JPH0825703A - 移動可能なプリントヘッドを有するプリンタ - Google Patents
移動可能なプリントヘッドを有するプリンタInfo
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- JPH0825703A JPH0825703A JP7178012A JP17801295A JPH0825703A JP H0825703 A JPH0825703 A JP H0825703A JP 7178012 A JP7178012 A JP 7178012A JP 17801295 A JP17801295 A JP 17801295A JP H0825703 A JPH0825703 A JP H0825703A
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- JP
- Japan
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- carriage
- printhead
- printer
- scanning direction
- Prior art date
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- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2/00—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/135—Nozzles
- B41J2/145—Arrangement thereof
- B41J2/155—Arrangement thereof for line printing
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J25/00—Actions or mechanisms not otherwise provided for
- B41J25/001—Mechanisms for bodily moving print heads or carriages parallel to the paper surface
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J25/00—Actions or mechanisms not otherwise provided for
- B41J25/001—Mechanisms for bodily moving print heads or carriages parallel to the paper surface
- B41J25/005—Mechanisms for bodily moving print heads or carriages parallel to the paper surface for serial printing movements superimposed to character- or line-spacing movements
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- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J25/00—Actions or mechanisms not otherwise provided for
- B41J25/34—Bodily-changeable print heads or carriages
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- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J29/00—Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
- B41J29/42—Scales and indicators, e.g. for determining side margins
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41J—TYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
- B41J2202/00—Embodiments of or processes related to ink-jet or thermal heads
- B41J2202/01—Embodiments of or processes related to ink-jet heads
- B41J2202/14—Mounting head into the printer
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Character Spaces And Line Spaces In Printers (AREA)
- Dot-Matrix Printers And Others (AREA)
- Impact Printers (AREA)
- Common Mechanisms (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 プリンタ、例えば、インクジェットプリンタ
の提供。 【構成】 キャリッジ上に設けられる、走査運動中記録
媒体上に画素のラインをプリントするための一列のプリ
ント素子を有するプリントヘッドと、主走査方向及び主
走査方向に垂直な副走査方向においてキャリッジ及び記
録媒体を相互に移動させるための機械装置と、記録媒体
に関するプリントヘッドの位置を微調整するためにキャ
リッジに関してプリントヘッドを走査方向において動的
に変位させるための補助アクチュエータとからなる。プ
リンドヘッドは、先行の走査運動中にプリントヘッドに
より記録媒体上に設けた位置合せマークを検出するため
のセンサを含む。センサ信号はアクチュエータを制御す
るために用いられる。
の提供。 【構成】 キャリッジ上に設けられる、走査運動中記録
媒体上に画素のラインをプリントするための一列のプリ
ント素子を有するプリントヘッドと、主走査方向及び主
走査方向に垂直な副走査方向においてキャリッジ及び記
録媒体を相互に移動させるための機械装置と、記録媒体
に関するプリントヘッドの位置を微調整するためにキャ
リッジに関してプリントヘッドを走査方向において動的
に変位させるための補助アクチュエータとからなる。プ
リンドヘッドは、先行の走査運動中にプリントヘッドに
より記録媒体上に設けた位置合せマークを検出するため
のセンサを含む。センサ信号はアクチュエータを制御す
るために用いられる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェットプリンタ
のようなプリンタに関し、同プリンタは、キャリッジ上
に設けられる、記録媒体上に画素を連続的に印刷するた
めの少なくとも１つのプリント素子を有するプリントヘ
ッドと、キャリッジ及び記録媒体を互いに主走査方向及
びそれと垂直な副走査方向に移動させる装置とを含む。
のようなプリンタに関し、同プリンタは、キャリッジ上
に設けられる、記録媒体上に画素を連続的に印刷するた
めの少なくとも１つのプリント素子を有するプリントヘ
ッドと、キャリッジ及び記録媒体を互いに主走査方向及
びそれと垂直な副走査方向に移動させる装置とを含む。
【０００２】
【従来の技術】上記プリンタはUS-A-4 688 050に開示さ
れている。この公知のプリンタは、例えば、紙のような
記録媒体を副走査方向に前進させるためのプラテンと、
副走査方向と垂直な主走査方向に移動可能なキャリッジ
とから成る。キャリッジ上には、一列にならんだプリン
ト素子、例えば、熱プリンタの場合には加熱素子または
インクジェットプリンタの場合にはノズルを含むプリン
トヘッドを設ける。同プリント素子は副走査方向に配列
され、キャリッジの各走査間に複数の画素幅の画像ライ
ンがプリントできるようにする。
れている。この公知のプリンタは、例えば、紙のような
記録媒体を副走査方向に前進させるためのプラテンと、
副走査方向と垂直な主走査方向に移動可能なキャリッジ
とから成る。キャリッジ上には、一列にならんだプリン
ト素子、例えば、熱プリンタの場合には加熱素子または
インクジェットプリンタの場合にはノズルを含むプリン
トヘッドを設ける。同プリント素子は副走査方向に配列
され、キャリッジの各走査間に複数の画素幅の画像ライ
ンがプリントできるようにする。
【０００３】もし副走査方向における紙の前進が高精度
で制御されないなら、隣接ライン間に間隙若しくは僅か
な重複が起こるので、プリントされた画像上には白又は
黒の筋が生じるかもしれない。この問題を軽減させるた
めにこの公知のプリンタのプリントヘッドには位置合せ
マーク（標線）を検出するためのセンサが設けられる。
同マークはプリントヘッドに設けられた特殊なプリント
素子により前回の走査中に紙の余白にプリントされたも
のである。
で制御されないなら、隣接ライン間に間隙若しくは僅か
な重複が起こるので、プリントされた画像上には白又は
黒の筋が生じるかもしれない。この問題を軽減させるた
めにこの公知のプリンタのプリントヘッドには位置合せ
マーク（標線）を検出するためのセンサが設けられる。
同マークはプリントヘッドに設けられた特殊なプリント
素子により前回の走査中に紙の余白にプリントされたも
のである。
【０００４】センサが、紙上の位置合せマークがプリン
トヘッドに対して適切に調節されていることを検出した
場合には、列の各端の少なくとも１つのプリント素子が
作動しないように保たれ、中央グループのプリント素子
のみが画像情報の実際のプリントに用いられる。しかし
もしセンサが、紙が進み過ぎたか又は進み足りなかった
ことを検出したなら、プリント情報は元のグループから
適切な方向に画素１以上分ずれた他のグループのプリン
ト素子に向けられ、位置合せ誤差を補償するようにされ
る。従って、プリント素子の有効位置は副走査方向で事
実上移動されるが、プリントヘッドそれ自体は副走査方
向でプリント紙に対して固定された状態を保つ。
トヘッドに対して適切に調節されていることを検出した
場合には、列の各端の少なくとも１つのプリント素子が
作動しないように保たれ、中央グループのプリント素子
のみが画像情報の実際のプリントに用いられる。しかし
もしセンサが、紙が進み過ぎたか又は進み足りなかった
ことを検出したなら、プリント情報は元のグループから
適切な方向に画素１以上分ずれた他のグループのプリン
ト素子に向けられ、位置合せ誤差を補償するようにされ
る。従って、プリント素子の有効位置は副走査方向で事
実上移動されるが、プリントヘッドそれ自体は副走査方
向でプリント紙に対して固定された状態を保つ。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】この公知のプリンタ
は、プリント素子の有効位置が２つのプリント素子間距
離の増分だけしか移動できず、位置合せ精度が同距離の
プラス又はマイナス半分に限定されるという欠点があ
る。その結果プリントされた画像の品質は依然として悪
い。
は、プリント素子の有効位置が２つのプリント素子間距
離の増分だけしか移動できず、位置合せ精度が同距離の
プラス又はマイナス半分に限定されるという欠点があ
る。その結果プリントされた画像の品質は依然として悪
い。
【０００６】例えば、JP-A-55-113572及びJP-A-63-2850
68等に開示されたその他の多くのプリンタは、記録媒体
の前進を直接制御するための位置合せマーク及びセンサ
を用いる。しかし、もしプリンタの解像度を例えば400
dpi 又は600 dpi に増加することを意図するなら、十分
な精度で記録媒体の前進を制御するのは益々困難にな
り、そのためには高価な装置を要する。
68等に開示されたその他の多くのプリンタは、記録媒体
の前進を直接制御するための位置合せマーク及びセンサ
を用いる。しかし、もしプリンタの解像度を例えば400
dpi 又は600 dpi に増加することを意図するなら、十分
な精度で記録媒体の前進を制御するのは益々困難にな
り、そのためには高価な装置を要する。
【０００７】本発明の第１の目的は、構造的に簡単であ
るがそれにも拘らずプリント素子と記録媒体上に既にプ
リントされたラインとの間の高精密位置合せを達成でき
るプリンタを提供することである。
るがそれにも拘らずプリント素子と記録媒体上に既にプ
リントされたラインとの間の高精密位置合せを達成でき
るプリンタを提供することである。
【０００８】
【問題点を解決するための手段】この目的は、序文で述
べた本発明のプリンタが、動的に、すなわち、プリント
作動中にプリントヘッドをキャリッジに関して走査方向
に移動させるための装置を備えることにより達成され
る。
べた本発明のプリンタが、動的に、すなわち、プリント
作動中にプリントヘッドをキャリッジに関して走査方向
に移動させるための装置を備えることにより達成され
る。
【０００９】本発明によれば、プリントヘッドをキャリ
ッジに関して移動させるために望ましくは電気機械的な
アクチュエータが用いられ、最終的にプリントヘッド位
置を調節するようにする。
ッジに関して移動させるために望ましくは電気機械的な
アクチュエータが用いられ、最終的にプリントヘッド位
置を調節するようにする。
【００１０】US-A-4 688 050に開示された先行技術と比
較して本発明は、２つのプリント素子間の距離を遥かに
越えて位置合せ精度を向上させ、プリントした画像の品
質を大幅に改良できるようにするという利点がある。
較して本発明は、２つのプリント素子間の距離を遥かに
越えて位置合せ精度を向上させ、プリントした画像の品
質を大幅に改良できるようにするという利点がある。
【００１１】位置合せ制御が専ら記録媒体の前進を制御
