JPH05318586A - 熱収縮性ポリエステル系チューブ - Google Patents

熱収縮性ポリエステル系チューブ

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JPH05318586A
JPH05318586A JP3255726A JP25572691A JPH05318586A JP H05318586 A JPH05318586 A JP H05318586A JP 3255726 A JP3255726 A JP 3255726A JP 25572691 A JP25572691 A JP 25572691A JP H05318586 A JPH05318586 A JP H05318586A
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heat
film
shrinkage
tube
stretching
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勤 井坂
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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 80℃における熱収縮率が30%以上、10
0℃における熱収縮率が50%以上であって、且つ前記
収縮方向と直角方向における熱収縮率が80±25℃の
温度域で最小値となり、さらに衝撃強度が9kg-cm/30
μmである熱収縮性ポリエステル系チューブ。 【効果】 本発明チューブは特定方向に対する安定した
熱収縮性が発揮され、被覆包装や結束包装においては美
麗で且つ強固な包装状態を与えることができ、また印刷
ピッチの安定性,耐熱性の向上,耐衝撃強度の向上等の
諸効果を有し、広範な分野において優れた利用価値を発
揮することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被覆用或は結束用等の包
装材料分野において特に好適な特性を発揮する熱収縮性
ポリエステル系フィルム(シートを含む、以下同じ)に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱収縮性プラスチックフィルムを素材と
して形成されるチューブ状体は、例えば容器,瓶(プラ
スチックボトルを含む),缶棒状物(パイプ,棒,木
材,各種棒状体)等(以下容器類と略す)の被覆用或は
結束用として、特に、これ等のキャップ,肩部,胴部等
の一部又は全面を被覆し、標示,保護,結束,商品価値
向上等を目的として用いられる他、箱,瓶,板,棒,ノ
ート等のような集積包装或はスキンパックのように被包
装物に密着させて包装する分野等において広く使用され
ており、収縮性及び収縮応力を利用した用途展開が期待
される。
【0003】従来上記用途にはポリ塩化ビニル,ポリス
チレン,ポリエチレン,塩酸ゴム等の熱収縮性フィルム
を用い、これをチューブ状体にしてから前記容器類にか
ぶせたり、集積包装して熱収縮させていた。しかしこれ
らのフィルムは耐熱性が乏しく、ボイル処理やレトルト
処理をすると溶融又は破裂してフィルム状体を維持する
ことができないという欠点があった。
【0004】更に印刷の必要な用途ではインクの転移不
良による印刷ピンホール(フィルム内の添加剤やポリマ
ーのゲル状物によるフィッシュアイに基づく微小凹凸)
の発生が見られたり、仮にうまく印刷できたとしてもそ
の後にフィルムが収縮(常温収縮)を起こして印刷ピッ
チに寸法変化をきたすという問題もあった。これに対し
ポリエステル系熱収縮フィルムを用いるチューブは、こ
れまでにも試行的には作られたことはあるが、希望方向
への熱収縮率を十分に高くすることができなかったり、
又上記方向と直交する方向への熱収縮を小さくすること
ができないという問題があり、前記用途への展開は困難
であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ポリ塩化ビニル,ポリ
スチレン,ポリエチレン等の汎用熱収縮性フィルムを使
う上記従来技術には、以下述べる様な問題点がある。 (a) 完全に近い一軸収縮性の欠除 一方向に大きい収縮性を有する一方、これと直角方向に
は全く収縮しないことが理想とされる様な用途において
は上記従来フィルムは全く不向きである。例えば横方向
に収縮させてボトル表面に収縮ラベルをつける場合を考
えると、ラベルの縦方向即ちボトルの上下方向に収縮す
ることは、所定の位置にラベルが来ずにラベルが縮み上
がることを意味し外観不良を招く。これを防止するには
縦方向の収縮を小さくしなければならないが、この目的
の為に単純にフィルムを横方向にのみ配向させたとする
と、高分子化学物質の性質上の常識から直ちに理解され
る様に引裂け易く、またフィブリン化しやすくなる為強
度も弱くなる。特にボトルが落下する場合は縦方向の強
度が破瓶防止上重要であることを考え合わせると単純な
一方向延伸は良い方法とは言えない。又その他の用途で
も耐衝撃性がないと使用できない場合が多く存在する。
この様なところから、ある特定の温度領域で極めて小さ
い収縮性を有する反面、その直角方向には充分大きい収
縮性を有する様なフィルムの開発が望まれるのである。
【0006】(b) 耐熱性の不足 前記従来フィルムはいずれも高温のボイル処理やレトル
ト処理に耐えることができず、殺菌処理には不適当なフ
ィルムである。例えばレトルト処理を行なうと、前記従
来フィルムは処理中に破壊,破裂し、全ての機能が失な
われる。従ってボイル処理やレトルト処理に耐え得る熱
収縮性フィルムの提供が望まれている。
【0007】(c) 印刷性の不良 ハーフトーン印刷によるピンホールの発生、広範囲な各
種インクとの接着性等に関し、上記従来フィルムはそれ
ぞれ固有の欠点を有する。例えばポリ塩化ビニルではゲ
ル状物によるインクピンホールが発生し易く、連続的な
チューブ加工では、長尺フィルムの途中にピンホールが
存在することになる。これを自動ラベリングマシンに供
給した場合ピンホールを残したまま製品化されてしまう
ので、最終的に全品検査を行なわなければならず、その
