JPH05314699A - 磁気ヘッド装置 - Google Patents

磁気ヘッド装置

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JPH05314699A
JPH05314699A JP4561591A JP4561591A JPH05314699A JP H05314699 A JPH05314699 A JP H05314699A JP 4561591 A JP4561591 A JP 4561591A JP 4561591 A JP4561591 A JP 4561591A JP H05314699 A JPH05314699 A JP H05314699A
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JP
Japan
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magnetic head
magnetic
core
gimbal
adhesive
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Application number
JP4561591A
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English (en)
Inventor
Norio Yagi
紀雄 八木
Yukitake Saeki
幸毅 佐伯
Hiroshi Morita
博司 森田
Hideko Matsumoto
秀子 松本
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH05314699A publication Critical patent/JPH05314699A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 磁気ヘッド部1がジンバル3に搭載されてな
る磁気ヘッド装置において、磁気ヘッド部1をジンバル
3に対し、この磁気ヘッド部1が搭載されるヘッド搭載
面39aとは反対側の面39bより供給される紫外線硬
化樹脂45によって接着固定する。 【効果】 磁気ヘッド部を搭載するジンバルのヘッド搭
載面に接着剤を無くし、磁気記録媒体が収納されるカー
トリッジの記録再生用開口部の開口周縁部との接触を防
止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、フロッピーデ
ィスク等に対して情報信号を書込み或いは読出しを行う
のに好適な磁気ヘッド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フロッピーディスク用の磁気ヘッ
ド装置として、例えば図8に示すように構成されたもの
が提案されている。この磁気ヘッド装置は、記録再生用
磁気ギャップg1 と消去用磁気ギャップg2 を有するフ
ロントコアにバックコアが駆動コイルを巻装したコイル
ボビン内で重ね合わされて磁気回路部を構成する磁気ヘ
ッド素子101が、フロッピーディスクとの当たり特性
を確保する一対のスライダ102,103によって挾み
込まれて構成される磁気ヘッド部104と、この磁気ヘ
ッド部104を搭載するジンバル105とを有してな
る。
【0003】上記磁気ヘッド部104は、上記ジンバル
105に対し所定位置に位置決めされた後、フロッピー
ディスクとの対向面となるヘッド搭載面105aに瞬間
接着剤で仮止めされる。そして、この磁気ヘッド部10
1は、接着強度補強のため各スライダ102,103の
側壁面とヘッド搭載面105aとの間に亘って紫外線硬
化樹脂106が塗布された後、このスライダ102,1
03の外周囲に平面略矩形状の枠体として形成される磁
気シールド部材107が被せられて、該磁気シールド部
材107と共にジンバル105に固定される。
【0004】ところで、上記磁気ヘッド装置は、図9に
示すように、カートリッジ108に開設された平面長方
形状をなす記録再生用開口部109内に磁気ヘッド部1
04を臨ませ、この磁気ヘッド部104の摺動面104
aを上記カートリッジ108内に回転可能に収納される
フロッピーディスク110に接触させるようにして設け
られる。そして、この磁気ヘッド部104は、上記フロ
ッピーディスク110の回転操作に伴ってこのフロッピ
ーディスク110の径方向(シーク方向)に亘って移動
操作され、該フロッピーディスク110に対して情報信
号の記録再生を行う。
【0005】ところが、磁気ヘッド部104をジンバル
105に固定する紫外線硬化樹脂106は、コイルボビ
ンに設けられる外部端子111がヘッド搭載面105a