することにより行われる従来のプリンタと比較して本発
明は、精密調節中に移動させなければならないプリント
ヘッドの慣性質量が、記録媒体を前進させるために用い
る、例えば、プラテンのような機械部材の慣性質量より
遥かに小さいという利点がある。その結果、本発明によ
り用いられる電気機械的アクチュエータは比較的小さく
かつ安価にできる。さらに、位置合せに要する時間が低
減され、総体的なプリント速度が向上するようにするこ
とができる。
することにより行われる従来のプリンタと比較して本発
明は、精密調節中に移動させなければならないプリント
ヘッドの慣性質量が、記録媒体を前進させるために用い
る、例えば、プラテンのような機械部材の慣性質量より
遥かに小さいという利点がある。その結果、本発明によ
り用いられる電気機械的アクチュエータは比較的小さく
かつ安価にできる。さらに、位置合せに要する時間が低
減され、総体的なプリント速度が向上するようにするこ
とができる。
【００１２】本発明の別な実施態様によれば、キャリッ
ジに関するプリントヘッドの移動は、プリント紙上の位
置合せマークを検出するためにプリントヘッド上に配置
されるセンサの信号に応答して制御される。
ジに関するプリントヘッドの移動は、プリント紙上の位
置合せマークを検出するためにプリントヘッド上に配置
されるセンサの信号に応答して制御される。
【００１３】キャリッジが記録媒体の全幅に亘って主走
査方向で前後に移動される上記種類のプリンタでは、キ
ャリッジに関するプリントヘッドの移動方向がキャリッ
ジ自体の移動方向に対して垂直で、副走査方向の移動を
可能にするプリントヘッドの取付けは、キャリッジの前
後運動の結果生じる慣性質量により影響されないように
される。従って、プリントヘッドは望ましくない振動を
受けることなく安定して取付けることができる。
査方向で前後に移動される上記種類のプリンタでは、キ
ャリッジに関するプリントヘッドの移動方向がキャリッ
ジ自体の移動方向に対して垂直で、副走査方向の移動を
可能にするプリントヘッドの取付けは、キャリッジの前
後運動の結果生じる慣性質量により影響されないように
される。従って、プリントヘッドは望ましくない振動を
受けることなく安定して取付けることができる。
【００１４】しかし、本発明はこの種のプリンタに限定
されない。例えば、プリンタは、記録媒体が主走査方向
で記録媒体及びプリントヘッドの相対運動を発生させる
ための回転ドラム上に固定され、プリントヘッドを運ぶ
キャリッジが副走査方向で小増分だけ前進される種類で
あってもよい。ここでは、キャリッジは副走査方向でプ
リントヘッドの位置を荒く調節するために用いられ、電
気機械アクチュエータは同方向で微調節のために用いら
れる。この場合には、キャリッジの加速及び減速に起因
する慣性力はあまり重要ではない。なぜならば副走査方
向でのキャリッジの前進速度は、全般的なプリント速度
を大幅に増加させることなく比較的小さくできるからで
ある。さらに、電気機械アクチュエータは、キャリッジ
の減速により生じるかも知れない振動を積極的に止める
ために用いることができる。
されない。例えば、プリンタは、記録媒体が主走査方向
で記録媒体及びプリントヘッドの相対運動を発生させる
ための回転ドラム上に固定され、プリントヘッドを運ぶ
キャリッジが副走査方向で小増分だけ前進される種類で
あってもよい。ここでは、キャリッジは副走査方向でプ
リントヘッドの位置を荒く調節するために用いられ、電
気機械アクチュエータは同方向で微調節のために用いら
れる。この場合には、キャリッジの加速及び減速に起因
する慣性力はあまり重要ではない。なぜならば副走査方
向でのキャリッジの前進速度は、全般的なプリント速度
を大幅に増加させることなく比較的小さくできるからで
ある。さらに、電気機械アクチュエータは、キャリッジ
の減速により生じるかも知れない振動を積極的に止める
ために用いることができる。
【００１５】本発明の他の目的は、共通プリントヘッド
上の列を成す複数のプリント素子を含み、飛越し走査の
ための簡単な構造を備え、プリント素子列のピッチより
高いプリント解像度を達成するようにするプリンタを提
供することである。この目的は、上記アクチュエータ
が、整数ｎで除したプリント素子ピッチに等しい増分だ
けプリントヘッドを副走査方向で移動させるために用い
られ、副走査方向でキャリッジ及び記録媒体の相対位置
を変えることなく、プリントヘッドの移動を連続的に増
加させて主走査方向でｎ走査を繰返すことによりｎ倍の
飛越しがなされるようにすることで達成される。
上の列を成す複数のプリント素子を含み、飛越し走査の
ための簡単な構造を備え、プリント素子列のピッチより
高いプリント解像度を達成するようにするプリンタを提
供することである。この目的は、上記アクチュエータ
が、整数ｎで除したプリント素子ピッチに等しい増分だ
けプリントヘッドを副走査方向で移動させるために用い
られ、副走査方向でキャリッジ及び記録媒体の相対位置
を変えることなく、プリントヘッドの移動を連続的に増
加させて主走査方向でｎ走査を繰返すことによりｎ倍の
飛越しがなされるようにすることで達成される。
【００１６】このプリンタを用いると、たとえプリント
素子及びその取付け構造の寸法のために隣接プリント素
子間の間隙を１画素の大きさまで減少させるのが困難で
あっても、例えば、400 dpi の高解像度を達成すること
ができる。本発明は、アクチェータでプリントヘッドの
位置を早くかつ正確に調節することが可能になり、各主
走査の後で記録媒体を前進させる必要がないので、飛越
しが高精度かつ高速度で行えるようになるということを
利用している。
素子及びその取付け構造の寸法のために隣接プリント素
子間の間隙を１画素の大きさまで減少させるのが困難で
あっても、例えば、400 dpi の高解像度を達成すること
ができる。本発明は、アクチェータでプリントヘッドの
位置を早くかつ正確に調節することが可能になり、各主
走査の後で記録媒体を前進させる必要がないので、飛越
しが高精度かつ高速度で行えるようになるということを
利用している。
【００１７】飛越し様式では、記録媒体上の位置合せマ
ークを検出するセンサは、飛越し走査完了後に紙供給運
動の位置合せのために用いてもよい。
ークを検出するセンサは、飛越し走査完了後に紙供給運
動の位置合せのために用いてもよい。
【００１８】アクチュエータとしては、あらゆる種類の
電気機械装置を用いることが可能で、電磁装置、磁歪装
置及び電気圧力制御装置と組合わされた空気又は液圧装
置、例えば、流体素子を含むハイブリッド（混成）制御
系、等を用いることができる。しかし、圧電アクチュエ
ータを用いるのが望ましい。その理由は同アクチュエー
タが迅速な応答を与え、プリントヘッドを安定して支持
することが可能で、また電子制御を容易にするほぼ線形
の電圧・変位特性を有するからである。圧電アクチュエ
ータの中ではセラミック多層アクチュエータ（ＣＭＡs)
が特に望ましい。なぜならば大範囲の変位を提供し、比
較的低い制御電圧しか必要としないからである。
