JP2002091591A - 定電圧出力装置 - Google Patents

定電圧出力装置

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JP2002091591A
JP2002091591A JP2000280802A JP2000280802A JP2002091591A JP 2002091591 A JP2002091591 A JP 2002091591A JP 2000280802 A JP2000280802 A JP 2000280802A JP 2000280802 A JP2000280802 A JP 2000280802A JP 2002091591 A JP2002091591 A JP 2002091591A
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Yoshihiko Futamura
良彦 二村
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常電源とバックアップ電源とを切り換え可
能に接続し、通常電源による駆動時には動作電流を大き
くすることによって、電源切換に起因する定電圧出力の
変動を小さくすることができる定電圧出力装置を提供す
る。 【解決手段】 本発明の定電圧出力装置は、外部の通常
電源及びバックアップ電源からの電圧を切り換えて伝達
するとともに何れの電源を選択しているかを示す電源切
換信号を出力する切換回路110と、定電圧を出力する
定電圧回路120と、を備える。通常電源による駆動時
は、定電圧回路120の動作電流を大きくすることによ
り、通常電源とバックアップ電源との切り換えに起因す
る定電圧出力の変動を小さくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IC(Integrated
Circuit)等に内蔵され、IC等の内部に定電圧を供給
するための定電圧出力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、定電圧回路を内蔵したタイマ
用IC、RTC(Real Time Clock)用ICなどにおい
て、外部の通常電源がオンである場合にはその通常電源
により定電圧回路が駆動され、通常電源がオフの場合に
はバックアップ用のバッテリ等の外部のバックアップ電
源により定電圧回路が駆動されていた。
【0003】図13は、このような従来のタイマ用IC
の一構成例を示す図である。図13において、タイマ用
IC500は、外部の通常電源(図示せず)及びバック
アップ電源(図示せず)からの電圧を切り換えてタイマ
用IC500内部へ伝達する切換回路510と、定電圧
をタイマ用IC500内部の各回路へ供給する定電圧回
路520と、定電圧回路520から定電圧の供給を受け
て発振を行う発振回路530と、定電圧回路520から
定電圧の供給を受けてタイマを作動させるタイマ回路5
40と、を備えている。
【0004】切換回路510と定電圧回路520とは、
電源供給線570によって接続されている。また、定電
圧回路520と発振回路530とは、定電圧出力線58
0によって接続されている。更に、定電圧回路520と
タイマ回路540とは、定電圧出力線580によって接
続されている。
【0005】通常電源と切換回路510とは、電源供給
線550によって接続されている。通常電源の電源は、
この電源供給線550を介して、切換回路510へ供給
される。また、バックアップ電源と切換回路510と
は、電源供給線560によって接続されている。バック
アップ電源の電源は、この電源供給線560を介して、
切換回路510へ供給される。
【0006】ここで、通常電源は、適宜オン/オフされ
る。通常電源がオンにされている時、通常電源の出力電
圧(以下、VDDともいう)は5ボルトあるいは3ボル
トである。また、通常電源がオフにされている時、VD
Dは0ボルトである。
【0007】また、バックアップ電源は、通常電源がオ
フにされている時にタイマ用ICの動作を保つためのバ
ッテリである。このバックアップ電源の出力電圧(以
下、VBKともいう)は、バッテリ残量がある限り、
1.5〜3ボルトに保たれる。
【0008】次に、この従来のタイマ用IC500の動
作について説明する。
【0009】まず、切換回路510の動作について、V
DDを5ボルト、DBKを3ボルトとして説明する。
【0010】通常電源がオン、即ちVDDが5ボルトの
場合、切換回路510は通常電源を選択し、電源供給線
550と電源供給線570とを接続する。
【0011】通常電源がオフ、即ちVDDが0ボルトの
場合、切換回路510はバックアップ電源を選択し、電
源供給線560と電源供給線570とを接続する。
【0012】次に、定電圧回路520の動作について、
説明する。
【0013】先に説明したように、通常電源がオンにさ
れている場合、電源供給線570には切換回路510を
介して通常電源からの電源が供給される。また、通常電
源がオフにされている場合、電源供給線570には切換
回路510を介してバックアップ電源からの電源が供給
される。即ち、通常電源のオン/オフにかかわらず、電
源供給線570には切換回路510を介して通常電源又
はバックアップ電源何れかからの電源が常時供給される
こととなる。従って、定電圧回路520は、通常電源又
はバックアップ電源の何れかによって、常時駆動され
る。そのため、定電圧回路520は、定電圧を定電圧出
力線580へ常時出力する。
【0014】しかし、定電圧回路520の消費電流が大
きいため、バックアップ電源による駆動時間が短いとい
う問題がある。そのため、定電圧回路520を常時駆動
させず間欠駆動させることも、考えられる。
【0015】図14は、定電圧回路を間欠駆動させるタ
イマ用ICの一構成例を示す図である。図14におい
て、タイマ用IC600は、外部の通常電源(図示せ
ず)及びバックアップ電源(図示せず)からの電圧を切
り換えてタイマ用IC600内部へ伝達する切換回路6
10と、定電圧をタイマ用IC600内部の各回路へ供
給する定電圧回路620と、定電圧回路620から定電
圧の供給を受けて発振を行う発振回路630と、定電圧
回路620から定電圧の供給を受けてタイマを作動させ
るタイマ回路640と、クロックジェネレータ(図示せ
ず)と、を備えている。
【0016】切換回路610と定電圧回路620とは、
電源供給線670と電源切換信号線680とによって接
続されている。また、定電圧回路620と発振回路63
0とは、定電圧出力線690によって接続されている。
更に、定電圧回路620とタイマ回路640とは、定電
圧出力線690によって接続されている。
【0017】通常電源と切換回路610とは、電源供給
線650によって接続されている。通常電源の電源は、
この電源供給線650を介して、切換回路610へ供給
される。また、バックアップ電源と切換回路610と
は、電源供給線660によって接続されている。バック
アップ電源の電源は、この電源供給線660を介して、
切換回路610へ供給される。
【0018】ここで、通常電源及びバックアップ電源
は、先に説明したものと同じものである。
【0019】図15は、定電圧回路620の内部構成、
及び定電圧回路620と切換回路610との接続関係を
示す図である。図15において、定電圧回路620は、
二入力のORゲート回路621と、NOTゲート回路6
22と、nチャネルのMOS(Metal Oxide Semiconduc
tor)トランジスタ623と、pチャネルのMOSトラ
ンジスタ624と、定電圧源625と、オペアンプ62
6と、を備えている。
【0020】ORゲート回路621の二つの入力端子の
うちの一つは、電源切換信号線680と接続されてい
る。ORゲート回路621の二つの入力端子のうちの他
の一つは、クロック信号入力線627を介して、クロッ
クジェネレータと接続されている。
【0021】MOSトランジスタ623のドレインは、
オペアンプ626の負電源入力端子と接続されている。
また、MOSトランジスタ623のソースは、接地され
ている。更に、MOSトランジスタ623のゲートは、
ORゲート回路621の出力端子と接続されている。
【0022】NOTゲート回路622の入力端子は、O
Rゲート回路621の出力端子と接続されている。ま
た、NOTゲート回路622の出力端子は、MOSトラ
ンジスタ624のゲートと接続されている。
【0023】MOSトランジスタ624のソースは、電
源供給線670と接続されている。また、MOSトラン
ジスタ624のドレインは、オペアンプ626の正電源
入力端子と接続されている。
【0024】定電圧源625の正出力端子は、オペアン
プ626の非反転入力端子と接続されている。また、定
電圧源625の負出力端子は、接地されている。
【0025】オペアンプ626の出力端子は、定電圧出
力線690に接続されている。また、オペアンプ626
の出力端子は、オペアンプ626の反転入力端子に負帰
還接続されている。
【0026】このオペアンプ626と定電圧源625と
は、電圧ホロワを構成している。
【0027】以下、図14〜図15を用いてタイマ用I
C600の動作について説明する。