とは反対側の面に突出することから、塗布部分がトラッ
ク方向と直交する方向の空きスペースに限られる。この
ため、フロッピーディスク110の記録領域の最外周ま
たは最内周において図10に示すように、紫外線硬化樹
脂106がカートリッジ108の記録再生用開口部10
9の開口周縁部と接触することがある。
【0006】紫外線硬化樹脂106の塗布量が誤って必
要以上多く塗布された場合には、フロッピーディスク1
10のデータ領域全域に亘る記録再生が行えなくなる
他、上記記録再生用開口部109の開口周縁部との接触
時にフロッピーディスク110を傷つける等の事故を招
く虞れがある。これを防止するため、紫外線硬化樹脂1
06の塗布量を極力抑えると、今度は磁気ヘッド部10
4のジンバル105に対する接合強度が取れなくなり、
信頼性が低下する。したがって、これまでは、紫外線硬
化樹脂106の塗布量を厳しく管理する必要があり、そ
の作業が非常に厳しい条件下で行われていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上述
の従来の実情に鑑みて提案されたものであって、磁気ヘ
ッド部を搭載するジンバルのヘッド搭載面に接着剤を極
力無くし、磁気記録媒体が収納されるカートリッジの記
録再生用開口部の開口周縁部との接触が防止できる磁気
ヘッド装置を提供することを目的とし、さらには磁気ヘ
ッド部のジンバルへの接着固定が簡単にしかも信頼性高
く行える磁気ヘッド装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明の磁気ヘッド装置は、磁気ギャップを介し
て閉磁路を構成する磁気コアとこの磁気コアに嵌合配設
されるコイルボビンとからなる磁気ヘッド部がジンバル
に搭載されてなる磁気ヘッド装置において、上記磁気ヘ
ッド部は上記ジンバルのヘッド搭載面に、このヘッド搭
載面とは反対側の面から供給される接着剤によって固定
されていることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明にかかる磁気ヘッド装置においては、磁
気ヘッド部が磁気記録媒体との対向面となるジンバルの
ヘッド搭載面に、このヘッド搭載面とは反対側の面から
供給される接着剤によって固定されているので、ヘッド
搭載面には接着剤がほんの僅かしか存在しない。
【0010】
【実施例】以下、本発明を適用した具体的な実施例につ
いて図面を参照しながら説明する。なお、本実施例は、
フロッピーディスクに対して情報信号の記録再生を行う
フロッピーディスク用の磁気ヘッド装置に適用した例で
ある。本実施例の磁気ヘッド装置は、図1に示すよう
に、記録再生用磁気ギャップと消去用磁気ギャップを有
してなる磁気ヘッド部1がプリント配線基板2が設けら
れたジンバル3に搭載されてなる。
【0011】上記磁気ヘッド部1は、図2に示すよう
に、磁気ギャップを介して閉磁路を構成する磁気コアと
なるフロントコア4とバックコア5およびこれらフロン
トコア4とバックコア5に嵌合配設される駆動コイルが
巻装されたコイルボビン6,7よりなる磁気ヘッド素子
と、これらフロントコア4、バックコア5の磁気的結合
を図るコア押さえ部材8と、フロッピーディスクに対す
る当たりを確保するための一対のスライダ9,10とか
ら構成される。
【0012】上記フロントコア4は、磁気的に干渉しな
いように非磁性材11を介して接合された一対の棒状の
センターコア部12,13の両側に、それぞれ略L字状
をなすサイドコア部14,15が突き合わされ、当該突
合わせ面にそれぞれ第1の磁気ギャップと第2の磁気ギ
ャップを有している。この第1の磁気ギャップは、記録
再生用磁気ギャップとして動作し、第2の磁気ギャップ
は消去用磁気ギャップとして動作するようになされてい
る。
【0013】一方、バックコア5は、上記フロントコア
4のコア形状に対応して形成された一対のコア部材1
6,17が非磁性材18を介して側面側で接合されるこ
とによって構成されている。上記コア部材16,17
は、上記フロントコア4のセンターコア部12,13お
よびサイドコア部14,15と対向する位置にそれぞれ
センター脚部19,20およびサイド脚部21,22を
有し、連結部材23,24にて連結され平面形状が略コ
字状とされている。したがって、上記センター脚部1
9,20とサイド脚部21,22を設けることにより、
フロントコア4の奥行き方向での長さを長くするコア同
士の接合面積を確保することが可能となり、電磁変換特
性の向上が図れる。
【0014】上記コイルボビン6,7は、フープ材を打
ち抜き加工して形成した外部端子25,26にインサー
ト成型して作製されてなる。消去用磁気ギャップが構成
される側のフロントコア4のサイドコア部14を挿通さ
せるコイルボビン6には、一本の駆動コイル27が所定
