JPH10285011A - 出力ドライバ回路 - Google Patents

出力ドライバ回路

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JPH10285011A
JPH10285011A JP9086185A JP8618597A JPH10285011A JP H10285011 A JPH10285011 A JP H10285011A JP 9086185 A JP9086185 A JP 9086185A JP 8618597 A JP8618597 A JP 8618597A JP H10285011 A JPH10285011 A JP H10285011A
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JP
Japan
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output
transistor
output driver
driver
pch
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JP9086185A
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Katsuyoshi Aihara
克好 相原
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Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 出力ドライバの出力点と接地電位との間に容
量負荷を接続した場合、出力ドライバの出力電圧波形は
立ち上がり及び立ち下がり時に段差を含む電圧波形にな
り、この段差が後段につなぐ回路のスレッショルドレベ
ルにあると誤動作の原因になる。 【解決手段】 出力ドライバ前段のデューティ比調整用
CMOSインバータを構成するPchトランジスタ及び
Nchトランジスタのゲート幅または、ゲート長を出力
ドライバのPchトランジスタ及びNchトランジスタ
の動作切り替わり時に両方オフになる状態になるように
変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水晶発振回路を有
する集積回路の出力ドライバ回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、水晶発振器用の集積回路では水
晶発振回路と出力ドライバ回路から構成し、出力ドライ
バ回路から出た信号は外部回路を動作させるため、高い
駆動能力を備える必要がある。
【0003】図1は、出力ドライバ回路の構成の一例を
示す回路図である。出力ドライバの前段は、Pchトラ
ンジスタとNchトランジスタから構成する複数段のデ
ューティ比調整用のCMOSインバータ群7と最終段の
デューティ比調整用CMOSインバータの出力をゲート
入力とするCMOSインバータで構成するプリドライバ
8を出力ドライバのPch側トランジスタ50及びNc
h側トランジスタ60に個別に設けている。
【0004】図1に示すように、デューティ比調整用C
MOSインバータを構成するPchトランジスタ11と
Nchトランジスタ21、Pchトランジスタ12とN
chトランジスタ22及びPchトランジスタ13とN
chトランジスタ23でCMOSインバータを構成する
プリドライバが直列に接続されており、プリドライバの
出力3が出力ドライバのPch側トランジスタ50のゲ
ートに入力される。
【0005】また、デューティ比調整用CMOSインバ
ータを構成するPchトランジスタ31とNchトラン
ジスタ41、Pchトランジスタ32とNchトランジ
スタ42及びPchトランジスタ33とNchトランジ
スタ43でCMOSインバータを構成するプリドライバ
が直列に接続されており、プリドライバの出力4が出力
ドライバのNch側トランジスタ50のゲートに入力さ
れる。
【0006】通常、各々のCMOSインバータはPch
トランジスタとNchトランジスタの電流駆動能力が同
じになるようにするため、例えばゲート長2μmの場合
は、Pchトランジスタのゲート幅3に対して、Nch
トランジスタのゲート幅を1に設定する。
【0007】また、水晶発振回路の出力信号は、一度に
大きなドライバを駆動するとゲート酸化膜によるゲート
容量によって信号遅延が顕著になるため、前段から数倍
のCMOSインバータを直列に接続するカスケード接続
と呼ばれる方法によって接続していく。
【0008】本従来例に示す各トランジスタのゲート長
は2μm、ゲート幅はトランジスタ11と31が12μ
m、21と41が4μm、12と32が24μm、22
