JP2020168785A - 液体を吐出する装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボンベなどの柱状部材に印刷するときの画像品質を向上する。【解決手段】ボンベ2を載置する載置台11と、ボンベ2の周面に対して液体を吐出する液体吐出手段であるヘッド300を含む吐出ユニット13と、吐出ユニット13を搭載したキャリッジ14とを備え、ヘッド300を搭載するキャリッジ14は、載置台11に載置されるボンベ2の高さ方向に沿う第1方向(Y方向)と、ボンベ2の軸心と直交する第2方向(X方向)に往復移動可能に配置されている。【選択図】図1

Description

本発明は液体を吐出する装置に関する。
液体を吐出する装置として、例えば、ボンベなどの柱状部材の周面に液体を吐出して印刷するものがある。
従来、例えば、柱状部材を回転させながら、インクジェットノズルからインクを吐出するものが知られている(特許文献1)。
特開2004−291444号公報
ところで、柱状部材を回転させながら柱状部材の周面に液体を吐出すると、柱状部材の周面の凹凸や柱状部材の回転に伴う周面のブレなどによって、柱状部材の周面と液体吐出手段との著しい距離変動が生じて、画質が劣化するという課題がある。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、画像品質を向上することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る液体を吐出する装置は、
柱状部材を載置する載置台と、
前記載置台に載置される前記柱状部材に対して液体を吐出する液体吐出手段と、を備え、
前記液体吐出手段は、前記載置台に載置される前記柱状部材の上下方向を第1方向とするとき、前記第1方向と、前記第1方向と直交する第2方向とにそれぞれ往復移動可能に配置されている
構成とした。
本発明によれば、画像品質が向上する。
本発明の第1実施形態に係る液体を吐出する装置の側面説明図である。 同じく正面説明図である。 同じく平面説明図である。 同じく制御部の説明に供するブロック説明図である。 同じく印刷範囲と印刷データの関係の説明に供する説明図である。 同じくボンベの全周囲に亘って印刷を行うときの分割印刷領域の一例の説明に供する説明図である。 同制御部による印刷動作の制御の説明に供するフロー図である。 同装置によるボンベ対する印刷動作の説明に供するヘッドの軌跡の説明図である。 同実施形態における吐出ユニットの一例の斜視説明図である。 同じく側面説明図である。 同じくヘッド部の正面説明図である。 同じくクリーニング機構部に対する洗浄液供給系及びクリーニング動作の制御系の説明に供する説明図である。 同実施形態におけるヘッドの一例の説明に供する1つのノズル部分の断面説明図である。 同ヘッドの動作説明に供する駆動電圧の一例の説明図である。 同ヘッドに対する液体供給系の説明図である。 本発明の第2実施形態における吐出ユニットの説明に供する斜視説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。本発明の第1実施形態について図1ないし図3を参照して説明する。図1は同実施形態に係る液体を吐出する装置の側面説明図、図2は同じく正面説明図、図3は同じく平面説明図である。
液体を吐出する装置1は、基台10上に、印刷対象物としての柱状部材である例えばボンベ2を載置する載置台11と、載置台11に載置されるボンベ2を上方から固定保持する固定手段12とを備えている。また、基台10上には、ボンベ2の周面に対して液体を吐出する液体吐出手段であるヘッド300を含む吐出ユニット13と、吐出ユニット13を搭載したキャリッジ14とを備えている。
載置台11は、基台10に対して回転可能に設置されたターンテーブルで構成している。これにより、載置台11に載置されたボンベ2の半分の周面に印刷した後、ボンベ2を例えば半回転(180°回転)して残り半分の周面に印刷することができる。なお、載置台11は固定とし、手動でボンベ2を回転させる構成とすることもできる。また、載置台11を回転可能とする場合でも、手動回転、あるいは、駆動手段による回転のいずれの構成であってもよい。
