JPH05324984A - 紙幣入出金装置 - Google Patents

紙幣入出金装置

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JPH05324984A
JPH05324984A JP4128460A JP12846092A JPH05324984A JP H05324984 A JPH05324984 A JP H05324984A JP 4128460 A JP4128460 A JP 4128460A JP 12846092 A JP12846092 A JP 12846092A JP H05324984 A JPH05324984 A JP H05324984A
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jam
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Hideto Nei
秀人 根井
Nobuhiro Motoi
信広 本井
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Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 出金取引時に生じたジャム紙幣を自動除去可
能として、装置の運用の停止を防止し、かつ係員による
復旧作業の負担を軽減する。 【構成】 入出金ユニット53の金種別紙幣一時集積機
構39,40,41と金種別紙幣分離機構45,46,
47及び搬送路とを、正逆方向に回転自在に駆動する駆
動手段と、入出金ユニット53の搬送路内でのジャム発
生を検知するジャム紙幣検知手段74a,74b,75
a,75b,76a,76bを設ける。また、金種別収
納庫33,34,35近傍には、発生したジャム紙幣を
収納するジャム紙幣収納ボックス71,72,73を設
けている。そして、前記ジャム紙幣検知手段74a,7
4b,75a,75b,76a,76bにより検知され
ると、前記駆動手段により金種別紙幣分離機構を逆回転
させてジャム紙幣を金種別一時保留板42,43,44
上に戻し、さらにこの金種別一時保留板から前記ジャム
紙幣収納ボックスへ71,72,73と排出して収納す
るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金融機関等に設置され
る自動取引装置に組み込まれる紙幣入出金装置に関する
ものであり、休日運用時や店舗外の無人運用箇所等に設
置されている自動取引装置が出金時に繰り出しジャムが
発生した場合、これを自動的に除去可能な紙幣入出金装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】顧客が自分のキャッシュカードあるいは
通帳を用いて装置操作部を操作することで入出金等の取
引処理を自動的に行うことのできる自動取引装置は、近
年、銀行等の金融機関に限らず、たとえば、デパート等
の大型小売店舗の店頭や、駅構内のキャッシュディスペ
ンサコーナー等のあらゆる箇所に設置されている。この
ような金融機関以外の設置場所、あるいは金融機関の店
舗内であっても、最近は休日運用を行っていることから
無人での運用が増えてきている。
【0003】このため、顧客からの入金紙幣を出金用の
金庫内に収納して、出金要求があった時にこの入金紙幣
を顧客に出金できるようにした還流式としたり、また、
金種別の各金庫に出金用紙幣を収納する際に、各金種毎
の金庫を着脱しなくとも全金種の紙幣を一括して収納し
た一括収納庫を着脱するだけて各金種別金庫内に紙幣の
分配を可能な構造としたりすることで、無人運用時にお
ける金融機関側の係員の負担を軽減することのできる自
動取引装置の紙幣入出金装置が、種々提案されてきてい
る。
【0004】以下、このような従来の自動取引装置の一
例として実開昭3−3074号を用いて、従来の紙幣入
出金装置について説明する。図6は従来の紙幣入出金装
置を示す紙幣供給時の概略側面図、図7は同じく紙幣回
収時の概略側面図、図8は紙幣入金時の概略側面図、図
9は紙幣出金時の概略側面図である。
【0005】図6〜図9において、2は装置の筐体で、
その内部に以下に述べる構成要素が設けられている。8
は前記筐体2の前面側上部に回転可能に設けた接客部
で、顧客が紙幣を投入したり、顧客に対する紙幣の返
却,及び出金を行うためのものである。前記接客部8の
左下側には紙幣の真偽,金種,正損,及び表裏の鑑別と
2重走行や斜行等の異常走行の有無を検知する鑑別部1
3が配置されている。
【0006】また、前記接客部8の左側には表裏取り揃
え機構12が配置され、前記鑑別部13で裏面と鑑別さ
