JP3181938B2 - シリアル走査型プリンタ - Google Patents

シリアル走査型プリンタ

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JP3181938B2
JP3181938B2 JP17315591A JP17315591A JP3181938B2 JP 3181938 B2 JP3181938 B2 JP 3181938B2 JP 17315591 A JP17315591 A JP 17315591A JP 17315591 A JP17315591 A JP 17315591A JP 3181938 B2 JP3181938 B2 JP 3181938B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、シリアル走査型プリンタに関
し、より詳細には、画像の継ぎ目(スジ)除去手段を有
するシリアル走査型プリンタに関する。例えば、グラフ
ィックプリンタ、複写機、ファックス等に適用されるも
のである。
【0002】
【従来技術】従来、垂直方向に複数のノズルを配列した
記録ヘッドを備え、この記録ヘッドを被記録体の送り方
向と直交する横方向に主走査し、被記録体を送ることに
より、副走査して記録する記録装置においては、記録ヘ
ッドによる初めの主走査における印字の最下段と次の主
走査による印字の最上段のつなぎ目を目立たないように
記録することが難しかった。すなわち、初めの主走査に
よる印字の最下段と次の主走査による印字の最上段を重
ねすぎると、その部分の濃度が高くなり、つなぎ目が黒
く目立つようになり、重ならないようにドットの重なり
を少なくすると、紙送りのバラつき等により白いすじが
目立つようになり、安定したきれいな画質が保てなかっ
た。
【0003】この点を解決するために、例えば、特開昭
60−107975号公報に「インクジェット記録装
置」が提案されている。この公報のものは、各走査間の
つなぎの部分が目立たない安定した画像が得られるよう
にしたインクジェット記録装置に関するものである。図
5(a),(b)は、各走査間のつなぎの部分における
スジの発生を説明するための図である。シリアルプリン
タは一般的には図(a)の如く、1回の主走査でAの領
域を印写し、次の走査でBを印写するという動作をくり
返すが、AとBの境界にスジが発生するため、前述した
特開昭60−107975号公報では図(b)のように
AとBの一部を重なるようにし、重なった領域は2回の
走査で分担するものである。しかしながら、印写スピー
ドが遅くなり、紙送り精度が悪いと十分な効果は得られ
ないという問題点がある。
【0004】複数のドットで文字や図を形成する画素型
ハードコピー装置のうち、シリアル走査型のものは、例
えば一回の主走査で48ドットの列で1行分を印写し、
48ドット分だけ紙送りし、次の48ドット列を印写す
るという動作を繰り返して行と行にまたがる連続した文
字や図形を作像していく。近年、画素型ハードコピー装
置の高精細化が進み300dpi(1インチ当り300
ドット)や400dpiが一般化してきている。300
dpiの場合ドットとドットとの距離(ドットピッチ)
は約85ミクロンとなる。
【0005】従って前述の例の場合、一回の紙送り量と
して、85x48=4080ミクロンが正確に送られて
はじめて前の行の48番目のドット行と次の行の一番目
のドット行のピッチが85ミクロンとなり、つなぎ目の
ないスムーズな画像が得られることになる。ところが実
際の紙送りの精度は数十ミクロン以上バラツキ、ドット
の過度の重なりによるスジやドットとドットのスキマに
よる白スジが48ドットごとに表われて画像品質を著し
く劣化させる。この問題を解決するために、前述した特
開昭60−107975号公報に提案されているよう
に、従来記録方法を工夫するソフト的なアプローチがい
くつかなされてきたが十分ではない。また機構的に紙送
り精度を上げる方法もあるが高価となり、また紙の厚さ
が変わる場合とか湿度が変わる場合には精度の維持が困
難であった。
【0006】
【目的】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされた
もので、継ぎ目のないスムーズな画像を得るシリアル走
査型プリンタを提供することを目的としてなされたもの
である。
【0007】
【構成】本発明は、上記目的を達成するために、(1)
記録ヘッドを往復走査(主走査)し、記録ヘッドまたは
記録媒体を主走査方向と直角方向に所定量移動させる動
作(副走査)を繰り返しながら、主走査方向の一方向ま
たは両方向で記録動作をさせ、あるエリアの記録を完了
させるシリアル走査型プリンタにおいて、副走査直後に
その直前の印写情報を、記録ヘッドと記録媒体上の印写
位置との副走査方向における相対的情報として検出する
検出手段と、前記印写位置と記録ヘッドとの位置関係を
あらかじめ設定された位置関係に調整する調整手段とを
有し、該調整手段が副走査直後に、前記検出手段による
検出結果に基づいて、前記記録ヘッドを副走査方向に変
位させて調整すること、更には、(2)前記調整手段
が、前記記録ヘッドを副走査方向に変位させる変位手段
と紙送り量を制御する制御手段とを併用することにより
調整すること、更には、(3)前記(1)において、前
記記録ヘッドを変位させる変位手段として、積層型電歪
振動子を利用したことを特徴としたものである。以下、
本発明の実施例に基づいて説明する。
【0008】図1は、本発明によるシリアル走査型プリ
ンタの一実施例を説明するための構成図で、図中、1は
記録ヘッド、2はスキャナー、3は積層ピエゾ素子、4
はキャリッジ、5はキャリッジガイド、6はピポットピ
ン、7はプラテン、8はタイミングベルト、9はモー
タ、10は記録紙、11はモータドライバ、12はピエ
ゾドライバ、13は位置検出器、14はコントローラで
ある。スキャナー2は、例えばA−Si等倍センサやC