と42が8μm、13と33が48μm、23と43が
16μmである。また、出力ドライバを構成するトラン
ジスタ50が864μm、トランジスタ60が288μ
mである。
【0009】以上、図1で説明したような出力ドライバ
回路において、出力ドライバのPch側トランジスタの
ゲートに入力されるプリドライバの出力信号3と出力ド
ライバのNch側トランジスタのゲートに入力されるプ
リドライバの出力信号4と出力ドライバの出力点5にお
ける無負荷時の出力電圧波形と電流波形を図3に示す。
【0010】図3の横軸は信号の時間変化を示したもの
で、縦軸は上図が出力ドライバの出力点5での電流波
形、下図が出力ドライバのPch側トランジスタのゲー
トに入力されるプリドライバの出力信号3と出力ドライ
バのNch側トランジスタのゲートに入力されるプリド
ライバの出力信号4と出力ドライバの出力点5の位置で
の電圧波形を示したものである。この場合の、電源電圧
は5Vである。
【0011】図3の下図に示す波形81は、プリドライ
バの出力信号3と4を表しており、接地電位から電源電
圧までの電圧範囲で出力信号が変化する。出力信号3が
接地電位であるローレベルの時、出力ドライバのPch
側のトランジスタ50がオンになる。この時、出力信号
4もローレベルであるのでNch側のトランジスタ60
はオフになり出力ドライバの出力点5での出力信号82
は、電源電圧であるハイレベルを示す。
【0012】一方、出力信号4がハイレベルの時、出力
ドライバのNch側のトランジスタ60がオンになる。
この時、出力信号3もハイレベルであるのでPch側の
トランジスタ50はオフになり出力ドライバの出力点5
での出力信号82は、接地電位であるローレベルを示
す。
【0013】また、出力ドライバのPch側のトランジ
スタ50とNch側のトランジスタ60が切り替わる時
に図3の上図に示すように、電流が流れる。波形83
は、出力ドライバのPch側のトランジスタ50に流れ
る電流で、波形84は、出力ドライバのNch側のトラ
ンジスタ60に流れる電流である。
【0014】この電流は、出力ドライバのPch側のト
ランジスタ50がオン、Nch側のトランジスタ60が
オフになる時とPch側のトランジスタ50がオフ、N
ch側のトランジスタ60がオンになる時に電源から接
地電位に流れるもので貫通電流と呼ばれるものである。
【0015】貫通電流は、電源から接地電位に流れるの
で出力ドライバのPch側のトランジスタ50とNch
側のトランジスタ60に流れる電流は、波形83、84
に示すように同じ大きさになる。
【0016】このように、CMOSインバータではPc
hのトランジスタとNchのトランジスタの動作切り替
え時には、両方のトランジスタがオンになる状態が存在
するため、貫通電流は流れてしまう。
【0017】図4は、図1の出力ドライバの出力点5と
接地電位との間に容量負荷6として50pFを接続した
ときの出力電圧波形と電流波形を示したものである。横
軸は、信号の時間変化を示したもので縦軸は、上図が出
力ドライバの出力点5での電流波形、下図が出力ドライ
バの出力点5での電圧波形を示したものである。この場
合の、電源電圧は5Vである。
【0018】図4の下図に示す波形85は、図1に示す
プリドライバの出力信号3と4を表しており、接地電位
から電源電圧までの電圧範囲で出力信号が変化する。出
力信号3が接地電位であるローレベルの時、出力ドライ
バのPch側のトランジスタ50がオンになる。この
時、出力信号4もローレベルであるのでNch側のトラ
ンジスタ60はオフになり出力ドライバの出力点5での
出力信号86は、電源電圧であるハイレベルを示す。
【0019】一方、出力信号4がハイレベルの時、出力
ドライバのNch側のトランジスタ60がオンになる。
この時、出力信号3もハイレベルであるのでPch側の
トランジスタ50はオフになり出力ドライバの出力点5
での出力信号86は、接地電位であるローレベルを示
す。
【0020】図1の出力ドライバの出力点5に容量負荷
6を接続すると、出力ドライバのPch側のトランジス
タ50がオンになった時に出力点5に接続されている容
量負荷6に電流が流れ充電される。そして、出力ドライ
バのNch側のトランジスタ60がオンになった時にそ
の容量負荷6に充電された電荷が放電し、電流として流
れる。
【0021】出力ドライバのPch側のトランジスタ5
0がオンになった時は、出力点5に接続した容量負荷6
側に流れる電流と、Pch側のトランジスタ50とNc
h側のトランジスタ60の動作切り替わり時に電源から
接地電位に流れる貫通電流とが流れる。
【0022】この状態では、出力ドライバのPch側の
トランジスタ50とNch側のトランジスタ60との動
作切り替わり時に、出力ドライバは図4の下図に示すよ