労力と抜取りによる再加工等により、実稼動率が著しく
低下する。このピンホール欠陥を印刷終了後の段階で検
査して除去しようとすれば、カット後再び連続フィルム
状に戻すことになり接着テープで継ぐ必要が生じる。そ
の為継目が入り、その部分及び前後は継目の影響によっ
て不良品が生じ、工程中に欠陥包装体を取除かなければ
ならない。更に高精度の印刷では、印刷後にフィルムの
収縮による印刷ピッチの減少(経時収縮)を生じ、しか
も流通温度条件下で絶えず変化するという管理の難しさ
に遭遇する。従ってポリ塩化ビニル収縮フィルム等では
保冷車や低温倉庫等が必要となる。この様なところか
ら、ピンホール欠陥のない印刷が可能であり、また印刷
後の経時変化がない様な熱収縮性フィルムの提供が望ま
れる。
【0008】(d) クレーズの発生 ポリスチレンはクレーズが生じ易く、耐薬品性が悪い。
従って使用中に薬液による損傷を受け易く印刷面も汚れ
る。従って耐薬品性,耐久性の優れたフィルムが望まれ
ている。
【0009】(e) 産業廃棄物の問題 近年プラスチックボトルの使用量は急激に伸長してい
る。このボトルの回収を考えた場合、特にポリエステル
ボトルの被覆にポリ塩化ビニルやポリスチレン等の異種
フィルムが使用されていると回収再利用に付すことがで
きないという問題がある。その上ポリ塩化ビニルでは塩
素ガスによる腐食の問題もあり、廃棄物公害を招かない
様な熱収縮性フィルムが望まれる。
【0010】(f) 収縮斑 上記従来フィルムの熱収縮性は均質性に欠けるきらいが
あり、いったん熱をかけて収縮の十分なところと不十分
なところが別々に形成されると、次にもう一度熱を与え
てもそれ以上の再収縮が起こらず、表面の不均一な凹凸
のあるものになる。従って収縮斑を生じない様な熱収縮
性フィルムの提供が望まれている。
【0011】本発明はこの様な事情に着目してなされた
ものであって、上記(a) 〜 (f)で述べた様な欠陥を伴な
わないポリエステル系フィルムの提供を目的とするもの
である。
【0012】
【課題を解決する為の手段】本発明のポリエステル系フ
ィルムは、80℃における熱収縮率が30%以上を有
し、100℃における熱収縮率が50%以上であって、
且つ前記方向と直角方向における熱収縮率が80±25
℃の温度域で最小値を示す様なものである。
【0013】
【作用】本発明フィルムの基本的特性の1つである熱収
縮率については、まず80℃において30%以上でなけ
ればならない。仮に80℃における熱収縮率が30%未
満であると、該フィルムを異形被包装物の表面に添えて
熱収縮させたときに、各部における必要な収縮を達成す
ることができず、上記収縮を達成する為には相当な高温
まで加熱しなければならなくなる。しかるに被包装物の
耐熱性についての制限もあり、自ずから適用範囲が狭め
られてしまう。例えば被包装物自体が熱可塑性プラスチ
ック製品である場合は熱による変形,溶融,変質等を招
くことになり、この様な場合も想定するならば80℃に
おいて40%以上の熱収縮率を示すことが推奨される。
尚上限については90%が妥当である。又100℃にお
いては50%以上の熱収縮率を有することが必要で、5
0%未満であると極部的な収縮斑を生じる危険が強い。
但し95%を超えることは好ましくない。又80→10
0℃の領域における熱収縮挙動を考えた場合、80℃に
おける熱収縮率が100℃におけるそれ以上を上回わる
ときには、80℃近辺でいったん熱収縮したものが継続
的に加熱されているうちに緩みを生じ、それまで収縮応
力によって発揮されていた緊締力を失うことになる。
【0014】次に前記収縮方向と直交する方向に対する
熱収縮率については一般に小さいことが望まれるが、特
に80±25℃の温度領域における当該直交方向への熱
収縮率は最小であることが必要であり、これによって一
方々向への主収縮による美麗な被覆外観を得ることに成
功したのである。上記温度領域における主収縮方向への
集中的収縮が達成される結果、被包装物に対しては強い
密着が得られるので、仮りにそれ以上の加熱がなされて
より大きな収縮を生じるような環境になっても上記密着
による摩擦によってそれ以上の収縮が防がれ、美しく且
つ拘束力の強い被覆が保持されることになる。
【0015】特にこの温度領域で前記主収縮方向への収
縮を行なわせることによって被包装物への密着を完了し
ておき、80±25℃以上の温度になっても、既に被包
装物に密着していることによる摩擦力や拘束力によって
それ以上の収縮が生じ難くなるので、特に大きな収縮が
生じるこの温度域で他方向への収縮を抑制したというこ
とは重要な意義を有する。次に印刷後の自然流通過程に
おけるピッチ変化に関しては、ガラス転移温度が35℃
以上のポリエステル系重合体及びその混合物を用いるこ
とによって少なくしている。特に夏季や高温地区での使
用ではガラス転移温度が45℃以上のポリエステル系重
合体及びそれらの混合物を用いることが好ましい。
【0016】上記のような特性を得る為の一手段とし
て、芳香族ジカルボン酸残基を30〜90モル%含む様
な共重合体或はその混合物を選択することが推奨され
る。この様なポリエステルの一例としてはテレフタル
酸,イソフタル酸,アジピン酸,オルソフタル酸,セバ
シン酸,ナフタレンジカルボン酸等の2塩基酸から選ば
れる1種以上とエチレングリコール,ブタンジオール,
ネオペンチルグリコール,シクロヘキサンジメタノール
等のジオール類から選ばれる1種以上によって製造され
るポリエステル重合体が例示され、より具体的にはポリ
エチレンテレフタレート,ポリブチレンテレフタレー
ト,ポリシクロヘキサンジメチレンテレフタレート,ポ
リエチレンα,β−ビス(2−クロル又は2−メトキシ
フェノキシ)エタン−4,4′−ジカルボン酸オシレー
ト等が非限定的に例示される。
【0017】これらのポリエステルに透明性を害しない
範囲でポリエステル/ポリエーテルのブロック共重合体
を混合することもできる。尚フィルム基材としての好ま
しい固有粘度は0.50から1.3 デシリットル/gであり、
この様な固有粘度値を満足するものである限り、これら
の重合体が70重量%以上を占める範囲において、より
低重合度又は高重合度の重合体を混合してもよい。かか
る重合体を用いて押出法やカレンダー法等任意の方法で
得たフィルムは、一方向に2.5 倍から7倍、好ましくは