【0028】まず、通常電源がオンにされている場合の
切換回路610の動作について、説明する。
【0029】通常電源がオンにされている場合、切換回
路610は、通常電源を選択する。そして、切換回路6
10は、電源供給線650と電源供給線670とを接続
する。また、切換回路610は、通常電源を選択してい
ることを示す論理「H」の信号を、電源切換信号線68
0へ出力する。
【0030】次に、通常電源がオフにされている場合の
切換回路610の動作について、説明する。
【0031】通常電源がオフにされている場合、切換回
路610は、バックアップ電源を選択する。そして、切
換回路610は、電源供給線650と電源供給線670
とを接続する。また、切換回路610は、バックアップ
電源を選択していることを示す論理「L」の信号を、電
源切換信号線680へ出力する。
【0032】以上のように、通常電源がオンにされてい
る場合は、電源供給線670は通常電源と接続され、電
源切換信号線680には論理「H」の信号が出力され
る。また、通常電源がオフにされている場合は、電源供
給線670はバックアップ電源と接続され、電源切換信
号線680には論理「L」の信号が出力される。
【0033】次に、定電圧回路620の動作について、
説明する。
【0034】まず、電源切換信号線680の信号が論理
「H」の場合、即ち通常電源がオンにされている場合の
定電圧回路620の動作について、説明する。
【0035】電源切換信号線680から論理「H」の信
号がORゲート回路621へ入力されている場合、OR
ゲート回路621の出力信号は、クロック信号入力線6
27のクロック信号値にかかわらず、論理「H」とな
る。
【0036】ORゲート回路621の出力信号が論理
「H」である場合、ORゲート回路621の出力端子と
接続されたMOSトランジスタ623のゲートには論理
「H」の信号が入力される。そのため、MOSトランジ
スタ623は、オンにされる。
【0037】また、ORゲート回路621の出力信号が
論理「H」である場合、ORゲート回路621の出力端
子と接続されたNOTゲート回路622の入力端子には
論理「H」の信号が入力される。そのため、NOTゲー
ト回路622の出力信号は論理「L」となる。従って、
NOTゲート回路622の出力端子と接続されたMOS
トランジスタ624のゲートには論理「L」の信号が入
力される。そのため、MOSトランジスタ624はオン
にされる。
【0038】このように、MOSトランジスタ623が
オンにされると、オペアンプ626の負電源入力端子は
接地される。また、MOSトランジスタ624がオンに
されると、通常電源の電源が電源供給線670を介して
オペアンプ626の正電源入力端子へ供給される。従っ
て、オペアンプ626は、通常電源によって駆動され
る。そして、オペアンプ626は、定電圧出力線690
へ定電圧を出力する。
【0039】次に、電源切換信号線680の信号が論理
「L」の場合、即ち通常電源がオフにされている場合の
定電圧回路620の動作について、説明する。
【0040】電源切換信号線680から論理「L」の信
号がORゲート回路621へ入力されている場合、OR
ゲート回路621の出力信号は、クロック信号入力線6
27のクロック信号値に依存することとなる。
【0041】電源切換信号線680の信号が論理「L」
且つクロック信号入力線627のクロック信号が論理
「H」の場合、ORゲート回路621の出力信号は論理
「H」となる。従って、先に説明したと同様に、MOS
トランジスタ623及びMOSトランジスタ624がオ
ンにされる。そのため、バックアップ電源の電源が電源
供給線670を介してオペアンプ626の正電源入力端
子に供給される。また、オペアンプ626の負電源入力
端子は、接地される。従って、オペアンプ626は、バ
ックアップ電源によって駆動される。そして、オペアン
プ626は、定電圧出力線690へ定電圧を出力する。
【0042】電源切換信号線680の信号が論理「L」
且つクロック信号入力線627のクロック信号が論理
「L」の場合、ORゲート回路621の出力信号は論理
「L」となる。従って、ORゲート回路621の出力端
子と接続されたMOSトランジスタ623のゲートに
は、論理「L」の信号が入力される。そのため、MOS
トランジスタ623は、オフにされる。また、ORゲー
ト回路621の出力信号が論理「L」である場合、OR
ゲート回路621の出力端子と接続されたNOTゲート
回路622の入力端子には論理「L」の信号が入力され
る。従って、NOTゲート回路622の出力信号は論理
「H」となる。そのため、NOTゲート回路622の出
力端子と接続されたMOSトランジスタ624のゲート
には論理「H」の信号が入力される。従って、MOSト
ランジスタ624は、オフにされる。このようにMOS
トランジスタ623及びMOSトランジスタ624がオ
フにされると、オペアンプ626の電源入力端子への電
源の供給が遮断される。従って、オペアンプ626は、
駆動されない。
【0043】以上のように、電源切換信号線680の信
号が論理「H」の場合には、オペアンプ626は通常電
源によって駆動される。そして、オペアンプ626は、
定電圧を定電圧出力線690へ出力する。また、電源切
換信号線680の信号が論理「L」且つクロック信号入
力線627のクロック信号が論理「H」の場合には、オ
ペアンプ626はバックアップ電源によって駆動され
る。そして、オペアンプ626は、定電圧を定電圧出力
線690へ出力する。一方、電源切換信号線680の信
号が論理「L」且つクロック信号入力線627のクロッ
ク信号が論理「L」の場合には、オペアンプ626は駆
動されない。
【0044】このように、切換回路610及び定電圧回
路620においては、バックアップ電源により駆動され
ている間はオペアンプ626をクロック信号に応じて間
欠動作させることにより、バックアップ電源による駆動
中の消費電流を小さくすることができる。
【0045】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
定電圧回路620には、次のような問題があった。
【0046】図16は、切換回路610及び定電圧回路
620の入出力電圧の変化を示すタイミングチャートで
ある。
【0047】図16において、VDDは通常電源の出力
電圧、VBKはバックアップ電源の出力電圧、VPSは
電源供給線670の電圧、VDDONは電源切換信号線
の電圧、VREGは定電圧出力線690の電圧である。
【0048】図16のタイミングチャートに示されるよ
うに、VDDは、まず、時刻t0を境に0Vから5Vへ
変化している。その後、VDDは、時刻t1を境に5V
から0Vへ変化している。一方、VBKは、終始3Vを
保っている。そのため、VDDは、時刻t0までの間、
VBKよりも低くなっている。そして、VDDは、時刻
t0からt1までの間、VBKよりも高くなっている。
更に、VDDは、時刻t1以降、VBKよりも低くなっ
ている。
【0049】このようにVDDが変化するため、VPS
は、時刻t0まではVBKと同じ電圧、時刻t0からt
1までの間はVDDと同じ電圧、時刻t1以降はVBK
と同じ電圧となっている。
【0050】また、VDDONは、VDDの変化に応じ
て、時刻t0までは論理「L」、時刻t0からt1まで
の間は論理「H」、時刻t1以降は論理「L」、となっ
ている。
【0051】このようにVDDONが変化するため、オ
ペアンプ626は、時刻t0まではバックアップ電源に
よりクロック信号に同期して間欠駆動される。そして、
オペアンプ626は、時刻t0からt1までの間、通常
電源により常時駆動される。更に、オペアンプ626
は、時刻t1以降、バックアップ電源によりクロック信
号に同期して間欠駆動される。
【0052】ここで、オペアンプ626の電源入力電圧
であるVPSが、時刻t0にて3Vから5Vへ変化す
る。そのため、時刻t0の直後、オペアンプ626の出
力電圧であるVREGが上昇する。
【0053】また、VPSは、時刻t1にて5Vから3
Vへ変化する。そのため、時刻t1の直後、オペアンプ
626の出力電圧であるVREGが下降する。また、時
刻t1以降、オペアンプ626はクロック信号に同期し
て間欠駆動されている。そのため、時刻t1以降、オペ
アンプ626の応答は遅くなっている。従って、この電
圧下降は非常に大きくなっている。
【0054】このようにして発生するVREGの電圧上
昇及び電圧下降によって、タイマ用IC600が誤動作
するという問題があった。
【0055】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たもので、その目的は、バックアップ電源による駆動時
の消費電流を小さくすることができ、バックアップ電源
による駆動時間を長くするとともに信頼性を向上させる
ことができる定電圧発生装置を提供することである。
【0056】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の定電圧出力装置は、 適宜オン/オフされ
る第一の外部電源と接続される第一外部電源入力端子
と、常時オンされ第二の外部電源と接続される第二外部
電源入力端子と、第一の外部電源又は第二の外部電源の
何れかと接続される出力端子と、を備え、第一の外部電