れた紙幣はこの表裏取り揃え機構12で表裏反転して表
面に揃えれるようにしている。15は筐体2の背面側に
挿抜可能に配置された一括収納庫(以下、一括カセット
と記す)であり、装置にて取り扱う全金種の紙幣を一括
して収納するようになている。17はこの一括カセット
15内において紙幣の給送時及び回収時に各金種の紙幣
を一括して収納する第1の収納部としての一括紙幣収納
部、18はこの一括紙幣収納部17に設けられた紙幣集
積用のステージ、19は紙幣回収時に回収紙幣を堆積収
納する仕切り板、20はこの仕切り板19上に回収され
た紙幣をクランプするクランプレバであり、これらステ
ージ18,仕切り板19,クランプレバ20は図示せぬ
モータ等により回動及び上下動可能な構造となってい
て、詳述はさけるが仕切り板19上に回収された紙幣を
ステージ18上に集積するという動作を行うようになっ
ている。
【0007】21は紙幣に回収時に仕切り板19上に紙
幣を集積させる第1の集積手段としての回収紙幣集積
部、22は前記一括収納部17の上部に配置された繰り
出し手段としての紙幣繰り出し部で、紙幣装填,補充時
に前記ステージ18上の紙幣を最上層から1枚づつ分離
して後述する搬送路に繰り出すようになっている。23
は前記紙幣繰り出し手段22により繰り出された紙幣の
うち鑑別部13により異常走行が検知された紙幣を供給
リジェクト紙幣として収納する第2の収納部としての供
給リジェクト紙幣収納部で、この供給リジェクト紙幣収
納部23は前記一括紙幣収納部17の下方に位置する。
【0008】24は前記供給リジェクト紙幣収納部23
へ紙幣を取り込んで集積させる供給リジェクト紙幣集積
手段である。25aは一括紙幣収納部17内の紙幣のエ
ンドを検知するエンド検知器、25bはニアエンド検知
器、25cは同じく一括紙幣収納部17内の紙幣のフル
を検知するためのフル検知器、26は供給リジェクト紙
幣収納部23内の紙幣をフルを検知するためのフル検知
器である。
【0009】次に、16は上記構成の一括カセット15
の下方に、やはり背面側から着脱可能に配置されたリジ
ェクトカセットである。このリジェクトカセット16に
は、顧客の取り忘れ紙幣を収納する取り忘れ紙幣収納部
27と、入金処理時に鑑別部13により入金可能な真券
であるが出金用には不適な損券と鑑別された損券紙幣及
び出金処理時に鑑別部13で金種不明あるいは異常走行
が検知された出金リジェクト紙幣を収納するリジェクト
紙幣収納部28を有している。29と30はこれら各収
納部27と28とにそれぞれの紙幣を集積させる取り忘
れ紙幣集積手段、及びリジェクト紙幣集積手段、また3
1と32はこれら収納部27と28内に集積された紙幣
のフルを検出するためのフル検知器である。
【0010】33,34,35は顧客との取引に用いる
出金用紙幣を集積収納する金種別収納庫(以下、金種別
カセットと記す)で、この金種別カセット33〜35は
装置の底面側に配置されており、ここでは33を千円券
カセット、34及び35を万円券カセットとしている。
36,37,38は前記金種別カセット33,34,3
5内に設けられた紙幣集積用ステージで、この各ステー
ジ36,37,38を図示せぬ移動手段によって上昇並
びに下降移動させることにより、それぞれのステージ3
6,37,38上の最上部の紙幣の位置が制御されるよ
うになっている。
【0011】53は前記金種別カセット33,34,3
5の上方に配置された入出金ユニットで、これら各金種
別カセット33,34,35への紙幣の収納および繰り
出しを行う。そして、この入出金ユニット53内には、
前記各金種別カセット33,34,35の直上に配置さ
れた金種別紙幣一時保留板42,43,44と、前記鑑
別部13を経てきた紙幣を取り込んで前記各金種別紙幣
一時保留板42,43,44上に集積させる金種別紙幣
集積機構39,40,41、そして、前記ステージ3
6,37,38もしくは金種別紙幣一時保留板42,4
3,44上の紙幣を最上部より1枚づつ分離して取り出
す金種別紙幣分離機構45,46,47等の各構成要素
をそなえている。なお、ここで前記金種別紙幣一時保留
板42,43,44は図示せぬモータにより図中矢印J
方向に可動する構造としている。
【0012】48a,49a,50aは前記金種別カセ
ット33,34,35内の紙幣のエンドを検知するため
のエンド検知器、48b,49b,50bは同じく紙幣
のニアエンドを検知するためのニアエンド検知器、48
c,49c,50cは紙幣のフルを検知するためのフル
検知器であり、それぞれ一対の受発光素子により構成さ
れている。
【0013】51は前記接客部8,表裏取り揃え機構1
2,鑑別部13,一括カセット15,リジェクトカセッ
