JPH05319128A - クローラ式走行装置の操向制御機構 - Google Patents

クローラ式走行装置の操向制御機構

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JPH05319128A
JPH05319128A JP12502392A JP12502392A JPH05319128A JP H05319128 A JPH05319128 A JP H05319128A JP 12502392 A JP12502392 A JP 12502392A JP 12502392 A JP12502392 A JP 12502392A JP H05319128 A JPH05319128 A JP H05319128A
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zone
side clutch
joystick controller
motor
controller
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Etsuro Onishi
悦郎 大西
Yukinori Kimura
幸徳 木村
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Yanmar Agribusiness Co Ltd
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Seirei Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1本のジョイスティックコントローラによ
り、操向や変速や制動等の操作を行う場合において、最
良で最も廉価で、コンパクトな機構を提供するものであ
る。 【構成】 ジョイスティックコントローラ4を、進行方
向設定装置と、走行速度設定装置と、サイドクラッチ操
作装置として兼用し、制御コントローラ14を介して、
走行用DCモータ15の正逆転切換と、走行用DCモー
タ15のPWM駆動による無段変速と、サイドクラッチ
の入切制御を行う構成において、ジョイスティックコン
トローラ4の左右への回動角度の中央部に「サイドクラ
ッチ左右入ゾーン」を設け、その左右外側に、「サイド
クラッチ左切ゾーン」と「サイドクラッチ右切ゾーン」
とを設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クローラ式走行装置を
具備した高所作業車における走行制御機構に関する。
【0002】
【従来技術】従来から高所作業車に関する技術は公知と
されているのである。例えば実開平2−18492号公
報や、実開平2−43892号公報や、実開平1−70
796号公報の如くである。また、走行用DCモータ1
5をPWM駆動する技術も公知とされているのである。
例えば、特開平3−51589号公報に記載の技術の如
くである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】高所作業車において
は、作業ゾーンにおいて、時々移動し、その他の時間は
高所作業を続行しているのが通常であり、該高所作業車
の移動は、出来るだけ簡単である必要があり、ステアリ
ングハンドルや操向ペダルや変速レバーや、ブレーーキ
ペダルや、クラッチペダル等をすべて、1本のジョイス
ティックコントローラの操作により行うべく構成してい
るのである。このように1本のジョイスティックコント
ローラにより、操向や変速や制動等の操作を行う場合に
おいて、最良で最も廉価で、コンパクトな機構を提供す
るものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するため
の手段を説明する。即ち、ジョイスティックコントロー
ラ4を、進行方向設定装置と、走行速度設定装置と、サ
イドクラッチ操作装置として兼用し、制御コントローラ
14を介して、走行用DCモータ15の正逆転切換と、
走行用DCモータ15のPWM駆動による無段変速と、
サイドクラッチの入切制御を行う構成において、ジョイ
スティックコントローラ4の左右への回動角度の中央部
に「サイドクラッチ左右入ゾーン」を設け、その左右外
側に、「サイドクラッチ左切ゾーン」と「サイドクラッ
チ右切ゾーン」とを設けたものである。
【0005】
【作用】次に作用を説明する。オペレーターがジョイス
ティックコントローラ4を左右に傾動した場合におい
て、該傾動角が微小の場合には、ジョイスティックコン
トローラ4のガタの範囲内である場合もあるので、直ぐ
にはサイドクラッチを切る操作をしないのである。そし
て、或る一定の設定角を越えて、ジョイスティックコン
トローラ4が傾動操作された場合において、初めて左右
のサイドクラッチが切り操作されるのである。これによ
りジョイスティックコントローラ4の誤操作によるサイ
