JPH05318715A - 曲面印刷装置 - Google Patents

曲面印刷装置

Info

Publication number
JPH05318715A
JPH05318715A JP4124904A JP12490492A JPH05318715A JP H05318715 A JPH05318715 A JP H05318715A JP 4124904 A JP4124904 A JP 4124904A JP 12490492 A JP12490492 A JP 12490492A JP H05318715 A JPH05318715 A JP H05318715A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
print head
printing medium
main scanning
printed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP4124904A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaharu Nishikawa
正治 西川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP4124904A priority Critical patent/JPH05318715A/ja
Publication of JPH05318715A publication Critical patent/JPH05318715A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J3/00Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed
    • B41J3/407Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for marking on special material
    • B41J3/4073Printing on three-dimensional objects not being in sheet or web form, e.g. spherical or cubic objects

Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価にかつ廃棄物を生成せずに曲面印刷を行
なえ、しかも球体や円錘体、バレル形体などの異径回転
体からなる被印刷体に対しても印刷を行なえるようにす
る。 【構成】 支持治具13を有する下部回転台12と上部
押え盤17とを備えた回転支持機構により被印刷体10
をその軸を中心に回転可能に支持するとともに、リード
スクリュー21およびガイドレールなどからなる副走査
支持機構によりインクジェットプリントヘッド30を上
下動可能に支持し、かつプリントヘッドアーム20の傾
斜角度を調整する機構により被印刷体10の印刷面に対
するインクジェットプリントヘッド30の対向間隔を一
定に保持させるように構成し、これにより被印刷体10
に対する印刷のための主走査および副走査を、何ら不具
合を生じることなく確実に行なえるようにしたものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、円柱体や円錘体、球体
などの物体の周面に曲面印刷を行なうための機能を備え
た印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】円柱面や球面などの立体的な曲面に印刷
を行なう印刷装置としては、従来より例えば次のような
ものが知られている。
【0003】すなわち、先ず最も一般的な装置としては
シルクスクリーン印刷法を適用したものである。図8に
その原理的な構成を示す。円柱体からなる被印刷体10
0は回転コロ101によって回転可能に支持されてい
る。この被印刷体100の周面には、シルクスクリーン
刷版102が線状接触した状態で矢印A方向に移動可能
に配置される。また、シルクスクリーン刷版102の上
方位置にはスキージ103が配置されている。このよう
な構成において、被印刷体100の周面に印刷を行なう
には、シルクスクリーン刷版102の上面にインキ10
4を盛っておき、この状態でスキージ103でシルクス
クリーン刷版102を被印刷体100の周面に押さえ付
けながら、シルクスクリーン刷版102を矢印A方向に
移動させる。そうすると、シルクスクリーン刷版102
の移動に応じて被印刷体100が回転コロ101上で回
転し、これにより被印刷体100の全周面にシルクスク
リーン刷版102の刷版パターンに応じたインキ像10
5が印刷される。
【0004】一方、曲面印刷が可能な他の印刷装置とし
て、インクジェットプリントヘッドを使用した装置が最
近注目されている。図9にその原理的な構成を示す。1
10は被印刷体であり、この被印刷体110の印刷面と
対向する位置にはインクジェットプリントヘッド111
が対向配設されている。このインクジェットプリントヘ
ッド111は、インキノズル112と、偏向用電磁石1
13,114とを備えている。そして印刷を行なう際に
は、印刷しようとする画像情報に応じて、図示しない制
御回路によりインクジェットプリントヘッド111を被
印刷体110に対し相対移動させながら、偏向用電磁石
113,114を励磁制御する。そうすると、インキノ
ズル112から噴射された磁性インキ115が偏向用電
磁石113,114で偏向されて被印刷体110の印刷
面に付着し、これにより被印刷体110の印刷面に所望
のインキ像116が印刷形成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、これらの従
来の装置には次のような解決すべき課題があった。すな
わち、先ずシルクスクリーン印刷装置では、印刷前に別
途シルクスクリーン刷版102を作製しなければならな
い。このため、印刷の準備に多くの時間と手間がかかる
とともに大掛かりな設備が必要となる。また、多くの消
耗品を必要とするため、印刷費用が割高になるという問
題点があった。また、印刷後にシルクスクリーン刷版な
どの廃棄物が多く生成され、その処理が面倒になるとい
う問題点も有していた。
【0006】一方、インクジェットプリントヘッドを使
用した印刷装置では、刷版を必要としないので準備に時
間や手間が掛からず、また刷版を作製するための設備も
不要になる。このため、シルクスクリーン印刷の場合に
比べて安価に印刷を行なうことが可能である。また、廃
棄物が生成されないので、その処理に頭を悩ますことも
ない。
【0007】しかしながら、従来より考えられているこ
の種の装置は、一般に被印刷体が固定支持され、かつイ
ンクジェットプリントヘッドが被印刷体に対し水平面内
で移動するように構成されている。このため、印刷が可
能な曲面形状としては、展開して平面になる二次曲面や
緩やかな曲面に限られ、球体や円錘体、バレル形体など
の異径回転体からなる被印刷体には印刷を行なうことが
できなかった。
【0008】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、安価にかつ廃棄物を生成
せずに曲面印刷を行なえ、しかも球体や円錘体、バレル
形体などの異径回転体からなる被印刷体に対しても印刷
を行ない得る曲面印刷装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の曲面印刷装置は、異径回転体からなる被印刷
体をその軸を中心に回転可能にかつ着脱可能に支持する