電気機械装置を用いることが可能で、電磁装置、磁歪装
置及び電気圧力制御装置と組合わされた空気又は液圧装
置、例えば、流体素子を含むハイブリッド（混成）制御
系、等を用いることができる。しかし、圧電アクチュエ
ータを用いるのが望ましい。その理由は同アクチュエー
タが迅速な応答を与え、プリントヘッドを安定して支持
することが可能で、また電子制御を容易にするほぼ線形
の電圧・変位特性を有するからである。圧電アクチュエ
ータの中ではセラミック多層アクチュエータ（ＣＭＡs)
が特に望ましい。なぜならば大範囲の変位を提供し、比
較的低い制御電圧しか必要としないからである。
【００１９】プリントヘッドをキャリッジ上に移動可能
に設けるためには、両端に可撓性ヒンジ部分を有するリ
ンク部材を含む平行四辺形リンク仕掛を用いるのが望ま
しい。圧電アクチュエータは、プリントヘッドの縦方向
端部の一方又は双方に作用するように配置されるか若し
くはリンク仕掛のリンク部材に作用するように配置され
てリンク部材のてこ作用により大きな変位が得られるよ
うにする。その代わりに、曲げ型圧電アクチュエータを
リンク部材として用いることもできる。
に設けるためには、両端に可撓性ヒンジ部分を有するリ
ンク部材を含む平行四辺形リンク仕掛を用いるのが望ま
しい。圧電アクチュエータは、プリントヘッドの縦方向
端部の一方又は双方に作用するように配置されるか若し
くはリンク仕掛のリンク部材に作用するように配置され
てリンク部材のてこ作用により大きな変位が得られるよ
うにする。その代わりに、曲げ型圧電アクチュエータを
リンク部材として用いることもできる。
【００２０】
【実施例】本発明の好ましい実施態様を添付図と共に以
下に述べる。
下に述べる。
【００２１】図１を参照すると、インクジェットプリン
タは矢印Ａで示す主走査方向で前後に移動可能なキャリ
ッジ１０から成る。例えば一枚の紙から形成可能な記録
媒体（図１に図示せず）が矢印Ｂで示す副走査方向で供
給される。プリントヘッド１２が平行四辺形リンク仕掛
１４によりキャリッジ１０に取付けられ、主走査方向Ａ
ではキャリッジ上に強固に支持されるが、矢印Ｃで示す
ように、副走査方向Ｂと平行な反対方向に移動可能なよ
うにされる。
タは矢印Ａで示す主走査方向で前後に移動可能なキャリ
ッジ１０から成る。例えば一枚の紙から形成可能な記録
媒体（図１に図示せず）が矢印Ｂで示す副走査方向で供
給される。プリントヘッド１２が平行四辺形リンク仕掛
１４によりキャリッジ１０に取付けられ、主走査方向Ａ
ではキャリッジ上に強固に支持されるが、矢印Ｃで示す
ように、副走査方向Ｂと平行な反対方向に移動可能なよ
うにされる。
【００２２】平行四辺形リンク仕掛１４は、単一金属部
材で形成され、キャリッジ１０に固定された基部１６、
プリントヘッド１２が固定されるブラケット部１８及び
ヒンジ部２２を通してそれぞれ基部１６とブラケット部
１８とに連結された２つのリンク部材２０から成る。各
ヒンジ部は、比較的薄く従って可撓性ウエブで形成され
る。同ウエブは金属部材で形成されたほぼ円形又は半円
形の窪みで限定される。
材で形成され、キャリッジ１０に固定された基部１６、
プリントヘッド１２が固定されるブラケット部１８及び
ヒンジ部２２を通してそれぞれ基部１６とブラケット部
１８とに連結された２つのリンク部材２０から成る。各
ヒンジ部は、比較的薄く従って可撓性ウエブで形成され
る。同ウエブは金属部材で形成されたほぼ円形又は半円
形の窪みで限定される。
【００２３】平行四辺形リンク仕掛１４は、プリントヘ
ッド１２の変位を制御するために配置されたセラミック
多層アクチュエータ（ＣＭＡ）２８の支持体２６と一体
的に形成される。当業界では一般的に知られているよう
にＣＭＡは、電極を有する交互に層状化された複数の圧
電セラミックで形成される。電極に電圧をかけることに
よりＣＭＡ２８は、印加電圧の極性に依存して方向Ｃで
膨脹又は収縮するようにされる。ＣＭＡ２８は、上記ヒ
ンジ部２２と同一に構成されたヒンジ部３０を通して支
持体２６及びプリントヘッド１２に連結される。
ッド１２の変位を制御するために配置されたセラミック
多層アクチュエータ（ＣＭＡ）２８の支持体２６と一体
的に形成される。当業界では一般的に知られているよう
にＣＭＡは、電極を有する交互に層状化された複数の圧
電セラミックで形成される。電極に電圧をかけることに
よりＣＭＡ２８は、印加電圧の極性に依存して方向Ｃで
膨脹又は収縮するようにされる。ＣＭＡ２８は、上記ヒ
ンジ部２２と同一に構成されたヒンジ部３０を通して支
持体２６及びプリントヘッド１２に連結される。
【００２４】プリントヘッド１２は、副走査方向Ｂに延
在する直線又は列をなして等間隔に配置された多数のプ
リント素子、すなわち、ノズル３２、３２ａ、３２ｂ、
３４、３４ａ及び３４ｂを備える。ノズル３２、３２ａ
及び３２ｂは、プリントヘッドに供給された画像情報に
従って紙上にインク小滴を噴出させることにより一枚の
紙上に個々の画素をプリントするためのプリント素子と
した働く。ノズル３４、３４ａ及び３４ｂは、紙の余白
部分上に位置合せマークをプリントするためのマーカー
ノズルとして働く。
在する直線又は列をなして等間隔に配置された多数のプ
リント素子、すなわち、ノズル３２、３２ａ、３２ｂ、
３４、３４ａ及び３４ｂを備える。ノズル３２、３２ａ
及び３２ｂは、プリントヘッドに供給された画像情報に
従って紙上にインク小滴を噴出させることにより一枚の
紙上に個々の画素をプリントするためのプリント素子と
した働く。ノズル３４、３４ａ及び３４ｂは、紙の余白
部分上に位置合せマークをプリントするためのマーカー
ノズルとして働く。
【００２５】さらにプリントヘッド１２は、マーカーノ
ズルの反対側のノズル列の端部付近に位置する電気光学
センサ３６を備える。位置合せマークがマーカーノズル
の１つ、例えば、ノズル３４により紙上にプリントされ
てから、キャリッジ１０が主走査方向Ａで前後に一回往
復した後、紙はプリントノズル列の長さに相当する量だ
け副走査方向Ｂに前進する。位置合せマークはセンサ３
６で検出できる。
ズルの反対側のノズル列の端部付近に位置する電気光学
センサ３６を備える。位置合せマークがマーカーノズル
の１つ、例えば、ノズル３４により紙上にプリントされ
てから、キャリッジ１０が主走査方向Ａで前後に一回往
復した後、紙はプリントノズル列の長さに相当する量だ
け副走査方向Ｂに前進する。位置合せマークはセンサ３
６で検出できる。
【００２６】３図に示す通り、プリンタ用制御装置３８
は、プリントヘッド制御ブロック４０、紙供給制御ブロ
ック４２、キャリッジ制御ブロック４４及び圧電制御ブ
ロック４６を含む。制御装置は４つの制御ブロック４０
−４６で表されるすべての機能を行うようにプログラム
されたマイクロコンピュータで形成してもよい。
は、プリントヘッド制御ブロック４０、紙供給制御ブロ
ック４２、キャリッジ制御ブロック４４及び圧電制御ブ
ロック４６を含む。制御装置は４つの制御ブロック４０
−４６で表されるすべての機能を行うようにプログラム