源がオンにされている場合は第一外部電源入力端子と出
力端子とを接続し、第一の外部電源がオフにされている
場合は第二外部電源入力端子と出力端子とを接続する切
換回路と、第一の外部電源がオンにされているか又はオ
フにされているかを示す電源切換信号を出力する電源切
換信号出力回路と、 所定の電圧を出力する定電圧源
と、電源の供給を受ける電源入力端子を備え、その反転
入力にはその出力が負帰還接続され、その非反転入力に
は定電圧源が接続され、電源入力端子から供給される電
源によって駆動され定電圧を出力するオペアンプと、
電源切換信号が第一の外部電源がオンにされていること
を示す場合には、電源切換信号が第一の外部電源がオフ
にされていることを示す場合よりも、オペアンプの動作
電流を大きくさせるオペアンプ動作電流制御回路と、
電源切換信号が第一の外部電源がオンにされていること
を示す場合は切換回路の出力端子とオペアンプの電源入
力端子とを常時接続し、電源切換信号が第一の外部電源
がオフにされていることを示す場合は切換回路の出力端
子とオペアンプの電源入力端子とを間欠的に接続するオ
ペアンプ電源制御回路と、を備えることを特徴とする。
【0057】また、上記課題を解決するため、本発明の
定電圧出力装置は、 適宜オン/オフされる第一の外部
電源と接続される第一外部電源入力端子と、常時オンさ
れる第二の外部電源と接続される第二外部電源入力端子
と、第一の外部電源又は第二の外部電源の何れかと接続
される出力端子と、を備え、第一の外部電源がオンにさ
れている場合は第一外部電源入力端子と出力端子とを接
続し、第一の外部電源がオフにされている場合は第二外
部電源入力端子と出力端子とを接続する切換回路と、
第一の外部電源がオンにされているか又はオフにされて
いるかを示す電源切換信号を出力する電源切換信号出力
回路と、 所定の電圧を出力する定電圧源と、 電源の
供給を受ける電源入力端子を備え、その反転入力にはそ
の出力が負帰還接続され、その非反転入力には定電圧源
が接続され、電源入力端子から供給される電源によって
駆動され定電圧を出力するオペアンプと、 電源切換信
号が第一の外部電源がオンにされていることを示す場合
には、電源切換信号が第一の外部電源がオフにされてい
ることを示す場合よりも、オペアンプの動作電流を大き
くさせるオペアンプ動作電流制御回路と、 クロック信
号を発生するクロック信号発生回路と、 電源切換信号
が第一の外部電源がオンにされていることを示す場合は
切換回路の出力端子とオペアンプの電源入力端子とを常
時接続し、電源切換信号が第一の外部電源がオフにされ
ていることを示す場合は切換回路の出力端子とオペアン
プの電源入力端子とをクロック信号に応じて間欠的に接
続するオペアンプ電源制御回路と、を備えることを特徴
とする。
【0058】ここで、オペアンプ動作電流制御回路は、
電源切換信号の変化に応じてオペアンプ内の差動増幅回
路の電流源であるMOSトランジスタのゲート電位を変
化させる電圧源とすることができる。また、オペアンプ
動作電流制御回路は直列に接続された第一のMOSトラ
ンジスタ及び第二のMOSトランジスタからなり、直列
に接続された第一のMOSトランジスタ及び第二のMO
Sトランジスタはオペアンプ内の差動増幅回路の電流源
に並列に接続され、第一のMOSトランジスタのゲート
には所定の電位が与えられており、第二のMOSトラン
ジスタのゲートには電源切換信号が入力されることとす
ることができる。
【0059】また、上記課題を解決するため、本発明の
定電圧出力装置は、 適宜オン/オフされる第一の外部
電源と接続される第一外部電源入力端子と、常時オンさ
れる第二の外部電源と接続される第二外部電源入力端子
と、第一の外部電源又は第二の外部電源の何れかと接続
される出力端子と、を備え、第一の外部電源がオンにさ
れている場合は第一外部電源入力端子と出力端子とを接
続し、第一の外部電源がオフにされている場合は第二外
部電源入力端子と出力端子とを接続する切換回路と、
第一の外部電源がオンにされているか又はオフにされて
いるかを示す電源切換信号を出力する電源切換信号出力
回路と、 電源切換信号のエッジを緩やかにした電源切
換緩和信号を出力する電源切換信号エッジ緩和回路と、
所定の電圧を出力する定電圧源と、 電源の供給を受
ける電源入力端子を備え、その反転入力にはその出力が
負帰還接続され、その非反転入力には定電圧源が接続さ
れ、電源入力端子から供給される電源によって駆動され
定電圧を出力するオペアンプと、 電源切換緩和信号に
応じてオペアンプの動作電流を変化させるオペアンプ動
作電流制御回路と、 電源切換信号が第一の外部電源が
オンにされていることを示す場合は切換回路の出力端子
とオペアンプの電源入力端子とを常時接続し、電源切換
信号が第一の外部電源がオフにされていることを示す場
合は切換回路の出力端子とオペアンプの電源入力端子と
を間欠的に接続するオペアンプ電源制御回路と、を備え
ることを特徴とする。
【0060】また、上記課題を解決するため、本発明の
定電圧出力装置は、 適宜オン/オフされる第一の外部
電源と接続される第一外部電源入力端子と、常時オンさ
れる第二の外部電源と接続される第二外部電源入力端子
と、第一の外部電源又は第二の外部電源の何れかと接続
される出力端子と、を備え、第一の外部電源がオンにさ
れている場合は第一外部電源入力端子と出力端子とを接
続し、第一の外部電源がオフにされている場合は第二外
部電源入力端子と出力端子とを接続する切換回路と、
第一の外部電源がオンにされているか又はオフにされて
いるかを示す電源切換信号を出力する電源切換信号出力
回路と、 電源切換信号のエッジを緩やかにした電源切
換緩和信号を出力する電源切換信号エッジ緩和回路と、
所定の電圧を出力する定電圧源と、 電源の供給を受
ける電源入力端子を備え、その反転入力にはその出力が
負帰還接続され、その非反転入力には定電圧源が接続さ
れ、電源入力端子から供給される電源によって駆動され
定電圧を出力するオペアンプと、 電源切換緩和信号に
応じてオペアンプの動作電流を変化させるオペアンプ動
作電流制御回路と、 クロック信号を発生するクロック
信号発生回路と、電源切換信号が第一の外部電源がオン
にされていることを示す場合は切換回路の出力端子とオ
ペアンプの電源入力端子とを常時接続し、電源切換信号
が第一の外部電源がオフにされていることを示す場合は
切換回路の出力端子とオペアンプの電源入力端子とをク
ロック信号に応じて間欠的に接続するオペアンプ電源制
御回路と、を備えることを特徴とする。
【0061】ここで、オペアンプ動作電流制御回路は、
電源切換緩和信号の変化に応じてオペアンプ内の差動増
幅回路の電流源であるMOSトランジスタのゲート電位
を変化させる電圧源とすることができる。また、オペア
ンプ動作電流制御回路は直列に接続された第一のMOS
トランジスタ及び第二のMOSトランジスタからなり、
直列に接続された第一のMOSトランジスタ及び第二の
MOSトランジスタはオペアンプ内の差動増幅回路の電
流源に並列に接続され、第一のMOSトランジスタのゲ
ートには所定の電位が与えられており、第二のMOSト
ランジスタのゲートには電源切換緩和信号が入力される
こととすることができる。
【0062】また、電源切換信号エッジ緩和回路は、電
源切換信号が第一の外部電源がオンにされていることを
示す信号から第一の外部電源がオフにされていることを
示す信号へ変化する時のエッジを緩和することとするこ
とができる。また、電源切換信号エッジ緩和回路は、電
源切換信号が第一の外部電源がオンにされていることを
示す信号から第一の外部電源がオフにされていることを
示す信号へ変化する時及び電源切換信号が第一の外部電
源がオフにされていることを示す信号から第一の外部電
源がオンにされていることを示す信号へ変化する時の両
方のエッジを緩和することとすることができる。
【0063】第一の外部電源と第二の外部電源とを切り
換え可能に接続し、第一の外部電源による駆動時のオペ
アンプの動作電流を大きくすることによって、電源切換
に起因する定電圧出力の変動を小さくすることができ
る。また、電源切換に伴うオペアンプの動作電流の変化
を緩やかにすることにより、電源切換に起因する定電圧
出力の変動を小さくすることができる。
【0064】
【発明の実施の形態】以下、本発明の定電圧回路及び定
電圧出力装置について、図面を参照しつつ詳細に説明す
る。
【0065】[第一の実施の形態]図1は、本発明の定
電圧出力装置の一構成例を示す図である。図1におい
て、本発明の定電圧出力装置100は、外部の通常電源
(図示せず)及びバックアップ電源(図示せず)からの
電圧を切り換えて伝達するとともに何れの電源を選択し
ているかを示す電源切換信号を出力する切換回路110
と、定電圧を出力する定電圧回路120と、二入力のO
Rゲート回路130と、NOTゲート回路140と、n
チャネルのMOSトランジスタ150と、pチャネルの
MOSトランジスタ160と、クロックジェネレータ
(図示せず)と、を備えている。
【0066】通常電源と切換回路110とは、電源供給
線171によって接続されている。通常電源の電源は、
この電源供給線171を介して、切換回路110へ供給
される。また、バックアップ電源と切換回路110と
