JPH06143735A - インクジェットプリンタ - Google Patents
インクジェットプリンタInfo
- Publication number
- JPH06143735A JPH06143735A JP29476292A JP29476292A JPH06143735A JP H06143735 A JPH06143735 A JP H06143735A JP 29476292 A JP29476292 A JP 29476292A JP 29476292 A JP29476292 A JP 29476292A JP H06143735 A JPH06143735 A JP H06143735A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- head
- medium
- ink jet
- ink
- jet printer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J25/00—Actions or mechanisms not otherwise provided for
- B41J25/001—Mechanisms for bodily moving print heads or carriages parallel to the paper surface
- B41J25/003—Mechanisms for bodily moving print heads or carriages parallel to the paper surface for changing the angle between a print element array axis and the printing line, e.g. for dot density changes
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J25/00—Actions or mechanisms not otherwise provided for
- B41J25/304—Bodily-movable mechanisms for print heads or carriages movable towards or from paper surface
- B41J25/308—Bodily-movable mechanisms for print heads or carriages movable towards or from paper surface with print gap adjustment mechanisms
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J25/00—Actions or mechanisms not otherwise provided for
- B41J25/304—Bodily-movable mechanisms for print heads or carriages movable towards or from paper surface
- B41J25/308—Bodily-movable mechanisms for print heads or carriages movable towards or from paper surface with print gap adjustment mechanisms
- B41J25/3082—Bodily-movable mechanisms for print heads or carriages movable towards or from paper surface with print gap adjustment mechanisms with print gap adjustment means on the print head carriage, e.g. for rotation around a guide bar or using a rotatable eccentric bearing
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Common Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、インクジェットプリンタに関し、
ヘッドの上下解像度よりも高い解像度での記録を実現す
ることのできるインクジェットプリンタを提供する。 【構成】 インクジェットプリンタは、媒体面に沿って
移動し所定時機に所定のノズル7からインクを噴出して
印字を行う。ヘッド1は上下方向に揺動可能に設けられ
ており、駆動手段2により駆動されて揺動方向の複数位
置に位置決めされるようになっている。
ヘッドの上下解像度よりも高い解像度での記録を実現す