3.0 倍から6.0 倍に延伸し、該方向と直角方向に1.0 倍
から2.0 倍以下、好ましくは1.1 倍から1.8 倍延伸され
る。初めに述べた方向への延伸は、高い熱収縮率を得る
為に行なわれるものであり、次に述べた方向への延伸
は、最初の一方向に延伸されたフィルムの耐衝撃性や引
裂抵抗性の悪さを解決するのに極めて有効である。
【0018】しかしながら2.0 倍を超えて延伸すると、
主収縮方向と直角方向の熱収縮も大きくなり過ぎ、仕上
がりが波打ち状となる。この波打ちを抑えるには、熱収
縮率を15%以下、好ましくは8乃至9%以下、更に好
ましくは7%以下とすることが推奨される。延伸手段に
ついても特段の制限はなく、ロール延伸,長間隙延伸,
テンター延伸等の方法が適用され、又形状面においても
フラット状,チューブ状等の如何は問わない。
【0019】又延伸は遂次2軸延伸,同時2軸延伸,1
軸延伸或はこれらの組合せ等で行なわれる。又本発明フ
ィルムに対しては例えば縦1軸,横1軸,縦横2軸等の
延伸を行なうが、特に2軸延伸では縦横方向の延伸は、
どちらか一方を先に行なう遂次2軸延伸が有効であり、
その順序はどちらが先でもよい。尚同時2軸延伸法を行
なうときはその延伸順序が、縦横同時,縦先行,横先行
のどちらでもよい。又これら延伸におけるヒートセット
は目的に応じて実施されるが、夏季高温下の寸法変化を
防止する為には30〜150℃の加熱ゾーンを、約1秒
から30秒間通すことが推奨される。又かかる処理の前
後どちらか一方又は両方で最高70%迄の伸張をかけて
もよい。特に主方向に伸張し、非収縮方向(主収縮方向
に対して直角方向)には緩和させるのが良く、該直角方
向への伸張は行なわない方が良い。
【0020】本発明の好適特性を発揮させる為には、上
記延伸倍率だけでなく、重合体組成物が有する平均ガラ
ス転移温度(Tg)以上の温度、例えばTg+80℃程
度の下で予熱,延伸することも有効な手段として挙げら
れる。特に主方向延伸(主収縮方向)における上記処理
温度は該方向と直角方向の熱収縮率を抑制し、且つ前記
の如く80±25℃の温度範囲に、その最小値を持って
くる上で極めて重要である。更に延伸後、伸張或は緊張
状態に保ってフィルムにストレスをかけながら冷却する
か或は更に引続いて冷却することにより、前後収縮特性
はより良好且つ安定したものとなる。本発明フィルムの
厚さは特に限定するものではないが1〜600μm位の
範囲のものが実用面では有利である。
【0021】しかしながら、現状の市場ニーズからより
好ましい範囲に絞るとすれば、4〜380μm位までで
あり、更に前記の用途例では6〜250μmの範囲が実
用的である。このようにして得たフィルムの面配向係数
は100×10-3以下のものが好ましい。面配向係数が
100×10-3を超えると、衝撃的外力に対して破壊し
やすくなり、少しの外傷によっても破れ易くなるからで
ある。一方複屈折率は15×10-3〜160×10-3
好ましく、複屈折率が15×10-3未満では縦方向の熱
収縮率や収縮応力が不足し、又160×10-3を超える
と引っかき抵抗力や衝撃強度の低下を生じ、フィルムに
はなっても実用状は有用性が低下する。
【0022】以下本発明フィルムを用途面から説明す
る。包装用途特に、食品,飲料,医薬品等の包装におい
ては、ボイル処理やレトルト処理、更には無菌包装によ
るシェルライフの延長等が行なわれているが、現存する
熱収縮性フィルムでこれらの処理に十分耐え得るものは
ない。本発明のフィルムはボイル処理やレトルト処理に
よる加熱殺菌に耐え得ることができ、しかも元々のフィ
ルム外観、更には熱収縮による仕上がりも良好であり、
又PVCよりも高い熱収縮応力を有し、結束性も優れて
いる。
【0023】従って重量物や変形成形物に対しても荷く
ずれしない強固な被覆乃至結束包装が可能である。又包
装上必要とされる50〜70%の熱収縮率レベルにおい
て、主収縮方向に対し直角方向の熱収縮率が最低値を示
すというブロードな熱収縮性を有する為、熱収縮初期か
ら収縮包装完了迄のプロセスは前記最小収縮量を示す温
度領域(80±25℃)で熱収縮させることになる。そ
の結果、仕上がり寸法の誤差が小さくなるという特徴が
得られた。
【0024】尚熱収縮性を利用する包装においては、熱
収縮完了(被包装物に密着し、更に縮む能力を有してい
ても、それ以上は縮めない状態になること)後、引続き
加熱するのが一般的手順になっており、これは数多い製
品のばらつきに対応し完全な収縮を達成する上で重要な
役割りを果たしている。このとき、もしフィルムの収縮
能が飽和に達していると、引続いて行なっている加熱に
よってフィルムが逆に線膨張し、折角きっちり収縮させ
ておいたにも拘らず、かえって緩みが生じてくるという
問題がある。本発明ではその様な事態になるのを防止す
る意味で、収縮応力を高め、且つ先に記載した如く、延
伸後に更に伸張を行なうことを推奨するのである。又こ
の点に本発明でいう配向性の意味が存在する。以下更に
具体的に述べる。
【0025】(a) 一方向収縮性:収縮フィルムの役割り
の1つは被包装物の破壊や荷くずれ等を防止する点にあ
るが、その為には高い耐衝撃性を有し且つ主方向に大き
い収縮率を得ることが必要である。その点本発明のフィ
ルムは高い収縮率と高い耐衝撃性を有するので美しい包
装が得られ、しかも被包装物の保護という面で優れた耐
久性を示すことがわかった。この傾向は落袋テストによ
って証明された。又完全に近い一方向収縮性によって収
縮包装後の仕上がり寸法誤差が極めて小さくなった。こ
のことは主方向に直角な方向の熱収縮率が低く、例えば
チューブ状にした場合のチューブ長さ方向の仕上がり寸
法誤差が極めて小さく優れたものになったことを意味す
る。
【0026】(b) 耐熱性:従来の汎用フィルムはいずれ
も高温のボイル処理やレトルト処理には耐えることがで
きず、殺菌処理は不適当なフィルムである。例えばレト
ルト処理を行なうと、前記従来フィルムは処理中に破
壊,破裂し、全ての機能が失なわれる。これに対し本発
明のフィルムは、ボイルやレトルト等の加熱処理がで
き、熱収縮フィルムとして優れた有用性を示す。
【0027】(c) 印刷性:ハーフトーン印刷によるピン
ホールの発生、広範囲な各種インクとの接着性等に関