固定手段12は、基台10の載置台11の側方に立てられる支柱21に、上下動可能に保持され、旋回可能なアーム部22と、アーム部22に保持され、載置台11上に載置されるボンベ2の頂部には嵌まり込むホルダ部材23とを有している。ホルダ部材23は、ボンベ2の上部の形状や大きさに合わせてアタッチメント方式で交換可能としている。
キャリッジ14は、載置台11に載置されるボンベ2の高さ方向に沿う第1方向(Y方向)と、ボンベ2の軸心と直交する第2方向(X方向)とに往復移動可能に配置されている。本実施形態では、柱状部材は側面に弧状の形状を有するボンベ2であり、第2方向(X方向)は、第1方向(Y方向)と直交する面内で、弧状の形状の接線に平行な方向となる。
本実施形態では、基台10の載置台11の側方に立てられるフレーム部材15の支柱51、51間にスライダ部材16をY方向に移動可能に保持し、スライダ部材16にキャリッジ14をX方向に移動可能に保持している。
そして、スライダ部材16をY方向に上下動させる上下動機構(Y方向走査機構)17と、キャリッジ14をX方向に移動させるキャリッジ移動機構(X方向走査機構)18とを備えている。
上下動機構17は、例えば、ねじ式回転移動機構71と上下動モータ(Y方向モータ)72とを有し、ねじ式回転移動機構71はスライダ部材16に連結されている。この上下動機構17のY方向モータ72を回転駆動することで、ねじ式回転移動機構71を介してスライダ部材16がY方向に上下動する。
キャリッジ移動機構18も、同様に、ねじ式回転移動機構と左右方向移動モータ(X方向モータ)82とを有し、X方向モータ82を回転駆動することで、キャリッジ14がX方向に往復移動する。
また、フレーム部材15の支柱51,51は、連結部材52で連結され、基台10に設けたガイド溝53、53に沿ってボンベ2(載置台11)に対して進退する第3方向(Z方向)にも移動可能に配置されている。
そして、フレーム部材15をZ方向に往復移動させるZ方向移動機構19を備えている。
Z方向移動機構19も、例えば、ねじ式回転移動機構91と進退動モータ(Z方向モータ)92とを有し、ねじ式回転移動機構91はフレーム部材15の連結部材52に連結されている。このZ方向移動機構19のZ方向モータ92を回転駆動することで、ねじ式回転移動機構91を介してフレーム部材15がZ方向に移動し、キャリッジ14がZ方向に進退動する。
次に、この液体を吐出する装置における制御部の概要について図4に示すブロック図を参照して説明する。
制御部500は、この装置1全体の制御を司るCPU501と、CPU501に印刷動作の制御を実行させるためのプログラム、その他の固定データを格納するROM502と、印刷データ等を一時格納するRAM503とを含む主制御部500Aを備えている。
制御部500は、ホスト600から印刷データ受信するときに使用するデータ及び信号の送受を行うためのI/F506を備えている。ホスト600はパーソナルコンピュータ等の情報処理装置などで構成している。
制御部500は、吐出ユニット13を構成するヘッド300を駆動するヘッド駆動部508を備えている。
制御部500は、ヘッド300を搭載しているキャリッジ14をY方向に移動させるY方向モータ72を駆動するモータ駆動部510と、キャリッジ14をX方向に移動させるX方向モータ82を駆動するモータ駆動部511を備えている。
制御部500は、フレーム部材15を介してキャリッジ14をZ方向に移動させるZ方向モータ92を駆動するモータ駆動部512を備えている。また、制御部500は、載置台11の回転を行う載置台モータ25を駆動するモータ駆動部513を備えている。
制御部500は、ヘッド300をクリーニングする後述するクリーニング機構部200を駆動制御するクリーニング制御部514を備えている。
次に、この液体を吐出する装置1によるボンベ2対する印刷動作(描画動作)について説明する。
まず、印刷範囲及び印刷データについて図5及び図6を参照して説明する。図5は印刷範囲と印刷データの関係の説明に供する説明図、図6はボンベ2の全周囲に亘って印刷を行うときの分割印刷領域の一例の説明に供する説明図である。
本実施形態では、ボンベ2を停止した状態(ここでは、固定した状態)にして、ヘッド300を第1方向(Y方向)に移動するときに液体を吐出して印刷(描画)し、第2方向(X方向)に移動するときには液体吐出を行わない。
