JPH01133800A - 自動描画装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、カラー原画像を拡大して壁面等に直接プリン
トすることのできる自動描画装置に関するものである。

［発明の概要］ 本発明の自動描画装置は、枠組に、例えば３原色及び黒
色のインクを吹き付けるスプレーガンユニットを３次元
的に移動可能に支持し、外部からの制御駆動信号によっ
てスプレーガンユニットを移動させ、スプレーガンユニ
ットから噴射するインクによって壁面等の被印刷対象面
にカラー画像をプリントすることができるようにしたも
のである。

［従来の技術］ 従来、建造物等の壁面にカラー画像を直接印刷できる装
置は存在せず、例えば紙面に印刷してから壁面に貼着す
る手段がとられている。

そして、紙面に印刷する場合、インクジェット方式のカ
ラーペン装置により、大画面を小さな画面に分割して印
刷すると、１枚ごとにインクの吐出を止めるので、分割
画面を張り合わせたとき色調が不統一になる。

そこで、大画面を一度にカラー印刷できる装置として、
第１４図に示すようなカラー拡大印刷装置が開発されて
いる。

同図において、Ａ１は印刷記録部、Ａ２は画像入力編集
部で、印刷記録部Ａ、ば回転ドラムＧ、モータＨ、ガイ
１ヘレール■、インフジエラ１〜方式のマイクロスプレ
ーガンヘッドＪ等から成り、また画像入力編集部Ａ２は
カメラＡ、原稿用シリンダーＢ、モニター用オシロスコ
ープＣ，コン１〜ロールパネルＤ等から成る。

前記印刷記録部Ａ、において、回転ドラムＧはモータＨ
により回転可能に支持され、またドラムＧの長手方向に
ガイドレール■に沿ってスプレーガンヘッドＪが移動可
能に設けられている。

スプレーガンヘッド、■は圧縮空気□を注入してインク
を噴射する構造となっており、その空気流量に応じてイ
ンク噴射量、即ちインクの濃淡を調整し、その空気流量
はアクチュエータにより制御される。

印刷される画面の主走査はドラムＧの回転で、副走査は
スプレーガンヘラ１りＪの移動で行われ、モータＨによ
るドラムＧの回転を利用してベル１−等により、スプレ
ーガンヘッドを左から右に移動させる。

ドラムＧにはロータリエンコーダが設けられており、こ
のエンコーダから出される信号と同期してバッファメモ
リから各色の濃度信号を読出し、その信号に応答してア
クチュエータを駆動し、スプレーガンヘラ１り、■に注
入する空気流量を制御する。

一方、画像入力編集部Ａ２において、シリンダーＢはド
ラムＧと同期回転するようになっており、原稿を装着し
て回転させると、細いビーム光が原稿の一点から走査を
開始する。これによる反射光は原稿の回転によって刻々
と変化し、原稿に忠実な光量となってカメラＡに入射し
て３原色に分解され、夫々の色に対応した電気信号を発
生する。

これらの電気信号は前記バッファメモリに与えられ、前
述のようにして各信号の強弱に応じてインクがスプレー
ガンヘラ１〜ＪよりドラムＧに装着された紙面に吹き付
けられ、原稿を拡大したカラー画像が印刷される。

［発明が解決しようとする問題点］ 上述した従来の拡大画像印刷装置の最大の問題点は、拡
大画像を紙面に印刷できるだけであって、建造物の壁面
などに直接印刷することができない点である。

また、大型の回転ドラムを使用しており、その機械的精
度を高くしなければならず、大型のドラムの回転を正確
に制御するための装置も複雑で、極めて高価なものとな
っているので、実用性も悪く、普及していない。

従って本発明の目的は、壁面等に直接印刷することがで
き、比較的構成が簡単で、安価な実用性の高い拡大印刷
装置を提供するにある。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は一ヒ記目的を達成するため、壁面等の被印刷対
象面に対して据付は自在にした枠組と、被印刷対象面に
プリンＩ−するためのインクスプレーガンユニットを左
右方向に移動可能に支持するＸ軸方向の支持手段と、前
記Ｘ軸方向の支持手段を上下方向に移動可能に支持する
Ｙ軸方向の支持手段と、前記Ｘ軸方向の支持手段で支持
されているスプレーガンユニットを前後方向に移動可能
に支持するＸ軸方向の支持手段と、前記Ｘ軸方向の支持
手段で支持されているスプレーガンユニット及びＸ軸方
向の支持手段を外部からの制御駆動信号によってそれぞ
れ移動させる手段と、前記Ｘ軸方向の支持手段で支持さ
れているスプレーガンユニッ１〜を被印刷対象面との間
隔を検知する少なくとも１個の光センサの検知信号によ
って移動させる手段とを備えていることを要旨としてい
るものである。