し、上記従来フィルムはそれぞれ固有の欠点を有する。
例えばポリ塩化ビニルフィルムではゲル状物によるイン
クピンホール数が多く、又連続的に加工される場合は、
長尺フィルムの途中に存在するピンホールを検査によっ
て除去しなければならなかった。この品質検査に要する
手間によって加工時の実稼動率は著しく低下する。その
上ピンホール部分を除去した後は継足しする為に粘着テ
ープで止めることになるが、その部分は厚くなり、巻取
長尺品では継目部分の存在そのものが問題になるだけで
なく、上記厚味部分によって幾層分かのフィルムまで変
形させてしまうという問題がある。更にフィルムが印刷
された後の季節的温度変化、特に長期在庫による経時収
縮が通常の場合は問題となり、保冷車や低温倉庫等を用
いた流通を要したが、本発明はこれらの制限を緩和する
ことに成功した。
【0028】(d) クレーズ:熱収縮時及び熱収縮後にお
けるフィルムクレーズは本発明では発生しない。特にボ
イル処理やレトルト処理を行なってもクレーズは発生し
ない。
【0029】(e) 産業廃棄物の問題 近年、ガラスボトルに加えてプラスチックボトルの使用
が急速に広まっている。この様なボトルの回収を考えた
場合同質物で形成されていることが好ましく、本発明フ
ィルムをポリステル系ボトルの包装に適用することはこ
の点有利である。又本発明フィルムは熱収縮時に塩素ガ
ス等の有害なガスは発生することがない。特に近年は熱
収縮性フィルムの持つ簡便包装性,結束性,固着作用等
が注目され、自動化省資源包装として広い利用が図られ
ているが、有害なガスが出ないことはこの面でも大切な
要件となる。
【0030】(f) 収縮斑:本発明フィルムは大きな収縮
率と高い収縮応力を有し、2次加熱時でも引続き加熱す
れば収縮傾向を示すので収縮斑は発生しない。
【0031】以下実施例を説明するが実施例で用いた測
定方法は次の通りである。 1.ヘイズ JIS-K 6714に基づいて測定した。 2.熱収縮率 サンプル標線間を200mmにとり、フィルムを幅15mm
に切断して、各温度で測定した。加熱には80℃及び1
00℃の熱風を用い夫々1分間加熱した。 3.縦方向熱収縮最低温度 50℃から150℃までの間少しずつ温度を変更し夫々
熱収縮率を測定した。各データをプロットすることによ
り、最低の熱収縮を示す温度を求めた。
【0032】4.複屈折率,面配向係数 Abbeの屈折計を用い縦,横,厚みの各方向に対する屈折
率を測定した。 5.衝撃強度 振子式インパクトテスター(東洋精機製)を用い、23
℃,65%RHでシズニングし24時間測定した。 6.破袋耐久性 縦180mm,横120mmの袋を作り、この袋の中に水1
80mlを入れ密封した。高さを変化させて自然落下させ
その破袋状況を調べた。 40cm以下で破裂するもの:「脆い」 40〜75cmで破裂するもの:「劣る」又は「若干劣る」 75〜90cmで破裂するもの:「良好」 90cm以上で破裂するもの:「優秀」
【0033】
【実施例】
実施例1及び比較例1〜3 ポリエチレン(テレ/イソ)フタレート共重合体(テレ
/イソ比=78/22)のポリエステル系重合体を固有
粘度0.80デシリットル/gとなるように重合し、これに
2酸化珪素を0.04(重量)%混合して溶融押出し未延伸
フィルムを製造した。
【0034】該フィルムを縦方向に1.2 倍延伸し、次い
で横方向に4.2 倍延伸し、次いで約20%横方向に伸張
下で冷却させ横方向を主収縮方向として複屈折率が98
×10-3,面配向係数が31×10-3,80℃及び10
0℃における熱収縮率が各々52%,72%である厚さ
40μmの熱収縮性ポリエステルフィルムを得た。本フ
ィルムは87℃で縦方向熱収縮率が4.1 %の最小値を示
した。該フィルムの特性を従来から用いられている代表
的な熱収縮性フィルムと比較した結果を表1に示す。尚
同表中の比較例1はポリ塩化ビニルフィルム、比較例2
はポリエチレンフィルム、比較例3はポリスチレンフィ
ルムである。
【0035】
【表1】
【0036】比較例のフィルムは「縦方向最小熱収縮率
を与える温度」を示さず、低温にすればするほど低い熱
収縮率を示すという単純な傾向を有するに止まった。こ
れに対し本発明のフィルムは縦方向最小熱収縮率(主収
縮方向と直角方向)を示す温度が有効に存在し、被覆用
途に利用した場合は美麗な外観が与えられる。プラスチ
ックボトルの高さ方向とフィルムの縦方向を合わせて上
記各フィルムをチューブ状に成形し、これをボトルにか
ぶせ87℃に合わせて熱収縮させたところ、ボトルの高
さ方向の寸法変化は本発明フィルムが最も小さく均一な
仕上がりになった。比較例フィルムでは不均整な外観と
なった。フィルムをレトルト処理したところ比較例は大
きな収縮や溶融現象も一部みられ破袋ないし局部的な破
れが認められた。 実施例2及び比較例4,5 テレフタル酸残基が80モル%のポリエチレン(テレ/
イソ)フタレート共重合体と60モル%のポリエチレン
(テレ/イソ)フタレート共重合体を前者が90(重
量)%,後者が10(重量)%の比率で混合し、該混合
体の全重量基準で0.05(重量)%の2酸化珪素を混合し
た。
【0037】次いで78℃で縦方向に延伸し(条件は表
2に示す)、引続き横方向に120℃に加熱したのち横
方向に延伸した。延伸終了後更に20%の伸張を保ちな
がら60℃まで冷却し更に5%の緩和処理を行なって冷
却後巻取った。得られたフィルムは30μmの延伸フィ
ルムで、両面にコロナ放電処理した後にポリウレタン系
接着剤に硬化剤を混合したものを用いて各々のフィルム
をチューブ状にした。
【0038】
【表2】
【0039】比較例4,5は縦延伸倍率が2.5 倍,3.5
倍にしたフィルムであり、縦方向の収縮率が大きく且つ
主方向(横方向)収縮を十分に得る為の温度域と、該主
方向と直角の方向(縦方向)に対する熱収縮率が最小値
を示す温度域とが一致せず、且つ後者の熱収縮率は15
%を超え、実施例1と同様の実用テストでは仕上がりが
著しく悪かった。
【0040】実施例3 テレフタル酸/イソフタル酸が90/10モル%の酸成
分と、エチレングリコール/シクロヘキサンジメタノー
ルが50/50モル%のアルコール成分からなるポリエ
ステル/ポリシクロヘキサンジメチルフタレートからな