数巻回され、その巻始めと巻終わりが外部端子25にそ
れぞれ巻き付けられている。一方、記録再生用磁気ギャ
ップが構成される側のフロントコア4のサイドコア部1
5を挿通させるコイルボビン7には、2本の駆動コイル
28が所定数それぞれ巻回され、巻始めと巻終わりおよ
び共通部(コモン)がそれぞれ3本の外部端子26に巻
き付けられている。なお、このコイルボビン6,7に
は、磁気ヘッド素子の背面側に設けられる磁気ヘッド支
持機構(図示は省略する。)のヘッド押圧部材である突
起部(ピボット)に対する受けとなる受け部6b,7b
が突出形成されている。
【0015】そして、上記フロントコア4とバックコア
5とは、上記コイルボビン6,7の貫通孔6a,7a内
でフロントコア4のサイドコア部14,15とバックコ
ア5のサイド脚部21,22とが接触していわゆる段重
ね状態で重ね合わされる。すなわち、サイドコア部14
の一側面14aとサイド脚部21の一側面21aとが接
触されるとともに、サイドコア部15の一側面15aと
サイド脚部22の一側面22aとが接触されて磁気的結
合が図られ、閉磁路が構成される。したがって、これら
フロントコア4、バックコア5、コイルボビン6,7と
によって、記録再生用磁気ギャップとして動作する第1
の磁気ギャップを有した磁気ヘッド素子,つまり記録再
生ヘッドと、消去用磁気ギャップとして動作する第2の
磁気ギャップを有した磁気ヘッド素子,つまり消去ヘッ
ドが構成される。
【0016】また、上記コイルボビン6,7の貫通孔6
a,7a内には、上記フロントコア4とバックコア5を
磁気的に結合させるためのコア押さえ部材8の一対のコ
ア押さえ片29,30が挿入されている。このコア押さ
え部材8は、板厚の薄い金属板よりなり、上記フロント
コア4のサイドコア部14,15およびバックコア5の
サイド脚部21,22と共にコイルボビン6,7内に挿
入されるコア押さえ片29,30と、これを連結する連
結部材31とを有している。上記コア押さえ片29,3
0は、上記連結板31の長手方向の両端部より上記フロ
ントコア4方向に垂下して設けられ、この連結板31に
一体的に設けられるようになっている。そして、上記コ
ア押さえ片29,30の先端部は、上記バックコア5を
フロントコア4に押圧付勢するように折曲形成されてい
る。
【0017】したがって、上記コイルボビン6,7内に
おいては、上記コア押さえ片29,30の先端部に設け
られる折曲形成部の弾性力によって上記バックコア5の
サイド脚部21,22がフロントコア4側へ押圧付勢せ
しめられ、このバックコア5のサイド脚部21,22と
フロントコア4のサイドコア部14,15とが押圧支持
される。この結果、これらフロントコア4とバックコア
5間の磁気的、機械的結合が確実なものとなる。したが
って、上記フロントコア4とバックコア5間には、隙間
が生ずることがなく、しかも磁気ヘッドの駆動時に上記
隙間がバックギャップとして動作することもない。
【0018】そして上記構成の磁気ヘッド素子は、フロ
ッピーディスクとの当たり特性を確保するための一対の
スライダ9,10によって挟み込まれることによって、
磁気ヘッド部1を構成する。すなわち、磁気ヘッド素子
の記録再生用磁気ギャップと消去用磁気ギャップが設け
られるフロントコア4のフロッピーディスクとの摺動面
側の両側面に一対のスライダ9,10が設けられること
により磁気ヘッド部1が構成される。
【0019】上記一対のスライダ9,10のうち一方の
スライダ9は、上記フロントコア4のセンターコア部1
2,13と各サイドコア部14,15にそれぞれ接触し
てこれらコア部の機械的強度を補強するコア補強脚部3
2,33,34を有している。なお、このコア補強脚部
32,33,34は、上記サイドコア部14,15と共
にコイルボビン6,7に挿入される。一方、他方のスラ
イダ10は、上記フロントコア4のセンターコア部1
2,13と各サイドコア部14,15にそれぞれ対応し
た位置にジンバル3との接合を図るための接合用脚部3
5,36,37を有している。
【0020】そして、上記のようにして構成された磁気
ヘッド部1は、断面略矩形状をなす枠体として形成され
た磁気シールド部材38に嵌合された状態でジンバル3
に搭載されるようになっている。なお、磁気シールド部
材38は、上記のように組立てられた磁気ヘッド部1を
その内部に収納する足る大きさに形成され、上記磁気ヘ
ッド部1の外周囲に嵌合するようにして設けられる。
【0021】上記ジンバル3は、平板状をなす板厚の薄
い金属板よりなり、その中央部に上記磁気ヘッド部1を
搭載させるヘッド搭載部39を有するとともに、このヘ
ッド搭載部39に搭載した磁気ヘッド部1を衝撃等に対
して前後左右方向に可動可能となすように切り欠かれた
