152379A JP15237992A JPH05343980A JP H05343980 A JPH05343980 A JP H05343980A JP 4152379 A JP4152379 A JP 4152379A JP 15237992 A JP15237992 A JP 15237992A JP H05343980 A JPH05343980 A JP H05343980A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
mosfet
signal
terminal
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4152379A
Other languages
English (en)
Inventor
Masami Hashimoto
正美 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP4152379A priority Critical patent/JPH05343980A/ja
Publication of JPH05343980A publication Critical patent/JPH05343980A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulation Of Pulses (AREA)
  • Logic Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】絶縁ゲート電界効果型トランジスタを用い、か
つ複数の電源系を持つ集積回路において、異なった電源
系の信号をやりとりするレベルシフト回路において、低
消費電流で応答性の高いレベルシフト回路を提供する。 【構成】立ち下がりは速いが、立ち上がりは遅いという
特徴を持った従来の基本のレベルシフト回路と、該レベ
ルシフト回路の立ち上がり時の加速用に並列付加した2
個のMOSFETと、信号の立ち下がりを捉え、パルス
を発生する信号変化検出パルス発生回路からなり、一方
の出力信号の立ち下がりを検知し、他方の出力信号の立
ち上がりを加速するように一瞬、パルスを発生し、前記
加速用MOSFETを動作させる。 【効果】低消費電流でありながら、立ち下がりも立ち上
がりも応答の速く、かつ広い電圧変換範囲の高速レベル
シフト回路が提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は絶縁ゲート電界効果型ト
ランジスタ(以下MOSFETと略す)を用い、かつ複
数の電源系を持つ集積回路において、異なった電源系の
信号をやりとりするレベルシフト回路を高速に動作させ
る技術に関するものである。
【0002】
【従来の技術】集積回路においては、例えば液晶を用い
た表示回路を駆動するときには昇圧回路を用いて高い電
圧を作る場合があり、また低消費電流の回路を得る為に
低い電圧の定電圧回路を用いる場合等があって集積回路
内部において異なった電圧で動作している回路が混在し
ていることが多々ある。そしてそれらの回路は互いに信
号が往き来していることが一般的であるが、低い電圧系
の回路の信号で高い電圧系の回路を動かす場合にはそれ
らを結合する回路が必要となる。そしてこの回路をレベ
ルシフト回路と呼ぶ。レベルシフト回路において主な問
題の特性は消費電流と高速応答特性であり、その観点か
らレベルシフト回路は次第に改良されてきた。図7〜図
9は従来のレベルシフト回路の例であり、古い順に並べ
てある。つまり順に改良の歴史でもある。図7は西独国
特許公開2154877(DE、A)の回路であり、図
8は日本国特許公開昭57−78227の回路であり、
図9は日本国特許公告昭57−59690の回路であ
る。以上の図7〜図9の従来のレベルシフト回路を特に
用いない場合の問題を図6で簡単に説明する。
【0003】図6において601、603はP型MOS
FETであり、602、604はN型MOSFETであ
る。N型MOSFET602、604のソース電極は0
電位である負極に接続されている。P型MOSFET6
01のソース電極は電位E1である第1の正極に接続さ
れている。P型MOSFET603のソース電極は電位
E2である第2の正極に接続されている。ここでE1<E
2とする。入力信号605はMOSFET601、60
2からなる反転回路を駆動して反転入力信号606とな
り、MOSFET603、604からなる反転回路のゲ
ートに入力する。さて以上の回路で出力端子607は0
〜E2の間の電位をとるが、出力端子607の電位を0
にする場合にはMOSFET604をオン(ON)し
て、MOSFET603をオフ(OFF)するので反転
入力信号606の電位は高い方が良いが、反転入力信号
606の電位は0〜E1の間にしかとれないので反転入
力信号606の電位をE1とした場合でもMOSFET
603のスレッショルド電圧をVTHとすれば E2−E1>VTH の関係が成りたつとMOSFET603はオフしない。
したがって出力端子607の電位は必ずしも0電位には
ならないと同時に、MOSFET603、604を通し
て電位E2の第2の正極から電位0の負極への貫通電流
が流れつづけてしまう。つまり正常な動作が必ずしも保
障できないとともに低消費電流をも特徴とする相補型M
OS集積回路の長所を大きく損なってしまう。
【0004】レベルシフト回路は以上の様な問題点を除
く為に登場した回路であって図7の回路がP型MOSF
ET及びN型MOSFETを用いたいわゆる相補型回路
のレベルシフト回路としては最も基本的な回路である。
【0005】図7においては70、72、74はP型M
OSFETであり、71、73、75はN型MOSFE
Tである。N型MOSFET71、73、75のソース
電極は0電位である負極に接続されている。P型MOS
FET70のソース電極は電位E1である第1の正極に
接続されている。P型MOSFET72、74のソース
電極は電位E2である第2の正極に接続されている。ま
た端子76より信号は入力し、信号77は信号76を反
転した信号である。ここで信号76及び信号77は0〜
E1の間の電位で動作する。信号79はレベルシフト回
路としての出力信号であり、信号78は信号79の反転
した関係にある信号である。ここで信号79及び信号7
8は0〜E2の間の電位で動作する。さて信号76がL
ow(以下負と略す)の信号である0電位の時、信号7
7はE1電位、信号79は0電位、信号78はE2電位で
あり、MOSFET70、72、75はオンしており、
MOSFET71、73、74はオフしている。ここで
信号76がHigh(以下正と略す)の信号であるE1
電位をとるとMOSFET73はオンして信号78は0
電位に向う、とともに信号77はMOSFET70、7
1からなる反転回路を経由するので0電位となってMO
