JP2002271185A - パワーオンリセット回路 - Google Patents

パワーオンリセット回路

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JP2002271185A
JP2002271185A JP2001066555A JP2001066555A JP2002271185A JP 2002271185 A JP2002271185 A JP 2002271185A JP 2001066555 A JP2001066555 A JP 2001066555A JP 2001066555 A JP2001066555 A JP 2001066555A JP 2002271185 A JP2002271185 A JP 2002271185A
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JP
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power
circuit
type mos
voltage
mos transistor
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JP2001066555A
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Akio Tamura
明男 田村
Kazuyuki Tanaka
和幸 田中
Katsunori Yoshinaka
勝則 吉中
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体回路にて、複数の動作電源電圧での正
常動作を可能とするパワーオンリセット回路を提供する
こと。 【解決手段】 本発明に係るパワーオンリセット回路1
0は、電圧電源20に接続され、電圧を制御する動作電
圧制御回路12と、ソースが電圧電源20に、ゲートが
動作電圧制御回路12に、それぞれ接続されたP型MO
SトランジスタP2と、ソースが電圧電源20に、ドレ
インがP型MOSトランジスタP2のドレインに、それ
ぞれ接続されたP型MOSトランジスタP3と、一方が
P型MOSトランジスタP2,P3のドレインに、他方
が接地電源22に、それぞれ接続された容量C1と、容
量C1の一方が入力段に、P型MOS型トランジスタP
3のゲートが出力段に、それぞれ接続され、パワーオン
リセット信号を出力するインバータ回路16とを有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電源投入時の回路
を初期値に設定するための信号を出力する回路におい
て、複数の動作電圧切換えが可能な回路の電圧変動によ
る誤動作を防止するのに好適なパワーオンリセット回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】リセット付きラッチ回路等の揮発性デー
タを記憶する回路では、最初の電源投入時の回路を初期
値に設定する必要がある。電源投入時に発信するパワー
オンリセット信号を制御し、回路動作を安定させること
を目的としたものとして、特開平09−270686号
公報(以下、引用例1)がある。以下に、図3を用い
て、この従来のパワーオンリセット回路を説明する。
【0003】パワーオンリセット回路100は、充電回
路102、CMOSインバータ104、スイッチ10
6、動作電圧設定回路108、放電回路110およびク
ランプ回路112を有して構成される。充電回路102
は、抵抗R11および容量C11を有する。CMOSイ
ンバータ104は、P型MOSトランジスタP11およ
びN型MOSトランジスタN11を有する。スイッチ1
06はP型MOSトランジスタP12を有する。動作電
圧設定回路108は、P型MOSトランジスタP13を
有する。クランプ回路112は、N型MOSトランジス
タN12,N13を有する。
【0004】クランプ回路112は、電源電圧に基づい
て生成した電圧をスイッチ106に印加し、また、動作
電圧設定回路108は、スイッチ106に印加される電
圧を制御する。放電回路110は、電源遮断後の放電を
行う。CMOSインバータ104は、充電回路102か
らの入力された信号をパワーオンリセット信号として、
出力する。
【0005】パワーオンリセット回路100において、
電源投入後、回路の動作電圧に達すると、スイッチ10
6のP型MOSトランジスタP12がオンし、充電回路
102の容量C11が充電される。この時、CMOSイ
ンバータ104からは、ハイ(H)レベルを出力し、パ
ワーオンリセット信号が開始される。この後、ノードB
1における電圧が、CMOSインバータ104の閾値電
圧Vthを超えると、このCMOSインバータ104か