る共重合ポリエステルを固有粘度が0.70デシリットル/
gになるよう重合し、次いで280℃で溶融押出した
後、厚さ178μmの未延伸フィルムを製膜した。次い
で縦方向に85℃で1.3 倍延伸し引続き横方向に110
℃で4.5 倍延伸し、更に50℃の雰囲気で15%の伸張
を与えて製膜した。できあがったフィルムは厚さ約30
μmの延伸フィルムであり、特性は表3に示す通りであ
る。
【0041】実施例4 テレフタル酸/イソフタル酸/オルソフタル酸が85/
10/5(モル%)である酸成分と、エチレングリコー
ル/ジエチレングリコールが80/20(モル%)であ
るグリコール成分からなる共重合ポリエステル重合体を
用い、実施例1と同様に未延伸フィルムを製膜し、未延
伸フィルムを得た。
【0042】次いで縦方向に85℃で1.8 倍延伸し、次
いで横方向に150℃で4.0 倍延伸した。引続き65℃
で横方向に50%伸張し、同時に縦方向に30%緩和さ
せた後に冷却した。得られたフィルムは厚さ35μm
で、横方向に大きい熱収縮率を有し、同時に縦方向には
極めて小さい熱収縮率を有する極めて好都合なフィルム
であった。特性は表3に示す。
【0043】
【表3】
【0044】
【発明の効果】本発明フィルムは上記の様に構成されて
いるので、特定方向に対する安定した熱収縮性が発揮さ
れ被覆包装や結束包装においては美麗で且つ強固な包装
状態を与えることができ、また印刷ピッチの安定性,耐
熱性の向上,耐衝撃強度の向上等の諸効果を有し、広範
な分野において優れた利用価値を発揮することができ
る。
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月19日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被覆用或は結束用等の包
装材料分野において特に好適な特性を発揮する熱収縮性
ポリエステル系チューブに関するものである。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】従来上記用途にはポリ塩化ビニル,ポリス
チレン,ポリエチレン,塩酸ゴム等の熱収縮性フィルム
を用い、これをチューブ状体にしてから前記容器類にか
ぶせたり、集積包装して熱収縮させていた。しかしこれ
らのフィルムは耐熱性が乏しく、ボイル処理やレトルト
処理をすると溶融又は破裂してチューブ状体を維持する
ことができないという欠点があった。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】更に印刷の必要な用途ではインクの転移不
良による印刷ピンホール(フィルム内の添加剤やポリマ
ーのゲル状物によるフィッシュアイに基づく微小凹凸)
の発生が見られたり、仮にうまく印刷できたとしてもそ
の後にフィルムが収縮(常温収縮)を起こして印刷ピッ
チに寸法変化をきたすという問題もあった。これに対し
ポリエステル系熱収縮性チューブは、これまでにも試行
的には作られたことはあるが、希望方向への熱収縮率を
十分に高くすることができなかったり、又上記方向と直
交する方向への熱収縮を小さくすることができないとい
う問題があり、前記用途への展開は困難であった。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ポリ塩化ビニル,ポリ
スチレン,ポリエチレン等の汎用熱収縮性フィルムを使
う上記従来の熱収縮性チューブには、以下述べる様な問
題点がある。 (a) 完全に近い一軸収縮性の欠除 一方向に大きい収縮性を有する一方、これと直角方向に
は全く収縮しないことが理想とされる様な用途において
は上記従来フィルムは全く不向きである。例えば横方向
に収縮させてボトル表面に収縮ラベルをつける場合を考
えると、ラベルの縦方向即ちボトルの上下方向に収縮す
ることは、所定の位置にラベルが来ずにラベルが縮み上
がることを意味し外観不良を招く。これを防止するには
縦方向の収縮を小さくしなければならないが、この目的
の為に単純にフィルムを横方向にのみ配向させたとする
と、高分子化学物質の性質上の常識から直ちに理解され
る様に引裂け易く、またフィブリン化しやすくなる為強
度も弱くなる。特にボトルが落下する場合は縦方向の強
度が破瓶防止上重要であることを考え合わせると単純な
一方向延伸は良い方法とは言えない。又その他の用途で
も耐衝撃性がないと使用できない場合が多く存在する。
この様なところから、ある特定の温度領域で極めて小さ
い収縮性を有する反面、その直角方向には充分大きい収
縮性を有する様なチューブの開発が望まれるのである。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】(b) 耐熱性の不足 前記従来フィルムによるチューブはいずれも高温のボイ
ル処理やレトルト処理に耐えることができず、殺菌処理
には不適当なチューブである。例えばレトルト処理を行
なうと、前記従来チューブは処理中に破壊,破裂し、全
ての機能が失なわれる。従ってボイル処理やレトルト処
理に耐え得る熱収縮性チューブの提供が望まれている。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】(d) クレーズの発生 ポリスチレンはクレーズが生じ易く、耐薬品性が悪い。
従って使用中に薬液による損傷を受け易く印刷面も汚れ
る。従って耐薬品性,耐久性の優れたチューブが望まれ
ている。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】(e) 産業廃棄物の問題 近年プラスチックボトルの使用量は急激に伸長してい
る。このボトルの回収を考えた場合、特にポリエステル
ボトルの被覆にポリ塩化ビニルやポリスチレン等の異種
フィルムチューブが使用されていると回収再利用に付す
ことができないという問題がある。その上ポリ塩化ビニ
ルでは塩素ガスによる腐食の問題もあり、廃棄物公害を
招かない様な熱収縮性チューブが望まれる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】(f) 収縮斑 上記従来フィルムによるチューブの熱収縮性は均質性に
欠けるきらいがあり、いったん熱をかけて収縮の十分な