は、電源供給線172によって接続されている。バック
アップ電源の電源は、この電源供給線172を介して、
切換回路110へ供給される。
【0067】ここで、通常電源は、適宜オン/オフされ
る。通常電源がオンにされている時、通常電源の出力電
圧(以下、VDDともいう)は3ボルトあるいは5ボル
トである。また、通常電源がオフにされている時、VD
Dは0ボルトである。この通常電源が、第一の外部電源
に相当する。
【0068】また、バックアップ電源は、通常電源がオ
フにされている時に定電圧回路120の動作を保つため
のバッテリである。このバックアップ電源の出力電圧
(以下、VBKともいう)は、バッテリ残量がある限
り、1.5ボルト乃至3ボルトに保たれる。このバック
アップ電源が、第二の外部電源に相当する。
【0069】ORゲート回路130の二つの入力端子の
うちの一つは、電源切換信号線174と接続されてい
る。ORゲート回路130の二つの入力端子のうちの他
の一つは、クロック信号入力線175を介して、クロッ
クジェネレータと接続されている。
【0070】MOSトランジスタ150のドレインは、
定電圧回路120の負電源入力端子177と接続されて
いる。また、MOSトランジスタ150のソースは、接
地されている。更に、MOSトランジスタ150のゲー
トは、ORゲート回路130の出力端子と接続されてい
る。
【0071】NOTゲート回路140の入力端子は、O
Rゲート回路130の出力端子と接続されている。ま
た、NOTゲート回路140の出力端子は、MOSトラ
ンジスタ160のゲートと接続されている。
【0072】MOSトランジスタ160のソースは、電
源供給線173と接続されている。また、MOSトラン
ジスタ160のドレインは、定電圧回路120の正電源
入力端子176と接続されている。
【0073】図2は、定電圧回路120の内部構成を示
す図である。図2において、定電圧回路120は、定電
流源1201〜1202と、nチャネルのMOSトラン
ジスタ1203〜1204と、オペアンプ180と、を
備えている。また、オペアンプ180は、nチャネルの
MOSトランジスタ1207〜1211と、pチャネル
のMOSトランジスタ1205〜1206と、を備えて
いる。
【0074】定電流源1201は、正電源入力端子17
6とMOSトランジスタ1203のドレインとの間に、
MOSトランジスタ1203のドレイン電流を流すよう
に、接続されている。
【0075】定電流源1202は、正電源入力端子17
6とMOSトランジスタ1204のドレインとの間に、
MOSトランジスタ1204のドレイン電流を流すよう
に、接続されている。
【0076】MOSトランジスタ1203のゲートは、
電源選択信号線174と接続されている。また、MOS
トランジスタ1203のソースは、MOSトランジスタ
1204のドレインに接続されている。
【0077】MOSトランジスタ1204のゲートは、
MOSトランジスタ1204のドレインに接続されてい
る。また、MOSトランジスタ1204のソースは、負
電源入力端子177に接続されている。
【0078】MOSトランジスタ1205〜1209
は、単一出力差動増幅回路を構成している。また、MO
Sトランジスタ1210〜1211は、出力回路を構成
している。この出力回路の入力端子であるMOSトラン
ジスタ1210のゲートは、単一出力差動増幅回路の出
力端子であるMOSトランジスタ1208のドレインに
接続されている。オペアンプ180は、この単一出力差
動増幅回路と出力回路から、構成されている。このオペ
アンプ180は、正電源入力端子176及び負電源入力
端子177から電源の供給を受ける。また、オペアンプ
180の出力端子であるMOSトランジスタ1210の
ソースは、定電圧出力端子178に接続されている。そ
れとともに、オペアンプ180の出力端子であるMOS
トランジスタ1210のソースは、オペアンプ180の
反転入力端子であるMOSトランジスタ1207のゲー
トに負帰還接続されている。また、オペアンプ180の
非反転入力端子であるMOSトランジスタ1208のゲ
ートは、MOSトランジスタ1204のゲートと接続さ
れている。更に、単一出力差動増幅回路の定電流源であ
るMOSトランジスタ1209のゲートは、MOSトラ
ンジスタ1204のゲートと接続されている。
【0079】以下、図1〜図2を用いて本発明の定電圧
出力装置100の動作について説明する。
【0080】最初に、切換回路110の動作について、
説明する。
【0081】まず、通常電源がオンされVDDがVBK
よりも高い場合の切換回路110の動作について、説明
する。
【0082】VDDがVBKよりも高い場合、切換回路
110は、通常電源を選択する。そして、切換回路11
0は、電源供給線171と電源供給線173とを接続す
る。従って、電源供給線173の電圧は、VDDとな
る。また、切換回路110は、通常電源がオンにされて
いることを示す論理「H」の信号を、電源切換信号線1
74に出力する。
【0083】次に、通常電源がオフ、即ちVDDがVB
Kよりも低い場合の切換回路110の動作について、説
明する。
【0084】VDDがVBKよりも低い場合、切換回路
110は、バックアップ電源を選択する。そして、切換
回路110は、電源供給線172と電源供給線173と
を接続する。従って、電源供給線173の電圧は、VB
Kとなる。また、切換回路110は、通常電源がオフに
されていることを示す論理「L」の信号を、電源切換信
号線174に出力する。
【0085】以上のように、VDDがVBKよりも高い
場合は、電源供給線173は電源供給線171と接続さ
れ、電源切換信号線174には論理「H」の信号が出力
される。また、VDDがVBKよりも低い場合は、電源
供給線173は電源供給線172と接続され、電源切換
信号線174には論理「L」の信号が出力される。
【0086】次に、ORゲート回路130、NOTゲー
ト回路140、MOSトランジスタ150、及びMOS
トランジスタ160の動作について、説明する。
【0087】まず、電源切換信号線174の信号が論理
「H」の場合のORゲート回路130、NOTゲート回
路140、MOSトランジスタ150、及びMOSトラ
ンジスタ160の動作について、説明する。
【0088】電源切換信号線174から論理「H」の信
号がORゲート回路130へ入力されている場合、OR
ゲート回路130の出力信号は、クロック信号入力線1
75のクロック信号値にかかわらず、論理「H」とな
る。
【0089】ORゲート回路130の出力信号が論理
「H」である場合、ORゲート回路130の出力端子と
接続されたMOSトランジスタ150のゲートには論理
「H」の信号が入力される。そのため、MOSトランジ
スタ150は、オンにされる。
【0090】また、ORゲート回路130の出力信号が
論理「H」である場合、ORゲート回路130の出力端
子と接続されたNOTゲート回路140の入力端子には
論理「H」の信号が入力される。そのため、NOTゲー
ト回路140の出力信号は論理「L」となる。従って、
NOTゲート回路140の出力端子と接続されたMOS
トランジスタ160のゲートには論理「L」の信号が入
力される。そのため、MOSトランジスタ160はオン
にされる。
【0091】このように、MOSトランジスタ150が
オンにされると、定電圧回路120の負電源入力端子1
77は接地される。また、MOSトランジスタ160が
オンにされると、電源が電源供給線173を介して定電
圧回路120の正電源入力端子176へ供給される。
【0092】次に、電源切換信号線174の信号が論理
「L」の場合のORゲート回路130、NOTゲート回
路140、MOSトランジスタ150、及びMOSトラ
ンジスタ160の動作について、説明する。
【0093】電源切換信号線174から論理「L」の信
号がORゲート回路130へ入力されている場合、OR
ゲート回路130の出力信号は、クロック信号入力線1
75のクロック信号値に依存することとなる。
【0094】電源切換信号線174の信号が論理「L」
且つクロック信号入力線175のクロック信号が論理
「H」の場合、ORゲート回路130の出力信号は論理
「H」となる。従って、先に説明したと同様に、MOS
トランジスタ150及びMOSトランジスタ160がオ
ンにされる。そのため、電源が電源供給線173を介し
て定電圧回路120の正電源入力端子176に供給され
る。また、定電圧回路120の負電源入力端子177
は、接地される。
【0095】電源切換信号線175の信号が論理「L」
且つクロック信号入力線175のクロック信号が論理
「L」の場合、ORゲート回路130の出力信号は論理
「L」となる。従って、ORゲート回路130の出力端
子と接続されたMOSトランジスタ150のゲートに
は、論理「L」の信号が入力される。そのため、MOS
トランジスタ150は、オフにされる。また、ORゲー
ト回路130の出力信号が論理「L」である場合、OR
ゲート回路130の出力端子と接続されたNOTゲート
回路140の入力端子には論理「L」の信号が入力され
る。従って、NOTゲート回路140の出力信号は論理
「H」となる。そのため、NOTゲート回路140の出
力端子と接続されたMOSトランジスタ160のゲート
には論理「H」の信号が入力される。従って、MOSト