第1の支持手段と、上記被印刷体の印刷面に対しインキ
を噴射するためのインクジェットプリントヘッドと上記
被印刷体とをこの被印刷体の軸方向に相対移動可能に支
持するための第2の支持手段とを備え、さらに対向間隔
設定手段を備えて、この対向間隔設定手段により上記被
印刷体の印刷曲面と上記インクジェットプリントヘッド
との対向間隔を可変設定するようにしたものである。
【0010】
【作用】この結果本発明によれば、被印刷体が球体、円
錘体あるいはバレル形等の異径回転体であっても、この
被印刷体は第1の支持手段によりその軸を中心に回転可
能に支持されるとともに、第2の支持手段によりインク
ジェットプリントヘッドに対し軸方向に相対移動可能に
支持され、さらに被印刷体の印刷面とインクジェットプ
リントヘッドとの対向間隔は、対向間隔設定手段により
例えば一定となるように設定される。したがってこの状
態で、印刷しようとする画像情報に応じて、モータなど
を含む駆動機構により、上記被印刷体を回転させるとと
もにこの被印刷体とインクジェットプリントヘッドとを
軸方向に相対移動させ、かつインクジェットプリントヘ
ッドを駆動すれば、局面からなる被印刷体の印刷面の略
全面に上記画像情報に応じたインキ像を印刷形成するこ
とが可能となる。
【0011】また、被印刷体の印刷面には、インクジェ
ットプリントヘッドにより直接印刷が行なわれるので、
刷版などを不要にすることができるとともに、インキな
どの消費量が比較的少なくて済む。このため、簡単かつ
短時間にしかも大掛かりな設備を使用せずに安価に曲面
印刷を行なうことができる。また、刷版などの廃棄物が
生成されないので、印刷後の処理も簡単化することがで
きる。
【0012】
【実施例】
(第1の実施例)本実施例では、周面が軸方向にテーパ
状に形成された例えばコップのような形状の被印刷体の
周面に対して印刷を行なう場合について述べる。
【0013】図1は、本実施例に係わるインクジェット
曲面印刷装置の概略構成図である。本実施例の装置は、
被印刷体10の支持機構部と、インクジェットプリント
ヘッド30の支持機構部と、印刷駆動回路部とから構成
される。
【0014】先ず被印刷体10の支持機構部は、次のよ
うに構成される。すなわち、11は椅子形をなす固定フ
レーム11であり、この固定フレーム11の台座部上面
部には下部回転台12が軸支されている。この下部回転
台12の台上には、被印刷体10を着脱自在に固定する
ための支持治具13が設けられている。また、上記下部
回転台12の回転軸は主走査モータ14の駆動軸に連結
されており、これにより下部回転台12は主走査モータ
14により回転駆動される。主走査モータ14として
は、パルスモータやサーボモータなどのように回転位置
や回転速度を正確に制御できるものが使用される。ま
た、固定フレーム11の支持柱上端部には、回動軸15
を介して回動可能に上部可動フレーム16が枢着されて
いる。この上部可動フレーム16には、上部押え盤17
が軸支されている。この上部押え盤17の回転軸は上記
下部回転台12の回転軸と同軸に設定されており、上部
押え盤17は上記下部回転台12および支持治具13と
協動して被印刷体10を回転可能に支持する。また、上
記上部押え盤17の回転軸にはロータリエンコーダ18
の回転軸が連結されている。ロータリエンコーダ18
は、被印刷体10が1回転するごとにパルスを出力す
る。
【0015】一方、インクジェットプリントヘッド30
の支持機構部は、次のように構成される。すなわち、上
記固定フレーム11の台座部先端部には、回動軸19を
介して回動可能にプリントヘッドアーム20が枢着され
ている。このプリントヘッドアーム20のコ字形フレー
ム間には、リードスクリュー21が軸支され、さらにこ
のリードスクリュー21に対し平行にガイドレール(図
示せず)が設置されている。これらのリードスクリュー
21およびガイドレールには、それぞれめねじ22およ
びスライドベアリング受け23を介して、プリントヘッ
ド支持台24が取着されている。このプリントヘッド支
持台24には、インクジェットプリントヘッド30が取
り付けられる。このプリントヘッド支持台24上におけ
るインクジェットプリントヘッド30の取付け位置は可
変可能になっており、これにより被印刷体10の周面に
対するインクジェットプリントヘッド30の対向間隔が
調整される。
【0016】また、上記リードスクリュー21はカップ
リング25を介して副走査モータ26の駆動軸に連結さ
れている。この副走査モータ26は、上記リードスクリ
ュー21を回転させることによりインクジェットプリン
トヘッド30を上下移動させる。なお、上記インクジェ
ットプリントヘッド30としては、例えばシングルノズ
ルのコンティニアスタイプのもの、あるいはオンディマ
ンド型のマルチノズルタイプのものが使用される。また
上記副走査モータ26としては、パルスモータやサーボ
モータなどのように回転位置や回転速度を正確に制御で
きるものが使用される。上記プリントヘッドアーム20
の基端アーム27にはスライド溝28が設けられてお
り、固定ねじ29がこのスライド溝28に係合して上記
固定フレーム11に螺着される。すなわち、このスライ
ド溝28および固定ねじ29により、固定フレーム11
に対するプリントヘッドアーム20の傾斜角度が可変設
定される。
【0017】また印刷駆動回路部は、制御回路40と、
ラスタ画信号受信回路41と、主走査ライン画信号変換
回路42と、プリントヘッドドライブ回路43と、被印
刷体形状メモリ44と、円周長演算回路45と、プリン
トパルス周期演算回路46と、主走査モータドライバ4
7と、副走査モータドライバ48とを備えている。
【0018】このうち先ずラスタ画信号受信回路41
は、バッファメモリまたはページメモリを有し、スキャ
ナやビデオカメラ、さらにはコンピュータグラフィック
機能を用いて別途作成された印刷画像のラスタ画信号を
取り込んで、このラスタ画信号を上記バッファメモリま
たはページメモリに記憶するものである。
【0019】被印刷体形状メモリ44には、被印刷体1
0の形状に関するデータが記憶される。形状に関するデ
ータとしては、図形パターンにおける設計値、または被
印刷体10の形状を実際に測定して得た例えば各軸位置
における外周径の値などが使用される。円周長演算回路
45では、上記被印刷体形状メモリ44に記憶された被
印刷体10の形状に関するデータを基に、被印刷体10
の軸方向各位置における円周長が算出される。この円周
長の算出データは、主走査ライン画信号変換回路42お
よびプリントパルス周期演算回路46にそれぞれ供給さ
れる。
【0020】主走査ライン画信号変換回路42は、上記
円周長演算回路45から供給された被印刷体10の円周
長算出データを基に、上記ラスタ画信号受信回路41に
記憶されたラスタ画信号の主走査信号を、被印刷体10
の円周長に整合させるように変換する。この場合、例え
ばラスタ信号の主走査信号長が被印刷体10の最大外周
長に整合するように設定されているとすれば、被印刷体
10のその他の外周部分に対応するラスタ信号について
はその主走査信号を間引くなどして情報量を縮少し、こ
れにより被印刷体10の外周部分に整合させる。
【0021】プリントパルス周期演算回路46では、被
印刷体10の周面上にその円周長に拘らず均等にドット
を分布させるために、インクジェットプリントヘッド3
0のプリントパルス周期を被印刷体10の円周長に反比
例するように変換するための演算処理が行なわれる。
【0022】プリントヘッドドライブ回路43は、上記
主走査ライン画信号変換回路42により主走査信号長が
変換された印刷画信号と、上記プリントパルス周期演算
回路46により周期が変換されたプリントパルスとに応