ドクラッチの切操作が無くなり、安全なクローラ式走行
装置を構成することができるのである。
【0006】
【実施例】次に実施例を説明する。図1は本発明のクロ
ーラ式走行装置を具備した高所作業車の全体側面図、図
2は操作ボックスKとジョイスティックコントローラ4
の部分の拡大側面図、図3は同じく操作ボックスKとジ
ョイスティックコントローラ4の部分の拡大平面図、図
4はジョイスティックコントローラ4のみの側面図、図
5は同じくジョイスティックコントローラ4のみの平面
図、図6はジョイスティックコントローラ4の操作方向
と操作状態を示す平面図、図7は本発明のクローラ式走
行装置の操向制御機構のフローチャート図面である。
【0007】図1においてクローラ式走行装置1を具備
した高所作業車の全体構成を説明する。バッテリー17
により走行用DCモータ15を駆動し、該走行用DCモ
ータ15の回転力を駆動ミッション装置Mにより変速し
た上で、クローラ式走行装置1を駆動している。該駆動
ミッション装置Mの部分に、サイドクラッチアクチュエ
ータ18Rと、サイドクラッチアクチュエータ18Lが
配置されており、駆動ミッション装置M内のサイドクラ
ッチの断接を行っている。該サイドクラッチアクチュエ
ータ18Lと18Rは、それぞれ電動モータにより構成
されている。
【0008】また該走行用DCモータ15の近傍に制御
コントローラ14が配置されている。該クローラ式走行
装置1により移動する走行フレーム2と、作業台Yとの
間にシザースリンク機構Sが介装されている。該シザー
スリンク機構Sは3段に構成した合計6本のリンクによ
り構成されている。そして、上部昇降シリンダ12と下
部昇降シリンダ13の2本のシリンダにより伸縮させて
いる。作業台Yの部分に操作ボックスKが配置されてお
り、該操作ボックスKの操作面にジョイスティックコン
トローラ4が配置されている。
【0009】次に図2と図3により、操作ボックスKに
ついて説明する。該操作ボックスKは作業台Yに設けた
手摺り縦杆7から突出した係止板8に、操作ボックスK
の側から突出した嵌装係止板9を嵌入することにより、
着脱自在としている。該係止板8と作業台Yの内側の複
数箇所に配置されているので、操作ボックスKの位置を
調節することが出来るのである。該操作ボックスKの移
動に際して、操作ボックスKを床の上に載置することが
あるで、ワイヤハーネス取出部11は操作ボックスKの
側方から取り出している。また操作ボックスKの操作面
にはジョイスティックコントローラ4と昇降レバー5が
主として配置されており、該レバーの誤操作を無くすべ
く、誤操作ガイドバー6が周囲に配置されている。本発
明は該ジョイスティックコントローラ4の操作制御に関
する。
【0010】次に図4と図5により、ジョイスティック
コントローラ4の構成について説明する。該ジョイステ
ィックコントローラ4は前後左右方向の360度回動可
能としており、側面に付設した速度操作角ポテンショメ
ータ36と、前面に付設した操向操作角ポテンショメー
タ35により構成されている。そして図6に示す如く、
ジョイスティックコントローラ4の前後傾動を、速度操
作角ポテンショメータ36により検出し、種々の制御が
行われている。ジョイスティックコントローラ4が直立
の位置から一定の微小角度だけ傾動するまでの間は、
「走行停止ゾーン」が設けられており、これ以上傾動さ
れた場合において初めて走行用DCモータ15が正逆回
転を開始すべく構成している。そして前進も、後進も、
ジョイスティックコントローラ4の傾動角に比例して、
速度指令を出し、マイコンプログラム機能により、走行
用DCモータ15をPWM駆動することにより、速度制
御を行っている。
【0011】PWM駆動制御方式とは、Pulse Width Mo
dulationと称されている制御機構である。即ち、ジョイ
スティックコントローラ4の傾動角の大きさに伴う信号
を入力信号とすると、該入力信号の振幅に応じて、搬送
パルスの幅をアナログ変調し、該アナログ変調した搬送
パルスにより走行用DCモータ15の回転数を変速する
のである。
【0012】そして、ある一定角度以上に傾動すると、
それ以上はPWM駆動を行わない「PWM駆動せず全電
圧印加ゾーン」が、前進側と後進側の両方に設けられて
いる。またジョイスティックコントローラ4の左右方向
の回動角度を、操向操作角ポテンショメータ35が検出
し、左右の微小角度だけ傾動したゾーンでは、すぐには
サイドクラッチが切とならない「サイドクラッチ左右入
ゾーン」が設けられている。それ以上に傾動されると、
「サイドクラッチ左切ゾーン」と「サイドクラッチ右切
ゾーン」にはいり、サイドクラッチアクチュエータ18
Lとサイドクラッチアクチュエータ18Rが操作され
て、操向操作が行われる。
【0013】図6において、「サイドクラッチ左右入ゾ
ーン」から外れ、「走行停止ゾーン」から外れた位置、
即ちA・B・C・D・E・F・G・Hのゾーンにおいて