SFET75をオフさせる。MOSFET75はオフし
MOSFEET73はオンするのでMOSFET72は
オフの方向へ、MOSFET74はオンの方向へ向う
が、それによって信号79はE2電位の方向へ、信号7
8は0電位に向うのでMOSFET72は更にオフの方
向へ、MOSFET74はオンの方向へと加速され、つ
いに信号76がE1電位で、信号77は0電位、信号7
9はE2電位、信号78は0電位であって、MOSFE
T70、72、75はオフ、MOSFET71、73、
74はオンの状態に落ちつく。
【0006】次に信号76が再び0電位に変るとMOS
FET73はオフし、信号77はE1電位となってMO
SFET75をオンさせる。MOSFET75はオンす
るので信号79は0電位に向かう。MOSFET73は
オフし、MOSFET75はオンするのでMOSFET
72はオンの方向へ、MOSFET74はオフの方向へ
向うが、それによって信号79は0電位の方向へ、信号
78はE2電位に向かうのでMOSFET72は更にオ
ンの方向へ、MOSFET74はオフの方向へと加速さ
れ、ついに信号76が0電位、信号77はE1電位、信
号79は0電位、信号78はE2電位であってMOSF
ET70、72、75はオン、MOSFET71、7
3、74はオフの状態に落ちつく。
【0007】以上の回路動作が良好に行なわれるのはソ
ース電位が0のN型MOSFET71、73、75が0
〜E1の電位でゲートを制御され、ソース電位がE1電位
のP型MOSFET70が0〜E1の電位でゲートを制
御され、ソース電位がE2電位のP型MOSFET7
2、74が0〜E2の電位でゲートを制御されるからで
ある。殊に図7の回路が図6の回路に比較して正常に動
作する理由はMOSFET72、74のゲート電位が0
〜E2で制御される回路構成になった為である。つまり
すべてのMOSFETが完全にオン、オフするのに必要
なゲート電位が供給されるからである。
【0008】図8の回路は図7の回路を若干、改良した
ものである。図8においてMOSFET80〜85まで
は図7のMOSFET70〜75までの構成と同じで、
かつ順にそれぞれ対応しており、図8の回路が図7の回
路と異なるのは抵抗810がMOSFET82と83の
間に、抵抗811がMOSFET84と85の間にそれ
ぞれ付加されたことである。抵抗810及び811を加
えた理由は信号が変わり、状態が遷移する途中で流れる
貫通電流を減少させるのが主な目的である。
【0009】図9の回路は図8の回路を更に改良したも
のである。図9においてMOSFET90〜95までは
図8のMOSFET80〜85までの構成と同じで、か
つ順にそれぞれ対応している。図9の回路が図8の回路
と異なるのは図8の回路における抵抗810及び811
を図9の回路においてはP型MOSFET910及び9
11にそれぞれ置き換えたことにある。なおMOSFE
T910のゲート電極は入力信号96に接続され、MO
SFET911のゲート電極は反転入力信号97に接続
されている。図8の回路における抵抗810、811は
貫通電流を制限はするものの出力信号89やその反転出
力信号88がE2電位になるときはかえって遅くするこ
ともある。図9の回路においては抵抗の代わりにMOS
FETであるので貫通電流を制限する場合にはオフに近
い高抵抗となり、電位E2を出力信号99、あるいは反
転出力信号98に流しこむ場合にはオンして低抵抗にな
るという様に使い分けられており、貫通電流を制限する
とともに応答性が速くなっている。
【0010】以上が従来のレベルシフト回路の例であ
り、かつ順に改良の歴史でもあった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】さて、前述した従来の
回路においてはより高速の応答性を得ることと消費電流
の増加を抑えることの両立を図ることが難しいという問
題点がある。例えば図7の従来の回路例で説明すると、
図7においてP型MOSFET72と74のコンダクタ
ンス定数βをβP、スレッショルド電圧をVTPとし、ま
たN型MOSFET73と75のβをβN、スレッショ
ルド電圧をVTNをすれば入力信号76が正となってE1
となり出力信号端子78が負の0電位となる為には、信
号切り替え時においてN型MOSFET73の駆動能力
がP型MOSFET72の駆動能力を上まわる必要があ
る。したがって簡単化の為P型MOSFET72とN型
MOSFET73が共に飽和領域で動作するとすれば
【0012】
【数1】
【0013】の関係が必要となり
【0014】
【数2】
【0015】の関係式が得られる。例えばE1=1.5
V、E2=3V、VTP=VTN=0.5Vの場合では
【0016】
【数3】
【0017】が得られる。実際には更に余裕設計を必要
とするのでもっと小さい値となる。この関係は対称性の
為、P型MOSFET74とN型MOSFET75の関
係においても同様であり、寄生静電容量が同一の値であ
るのでMOSFETの駆動能力で応答性が決まり、出力
端子79から見た応答性はN型MOSFET75がオン
する場合とP型MOSFET74がオンする場合では応
答性において非常に差がでる。つまり立ち下がりは速
く、立ち上がりは非常に遅い。このとき立ち上がりを速
くする為にP型MOSFETの能力を高くすれば同時に
N型MOSFETの能力も高くする必要があり、この信
号の切り替る際の短絡電流が膨大になって消費電流が増
大するという課題があった。これは同じく従来の回路で
ある図9の場合には条件が少し緩和されるがE1の電圧
でE2のソース電位を持つP型MOSFETをオフする
ことは出来ないので本質的には同じ課題を有している。
この様に応答速度を決める要因としては前記の寄生静電
容量やMOSFETの駆動能力等があるがレベルシフト
回路全体としてみた場合の最大の障害はP型側とN型側
のMOSFETの不均衡にある。また前述した課題につ
いてはサブミクロンの時代を迎え、100MHz以上の
周波数に対応する必要性と、大規模ゲ−トにともないレ
ベル変換を要する信号の本数が増大し、消費電力による
発熱が大きな問題となる中で従来の回路の中ではもっと
も良いと考えられる図9の回路でも対応できない状況と
なっている。
【0018】そこで本発明は前述した問題点を解決する
もので、その目的とするところは消費電流を増大させる
ことなく、より高い応答性のレベルシフト回路を提供す
ることにある。
【0019】また同じ応答性ならばより低い消費電流で
すむレベルシフト回路を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の高速レベルシフ
ト回路はa)第1の極性の第1の電位E1と第1の極性
の第2の電位E2と、第2の極性の基準電位0とを電源
として有する半導体集積回路において、b)基準電位0
と電位E1との間で動作する入力信号端子と、基準電位