ることのできるインクジェットプリンタを提供する。 【構成】 インクジェットプリンタは、媒体面に沿って
移動し所定時機に所定のノズル7からインクを噴出して
印字を行う。ヘッド1は上下方向に揺動可能に設けられ
ており、駆動手段2により駆動されて揺動方向の複数位
置に位置決めされるようになっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上下解像度の高いイン
クジェットプリンタに関するものである。
クジェットプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】シリアルドットプリンタにおいては、解
像度が高くなるほど印字に必要なワイヤ(ワイヤドット
方式の場合)やノズル(インクジェット方式の場合)の
数が増加し、その配列が困難になってくる。例えば、1
80dpiのプリンタの場合には、ドットピッチは14
1μmでドット数は通常24個だが、これが360dp
iになると、ドットピッチは70.5μmでドット数は
通常48個必要となる。
像度が高くなるほど印字に必要なワイヤ(ワイヤドット
方式の場合)やノズル(インクジェット方式の場合)の
数が増加し、その配列が困難になってくる。例えば、1
80dpiのプリンタの場合には、ドットピッチは14
1μmでドット数は通常24個だが、これが360dp
iになると、ドットピッチは70.5μmでドット数は
通常48個必要となる。
【0003】これだけのドット数になると、インクジェ
ットプリンタの場合ノズルの直径は50μm程度である
ため、ドットピッチ内で仕切りを交えて配置するのは非
常に困難となり、ノズルの千鳥配列等の手法を用いるこ
とが必要になる。また、ワイヤやノズルを駆動する機構
の数もそれに応じて増加するため、ヘッドを搭載するキ
ャリッジの重量が増加して走査系の負担が大きくなった
り、ドライバの数が増加してコストが高くなるという問
題点がある。
ットプリンタの場合ノズルの直径は50μm程度である
ため、ドットピッチ内で仕切りを交えて配置するのは非
常に困難となり、ノズルの千鳥配列等の手法を用いるこ
とが必要になる。また、ワイヤやノズルを駆動する機構
の数もそれに応じて増加するため、ヘッドを搭載するキ
ャリッジの重量が増加して走査系の負担が大きくなった
り、ドライバの数が増加してコストが高くなるという問
題点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来、この問題を解決
する手段として、1ピッチ分の媒体の微小送りを行う方
式が採用されているが、媒体の送り/停止の数が多くな
るために送り誤差が累積したり、媒体の厚みによって媒
体の送り量が変化してしまったり、媒体の表面状態によ
っては、送りローラがスリップして媒体を正確に送るこ
とができなくなる等の原因のため、特に高解像度でのド
ットの上下位置精度が低くなり、印字品位が悪くなると
いう問題を持っていた。
する手段として、1ピッチ分の媒体の微小送りを行う方
式が採用されているが、媒体の送り/停止の数が多くな
るために送り誤差が累積したり、媒体の厚みによって媒
体の送り量が変化してしまったり、媒体の表面状態によ
っては、送りローラがスリップして媒体を正確に送るこ
とができなくなる等の原因のため、特に高解像度でのド
ットの上下位置精度が低くなり、印字品位が悪くなると
いう問題を持っていた。
【0005】また、インパクトプリンタの場合には、印
字ヘッドが大きな印字反力を受けるため、ヘッド周囲の
剛性を高くしておく必要があり、媒体の微小送り以外の
方法をとることが困難であった。
字ヘッドが大きな印字反力を受けるため、ヘッド周囲の
剛性を高くしておく必要があり、媒体の微小送り以外の
方法をとることが困難であった。
【0006】本発明は、インクジェットプリンタにおい
て、ノズルの物理的間隔よりも高い解像度での記録を実
現することのできるインクジェットプリンタを提供する
ことを目的としている。
て、ノズルの物理的間隔よりも高い解像度での記録を実
現することのできるインクジェットプリンタを提供する
ことを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、媒体面に沿って移動し所定時機に所定
のノズルからインクを噴出するヘッドを備えたインクジ
ェットプリンタにおいて、前記ヘッドを上下方向に揺動
可能に設けるとともに、前記ヘッドを駆動して揺動方向
の複数位置に位置決めする駆動手段を設けたことを特徴
とする構成(第1の構成)とする。
め、本発明では、媒体面に沿って移動し所定時機に所定
のノズルからインクを噴出するヘッドを備えたインクジ
ェットプリンタにおいて、前記ヘッドを上下方向に揺動
可能に設けるとともに、前記ヘッドを駆動して揺動方向
の複数位置に位置決めする駆動手段を設けたことを特徴
とする構成(第1の構成)とする。
【0008】また、上記第1の構成のインクジェットプ