ところと不十分なところが別々に形成されると、次にも
う一度熱を与えてもそれ以上の再収縮が起こらず、表面
の不均一な凹凸のあるものになる。従って収縮斑を生じ
ない様な熱収縮性チューブの提供が望まれている。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】本発明はこの様な事情に着目してなされた
ものであって、上記(a) 〜 (f)で述べた様な欠陥を伴な
わないポリエステル系チューブの提供を目的とするもの
である。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】
【課題を解決する為の手段】本発明の熱収縮性ポリエス
テル系チューブは、80℃における熱収縮率が30%以
上、100℃における熱収縮率が50%以上であって、
且つ前記方向と直角方向における熱収縮率が80±25
℃の温度域で最小値を示し、さらに衝撃強度が9kg-cm/
30μm以上を示すものである。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【作用】本発明チューブの基本的特性の1つである熱収
縮率については、まず80℃において30%以上でなけ
ればならない。仮に80℃における熱収縮率が30%未
満であると、該チューブを異形被包装物の表面に添えて
熱収縮させたときに、各部における必要な収縮を達成す
ることができず、上記収縮を達成する為には相当な高温
まで加熱しなければならなくなる。しかるに被包装物の
耐熱性についての制限もあり、自ずから適用範囲が狭め
られてしまう。例えば被包装物自体が熱可塑性プラスチ
ック製品である場合は熱による変形,溶融,変質等を招
くことになり、この様な場合も想定するならば80℃に
おいて40%以上の熱収縮率を示すことが推奨される。
尚上限については90%が妥当である。又100℃にお
いては50%以上の熱収縮率を有することが必要で、5
0%未満であると部的な収縮斑を生じる危険が強い。
但し95%を超えることは好ましくない。また80→1
00℃の領域における熱収縮挙動を考えた場合、80℃
における熱収縮率が100℃におけるそれ以上を上回わ
るときには、80℃近辺でいったん熱収縮したものが継
続的に加熱されているうちに緩みを生じ、それまで収縮
応力によって発揮されていた緊締力を失うことになる。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】これらのポリエステルに透明性を害しない
範囲でポリエステル/ポリエーテルのブロック共重合体
を混合することもできる。尚チューブ基材としての好ま
しい固有粘度は0.50から1.3 dl/gであり、この様な
固有粘度値を満足するものである限り、これらの重合体
が70重量%以上を占める範囲において、より低重合度
又は高重合度の重合体を混合してもよい。かかる重合体
を用いて押出法やカレンダー法等任意の方法で得たフィ
ルムは、一方向に2.5 倍から7倍、好ましくは3.0 倍か
ら6.0 倍に延伸し、該方向と直角方向に1.0 倍から2.0
倍以下、好ましくは1.1 倍から1.8 倍延伸される。初め
に述べた方向への延伸は、高い熱収縮率を得る為に行な
われるものであり、次に述べた方向への延伸は、最初の
一方向に延伸されたフィルムの耐衝撃性や引裂抵抗性の
悪さを解決するのに極めて有効である。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】しかしながら2.0 倍を超えて延伸すると、
主収縮方向と直角方向の熱収縮も大きくなり過ぎ、仕上
がりが波打ち状となる。この波打ちを抑えるには、直角
方向の熱収縮率を15%以下、好ましくは8乃至9%以
下、更に好ましくは7%以下とすることが推奨される。
延伸手段についても特段の制限はなく、ロール延伸,長
間隙延伸,テンター延伸等の方法が適用され、又延伸時
形状面においてもフラット状,チューブ状等の如何は
問わない。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0019
【補正方法】変更
【補正内容】
【0019】又延伸は遂次2軸延伸,同時2軸延伸,1
軸延伸或はこれらの組合せ等で行なわれる。又本発明
ューブを形成するためのフィルムに対しては例えば縦1
軸,横1軸,縦横2軸等の延伸を行なうが、特に2軸延
伸では縦横方向の延伸は、どちらか一方を先に行なう遂
次2軸延伸が有効であり、その順序はどちらが先でもよ
い。尚同時2軸延伸法を行なうときはその延伸順序が、
縦横同時,縦先行,横先行のどちらでもよい。又これら
延伸におけるヒートセットは目的に応じて実施される
が、夏季高温下の寸法変化を防止する為には30〜15
0℃の加熱ゾーンを、約1秒から30秒間通すことが推
奨される。又かかる処理の前後どちらか一方又は両方で
最高70%迄の伸張をかけてもよい。特に主方向に伸張
し、非収縮方向(主収縮方向に対して直角方向)には緩
和させるのが良く、該直角方向への伸張は行なわない方
が良い。
【手続補正17】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】本発明の好適特性を発揮させる為には、上
記延伸倍率だけでなく、重合体組成物が有する平均ガラ
ス転移温度(Tg)以上の温度、例えばTg+80℃程
度の下で予熱,延伸することも有効な手段として挙げら
れる。特に主方向延伸(主収縮方向)における上記処理
温度は該方向と直角方向の熱収縮率を抑制し、且つ前記
の如く80±25℃の温度範囲に、その最小値を持って
くる上で極めて重要である。更に延伸後、伸張或は緊張
状態に保ってフィルムにストレスをかけながら冷却する
か或は更に引続いて冷却することにより、前後収縮特性
はより良好且つ安定したものとなる。本発明は上記方法
で得られるフィルムを従来公知の方法でチューブ状体と
することによって達成される。上記特定の延伸方法によ
って作成されたフィルムを用いれば本発明熱収縮性チュ
ーブの衝撃強度は9kg-cm/30μm以上となる。衝撃強
度が9kg-cm/30μmより小さいと、フィルムが破れ、
チューブ状を維持できなくなるため包装用途に不適とな
る。
【手続補正18】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0021