0と電位E1との間で動作する前記入力信号端子の反転
信号を作る反転回路と、ソース電極がE2の電源端子に
接続される第1の導電型の第1の絶縁ゲート電界効果型
トランジスタ(以下MOSFETと略す)と第1の導電
型の第2のMOSFETと、ソース電極が基準電位0の
電源端子に接続される第2の導電型の第3のMOSFE
Tと第2の導電型の第4のMOSFETとを少なくとも
有し、第1のMOSFETと第3のMOSFETのそれ
ぞれのドレイン電極は互いに接続され、かつ第2のMO
SFETのゲート電極に接続され、かつ該接続点が第2
の出力信号端子となっており、第2のMOSFETと第
4のMOSFETのそれぞれのドレイン電極は互いに接
続され、かつ第1のMOSFETのゲート電極に接続さ
れ、かつ該接続点が第1の出力信号端子となっており、
前記0とE1との間で動作する入力信号端子が第3のM
OSFETのゲート電極に接続され、前記0とE1との
間で動作する反転回路の出力端子が第4のMOSFET
のゲート電極に接続されたことからなる基本レベルシフ
ト回路と、c)ソース電極がE2の電源端子に、ドレイ
ン電極が前記基本レベルシフト回路の第2出力信号端子
に接続されている第1の導電型の第5のMOSFET
と、ソース電極がE2の電源端子に、ドレイン電極が前
記基本レベルシフト回路の第1出力信号端子に接続され
ている第1の導電型の第6のMOSFETと、d)前記
基本レベルシフト回路の第1、第2出力信号端子の変化
を検出し、パルス信号を前記第6のMOSFETと第5
のMOSFETのゲ−ト電極にそれぞれ供給する信号変
化検出パルス発生回路から構成されたことを特徴とす
る。
【0021】
【作用】本発明の上記の構成によれば前記基本レベルシ
フト回路の第1出力信号端子と第2出力信号端子は共に
出力信号の立ち下がりが速く、立ち上がりが遅いが、各
出力信号端子の立ち下がりを信号変化検出パルス発生回
路で検出し、そのパルスで加速の為に反対側の対に並列
に付加した第5もしくは第6のP型MOSFETをオン
させるので立ち上がりが加速され、レベルシフト回路全
体としての応答性が立ち下がりも立ち上がりも高速とな
る。なお、このとき第5、もしくは第6のMOSFET
は信号変化の際のパルスが発生している間だけオンして
いるのみで、信号変化後、パルスが消えるとともにオフ
してしまうので次の信号の変化の際の障害とならず、ま
た貫通電流もしくは消費電流の増大をもたらさない。
【0022】
【実施例】図1は本発明の第1の実施例を示す回路図で
ある。図1において破線101で囲まれた回路がレベル
シフト回路であり、破線102で囲まれた回路が高速信
号選択回路である。また一点鎖線103を境にして左側
が正極の電源電位E1を電源とするE1系の回路であり、
右側が正極の電源電位E2を電源とするE2系の回路であ
る。但し、E1<E2の関係がある。破線101の中にお
いて105、106はP型MOSFET、107、10
8はN型MOSFETである。P型MOSFET105
と106のソース電極は正極の電位E2の電源端子に接
続され、N型MOSFET107と108のソース電極
は負極の電位0の電源端子に接続されている。P型MO
SFET105とN型MOSFET107のそれぞれの
ドレイン電極は互いに接続され、かつレベルシフト回路
101としての第2の出力信号端子111となってい
る。P型MOSFET106とN型MOSFET108
のそれぞれのドレイン電極は互いに接続され、かつレベ
ルシフト回路101としての第1の出力信号端子110
となっている。P型MOSFET105のゲート電極は
第1の出力信号端子110に接続され、P型MOSFE
T106のゲート電極は第2の出力信号端子111に接
続されている。N型MOSFET107のゲート電極は
レベルシフト回路101としての入力信号端子109に
接続され、N型MOSFET108のゲート電極は入力
信号端子109の反転信号を作る反転回路(以下インバ
ータ回路と称す)104の出力が接続されている。なお
入力信号端子109の信号、及びインバータ回路104
は0〜E1の電源間で動作する。以上の基本レベルシフ
ト回路101の構成は従来回路で説明した図7の回路と
全く同じであり、したがって動作も同じである。信号変
化検出パルス発生回路を示す破線102の中の回路は0
〜E2の電源間で動作する。さて破線102の中におい
て116、117、118、119、120、121、
122、123はインバータ回路であり、114、11
5はノア回路(NOR回路)である。第1出力端子11
0はノア回路114の第1ゲ−トに接続されるとともに
インバータ回路118のゲ−トに接続されている。イン
バータ回路118の出力はインバータ回路119のゲ−
トに接続され、インバータ回路119の出力はインバー
タ回路120のゲ−トに接続され、インバータ回路12
0の出力はノア回路114の第2ゲ−トに接続されてい
る。ノア回路114の出力はインバータ回路116のゲ
−トに接続され、インバータ回路116の出力は信号変
化検出パルス発生回路102としての第1パルス出力端
子124となっている。また第2出力信号端子111は
ノア回路115の第1ゲ−トに接続されているとともに
インバータ回路121のゲ−トに接続されている。イン
バータ回路121の出力はインバータ回路122のゲ−
トに接続され、インバータ回路122の出力はインバー
タ回路123のゲ−トに接続され、インバータ回路12
3の出力はノア回路115の第2ゲ−トに接続されてい
る。ノア回路115の出力はインバータ回路117のゲ
−トに接続され、インバータ回路117の出力は信号変
化検出パルス発生回路102としての第2パルス出力端
子125となっている。P型MOSFET112及び1
13のそれぞれのソース電極はE2の電源端子に接続さ
れ、それぞれのドレイン電極は第2出力信号端子11
1、第1出力信号端子110にそれぞれ接続されてい
る。またP型MOSFET112及び113のそれぞれ
のゲ−ト電極は信号変化検出パルス発生回路102の第
1パルス出力端子124、第2パルス出力端子125に
それぞれ接続されている。
【0023】さて、次に図1の回路の動作を説明する。
図1の回路動作をわかりやすくする為に、まず図1にお
いてP型MOSFET112と113を取り除いた場合
のタイミングチャートを図2(A)に示し、次に本発明
の通りにP型MOSFET112と113を付け加えた
図1の回路の場合のタイミングチャートを図2(B)に
示す。
【0024】図2(A)はP型MOSFET112、1
13を取り除いており、このとき基本レベルシフト回路
101は図7と基本的に同じ構成をとっているので入力
信号端子109に図2(A)の(109)に示すクロッ
ク信号が入ると第1出力信号端子110と第2出力信号
端子111は図2(A)のそれぞれ(110)、(11
1)に示すごとく動作する。なお図2(A)において