されたマイクロコンピュータで形成してもよい。
【００２７】紙供給制御ブロック４２は、例えば、一枚
の紙を５０（記録媒体）を副走査方向に前進させるため
のプラテン４８を含む紙供給システムの機能を制御す
る。キャリッジ制御ブロック４４は、キャリッジ１０を
主走査方向に移動させるためのキャリッジ駆動システム
５２の機能を制御する。
の紙を５０（記録媒体）を副走査方向に前進させるため
のプラテン４８を含む紙供給システムの機能を制御す
る。キャリッジ制御ブロック４４は、キャリッジ１０を
主走査方向に移動させるためのキャリッジ駆動システム
５２の機能を制御する。
【００２８】圧電制御ブロック４６は、センサ３６から
信号を受領し、それに従ってアクチュエータ２８を制御
する。
信号を受領し、それに従ってアクチュエータ２８を制御
する。
【００２９】プリントヘッド制御ブロック４０は、圧電
制御ブロック４６と協同してプリントノズル３２、３２
ａ、３２ｂを選択し、以下に述べるように、センサ３６
からの信号に従ってマーカーノズル３４、３４ａ、３４
ｂを作動させ、プリントすべき画像情報に従って制御信
号をプリントヘッド１２へ供給する。
制御ブロック４６と協同してプリントノズル３２、３２
ａ、３２ｂを選択し、以下に述べるように、センサ３６
からの信号に従ってマーカーノズル３４、３４ａ、３４
ｂを作動させ、プリントすべき画像情報に従って制御信
号をプリントヘッド１２へ供給する。
【００３０】位置合せマークは、ドット又は主走査方向
Ａに延在する細い線分で形成される。センサ３６は、感
光素子のマトリックス列（例えば、面積型ＣＣＤ）によ
り形成するのが望ましく、プリンタのプリント解像度よ
り遥かに高い解像度で位置合せマークの位置を検出でき
る。線型の位置合せマークを用いる場合には１次元セン
サを用いてもよい。
Ａに延在する細い線分で形成される。センサ３６は、感
光素子のマトリックス列（例えば、面積型ＣＣＤ）によ
り形成するのが望ましく、プリンタのプリント解像度よ
り遥かに高い解像度で位置合せマークの位置を検出でき
る。線型の位置合せマークを用いる場合には１次元セン
サを用いてもよい。
【００３１】もし紙が方向Ｂに正確な量だけ前進したな
ら、センサ３６は先決の目標位置で位置合せマークを検
出し、従ってプリントノズルでプリントすべき新しい線
が、キャリッジ１０の前回の往復運動中にプリントされ
た線に正確に隣接することが保証される。しかし、紙の
滑り又はプリンタの紙供給システムの不正確さにより紙
が正確な量だけ前進しなかったなら、センサ３６は位置
合せマークの目標位置からの偏差を検出し、その反応と
して次のキャリッジの往復運動が始まる前に位置合せマ
ークに対してプリントヘッド１２を位置合せマークに対
して正確に調節するために圧電制御ブロック４６は適切
な電圧をＣＭＡに供給する。
ら、センサ３６は先決の目標位置で位置合せマークを検
出し、従ってプリントノズルでプリントすべき新しい線
が、キャリッジ１０の前回の往復運動中にプリントされ
た線に正確に隣接することが保証される。しかし、紙の
滑り又はプリンタの紙供給システムの不正確さにより紙
が正確な量だけ前進しなかったなら、センサ３６は位置
合せマークの目標位置からの偏差を検出し、その反応と
して次のキャリッジの往復運動が始まる前に位置合せマ
ークに対してプリントヘッド１２を位置合せマークに対
して正確に調節するために圧電制御ブロック４６は適切
な電圧をＣＭＡに供給する。
【００３２】次の往復運動の開始時に、プリントノズル
が紙のプリント可能な領域に到達する前に新しい位置合
せマークを余白部分にプリントする。従って、新しい位
置合せマークはプリントヘッドの調節された位置を表
す。
が紙のプリント可能な領域に到達する前に新しい位置合
せマークを余白部分にプリントする。従って、新しい位
置合せマークはプリントヘッドの調節された位置を表
す。
【００３３】図２に示す改変された実施態様は図１によ
る装置と異なる。すなわち、支持体２６が平行四辺形リ
ンク仕掛１４の内側に設けられ、２つ圧電アクチュエー
タ（ＣＭＡｓ）２８が支持体２６と基部１６に近接する
各リンク部材２０との間に連結される。本実施態様にお
いてはＣＭＡｓの変位はリンク部材２０のてこ作用のた
めに拡大され、プリントヘッド１２の位置はより広い範
囲で調節できるようにされる。
る装置と異なる。すなわち、支持体２６が平行四辺形リ
ンク仕掛１４の内側に設けられ、２つ圧電アクチュエー
タ（ＣＭＡｓ）２８が支持体２６と基部１６に近接する
各リンク部材２０との間に連結される。本実施態様にお
いてはＣＭＡｓの変位はリンク部材２０のてこ作用のた
めに拡大され、プリントヘッド１２の位置はより広い範
囲で調節できるようにされる。
【００３４】上記の実施態様におけるプリントノズル
は、２０の標準プリントノズル及び標準プリントノズル
列の両端に設けられた２つの補助プリントノズル３２
ａ、３２ｂから成る。通常の作動、すなわち、紙が正確
に前進する場合には標準プリントノズルのみが用いら
れ、キャリッジ１０の１往復運動中に２０の画像ライン
がプリントされるようにする。
は、２０の標準プリントノズル及び標準プリントノズル
列の両端に設けられた２つの補助プリントノズル３２
ａ、３２ｂから成る。通常の作動、すなわち、紙が正確
に前進する場合には標準プリントノズルのみが用いら
れ、キャリッジ１０の１往復運動中に２０の画像ライン
がプリントされるようにする。
【００３５】しかしもし、紙が進み過ぎて位置合せマー
クの目標位置からの偏差が２つの隣接ノズル間隔の半分
を越える場合には、補助ノズル３２ａがプリント用に用
いられ、列の反対側の標準プリントノズル（補助プリン
トンノズル３２ｂに隣接する）の１つが作動しないよう
に保たれる。この場合位置合せマークはノズル３４では
プリントされず、ノズル３４ａでなされ、位置合せマー
クとプリントされた画像ラインとの間の正しい位置関係
が保たれるようにされる。
クの目標位置からの偏差が２つの隣接ノズル間隔の半分
を越える場合には、補助ノズル３２ａがプリント用に用
いられ、列の反対側の標準プリントノズル（補助プリン
トンノズル３２ｂに隣接する）の１つが作動しないよう
に保たれる。この場合位置合せマークはノズル３４では
プリントされず、ノズル３４ａでなされ、位置合せマー
クとプリントされた画像ラインとの間の正しい位置関係
が保たれるようにされる。
【００３６】同様にもし紙が進み足りない場合には、補
助プリントノズル３２ｂ及びそれに隣接する１９の標準
プリントノズルが画像プリントに用いられ、マーカーノ
ズル３４ｂが位置合せマークに用いられる。
助プリントノズル３２ｂ及びそれに隣接する１９の標準
プリントノズルが画像プリントに用いられ、マーカーノ
ズル３４ｂが位置合せマークに用いられる。
【００３７】このようにしてプリントノズルを適切に選
択することにより位置合せ誤差の荒い訂正がなされ、ア
クチュエータ２８は付加的な細かい訂正のみに必要とさ
れる。これは、アクチュエータ２８によりプリントヘッ
ド１２を移動できる範囲が隣接ノズル間の間隔の±１／