ト16及び入出金ユニット53を結んで紙幣を搬送する
搬送路、14a〜14jはこの搬送路51により搬送さ
れる紙幣の搬送方向を切り替える切り替えブレードであ
り、各切り替えブレード14a〜14jは前記鑑別部1
3の鑑別結果等に基づいて図示しないマグネットにより
動作する。
【0014】52は筐体2の背面側に設けられた扉で、
この扉52を開くことにより筐体2から一括カセット1
5を抜き取れるようになっており、この一括カセット1
5を抜き取ることによりリジェクトカセット16及び金
種別カセット33,34,35を抜き取れるようになっ
ている。そして、この筐体2には前記接客部8を回転さ
せるモータの他にも紙幣を分離,集積,搬送するための
動力源としてそれぞれ独立した図示しない複数のモータ
が実装され、その回転動力を各部に伝達する動力伝達機
構が配置されている。
【0015】また、60はこれらの機構を含めて装置全
体の制御を行う制御部である。次に上述した構成による
各処理動作を説明する。まず、図6により一括カセット
15から金種別カセット33,34,35へ紙幣の供給
動作を説明するが、この供給動作は、自動取引装置の運
用開始の際の装填時、および金種別カセット33,3
4,35内の紙幣が不足した時に補充する際に行われる
ものであり、図にはその供給ルートを矢印にて示してい
る。
【0016】必要な金種及び枚数の紙幣をセットした一
括カセット15を筐体2に背面側から装着し、係員によ
り供給動作開始が指示されると、まず紙幣繰り出し手段
22が作動して、一括カセット15の第1のステージ1
8上から紙幣を1枚づつ分離して繰り出し、搬送路51
へと送り込む。この搬送路51により紙幣は鑑別部13
へと送り込まれ、この鑑別部13において、真偽,金
種,正損の鑑別、そして異常走行の有無の検知がなされ
て後方へと送り出す。
【0017】前記鑑別部13の鑑別結果、および検出結
果により、正券で出金用として装填可能となった紙幣
は、切り替えブレード14dにより入出金ユニット53
へと搬送し、これら紙幣のうち千円券は金種別紙幣集積
機構39へ、また万円券は金種別紙幣集積機構40また
は41へと搬送して、それぞれのステージ36,37,
38上に直接集積する。
【0018】この集積動作は、一括カセット15内にセ
ットされた紙幣が無くなるまで、あるいはステージ3
6,37,38上の紙幣が、金種別カセット33,3
4,35が運用を開始するに当たって必要な所定の収納
枚数に達するまで繰り返す。こうして集積動作が終了す
ると、最後にステージ36,37,38が一斉に下がり
集積された紙幣は金種別カセット33,34,35に収
納されて紙幣装填動作は終了する。
【0019】なお、前記鑑別部13において金種不明と
鑑別されたり、あるいは異常走行が検出された紙幣は、
切り替えブレード14e,14fを作動させ、供給リジ
ェクト紙幣集積手段24へ送り込んで供給リジェクト紙
幣収納部23に集積する。また、補充動作は、上記装填
動作により金種別カセット33,34,35内に収納し
た紙幣が、顧客による入出金取引によりいづれかのカセ
ット内の紙幣が足りなくなった場合に行われるものであ
って、その搬送ルート並びに動作は上記装填時とほぼ同
様である。
【0020】次に、精査時等に行われる紙幣の回収動作
について図7を用いて説明する。係員が図示せぬ操作キ
ーを操作して回収動作を指示すると、これにより入出金
ユニット53のまず金種別紙幣分離機構47が作動し
て、金種別カセット35内の紙幣を上側から順に1枚づ
つ分離繰り出し、矢印で示すルートにより搬送路51を
鑑別部13へと搬送する。
【0021】鑑別部13では搬送されてきた紙幣の金種
の鑑別を行うと共に、異常走行の有無を検知して後方に
送り出す。送り出された紙幣のうち、鑑別部13で異常
走行が検知された紙幣は、切り替えブレード14gを作
動させてリジェクト紙幣集積手段30に送り込み、リジ
ェクト紙幣収納部28に集積する。鑑別の結果、正常な
紙幣は、切り替えブレード14eを作動させて一括カセ
ット15へと送り込み、回収紙幣集積部21により仕切
り板19上に順次集積させる。なお、この動作は金種別
カセット35内の紙幣が無くなるまで繰り返されるが、
途中で仕切り板19上の集積枚数が許容値に達した場合
には、これを一旦中断し、仕切り板19上の集積紙幣を
ステージ18上へと移動する。なお、この紙幣移動動作
は本願とは直接的な関わりが無いので、ここでは省略す
る。
【0022】同様にして金種別カセット34、そして金
種別カセット33からも順次紙幣を繰り出して仕切り板
19上に集積し、一括紙幣収納部17内に収納する。こ
うして最後の紙幣が金種別カセット33から一括紙幣収
納部17内に到着すると、搬送路51による搬送動作は