ここで、停止したボンベ2に対して印刷するときには、図5に示すように、キャリッジ14をX方向に移動してヘッド300による描画位置を変更しながら印刷できる範囲Lは、ボンベ2の周方向の半分よりも少ない領域になる。このとき、キャリッジ14の移動距離Lxは、ボンベ2の直径Dよりも短くなる。
また、ボンベ2の直径はボンベ2によって異なり、ヘッド300からボンベ2の周面までの距離はボンベ2によって異なり、ヘッド300からボンベ2の周面までの距離によって飛翔する液体の着弾精度が影響を受ける。
そこで、ボンベ2の周囲に印刷を行うときには、周方向で複数に分割した分割印刷領域、例えば3分割した分割印刷領域La〜Lcを設定する。そして、1つの分割印刷領域の印刷が終了したときに、載置台11を回転して、ボンベ2の次の分割印刷領域をヘッド300に対向可能な位置にして印刷を行うようにしている。
なお、分割印刷領域は、同じ周方向長さである必要はなく、描画と描画との間の空白部、例えばY方向のいずれの位置にも描画画像等を持たない領域で区切ることが好ましい。
次に、制御部による印刷動作(描画動作)の制御について図7及び図8を参照して説明する。図7は同描画動作の制御の説明に供するフロー図、図8は同じく異なる印刷動作におけるヘッドの軌跡の説明図である。
まず、ボンベ2を載置台11に載置し、ボンベ2の上部を固定手段12によって固定する。
そして、図7を参照して、X方向モータ82、Y方向モータ72、Z方向モータ92を回転駆動して、キャリッジ14をX,Y、Z方向に移動させ、ヘッド300を所定の描画開始位置(印刷開始位置:書き出し位置)に移動させる(ステップS1、以下、単に「S1」というように表記する。)。
ここでは、ボンベ2の上方から下方に向けて印刷(描画)するものとし、ヘッド300はY方向の上部位置をホーム位置とし、ホーム位置から載置されたボンベ2の描画開始位置にヘッド300を移動する。
その後、ヘッド300のY方向下向きへの移動を開始し(S2)、ヘッド300から液体の吐出動作を開始して(S3)、所定の描画を行い、ヘッド300のY方向下向きへの移動を停止する(S4)。
ここで、描画終了(印刷終了)か否かを判別する(S5)。
そして、描画終了でなければ、1つの分割印刷領域の描画が終了したか否かを判別する(S6)。
このとき、1つの分割印刷領域の描画が終了していなければ、ヘッド300をX方向に所定距離(例えば3.2mm)移動させ(S7)、ヘッド300のY方向上向きへの移動を開始し(S8),所定移動量を移動したときにヘッド300のY方向上向きへの移動を停止する(S9)。その後、ステップS2に戻り、次の行(ライン)についての描画を行う。
これに対し、1つの分割印刷領域の描画が終了したときには、載置台11を回転して、次の分割印刷領域を印刷可能な位置にする(S10)。その後、ステップS1に戻り、描画開始位置にして印刷を続行する。
そして、ステップS5で描画終了になれば、描画動作を終了する。
このように、本実施形態では、図8(a)の軌跡aで示すように、ヘッド300を、Y方向において、所定の片方向(一方向)に移動させるときにヘッド300から液体を吐出して印刷を行う片方向印刷を行っている。この片方向印刷では、所定の片方向(一方向)と反対の方向に移動するときにはヘッド300から液体を吐出させない。
このような片方向印刷を行うことで、ヘッド300から吐出した液体に対して重力方向(Y方向下向き)にかかる力の影響を画質に与えないようにすることができる。
これに対し、双方向印刷を行うときには、図8(b)に軌跡bで示すように、ヘッド300をY方向に上から下に移動しながら液体を吐出させてボンベ2の周面に所要の印刷を行う。Y方向の上から下へのスキャンが終了したときに、ヘッド300をX方向に所定距離移動させ、ヘッド300をY方向に下から上に向けて移動しながら印刷を行う。
この双方向印刷を行うことで、生産性を向上することができる。
このように、液体吐出手段としてのヘッド300は、載置台11に載置される柱状部材の上下方向を第1方向Yとするとき、第1方向Y、及び、第1方向Yと直交する面内で、柱状部材の接線方向に沿う第2方向Xにそれぞれ往復移動可能に配置されている