［作　用コ 上記のように構成された自動描画装置においては、外部
からの制御駆動信号により、原画像の各点に対応する壁
面の各位置に順次に移動させ、前記各点に対応するカラ
ーインクをその濃度に応じた量だけ吹き付けることによ
り、壁面に原画像を拡大したカラー画像が直接描画され
る。

［実施例ｊ 以下本発明を、その実施例を示した図面に基づいて具体
的に説明する。

第１図乃至第３図において、１は自動描画装置を構成す
る枠組であり、壁面等の被印刷対象面Ｒ（第２図参照）
に対向して据付けられるものである。

」二記枠組１は、その主要部が上下左右の枠ユニット２
，３，４．５と、脚部材６，７とで構成され、左右の枠
ユニット４，５開にスプレーガンユニット８を支持する
可動枠ユニツ１−９が、上下に移動自在に装架されてい
る。

前記枠組１に組立てるには、まず、壁面Ｒとの間隔を測
定し、壁面と平行になるように下枠ユニッ１−３を設置
し、次に左右の枠ユニッ１〜４，５を下枠ユニット３の
両端に据付け、起立姿勢に保持した状態で左右の枠ユニ
ット４，５の上端に上枠ユニット２を据え置き、ポル１
〜ナッ１−等の締付具で結合し、左右の脚部材６，７を
取付け、最後に・前記可動枠ユニット９を組付ける。

前記可動枠ユニッ１−９は、第４図に示すように、レー
ル１０と、それに並行なうツクギヤ１１とで構成され、
それに前記スプレーガンユニット８を支持してレール１
０に沿って移動させる駆動体１２が装架されている。こ
の駆動体１２は、前記レール１０に係合するリニローラ
１３と、前記スプレーガンユニット８をのせる支持台１
４と、前記ラックギヤ１１に噛合するピニオンギヤ１−
５と、それを駆動する減速ギヤ付きモータ１６と、描画
点位置検出用ロータリエンコーダ１７とで構成され、モ
ータ１６の駆動（正転又は逆転）により、スプレーガン
ユニット８を可動枠ユニット９に沿って右又は左に移動
させる。これはスプレーガンユニツ１へのＸ軸方向駆動
機構となっている。Ｓ、。

Ｓ、は移動行程の範囲を規正するためのリミットスイッ
チである。

前記可動枠ユニット９の両端に位置する枠ユニット４，
５には、前記とほぼ同様な駆動機構が設けられ、可動枠
ユニツ１〜９を左右枠ユニット４゜５に沿って上下に移
動させるＹ軸方向駆動機構となっている。

即ち、左右の枠ユニッ１〜４，５には、第５図に示すラ
ックギヤ１８が設けられ、これに駆動体１９が装架され
ている。この駆動体１−９は、前記可動枠ユニット９の
両端を支持するもので、前記ラックギヤ１８に噛合する
ピニオンギヤ２ｏ、ギヤヘッド付きステッピングモータ
２１とで構成され、モータ２１の駆動（正転又は逆転）
により、前記可動枠ユニット９を上方又は下方に移動さ
せる。Ｓ３．Ｓ４は駆動体１９の移動行程の範囲を規正
するためのりミツ１〜スイツチである。

前記ステッピングモータ２１が回転し、可動枠ユニッ１
へ９のＹ　１ｉｌｌ＋方向への移動が確実に行われてい
ることを確認するために、第６図に示すように、ラック
ギヤ１８の山部と谷部とに対向する２個の近接センサ２
２を前記ｌψ動体１９側に配設している。これは、機構
部分の誤動作等により、片方もしくは両方のステッピン
グモータ動作が正常でない場合に、その誤動作を処理す
るためのものである。

前記駆動体９には、モータ無励磁時の静止を保持するた
めに、第７図に示すように、ソレノイド２３で作動する
ス［〜ツバー２４を配設し、静止時にスＩ〜ツバ−２４
をラックギヤ１８に係合するようにしている。

第８図および第１０図は、スプレーガンユニッ１〜８を
描画壁面Ｒに対して前後に移動させるＸ軸駆動機構の一
例を示したものであって、前記Ｘ軸駆動機構の駆動体］
２の支持台１４上でスプレーガンユニット８を乗せる車
台２５と、ローラ２６と、ローラを回転させるリニアパ
ルスモータ２７と、車台に取付けた１１個の光センサ２
８とで構成され、光センサ２８によって壁面Ｒとの間隔
Ｑが検知され、その検知信号により、リニアパルスモー
タ２７を介して車台２５を移動し、壁面Ｒに対するスプ
レーガンユニット８の位置を一定に保持するようになっ
ている。前記光センサ２８は、車台２５にあけた長孔２
９と、それを通してセンサ側に螺合する止ネジ３０とに
よって前後方向の取付は位置を調整できるようにしであ
る。なお、前記センサは光センサに限らず、超音波セン
サ、赤外線センサ等を使用できる。