CDスキャナーを図2の如く、印写画像の最下端部を平
均的にセンサーアレーの中央付近に位置するように配置
し、センサのアドレス出力から画像の最下端位置を認識
できるようにする。
【0009】以下に動作手順を説明する。主走査によ
る1バンド情報の印写を行う。紙送り(LF)を行
う。キャリッジリターン後に、スキャナー2による直
列印写バンドイメージの最下端位置を検出する。検出
情報を符号化し、コントローラ14で演算処理を行う。
ピエゾドライバ12あるいは該ピエゾドライバ12と
モータドライバ11を駆動し、記録ヘッド1と記録紙1
0との相対位置を合わせる。
【0010】 記録ヘッドを副走査方向に変位させて調整する場合(請
求項); 紙送り量は通常、規格値(中央値または平均値)に対し
て正規分布する。従って、規格値に対し正負の方向にあ
る範囲でバラツクからその範囲を補正できるだけの変位
を記録ヘッドに付与し得る構成にすればよい。構成例を
図3に示す。記録ヘッド1は支点6の回りに回転自在に
取り付けられ、引張りバネ15によって積層型ピエゾ素
子3に当接されている。積層型ピエゾ素子3は電圧に比
例して厚さ方向に変位する。積層型ピエゾ素子3は単層
ピエゾ素子に対し、例えばn層では同一電圧でn倍の変
位が得られるので本装置には好適である。ビエゾの積層
数と駆動電圧最大値を前記紙送り量のバラツキを補正し
得る範囲(−δ〜+δ)の変位を付与し得るように設定
することで達成される。
【0011】 紙送り量を制御することにより調整する場合; この場合は、紙送り方向に前進と後退の2方向の動作が
可能な構成とし、紙送り(LF)分解能(最小紙送り
量)を細くする。紙送り(LF)分解能は微細な程、位
置合わせの精度は向上するがコストとの兼ね合いで適切
な値を選択すればよい。 記録ヘッドの変位と紙送り量の両方を制御する場合(請
求項); 請求項では紙送り量が正規分布し、中央値が変動しな
い場合について有効であるが、実際にはユーザーがいろ
いろな紙を使う場合があり、紙の種類によって、厚さ、
フリクションなどが異なるため、紙送り量の中央値が設
計値に対して偏りを生じる場合が出て来る。したがっ
て、送りの正方向または負方向に誤差が累積し、ヘッド
の位置調整だけでは追いつかない場合が出てくる。
【0012】図4で具体的に説明すると、例えば、各々
の紙送り毎にδ1,δ2…と誤差が累積し、n回目の誤差
δnで最小紙送り量(LF分解能)を越えたとする。こ
の場合、n回目のLF動作後、最小紙送り量Dp分だけ
モータドライバ11で補正し、 (δ1+δ2+…δn)−Dp=δ0 上記δ0分だけヘッドの変位量を与えて補正すればよ
【0013】
【効果】以上の説明から明らかなように、本発明による
と、以下のような効果がある。 (1)請求項1に対応する効果:シリアル走査型プリン
タの欠点である各走査毎に画像の位置を検出して次に記
録する画像の位置合わせを行なうため、継ぎ目のないな
めらかな画像が得られる。記録ヘッドを変位させるのは
微小変位を無段階的に与えることが可能なため精度よく
位置合わせが行なえる。 (2) 請求項に対応する効果:記録ヘッド変位と、紙
送り量の制御とを行なうため、精度良く、しかも紙送り
量の偏差による累積誤差も十分に補正が可能となり、い
ろいろな紙種や紙厚に対して極めて良好な画像を得るこ
とができる。(3) 請求項に対する効果:積層型ピエゾ素子は低電
圧で大きな変位が得られ、しかも電圧と変位が直線関係
にある領域を使うことにより、極めて精度よく位置調整
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるシリアル走査型プリンタの一実
施例を説明するための構成図である。
【図2】 スキャナーによる読み取りの例を示す図であ
る。
【図3】 記録ヘッドを副走査方向に変位させて調整す
るための構成例を示す図である。
【図4】 紙送り量と紙送り誤差を示す図である。
【図5】 各走査間のつなぎの部分におけるスジの発生
を説明するための図である。
【符号の説明】
1…記録ヘッド、2…スキャナー、3…積層ピエゾ素
子、4…キャリッジ、5…キャリッジガイド、6…ピポ
ットピン、7…プラテン、8…タイミングベルト、9…
モータ、10…記録紙、11…モータドライバ、12…
ピエゾドライバ、13…位置検出器、14…コントロー
ラ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/04 - 1/207 B41J 3/04 101 - 102

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドを往復走査(主走査)し、記
    録ヘッドまたは記録媒体を主走査方向と直角方向に所定
    量移動させる動作(副走査)を繰り返しながら、主走査
    方向の一方向または両方向で記録動作をさせ、あるエリ
    アの記録を完了させるシリアル走査型プリンタにおい
    て、副走査直後にその直前の印写情報を、記録ヘッドと
    記録媒体上の印写位置との副走査方向における相対的情
    報として検出する検出手段と、前記印写位置と記録ヘッ
    ドとの位置関係をあらかじめ設定された位置関係に調整
    する調整手段とを有し、該調整手段が副走査直後に、前
    記検出手段による検出結果に基づいて、前記記録ヘッド
    を副走査方向に変位させて調整することを特徴とするシ
    リアル走査型プリンタ。
  2. 【請求項2】 前記調整手段が、前記記録ヘッドを副走
    査方向に変位させる変位手段と紙送り量を制御する制御
    手段とを併用することにより調整することを特徴とする
    請求項1記載のシリアル走査型プリンタ。
  3. 【請求項3】 前記記録ヘッドを変位させる手段とし
    て、積層型電歪振動子を利用したことを特徴とする請求
    項1記載のシリアル走査型プリンタ。
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