これにより、柱状部材が回転しない状態で柱状部材の周面に液体を吐出して印刷(描画)を行うことができるので、柱状部材を回転しながら印刷する場合のように、柱状部材の周面と液体吐出手段との著しい距離変動が生じることがなく、高い画像品質で印刷することができる。
また、本実施形態においては、柱状部材であるボンベ2の上部を固定手段12で固定する構成としている。これにより、載置台11に載置されたボンベ2の姿勢を固定したまま印刷をおこなうことができ、より安定して高画質画像を印刷できる。
この場合、本実施形態では、ボンベ2を回転させながら液体を吐出する構成ではないので、ボンベ2の姿勢が安定しているのであれば、特に上部を固定する必要ない。また、例えば、ボンベ2の姿勢を維持する姿勢維持手段としては、上部を固定する固定手段に限らない。例えば、ボンベ2が磁力で吸着できる材質であれば載置台11に電磁石を配置する構成としたり、あるいは、吸引吸着できるときには載置台11に吸引手段を設ける構成としたりすることもできる。
なお、ここでは、液体を吐出する装置で印刷する柱状部材としてボンベを例にして説明したが、ボンベ以外の柱状部材、また、円筒状部材以外の柱状部材、例えば角柱部材などにも印刷することができる。
次に、第1実施形態における吐出ユニットの一例について図9ないし図11を参照して説明する。図9は同吐出ユニットの斜視説明図、図10は同じく側面説明図、図11は同じくヘッド部の正面説明図である。
吐出ユニット13は、液体を吐出するヘッド部(液体吐出部)30を有し、ヘッド部30には、吐出面であるノズル面302aを払拭する払拭部材201を含むクリーニング機構部200を一体に備えている。
ヘッド部30は、異なる色の液体を吐出する複数(ここでは、3つ)のヘッド300(300A〜300C)がホルダ部材31に保持されている。ヘッド300は、液体を吐出する複数のノズル302が配列され、ノズル302の配列方向をY方向に対して傾斜させて筐体となるホルダ部材31に保持している。
クリーニング機構部200は、ヘッド300のノズル面302aを払拭する払拭部材201と、ヘッド300のノズル面302aに洗浄液220(後述)を吐出又は滴下して付与する洗浄液付与手段である洗浄液吐出部202とを備えている。
これらの払拭部材201及び洗浄液吐出部202は、移動部材205に取付けられて保持されている。
一方、ヘッド部30のホルダ部材31の両側には、ガイド溝206aを有するガイド部材206、206が取付けられている。ガイド部材206のガイド溝206aには移動部材205の支軸205aが移動可能に嵌合している。つまり、ホルダ部材31は、ヘッド300を保持し、移動部材205を移動可能に支持する筐体となっている。
これにより、移動部材205は、ガイド溝206aに倣って、払拭部材201がヘッド300のノズル面302aに対向する位置とノズル面302aから退避する位置との間で移動可能である。
そして、移動部材205を移動させる駆動手段としてのロータリエアーシリンダ210を備えている。ロータリエアーシリンダ210に一端部を取り付けたアーム211の他端部に設けた長穴211aと移動部材205の側面に設けたピン部材205bとを移動可能に嵌合している。なお、駆動手段はキャリッジ14側に取付け、吐出ユニット13はキャリッジ14側から駆動力を伝達される構成とすることもできる。
これにより、ロータリエアーシリンダ210を駆動してアーム211を図9で矢印A方向に回動することで、移動部材205がガイド部材206のガイド溝206aに案内され、図10に仮想線で示す退避位置から実線で示す対向する位置でもある払拭終了位置まで矢印Bで示すように移動する。この移動部材205の移動によって、払拭部材201でヘッド300のノズル面302aを払拭することができる。
このように、吐出ユニット13は、液体を吐出する液体吐出部であるヘッド部30とヘッド部30のヘッド300のノズル面302aを払拭清掃するクリーニング機構部200を一体に備えている。
これにより、吐出ユニット13がいずれの位置にあっても、液体を吐出していないときであれば、ヘッド300のノズル面302aを払拭して清浄化することができ、必要なときに吐出面(ノズル面)を随時クリーニングできる。
次に、クリーニング機構部200に対する洗浄液供給系及びクリーニング動作の制御系について図12を参照して説明する。図12は同説明に供する説明図である。