２未満でよいという利点がある。
択することにより位置合せ誤差の荒い訂正がなされ、ア
クチュエータ２８は付加的な細かい訂正のみに必要とさ
れる。これは、アクチュエータ２８によりプリントヘッ
ド１２を移動できる範囲が隣接ノズル間の間隔の±１／
２未満でよいという利点がある。
【００３８】もちろん標準プリントノズル列の各端に２
以上のノズルを設けてより大きな偏差をも訂正できるよ
うにすることは可能である。
以上のノズルを設けてより大きな偏差をも訂正できるよ
うにすることは可能である。
【００３９】単一のマーカーノズルのみを用いて、補助
ノズルの１つがプリントに用いられている場合には位置
合せマークのために異なった目標位置を記憶させること
も可能である。しかし、複数のマーカーノズルを用いる
ことは、センサ３６が比較的小さい感度範囲のみを必要
とし、それにも拘らず位置合せマークを安全に検出でき
るという利点がある。
ノズルの１つがプリントに用いられている場合には位置
合せマークのために異なった目標位置を記憶させること
も可能である。しかし、複数のマーカーノズルを用いる
ことは、センサ３６が比較的小さい感度範囲のみを必要
とし、それにも拘らず位置合せマークを安全に検出でき
るという利点がある。
【００４０】マーカーノズルは構造的にプリントノズル
と同一でもよい。もしプリントされた画像の余白に位置
合せマークが見えるのを避けたいなら、事実上人の目に
は感じないがセンサ３６で検出可能な特殊インクをマー
カーノズルに供給することができる。他方、マーカーノ
ズルにプリントノズルと同一のインクが供給される場合
には、特殊ノズルがプリントノズル又はマーカーノズル
の機能を持つかどうかは単に制御系により決定され、系
の適応性が増すようになる。
と同一でもよい。もしプリントされた画像の余白に位置
合せマークが見えるのを避けたいなら、事実上人の目に
は感じないがセンサ３６で検出可能な特殊インクをマー
カーノズルに供給することができる。他方、マーカーノ
ズルにプリントノズルと同一のインクが供給される場合
には、特殊ノズルがプリントノズル又はマーカーノズル
の機能を持つかどうかは単に制御系により決定され、系
の適応性が増すようになる。
【００４１】一般的にキャリッジの１往復運動でプリン
トされる画像ラインの数も同様に変えることができる。
もし例えば、紙供給系が系統的な誤差を含み、各走査サ
イクルで生じる位置合せ誤差が累積して、補助ノズル及
びアクチュエータ２８により与えられる調節範囲が使い
果たされるようになるなら、紙供給誤差は、減少又は増
加した数の画像ラインで１以上の走査サイクルを行うこ
とにより相殺できる。この方法で、プリンタは全体とし
て紙供給誤差に対して非常に強くなり、簡単で安価な紙
供給系を用いることができるようになる。
トされる画像ラインの数も同様に変えることができる。
もし例えば、紙供給系が系統的な誤差を含み、各走査サ
イクルで生じる位置合せ誤差が累積して、補助ノズル及
びアクチュエータ２８により与えられる調節範囲が使い
果たされるようになるなら、紙供給誤差は、減少又は増
加した数の画像ラインで１以上の走査サイクルを行うこ
とにより相殺できる。この方法で、プリンタは全体とし
て紙供給誤差に対して非常に強くなり、簡単で安価な紙
供給系を用いることができるようになる。
【００４２】上記実施態様においては、プリントノズル
及びマーカーノズル列は単一欄のみからなり、隣接画像
ライン間の間隔は個々のノズルの外部寸法に依存する一
定限界（例えば、0.5 mm）未満に下げることはできな
い。しかし、ノズルが複数の列内で食い違いに配列され
る列を用いることにより高解像度を得ることができる。
もし例えば、４欄の列を用いるなら、8 ライン/mm の１
往復運動解像度が得られ、ライン間の間隔が125 mmまで
小さくなるようにされる。
及びマーカーノズル列は単一欄のみからなり、隣接画像
ライン間の間隔は個々のノズルの外部寸法に依存する一
定限界（例えば、0.5 mm）未満に下げることはできな
い。しかし、ノズルが複数の列内で食い違いに配列され
る列を用いることにより高解像度を得ることができる。
もし例えば、４欄の列を用いるなら、8 ライン/mm の１
往復運動解像度が得られ、ライン間の間隔が125 mmまで
小さくなるようにされる。
【００４３】もし解像度をさらに400 dpi に増加せんと
するなら、画像ラインは僅かに63.5mm 離さなければな
らない。これは次の往復運動でプリントされるラインを
飛越し走査することにより達成できる。本発明によるプ
リンタは、以下に説明するようにこのような飛越しプリ
ント様式に対して特に有用である。
するなら、画像ラインは僅かに63.5mm 離さなければな
らない。これは次の往復運動でプリントされるラインを
飛越し走査することにより達成できる。本発明によるプ
リンタは、以下に説明するようにこのような飛越しプリ
ント様式に対して特に有用である。
【００４４】図４は流れ図で、キャリッジ１０の１完全
走査サイクル中に飛越し走査様式で制御装置３８（３
図）により行われる制御作用を示す。
走査サイクル中に飛越し走査様式で制御装置３８（３
図）により行われる制御作用を示す。
【００４５】54段階では、既に述べた通りプリントヘッ
ド１２は位置合せマークにより調節される。
ド１２は位置合せマークにより調節される。
【００４６】56段階では、キャリッジ１０が移動を開始
し、マーカーノズルの１つが新しい位置合せマークをプ
リントするために作動される。
し、マーカーノズルの１つが新しい位置合せマークをプ
リントするために作動される。
【００４７】58段階では、選択したプリントノズルで多
数の画像ラインをプリントするためにキャリッジ１０は
１乃至３図の左から右への往運動を行う。本明細書では
プリントノズルのピッチ、従って同運動中にプリントさ
れたラインの間隔はプリントされた画像の１画素の大き
さの２倍であると仮定し、画像ラインが１画素の幅を持
つ間隙により分離されるようにする。
数の画像ラインをプリントするためにキャリッジ１０は
１乃至３図の左から右への往運動を行う。本明細書では
プリントノズルのピッチ、従って同運動中にプリントさ
れたラインの間隔はプリントされた画像の１画素の大き
さの２倍であると仮定し、画像ラインが１画素の幅を持
つ間隙により分離されるようにする。
【００４８】キャッリッジがその往運動を完了したと
き、60段階において、プリントヘッド１２の位置を副走
査方向Ｂに先決の増分だけ転移するためにアクチュエー
タ２８が制御される。
き、60段階において、プリントヘッド１２の位置を副走
査方向Ｂに先決の増分だけ転移するためにアクチュエー
タ２８が制御される。
【００４９】この増分は１画素、すなわち、ノズルピッ
チの半分に相当する。圧電アクチュエータ２８は線形応
答特性を有するので、この増分はアクチュエータに加え
る電圧を一定量だけ増加させることにより達成できる。
従って、センサ３６はプリントヘッドのこの動きを制御
するためには不要である。
チの半分に相当する。圧電アクチュエータ２８は線形応