じて、インクジェットプリントヘッド30を付勢する。
【0023】制御回路40は、例えばマイクロコンピュ
ータを主制御部として有したもので、上記プリントヘッ
ドドライブ回路43によるインクジェットプリントヘッ
ド10の付勢動作に同期して、主走査モータドライバ4
7および副走査モータドライバ48をそれぞれ駆動制御
する。その際、主走査モータ14による被印刷体10の
主走査回転タイミングは、ロータリエンコーダ18の出
力パルスを基に制御される。
【0024】次に、以上のように構成された装置の動作
を説明する。先ず、印刷に先立ち、上部可動フレーム1
6を開閉することにより、下部回転台12と上部押え盤
17との間に被印刷体10を挟んだ状態で支持させる。
また、それとともに被印刷体形状メモリ44に上記被印
刷体10の形状に関するデータを記憶させ、さらにラス
タ画信号受信回路41に図示しないスキャナやビデオカ
メラ、さらにはコンピュータグラフィック機能を用いて
別途作成された印刷画像のラスタ画信号を入力して記憶
させる。
【0025】さて、この状態で制御回路40に印刷開始
指示を入力すると、円周長演算回路45において上記被
印刷体形状メモリ44に記憶された被印刷体10の形状
に関するデータを基に、被印刷体10の軸方向各位置に
おける円周長が算出される。また、この円周長の算出デ
ータを基に、主走査ライン画信号変換回路42におい
て、上記ラスタ画信号受信回路41に記憶されたラスタ
画信号の主走査信号が被印刷体10の円周長に整合する
ように変換される。
【0026】例えば、スキャナやビデオカメラなどによ
り得られたラスタ画信号は、一般に図2(a)に示すご
とく矩形の走査領域を有し、かつ全走査領域に渡って走
査画素密度が均等になっている。これに対し、被印刷体
10の周面形状は図2(b)に示すように軸方向に円周
長が変化するものとなっている。そこで、上記主走査ラ
イン画信号変換回路42においては、ラスタ画信号の主
走査信号のドットが、被印刷体10の円周長に合わせて
間引き処理され、これにより印刷に供するラスタ画信号
の走査領域が、図2(c)に示すように被印刷体10の
周面形状に対応した状態になるように変換される。な
お、ラスタ画信号の主走査ライン長を、画信号のドット
を間引かずに、被印刷体10の形状に合わせてただ単に
圧縮した場合には、被印刷体10の円周長の短い小径部
分において、インキの付着密度が高くなるために画像の
濃度が濃くなり過ぎて不明瞭な印刷画像になったり、ま
た場合によってはインキの固化が遅くなって、インキが
流れ出すなどの不具合を生じる。
【0027】さらにプリントパルス周期演算回路46で
は、被印刷体10の周面上にその円周長に拘らず均等に
ドットを分布させるために、インクジェットプリントヘ
ッド30のプリントパルス周期を被印刷体10の円周長
に反比例するように変換するための演算処理が行なわれ
る。例えば、被印刷体10の大径部分に対してはプリン
トパルス周期が短くなるように、また被印刷体10の小
径部分に対してはプリントパルス周期が長くなるように
それぞれ演算が行なわれ、これにより被印刷体10の形
状に応じたプリントパルス周期が設定される。
【0028】そうして主走査信号の変換およびプリント
パルス周期の設定が終了すると、制御回路40から主走
査モータドライバ47および副走査モータドライバ48
に対し駆動指示が与えられて、これにより主走査モータ
14および副走査モータ26は回転動作を開始する。ま
た、この回転動作に同期してプリントヘッドドライブ回
路43からインクジェットプリントヘッド30に対し
て、上記変換された印刷用画信号に応じた駆動信号が上
記設定されたプリントパルス周期に応じて与えられ、こ
れによりインクジェットプリントヘッド30は付勢され
る。したがって、被印刷体10の周面には、上記印刷用
画信号に応じた画像が印刷形成される。
【0029】このように本実施例では、支持治具13を
有する下部回転台12と上部押え盤17とを備えた回転
支持機構により被印刷体10をその軸を中心に回転可能
に支持するとともに、リードスクリュー21およびガイ
ドレールなどからなる副走査支持機構によりインクジェ
ットプリントヘッド30を上下動可能に支持し、かつプ
リントヘッドアーム20の傾斜角度を調整する機構によ
り被印刷体10の印刷面に対するインクジェットプリン
トヘッド30の対向間隔を一定に保持させるように構成
している。このため、被印刷体10に対する印刷のため
の主走査および副走査を、何ら不具合を生じることなく
確実に行なうことが可能となり、これにより径が軸方向
にリニアに変化するコップ形の形状を有する被印刷体1
0に対して、その周面全面にインクジェットプリントヘ
ッド30からもれなくインキを噴射して画像を印刷する
ことができる。
【0030】また、印刷方法としてインクジェットプリ
ント法を使用しているので、被印刷体10の周面にはイ
ンクジェットプリントヘッド30により直接印刷が行な
われることになる。このため、刷版などを不要にするこ
とができるとともに、インキなどの消費量が比較的少な
くて済む。したがって、簡単かつ短時間にしかも大掛か
りな設備を使用せずに安価に曲面印刷を行なうことがで
きる。また、刷版などの廃棄物が生成されないので、印
刷後の処理も簡単化することができる。
【0031】さらに本実施例では、インクジェットプリ
ントヘッド30を駆動する際に、主走査ライン画信号変
換回路42により原ラスタ画信号の主走査信号を被印刷
体10の形状に応じて変換するとともに、プリントパル
ス周期演算回路46により上記被印刷体10の形状に応
じて可変設定するように構成している。したがって、コ
ップ形をなす被印刷体10の周面に対し、この周面の円
周長の変化に拘らず、原ラスタ画信号に応じた画像を均
等なドットでかつ歪みを生じることなく印刷形成するこ
とができる。
【0032】(第2の実施例)本実施例では、径が軸方
向の中央部で最も大きく端部に向かうに従って次第に減
少する、いわゆるバレル状の被印刷体の周面に対して印
刷を行なう場合について述べる。
【0033】図3は、本実施例に係わるインクジェット
曲面印刷装置の概略構成図である。なお、同図において
前記図1と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は
省略する。
【0034】固定フレーム51には、枠形をなす回動フ
レーム53が回動軸52を介して回動可能に枢着されて
いる。この回動フレーム53の下辺部には回転台54
が、また上辺部には押え盤55がそれぞれ軸支されてい
る。これらの回転台54および押え盤55は、バレル状
をなす被印刷体50の両端部を挾持することにより、こ
の被印刷体50を回動フレーム53に対し回転自在に支
持するものである。上記回転台54の回転軸59は主走
査モータ14に連結されており、この主走査モータ14
により回転動作する。上記回動軸52には回動歯車56
が軸着されており、この回動歯車56には駆動歯車57
が歯合されている。この駆動歯車57の軸はギャップ調
整モータ58に連結されている。ギャップ調整モータ5
8は、被印刷体50の周面と後述するインクジェットプ
リントヘッド30との間の対向間隔を一定に保持するた
めに、上記駆動歯車57および回動歯車56を介して回
動フレーム53を回動させるものである。
【0035】一方、インクジェットプリントヘッド30
の支持機構部は、図1で述べたようにリードスクリュー
21およびガイドレールを有している。これらのリード
スクリュー21およびガイドレールには、それぞれめね
じ22およびスライドベアリング受けを介してプリント
ヘッド支持台24が取着され、このプリントヘッド支持
台24上にインクジェットプリントヘッド30が取り付