ら、ロウ(L)レベルの電圧、つまり、パワーオンリセ
ット信号が解除される。
【0006】また、パワーオンリセット回路100にお
いて、電源電圧VCCが瞬断した場合について説明す
る。電源電圧VCCが遮断されると、放電回路110の
P型MOSトランジスタP14がオンし、容量C11に
充電された電荷が放電される。この後、再度、電源電圧
VCCが供給されれば、上述の電源投入後の状態と同じ
になり、パワーオンリセット信号を発信可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のパワーオンリセ
ット回路100は、一定の電源電圧VCCが供給されて
いる場合において特に有効である。しかしながら、複数
の電圧動作モード、例えば、通常動作時(電源電圧VC
C)と、待機動作時(電源電圧VPP)との2動作モー
ド(電源電圧VCC>電源電圧VPP)を有し、その電
源電圧を変更し、消費電力を低減すること等を目的とし
た半導体装置において、スイッチ等で切換えて電源電圧
を変更する場合、電源電圧が変動することに起因して、
誤動作を起こすことがあった。
【0008】この誤動作について、上述の図3を用いて
説明する。パワーオンリセット回路100において、通
常動作時(電源電圧VCC)にてパワーオンリセット信
号の出力が解除、つまりCMOSインバータ104が
「L」レベルを出力した後の所定時間後に、待機動作モ
ード(電源電圧VPP)に切り換わったとする。この切
り換わり時点において、放電回路110のP型MOSト
ランジスタP14がオンし、CMOSインバータ104
のノードB1において、電源電圧VPPにまで放電され
る。
【0009】その後、さらに、通常動作モード(電源電
圧VCC)に切り換わった場合において、電源電圧VC
Cに立ち上がるまでの時間に対して、CMOSインバー
タ104のノードB1における電圧の立ち上がりは、容
量C11に起因する時定数CRにより遅れることにな
る。CMOSインバータ104のノードB1に印加され
る電圧が、閾値電圧Vthに達していると、CMOSイ
ンバータ104の出力は「H」レベルとなるため、パワ
ーオンリセット信号を出力してしまうことになる。
【0010】本発明の目的は、上述の課題を解決するた
めに、半導体回路にて、複数の動作電源電圧での正常動
作を可能とするパワーオンリセット回路を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明に係るパワーオンリセット回路では、
電源投入時にパワーオンリセット信号により、回路の初
期設定を行うパワーオンリセット回路において、電位供
給電源に接続され、電圧を制御する動作電圧制御手段
と、ソースが前記電位供給電源に、ゲートが前記動作電
圧制御手段に、それぞれ接続された第1のP型MOSト
ランジスタと、ソースが前記電位供給電源に、ドレイン
が前記第1のP型MOSトランジスタのドレインに、そ
れぞれ接続された第2のP型MOSトランジスタと、一
方が前記第1,2のP型MOSトランジスタのドレイン
に、他方が接地電位電源に、それぞれ接続された容量
と、前記容量の該一方が入力段に、前記第2のP型MO
S型トランジスタのゲートが出力段に、それぞれ接続さ
れ、前記パワーオンリセット信号を出力するインバータ
手段とを有することを特徴とする。このようにすれば、
電源電圧の投入時の電圧レベルに係わる電圧立ち上がり
の緩急に影響されず、かつ、複数の電源電圧が設定され
た半導体装置における、パワーオンリセット信号に係わ
る誤動作を防止することができる。
【0012】(2)また、本発明に係るパワーオンリセ
ット回路では、前記動作電圧制御手段により、前記第1
のP型MOSトランジスタのゲート電圧を調整すること
でインピーダンス変更可能であることを特徴とする。こ
のようにすれば、第1のP型MOSトランジスタのゲー
トにかかる電圧を変化させ、容量の充放電を適当に設定
することができるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施形態を、図
面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明に係るパワ
ーオンリセット回路10の構成例を示す回路図である。
図2(1)〜(4)は、図1に示すパワーオンリセット
回路10の動作を説明するためのタイミングチャートで
ある。
【0014】このパワーオンリセット回路10は、動作
電圧制御回路12、充電回路14およびインバータ回路
16を有して構成されている。
【0015】動作電圧制御回路12は、電源電圧VCC
を供給する電源配線20に接続され、充電回路14内の
P型MOSトランジスタP2のゲートに印加される電圧
を制御する機能を有する。本実施形態において、動作電
圧制御回路12は、直列に接続された、P型MOSトラ