答特性を有するので、この増分はアクチュエータに加え
る電圧を一定量だけ増加させることにより達成できる。
従って、センサ３６はプリントヘッドのこの動きを制御
するためには不要である。
【００５０】62段階では、キャリッジ１０は元の位置へ
の復運動を行い、プリントヘッドには往運動中にプリン
トされたラインで飛越し走査されるラインのために画像
情報が供給される。
の復運動を行い、プリントヘッドには往運動中にプリン
トされたラインで飛越し走査されるラインのために画像
情報が供給される。
【００５１】復運動の最後の64段階では、このサイクル
でプリントされた画像部分（ストリップ）の幅だけ紙が
前進され、新しい走査サイクルを始めるためにプログラ
ムはＳＴＡＲＴに戻る。
でプリントされた画像部分（ストリップ）の幅だけ紙が
前進され、新しい走査サイクルを始めるためにプログラ
ムはＳＴＡＲＴに戻る。
【００５２】以上本発明の特殊な実施態様につき述べた
が、添付の請求項の趣旨及び範囲から逸脱することなく
これらの実施例が各種の方法で改変可能であることは当
業者により想定されるであろう。
が、添付の請求項の趣旨及び範囲から逸脱することなく
これらの実施例が各種の方法で改変可能であることは当
業者により想定されるであろう。
【００５３】本発明はインクジェットプリンタに限定さ
れず、熱プリンタ、マトリックスプリンタ等その他の走
査型プリンタにも適用できる。さらに、勿論本発明はカ
ラープリンタにも適用できる。異なったカラーに対する
プリント素子は共通のプリントヘッド又は個々に調節可
能な別個のプリントヘッド上に設けてもよい。
れず、熱プリンタ、マトリックスプリンタ等その他の走
査型プリンタにも適用できる。さらに、勿論本発明はカ
ラープリンタにも適用できる。異なったカラーに対する
プリント素子は共通のプリントヘッド又は個々に調節可
能な別個のプリントヘッド上に設けてもよい。
【００５４】後者の場合には、カラーの位置合せを電子
的に制御するために異なったプリントヘッドと連動する
アクチュエータを用いることもできる。
的に制御するために異なったプリントヘッドと連動する
アクチュエータを用いることもできる。
【００５５】位置合せマークの位置を高解像度で定量的
に検出するセンサを用いる代わりに、位置合せマークが
目標位置又はプリント素子のピッチにより離隔された複
数の目標位置にあるかどうかのみを検出できるサンサを
用いることが可能である。アチュエータによるプリント
ヘッドの調節はその後フィードバックループで行われ
る。もしアクチュエータが飛越しだけのために用いられ
るなら、センサ及びマーカーノズルは完全に除いてもよ
い。
に検出するセンサを用いる代わりに、位置合せマークが
目標位置又はプリント素子のピッチにより離隔された複
数の目標位置にあるかどうかのみを検出できるサンサを
用いることが可能である。アチュエータによるプリント
ヘッドの調節はその後フィードバックループで行われ
る。もしアクチュエータが飛越しだけのために用いられ
るなら、センサ及びマーカーノズルは完全に除いてもよ
い。
【００５６】図４の実施態様では２グループの画像ライ
ンが飛越され、キャリッジが２運動（往運動及び復運
動）を遂行するごとに紙が前進されたが、キャリッジの
３又はそれ以上の運動後のみに紙を前進させ、３又はそ
れ以上の画像ライングループを飛越させるようにするこ
とも可能である。もし奇数のプリントライングループが
飛越されるなら、位置合せマークはプリントされた画像
の両余白上に設け、プリントヘッドの調節がキャリッジ
の両極端位置で行い得るようにしてもよい。
ンが飛越され、キャリッジが２運動（往運動及び復運
動）を遂行するごとに紙が前進されたが、キャリッジの
３又はそれ以上の運動後のみに紙を前進させ、３又はそ
れ以上の画像ライングループを飛越させるようにするこ
とも可能である。もし奇数のプリントライングループが
飛越されるなら、位置合せマークはプリントされた画像
の両余白上に設け、プリントヘッドの調節がキャリッジ
の両極端位置で行い得るようにしてもよい。
【００５７】位置合せマークに対するプリントヘッド位
置に関するセンサ信号が、主走査を同期させるために付
加的に用いられ、後続の走査ラインもまた容易に水平に
一列に並べることができるようにすることもできる。
置に関するセンサ信号が、主走査を同期させるために付
加的に用いられ、後続の走査ラインもまた容易に水平に
一列に並べることができるようにすることもできる。
【図１】本発明によるプリンタのプリントヘッド組立体
の概略図である。
の概略図である。
【図２】プリントヘッド組立体の変形を示す。
【図３】プリンタの構成図である。
【図４】飛越しプリントモード（様式）を例示する流れ
図（フローチャート）である。
図（フローチャート）である。
１０ キャリッジ １２ プリントヘッド １４ 平行四辺形リンク仕掛 １６ 基部 １８ ブラケット部 ２０ リンク部材 ２２ 可撓性ヒンジ部 ２８ 電気機械アクチュエータ ３２ プリント素子 ３４ マーカープリント素子 ３６ センサ ３８ 制御装置 ４８ プラテン ５０ 記録媒体 ５２ キャリッジ駆動システム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ４１Ｊ 2/235 2/295 19/18 Ｅ 25/312 25/316 Ｂ４１Ｊ 3/10 １０１ Ｔ １０２ Ｂ １０３ Ａ １１３ Ｂ 25/28 Ｈ
Claims (15)
- 【請求項１】 キャリッジ１０上に設けられる、少なく
とも１つのプリント素子３２を有する、記録媒体５０上
に画素を連続的にプリントするためのプリントヘッド１
２と、 前記キャリッジ及び前記記録媒体を互いに主走査方向Ａ
及び該主走査方向に垂直な副走査方向Ｂに移動させるた
めの装置４８、５２とから成り、 前記プリントヘッド１２を該キャリッジ１０に関して走
査方向に動的に変位させる装置を特徴とするプリンタ。 - 【請求項２】 前記プリントヘッドを前記キャリッジに
関して変位させる前記装置が電気機械アクチュエータ２
８を含む、請求項１のプリンタ。 - 【請求項３】 前記電気機械アクチュエータ２８が圧電
アクチュエータである、請求項２のプリンタ。 - 【請求項４】 前記プリントヘッド１２上に配置される
センサ３６であって、前記記録媒体５０上の位置合せマ
ークを検出して前記位置合せマークに関する該プリント
ヘッドの位置を示すセンサ信号を与えるためのセンサを
含み、 前記センサ信号に応答して前記プリントヘッドを前記キ
ャリッジに関して変位させる前記装置を制御し、それに
より該位置合せマークに関する該プリントヘッドの位置
を制御するための、前記センサ３６に接続された制御装
置３８を特徴とする、請求項１又は２のプリンタ。 - 【請求項５】 前記プリントヘッド１２が前記副走査方
向Ｂに沿って列をなす複数のプリント素子３２、３２
ａ、３２ｂを含み、プリント素子の数が前記主走査方向
における前記キャリッジ１０の１運動中にプリントされ
る画像ラインの数より大きく、前記センサ信号に応答し