洗浄液220を貯留した洗浄液貯留手段である洗浄液タンク221を備えている。洗浄液タンク221は、エアーレギュレータ232を含む経路231を介してコンプレッサ230と接続され、コンプレッサ230からの加圧空気が供給される。
また、洗浄液タンク221は、経路233を介して洗浄液吐出部202と接続され、経路232には開閉弁234が設けられている。
一方、ロータリエアーシリンダ210は、エアーレギュレータ242を含む経路241を介してコンプレッサ230と接続され、コンプレッサ230からの加圧空気が供給される。経路241には開閉弁244が設けられている。
前述した制御部500のクリーニング制御部514は、クリーニング機構部200の払拭部材201によってヘッド300のノズル面302aを払拭するときには、開閉弁244を開閉制御して、ロータリエアーシリンダ210を駆動し、前述したように、移動部材205を退避位置から払拭終了位置まで移動させる。
このとき、開閉弁234を開閉制御して、必要に応じて、あるいは、常時、洗浄液吐出部202から洗浄液220を吐出させてヘッド300のノズル面302aに洗浄液を付与し、払拭部材201を濡らしながら払拭する。
この制御部500による払拭動作の制御タイミングは、例えば、吐出ユニット13(ヘッド300)をホーム位置に戻すとき、片方向印刷を行う場合に吐出ユニット13をX方向に移動させるときなど、ヘッド300から液体を吐出していない任意のタイミングで行うことができる。
なお、払拭動作をおこなうときには、吐出ユニット13をZ方向に移動させて、ヘッド300とボンベ2との間に移動部材205が入れる空間を確保する。
次に、第1実施形態におけるヘッドの一例について図13を参照して説明する。図13は同ヘッドの1つのノズル部分の断面説明図である。なお、図13(a)はノズルが閉じている状態、(b)はノズルが開いている状態をそれぞれ示している。
ヘッド300は、先端部に液体を吐出するノズル302が設けられ、ノズル302の近傍に液体が注入される注入口303が設けられた中空状のハウジング304を備えている。
ハウジング304内には、外部からの電圧の印加に応じて伸縮する圧電素子305と、ノズル302を開閉する弁体307と、弁体307と圧電素子305との間に配置され、弁体307をノズル302に対して進退させる弁体移動手段308とが配置されている。
圧電素子305はケース315内に収容され、電圧印加用の一対の配線部材310a,310bが接続されて外部に引き出されている。
弁体307とハウジング304との間には、注入口303から注入される加圧液体の圧電素子305側への侵入を阻止する封止部材306が配置されている。これにより、注入口303から加圧液体が注入される液室309が形成される。
ハウジング304は、円筒状、角筒状などの筒状体であり、ノズル302及び注入口303以外は閉じられている。ノズル302は、ハウジング304の先端部に開けられた開口であり、液体311を吐出する。注入口303は、ノズル302の近傍のハウジング304の側面に設けられ、加圧された液体が連続的に供給される。
圧電素子305は、ジルコニアセラミックス等を用いて形成されている。圧電素子305には、配線部材310a、310bを介して駆動波形(駆動電圧)が与えられる。
封止部材306は、例えばパッキン、Oリング等であり、封止部材306を弁体307に外嵌することで、注入口303側から圧電素子305側へ液体が流入することを防止している。
弁体移動手段308は、ゴム、軟質樹脂、薄い金属板等で形成された復元可能に変形可能な弾性部材で形成された断面略台形状の変形部308aを有する。変形部308aの断面略台形状の上辺に相当する連結部308eは弁体307の基端側の面に固定されている。変形部308aの断面略台形状の底辺に相当する長辺側は屈曲辺部308dと連結されている。屈曲辺部308dは、径方向中央部がガイド部308cと連結され、径方向中央部と端部との間が、一端がケース315に連結された固定部312と連結されている。
この弁体移動手段308は、圧電素子305に所定の電圧が印加されて圧電素子305が伸張することにより、図13(b)に示すように、ガイド部308cがノズル302側へ例えば距離eだけ移動し、屈曲辺部308dの中央部付近が押し込まれる。