(109)のみが0〜E1の電源範囲で(110)〜
(125)はすべて0〜E2の電源範囲で動作する。図
2(A)の(110)、(111)の信号波形において
共に立ち下がり波形は鋭いが、立ち上がり波形は鈍り、
かつ(109)に示すクロック波形の変化から比較的大
きな遅延を持っている。これは図7の回路動作でも説明
したように正常な回路動作を行なう為に、P型MOSF
ET105、106はN型MOSFET107、108
に比較して駆動能力を弱く設定しているからである。さ
て信号変化検出パルス発生回路を示す破線102の中の
インバータ回路118、119、120を直列に接続し
た回路は遅延時間を確保する為の遅延回路の役目をして
おり、図2(A)の(120出力)の波形が示す如く
(110)の波形を整形し、かつ反転し、かつ若干の遅
延を持った信号波形となる。ノア回路114は(11
0)と(120)の波形のノア論理をとることにより
(114出力)の信号波形となる。この波形(114出
力)は第1出力信号端子110の立ち下がり時において
一定のパルス幅を持った信号となっている。またインバ
ータ回路116はノア回路114の出力を反転して第1
パルス出力端子124から図2(A)の(124)に示
す信号波形となっている。インバータ回路121、12
2、123とノア回路115及びインバータ回路117
も前述したインバータ回路118、119、120とノ
ア回路114及びインバータ回路116とそれぞれ同様
の役目をしており、第2出力信号端子111の立ち下が
りを捉えて第2パルス出力端子125から図2(A)の
(125)に示す信号波形を作り出している。なお図2
(A)の(123出力)がインバータ回路123の出力
波形、(115出力)がノア回路115の出力波形を示
している。次にP型MOSFET112、113を図1
に示す様に構成した場合の回路動作波形を図2(B)に
示す。P型MOSFET112、113のコンダクタン
ス定数βP2はP型MOSFET105、106のコンダ
クタンス定数βP1より大きく設計されている。したがっ
て例えば出力信号端子110が鋭く立ち下がると、第1
パルス出力端子124からパルス信号が発生し、P型M
OSFET112がオンし、かつβが大きく駆動能力が
高い為、第2出力信号端子111は鋭く立ち上がる。同
様に第2出力信号端子111が鋭く立ち下がると第2パ
ルス出力端子125からパルス信号が発生し、P型MO
SFET113がオンし、第1出力信号端子110が鋭
く立ち上がる。つまりP型MOSFET112、113
を付加したことにより図2(A)では(110)、(1
11)の立ち上がり波形は鈍っており、かつ遅延が大き
かったが図2(B)において(110)、(111)の
出力波形は立ち上がりも鋭くなり、かつ遅延も非常に少
なくなっている。なお第1パルス出力端子124、第2
パルス出力端子125からはインバータ回路118から
120までの遅延分もしくはインバータ回路121から
123までの遅延分がパルスの幅となってその間だけP
型MOSFET112、もしくは113をオンさせるこ
とになるので、このパルス幅分の時間を経過した後はP
型MOSFET112と113は共にオフしている。こ
のとき第1出力端子110、もしくは第2出力端子11
1の電位をE2の電位に保つのはP型MOSFET11
2、113より駆動能力の弱いP型MOSFET10
6、もしくは105である。したがって次のクロックの
波形変化によって動作するときN型MOSFET10
7、もしくは108がオンするときの障害とならない。
以上によって図2(B)のタイミングチャートに示すよ
うに第1出力端子110、第2出力信号端子111は共
に立ち下がりも立ち上がりも鋭く、かつ遅延時間も少な
く動作することがわかる。また単に信号の変化に対し応
答が速くなったのみならず、レベルシフト回路としての
一連の動作の終了も速くなっており、高い周波数に対応
できることがわかる。なお、立ち上がりの動作を支配す
るのはP型MOSFET112、113であるので、応
答性を低下させることなくP型MOSFET105およ
び106のβP1を小さくすることが出来る。基本レベル
シフト回路101もしくは本発明の高速レベルシフト回
路の消費電流の大半をしめるのは信号変化の際のP型M
OSFET105、もしくは106とN型MOSFET
107、もしくは108が共にオンしている間の貫通電
流であるのでP型MOSFET105、106のβP1を
小さくすることが出来る。更にP型MOSFET11
2、113によって応答性が高くなっている為、貫通電
流の流れる過渡応答の期間が短くなり、それ故に更に消
費電流が低下する。また従来回路の図7の所で説明よう
にレベルシフト回路が正常に動作する為には
【0025】
【数4】
【0026】の関係式が必要であるが、ここでP型MO
SFET105、106のβPを前述した理由で更に小
さくすることが出来るのでβP/βNの値を更に小さく設
定できる。これはE1/E2の値を更に小さく設定できる
ことを意味する。このE1/E2の値が小さいということ
はE1からE2へのレベル変換のレンジが拡大することを
意味している。したがって図1の本発明は高速レベルシ
フト回路は立ち上がりを含めた高速の応答性を持つのみ
ならず、低消費電流でかつ広い電圧変換範囲を持つこと
がわかる。
【0027】図3は本発明の第2の実施例を示す回路図
である。図3(A)において破線301で囲まれたのが
基本レベルシフト回路であり、図1における破線101
で囲まれた基本レベルシフト回路と全く同じ構成であ
る。したがってP型MOSFET305、306、N型
MOSFET307、308、インバータ回路304、
入力信号端子309、第1出力信号端子310、第2出
力信号端子311は図1のP型MOSFET105、1
06、N型MOSFET107、108、インバータ回
路104、入力信号端子109、第1出力信号端子11
0、第2出力信号端子111にそれぞれ対応しており同
一の役目をしている。図3(A)のP型MOSFET3
12、313は図1におけるP型MOSFET112、
113に対応しており、同一の構成、役目をしている。
図3(A)の破線302に囲まれた回路が信号変化検出
パルス発生回路であり、第1の実施例を示す回路図の図
1と異なるのはこの回路構成である。破線302の中に
おいて320はアンド・アンド・ノア回路(AND・A
ND・NOR回路)であり、314、316、317、
321はインバータ回路であり、315はノア回路(N
OR回路)であり、318はラッチ回路(LATCH回
路)であり、322、323はナンド回路(NAND回
路)である。基本レベルシフト回路301の第1出力信
号端子310はAND・AND・NOR回路320の第
1ANDの第1ゲートに接続され、第2出力信号端子3
11はインバータ回路314を経てAND・AND・N
OR回路320の第2ANDの第2ゲートに接続されて