リンタに、ヘッドと媒体間のギャップを自動的に一定に
調節するギャップ調節機構を付加した構成(第2の構
成)とする。
リンタに、ヘッドと媒体間のギャップを自動的に一定に
調節するギャップ調節機構を付加した構成(第2の構
成)とする。
【0009】
【作用】ヘッドは上下方向に揺動自在に設けられて揺動
方向の複数位置に位置決めされるようになっているた
め、例えば上下2つの位置に位置決めされる場合、一行
分の記録を、まずヘッド上方の位置に位置決めしキャリ
ッジ走査を行ってドットを印字して見掛け上180dp
iの印字を行い、次にヘッドを下方の位置に位置決めし
再びキャリッジ走査を行って記録済ドットの上下の中間
にドットを印字することで、360dpiの記録が実現
される。
方向の複数位置に位置決めされるようになっているた
め、例えば上下2つの位置に位置決めされる場合、一行
分の記録を、まずヘッド上方の位置に位置決めしキャリ
ッジ走査を行ってドットを印字して見掛け上180dp
iの印字を行い、次にヘッドを下方の位置に位置決めし
再びキャリッジ走査を行って記録済ドットの上下の中間
にドットを印字することで、360dpiの記録が実現
される。
【0010】また、第2の構成の場合は、媒体の厚みに
関係なくインクの着弾点位置が一定になるため、媒体の
種類が変わっても、印字途中で媒体厚みが変化しても、
高いドット位置精度を保つことができる。
関係なくインクの着弾点位置が一定になるため、媒体の
種類が変わっても、印字途中で媒体厚みが変化しても、
高いドット位置精度を保つことができる。
【0011】
【実施例】以下、図面に関連して本発明の実施例を説明
する。
する。
【0012】図1は本例のインクジェットプリンタの要
部構造を示す側面図で、ヘッドの上下方向の解像度が1
80dpiであり、ヘッドの揺動によって360dpi
の記録を行う場合のものである。図中、1はヘッド、2
は駆動手段、3はキャリッジである。ヘッド1と印字媒
体(媒体)100とのギャップGは1mmに設定してい
る。
部構造を示す側面図で、ヘッドの上下方向の解像度が1
80dpiであり、ヘッドの揺動によって360dpi
の記録を行う場合のものである。図中、1はヘッド、2
は駆動手段、3はキャリッジである。ヘッド1と印字媒
体(媒体)100とのギャップGは1mmに設定してい
る。
【0013】ヘッド1は、キャリッジ3に、支軸4を介
し上下方向に微小角度で揺動可能に支持され、キャリッ
ジ3に搭載された駆動手段2により揺動方向の上,下2
つの位置(一般的には揺動方向の複数位置)に位置決め
されるようになっている。キャリッジ3は、ガイドシャ
フト5,6に案内されて、印字位置にセットされた印字
媒体100の媒体面に沿い移動する。ヘッド1の先端に
はノズル7が設けられており、そこからインクを噴出し
て印字媒体100に付着させ記録を行う。
し上下方向に微小角度で揺動可能に支持され、キャリッ
ジ3に搭載された駆動手段2により揺動方向の上,下2
つの位置(一般的には揺動方向の複数位置)に位置決め
されるようになっている。キャリッジ3は、ガイドシャ
フト5,6に案内されて、印字位置にセットされた印字
媒体100の媒体面に沿い移動する。ヘッド1の先端に
はノズル7が設けられており、そこからインクを噴出し
て印字媒体100に付着させ記録を行う。
【0014】インク粒子の着弾点は、ヘッド1の揺動に
伴い、位置(イ)(ヘッド1が揺動方向の上方の位置に
位置決めされたとき)または位置(ロ)(ヘッド1が揺
動方向の下方の位置に位置決めされたとき)となる。こ
の場合、位置(イ),(ロ)間の距離Lは70.5μmと
なり、揺動角度θは約4°である。
伴い、位置(イ)(ヘッド1が揺動方向の上方の位置に
位置決めされたとき)または位置(ロ)(ヘッド1が揺
動方向の下方の位置に位置決めされたとき)となる。こ
の場合、位置(イ),(ロ)間の距離Lは70.5μmと
なり、揺動角度θは約4°である。
【0015】一行分の記録を行う場合には、まずインク
粒子の着弾点が位置(イ)となるようにしてキャリッジ
走査を行い、見掛け上180dpiの記録を行う。次
に、ヘッド1を揺動させて着弾点が位置(ロ)となるよ
うにし、再びキャリッジ走査を行って、記録済のドット
の上下の中間にドットを印字することで、360dpi
の記録が終了する。
粒子の着弾点が位置(イ)となるようにしてキャリッジ
走査を行い、見掛け上180dpiの記録を行う。次
に、ヘッド1を揺動させて着弾点が位置(ロ)となるよ
うにし、再びキャリッジ走査を行って、記録済のドット
の上下の中間にドットを印字することで、360dpi
の記録が終了する。
【0016】このように、本例では180dpiのヘッ
ドで二回走査を行うことで360dpiの記録を行って
いるが、例えば、着弾点が3個になる(ヘッドが揺動方
向の3つの位置に位置決めされる)ような駆動手段を用
い、三回の走査で540dpiの記録を行うことも可能