【補正方法】変更
【補正内容】
【0021】本発明チューブの厚さは特に限定するもの
ではないが1〜600μm位の範囲のものが実用面では
有利である。しかしながら、現状の市場ニーズからより
好ましい範囲に絞るとすれば、4〜380μm位までで
あり、更に前記の用途例では6〜250μmの範囲が実
用的である。このようにして得たチューブの面配向係数
は100×10-3以下のものが好ましい。面配向係数が
100×10-3を超えると、衝撃的外力に対して破壊し
やすくなり、少しの外傷によっても破れ易くなるからで
ある。一方複屈折率は15×10-3〜160×10-3
好ましく、複屈折率が15×10-3未満では縦方向の熱
収縮率や収縮応力が不足し、又160×10-3を超える
と引っかき抵抗力や衝撃強度の低下を生じ、チューブ
はなっても実用は有用性が低下する。
【手続補正19】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】以下本発明チューブを用途面から説明す
る。包装用途特に、食品,飲料,医薬品等の包装におい
ては、ボイル処理やレトルト処理、更には無菌包装によ
るシェルライフの延長等が行なわれているが、現存する
熱収縮性チューブでこれらの処理に十分耐え得るものは
ない。本発明のチューブはボイル処理やレトルト処理に
よる加熱殺菌に耐え得ることができ、しかも元々のチュ
ーブ外観、更には熱収縮による仕上がりも良好であり、
又PVCよりも高い熱収縮応力を有し、結束性も優れて
いる。
【手続補正20】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】尚熱収縮性を利用する包装においては、熱
収縮完了(被包装物に密着し、更に縮む能力を有してい
ても、それ以上は縮めない状態になること)後、引続き
加熱するのが一般的手順になっており、これは数多い製
品のばらつきに対応し完全な収縮を達成する上で重要な
役割りを果たしている。このとき、もしチューブの収縮
能が飽和に達していると、引続いて行なっている加熱に
よってチューブが逆に線膨張し、折角きっちり収縮させ
ておいたにも拘らず、かえって緩みが生じてくるという
問題がある。本発明ではその様な事態になるのを防止す
る意味で、収縮応力を高め、且つ先に記載した如く、延
伸後に更に伸張を行なうことを推奨するのである。又こ
の点に本発明でいう配向性の意味が存在する。以下更に
具体的に述べる。
【手続補正21】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】(a) 一方向収縮性:収縮チューブの役割り
の1つは被包装物の破壊や荷くずれ等を防止する点にあ
るが、その為には高い耐衝撃性を有し且つ主方向に大き
い収縮率を得ることが必要である。その点本発明のチュ
ーブは高い収縮率と高い耐衝撃性を有するので美しい包
装が得られ、しかも被包装物の保護という面で優れた耐
久性を示すことがわかった。この傾向は落袋テストによ
って証明された。又完全に近い一方向収縮性によって収
縮包装後の仕上がり寸法誤差が極めて小さくなった。こ
のことは主方向に直角な方向の熱収縮率が低く、チュー
ブ長さ方向の仕上がり寸法誤差が極めて小さく優れたも
のになったことを意味する。
【手続補正22】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】(b) 耐熱性:従来の汎用フィルムを利用し
たチューブはいずれも高温のボイル処理やレトルト処理
には耐えることができず、殺菌処理は不適当なチューブ
である。例えばレトルト処理を行なうと、前記従来チュ
ーブは処理中に破壊,破裂し、全ての機能が失なわれ
る。これに対し本発明のチューブは、ボイルやレトルト
等の加熱処理ができ、熱収縮性チューブとして優れた有
用性を示す。
【手続補正23】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】(d) クレーズ:熱収縮時及び熱収縮後にお
けるクレーズは本発明では発生しない。特にボイル処理
やレトルト処理を行なってもクレーズは発生しない。
【手続補正24】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】(e) 産業廃棄物の問題 近年、ガラスボトルに加えてプラスチックボトルの使用
が急速に広まっている。この様なボトルの回収を考えた
場合同質物で形成されていることが好ましく、本発明
ューブをポリステル系ボトルの包装に適用することは
この点有利である。又本発明チューブは熱収縮時に塩素
ガス等の有害なガスは発生することがない。特に近年は
熱収縮性チューブの持つ簡便包装性,結束性,固着作用
等が注目され、自動化省資源包装として広い利用が図ら
れているが、有害なガスが出ないことはこの面でも大切
な要件となる。
【手続補正25】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】(f) 収縮斑:本発明チューブは大きな収縮
率と高い収縮応力を有し、2次加熱時でも引続き加熱す
れば収縮傾向を示すので収縮斑は発生しない。
【手続補正26】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0031
【補正方法】変更
【補正内容】
【0031】以下実施例を説明するが実施例で用いた測
定方法は次の通りである。なお、チューブ状態では測定
しにくいため、次の1〜5の項目はフィルム状態で評価
を行なった。 1.ヘイズ JIS-K 6714に基づいて測定した。 2.熱収縮率 サンプル標線間を200mmにとり、フィルムを幅15mm
に切断して、各温度で測定した。加熱には80℃及び1
00℃の熱風を用い夫々1分間加熱した。 3.縦方向熱収縮最低温度 50℃から150℃までの間少しずつ温度を変更し夫々
熱収縮率を測定した。各データをプロットすることによ
り、最低の熱収縮を示す温度を求めた。
【手続補正27】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】該フィルムを縦方向に1.2 倍延伸し、次い
で横方向に4.2 倍延伸し、次いで約20%横方向に伸張