いる。AND・AND・NOR回路320の出力はイン
バータ回路321のゲートに接続され、インバータ回路
321の出力は信号合成出力端子319となっており、
かつラッチ回路318のデータ入力(D)に接続されて
いる。ラッチ回路318のマスター(M)出力はAND
・AND・NOR回路320の第1ANDの第2ゲート
に接続され、またインバータ回路317を経てAND・
AND・NOR回路320の第2ANDの第1ゲートに
接続されている。第1出力信号端子310と第2出力信
号端子311はノア回路315の第1ゲート、第2ゲー
トにそれぞれ接続され、ノア回路315の出力はインバ
ータ回路316を経て、ラッチ回路318のクロックド
ゲート(CL)に接続されている。またノア回路315
の出力はナンド回路322、323のそれぞれの第2ゲ
ートにそれぞれ接続されている。ラッチ回路318のマ
スター(M)出力はナンド回路322の第1ゲートに接
続され、インバータ回路317の出力はナンド回路32
3の第1ゲートに接続されている。またナンド回路32
2とナンド回路323のそれぞれの出力はそれぞれ第1
パルス出力端子324、第2パルス出力端子325とな
っている。なおラッチ回路318の具体的回路構成例を
図3(B)に示す。図3(B)において331、333
はクロックドゲートインバータ回路であり、331はク
ロック信号(CL)が正の時、信号を伝え、333はク
ロック信号が負の時、信号を伝える。332はインバー
タ回路である。クロックドゲートインバータ回路331
のゲート334にデータ(D)信号が入力し、出力33
5はインバータ回路332のゲートに接続され、インバ
ータ回路332の出力336はクロックドゲートインバ
ータ回路333のゲートに接続され、クロックドゲート
インバータ回路333の出力はクロックドゲートインバ
ータ回路331の出力335と接続されている。このと
きインバータ回路332の出力336がラッチ回路とし
てのマスター(M)出力信号となっている。このときク
ロック(CL)信号が正の時はデータ(D)信号が入力
し、クロック信号の負の時は前状態のデータがインバー
タ回路332クロックドゲートインバータ回路333の
間で保持される。
【0028】さて、このとき信号変化検出パルス発生回
路302の動作を次に説明していく。なお302の信号
変化検出パルス発生回路は単にレベルシフト回路の応答
を速くするのみならず、立ち下がり信号の応答が速いこ
とを利用して第1出力信号端子310と第2出力信号端
子311の応答の速い信号を選択して出力することによ
り更に高速レベルシフト回路を目的とした構成となって
いる。さて図3(A)の回路動作をわかりやすくする為
に、まずP型MOSFET312と313を取り除いた
場合のタイミングチャートを図4(A)に示し、次に本
発明通りにP型MOSFET312と313を付け加え
図3(A)の回路通りのタイミングチャートを図4
(B)にしめす。図4(A)はP型MOSFET31
2、313を取り除いており、このとき基本レベルシフ
ト回路301の入力信号端子309にクロック信号を入
れると第1出力信号端子310、第2出力信号端子31
1は図4(A)の(309)、(310)、(311)
に示す波形となる。図4(A)の(310)、(31
1)に示すように立ち下がりの応答は速く、立ち上がり
が遅い。クロックの入力信号波形(309)に対して素
速く応答するには(310)、(311)のそれぞれ応
答の速い立ち下がりの信号を利用すればE1系のクロッ
ク信号に対してE2系の出力信号を応答性良く変換した
ことになる。クロックの変化の前状態が負の時(31
1)の信号は素速く応答しており、正の時は(310)
の信号が素速く応答しているのが図4(A)のタイミン
グチャートからわかる。したがって前状態を記憶して、
それに応じて(310)、(311)の信号を振りわけ
れば良い。この前状態を記憶しているのがラッチ回路3
18であり、振りわけるのがラッチ回路318のMの信
号、及びインバータ回路317であり、かつ選択合成し
ているのが、AND・AND・NOR回路320であ
る。なおノア回路315、及びインバータ回路316で
ラッチ回路318のデータの取り込みのタイミングを調
整している。これは信号合成出力端子319の信号が変
化した余端にラッチ回路318のMの信号、及びインバ
ータ回路317の選択振り分け信号を変えてしまうと誤
動作するからである。またナンド回路322とナンド回
路323によって第1出力信号端子310と第2出力信
号端子311の立ち下がりを捉えたパルスを作り、第1
パルス出力端子324、第2パルス出力端子325から
出力している。以上の様子を示したのが図4(A)のタ
イミングチャートである。次にP型MOSFET31
2、313を図3(A)に示す様に構成した場合の回路
動作波形を図4(B)に示す。第1パルス出力端子23
4、第2パルス出力端子325より、それぞれ第1出力
信号端子310、第2出力信号端子311の立ち下がり
を捉えたパルス信号が出力され、かつP型MOSFET
312と313のそれぞれのゲート電極に供給している
ので第1出力信号端子310、第2出力信号端子311
の立ち上がり波形も鋭くなり、遅延時間も少なくなって
いる。以上によりインバータ回路314、ノア回路31
5、ラッチ回路318のMの信号、信号合成出力端子3
19、第1パルス出力端子324、第2パルス出力端子
325の各信号波形が図4(B)のそれぞれ(314出
力)、(315出力)、(318M出力)、(31
9)、(324)、(325)の様になっている。以
上、図3(A)の回路は基本レベルシフト回路の立ち上
がりが改善されたのみならず、信号合成出力端子319
から、より高速で応答した出力信号が得られることがわ
かる。
【0029】図5は基本レベルシフト回路の他の実施例
を示す回路図である。図5において破線501の中の回
路が基本レベルシフト回路であって、インバータ回路5
04、MOSFET505、506、507、508は
それぞれ図1におけるインバータ回路104、MOSF
ET105、106、107、108に順に対応してお
り、図5のP型MOSFET514、515が新たに付
け加えられたものである。図5においてP型MOSFE
T514、515は電源E2とP型MOSFET50
5、506の間にそれぞれ挿入され、MOSFET51
4のゲート電極は入力信号端子509に接続され、MO
SFET515のゲート電極は入力信号端子509の信
号を反転するインバータ回路504の出力に接続されて
いる。以上の図5の回路は従来の回路例であげた図9の
回路とMOSFETの順序が変更されているのみで本質
的には同じ動作をする。
【0030】また基本レベルシフト回路部としては図5
のみならず、従来の回路例としてあげた図8、図9の回
路でも良い。
【0031】また図1、及び図3(A)の中で2種類の
信号変化検出パルス発生回路の例を示したが、基本レベ