である。
ドで二回走査を行うことで360dpiの記録を行って
いるが、例えば、着弾点が3個になる(ヘッドが揺動方
向の3つの位置に位置決めされる)ような駆動手段を用
い、三回の走査で540dpiの記録を行うことも可能
である。
【0017】図1の応用例を図2に示す。
【0018】本応用例は、駆動手段により駆動されるヘ
ッドと印字媒体間のギャップを自動的に一定に調整する
ギャップ調節機構を備えたもので、駆動手段2、ヘッド
1を搭載するキャリッジ11は、ガイドシャフト12の
周りに図の反時計方向に回転しようとしている。印字媒
体100は、紙送りローラ13とガイド板14に挟まれ
て送られており、ガイド板14は自身のばね性により紙
送りローラ13側に押し付けられている。
ッドと印字媒体間のギャップを自動的に一定に調整する
ギャップ調節機構を備えたもので、駆動手段2、ヘッド
1を搭載するキャリッジ11は、ガイドシャフト12の
周りに図の反時計方向に回転しようとしている。印字媒
体100は、紙送りローラ13とガイド板14に挟まれ
て送られており、ガイド板14は自身のばね性により紙
送りローラ13側に押し付けられている。
【0019】従って、ガイド板14は印字媒体100の
厚みに応じ紙送りローラ13から浮き上がることにな
る。キャリッジ11には突起部11aが設けられてお
り、これがガイド板14と接触することでキャリッジ1
1の回転を阻止している。このような構成のギャップ調
節機構15(ガイド板14方向に回転するキャリッジ1
1に設けられた突起部11aと、突起部11aにより先
端部が印字媒体100に押し付けられるガイド板14と
より成る)の作用により、印字媒体の厚みと関係なく、
ヘッド1と印字媒体100間のギャップGは一定に保た
れる。
厚みに応じ紙送りローラ13から浮き上がることにな
る。キャリッジ11には突起部11aが設けられてお
り、これがガイド板14と接触することでキャリッジ1
1の回転を阻止している。このような構成のギャップ調
節機構15(ガイド板14方向に回転するキャリッジ1
1に設けられた突起部11aと、突起部11aにより先
端部が印字媒体100に押し付けられるガイド板14と
より成る)の作用により、印字媒体の厚みと関係なく、
ヘッド1と印字媒体100間のギャップGは一定に保た
れる。
【0020】印字媒体の厚みの差がインク粒子の着弾点
位置に与える影響はそれほど大きなものではないが、解
像度が高くなってくると次第に無視できなくなる。本応
用例のような構造を採用した場合には、印字媒体の厚み
に関係なく着弾点位置が一定になるため、印字媒体の種
類が変わっても、印字途中で印字媒体の厚みが変化して
も、高いドット位置精度を保つことができる。
位置に与える影響はそれほど大きなものではないが、解
像度が高くなってくると次第に無視できなくなる。本応
用例のような構造を採用した場合には、印字媒体の厚み
に関係なく着弾点位置が一定になるため、印字媒体の種
類が変わっても、印字途中で印字媒体の厚みが変化して
も、高いドット位置精度を保つことができる。
【0021】次に、ヘッドを駆動位置決めする駆動手段
の各種例を示す。
の各種例を示す。
【0022】図3に示す第1の例では、駆動手段21と
して、カム22とスプリング23とを用いている。ヘッ
ド1は、図1,2と同様に支軸4に回転自在に支持され
ており、スプリング23によってカム22に押し付けら
れている。カム22は、長軸と短軸とを備え、90°づ
つ回転することによってヘッド1の傾きを二通りに切り
替える。
して、カム22とスプリング23とを用いている。ヘッ
ド1は、図1,2と同様に支軸4に回転自在に支持され
ており、スプリング23によってカム22に押し付けら
れている。カム22は、長軸と短軸とを備え、90°づ
つ回転することによってヘッド1の傾きを二通りに切り
替える。
【0023】したがって、一回目の走査が終了した後、
カム22を90°回転させてから二回目の走査を行うこ
とにより、前述した印字操作が終了することになる。カ
ム形状と走査回数を変えれば、種々の解像度を実現でき
るのは勿論である。また、図3ではカムが水平軸の周り
に回転する例について示したが、カムが垂直軸の周りに
回転するようにしても良い。
カム22を90°回転させてから二回目の走査を行うこ
とにより、前述した印字操作が終了することになる。カ
ム形状と走査回数を変えれば、種々の解像度を実現でき
るのは勿論である。また、図3ではカムが水平軸の周り
に回転する例について示したが、カムが垂直軸の周りに
回転するようにしても良い。
【0024】また、図4に示す第2の例では、駆動手段
31として、ソレノイド32と板ばね33とを用いてい
る。板ばね33は、図3における支軸4とスプリング2
3を兼ねた構造となっており、その基部がキャリッジ3
4に固定されて片持状となっている。ヘッド1は板ばね
33の先端に取り付けられ、該板ばね33が自身の付勢