停止し、回収動作を終了する。回収動作が終了した一括
カセット15は、係員により筐体2からリジェクトカセ
ット16と共に抜き取られ、精査を行う元方へと運搬さ
れる。
【0023】続いて、図8により紙幣入金時の動作を説
明する。顧客が図示せぬ顧客操作部の入金取引キーを押
下し、図示せぬカードあるいは通帳を用いて入金する紙
幣を接客部8に投入すると、接客部8は図示せぬモータ
によって回転し、接客部8内に設けられている分離機構
10により投入された紙幣を分離して走行路51に送り
込み、この走行路51から鑑別部13へと順次搬送す
る。
【0024】鑑別部13において紙幣の真偽,金種,正
損の鑑別、及び異常走行の有無の検知を行った後、真券
でかつ正券であると鑑別された紙幣は入出金ユニット5
3へと搬送され、この紙幣のうち千円券は切り替えブレ
ードhにより金種別紙幣集積部39に、また万円券は切
り替えブレードi,jにより金種別紙幣集積部40,に
搬送して、それぞれの金種別紙幣一時保留板42,4
3,44上に直接集積する。
【0025】なお、鑑別部13において真券ではあるが
損券と鑑別された紙幣、あるいは還流対象外金種の五千
円券と鑑別された紙幣は、出金用に再利用しないのでリ
ジェクト紙幣として、一旦、入出金ユニット53の金種
別紙幣集積部41へと搬送し、金種別一時保留板44上
に集積する。一方、偽券と鑑別された紙幣あるいは異常
搬送が検知された紙幣は、走行路51により表裏取り揃
え機構12に搬送し、1枚づつ集積する。
【0026】これにより接客部8が受取ポジションに回
動して待機しているので、表裏取り揃え機構12から接
客部8へと送り込み、顧客へと返却する。この後、顧客
が投入した紙幣金額を図示せぬ表示部に表示し、これを
顧客が確認キーを押下することで確認すると、入出金ユ
ニット53の金種別紙幣一時保留板42と43とを矢印
J方向に移動し、集積されていた紙幣を各金種別カセッ
ト33,34内へと落とし込んで収納する。
【0027】次に、金種別紙幣一時保留板44上に集積
していた損券および五千円券を処理するべく、金種別紙
幣分離機構47を駆動して1枚づつ分離して搬送路51
へと繰り出し鑑別部13を経てリジェクトカセット16
へと収納し、入金処理は終了する。最後に、図9を用い
て出金処理動作を説明すると、顧客が図示せぬ顧客操作
部の出金取引キーを押下し、カードを図示せぬカード挿
入口へと挿入した後暗証番号を入力すると、装置は出金
モードとなり、出金金額の指示をまつ。
【0028】ここで、顧客により例えばm万n千円の金
額が入力されると、まず金種別カセット33,34内に
指示枚数の紙幣が収納されているかを確認し、不足して
いることが確認された場合は、取引不可を顧客に表示す
ると共にカードあるいは通帳を返却し、上記した紙幣補
充動作を開始する。また、出金可能枚数が収納されてい
ることが確認されると、金種別紙幣分離機構46または
47が作動し、金種別カセット34または35より万円
券がm枚繰り出され、図中矢印に示すルートで鑑別部1
3へと搬送される。
【0029】鑑別部13では金種,表裏,及び正損の鑑
別や、異常走行の有無の検知が行われ、指定通りの金種
の正券で異常走行でなければ、切り替えブレード14c
により、表裏取り揃え機構12に搬送し、前記鑑別部1
3での表裏鑑別結果に基づいて、表裏を取り揃えた状態
で表裏取り揃え機構12に集積する。一方、鑑別部13
で損券と鑑別された紙幣、また走行異常が検知された紙
幣は、出金リジェクト紙幣としてリジェクトカセット1
6に収納する。
【0030】こうして、必要枚数が表裏取り揃え機構1
2に集積されるまで万円券の繰り出しを繰り返し、必要
枚数が揃うと、次は金種別カセット33から同様にし
て、千円券n枚の繰り出し、鑑別、表裏取り揃え機構1
2への集積を行う。顧客により指定された金額の紙幣が
全て揃ったら、受取ポジションで待機していた接客部8
に送り込み、この接客部8を出金ポジションに回動させ
て、顧客へと出金する。
【0031】同時に、この出金取引の明細を表示してレ
シートと共に、カードあるいは通帳を図示せぬ各排出口
より排出し、出金取引は終了する。なお、前記出金紙幣
を顧客が取り忘れた場合は、接客部8から再び装置内に
取り込み、鑑別部13を経て搬送路51によりリジェク
トカセット16の取り忘れ紙幣収納部28に集積する。
【0032】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の技術においては、紙幣の出金動作時に、入出金ユ
ニットにおいて繰り出しジャムが発生すると、装置は処
理を停止して運用を中止しなければならず、運用再開
は、係員によるジャム紙幣の除去作業が必要であった。
【0033】このため、休日での運用や、金融機関店舗