ランジスタ160は、オフにされる。このようにMOS
トランジスタ150及びMOSトランジスタ160がオ
フにされると、定電圧回路120の電源端子への電源の
供給が遮断される。
【0096】次に、定電圧回路120の動作について、
説明する。
【0097】まず、電源切換信号線174の信号が論理
「H」の場合の定電圧回路120の動作について、説明
する。尚、先に説明したように、電源切換信号線174
の信号が論理「H」の場合、正電源入力端子176及び
負電源入力端子177には、通常電源からの電源が常時
供給されている。
【0098】電源切換信号線174から論理「H」の信
号がMOSトランジスタ1203のゲートへ入力されて
いる場合、MOSトランジスタ1203は、オンにされ
る。そのため、MOSトランジスタ1203には、定電
流源1201によってドレイン電流が流される。従っ
て、MOSトランジスタ1204のドレイン電流は、定
電流源1201及び定電流源1202の電流の和とな
る。また、MOSトランジスタ1204のゲート−ソー
ス間には、定電流源1201及び定電流源1202の電
流の和に応じた電圧が生じる。
【0099】MOSトランジスタ1209のゲートはM
OSトランジスタ1204のゲートと接続されている。
そのため、MOSトランジスタ1209のゲート−ソー
ス間には、MOSトランジスタ1204のゲート−ソー
ス間電圧と同じ電圧が与えられる。従って、MOSトラ
ンジスタ1209には、そのゲート−ソース間電圧に応
じたドレイン電流が流れることとなる。
【0100】次に、電源切換信号線174の信号が論理
「L」の場合の定電圧回路120の動作について、説明
する。尚、先に説明したように、電源切換信号線174
の信号が論理「L」の場合、正電源入力端子176及び
負電源入力端子177には、バックアップ電源からの電
源がクロック信号線175のクロック信号に同期して供
給されている。
【0101】電源切換信号線174から論理「L」の信
号がMOSトランジスタ1203のゲートへ入力されて
おり且つ正電源入力端子176及び負電源入力端子17
7を介してバックアップ電源からの電源が供給されてい
る場合、MOSトランジスタ1203は、オフにされ
る。そのため、MOSトランジスタ1204のドレイン
電流は、定電流源1202の電流となる。また、MOS
トランジスタ1204のソース−ゲート間には、定電流
源1202の電流に応じた電圧が生じる。
【0102】MOSトランジスタ1209のゲートは、
MOSトランジスタ1204のゲートと接続されてい
る。そのため、MOSトランジスタ1209のゲート−
ソース間には、MOSトランジスタ1204のゲート−
ソース間電圧と同じ電圧が与えられる。従って、MOS
トランジスタ1209には、そのゲート−ソース間電圧
に応じたドレイン電流が流れることとなる。
【0103】以上のように、電源切換信号線174の信
号が論理「H」の場合即ち定電圧回路120が通常電源
からの電源によって駆動されている場合、定電圧回路1
20の動作電流は定電流源1201と定電流源1202
の電流の和に等しい。一方、電源切換信号線174の信
号が論理「L」であり且つ定電圧回路120がバックア
ップ電源からの電源によって駆動されている場合、定電
圧回路120の動作電流は定電流源1202の電流に等
しい。このように、定電圧回路120が通常電源によっ
て駆動されている場合には定電圧回路120の動作電流
を大きくすることによって、定電圧回路120のPSR
R(Power Supply Rejection Ratio:電源電圧変動除去
比)を大きくすることができる。
【0104】図3は、切換回路110、及び定電圧回路
120の入出力電圧の変化を示すタイミングチャートで
ある。
【0105】図3において、VDDは通常電源の出力電
圧、VBKはバックアップ電源の出力電圧、VPSは電
源供給線173の電圧、VDDONは電源切換信号線1
74の電圧、VREGは定電圧出力線178の電圧であ
る。
【0106】図3のタイミングチャートに示されるVD
D、VBK、VPS、VDDONは、従来の定電圧出力
回路620(図14及び図15)のタイミングチャート
である図16に示されるVDD、VBK、VPS、VD
DONと同じである。
【0107】ここで、時刻t0において、オペアンプ1
80の電源入力電圧であるVPSが、3Vから5Vへ変
化する。そのため、時刻t0の直後、オペアンプ180
の出力電圧であるVREGは上昇する。しかし、時刻t
0からt1までの間、オペアンプ180の動作電流は大
きくなっている。従って、オペアンプ180のPSRR
は大きくなっている。そのため、オペアンプ180の出
力電圧の電圧上昇は、従来の定電圧回路620(図14
及び図15)の出力電圧の電圧上昇よりも小さくなって
いる。尚、図16において、比較のため、従来の定電圧
回路620の出力電圧が定電圧回路120の出力電圧V
REGに重ねて破線で示されている。
【0108】また、VPSは、時刻t1にて5Vから3
Vへ変化する。そのため、時刻t1の直後、オペアンプ
180の出力電圧であるVREGは下降する。しかし、
時刻t0からt1までの間、オペアンプ180の動作電
流は大きくなっている。従って、オペアンプ180のP
SRRは大きくなっている。そのため、定電圧回路12
0の出力電圧の電圧上昇は、従来の定電圧回路620の
出力電圧の電圧上昇よりも小さくなっている。
【0109】このように本発明の定電圧出力装置100
においては、通常電源により駆動されている間はオペア
ンプ180の動作電流を大きくしてPSRRを大きくす
ることにより、電源切換に起因するVREGの変動を小
さくすることができる。
【0110】[第二の実施の形態]図4は、本発明の定
電圧出力装置の別の構成例を示す図である。図4におい
て、本発明の定電圧出力装置200は、外部の通常電源
(図示せず)及びバックアップ電源(図示せず)からの
電圧を切り換えて伝達するとともに何れの電源を選択し
ているかを示す電源切換信号を出力する切換回路110
と、定電圧を出力する定電圧回路220と、二入力のO
Rゲート回路130と、NOTゲート回路140と、n
チャネルのMOSトランジスタ150と、pチャネルの
MOSトランジスタ160と、クロックジェネレータ
(図示せず)を備えている。
【0111】本実施の形態に係る定電圧出力装置200
の構成は、先に説明した第一の実施の形態に係る定電圧
出力装置100の構成と略同じである。本実施の形態に
係る定電圧出力装置200が第一の実施の形態に係る定
電圧出力装置100と異なる点は、定電圧回路120が
定電圧回路220に置き換えられている点だけである。
そのため、本実施の形態では、定電圧回路220につい
てのみ説明し、他の回路についての説明は省略する。
【0112】図5は、定電圧回路220の内部構成を示
す図である。図5において、定電圧回路220は、定電
流源2201と、nチャネルのMOSトランジスタ22
02、2207、及び2208と、オペアンプ280
と、を備えている。また、オペアンプ280は、nチャ
ネルのMOSトランジスタ2205〜2206、220
9〜2210及び2212と、pチャネルのMOSトラ
ンジスタ2203〜2204と、コンデンサ2211
と、を備えている。
【0113】定電流源2201は、正電源入力端子17
6とMOSトランジスタ2202のドレインとの間に、
MOSトランジスタ2202のドレイン電流を流すよう
に、接続されている。
【0114】MOSトランジスタ2202のゲートは、
MOSトランジスタ2202のドレインと接続されてい
る。また、MOSトランジスタ2202のソースは、負
電源入力端子177に接続されている。このMOSトラ
ンジスタ2202には定電流源2201によって一定の
ドレイン電流が流されるため、MOSトランジスタ22
02のゲート−ソース間にはこのドレイン電流に応じた
一定の電圧が発生する。従って、MOSトランジスタ2
202は、定電圧源の機能を果たす。
【0115】MOSトランジスタ2203〜2206、
及び2209は、単一出力差動増幅回路を構成してい
る。また、MOSトランジスタ2210〜2212は、
出力回路を構成している。この出力回路の入力端子であ
るMOSトランジスタ2210のゲートは、単一出力差
動増幅回路の出力端子であるMOSトランジスタ220
5のドレインに接続されている。オペアンプ280は、
この単一出力差動増幅回路と出力回路から、構成されて
いる。このオペアンプ280は、正電源入力端子176
及び負電源入力端子177から電源の供給を受ける。ま
た、オペアンプ280の出力端子であるMOSトランジ
スタ2210のソースは、定電圧出力端子178に接続
されている。それとともに、オペアンプ280の出力端
子であるMOSトランジスタ2210のソースは、オペ
アンプ280の反転入力端子であるMOSトランジスタ
2206のゲートに負帰還接続されている。また、オペ
アンプ280の非反転入力端子であるMOSトランジス
タ2205のゲートは、MOSトランジスタ2202の
ゲートと接続されている。更に、単一出力差動増幅回路
の電流源であるMOSトランジスタ2209のゲート
は、MOSトランジスタ2202のゲートと接続されて
いる。また、MOSトランジスタ2210のゲートとソ