力によりキャリッジ34に設けられたストッパ35に係
止することにより実線の状態に位置決めされている。
31として、ソレノイド32と板ばね33とを用いてい
る。板ばね33は、図3における支軸4とスプリング2
3を兼ねた構造となっており、その基部がキャリッジ3
4に固定されて片持状となっている。ヘッド1は板ばね
33の先端に取り付けられ、該板ばね33が自身の付勢
力によりキャリッジ34に設けられたストッパ35に係
止することにより実線の状態に位置決めされている。
【0025】ソレノイド32は、板ばね33の右側に設
けられ、通電時に板ばね33を2点鎖線で示すように吸
着し、それにつれてヘッド1も揺動する。本構造の場合
は、ソレノイド32に通電した状態で板ばね33を吸着
させて一回目の走査を行い、次にソレノイド32への通
電を遮断し板ばね33をストッパ35に係止させた状態
で二回目の走査を行うことにより、印字操作が終了する
ことになる。この場合は、ヘッド位置の切り替えは、二
段のみの方が実現は容易である。
けられ、通電時に板ばね33を2点鎖線で示すように吸
着し、それにつれてヘッド1も揺動する。本構造の場合
は、ソレノイド32に通電した状態で板ばね33を吸着
させて一回目の走査を行い、次にソレノイド32への通
電を遮断し板ばね33をストッパ35に係止させた状態
で二回目の走査を行うことにより、印字操作が終了する
ことになる。この場合は、ヘッド位置の切り替えは、二
段のみの方が実現は容易である。
【0026】さらに、図5に示す第3の例では、駆動手
段41として圧電素子42とアーム状の変位拡大部材4
3とを用いている。本図に示した圧電素子42は、積層
型のもので、電界を印加すると積層方向に伸び、電界を
取り除くと元の状態に復旧する。この変位は一般的に非
常に小さいため、変位拡大部材43により変位を拡大す
る。変位拡大部材43は、キャリッジ44に支軸45を
介し揺動自在に支持され、ヘッド1は該変位拡大部材4
3に取り付けられている。
段41として圧電素子42とアーム状の変位拡大部材4
3とを用いている。本図に示した圧電素子42は、積層
型のもので、電界を印加すると積層方向に伸び、電界を
取り除くと元の状態に復旧する。この変位は一般的に非
常に小さいため、変位拡大部材43により変位を拡大す
る。変位拡大部材43は、キャリッジ44に支軸45を
介し揺動自在に支持され、ヘッド1は該変位拡大部材4
3に取り付けられている。
【0027】この構造の場合には、圧電素子42に電界
を加えない状態(ヘッド1、変位拡大部材43は実線の
位置にする)で一回目の走査を行い、次に圧電素子42
に電界を加え、ヘッド1の傾きを2点鎖線の状態に変え
て二回目の走査を行うことにより、前述の印字操作が終
了することになる。
を加えない状態(ヘッド1、変位拡大部材43は実線の
位置にする)で一回目の走査を行い、次に圧電素子42
に電界を加え、ヘッド1の傾きを2点鎖線の状態に変え
て二回目の走査を行うことにより、前述の印字操作が終
了することになる。
【0028】圧電素子は、消費エネルギが小さいわりに
発生する力が大きく、また微小な変位を正確に得ること
ができるため、このような機構の実現には有効である。
発生する力が大きく、また微小な変位を正確に得ること
ができるため、このような機構の実現には有効である。
【0029】これまでの説明ではヘッド数が1個の場合
について述べたが、例えば、カラープリンタのように複
数のヘッドを用いる場合は、それぞれのヘッドに単独に
駆動手段を設ければ良い。また、この場合、駆動手段を
一組だけ設け、それに複数のヘッドを取り付けてそれら
が同期して揺動するようにすれば、構造の簡易化を図る
ことができる。
について述べたが、例えば、カラープリンタのように複
数のヘッドを用いる場合は、それぞれのヘッドに単独に
駆動手段を設ければ良い。また、この場合、駆動手段を
一組だけ設け、それに複数のヘッドを取り付けてそれら
が同期して揺動するようにすれば、構造の簡易化を図る
ことができる。
【0030】本発明が適用されるインクジェットプリン
タの概要を図6に示す。なお、本図では、ヘッドの支持
手段及び駆動手段は省略している。図中、51はインク
タンク、52はインクタンク51のインクをヘッド1に
供給するインクチューブである。
タの概要を図6に示す。なお、本図では、ヘッドの支持
手段及び駆動手段は省略している。図中、51はインク
タンク、52はインクタンク51のインクをヘッド1に
供給するインクチューブである。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、比
較的簡単な機構でヘッドの上下解像度よりも高い解像度
での記録を精度良く実現でき、併せて、装置の軽量化や
コストの低減をも図ることができる。またギャップ調節
機構を付加してヘッドと媒体間のギャップを一定に保つ
ようにすれば、媒体の厚みに関係なくインクの着弾点位