ではなく大型小売店舗の店頭や駅構内のキャッシュディ
スペンサコーナー等の店舗外に設置された装置について
は、装置の稼働効率を低下してしまうという問題があっ
た。さらに、装置の運用が停止してしまうと、休日であ
っても係員が出勤したり、あるいは遠方まで作業に出向
く必要が生じて、係員による作業負担が大きくなってし
まうという問題が生じていた。
【0034】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、出金取引時に生じた繰り出しジャ
ムを自動的に除去できるようにして、ジャム発生による
運用の停止を防いで運用効率を高めると共に、係員によ
る作業負担を大幅に軽減することのできる紙幣入出金装
置を提供することを目的とする。
【0035】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため本発明は、紙幣の真偽,金種,正損の鑑別および異
常走行を検知する鑑別部とを備え、かつ、入金取引時に
は顧客により投入され前記鑑別部を経由してきた入金紙
幣を各金種別収納庫上に開閉自在に設けた金種別一時保
留板上に集積する金種別紙幣一時集積機構と、出金取引
時には前記金種別収納庫内に収納された紙幣を上方から
分離して給送する金種別紙幣分離機構と、この出金紙幣
を並びに前記入金紙幣を搬送する搬送路とを備えた入出
金ユニットを具備してなる紙幣入出金装置において、前
記入出金ユニットの金種別紙幣一時集積機構と金種別紙
幣分離機構及び搬送路とを、正逆方向に回転自在とする
と共に、この金種別紙幣分離機構により繰り出された紙
幣を入出金ユニットの搬送路内でジャムが発生したこと
を検知するジャム紙幣検知手段を設け、かつ、前記金種
別収納庫近傍には、前記搬送路内で発生したジャム紙幣
を収納するジャム紙幣収納ボックスとを設けて、前記金
種別紙幣分離機構の分離により繰り出された紙幣が搬送
路内にてジャム紙幣となり、前記ジャム紙幣検知手段に
より検知されると、前記駆動手段により金種別紙幣分離
機構を逆回転させてジャム紙幣を金種別一時保留板に戻
し、さに前記ジャム紙幣収納ボックスへと排出して収納
するようにしたものである。
【0036】
【作用】上述した構成により、顧客操作により出金取引
が指示されると、該当金種の金種別カセット内から、金
種別紙幣分離機構により1枚づつ分離されて搬送路へと
送り出される。送りだされた紙幣が、所定時間内に所定
箇所を通過しないとジャム紙幣検知器によりジャム紙幣
発生が検出され、ジャム紙幣の自動排出処理が開始され
る、ジャム紙幣の発生が検出されると、金種別紙幣分離
機構の回転を停止し、退避させていた金種別紙幣一時保
留板を移動して金種別カセット上面を閉じる。この後、
金種別紙幣分離機構を逆方向に回転させて、搬送路途中
のジャム紙幣を金種別紙幣一時保留板上に戻し、集積す
る。
【0037】最後に、金種別紙幣分離機構により金種別
紙幣一時保留板上に戻されたジャム紙幣をジャム紙幣収
納ボックスへと送り込み、収納する。これにより、搬送
路中のジャム紙幣は自動的に除去されるので、出金取引
を再開し、出金取引を完了する。
【0038】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面を用いて説明
する。図1は本実施例の紙幣入出金装置の側面図、図2
はジャム紙幣収納ボックスを備えた金種別カセット近傍
の構造を示す概略側面図、図3はジャム紙幣が発生した
状態を示す説明図、図4はジャム紙幣の除去動作を示す
説明図である。なお、これら図1〜図4において従来と
同一の符号を付してある部位については、従来とほぼ同
様の構造のものとする。
【0039】図1〜図4において、金種別カセット3
3,34,35の直上に設けられている入出金ユニット
53は、それぞれ金種別カセット33,34,35毎に
3つの入出金モジュールA,B,Cとして分割構成して
おり、Aは金種別カセット33の、Bは金種別カセット
34の、そしてCは金種別カセット35の上方に、それ
ぞれ対応させて配置した構造としている。
【0040】前記入出金モジュールA,B,Cには、そ
れぞれモジュール毎に独立駆動する図示しない搬送モー
タ及び繰り出しモータを設け、通常の入出金取引時には
それぞれ同じ回転数、同方向に回転して紙幣を繰り出し
て搬送し、またジャムが発生した時には、ジャムが発生
したモジュールのみが独立して回転するように制御され
る。なお、この制御方法については後に詳述する。
【0041】71,72,73は金種別カセット33,
34,35の近傍、図においては右隣に近接させて設け
たジャム紙幣収納ボックスであり、各金種別カセット3
3,34,35と1体1で対応させて設けており、かつ