けられている。また、上記リードスクリュー21は、カ
ップリングを介して副走査モータ26の駆動軸に連結さ
れている。この副走査モータ26は、上記リードスクリ
ュー21を回転させることによりインクジェットプリン
トヘッド30を上下移動させる。
【0036】また印刷駆動回路部には、ラスタ画信号受
信回路41と、主走査ライン画信号変換回路42と、プ
リントヘッドドライブ回路43と、被印刷体形状メモリ
44と、円周長演算回路45と、主走査モータドライバ
47と、副走査モータドライバ48とに加えて、制御回
路400と、ギャップ調整モータドライバ49と、主走
査回転速度指令回路401とが備えられている。
【0037】制御回路400は、上記プリントヘッドド
ライブ回路43によるインクジェットプリントヘッド1
0の付勢動作に同期して、副走査モータドライバ48お
よびギャップ調整モータドライバ49をそれぞれ駆動制
御する。ギャップ調整モータドライバ49は、制御回路
400から供給される駆動制御信号に応じてギャップ調
整モータ58を回転駆動するものである。
【0038】主走査回転速度指令回路401では、被印
刷体50の周面上にその円周長に拘らず均等に印刷ドッ
トを分布させるために、円周長演算回路45から供給さ
れた被印刷体50の円周長算出データを基に、主走査モ
ータ14の回転速度が被印刷体50の円周長に対し逆比
例する速度に変換され、この変換された速度が主走査モ
ータドライバ47に指令される。なお、プリントヘッド
ドライブ回路43では、被印刷体50の周面形状に拘ら
ず、一定のプリントパルス周期に従ってインキの噴射が
行なわれる。
【0039】このような構成であるから、バレル状をな
す被印刷体50は回転台54に乗せられた状態で押え盤
55により上から押さえ付けられ、これにより主走査の
ための回転が可能な状態に支持される。また、被印刷体
50は回動フレーム53によって回動自在に支持されて
おり、これによりインクジェットプリントヘッド30と
の間隔が一定になるように調整可能となっている。一
方、インクジェットプリントヘッド30は、リードスク
リュー21およびガイドレールによって副走査のための
上下移動が可能な状態に支持されている。
【0040】さて、この状態で被印刷体形状メモリ44
に上記被印刷体50の形状に関するデータが記憶され、
かつラスタ画信号受信回路41に図示しないスキャナや
ビデオカメラ、さらにはコンピュータグラフィック機能
を用いて別途作成された印刷画像のラスタ画信号が入力
されたとする。そうすると、先ず円周長演算回路45に
おいて、上記被印刷体形状メモリ44に記憶された被印
刷体50の形状に関するデータを基に、被印刷体50の
軸方向各位置における円周長が算出される。次に、この
円周長の算出データを基に、主走査ライン画信号変換回
路42において、上記ラスタ画信号受信回路41に記憶
されたラスタ画信号の主走査信号が被印刷体50の円周
長に整合するように変換される。例えば、原ラスタ画信
号が図4(a)に示すごとく、矩形の走査領域を有しか
つ全走査領域に渡って走査画素密度が均等になっている
場合には、被印刷体50(図4(b))の円周長に応じ
て、主走査信号のドットの間引きによる縮小処理やドッ
トの挿入による拡大処理が適宜行なわれ、これによりラ
スタ画信号は図4(c)に示すように被印刷体50の周
面形状に対応した形に変換される。
【0041】そうして変換された印刷用画信号が得られ
ると、プリントヘッドドライブ回路43からインクジェ
ットプリントヘッド30に対し、上記印刷用画信号に応
じた駆動信号が供給され、これによりインクジェットプ
リントヘッド30では一定のプリント周期に従ってイン
キの噴射が開始される。
【0042】一方、このインクジェットプリントヘッド
30の付勢動作と同期して、主走査回転速度指令回路4
01から主走査モータドライバ47に対して駆動制御信
号が供給される。またこのとき主走査回転速度指令回路
401から主走査モータドライバ47へは、被印刷体5
0の円周長に対し主走査モータ14の回転速度が反比例
するように設定された速度指令信号も供給される。この
ため、主走査モータ14は、被印刷体50の円周長に応
じて、被印刷体50の両端部に対し印刷を行なっている
ときに回転速度が最も速くなり、また被印刷体50の中
央部に対し印刷を行なっているときに回転速度が最も遅
くなるように回転動作を行なう。したがって、被印刷体
50の周面にはその周長には関係なく常に一定のドット
で印刷が行なわれる。
【0043】さらに、制御回路400から副走査モータ
ドライバ48に対しては副走査のための駆動制御信号が
供給され、これにより副走査モータ26は一定の速度で
回転を開始する。このため、インクジェットプリントヘ
ッド30は被印刷体50の周面に対し一定の速度で副走
査を行なう。また、制御回路400からギャップ調整モ
ータドライバ49へはギャップ調整のための駆動制御信
号が供給され、これによりギャップ調整モータ58は回
転方向を途中で可変しながら回転動作を行なう。したが
って、インクジェットプリントヘッド30と被印刷体5
0の周面とのギャップは常に略一定となるように保持さ
れる。
【0044】このように本実施例では、回転台54およ
び押え盤55を含む回転支持機構によりバレル状の被印
刷体50をその軸を中心に回転可能に支持するととも
に、インクジェットプリントヘッド30をリードスクリ
ュー21およびガイドレールなどからなる副走査支持機
構により上下移動可能に支持し、かつ回動フレーム53
およびその回動駆動機構により被印刷体50を回動可能
に支持するように構成している。このため、バレル状の
被印刷体50に対する印刷のための主走査および副走査
を確実に行なうことが可能になり、また印刷過程におい
てインクジェットプリントヘッド30と被印刷体50の
周面とのギャップを略一定に保持することが可能にな
る。したがって、バレル状の被印刷体50についても、
その周面全面にインクジェットプリントヘッド30から
もれなくインキを噴射して印刷を行なうことができる。
【0045】また、前記第1の実施例と同様に、被印刷
体50の周面にはインクジェットプリントヘッド30に
より直接印刷が行なわれることになる。このため、刷版
などを不要にすることができるとともに、インキなどの
消費量が比較的少なくて済む。したがって、簡単かつ短
時間にしかも大掛かりな設備を使用せずに安価に曲面印
刷を行なうことができる。また刷版などの廃棄物が生成
されないので、印刷後の処理も簡単化することができ
る。
【0046】さらに本実施例では、インクジェットプリ
ントヘッド30を駆動する際に、主走査ライン画信号変
換回路42により原ラスタ画信号の主走査信号を被印刷
体50の形状に応じて変換し、かつ主走査回転速度指令
回路401により上記被印刷体50の形状に応じて主走
査速度を可変設定するようにしている。したがって、バ
レル状をなす被印刷体50の周面に対し、この周面の円
周長の変化に拘らず、原ラスタ画信号に応じた画像を均
等なドットでかつ歪みを生じることなく高品質に印刷す
ることができる。 (第3の実施例)本実施例では、球体からなる被印刷体
の周面に対して印刷を行なう場合について述べる。
【0047】図5は、本実施例に係わるインクジェット
曲面印刷装置の要部構成を示す図である。同図におい
て、61はコ字形をなす固定フレームであり、この固定
フレーム61には回動軸62を介して枠形をなす回動フ
レーム63が回動可能に取り付けられている。この回動
フレーム53の相対向する二辺には、それぞれ回転台6
4および押え盤65が軸支されており、これらの回転台
64と押え盤65との間に球体からなる被印刷体60が