うに立ち上がり時に段差86、立ち下がり時に段差87
を含む出力波形となる。
【0023】出力波形にこの段差86、87が現れるの
は、出力点5に接続した容量負荷6側と電源から接地電
位に流れる貫通電流がともに同じタイミングで流れるた
めに、出力点5が電源あるいは接地電位に定まらない中
間的な電位を示すためである。
【0024】そのため、出力ドライバのPch側のトラ
ンジスタ50とNch側のトランジスタ60の切り替え
が終了し、貫通電流が流れなくなると出力点5の電位が
電源あるいは接地電位に固定され安定する。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
容量負荷6を出力ドライバの出力点と接地電位との間に
接続した場合、出力ドライバのPch側のトランジスタ
50とNch側のトランジスタ60の動作切り替わり時
に、出力点5に接続した容量負荷6に流れる電流と、電
源から接地電位側に流れる貫通電流が流れるため、出力
点5では電源あるいは接地電位に定まらない中間的な電
位を示し、その結果、出力ドライバは電圧立ち上がり及
び立ち下がり時に段差を含む電圧波形になる。これは、
後段につなぐ回路のスレッショルドレベルにあると誤動
作の原因になる。
【0026】本発明の目的は、上記課題を解決して、容
量負荷を出力ドライバの出力点と接地電位との間に接続
した場合に現れる出力の段差状の信号を削除するための
出力ドライバ回路を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明の出力ドライバ回路は下記記載の回路構成を採用
する。
【0028】複数段のデューティ比調整用CMOSイン
バータと最終段のデューティ比調整用CMOSインバー
タの出力をゲート入力とするCMOSインバータで構成
するプリドライバとプリドライバの出力をゲート入力と
するCMOSインバータで構成する出力ドライバを有
し、出力ドライバの出力がPch側トランジスタとNc
h側トランジスタとの動作切り替わり時に、ともにオフ
状態を形成して貫通電流を減少させることを特徴とする
ものである。
【0029】複数段のデューティ比調整用CMOSイン
バータと最終段のデューティ比調整用CMOSインバー
タの出力をゲート入力とするCMOSインバータで構成
するプリドライバは、出力ドライバのPch側トランジ
スタ及びNch側トランジスタに対して個別に構成し、
複数段のデューティ比調整用インバータのPch側トラ
ンジスタとNch側トランジスタのゲート幅またはゲー
ト長を変更することで、出力ドライバのPch側トラン
ジスタ及びNch側トランジスタとの動作切り替え時を
ともにオフ状態とすることを特徴とするものである。
【0030】本発明の出力ドライバ回路によれば、出力
ドライバ前段のデューティ比調整用CMOSインバータ
を構成するPchのトランジスタ及びNchのトランジ
スタのゲート幅または、ゲート長を出力ドライバのPc
h側のトランジスタ及びNch側のトランジスタの動作
切り替わり時に両方オフ状態になるように変更する。そ
の結果、出力ドライバの動作時に電源から接地電位側に
流れる貫通電流が減少し、出力ドライバに接続した負荷
のみに電流が流れるようになり出力ドライバの出力点で
の電圧立ち上がり及び立ち下がりに現れる信号段差は削
除され、正常な信号が出力できる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下に本発明の出力ドライバ回路
の実施例を、図1から図2を用いて具体的に説明する。
【0032】まず、本発明の出力ドライバ回路を図1を
用いて説明する。従来例で説明したように、出力ドライ
バの前段は、PchトランジスタとNchトランジスタ
から構成する複数段のデューティ比調整用のCMOSイ
ンバータ群7と最終段のデューティ比調整用CMOSイ
ンバータの出力をゲート入力とするCMOSインバータ
で構成するプリドライバ8を出力ドライバのPch側ト
ランジスタ50及びNch側トランジスタ60に個別に
設けている。
【0033】図1に示すように、デューティ比調整用C
MOSインバータを構成するPchトランジスタ11と
Nchトランジスタ21、Pchトランジスタ12とN
chトランジスタ22及びPchトランジスタ13とN
chトランジスタ23でCMOSインバータを構成する
プリドライバが直列に接続されており、プリドライバの
出力3が出力ドライバのPch側トランジスタ50のゲ
ートに入力される。
【0034】また、デューティ比調整用CMOSインバ
ータを構成するPchトランジスタ31とNchトラン
ジスタ41、Pchトランジスタ32とNchトランジ
スタ42及びPchトランジスタ33とNchトランジ
スタ43でCMOSインバータを構成するプリドライバ