その上端辺を金種別一時保留板42,43,44とほぼ
水平となるように配置している。なお、このジャム紙幣
収納ボックスは各金種別カセット33,34,35毎に
設けることなく一個だけとすることも考えられるが、そ
の場合にはどの金種別一時保留板からもあまり遠くなら
ない配置でジャム紙幣収納ボックスを設置する必要があ
る。つまり、すでにジャムを発生している紙幣をさらに
搬送するので、この搬送中にさらにジャムを発生させる
ことなく確実にジャム除去を行うためには最も搬送経路
を少なくする必要があり、そのために各金種別カセット
毎にそれぞれ対応させてジャム紙幣収納ボックスを設け
ることとしているものである。
【0042】71a,72a,73aはこのジャム紙幣
収納ボックス71,72,73の上端付近に設けられ、
ボックス内の紙幣のフルを検知するフル検知器、そし
て、71b,72b,73bはジャム紙幣収納ボックス
71,72,73の下端付近に設けられ、ボックス内の
紙幣の有無を検知する紙幣残留検知器である。また、7
4a,75a,76a及び74b,75b,76bは、
それぞれ前記各入出金モジュールA,B,C内の搬送路
に設けられた第1および第2の紙幣走行検知器であり、
出金動作により各金種別カセット33,34,35内か
ら繰り出された紙幣の搬送状態を検知するものであり、
これら各検知器はそれぞれ一対の受発光素子により構成
されている。
【0043】77,78,79は入出金モジュールA,
B,C内における金種別一時保留板42,43,44の
上方に回転可能に設けられた金種別紙幣分離機構の一部
を構成しているピックアップローラで、このピックアッ
プローラ77,78,79はそれぞれ上下方向にも移動
可能とし、前述した図示せぬ搬送モータ及び繰り出しモ
ータにより正逆両方向に回転制御されるようになってい
る。
【0044】80,81,82は各金種別紙幣集積機構
39,40,41の下部に設けられた紙幣ガイドであ
り、支点Pを中心として矢印E方向、つまりジャム紙幣
収納ボックス71,72,73方向に紙幣の一時集積ス
ペースが開放する回動可能な構造となっている。また、
83,84,85は金種別紙幣分離機構45,46,4
7の手前に設けられた戻し残留検知器であり、金種別紙
幣一時保留板42,43,44上から繰り出されて、搬
送路内においてジャム紙幣となり、金種別紙幣分離機構
35,46,47の逆転動作により搬送路から戻ってき
たジャム紙幣の検知を行うものであり、一対の受発行素
子から成っていて、ジャム紙幣の有りを検出した後、こ
のジャム紙幣の後端が通過してセンサOFFとなった時
に、ジャム紙幣の戻しが終了したことを検知する。
【0045】次に上述した構成の紙幣入出金機によるジ
ャム紙幣の自動除去動作について、図1〜図4に加え
て、図5のジャム紙幣の自動除去動作を示すフロチャー
トを用いて説明する。なお、本装置における紙幣の装
填,補充,回収,入金,出金の各動作は従来と同様であ
るので、ここでは出金取引時に紙幣ジャムが発生した場
合に、このジャムを自動的に除去して装置の処理動作の
停止を防止する自動ジャム紙幣除去動作について重点的
に説明する。また、以下の説明は複数の金種別カセット
33,34,35のうち、中央に位置している万円券収
納用の金種別カセット34を用いて行っているが、もち
ろんその他の金種別カセット33と35においても同様
の処理となるものである。
【0046】顧客操作により出金取引が指示され、顧客
確認がなされると、出金動作を開始すべく入出金装置内
の図示せぬ搬送モータがONとなる(S1)。このモー
タONにより、顧客による出金指示に該当する金種の紙
幣が収納されている金種別カセットに対応する入出金モ
ジュール、たとえば顧客が万円券出金を指示すると、入
出金モジュールBの図示せぬ紙幣繰り出しモータがON
となり、図3に示すように、金種別カセット34上の金
種別紙幣一時保留板43が図中矢印J方向に移動して同
カセット34内からステージ37が上昇し、またピック
アップローラ78が下降して、ステージ37上に集積さ
れた紙幣の最上部に当接させる。そして、このピックア
ップローラ78が図中矢印方向に図示せぬモータを介し
て回転すると、紙幣は金種別紙幣分離機構46方向へと
繰り出され、この金種別紙幣分離機構46により1枚づ
つ分離されて、入出金モジュールB内の搬送路へと送り
出される。(S2)。
【0047】送りだされた紙幣が、搬送路を搬送されて
いき、所定時間内に第1の紙幣走行検知器75aと、さ
らに後方の第2の紙幣走行検知器75bまで搬送された
か否かを、両検出器75aと75bの紙幣の有無により
検出する(S3,4)。S3及びS4において、紙幣有
りが予め設定されている所定時間内に検知された場合