ースの間には、コンデンサ2211が接続されている。
【0116】MOSトランジスタ2207のドレイン
は、MOSトランジスタ2209のドレインに接続され
ている。また、MOSトランジスタ2207のソース
は、MOSトランジスタ2208のドレインに接続され
ている。更に、MOSトランジスタ2207のゲート
は、MOSトランジスタ2202のゲートに接続されて
いる。
【0117】MOSトランジスタ2208のドレイン
は、MOSトランジスタ2207のソースに接続されて
いる。また、MOSトランジスタ2208のゲートは、
電源切換信号線174に接続されている。更に、MOS
トランジスタ2208のソースは、負電源入力端子17
7に接続されている。
【0118】以下、図5を用いて本発明の定電圧回路2
20の動作について説明する。
【0119】まず、電源切換信号線174の信号が論理
「H」の場合の定電圧回路220の動作について、説明
する。尚、先に説明したように、電源切換信号線174
の信号が論理「H」の場合、正電源入力端子176及び
負電源入力端子177には、通常電源からの電源が常時
供給されている。
【0120】電源切換信号線174から論理「H」の信
号がMOSトランジスタ2208のゲートへ入力されて
いる場合、MOSトランジスタ2208は、オンにされ
る。そのため、直列接続されたMOSトランジスタ22
08及びMOSトランジスタ2207には、電流が流さ
れる。従って、差動対トランジスタであるMOSトラン
ジスタ2205及びMOSトランジスタ2206に流れ
る電流の和は、MOSトランジスタ2209を流れる電
流及び直列接続されたMOSトランジスタ2208及び
MOSトランジスタ2207を流れる電流の和になる。
【0121】次に、電源切換信号線174の信号が論理
「L」の場合の動作について、説明する。尚、先に説明
したように、電源切換信号線174の信号が論理「L」
の場合、正電源入力端子176及び負電源入力端子17
7には、バックアップ電源からの電源がクロック信号線
175のクロック信号に同期して供給されている。
【0122】電源切換信号線174から論理「L」の信
号がMOSトランジスタ2208のゲートへ入力されて
おり且つ正電源入力端子176及び負電源入力端子17
7にバックアップ電源からの電源が供給されている場
合、MOSトランジスタ2208は、オフにされる。そ
のため、直列接続されたMOSトランジスタ2208及
びMOSトランジスタ2207には、電流が流れない。
従って、差動対トランジスタであるMOSトランジスタ
2205及びMOSトランジスタ2206に流れる電流
の和は、MOSトランジスタ2209を流れる電流にな
る。
【0123】以上のように、電源切換信号線174の信
号が論理「H」の場合即ち定電圧回路220が通常電源
からの電源によって駆動されている場合、オペアンプ2
80の動作電流はMOSトランジスタ2209を流れる
電流及び直列接続されたMOSトランジスタ2208及
びMOSトランジスタ2207を流れる電流の和とな
る。一方、電源切換信号線174の信号が論理「L」で
あり且つ定電圧回路220がバックアップ電源からの電
源によって駆動されている場合、オペアンプ280の動
作電流はMOSトランジスタ2209を流れる電流とな
る。このように、定電圧回路220が通常電源によって
駆動されている場合にはオペアンプ280の動作電流を
大きくすることによって、オペアンプ280のスルーレ
ートを上げることができる。そのため、電源切換に起因
するオペアンプ280の出力電圧の変動を小さくするこ
とができる。
【0124】このように定電圧回路220においては、
通常電源により駆動されている間はオペアンプ280の
動作電流を多くしてスルーレートを上げることにより、
電源切換に起因する出力電圧の変動を小さくすることが
できる。
【0125】[第三の実施の形態]図6は、本発明の定
電圧出力装置の別の構成例を示す図である。図6におい
て、本発明の定電圧出力装置300は、外部の通常電源
(図示せず)及びバックアップ電源(図示せず)からの
電圧を切り換えて伝達するとともに何れの電源を選択し
ているかを示す電源切換信号を出力する切換回路110
と、定電圧を出力する定電圧回路320と、二入力のO
Rゲート回路130と、NOTゲート回路140と、n
チャネルのMOSトランジスタ150と、pチャネルの
MOSトランジスタ160と、クロックジェネレータ
(図示せず)を備えている。
【0126】本実施の形態に係る定電圧出力装置300
の構成は、先に説明した第一の実施の形態に係る定電圧
出力装置100の構成と略同じである。本実施の形態に
係る定電圧出力装置300が第一の実施の形態に係る定
電圧出力装置100と異なる点は、定電圧回路120が
定電圧回路320に置き換えられている点だけである。
そのため、本実施の形態では、定電圧回路320につい
てのみ説明し、他の回路についての説明は省略する。
【0127】図7は、定電圧回路320の内部構成を示
す図である。図7において、定電圧回路320は、先に
説明した定電圧回路120(図2)と略同様である。定
電圧回路320が定電圧回路120と異なるのは、電源
切換信号線174に出力される電源切換信号のエッジを
緩やかにした電源切換緩和信号を出力する電源切換信号
エッジ緩和回路330が電源切換信号線174とMOS
トランジスタ1203のゲートとの間に設けられている
点である。その他の回路構成は先に説明した定電圧回路
120と同様であるので、その説明を省略する。
【0128】図8は、電源切換信号エッジ緩和回路33
0の一構成例を示す図である。図8において、電源切換
信号エッジ緩和回路330は、NOTゲート回路330
1と、pチャネルのMOSトランジスタ3302と、n
チャネルのMOSトランジスタ3303と、コンデンサ
3304と、を備えている。
【0129】NOTゲート回路3301の入力端子は、
電源切換信号線174と接続されている。NOTゲート
回路3301の出力端子は、MOSトランジスタ330
2のゲート及びMOSトランジスタ3303のゲートに
接続されている。
【0130】MOSトランジスタ3302のソースは、
正電源入力端子176と接続されている。また、MOS
トランジスタ3302のドレインは、MOSトランジス
タ3303のドレインと接続されている。
【0131】MOSトランジスタ3303のソースは、
負電源入力端子177と接続されている。
【0132】コンデンサ3304の端子の一つは、MO
Sトランジスタ3302のドレイン及び電源切換緩和信
号線3212と接続されている。コンデンサ3304の
端子の他の一つは、接地されている。このコンデンサ3
304の端子間電圧が、電源切換信号エッジ緩和回路3
30の出力信号即ち電源切換緩和信号となる。
【0133】次に、電源切換信号エッジ緩和回路330
の動作について、説明する。
【0134】MOSトランジスタ3302のゲートとM
OSトランジスタ3303のゲートは、何れもNOTゲ
ート回路3301の出力端子に接続されている。従っ
て、MOSトランジスタ3302とMOSトランジスタ
3303は、排他的にオン/オフされる。
【0135】NOTゲート回路3301の出力信号が論
理「L」の場合、MOSトランジスタ3302がオンに
される。MOSトランジスタ3302がオンにされる
と、MOSトランジスタ3302のドレイン電流によっ
て、コンデンサ3304がチャージされる。
【0136】NOTゲート回路3301の出力信号が論
理「H」の場合、MOSトランジスタ3303がオンに
される。MOSトランジスタ3303がオンにされる
と、MOSトランジスタ3303のドレイン電流によっ
て、コンデンサ3304がディスチャージされる。
【0137】電源切換信号エッジ緩和回路330の出力
信号(電源切換緩和信号)であるコンデンサ3304の
端子間電圧は、コンデンサ3304の電荷量に比例す
る。従って、電源切換信号が急激に変化しても、コンデ
ンサ3304がチャージ又はディスチャージされる間、
電源切換緩和信号は緩やかに変化することになる。
【0138】このような電源切換緩和信号が定電圧回路
320内のMOSトランジスタ1203のゲートに与え
られるため、MOSトランジスタ1203のドレイン電
流は、緩やかに増加又は減少する。MOSトランジスタ
1204のドレイン電流はMOSトランジスタ1203
のソース電流と定電流源1202の電流の和であるた
め、MOSトランジスタ1204のドレイン電流も緩や
かに増加又は減少する。従って、MOSトランジスタ1
204のゲート−ソース間電圧も、MOSトランジスタ
1204のドレイン電流に応じて、緩やかに増加又は減
少することになる。MOSトランジスタ1209のゲー
トはMOSトランジスタ1204のゲートに接続されて
いるため、MOSトランジスタ1209のドレイン電流
(オペアンプ180の動作電流)も、緩やかに増加又は
減少することになる。
【0139】このように定電圧回路320においては、
通常電源とバックアップ電源との切換時の動作電流の変
化を緩やかにすることにより、電源切換に起因する出力
電圧の変動を小さくすることができる。
【0140】以上、本発明の定電圧出力装置の形態例を
示したが、電源切換信号エッジ緩和回路330は、RC
直列回路等、時定数を持つ回路とすることができる。ま