ルシフト回路の出力信号の立ち下がりを捉えてパルスを
出力する回路であれば他の回路でも良い。
【0032】また図1の回路の中で3個のインバータ回
路118〜120と、同じく121〜123はパルス幅
の時間を決める遅延回路であるので奇数段であれば3個
に限らず同様の役目をする。
【0033】また基本レベルシフト回路の例として図
1、図5、図8、図9の中の回路例をあげ、また信号変
化検出パルス発生回路の例として図1、図3の中の回路
例をあげたが、これらのどの基本レベルシフト回路と信
号変化検出パルス発生回路の組み合せも本発明の高速レ
ベルシフト回路として有効な組み合せとなる。
【0034】また以上のレベル変換において負極が0電
位で、E1、E2が正極の2電源の場合について説明した
が、正極が0電位。−E1、−E2が負極の2電源の場合
でもP型MOSFET、N型MOSFETを逆の構成に
すれば同様の回路ができる。
【0035】
【発明の効果】以上、述べたように本発明によればレベ
ルシフト回路を構成する部分のP型MOSFETを駆動
能力の高いMOSFETと弱いMOSFETを設け、ク
ロック信号の変化時のみ駆動能力の高いMOSFETを
オンさせる構成をとっているので信号の立ち下がりも立
ち上がりも共に高速の応答性を持って高速レベルシフト
回路が提供できるという効果がある。
【0036】また、単に信号の変化に対し応答が速くな
るのみならず、レベルシフト回路としての一連の動作の
終了も速くなる、いわばサイクルタイムも速くなるとい
う効果がある。
【0037】また前述した様に応答性が高くなっている
為、貫通電流の流れる過渡応答の期間が短くなり、消費
電流が低下するという効果がある。
【0038】また前記の駆動能力の高い方のMOSFE
Tをそのままにして、弱い方のMOSFETのβを更に
小さく設定することにより貫通電流の絶対値を小さくで
きるので、高速の応答性を保ちつつレベルシフト回路と
しての消費電流を更に小さくできるという効果がある。
【0039】また上記の同様の構成とMOSFETの駆
動能力を設定することによって高速の応答性を保ちつ
つ、広い電圧変換範囲を持つレベルシフト回路を提供で
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施例を示す回路図である。
【図2】 本発明の図1の回路の動作を示すタイミング
チャートである。なお(A)はP型MOSFET11
2、113を除いた場合のタイミングチャート、(B)
は図1の回路の場合のタイミングチャートである。
【図3】 本発明の第2の実施例を示す回路図である。
なお(A)は全体の構成を示す回路図、(B)は(A)
の中で用いられているラッチ回路の具体的構成を示す回
路図である。
【図4】 本発明の図3の回路の動作を示すタイミング
チャートである。なお(A)はP型MOSFET31
2、313を除いた場合のタイミングチャート、(B)
は図3の回路の場合のタイミングチャートである。
【図5】 本発明の回路の中で用いられる基本レベルシ
フト回路の他の構成例を示す回路図である。
【図6】 レベルシフト回路を用いないで異なった電源
系の信号を伝える場合を示した回路図である。
【図7】 従来のレベルシフト回路の第1の例を示す回
路図である。
【図8】 従来のレベルシフト回路の第2の例を示す回
路図である。
【図9】 従来のレベルシフト回路の第3の例を示す回
路図である。
【符号の説明】
70、72、74、80、82、84、90、92、9
4、105、106、112、113、305、30
6、312、313、505、506、512、51
3、514、515、601、603、910、911
・・・P型MOSFET 71、73、75、81、83、85、91、93、9
5、107、108、307、308、507、50
8、602、604・・・N型MOSFET 76、78、79、86、88、89、96、98、9
9、109、110、111、124、125、30
9、310、311、319、324、325、50
9、510、511、524、525、605、607
・・・端子 101、301、501・・・基本レベルシフト回路 102、302・・・信号変化検出パルス発生回路 103、303、503・・・E1系とE2系の電源の境
界線 104、116、117、118、119、120、1
21、122、123、304、314、316、31
7、321、332、504、・・・インバータ回路 114、115、315・・・ノア回路 318・・・ラッチ回路 320・・・アンド・アンド・ノア回路 322、323・・・ナンド回路 331、333・・・クロックドゲートインバータ回路 334・・・ラッチ回路のD信号 335・・・ラッチ回路のMの反転信号 336・・・ラッチ回路のM信号 810、811・・・抵抗

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)第1の極性の第1の電位E1と第1
    の極性の第2の電位E2と、第2の極性の基準電位0と
    を電源として有する半導体集積回路において、 b)基準電位0と電位E1との間で動作する入力信号端
    子と、基準電位0と電位E1との間で動作する前記入力
    信号端子の反転信号を作る反転回路と、ソース電極がE
    2の電源端子に接続される第1の導電型の第1の絶縁ゲ
    ート電界効果型トランジスタ(以下MOSFETと略
    す)と第1の導電型の第2のMOSFETと、ソース電
    極が基準電位0の電源端子に接続される第2の導電型の
    第3のMOSFETと第2の導電型の第4のMOSFE
    Tとを少なくとも有し、第1のMOSFETと第3のM
    OSFETのそれぞれのドレイン電極は互いに接続さ
    れ、かつ第2のMOSFETのゲート電極に接続され、
    かつ該接続点が第2の出力信号端子となっており、第2
    のMOSFETと第4のMOSFETのそれぞれのドレ
    イン電極は互いに接続され、かつ第1のMOSFETの
    ゲート電極に接続され、かつ該接続点が第1の出力信号
    端子となっており、前記0とE1との間で動作する入力
    信号端子が第3のMOSFETのゲート電極に接続さ
    れ、前記0とE1との間で動作する反転回路の出力端子
    が第4のMOSFETのゲート電極に接続されたことか
    らなる基本レベルシフト回路と、 c)ソース電極がE2の電源端子に、ドレイン電極が前
    記基本レベルシフト回路の第2出力信号端子に接続され
    ている第1の導電型の第5のMOSFETと、ソース電
    極がE2の電源端子に、ドレイン電極が前記基本レベル
    シフト回路の第1出力信号端子に接続されている第1の
    導電型の第6のMOSFETと、 d)前記基本レベルシフト回路の第1、第2出力信号端