ンジスタP1と、デプレッション型のN型MOSトラン
ジスタND1とを有している。動作電圧制御回路12に
おいて、P型MOSトランジスタP1は、そのソースが
配線20に、そのドレインがゲートに、それぞれ接続さ
れている。また、N型MOSトランジスタND1は、そ
のドレインがP型MOSトランジスタP1のドレイン
に、N型MOSトランジスタND1のソースがゲートお
よび接地配線22に、それぞれ接続されている。
【0016】充電回路14は、P型MOSトランジスタ
P2,P3、および容量C1を有している。この充電回
路14は、インバータ回路16に供給する電圧を蓄積す
る機能を有する。P型MOSトランジスタP2は、その
ソースが電源配線20に、ゲートがP型MOSトランジ
スタP1のゲートに、ドレインが容量C1に、それぞれ
接続されている。また、P型MOSトランジスタP3
は、そのソースが電源配線20に、ゲートがインバータ
回路16の出力段に、ドレインが容量C1に、それぞれ
接続されている。容量C1の一方はノードA2に、他方
は接地配線22に、それぞれ接続されている。
【0017】インバータ回路16は、その入力段がノー
ドA2に、出力段がP型MOSトランジスタP3のゲー
トに、それぞれ接続されている。インバータ回路16
は、この出力段からパワーオンリセット信号を出力す
る。
【0018】以下に、本発明に係るパワーオンリセット
回路10の動作を、図2(1)〜(4)のタイミングチ
ャートを用いて、図中に示された期間〜に分けて説
明する。ここで、図2(1)は、電源配線20に供給さ
れる電源電圧のタイミングチャートである。図2(2)
は、ノードA1における、電圧変化を示すタイミングチ
ャートである。図2(3)は、ノードA2における、電
圧変化を示すタイミングチャートである。図2(4)
は、インバータ回路16の出力段における、電圧変化を
示すタイミングチャートである。また、ここでは、通常
動作モード(電源電圧VCC1、VCC2)、および待
機動作モード(電源電圧VPP)の3つの動作モード
(電源電圧VCC1>電源電圧VCC2>電源電圧VP
P)が設定された、半導体装置を例に挙げて、そのパワ
ーオンリセット回路の信号発信動作を示すこととする。
【0019】初めに、期間における動作を説明する。
電源が投入された後、通常動作モード(電源電圧VCC
2)で立ち上がった直後の期間において、電源配線2
0を介して、P型MOSトランジスタP1の閾値電圧を
超える電圧が供給されるとP型MOSトランジスタP1
のノードA1において、電源電圧VCC2の値に対して
一定の差を持った電圧が供給される。充電回路14のP
型MOSトランジスタP2は、このノードA1に印加さ
れる電圧により一定のインピーダンスに制御され、容量
C1に充電電圧を供給する。このとき、ノードA2にお
ける電圧レベルは「L」レベルであり、インバータ回路
16からは「H」レベルの電圧が出力される。つまり、
インバータ回路16から、パワーオンリセット信号が出
力される。
【0020】次に、期間における動作を説明する。期
間後のノードA2における電圧レベルが、インバータ
回路16の閾値電圧を超えた(=「H」レベルになっ
た)時点t1において、インバータ回路16は、「L」
レベルの電圧を出力する。つまり、パワーオンリセット
信号の出力が解除されることとなる。
【0021】次に、期間における動作を説明する。期
間後の時点t2の待機動作モードに切り換わっている
場合において、電源配線20を介して、パワーオンリセ
ット回路10に、電源電圧VPPが供給されている。こ
の時点t2では、インバータ回路16は出力電圧が
「L」レベルであり、また、配線30によって、P型M
OSトランジスタP3のゲートには「L」レベルの電圧
が印加されている。したがって、P型MOSトランジス
タP3は同時点t2では、オン状態になり、充電回路1
4のインピーダンスは低くなり、時定数CRが小さくな
る。これにより、図2(1)、(3)に示すように、電
源電圧VCCの電圧変動V1と、充電回路14のノード
A2における電圧変動V2とが同程度にまでになり、イ
ンバータ回路16の入力電圧は閾値電圧Vthを下回る
ことなく、「L」レベルの出力電圧を維持することがで
きるようになる。
【0022】次に、期間における動作を説明する。期
間後の時点t3において、通常動作モード(電源電圧
VCC1)時に電圧が瞬断され、パワーオンリセット信
号を発信したい場合、充電回路のノードA2における電
荷は、P型MOSトランジスタP3により、時点t3に
おいて、接地配線22に向けて、既に充分に放電されて
いる。このため、再び、電源電圧VCC1が、電源配線
20を介して、パワーオンリセット回路10に供給され
る際には、誤動作を行うことなく、上述の期間の電
源投入時と同様の動作を行うこととなる。