挾持される。上記回転台64の回転軸は主走査モータ6
6の駆動軸に連結されており、この主走査モータ66に
より回転動作する。また、上記回動軸62には回動歯車
67が軸着されており、この回動歯車67には図示しな
い駆動歯車が歯合している。これらの回動歯車67およ
び駆動歯車は、図示しない副走査モータの駆動力を上記
回動軸62に伝え、これにより回動フレーム63を固定
フレーム61に対し回動させるものである。なお、イン
クジェットプリントヘッド30は、被印刷体60の周面
に対し所定のギャップを有して対向する状態に固定的に
設置されている。
【0048】このような構成であるから、被印刷体60
は回転台64と押え盤65とにより回転可能に支持さ
れ、この状態で主走査モータ66により矢印x方向に回
転駆動される。つまり、これにより印刷のための主走査
が行なわれる。なお、このとき主走査モータ66の回転
速度は、被印刷体60の円周長に拘らず一定のドット密
度で印刷が行なわれるように、被印刷体60の円周長に
応じて可変制御される。また、上記主走査に同期して、
図示しない副走査モータにより回動フレーム63が矢印
y方向に回動駆動され、これにより印刷のための副走査
が行なわれる。
【0049】したがって本実施例であれば、球体からな
る被印刷体60に対しても、その周面の略全面に対しイ
ンクジェットプリント方式により所望の印刷を行なうこ
とができる。
【0050】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ものではない。例えば、第1および第2の実施例では、
被印刷体10,50の形状に関するデータとして設計デ
ータ或いは別途測定したデータを被印刷体形状メモリ4
4に予め記憶するようにした。しかし、その他の方式と
して、プリントヘッド支持台24に形状センサを取り付
け、この形状センサにより被印刷体10,50の周面形
状を計測しながら、その計測データに基づいて印刷動作
を実行するように構成してもよい。このように構成する
と、被印刷体10,50の形状を事前に計測してメモリ
44に記憶させる手間が不要となり、これにより簡単か
つ短時間で印刷を行なうことが可能となるので、印刷能
率の高い装置を提供することができる。
【0051】また、第1および第2の実施例では、被印
刷体10,50の支持機構部およびインクジェットプリ
ントヘッド30の支持機構部をそれぞれ垂直に設置し、
インクジェットプリントヘッド30を上下方向に移動さ
せることにより副走査を行なうように構成した。しか
し、被印刷体10,50の支持機構部およびインクジェ
ットプリントヘッド30の支持機構部をそれぞれを水平
に配置し、この状態でインクジェットプリントヘッド3
0を水平方向に移動させるように構成してもよい。イン
クジェットプリントヘッドとして例えばオンディマンド
形のマルチノズルタイプのものを使用した場合には、イ
ンキ容器の向きおよびオリフィスの二次元的な配置など
に制約が生じ、上記第1および第2の実施例の構成では
スペース的に実施不可能になることがある。しかし、上
記したように全体の支持機構部を水平に配置してインク
ジェットプリントヘッド30を水平方向に副走査するよ
うに構成すると、上記のような制約がある場合でも実施
可能になる。
【0052】さらに、第1の実施例において、インクジ
ェットプリントヘッド30がマルチノズルタイプであっ
て、被印刷体10の各回転ごとに副走査方向に複数ライ
ンの帯状の走査領域が形成され、これがスパイラル状に
繋がって印刷が進行する構成となる場合には、原ラスタ
画信号の座標を斜めによぎるように各印刷走査のライン
は形成される。したがって、この場合には主走査ライン
画信号変換回路42でこのスパイラル走査のための変換
も行なうようにするとよい。
【0053】図6はその関係を説明するための図であ
る。同図において、破線で示したライン l1 〜l8(ln)
は原ラスタ画信号の主走査ラインである。これに対し、
実線で示されるラインL1〜L4は、インクジェットプリン
トヘッド30によるプリントドットラインであり、この
例では4本のノズルが同時に動作してスパイラル状の走
査領域を形成した場合を示している。このプリントドッ
トラインに対応する印刷画信号を生成するには、ライン
l1 〜lnで構成されるメモリ空間上の画信号から、ライ
ンL1〜L4がよぎる最接近位置のアドレスのが情報を抽出
して並べ代えるような変換処理を、上記主走査ライン画
信号変換回路42で行なえばよい。
【0054】また、第1の実施例では、下部回転台12
上に支持治具13を設け、この支持治具13により被印
刷体10を固定するようにしたが、下部回転台12を調
整機能付きのチャック機構を備えた構成とし、これによ
り被印刷体10を下部回転台12上に直接固定できるよ
うに構成してもよい。
【0055】さらに、第2の実施例では、インクジェッ
トプリントヘッド30と被印刷体50の周面との間のギ
ャップを、被印刷体50を回動させることにより調整す
るようにしたが、その代わりにプリントヘッド支持台2
4にインクジェットプリントヘッド30を前後に移動さ
せるための機構を設け、この機構によりインクジェット
プリントヘッド30と被印刷体50の周面との間のギャ
ップを調整するように構成してもよい。
【0056】図7はその構成の一例を示すもので、24
0はプリントヘッド支持台を示している。このプリント
ヘッド支持台240の基台241上には、スライドレー
ル242によりスライド可能に構成された移動台243
が搭載されている。この移動台243上にはインクジェ
ットプリントヘッド30が載置固定されている。また上
記移動台243の下面部にはめねじ244が固定されて
おり、このめねじ244にはリードスクリュー245が
螺嵌されている。このリードスクリュー245の基端部
は、ジョイント246を介してモータ247の駆動軸に
連結されている。このモータ247は、制御回路の制御
に応じて図示しないモータドライバにより駆動される。
【0057】このような構成であるから、印刷動作中に
インクジェットプリントヘッド30の上下移動に応じ
て、モータ247の回転方向およびその回転量を制御す
ると、このモータ247の回転に応じてリードスクリュ
ー245が回転し、これにより移動台243が、つまり
インクジェットプリントヘッド30が前後方向に移動す
る。したがって、この前後方向の移動量を適宜設定すれ
ば、被印刷体50の周面に対するインクジェットプリン
トヘッド30の対向間隔を略一定に保つことが可能であ
る。
【0058】また、第3の実施例では、インクジェット
プリントヘッド30を固定的に設置したが、このインク
ジェットプリントヘッド30を移動させることにより副
走査を行なうようにしてもよい。これを実現するには、
例えば回動フレーム63を固定しておき、インクジェッ
トプリントヘッド30を支持するアームを、被印刷体6
0の中心位置を通る回動軸62に支持させ、このアーム
をモータにより回動させるように構成すればよい。
【0059】さらに、第3の実施例では、球体からなる
被印刷体60を回転台64と押え盤65とで挾持した状
態で主走査回転させるようにした。しかし、この場合に
は被印刷体60の周面のうち、回転台64および押え盤
65に接触している部分には印刷を行なうことができな
い。そこで、被印刷体60に予め回転軸を取着してお
き、この回転軸を軸支して回転させるように構成すると
よい。このように構成すると、被印刷体60の周面の略
全面にもれなく印刷を行なうことができる。
【0060】その他、被印刷体の形状やその支持機構の
構成、インクジェットプリントヘッドの支持機構の構
成、被印刷体の印刷曲面とインクジェットプリントヘッ
ドとの対向間隔を可変設定するための対向間隔設定手段