    子の変化を検出し、パルス信号を前記第6のMOSFE
    Tと第5のMOSFETのゲ−ト電極にそれぞれ供給す
    る信号変化検出パルス発生回路から構成されたことを特
    徴とする高速レベルシフト回路。
JP4152379A 1992-06-11 1992-06-11 高速レベルシフト回路 Pending JPH05343980A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4152379A JPH05343980A (ja) 1992-06-11 1992-06-11 高速レベルシフト回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4152379A JPH05343980A (ja) 1992-06-11 1992-06-11 高速レベルシフト回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05343980A true JPH05343980A (ja) 1993-12-24

Family

ID=15539243

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4152379A Pending JPH05343980A (ja) 1992-06-11 1992-06-11 高速レベルシフト回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05343980A (ja)

Cited By (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002176351A (ja) * 2000-12-06 2002-06-21 Kawasaki Microelectronics Kk レベルシフタ回路
US6518790B2 (en) 2000-08-31 2003-02-11 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor integrated circuit having circuit for transmitting input signal
US6774695B2 (en) 2000-10-30 2004-08-10 Renesas Technology Corp. Level shift circuit and semiconductor integrated circuit
JP2005020142A (ja) * 2003-06-24 2005-01-20 Fuji Electric Device Technology Co Ltd Mos型半導体集積回路
US6853234B2 (en) * 2003-06-09 2005-02-08 International Business Machines Corporation Level shift circuitry having delay boost
JP2006101146A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Ricoh Co Ltd レベルシフト回路
DE102004052092A1 (de) * 2004-10-26 2006-05-04 Micronas Gmbh Schaltungsanordung zur Pegelverschiebung
JP2006262074A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Fujitsu Ltd レベルシフト回路
JP2006279517A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Toshiba Corp 電圧レベル変換回路及び半導体集積回路装置
JP2007259011A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Oki Electric Ind Co Ltd レベルシフト回路
JP2009147985A (ja) * 2001-08-31 2009-07-02 Renesas Technology Corp 半導体装置
US7714613B2 (en) 2008-03-31 2010-05-11 Fujitsu Microelectronics Limited Level converter
DE102009019124A1 (de) * 2009-04-29 2010-11-11 Micronas Gmbh Pegelschieber mit kapazitiver Signalübertragung
WO2010134516A1 (ja) * 2009-05-19 2010-11-25 ローム株式会社 電源装置及びこれを備えた電子機器
JP2011077629A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Mitsubishi Electric Corp 半導体回路
WO2012070174A1 (ja) * 2010-11-25 2012-05-31 富士電機株式会社 半導体基板中の抵抗を利用するレベルシフト回路
JP2012124701A (ja) * 2010-12-08 2012-06-28 Renesas Electronics Corp レベルシフト回路及びそれを備えた駆動回路
US8739075B2 (en) 2008-03-21 2014-05-27 Fujitsu Semiconductor Limited Method of making pattern data, and medium for storing the program for making the pattern data
JP2018182492A (ja) * 2017-04-11 2018-11-15 新日本無線株式会社 レベルシフト回路

Cited By (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6518790B2 (en) 2000-08-31 2003-02-11 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Semiconductor integrated circuit having circuit for transmitting input signal
US6774695B2 (en) 2000-10-30 2004-08-10 Renesas Technology Corp. Level shift circuit and semiconductor integrated circuit