前記車台２５に光センサ２５を取付け、その検知信号に
よってスプレーガンユニットと壁面との間隔を一定に保
持するＺ軸方向駆動機構によれば、第１１図及び第１２
図に示すように、壁面Ｒが緩やかな凸形湾曲面、凹形湾
曲面のものであっても、スプレーガンユニットを壁面に
対して一定の間隔を保って移動させることができる。Ｓ
ｓ、Ｓ、は車台２５の移動行程を規定するためのリミッ
トスイッチである。

第１３図に示したものは、Ｙ軸方向駆動機構の他の実施
例を示したものである。同図において、３１は所要の間
隔をとった部位に回転可能に立設されたネジ軸、３２は
各ネジ軸に螺装された螺体、３３は螺体相互を連結する
軌条部材、３４は可逆転モータ、３５はモータの回転を
前記ネジ軸３１に伝達する歯車伝動機構であり、前記軌
条部材３３には前記と同様なＸ軸方向の駆動機構が装架
される。

前記Ｙ軸方向の駆動機構においては、モータ３４の回転
は歯車伝動機構により、左右のネジ軸３１に同時に伝え
られ、両ネジ軸３１の回転により、Ｘ軸方向の駆動機構
を装架している軌条部材３３は、上下方向に移動される
。このＹ軸方向の駆動機構によれば、Ｘ軸方向の駆動機
構を支持する前記軌条部材の両端を１個のモータで同期
的に上下移動させることができる。

［発明の効果］ 以上に述べたように、本発明によれば、壁面等の立体構
造物の近傍部位に設置するだけで、所望のカラー画像を
壁面に直接にプリントすることができる。

とくに前記駆動機構等を有する枠組を用いれば、現場へ
の移動設置は極めて容易であり、かつ遠隔操作により壁
面へのカラー画像のプリントができるから、大掛かりな
足場作りや労力の大幅な節減が図れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す自動描画装置要部の斜
視図、第２図は側面図、第３図は枠組の分解斜視図、第
４図はＸ、軸方向駆動機構要部の斜視図、第５図はＹ軸
方向駆動機構要部の斜視図、第６図はＹ軸方向の誤動作
を検知する部分の側面図、第７図はストッパー機構部分
の側面図、第８図はＺ軸方向駆動機構の側面図、第９図
は光センサの取付部の斜視図、第１０図はその平面図、
第１１図および第１２図は湾曲壁面に対する光センサの
検知動作説明図、第１３図は本発明の他の実施例を示す
自動描画装置要部の斜視図、第１４図は従来のカラー拡
大印刷装置の斜視図である。 １・・・・・・・・・枠組、２，３，４．５・・・・・
・・・・枠ユニット、８・・・・・・・・・スプレーガ
ンユニット、９・・・・・・・・可動枠ユニット、１０
・・・・・・・・・レール、１１・・・・・・・・・ラ
ックギヤ、１２・・・・・・・・・駆動体、１３・・・
・・・・・・リニローラ、１４・・・・・・・・・支持
台、１５・・・・・・・・・ピニオンギヤ、１６・・・
・・・・・・モータ、１７・・・・・・・・・エンコー
ダ、１８・・・・・・・・・ラックギヤ、１９・・・・
・・・・・駆動体、２０・・・・・・・・・ピニオンギ
ヤ、２１・・・・・・・・・モータ、２２・・・・・・
・・・センサ、２３・・・・・・・・・ソレノイド、２
４・・・・・・・・・ストッパー、２５・・・・・・・
・・車台、２６・・・・・・・・・ローラ、２７・・・
・・・・・・モータ、２８・・・・・・・・・光センサ
、Ｓ１〜Ｓ６・・・・・・・・・リミットスイッチ、３
１・・・・・・・・・ネジ軸、３２・・・・・・・・・
螺体、３３・・・・・・・・・軌条部材、３４・・・・
・・・・・モータ、３５・・・・・・・・歯車伝動機構
。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 壁面等の被印刷対象面に対して据付け自在とした枠組と
   、被印刷対象面にプリントするためのインクスプレーガ
   ンユニットを左右方向に移動可能に支持するＸ軸方向の
   支持手段と、前記Ｘ軸方向の支持手段を上下方向に移動
   可能に支持するＹ軸方向の支持手段と、前記Ｘ軸方向の
   支持手段で支持されているスプレーガンユニットを前後
   方向に移動可能に支持するＺ軸方向の支持手段と、前記
   Ｘ軸方向の支持手段で支持されているスプレーガンユニ
   ット及びＸ軸方向の支持手段を外部からの制御駆動信号
   によってそれぞれ移動させる手段と、前記Ｚ軸方向の支
   持手段で支持されているスプレーガンユニットを被印刷
   対象面との間隔を検知する少なくとも１個のセンサの検
   知信号によって移動させる手段とを備えていることを特
   徴とする自動描画装置。