下で冷却させ横方向を主収縮方向として複屈折率が98
×10-3,面配向係数が31×10-3,80℃及び10
0℃における熱収縮率が各々52%,72%である厚さ
40μmの熱収縮性ポリエステルフィルムを得た。本発
明チューブ用のこのフィルムは87℃で縦方向熱収縮率
が4.1 %の最小値を示した。該フィルムの特性を従来か
ら用いられている代表的な熱収縮性フィルムと比較した
結果を表1に示す。尚同表中の比較例1はポリ塩化ビニ
ルフィルム、比較例2はポリエチレンフィルム、比較例
3はポリスチレンフィルムである。
【手続補正28】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】比較例のフィルムは「縦方向最小熱収縮率
を与える温度」を示さず、低温にすればするほど低い熱
収縮率を示すという単純な傾向を有するに止まった。こ
れに対し本発明のフィルムは縦方向最小熱収縮率(主収
縮方向と直角方向)を示す温度が有効に存在し、被覆用
途に利用した場合は美麗な外観が与えられる。プラスチ
ックボトルの高さ方向とフィルムの縦方向を合わせて上
記各フィルムをチューブ状に成形し、これをボトルにか
ぶせ87℃に合わせて熱収縮させたところ、ボトルの高
さ方向の寸法変化は本発明チューブが最も小さく均一な
仕上がりになった。比較例フィルムのチューブでは不均
整な外観となった。チューブをレトルト処理したところ
比較例は大きな収縮や溶融現象も一部みられ破袋ないし
局部的な破れが認められた。 実施例2及び比較例4,5,6 テレフタル酸残基が80モル%のポリエチレン(テレ/
イソ)フタレート共重合体とテレフタル酸残基が60モ
ル%のポリエチレン(テレ/イソ)フタレート共重合体
を前者が90(重量)%,後者が10(重量)%の比率
で混合し、該混合体の全重量基準で0.05(重量)%の2
酸化珪素を混合した。
【手続補正29】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0037
【補正方法】変更
【補正内容】
【0037】次いで78℃で縦方向に延伸し、引続き横
方向に120℃に加熱したのち横方向に延伸した(条件
は表2に示す)。延伸終了後更に20%の伸張を保ちな
がら60℃まで冷却し更に5%の緩和処理を行なって冷
却後巻取った。ただし、比較例6のものは表2に示した
条件で縦延伸,横延伸を行なった後すぐに5%の緩和処
理を行ない90℃まで冷却した後巻取った。得られたフ
ィルムはいずれも30μmの延伸フィルムで、両面にコ
ロナ放電処理した後にポリウレタン系接着剤に硬化剤を
混合したものを用いて各々のフィルムをチューブ状にし
た。
【手続補正30】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0038
【補正方法】変更
【補正内容】
【0038】
【表2】
【手続補正31】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】比較例4,5は縦延伸倍率が2.5 倍,3.5
倍にしたフィルムであり、縦方向の収縮率が大きく且つ
主方向(横方向)収縮を十分に得る為の温度域と、該主
方向と直角の方向(縦方向)に対する熱収縮率が最小値
を示す温度域とが一致せず、且つ後者の熱収縮率は15
%を超え、実施例1と同様の実用テストでは仕上がりが
著しく悪かった。比較例6は実施例2(A)と同条件で
延伸を行なった後に伸長ヒートセットを施していないの
で、衝撃強度が劣ったものとなった。
【手続補正32】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0044
【補正方法】変更
【補正内容】
【0044】
【発明の効果】本発明チューブは上記の様に構成されて
いるので、特定方向に対する安定した熱収縮性が発揮さ
れ被覆包装や結束包装においては美麗で且つ強固な包装
状態を与えることができ、また印刷ピッチの安定性,耐
熱性の向上,耐衝撃強度の向上等の諸効果を有し、広範
な分野において優れた利用価値を発揮することができ
る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 105:02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 80℃における熱収縮率が30%以上、
    100℃における熱収縮率が50%以上であって、且つ
    前記収縮方向と直角方向における熱収縮率が80±25
    ℃の温度域で最小値となるものであることを特徴とする
    熱収縮性ポリエステル系フィルム。
  2. 【請求項2】 ポリエステル系フィルムが、ガラス転移
    温度35℃以上のポリエステル,共重合ポリエステル重
    合体,該重合体に少なくとも1種以上の他の重合体を配
    合した混合体よりなる群から選択される材料によって製
    膜されたものである特許請求の範囲第1項記載の熱収縮
    性ポリエステル系フィルム。
  3. 【請求項3】 面配向係数が100×10-3以下である
    特許請求の範囲第1又は2項記載の熱収縮性ポリエステ
    ル系フィルム。
  4. 【請求項4】芳香族ジカルボン酸残基が30〜90モル
    %を占めるような2種以上のポリエステル混合物或は共
    重合ポリエステル系フィルムであって、一方向の熱収縮
    率が30%以上であり、これと直角方向の熱収縮率が1
    5%以下であり、且つ面配向係数が100×10-3以下
    である特許請求の範囲第1〜3項のいずれかに記載の熱
    収縮性ポリエステル系フィルム。
  5. 【請求項5】 熱収縮応力が80℃において最大値が0.
    95〜5kg/mm2 、100℃において最大値が1.0 〜5kg
    /mm2 である特許請求の範囲第1〜4項のいずれかに記
    載の熱収縮性ポリエステル系フィルム。
JP3255726A 1985-10-18 1991-09-07 熱収縮性ポリエステル系チューブ Expired - Lifetime JPH0651353B2 (ja)

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