の構成、インクジェットプリントヘッドの種類や構成な
どについても、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変
形して実施できる。
【0061】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、異径回転
体からなる被印刷体をその軸を中心に回転可能にかつ着
脱可能に支持する第1の支持手段と、上記被印刷体の印
刷面に対しインキを噴射するためのインクジェットプリ
ントヘッドと上記被印刷体とをこの被印刷体の軸方向に
相対移動可能に支持するための第2の支持手段とを備
え、さらに対向間隔設定手段を備えて、この対向間隔設
定手段により上記被印刷体の印刷曲面と上記インクジェ
ットプリントヘッドとの対向間隔を可変設定するように
したものである。
【0062】したがって本発明によれば、安価にかつ廃
棄物を生成せずに曲面印刷を行なうことができ、しかも
球体や円錘体、バレル形体などの異径回転体からなる被
印刷体に対しても印刷を行ない得る曲面印刷装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係わる曲面印刷装置の
概略構成図。
【図2】図1に示した装置の動作説明に使用するための
図。
【図3】本発明の第2の実施例に係わる曲面印刷装置の
概略構成図。
【図4】図3に示した装置の動作説明に使用するための
図。
【図5】本発明の第3の実施例に係わる曲面印刷装置の
要部構成図。
【図6】本発明の変形例を説明するための模式図。
【図7】本発明の他の変形例に係わるインクジェットプ
リントヘッド支持機構部の構成を示す図。
【図8】シルクスクリーン印刷法を適用した従来の曲面
印刷装置の原理的な構成を示す図。
【図9】インクジェットプリントヘッドを使用した従来
の曲面印刷装置の原理的な構成を示す図。
【符号の説明】
10,50,60…被印刷体 11…固定フレ
ーム 12…下部回転台 13…支持治具 14…主走査モータ 15…回動軸 16…上部可動フレーム 17…上部押え
盤 18…ロータリエンコーダ 19…回動軸 20…プリントヘッドアーム 21…リードス
クリュー 22…めねじ 23…スライド
ベアリング受け 24…プリントヘッド支持台 25…カップリ
ング 26…副走査モータ 27…基端アー
ム 28…スライド溝 29…固定ねじ 30…インクジェットプリントヘッド 40,400…
制御回路 41…ラスタ画信号受信回路 42…主走査ラ
イン画信号変換回路 43…プリントヘッドドライブ回路 44…被印刷体
形状メモリ 45…円周長演算回路 46…プリント
パルス周期演算回路 47…主走査モータドライバ 48…副走査モ
ータドライバ 49…ギャップ調整モータドライバ 51…固定フレ
ーム 52…回動軸 53…回動フレ
ーム 54…回転台 55…押え盤 56…回動歯車 57…駆動歯車 58…ギャップ調整モータ 401…主走査
回転速度指令回路 61…固定フレーム 62…回動軸 63…回動フレーム 64…回転台 65…押え盤 66…主走査モ
ータ 67…回動歯車 240…プリン
トヘッド支持台 241…基台 242…スライ
ドレール 243…移動台 244…めねじ 245…リードスクリュー 246…ジョイ
ント 247…モータ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異径回転体からなる被印刷体をその軸を
    中心に回転可能にかつ着脱可能に支持するための第1の
    支持手段と、 前記被印刷体の印刷面に対しインキを噴射するためのイ
    ンクジェットプリントヘッドと前記被印刷体とを、この
    被印刷体の軸方向に相対移動可能に支持するための第2
    の支持手段と、 前記被印刷体の印刷曲面と前記インクジェットプリント
    ヘッドとの対向間隔を可変設定するための対向間隔設定
    手段とを具備したことを特徴とする曲面印刷装置。
JP4124904A 1992-05-18 1992-05-18 曲面印刷装置 Withdrawn JPH05318715A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4124904A JPH05318715A (ja) 1992-05-18 1992-05-18 曲面印刷装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4124904A JPH05318715A (ja) 1992-05-18 1992-05-18 曲面印刷装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05318715A true JPH05318715A (ja) 1993-12-03

Family

ID=14896992

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4124904A Withdrawn JPH05318715A (ja) 1992-05-18 1992-05-18 曲面印刷装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05318715A (ja)

Cited By (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11223705A (ja) * 1998-02-05 1999-08-17 Hoya Corp 光学レンズ着色システム
JPH11320863A (ja) * 1998-05-19 1999-11-24 Taito Corp 立体物表面印刷機
WO2000051821A1 (en) * 1999-03-01 2000-09-08 Designer Image Technologies, Inc. Methods and systems for printing on spherical objects
JP2001287408A (ja) * 2000-04-10 2001-10-16 Seiko Epson Corp 立体プリンタ
US6460958B2 (en) 2000-02-29 2002-10-08 Minolta Co., Ltd. Three-dimensional object printing apparatus and method
US7004572B2 (en) 1998-03-12 2006-02-28 Creo Inc. Ink jet printing system with interleaving of swathed nozzles
JP2006076099A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Mimaki Engineering Co Ltd インクジェットプリンタとそれを用いたプリント方法
KR100572765B1 (ko) * 2004-08-16 2006-04-24 조천호 엘피지 가스통 자동 마킹장치
JP2006335018A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Mimaki Engineering Co Ltd 円錐メディアプリント用のインクジェットプリンタとそれを用いたプリント方法
US7380911B2 (en) 2004-05-10 2008-06-03 Eastman Kodak Company Jet printer with enhanced print drop delivery