複数のスリット40,41を有している。上記ヘッド搭
載部39には、上記フロントコア4のセンターコア部1
2,13およびサイドコア部14,15とそれぞれ対応
した位置にこれらコア部の先端の一部を臨ませるための
切り欠き部42a,42b,42cが設けられるととも
に、一方のスライダ10に設けられる中央部の接合用脚
部36と対応する位置にこの接合用脚部36の先端の一
部を臨ませるための平面矩形状をなす切り欠き部42d
が設けられている。
【0022】そして、特に本例のジンバル3において
は、上記磁気ヘッド部1をこのジンバル3に固定する接
着剤を供給するための接着剤供給部43が所定位置に複
数設けられている。上記接着剤供給部43は、図3に示
すように、円形状をなす小さな小孔44が板厚を貫通し
て複数設けられてなる。この接着剤供給部43は、図4
に示すように、スライダ38の上記ヘッド搭載面39a
と接触する部分のうちコーナ部分とこのコーナ部に近接
する部分、フロントコア4のセンターコア部12,13
およびサイドコア部14,15とそれぞれ接合されたス
ライダ9のコア補強脚部32,33,34との接触部
分、他方のスライダ10の接合用脚部35,36,37
との接触部分に設けられている。
【0023】上記磁気ヘッド部1とジンバル3とは、図
5に示すように、上記ヘッド搭載部39のヘッド搭載面
39aとは反対側の面39bより上記各接着剤供給部4
3に供給された瞬間接着剤で仮止めされた後に、これら
磁気ヘッド部1とジンバル3との接合強度をアップさせ
るための紫外線硬化樹脂45が同様にヘッド搭載面39
aとは反対側の面39bより接着剤供給部43に供給さ
れて固定されるようになっている。なお、図示は省略す
るが上記フロントコア4の各コア部12,13,14,
15と、消去用磁気ギャップが設けられる側のコイルボ
ビン6の空き端子とヘッド搭載部39とには、上記紫外
線硬化樹脂45が塗布される前に上記フロントコア4を
プリント配線基板2の接地用導体パターンと接続してド
ライブ回路上に接地するための導電性常温硬化型接着剤
が塗布される。
【0024】上記瞬間接着剤を含めた紫外線硬化樹脂4
5は、図6に示すように、ヘッド搭載面39aとは反対
側の面39bより上記各接着剤供給部43に供給され、
この接着剤供給部43の複数の小孔44を通して上記ヘ
ッド搭載面39a側に流出し、この小孔44に臨むフロ
ントコア4、スライダ9,10、磁気シールド部材38
に至る。そして、この小孔44に充填される瞬間接着剤
を含めた紫外線硬化樹脂45がこれらフロントコア4、
スライダ9,10、磁気シールド部材38とジンバル3
とを接着固定する。このとき、スライダ38の外壁面と
ジンバル3との間に上記小孔44を通して紫外線硬化樹
脂45が流出するが、その量は小孔44からの流出量で
あるためほんの僅かである。
【0025】そして、上述のようにして磁気ヘッド部1
が接着固定されたジンバル3にプリント配線基板2が取
付けられ、この磁気ヘッド部1のコイルボビン6,7に
設けられる各外部端子25,26とプリント配線基板2
の各導体パターン46とがハンダ接続されて磁気ヘッド
装置が構成される。上記構成の磁気ヘッド装置は、図9
に示すフロッピーディスク110が収納されたカートリ
ッジ108の記録再生用開口部109に臨み、このフロ
ッピーディスク110に対して径方向(シーク方向)に
移動操作されて情報信号の記録再生が行われる。このと
き、この磁気ヘッド装置では、シーク向における磁気シ
ールド部材38の外壁面とジンバル3とに亘って流出固
定された紫外線硬化樹脂45がほんの僅かな量となって
いるため、磁気ヘッド部1がフロッピーディスク110
の最外周まはた最内周に移動操作されたときにこの接着
部分が上記記録再生用開口部109の開口周縁部と接触
するようなことがない。したがって、本実施例の磁気ヘ
ッド装置においては、フロッピーディスク110のデー
タ領域全域に亘る記録再生が良好に行えるとともに、フ
ロッピーディスク110に衝撃等を与えるようなことも
ない。
【0026】また、本実施例の磁気ヘッド装置を作製す
るに当たっては、磁気ヘッド部1が設けられるヘッド搭
載面39aとは反対側の面39bより接着剤を塗布し磁
気ヘッド部1とジンバル3とを接着固定しているので、
接着剤の塗布量を厳しく管理する必要がないばかりか、
その塗布作業も非常に簡単に行え、生産性が向上する。
【0027】なお、上述の実施例では、接着剤供給部4
3に設けた小孔44は単に円形状をなすストレート形状
の貫通孔としたが、磁気ヘッド部1とジンバル3との接
合強度をさらに向上させる目的で、図7に示すようにヘ
ッド搭載面39aとは反対側の面39b側の開口がヘッ
ド搭載面39aの開口よりも広くなるような断面階段状
をなす孔47としてもよい。このようにすれば、この孔