は、紙幣は正常に繰り出されて搬送されていると判断さ
れ、紙幣は入出金モジュールB外の搬送路51へと搬送
される(S5)。
【0048】また、S3あるいはS4において、所定時
間内に紙幣有りを検知できなかった場合は、ジャム紙幣
が発生したものと判断され、ジャム紙幣の自動排出処理
へと進む(S6)。ジャム紙幣の発生は、たとえば図3
及び図4に示すように、第1の紙幣走行検知器75aと
第2の紙幣走行検知器75b間に折り畳まれたように詰
まってしまったような場合があり、このような場合は第
2の紙幣走行検知器75bが紙幣を検知できないことで
ジャム紙幣発生が判断される。
【0049】ジャム紙幣の発生が検出されると、図示せ
ぬ搬送モータ及び繰り出しモータをOFFとし、ピック
アップローラ78及び金種別紙幣分離機構46の回転を
停止し、ピックアップローラ78は図中実線の位置まで
戻しておく(S7)。そして、J方向に移動していた金
種別紙幣一時保留板43よりステージ37上の堆積紙幣
の上面位置が所定量下がった位置となるように、ステー
ジ37を金種別カセット34内にダウンさせ(S8)、
かつ前記金種別紙幣一時保留板43を図示せぬ駆動手段
により再びJ方向に移動して、金種別カセット34の上
面をクローズする(S9)。
【0050】この後、図示せぬ搬送モータを逆転方向に
ONして金種別紙幣分離機構46を逆方向に回転させ、
搬送路途中に詰まっているジャム紙幣を金種別紙幣一時
保留板43上に戻して、図4に示すように集積する(S
10,S11)。なお、この金種別紙幣分離機構46の
逆転動作は、金種別紙幣分離機構46の手前に配置した
戻し残留検知器84をジャム紙幣の後端が通過してセン
サOFFとなるまで連続して行い、搬送路内に残留ジャ
ム紙幣が無くなるまで金種別一時保留板43上に戻す。
また、戻し残留検知器84がジャム紙幣を検知できない
場合は、所定回数のリトライ動作を行い、リトライ動作
によってもジャム紙幣の戻しを検知できない場合は、装
置の運用を停止となる。また、このような戻し残留検知
器は設けずに、予め金種別紙幣分離機構46の逆転動作
時間を設定しておき、この設定した所定時間を逆転動作
させることで、ジャム紙幣の戻しを行うこととしてもよ
い。
【0051】次に、上昇させて退避しておいたピックア
ップローラ78を、図中二点鎖線に示す位置まで再び下
降させて、金種別紙幣一時保留板43上に戻されたジャ
ム紙幣に押圧させる(S12)。この後、紙幣ガイド8
1を図中矢印E方向へと回動して、二点鎖線にて示すよ
うにオープンする(S13)。
【0052】次に、繰り出しモータを逆転駆動し、金種
別紙幣一時保留板43上のジャム紙幣の後端が、ジャム
紙幣収納ボックス72の紙幣残留フル検知器72aを横
切るまで、ピックアップローラ78を逆方向に回転させ
る(S14)。紙幣残留フル検知器72aがジャム紙幣
の後端を検知したら、つまり、ジャム紙幣がジャム紙幣
収納ボックス72内に入り込んだことが検出されたら、
繰り出しモータを停止してピックアップローラ78の逆
転動作を停止し(S15)、図示せぬ駆動手段により紙
幣ガイド81を元の実線に示す位置へと戻すと(S1
6)、ジャム紙幣の自動排出処理動作は終了し再び出金
動作が続行可能となる。
【0053】すなわち、ジャム紙幣が発生したら紙幣の
繰り出し動作を一旦中断し、このジャム紙幣の回収動作
を行い、ジャム紙幣が確実にジャム紙幣収納ボックス7
2内に収納されたことを検出器により確認したら、中断
していた紙幣の繰り出しを再開して、障害を自動的に復
旧して取引を続行するようにしているものである。ま
た、前記ジャム紙幣収納ボックス72の上端付近に設け
られたフル検知器72aが常に紙幣有りを検出するよう
になると、ジャム紙幣収納ボックス72内は収納限界に
達したものと認識されるようになっている。
【0054】なお、上述した自動ジャム紙幣の排出動作
は、金種別カセット33,35及び入出金モジュール
A,Cにおいても同様に行われ、出金取引時に紙幣の入
出金ユニット53内で発生した全ての紙幣ジャムの除去
を確実に行う。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、入
金取引時には顧客により投入され鑑別部を経由してきた
入金紙幣を各金種別収納庫上に開閉自在に設けた金種別
一時保留板上に集積する金種別紙幣一時集積機構と、出
金取引時には複数種の紙幣を金種毎に収納している各金
種別収納庫内に収納された紙幣を上方から分離して給送
する金種別紙幣分離機構と、これら両機構により取り扱
われる出金紙幣を並びに前記入金紙幣を搬送する搬送路
とを備えた入出金ユニットを具備してなる紙幣入出金装
置において、前記入出金ユニットの金種別紙幣一時集積