が直列に接続されており、プリドライバの出力4が出力
ドライバのNch側トランジスタ50のゲートに入力さ
れる。
【0035】通常、各々のCMOSインバータはPch
のトランジスタとNchのトランジスタの電流駆動能力
が同じになるようにするため、例えばゲート長2μmの
場合は、Pchのトランジスタのゲート幅3に対して、
Nchのトランジスタのゲート幅を1に設定する。
【0036】しかし、本発明の出力ドライバは、Pch
側のトランジスタとNch側のトランジスタが動作切り
替わり時に貫通電流が流れないように出力ドライバ以前
に接続されているデューティ比調整用CMOSインバー
タ群7を構成するPchトランジスタ11、12、13
及び31、32、33、Nchトランジスタ21、2
2、23及び41、42、43のゲート幅あるいは、ゲ
ート長を変更して、出力ドライバのPch側のトランジ
スタ50とNch側のトランジスタ60の動作切り替え
時に両方のトランジスタがオン状態にならず、必ずオフ
状態になるようにする。
【0037】出力ドライバのPch側のトランジスタ5
0とNch側のトランジスタ60の動作切り替え時が両
方オフになる状態を図2を用いて説明する。
【0038】出力ドライバの出力電圧信号の立ち上がり
時においては、Nch側のトランジスタ60が完全にオ
フ状態になってから、Pch側のトランジスタ50がオ
ンになれば両方のトランジスタがオン状態になることは
ないので、貫通電流は流れない。
【0039】一方、出力ドライバの出力電圧信号の立ち
下がり時においては、Pch側のトランジスタ50が完
全にオフ状態になってから、Nch側のトランジスタ6
0がオンになれば両方のトランジスタがオン状態になる
ことはないので、貫通電流は流れない。
【0040】これらの状態を作り出すには、出力ドライ
バのPch側のトランジスタ50及びNch側のトラン
ジスタ60をオン、オフさせるための出力ドライバ以前
に接続されているトランジスタのオンまたはオフの動作
タイミングを変更してやればよい。
【0041】トランジスタの動作タイミングは、トラン
ジスタの電流駆動能力を変更することによって実現す
る。
【0042】例えば、電流駆動能力はゲート幅/ゲート
長の関数であるので、ゲート幅を増加させるかまたはゲ
ート長を減少すれば電流駆動能力は増加する。また、ゲ
ート幅を減少させるかゲート長を増加させると電流駆動
能力は減少する。
【0043】電流駆動能力を増加させると、トランジス
タの静特性における電圧立ち上がりが鋭くなり、動作切
り替えが速くなる。
【0044】また、電流駆動能力を減少させると、トラ
ンジスタの静特性における電圧立ち下がりが鈍くなり、
動作切り替えが遅くなる。
【0045】本発明の実施例では、出力ドライバ以前の
CMOSインバータを構成するトランジスタのゲート長
を2μmとして、ゲート幅を変更して出力ドライバのP
ch側のトランジスタ50及びNch側トランジスタ6
0の動作切り替え時に両方のトランジスタがオフ状態に
なる例を示す。
【0046】図2に示すように、出力ドライバのPch
側のトランジスタ50とNch側トランジスタ60が立
ち上がり時に両方オフになるためには、最終的に出力ド
ライバのPch側トランジスタ50がオンになるタイミ
ングを遅くし、Nch側のトランジスタ60がオフにな
るタイミングを速くしてやればよい。
【0047】出力ドライバのPch側のトランジスタ5
0がオンすることに関係する出力ドライバ以前のCMO
Sインバータを構成するトランジスタは、デューティ比
調整用CMOSインバータ群7のNchのトランジスタ
21、Pchのトランジスタ12、プリドライバ8のN
chのトランジスタ23である。
【0048】出力ドライバのPch側のトランジスタ5
0は、オンするタイミングを遅くするわけであるからト
ランジスタ21、12、23のいずれかもしくは複数個
のゲート幅を小さくする。
【0049】一方、出力ドライバのNch側のトランジ
スタ60がオフすることに関係する出力ドライバ以前の
CMOSインバータを構成するトランジスタは、デュー
ティ比調整用CMOSインバータ群7のNchのトラン
ジスタ41、Pchのトランジスタ32、プリドライバ
8のNchのトランジスタ43である。
【0050】出力ドライバのNch側のトランジスタ6
0は、オフするタイミングを速くするわけであるからト
ランジスタ41、32、43のいずれかもしくは複数個
のゲート幅を大きくする。
【0051】従来例に対して、本発明に示すように出力
ドライバ以前のCMOSインバータを構成するトランジ
スタのゲート幅を変更して得られた出力点5と接地電位
との間に容量負荷6を50pF接続した場合の出力ドラ
イバの出力電圧波形を図2に示す。
【0052】本発明の実施例では、トランジスタのゲー