た、バックアップ電源による間欠駆動から通常電源によ
る常時駆動に切り換わった時の定電圧回路320の定電
圧出力の変動よりも通常電源による常時駆動からバック
アップ電源による間欠駆動に切り換わった時の定電圧回
路320の定電圧出力の変動の方がより大きく、誤動作
を生じ易いため、電源切換信号エッジ緩和回路330
は、電源切換信号の立ち下がりエッジ(通常電源からバ
ックアップ電源への切換時)のみ緩和する回路とするこ
とができる。
【0141】尚、電源切換信号エッジ緩和回路330の
MOSトランジスタ3302及びMOSトランジスタ3
303をβ(電流増幅率)の小さいトランジスタ、即ち
ドレイン電流の小さいトランジスタとすることにより、
電源切換緩和信号をより緩やかな信号にすることができ
る。また、MOSトランジスタ3302及びMOSトラ
ンジスタ3303をチャネル幅とチャネル長の比の小さ
いトランジスタ、即ちドレイン電流の小さいトランジス
タとすることにより、電源切換緩和信号をより緩やかな
信号にすることができる。
【0142】[第四の実施の形態]図9は、本発明の定
電圧出力装置の別の構成例を示す図である。図9におい
て、本発明の定電圧出力装置400は、外部の通常電源
(図示せず)及びバックアップ電源(図示せず)からの
電圧を切り換えて伝達するとともに何れの電源を選択し
ているかを示す電源切換信号を出力する切換回路110
と、定電圧を出力する定電圧回路420と、二入力のO
Rゲート回路130と、NOTゲート回路140と、n
チャネルのMOSトランジスタ150と、pチャネルの
MOSトランジスタ160と、クロックジェネレータ
(図示せず)を備えている。
【0143】本実施の形態に係る定電圧出力装置400
の構成は、先に説明した第二の実施の形態に係る定電圧
出力装置200の構成と略同じである。本実施の形態に
係る定電圧出力装置400が第二の実施の形態に係る定
電圧出力装置200と異なる点は、定電圧回路220が
定電圧回路420に置き換えられている点だけである。
そのため、本実施の形態では、定電圧回路420につい
てのみ説明し、他の回路についての説明は省略する。
【0144】図10は、定電圧回路420の内部構成を
示す図である。図10において、定電圧回路420は、
先に説明した定電圧回路220(図5)と略同様であ
る。定電圧回路420が定電圧回路220と異なるの
は、電源切換信号線174に出力される電源切換信号の
エッジを緩やかにした電源切換緩和信号を出力する電源
切換信号エッジ緩和回路430が電源切換信号線174
とMOSトランジスタ2208のゲートとの間に設けら
れている点である。その他の回路構成は先に説明した定
電圧回路220と同様であるので、その説明を省略す
る。
【0145】図11は、電源切換信号エッジ緩和回路4
30の一構成例を示す図である。図11において、電源
切換信号エッジ緩和回路430は、バッファ回路430
1と、抵抗4302と、コンデンサ4303と、を備え
ている。
【0146】バッファ回路4301の入力端子は、電源
切換信号線174と接続されている。
【0147】抵抗4302とコンデンサ4303は、直
列接続されている。抵抗4302の端子の他の一つは、
バッファ回路4301の出力端子と接続されている。ま
た、コンデンサ4303の端子の他の一つは、接地され
ている。このコンデンサ4303の端子間電圧が、電源
切換信号エッジ緩和回路430の出力信号即ち電源切換
緩和信号となる。
【0148】次に、電源切換信号エッジ緩和回路430
の動作について、説明する。
【0149】抵抗4302とコンデンサ4303は、R
C直列回路を構成する。従って、電源切換信号エッジ緩
和回路430の出力信号(電源切換緩和信号)であるコ
ンデンサ4303の端子間電圧は、抵抗4302の抵抗
値Rとコンデンサ4303の容量Cとの積である時定数
の指数関数で表される。
【0150】図12は、電源切換信号エッジ緩和回路4
30に入力される電源切換信号と、電源切換信号エッジ
緩和回路430から出力される電源切換緩和信号を示す
タイミングチャートである。図12に示されるように、
時刻t0において、電源切換信号は瞬時に論理「L」か
ら論理「H」へ変化しているのに対し、電源切換緩和信
号は緩やかに変化している。また、時刻t1において、
電源切換信号は瞬時に論理「H」から論理「L」へ変化
しているのに対し、電源切換緩和信号は緩やかに変化し
ている。
【0151】このような電源切換緩和信号が定電圧回路
420内のMOSトランジスタ2208のゲートに与え
られるため、MOSトランジスタ2208のドレイン電
流は、緩やかに増加又は減少することになる。従って、
MOSトランジスタ2208のドレイン電流とMOSト
ランジスタ2209のドレイン電流の和であるオペアン
プ280の動作電流も、緩やかに増加又は減少すること
になる。
【0152】このように定電圧回路420においては、
通常電源とバックアップ電源との切換時のオペアンプ2
80動作電流の変化を緩やかにすることにより、電源切
換に起因する出力電圧の変動を小さくすることができ
る。
【0153】以上、本発明の定電圧出力装置の形態例を
示したが、バックアップ電源による間欠駆動から通常電
源による常時駆動に切り換わった時のオペアンプ280
の定電圧出力の変動よりも通常電源による常時駆動から
バックアップ電源による間欠駆動に切り換わった時のオ
ペアンプ280の定電圧出力の変動の方がより大きく、
誤動作を生じ易いため、電源切換信号エッジ緩和回路4
30は、電源切換信号の立ち下がりエッジ(通常電源か
らバックアップ電源への切換時)のみ緩和する回路とす
ることができる。
【0154】
【発明の効果】以上述べた通り、本発明の定電圧出力装
置によれば、第一の外部電源により駆動されている間の
動作電流を大きくすることができるため、電源切換に起
因する定電圧出力の変動を小さくすることができるよう
になった。また、本発明の定電圧出力装置によれば、電
源切換時のオペアンプの動作電流の変化を緩やかにする
ことができるため、電源切換に起因する定電圧出力の変
動を小さくすることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による定電圧出力装置の一形態の構成例
を示す図である。
【図2】図1の定電圧回路の内部構成を示す図である。
【図3】本発明による定電圧出力装置の一形態の構成例
のタイミングチャートを示す図である。
【図4】本発明による定電圧出力装置の一形態の構成例
を示す図である。
【図5】図4の定電圧回路の内部構成を示す図である。
【図6】本発明による定電圧出力装置の一形態の構成例
を示す図である。
【図7】図6の定電圧回路の内部構成を示す図である。
【図8】図7の電源切換信号エッジ緩和回路の内部構成
を示す図である。
【図9】本発明による定電圧出力装置の一形態の構成例
を示す図である。
【図10】図9の定電圧回路の内部構成を示す図であ
る。
【図11】図10の電源切換信号エッジ緩和回路の内部
構成を示す図である。
【図12】図11の電源切換信号エッジ緩和回路のタイ
ミングチャートを示す図である。
【図13】従来の定電圧出力装置の一構成例を示す図で
ある。
【図14】従来の定電圧出力装置の一構成例を示す図で
ある。
【図15】図14の定電圧回路の一構成例を示す図であ
る。
【図16】図15の定電圧回路のタイミングチャートを
示す図である。
【符号の説明】
110 切換回路 120 定電圧回路 130 ORゲート回路 140 NOTゲート回路 150、160 MOSトランジスタ 180 オペアンプ 220 定電圧回路 280 オペアンプ 320 定電圧回路 330 電源切換信号エッジ緩和回路 420 定電圧回路 430 電源切換信号エッジ緩和回路 500 タイマ用IC 510 切換回路 520 定電圧回路 530 発振回路 540 タイマ回路 600 タイマ用IC 610 切換回路 620 定電圧回路 630 発振回路 640 タイマ回路

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 適宜オン/オフされる第一の外部電源と
    接続される第一外部電源入力端子と、常時オンされ第二
    の外部電源と接続される第二外部電源入力端子と、前記
    第一の外部電源又は前記第二の外部電源の何れかと接続
    される出力端子と、を備え、前記第一の外部電源がオン
    にされている場合は前記第一外部電源入力端子と前記出
    力端子とを接続し、前記第一の外部電源がオフにされて
    いる場合は前記第二外部電源入力端子と前記出力端子と
    を接続する切換回路と、 前記第一の外部電源がオンにされているか又はオフにさ
    れているかを示す電源切換信号を出力する電源切換信号
    出力回路と、 所定の電圧を出力する定電圧源と、 電源の供給を受ける電源入力端子を備え、その反転入力
    にはその出力が負帰還接続され、その非反転入力には前
    記定電圧源が接続され、前記電源入力端子から供給され
    る電源によって駆動され定電圧を出力するオペアンプ
    と、 前記電源切換信号が前記第一の外部電源がオンにされて
    いることを示す場合には、前記電源切換信号が前記第一