機構と金種別紙幣分離機構及び搬送路とを、正逆方向に
回転自在とすると共に、この金種別紙幣分離機構により
繰り出された紙幣を入出金ユニットの搬送路内でジャム
が発生したことを検知するジャム紙幣検知手段を設け、
かつ、前記金種別収納庫近傍には、前記搬送路内で発生
したジャム紙幣を収納するジャム紙幣収納ボックスを設
けて、前記金種別紙幣分離機構の分離により繰り出され
た紙幣が搬送路内にてジャム紙幣となり、前記ジャム紙
幣検知手段により検知されると、前記駆動手段により金
種別紙幣分離機構を逆回転させてジャム紙幣を金種別一
時保留板に戻し、さに前記ジャム紙幣収納ボックスへと
排出して収納することとした。
【0056】このため、出金取引時に各金種別カセット
より繰り出された紙幣が、入出金ユニットの各入出金モ
ジュール内においてジャムを発生したとしても、これら
ジャム紙幣は入出金モジュールの動作により、金種別カ
セットの近傍に配置したジャム紙幣収納ボックスへと自
動的に収納できるので、出金取引動作を停止させるよう
なことななく、そのまま正常処理として出金取引を完了
することができる。
【0057】従って、休日運用時や、無人運用箇所に設
置されている自動取引装置に対するジャム紙幣除去作業
は無用となるので、係員が休日の修理作業を行ったり、
あるいは遠距離の設置箇所まで出向く必要が無くなり、
その作業負担は大幅に軽減できることになった。また、
この係員によるジャム紙幣除去作業が不要となることか
ら、この障害復旧時間を顧客が待つこともなく、顧客の
待ち時間を無くすことができるという効果もある。
【0058】さに、ジャム紙幣収納ボックスは各金種別
収納庫毎に設けていることで、ジャム発生箇所からの搬
送距離を短くして余分な搬送経路を辿らないようにして
いることで、確実なジャム紙幣の除去を実現している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の紙幣入出金装置の側面図である。
【図2】ジャム紙幣収納ボックスを備えた金種別カセッ
ト近傍の構造を示す概略側面図である。
【図3】ジャム紙幣が発生した状態を示す説明図であ
る。
【図4】ジャム紙幣の除去動作を示す説明図である。
【図5】ジャム紙幣の自動除去動作を示すフロチャート
である。
【図6】従来の紙幣入出金装置の紙幣供給時の概略側面
図である。
【図7】従来の紙幣入出金装置の紙幣回収時の概略側面
図である。
【図8】従来の紙幣入出金装置の紙幣入金時の概略側面
図である。
【図9】従来の紙幣入出金装置の紙幣出金時の概略側面
図である。
【符号の説明】
8 接客部 13 鑑別部 34 金種別カセット 43 金種別一時保留板 40 金種別紙幣集積機構 46 金種別紙幣分離機構 72 ジャム紙幣収納ボックス 72a フル検知器 75a 第1の紙幣走行検知器 75b 第2の紙幣走行検知器 78 ピックアップローラ 81 紙幣ガイド 84 戻し残留検知器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金種別に複数種の紙幣を収納する金種別
    収納庫と、 紙幣の真偽,金種,正損の鑑別および異常走行を検知す
    る鑑別部とを備え、 かつ、入金取引時には顧客により投入され前記鑑別部を
    経由してきた入金紙幣を各金種別収納庫上に開閉自在に
    設けた金種別一時保留板上に集積する金種別紙幣一時集
    積機構と、出金取引時には前記金種別収納庫内に収納さ
    れた紙幣を上方から分離して給送する金種別紙幣分離機
    構と、この出金紙幣を並びに前記入金紙幣を搬送する搬
    送路とを備えた入出金ユニットを具備してなる紙幣入出
    金装置において、 前記入出金ユニットの金種別紙幣一時集積機構と金種別
    紙幣分離機構及び搬送路とを、正逆方向に回転自在に駆
    動する駆動手段と、金種別紙幣分離機構により繰り出さ
    れた紙幣を入出金ユニットの搬送路内でのジャム発生を
    検知するジャム紙幣検知手段を設け、 かつ、前記金種別収納庫近傍には、前記搬送路内で発生
    したジャム紙幣を収納するジャム紙幣収納ボックスを設
    けて、 前記金種別紙幣分離機構により繰り出された紙幣が搬送
    路内にてジャム紙幣となり、前記ジャム紙幣検知手段に
    より検知されると、前記駆動手段により金種別紙幣分離
    機構を逆回転させてジャム紙幣を金種別一時保留板上に
    戻し、さらにこの金種別一時保留板から前記ジャム紙幣
    収納ボックスへと排出して収納することを特徴とする紙
    幣入出金装置。
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