【0023】このように、本発明のパワーオンリセット
回路によれば、電源電圧の投入時の電圧レベルに係わる
電圧立ち上がりの緩急に影響されず、かつ、複数の電源
電圧が設定された半導体装置における、パワーオンリセ
ット信号に係わる誤動作を防止することができる。
【0024】なお、本実施形態では、電源として電圧V
CC1、VCC2、VPPの3つの電源電圧モードを有
する半導体装置を例として、その動作を説明したが、2
つ以上の複数の電源電圧モードを有する装置のいずれに
適用しても、同様の効果を奏することができる。
【0025】また、上述の実施形態において、P型MO
SトランジスタP2のゲートにかかる電圧により、その
インピーダンスを変更することで、ノードA2にかかる
電圧を変化させることができるようになる。これにより
容量C1の充電を適当に設定することができるようにな
る。
【0026】また、本発明は、図1、2を用いて説明し
た例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない
範囲において種々の変更が可能である。例えば、動作電
圧制御回路12は、上述のような構成例に限定されるも
のではなく、充電回路14のP型MOSトランジスタP
2のゲートにかかる電圧を制御できる構成であればよ
い。
【0027】また、本発明に係るパワーオンリセット回
路は、モジュールとして、あるいはそのモジュールを有
する半導体装置等として、様々な形態で電子機器に用い
ることができる。
【0028】
【発明の効果】本発明のパワーオンリセット回路によれ
ば、電源電圧の投入時の電圧レベルに係わる電圧立ち上
がりの緩急に影響されず、かつ、複数の電源電圧が設定
された半導体装置における、パワーオンリセット信号に
係わる誤動作を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパワーオンリセット回路の構成例
を示すブロック図である。
【図2】図1のパワーオンリセット回路の動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図3】従来のパワーオンリセット回路を説明するため
の図である。
【符号の説明】
10,100:パワーオンリセット回路 12:動作電圧制御回路 14:充電回路 16:インバータ回路 20:電源配線 22:接地配線 30:配線 102:充電回路 104:CMONインバータ 106:スイッチ 108:動作電圧設定回路 110:放電回路 112:クランプ回路 P1,P2,P3,P11,P12,P13,P14:
P型MOトランジスタ N11,N12,N13:N型MOSトランジスタ ND1:ディプレッション型N型MOSトランジスタ C1,C11:容量 A1,A2,B1,B2:ノード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉中 勝則 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 Fターム(参考) 5J032 AA05 AB02 AC14 5J055 AX57 BX41 CX27 DX13 DX14 EX07 EY10 EY21 FX05 FX12 FX27 FX35 GX01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源投入時にパワーオンリセット信号に
    より、回路の初期設定を行うパワーオンリセット回路に
    おいて、 電位供給電源に接続され、電圧を制御する動作電圧制御
    手段と、 ソースが前記電位供給電源に、ゲートが前記動作電圧制
    御手段に、それぞれ接続された第1のP型MOSトラン
    ジスタと、 ソースが前記電位供給電源に、ドレインが前記第1のP
    型MOSトランジスタのドレインに、それぞれ接続され
    た第2のP型MOSトランジスタと、 一方が前記第1,2のP型MOSトランジスタのドレイ
    ンに、他方が接地電位電源に、それぞれ接続された容量
    と、 前記容量の該一方が入力段に、前記第2のP型MOS型
    トランジスタのゲートが出力段に、それぞれ接続され、
    前記パワーオンリセット信号を出力するインバータ手段
    とを有することを特徴とするパワーオンリセット回路。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のパワーオンリセット回
    路において、 前記動作電圧制御手段により、前記第1のP型MOSト
    ランジスタのゲート電圧を調整することでインピーダン
    ス変更可能であることを特徴とするパワーオンリセット
    回路。
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