て隣接するプリント素子を選択し、選択されたプリント
素子の位置が前記位置合せマークに対して荒く調節され
るようにするための制御装置４０を備える、請求項４の
プリンタ。 - 【請求項６】 前記プリントヘッド１２が前記記録媒体
上に前記位置合せマークをプリントするための少なくと
も１つのマーカープリント素子３４、３４ａ、３４ｂを
含む、請求項４又は５のプリンタ。 - 【請求項７】 前記プリントヘッド１２が複数のマーカ
ープリント素子３４、３４ａ、３４ｂを有し、前記位置
合せマークをプリントするのに実際に用いられるプリン
ト素子が、画像情報をプリントするために選択されたプ
リント素子グループに従って選択される、請求項５又は
６のプリンタ。 - 【請求項８】 前記プリントヘッド１２が先決のピッチ
ｐで副走査方向に並んだｍ≧２のプリント素子３２を有
し、 前記キャリッジ１０、前記電気機械アクチュエータ２８
及び該プリントヘッド１２を制御するための制御装置３
８であって、該キャリッジが主走査方向においてｎ≧２
の走査を行い、該キャリッジに対する該プリントヘッド
の副走査方向における変位が１走査当たりｐ／ｎの増分
で増加するように制御され、副走査方向における該キャ
リッジと前記記録媒体との相対位置が変えられる前にｎ
×ｍラインが飛越し方法でプリントされるようにするこ
とを特徴とする、請求項１又は２のプリンタ。 - 【請求項９】 前記プリントヘッド１２上に配置され
た、前記記録媒体上の位置合せマークを検出して該位置
合せマークに関して該プリントヘッドの位置を示すセン
サ信号を提供するためのセンサ３６を含み、ｎ走査が行
われる都度前記制御装置３８が該プリントヘッド及びキ
ャリッジを相互に距離ｍ＊ｐに亘り移動させるための前
記装置を作動させ、前記センサ信号に応答して該キャリ
ッジに関して該プリントヘッドを変位させるための前記
装置を制御し、それにより該位置合せマークに関して該
プリントヘッドの位置を調節する、請求項８のプリン
タ。 - 【請求項１０】 前記キャリッジに関して前記プリント
ヘッドを変位させるための装置が電気機械アクチュエー
タ２８である、請求項４乃至９のいずれか１つのプリン
タ。 - 【請求項１１】 前記電気機械アクチュエータ２８が圧
電アクチュエータである、請求項１０のプリンタ。 - 【請求項１２】 前記アクチュエータがセラミック多層
アクチュエータである、請求項１１のプリンタ。 - 【請求項１３】 前記プリントヘッド１２が可撓性ヒン
ジ部２２を有する一体構造を有する平行四辺形リンク仕
掛１４を通して前記キャリッジ１０に取付けられ、前記
アクチュエータ２８が該プリントヘッド１２と該キャリ
ッジ上に設けられた支持体２６との間に直接介入され
る、請求項１乃至１２のいずれか１つのプリンタ。 - 【請求項１４】 前記プリントヘッド１２が、前記キャ
リッジ１０に固定された基部１６、該プリントヘッドに
固定されたブラケット部１８及び可撓性ヒンジ部２２を
通して該基部及び該ブラケット部に連結されたリンク部
材２０から成る一体構造を有する平行四辺形リンク仕掛
１４を通して該キャリッジに取付けられ、前記アクチュ
エータ２８が、該基部と一体的に形成された支持体２６
と前記リンク部材２０の少なくとも１つの中間部との間
に介入される、請求項１乃至１２のいずれか１つのプリ
ンタ。 - 【請求項１５】 前記プリント素子がインクジェットノ
ズルである、請求項１乃至１４のいずれか１つのプリン
タ。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| NL94202084.3 | 1994-07-18 | ||
| EP94202084A EP0693382B1 (en) | 1994-07-18 | 1994-07-18 | Printer having a movable print head |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0825703A true JPH0825703A (ja) | 1996-01-30 |
| JP2974594B2 JP2974594B2 (ja) | 1999-11-10 |
Family
ID=8217047
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7178012A Expired - Fee Related JP2974594B2 (ja) | 1994-07-18 | 1995-06-22 | 移動可能なプリントヘッドを有するプリンタ |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5771050A (ja) |
| EP (1) | EP0693382B1 (ja) |
| JP (1) | JP2974594B2 (ja) |
| KR (1) | KR100362823B1 (ja) |
| DE (1) | DE69412805T2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000069642A1 (fr) * | 1999-05-17 | 2000-11-23 | Seiko Epson Corporation | Dispositif d'enregistrement en serie |
| JP2002103724A (ja) * | 2000-08-10 | 2002-04-09 | Oce Technol Bv | プリンタ |
| JP2006188056A (ja) * | 2004-12-29 | 2006-07-20 | Oce Technol Bv | プリントヘッド |
| US7262786B2 (en) | 2003-12-31 | 2007-08-28 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Image aligning method for thermal imaging printer |
| JP2010514589A (ja) * | 2006-12-22 | 2010-05-06 | フジフィルム ディマティックス， インコーポレイテッド | 集成プリントヘッド可調節取付部品 |
| JP2012171208A (ja) * | 2011-02-22 | 2012-09-10 | Seiko Epson Corp | サーマルヘッド機構、サーマルプリンターユニット及びサーマルプリンター |
| JP2017527456A (ja) * | 2014-06-19 | 2017-09-21 | オセ−テクノロジーズ ビーブイ | 媒体に印刷するためのプリンタ |
Families Citing this family (32)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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