JP2008221495A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Mimaki Engineering Co Ltd 三次元プリンタ
JP2008221494A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Mimaki Engineering Co Ltd 三次元プリンタ
JP2010522651A (ja) * 2007-03-27 2010-07-08 ストラ エンソ オーワイジェイ 印刷された厚紙容器を製造するための方法及び印刷機
JP2010152879A (ja) * 2008-11-28 2010-07-08 Mimaki Engineering Co Ltd 画像形状変形装置、画像形状変形方法、及び、画像形状変形プログラム
JP4917696B1 (ja) * 2011-11-24 2012-04-18 株式会社カワサキ特殊印刷 印刷方法および製品
JP2013000991A (ja) * 2011-06-17 2013-01-07 Roland Dg Corp インクジェットプリンタ
WO2013143668A1 (de) * 2012-03-26 2013-10-03 Khs Gmbh Verfahren und eine anordnung zum bedrucken einer dreidimensionalen oberfläche
WO2014001850A1 (en) * 2012-06-29 2014-01-03 Projecta Engineering S.R.L. Machine for the decoration of tridimensional products
EP2054232B2 (de) 2006-08-16 2014-06-11 KHS GmbH Verfahren zum umfangsseitigen bedrucken von behältern
JP2014205125A (ja) * 2013-04-16 2014-10-30 株式会社関西モリッツ 印刷用治具
WO2015002469A1 (ko) * 2013-07-02 2015-01-08 주식회사 에이티엔씨코포레이션 곡면 인쇄가 가능한 평판프린터
DE102013214980A1 (de) * 2013-07-31 2015-02-05 Krones Ag Druckmaschine mit Druckkopfsteuerung
WO2016013173A1 (en) * 2014-07-22 2016-01-28 Seiko Epson Corporation Liquid discharge device and liquid discharge method
JP2016028861A (ja) * 2014-07-25 2016-03-03 セイコーエプソン株式会社 記録装置
JP2019089320A (ja) * 2017-11-14 2019-06-13 ゼロックス コーポレイションXerox Corporation 物体の印刷中にダイレクトトゥオブジェクトプリンタ内の印刷ヘッドを枢動するためのシステム及び方法
CN111746151A (zh) * 2019-03-27 2020-10-09 宝山钢铁股份有限公司 一种钢管喷印装置
WO2020241538A1 (ja) * 2019-05-27 2020-12-03 キヤノン株式会社 吐出ヘッドを備えた装置、液体の吐出方法、およびシステム
KR102460698B1 (ko) * 2022-07-27 2022-10-27 신인식 원주형 피사체의 모서리면과 측면 동시 핫스탬핑 시스템

Cited By (45)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11223705A (ja) * 1998-02-05 1999-08-17 Hoya Corp 光学レンズ着色システム
US6159296A (en) * 1998-02-05 2000-12-12 Hoya Corporation Optical lens coloring system
US7004572B2 (en) 1998-03-12 2006-02-28 Creo Inc. Ink jet printing system with interleaving of swathed nozzles
JPH11320863A (ja) * 1998-05-19 1999-11-24 Taito Corp 立体物表面印刷機
WO2000051821A1 (en) * 1999-03-01 2000-09-08 Designer Image Technologies, Inc. Methods and systems for printing on spherical objects
US6460958B2 (en) 2000-02-29 2002-10-08 Minolta Co., Ltd. Three-dimensional object printing apparatus and method
JP2001287408A (ja) * 2000-04-10 2001-10-16 Seiko Epson Corp 立体プリンタ
US7380911B2 (en) 2004-05-10 2008-06-03 Eastman Kodak Company Jet printer with enhanced print drop delivery
US7753499B2 (en) 2004-05-10 2010-07-13 Eastman Kodak Company Jet printer with enhanced print drop delivery
KR100572765B1 (ko) * 2004-08-16 2006-04-24 조천호 엘피지 가스통 자동 마킹장치
JP2006076099A (ja) * 2004-09-09 2006-03-23 Mimaki Engineering Co Ltd インクジェットプリンタとそれを用いたプリント方法
JP4697848B2 (ja) * 2004-09-09 2011-06-08 株式会社ミマキエンジニアリング インクジェットプリンタとそれを用いたプリント方法
JP2006335018A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Mimaki Engineering Co Ltd 円錐メディアプリント用のインクジェットプリンタとそれを用いたプリント方法
EP2054232B2 (de) 2006-08-16 2014-06-11 KHS GmbH Verfahren zum umfangsseitigen bedrucken von behältern
JP2008221495A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Mimaki Engineering Co Ltd 三次元プリンタ
JP2008221494A (ja) * 2007-03-09 2008-09-25 Mimaki Engineering Co Ltd 三次元プリンタ
JP2010522651A (ja) * 2007-03-27 2010-07-08 ストラ エンソ オーワイジェイ 印刷された厚紙容器を製造するための方法及び印刷機
JP2010152879A (ja) * 2008-11-28 2010-07-08 Mimaki Engineering Co Ltd 画像形状変形装置、画像形状変形方法、及び、画像形状変形プログラム