47に充填される接着剤48の量が増えるとともに、こ
の孔47の段差部によって磁気ヘッド部1側への外力に
対して強度が増す。
【0028】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明の磁気ヘッド装置においては、磁気ヘッド部がジンバ
ルに対してヘッド搭載面とは反対側の面より供給される
接着剤によって固定されているので、ヘッド搭載面側に
は接着剤がほんの僅かしか存在しない。したがって、こ
の磁気ヘッド装置を用いてカートリッジ内に収納された
磁気記録媒体に対し記録再生を行った場合、記録再生領
域の最外周および最内周において、シーク方向のヘッド
搭載面側に僅かに流出する接着剤の上記カートリッジの
記録再生用開口部の開口周縁部への接触が回避される。
【0029】また、本発明の磁気ヘッド装置を製造する
に際しては、磁気ヘッド部が搭載されるヘッド搭載面と
は反対側の面より接着剤を供給して上記磁気ヘッド部と
ジンバルとを接着固定しているので、接着剤の塗布量の
管理が簡単になるとともに、塗布作業の簡略化が望め
る。したがって、歩留りよく磁気ヘッド装置を製造する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した磁気ヘッド装置の一例を示す
分解斜視図である。
【図2】磁気ヘッド部の分解斜視図である。
【図3】ヘッド搭載部に設けた接着剤供給部を拡大して
示す斜視図である。
【図4】磁気ヘッド部とジンバルの対応位置関係を示す
斜視図である。
【図5】磁気ヘッド部をジンバルに接着固定した状態を
示す斜視図である。
【図6】磁気ヘッド部とジンバルの接着状態を示す要部
拡大断面図である。
【図7】接着剤供給部に設けた小孔の他の例を示す要部
拡大断面図である。
【図8】従来の磁気ヘッド装置の一例を示す斜視図であ
る。
【図9】従来の磁気ヘッド装置でカートリッジに収納し
たフロッピーディスクに記録再生する状態を示す斜視図
である。
【図10】従来の磁気ヘッド装置でカートリッジに収納
したフロッピーディスクに記録再生を行っている状態を
示す要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1・・・磁気ヘッド部 2・・・プリント配線基板 3・・・ジンバル 39・・・ヘッド搭載部 39a・・・ヘッド搭載面 45・・・紫外線硬化樹脂
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 秀子 東京都品川区北品川6丁目5番6号 ソニ ー・マグネ・プロダクツ株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気ギャップを介して閉磁路を構成する
    磁気コアとこの磁気コアに嵌合配設されるコイルボビン
    とからなる磁気ヘッド部がジンバルに搭載されてなる磁
    気ヘッド装置において、 上記磁気ヘッド部は上記ジンバルのヘッド搭載面に、こ
    のヘッド搭載面とは反対側の面から供給される接着剤に
    よって固定されていることを特徴とする磁気ヘッド装
    置。
JP4561591A 1991-02-20 1991-02-20 磁気ヘッド装置 Pending JPH05314699A (ja)

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JP4561591A JPH05314699A (ja) 1991-02-20 1991-02-20 磁気ヘッド装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5771137A (en) * 1993-05-21 1998-06-23 Teac Corporation Thermally stable magnetic head assembly with magnetic head legs bonded to insular portions connected to flexible frame via bridges

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5771137A (en) * 1993-05-21 1998-06-23 Teac Corporation Thermally stable magnetic head assembly with magnetic head legs bonded to insular portions connected to flexible frame via bridges

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