は、左右のどちらかのサイドクラッチが断接が行われ
る。次にAからHのゾーンの中で、B・C・F・Gの左
右方向に大きくジョイスティックコントローラ4を傾動
したゾーンにおいては、急旋回や急操向を要望した操作
であるので、ジョイスティックコントローラ4の前後に
傾動することより変化する速度操作角ポテンショメータ
36の信号に基づき、PWM駆動制御をして走行用DC
モータ15の速度を所定の如く変速する。
【0014】次にAからHのなかで、ジョイスティック
コントローラ4の左右への回動角が小であり、高速操向
の方を要望しているA・D・E・Hのゾーンにおいて
は、ジョイスティックコントローラ4の前後方向の傾動
角と、左右方向の傾動角を比較し、操向操作角ポテンシ
ョメータ35と速度操作角ポテンショメータ36の大き
い方の傾動角の信号を採用して、前進または後進の速度
を決定する。
【0015】図7においては、ジョイスティックコント
ローラ4により操作される操作部の全てがしめされてい
る。該ジョイスティックコントローラ4の傾動角が、制
御コントローラ14に送信される。該制御コントローラ
14において比較判断されて、PWM駆動制御の為のパ
ルス信号にアナログ変換されて走行用DCモータ15の
回転方向と回転数を制御する。また、電磁ブレーキ19
を制御し、さらにサイドクラッチアクチュエータ18L
とサイドクラッチアクチュエータ18Rを制御する。
【0016】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、走行速度はジョイ
スティックコントローラ4の全方向の平面操作角上にお
いて、垂直方向よりの傾動角に比例して変速され、また
サイドクラッチは、ジョイスティックコントローラ4の
平面上の操作角が一定角度以上となると切り操作される
為に、クローラ式走行装置の機動性と作業能率の向上を
図ることが出来るのである。
【0017】また、ジョイスティックコントローラ4
が、単なるガタにより回動した場合や、誤操作により微
小角だけ回動した場合には、サイドクラッチを切りとす
る操作が行われないので、突然にクローラ式走行装置が
左右に走行されて、オペレーターが振り落とされるとい
う不具合が無くなったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクローラ式走行装置を具備した高所作
業車の全体側面図。
【図2】操作ボックスKとジョイスティックコントロー
ラ4の部分の拡大側面図。
【図3】同じく操作ボックスKとジョイスティックコン
トローラ4の部分の拡大平面図。
【図4】ジョイスティックコントローラ4のみの側面
図。
【図5】同じくジョイスティックコントローラ4のみの
平面図。
【図6】ジョイスティックコントローラ4の操作方向と
操作状態を示す平面図。
【図7】本発明のクローラ式走行装置の操向制御機構の
フローチャート図面である。
【符号の説明】
B 操作ボックス 1 クローラ式走行装置 2 走行フレーム 4 ジョイスティックコントローラ 35 操向操作角ポテンショメータ 36 速度操作角ポテンショメータ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ジョイスティックコントローラ4を、進
    行方向設定装置と、走行速度設定装置と、サイドクラッ
    チ操作装置として兼用し、制御コントローラ14を介し
    て、走行用DCモータ15の正逆転切換と、走行用DC
    モータ15のPWM駆動による無段変速と、サイドクラ
    ッチの入切制御を行う構成において、ジョイスティック
    コントローラ4の左右への回動角度の中央部に「サイド
    クラッチ左右入ゾーン」を設け、その左右外側に、「サ
    イドクラッチ左切ゾーン」と「サイドクラッチ右切ゾー
    ン」とを設けたことを特徴とするクローラ式走行装置の
    操向制御機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100720845B1 (ko) * 1999-06-30 2007-05-25 다우 글로벌 테크놀로지스 인크. 거의 무정형인 비염소화 중합체성 차단재 필름 및 당해 차단재 필름의 사용방법
JP2007196850A (ja) * 2006-01-26 2007-08-09 Honda Motor Co Ltd 芝刈機
JP2008105650A (ja) * 2006-10-27 2008-05-08 Tokai Rika Co Ltd シフト装置

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JP4624973B2 (ja) * 2006-10-27 2011-02-02 株式会社東海理化電機製作所 シフト装置

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