US6946893B2 (en) 2000-10-30 2005-09-20 Renesas Technology Corp. Level shift circuit and semiconductor integrated circuit
JP2002176351A (ja) * 2000-12-06 2002-06-21 Kawasaki Microelectronics Kk レベルシフタ回路
JP2009147985A (ja) * 2001-08-31 2009-07-02 Renesas Technology Corp 半導体装置
US6853234B2 (en) * 2003-06-09 2005-02-08 International Business Machines Corporation Level shift circuitry having delay boost
JP2005020142A (ja) * 2003-06-24 2005-01-20 Fuji Electric Device Technology Co Ltd Mos型半導体集積回路
JP2006101146A (ja) * 2004-09-29 2006-04-13 Ricoh Co Ltd レベルシフト回路
JP4502767B2 (ja) * 2004-09-29 2010-07-14 株式会社リコー レベルシフト回路
DE102004052092A1 (de) * 2004-10-26 2006-05-04 Micronas Gmbh Schaltungsanordung zur Pegelverschiebung
JP2006262074A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Fujitsu Ltd レベルシフト回路
JP2006279517A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Toshiba Corp 電圧レベル変換回路及び半導体集積回路装置
JP2007259011A (ja) * 2006-03-23 2007-10-04 Oki Electric Ind Co Ltd レベルシフト回路
US8739075B2 (en) 2008-03-21 2014-05-27 Fujitsu Semiconductor Limited Method of making pattern data, and medium for storing the program for making the pattern data
US7714613B2 (en) 2008-03-31 2010-05-11 Fujitsu Microelectronics Limited Level converter
DE102009019124B4 (de) * 2009-04-29 2011-11-17 Micronas Gmbh Pegelschieber mit kapazitiver Signalübertragung
DE102009019124A1 (de) * 2009-04-29 2010-11-11 Micronas Gmbh Pegelschieber mit kapazitiver Signalübertragung
WO2010134516A1 (ja) * 2009-05-19 2010-11-25 ローム株式会社 電源装置及びこれを備えた電子機器
JP2011077629A (ja) * 2009-09-29 2011-04-14 Mitsubishi Electric Corp 半導体回路
WO2012070174A1 (ja) * 2010-11-25 2012-05-31 富士電機株式会社 半導体基板中の抵抗を利用するレベルシフト回路
JP5459412B2 (ja) * 2010-11-25 2014-04-02 富士電機株式会社 半導体基板中の抵抗を利用するレベルシフト回路
JPWO2012070174A1 (ja) * 2010-11-25 2014-05-19 富士電機株式会社 半導体基板中の抵抗を利用するレベルシフト回路
US8975944B2 (en) 2010-11-25 2015-03-10 Fuji Electric Co., Ltd. Level shift circuit utilizing resistance in semiconductor substrate
US9294093B2 (en) 2010-11-25 2016-03-22 Fuji Electric Co., Ltd. Level shift circuit utilizing resistance in semiconductor substrate
JP2012124701A (ja) * 2010-12-08 2012-06-28 Renesas Electronics Corp レベルシフト回路及びそれを備えた駆動回路
JP2018182492A (ja) * 2017-04-11 2018-11-15 新日本無線株式会社 レベルシフト回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05343980A (ja) 高速レベルシフト回路
KR920010819B1 (ko) 레벨 변환 기능을 갖는 출력버퍼회로
JP3791890B2 (ja) 電圧レベルシフタ
KR920009031B1 (ko) 드라이버 회로
US4894559A (en) Buffer circuit operable with reduced power consumption
JPH07147530A (ja) ラッチ回路及びマスタースレーブ型フリップフロップ回路
EP0481698A2 (en) Tri-state circuit
JPH05343979A (ja) 高速レベルシフト回路
JP2002271145A (ja) 半導体集積回路装置
JPH05291939A (ja) Cmosセルフブースト回路
JPH10285011A (ja) 出力ドライバ回路
US20030107404A1 (en) Voltage-level converter
JP3055223B2 (ja) バッファ回路
JPH0677805A (ja) 出力バッファ回路
JPS594890B2 (ja) デイジタル回路
JPH06296133A (ja) ダイナミック回路
JPH02123826A (ja) Cmosインバータ回路
JP2002091591A (ja) 定電圧出力装置
JPS6337716A (ja) ゲ−ト回路
JP2751265B2 (ja) 入力回路
JPH0950696A (ja) 半導体集積回路
JP2504079B2 (ja) 電圧検出回路
JPS6243367B2 (ja)
JPH0777344B2 (ja) 出力バッファ回路
JPS62292015A (ja) 出力バツフア回路