置を一定にすることができ、高いドット位置精度を保つ
ことができる。
較的簡単な機構でヘッドの上下解像度よりも高い解像度
での記録を精度良く実現でき、併せて、装置の軽量化や
コストの低減をも図ることができる。またギャップ調節
機構を付加してヘッドと媒体間のギャップを一定に保つ
ようにすれば、媒体の厚みに関係なくインクの着弾点位
置を一定にすることができ、高いドット位置精度を保つ
ことができる。
【図1】本発明の実施例のインクジェットプリンタの要
部構造を示す側面図である。
部構造を示す側面図である。
【図2】図1の応用例を示す側面図である。
【図3】本発明の実施例の駆動手段の第1の例を示す側
面図である。
面図である。
【図4】本発明の実施例の駆動手段の第2の例を示す側
面図である。
面図である。
【図5】本発明の実施例の駆動手段の第3の例を示す側
面図である。
面図である。
【図6】本発明が適用されるインクジェットプリンタの
概要を示す斜視図である。
概要を示す斜視図である。
1 ヘッド 2,21,31,41 駆動手段 7 ノズル 15 ギャップ調節機構
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 25/316 B41J 25/28 H (72)発明者 坂本 千佳子 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 河本 修治 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 媒体面に沿って移動し所定時機に所定の
ノズル(7)からインクを噴出するヘッド(1)を備え
たインクジェットプリンタにおいて、 前記ヘッド(1)を上下方向に揺動可能に設けるととも
に、 前記ヘッド(1)を駆動して揺動方向の複数位置に位置
決めする駆動手段(2)を設けたことを特徴とするイン
クジェットプリンタ。 - 【請求項2】 請求項1記載のインクジェットプリンタ
に、 ヘッド(1)と印字媒体(100)間のギャップを自動
的に一定に調節するギャップ調節機構(15)を付加し
たことを特徴とするインクジェットプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29476292A JPH06143735A (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | インクジェットプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29476292A JPH06143735A (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | インクジェットプリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06143735A true JPH06143735A (ja) | 1994-05-24 |
Family
ID=17811976
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29476292A Withdrawn JPH06143735A (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | インクジェットプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06143735A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0825703A (ja) * | 1994-07-18 | 1996-01-30 | Oce Nederland Bv | 移動可能なプリントヘッドを有するプリンタ |
US6767074B2 (en) | 1999-05-17 | 2004-07-27 | Seiko Epson Corporation | Serial printing apparatus and printing method |
JP2008036947A (ja) * | 2006-08-04 | 2008-02-21 | Ricoh Co Ltd | 液体吐出装置および液体吐出方法 |
CN107284022A (zh) * | 2017-07-18 | 2017-10-24 | 浙江乐佳机电有限公司 | 一种应用于刺绣机上且喷嘴角度精确可调的喷绘装置 |
-
1992
- 1992-11-04 JP JP29476292A patent/JPH06143735A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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