JP2013000991A (ja) * 2011-06-17 2013-01-07 Roland Dg Corp インクジェットプリンタ
WO2013077112A1 (ja) * 2011-11-24 2013-05-30 株式会社カワサキ特殊印刷 印刷方法および製品
JP2013107061A (ja) * 2011-11-24 2013-06-06 Kawasaki Tokushu Insatsu:Kk 印刷方法および製品
JP4917696B1 (ja) * 2011-11-24 2012-04-18 株式会社カワサキ特殊印刷 印刷方法および製品
US9050827B2 (en) 2011-11-24 2015-06-09 Kawasaki Special Printing Co., Ltd. Printing method and product which prints on a bent part
US9333741B2 (en) 2012-03-26 2016-05-10 Khs Gmbh Method and arrangement for printing a three-dimensional surface
WO2013143668A1 (de) * 2012-03-26 2013-10-03 Khs Gmbh Verfahren und eine anordnung zum bedrucken einer dreidimensionalen oberfläche
CN104520111A (zh) * 2012-06-29 2015-04-15 普罗杰塔工程有限责任公司 用于三维产品的装饰的机器
WO2014001850A1 (en) * 2012-06-29 2014-01-03 Projecta Engineering S.R.L. Machine for the decoration of tridimensional products
CN104520111B (zh) * 2012-06-29 2017-03-01 普罗杰塔工程有限责任公司 用于三维产品的装饰的机器
US9387692B2 (en) * 2012-06-29 2016-07-12 Projecta Engineering S.R.L. Machine for the decoration of tridimensional products
JP2014205125A (ja) * 2013-04-16 2014-10-30 株式会社関西モリッツ 印刷用治具
WO2015002469A1 (ko) * 2013-07-02 2015-01-08 주식회사 에이티엔씨코포레이션 곡면 인쇄가 가능한 평판프린터
DE102013214980A1 (de) * 2013-07-31 2015-02-05 Krones Ag Druckmaschine mit Druckkopfsteuerung
US9327492B2 (en) 2013-07-31 2016-05-03 Krones Ag Printing machine with print head control
WO2016013173A1 (en) * 2014-07-22 2016-01-28 Seiko Epson Corporation Liquid discharge device and liquid discharge method
JP2016022665A (ja) * 2014-07-22 2016-02-08 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置及び液体吐出方法
CN106573465A (zh) * 2014-07-22 2017-04-19 精工爱普生株式会社 液体排出装置以及液体排出方法
US20170203563A1 (en) * 2014-07-22 2017-07-20 Seiko Epson Corporation Liquid discharge device and liquid discharge method
US10308017B2 (en) 2014-07-22 2019-06-04 Seiko Epson Corporation Liquid discharge device and liquid discharge method
CN106573465B (zh) * 2014-07-22 2019-09-27 精工爱普生株式会社 液体排出装置以及液体排出方法
JP2016028861A (ja) * 2014-07-25 2016-03-03 セイコーエプソン株式会社 記録装置
JP2019089320A (ja) * 2017-11-14 2019-06-13 ゼロックス コーポレイションXerox Corporation 物体の印刷中にダイレクトトゥオブジェクトプリンタ内の印刷ヘッドを枢動するためのシステム及び方法
CN111746151A (zh) * 2019-03-27 2020-10-09 宝山钢铁股份有限公司 一种钢管喷印装置
CN111746151B (zh) * 2019-03-27 2021-11-16 宝山钢铁股份有限公司 一种钢管喷印装置
WO2020241538A1 (ja) * 2019-05-27 2020-12-03 キヤノン株式会社 吐出ヘッドを備えた装置、液体の吐出方法、およびシステム
KR102460698B1 (ko) * 2022-07-27 2022-10-27 신인식 원주형 피사체의 모서리면과 측면 동시 핫스탬핑 시스템

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05318715A (ja) 曲面印刷装置
EP3953184B1 (en) Method for ink pressure modulation in a printer for axially symmetric objects
JPH07309051A (ja) プリント・ヘッドの位置決め装置
EP0048118A2 (en) Facsimile design
US7370927B2 (en) Recording apparatus
JP2001205794A (ja) インクジェットプリンタ
JPS5840507B2 (ja) インクジエツト記録装置
JP2024055887A (ja) 撮像装置を用いた吐出制御
JP2001162892A (ja) インクジェットヘッド組立装置、及びインクジェットヘッド組立方法
JPS5869065A (ja) パルス駆動液滴ジエツト間の漏話減少方法
JPH08310049A (ja) インクジェット記録装置及び方法
JP5919667B2 (ja) 画像記録装置、画像記録方法
JP2925357B2 (ja) インクジェット記録方法及び装置
JP2021030538A (ja) エンコーダおよびインクジェットプリンタ
JPH01133800A (ja) 自動描画装置
JPH06143735A (ja) インクジェットプリンタ
US11772394B2 (en) Liquid discharge apparatus and liquid discharge method
JPH0247076A (ja) 記録装置
JP2001287409A (ja) 立体プリンタ
JP4368604B2 (ja) ラスタプリンタ
JPH11348248A (ja) インクジェットプリンタ
JPH0664175A (ja) プリンタ装置
JPH01290440A (ja) 液体噴射記録装置
JPH0553952U (ja) プリンタ
JP2004130660A (ja) プリンター

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990803