このとき、屈曲辺部308dは、ガイド部308cの外周側が固定部312に連結されているので、固定部312との連結部と起点として矢印方向に変位する。屈曲辺部308dが矢印方向に変位することで、変形部308aは拡開するので、弁体307との連結部308eが矢印方向に引き込まれる。
この弁体移動手段308の変形部308aの変形により、変形部308aの連結部308eに固定された弁体307が距離dだけ引き込まれて、ノズル302が開かれる。
つまり、圧電素子305の伸張によってガイド部308cがノズル302側へ距離eだけ移動することで、弁体307はガイド部308の移動方向(圧電素子305の伸長方向)と逆方向に距離でだけ移動する。
ここで、弁体移動手段308の変形部308aにおける弁体307との連結部308eと屈曲辺部308dとの距離や屈曲辺部308dの長さを調整することにより、弁体307の移動量を圧電素子305の変位量よりも長くすることができる。
つまり、弁体移動手段308は圧電素子305の変位量を増幅することができ、圧電素子305の変位量を少なくすることができるため、圧電素子305を小型化することができる。
次に、ヘッド300の動作について図14も参照して説明する。図14は同動作説明に供する駆動電圧の一例の説明図である。
ヘッド300は、圧電素子305に電圧が印加されていない状態においては、圧電素子305は収縮状態にあるので、弁体移動手段308には圧電素子305による力が加わらない状態にある。このとき、弁体移動手段308の変形部308aは、図14(a)に示すように、膨らんだ状態(通常状態)になっており、弁体307は変形部308aの弾性力によってノズル302方向に付勢されている。したがって、ノズル302は弁体307の端面によって閉じられており、ノズル302から液体311が吐出されることはない。
ここで、圧電素子305に対し、図14(a)に示すように、波形P1の電圧(+EV)を印加することで、圧電素子305が伸長し、前述したように、弁体移動手段308の変形部308aが変形して、弁体307を図13(b)に示す矢印方向に引き込む。これにより、弁体307がノズル302を開くので、注入口303から注入されている加圧液体がノズル302から吐出される。
一方、図14(b)に示すように、圧電素子305に対する波形P2の電圧(+EV)が途中で消失した波形P2が印加されたり、また、図14(c)に示すように印加されるべき波形の電圧が停電等によって圧電素子305に印加されなかったりすることがある。
このとき、圧電素子305は収縮した状態を保持するので、弁体移動手段308の変形部308aは図13(a)に示す通常状態に戻っている。したがって、弁体307はノズル302を閉じた状態を維持するので、液体311がノズル302から吐出されることはない。
これにより、停電等の場合であっても、液体311がノズル302から不用意に漏れ出したり、ノズル詰まりを生じたりすることを低減できる。
次に、ヘッド300に対する液体供給系について図15を参照して説明する。図15は同液体供給系の説明図である。
ここでは、各ヘッド300(300A〜300C)から吐出する各色の液体311が収容された密閉容器としての液体タンク330(330A〜330C)を備えている。液体タンク330とヘッド300の注入口303とはそれぞれチューブ333を介して接続されている。
一方、液体タンク330は、エアーレギュレータ332を含むパイプ331を介してコンプレッサ340と接続され、コンプレッサ340からの加圧空気が供給される。
これにより、各ヘッド300の注入口303には各色の加圧された液体311が供給され、前述したように、弁体307の開閉に応じてノズル302から液体311が吐出される。
次に、本発明の第2実施形態について図16を参照して説明する。図16は同実施形態における吐出ユニットの説明に供する斜視説明図である。
本実施形態では、ヘッド300は、複数のノズル302を配列した複数(ここでは、6つ)のノズル列302Aを有するものを使用している。
そして、クリーニング機構部200は、払拭を行うときに落下する余剰の洗浄液220を受ける洗浄液受け261を備えている。この洗浄液受け261には廃液チューブ262が接続されており、回収された廃液は廃液タンクなどに排出される。