    の外部電源がオフにされていることを示す場合よりも、
    前記オペアンプの動作電流を大きくさせるオペアンプ動
    作電流制御回路と、 前記電源切換信号が前記第一の外部電源がオンにされて
    いることを示す場合は前記切換回路の前記出力端子と前
    記オペアンプの前記電源入力端子とを常時接続し、前記
    電源切換信号が前記第一の外部電源がオフにされている
    ことを示す場合は前記切換回路の前記出力端子と前記オ
    ペアンプの前記電源入力端子とを間欠的に接続するオペ
    アンプ電源制御回路と、を備えることを特徴とする定電
    圧出力装置。
  2. 【請求項2】 適宜オン/オフされる第一の外部電源と
    接続される第一外部電源入力端子と、常時オンされる第
    二の外部電源と接続される第二外部電源入力端子と、前
    記第一の外部電源又は前記第二の外部電源の何れかと接
    続される出力端子と、を備え、前記第一の外部電源がオ
    ンにされている場合は前記第一外部電源入力端子と前記
    出力端子とを接続し、前記第一の外部電源がオフにされ
    ている場合は前記第二外部電源入力端子と前記出力端子
    とを接続する切換回路と、 前記第一の外部電源がオンにされているか又はオフにさ
    れているかを示す電源切換信号を出力する電源切換信号
    出力回路と、 所定の電圧を出力する定電圧源と、 電源の供給を受ける電源入力端子を備え、その反転入力
    にはその出力が負帰還接続され、その非反転入力には前
    記定電圧源が接続され、前記電源入力端子から供給され
    る電源によって駆動され定電圧を出力するオペアンプ
    と、 前記電源切換信号が前記第一の外部電源がオンにされて
    いることを示す場合には、前記電源切換信号が前記第一
    の外部電源がオフにされていることを示す場合よりも、
    前記オペアンプの動作電流を大きくさせるオペアンプ動
    作電流制御回路と、 クロック信号を発生するクロック信号発生回路と、 前記電源切換信号が前記第一の外部電源がオンにされて
    いることを示す場合は前記切換回路の前記出力端子と前
    記オペアンプの前記電源入力端子とを常時接続し、前記
    電源切換信号が前記第一の外部電源がオフにされている
    ことを示す場合は前記切換回路の前記出力端子と前記オ
    ペアンプの前記電源入力端子とを前記クロック信号に応
    じて間欠的に接続するオペアンプ電源制御回路と、を備
    えることを特徴とする定電圧出力装置。
  3. 【請求項3】 前記オペアンプ動作電流制御回路は、前
    記電源切換信号の変化に応じて前記オペアンプ内の差動
    増幅回路の電流源であるMOSトランジスタのゲート電
    位を変化させる電圧源であることを特徴とする請求項1
    又は2記載の定電圧出力装置。
  4. 【請求項4】 前記オペアンプ動作電流制御回路は直列
    に接続された第一のMOSトランジスタ及び第二のMO
    Sトランジスタからなり、直列に接続された前記第一の
    MOSトランジスタ及び前記第二のMOSトランジスタ
    は前記オペアンプ内の差動増幅回路の電流源に並列に接
    続され、前記第一のMOSトランジスタのゲートには所
    定の電位が与えられており、前記第二のMOSトランジ
    スタのゲートには前記電源切換信号が入力されることを
    特徴とする請求項1又は2記載の定電圧出力装置。
  5. 【請求項5】 適宜オン/オフされる第一の外部電源と
    接続される第一外部電源入力端子と、常時オンされる第
    二の外部電源と接続される第二外部電源入力端子と、前
    記第一の外部電源又は前記第二の外部電源の何れかと接
    続される出力端子と、を備え、前記第一の外部電源がオ
    ンにされている場合は前記第一外部電源入力端子と前記
    出力端子とを接続し、前記第一の外部電源がオフにされ
    ている場合は前記第二外部電源入力端子と前記出力端子
    とを接続する切換回路と、 前記第一の外部電源がオンにされているか又はオフにさ
    れているかを示す電源切換信号を出力する電源切換信号
    出力回路と、 前記電源切換信号のエッジを緩やかにした電源切換緩和
    信号を出力する電源切換信号エッジ緩和回路と、 所定の電圧を出力する定電圧源と、 電源の供給を受ける電源入力端子を備え、その反転入力
    にはその出力が負帰還接続され、その非反転入力には前
    記定電圧源が接続され、前記電源入力端子から供給され
    る電源によって駆動され定電圧を出力するオペアンプ
    と、 前記電源切換緩和信号に応じて前記オペアンプの動作電
    流を変化させるオペアンプ動作電流制御回路と、 前記電源切換信号が前記第一の外部電源がオンにされて
    いることを示す場合は前記切換回路の前記出力端子と前
    記オペアンプの前記電源入力端子とを常時接続し、前記
    電源切換信号が前記第一の外部電源がオフにされている
    ことを示す場合は前記切換回路の前記出力端子と前記オ
    ペアンプの前記電源入力端子とを間欠的に接続するオペ
    アンプ電源制御回路と、を備えることを特徴とする定電
    圧出力装置。
  6. 【請求項6】 適宜オン/オフされる第一の外部電源と
    接続される第一外部電源入力端子と、常時オンされる第
    二の外部電源と接続される第二外部電源入力端子と、前
    記第一の外部電源又は前記第二の外部電源の何れかと接
    続される出力端子と、を備え、前記第一の外部電源がオ
    ンにされている場合は前記第一外部電源入力端子と前記
    出力端子とを接続し、前記第一の外部電源がオフにされ
    ている場合は前記第二外部電源入力端子と前記出力端子
    とを接続する切換回路と、 前記第一の外部電源がオンにされているか又はオフにさ
    れているかを示す電源切換信号を出力する電源切換信号
    出力回路と、 前記電源切換信号のエッジを緩やかにした電源切換緩和
    信号を出力する電源切換信号エッジ緩和回路と、 所定の電圧を出力する定電圧源と、 電源の供給を受ける電源入力端子を備え、その反転入力
    にはその出力が負帰還接続され、その非反転入力には前
    記定電圧源が接続され、前記電源入力端子から供給され
    る電源によって駆動され定電圧を出力するオペアンプ
    と、 前記電源切換緩和信号に応じて前記オペアンプの動作電
    流を変化させるオペアンプ動作電流制御回路と、 クロック信号を発生するクロック信号発生回路と、 前記電源切換信号が前記第一の外部電源がオンにされて
    いることを示す場合は前記切換回路の前記出力端子と前
    記オペアンプの前記電源入力端子とを常時接続し、前記
    電源切換信号が前記第一の外部電源がオフにされている
    ことを示す場合は前記切換回路の前記出力端子と前記オ
    ペアンプの前記電源入力端子とを前記クロック信号に応
    じて間欠的に接続するオペアンプ電源制御回路と、を備
    えることを特徴とする定電圧出力装置。
  7. 【請求項7】 前記オペアンプ動作電流制御回路は、前
    記電源切換緩和信号の変化に応じて前記オペアンプ内の
    差動増幅回路の電流源であるMOSトランジスタのゲー
    ト電位を変化させる電圧源であることを特徴とする請求
    項5又は6記載の定電圧出力装置。
  8. 【請求項8】 前記オペアンプ動作電流制御回路は直列
    に接続された第一のMOSトランジスタ及び第二のMO
    Sトランジスタからなり、直列に接続された前記第一の
    MOSトランジスタ及び前記第二のMOSトランジスタ
    は前記オペアンプ内の差動増幅回路の電流源に並列に接
    続され、前記第一のMOSトランジスタのゲートには所
    定の電位が与えられており、前記第二のMOSトランジ
    スタのゲートには前記電源切換緩和信号が入力されるこ
    とを特徴とする請求項5又は6記載の定電圧出力装置。
  9. 【請求項9】 前記電源切換信号エッジ緩和回路は、前
    記電源切換信号が前記第一の外部電源がオンにされてい
    ることを示す信号から前記第一の外部電源がオフにされ
    ていることを示す信号へ変化する時のエッジを緩和する
    ことを特徴とする請求項5〜8記載の定電圧出力装置。
  10. 【請求項10】 前記電源切換信号エッジ緩和回路は、
    前記電源切換信号が前記第一の外部電源がオンにされて
    いることを示す信号から前記第一の外部電源がオフにさ
    れていることを示す信号へ変化する時及び前記電源切換
    信号が前記第一の外部電源がオフにされていることを示
    す信号から前記第一の外部電源がオンにされていること
    を示す信号へ変化する時の両方のエッジを緩和すること
    を特徴とする請求項5〜8記載の定電圧出力装置。
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Cited By (4)

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