ト幅を次のように変更した。Pchトランジスタ12が
16μm、Nchトランジスタ23が8μm、Pchト
ランジスタ32が32μm、Nchトランジスタ43が
24μmとした場合である。
【0053】図2は、横軸は時間、縦軸は上図が出力ド
ライバの出力点5における電流波形、下図が出力ドライ
バの出力点5における電圧波形を示したものである。
【0054】図2の下図において、出力ドライバのPc
h側のトランジスタ50をオン、オフさせるプリドライ
バの出力信号3を表す出力電圧波形72とNch側のト
ランジスタ60をオン、オフさせるプリドライバの出力
信号4を表す出力電圧波形71をみると、出力ドライバ
の出力点5での出力電圧波形73が立ち上がる場合、N
chのトランジスタが完全にオフになってから、Pch
のトランジスタがオンになっている。
【0055】また、出力電圧波形が立ち下がる場合は、
Pchのトランジスタが完全にオフになってからNch
のトランジスタがオンになっている。つまり、Pchの
トランジスタとNchのトランジスタの切り替わり時に
両方のトランジスタがオンになる状態はなく、貫通電流
が極端に減少したことを示している。
【0056】図2の上図に示すように、Pchのトラン
ジスタとNchのトランジスタの動作切り替わり時には
出力点5と接地電位の間に接続した容量負荷6に電流が
流れるのみである。
【0057】本実施例では、ゲート幅を変更し電流駆動
能力を変更したが、ゲート長を変更し出力ドライバのP
ch側のトランジスタ50とNch側のトランジスタ6
0が両方オフするようにすることもできる。
【0058】また、本発明の実施例では4つのトランジ
スタのゲート幅を変更したが、電流駆動能力を大きく変
更できれば、トランジスタ数には依存しない。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、出力ドライバ前段
のデューティ比調整用CMOSインバータを構成するP
chトランジスタ及びNchトランジスタのゲート幅ま
たは、ゲート長を出力ドライバのPch側のトランジス
タ及びNch側のトランジスタの動作切り替わり時に両
方オフになる状態になるように変更することによって、
出力ドライバの動作時に電源から接地電位側に流れる貫
通電流が減少し、出力ドライバの出力点と接地電位との
間に接続した容量負荷のみに電流が流れるようになり出
力ドライバの出力電圧波形は段差が削除され正常な信号
が出力でき、後段に接続する回路の誤動作を削減でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例及び従来例における出力ドライ
バ回路を示す図である。
【図2】本発明の実施例における特性例を示す図であ
る。
【図3】従来例における特性例を示す図である。
【図4】従来例における特性例を示す図である。
【符号の説明】
5 出力点 6 容量負荷 7 デューティ比調整用CMOSインバータ群 8 プリドライバ 50 出力ドライバのPch側のトランジスタ 60 出力ドライバのNch側のトランジスタ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数段のデューティ比調整用CMOSイ
    ンバータと最終段のデューティ比調整用CMOSインバ
    ータの出力をゲート入力とするCMOSインバータで構
    成するプリドライバとプリドライバの出力をゲート入力
    とするCMOSインバータで構成する出力ドライバを有
    し、出力ドライバの出力がPch側トランジスタとNc
    h側トランジスタとの動作切り替わり時に、ともにオフ
    状態を形成して貫通電流を減少させることを特徴とする
    出力ドライバ回路。
  2. 【請求項2】 複数段のデューティ比調整用CMOSイ
    ンバータと最終段のデューティ比調整用CMOSインバ
    ータの出力をゲート入力とするCMOSインバータで構
    成するプリドライバは、出力ドライバのPch側トラン
    ジスタ及びNch側トランジスタに対して個別に構成
    し、複数段のデューティ比調整用インバータのPch側
    トランジスタとNch側トランジスタのゲート幅または
    ゲート長を変更することで、出力ドライバのPch側ト
    ランジスタ及びNch側トランジスタとの動作切り替わ
    り時をともにオフ状態とすることを特徴とする請求項第
    1記載の出力ドライバ回路。
JP9086185A 1997-04-04 1997-04-04 出力ドライバ回路 Pending JPH10285011A (ja)

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