なお、上記各実施形態では、液体吐出手段とクリーニング機構部を一体化したものを使用している例で説明しているが、クリーニング機構部を一体に備えない液体吐出手段、例えば前記第1実施形態の液体吐出部だけのものを使用することもできる。
また、上記各実施形態では、液体を吐出する装置で印刷する柱状部材としてボンベを例にして説明したが、ボンベ以外の柱状部材、また、円筒状部材以外の柱状部材、例えば角柱部材などにも印刷することができる。
1 液体を吐出する装置
2 ボンベ(柱状部材)
10 基台
11 載置台
12 固定手段
13 吐出ユニット
14 キャリッジ
15 フレーム部材
16 スライダ部材
200 クリーニング機構部
201 払拭部材
202 洗浄液吐出部
300 ヘッド
302 ノズル
305 圧電素子
307 弁体
500 制御部

Claims (12)

  1. 柱状部材を載置する載置台と、
    前記載置台に載置される前記柱状部材に対して液体を吐出する液体吐出手段と、を備え、
    前記液体吐出手段は、前記載置台に載置される前記柱状部材の上下方向を第1方向とするとき、前記第1方向と、前記第1方向と直交する第2方向とにそれぞれ往復移動可能に配置されている
    ことを特徴とする液体を吐出する装置。
  2. 前記液体吐出手段は、前記載置台に対して進退する第3方向に往復移動可能に配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の液体を吐出する装置。
  3. 前記液体吐出手段を搭載したキャリッジを備え、
    前記キャリッジは前記第1方向及び前記第2方向に移動可能である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の液体を吐出する装置。
  4. 前記載置台に載置される前記柱状部材の上部を固定する固定手段を備えている
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の液体を吐出する装置。
  5. 前記載置台は回転可能である
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の液体を吐出する装置。
  6. 前記液体吐出手段を前記第1方向に移動しながら前記液体を吐出させる
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の液体を吐出する装置。
  7. 前記液体吐出手段を所定の一方向に移動するとき前記液体吐出手段から前記液体を吐出させる
    ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の液体を吐出する装置。
  8. 前記液体吐出手段を前記所定の一方向と反対の方向に移動するときには前記液体吐出手段から前記液体を吐出させない
    ことを特徴とする請求項7に記載の液体を吐出する装置。
  9. 前記柱状部材は側面に弧状の形状を有し、
    前記第2方向は、前記第1方向と直交する面内で、前記弧状の形状の接線に平行な方向である
    ことを特徴とする請求項1ないし8のいずれかに記載の液体を吐出する装置。
  10. 前記液体吐出手段は、液体吐出ヘッドを備え、
    該液体吐出ヘッドは、ノズルと、前記ノズルを開閉する弁体と、電圧の印加に応じて伸縮する圧電素子と、該圧電素子と前記弁体との間に配置され、前記弁体を前記ノズルに対して進退させる弁体移動手段と、を備えている
    ることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の液体を吐出する装置。
  11. 前記液体吐出ヘッドは、電圧が印加されたときに、前記ノズルを開く
    ことを特徴とする請求項10に記載の液体を吐出する装置。
  12. 前記弁体移動手段は、
    弾性部材で形成された変形部と、該変形部と連結されているガイド部と、を備え、
    前記ガイド部が前記圧電素子の伸縮に伴って移動し、前記変形部を変形させる
    ことを特徴とする請求項10又は11に記載の液体を吐出する装置。
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