JP2520615Y2 - 磁気ヘッド装置 - Google Patents

磁気ヘッド装置

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JP2520615Y2 JP8839589U JP8839589U JP2520615Y2 JP 2520615 Y2 JP2520615 Y2 JP 2520615Y2 JP 8839589 U JP8839589 U JP 8839589U JP 8839589 U JP8839589 U JP 8839589U JP 2520615 Y2 JP2520615 Y2 JP 2520615Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、磁気ヘッド装置に関するものであり、特に
フロッピーディスク等に書込みあるいは読出しを行う磁
気ヘッド装置の改良に関するものである。
〔考案の概要〕
本考案は、センターコア部の両側に一対のサイドコア
部が突き合わされ第1の磁気ギャップ及び第2の磁気ギ
ャップが形成されてなるフロントコアと、前記フロント
コアのセンターコア部及びサイドコア部とそれぞれ対向
するセンター脚部及びサイド脚部を有するバックコアの
各サイドコア部及びサイド脚部をコイルボビンに嵌合さ
せて磁気ヘッド素子とするに際し、これらサイドコア部
とサイド脚部に当接する位置及びセンターコア部とセン
ター脚部に当接する位置にそれぞれ凸部が形成されてな
るコア押さえ部材を用いることにより、バックギャップ
の発生を抑え、電磁変換特性のばらつきを減少させよう
とするものである。
〔従来の技術〕
フロッピーディスク等の円盤状の磁気ディスクは、取
扱いが比較的簡単で、しかも大容量の信号が記録できる
ことから、各種コンピュータ,ワードプロセッサ等の外
部記憶装置として使用範囲が拡大されつつある。
この種の磁気ディスクに記録・再生を行おうとする場
合には、オーディオテープレコーダやビデオテープレコ
ーダ等のようにテープ状の記録媒体に記録・再生するの
と異なり、情報信号を同心円状に高密度に記録する必要
があり、また記録トラックのトラック幅も極めて微小な
ものとする必要があるので、使用する磁気ヘッド装置に
も様々な工夫が凝らされている。例えば、フロッピーデ
ィスク駆動装置の磁気ヘッドとして広く用いられている
トンネルイレーズ型の磁気ヘッドでは、記録再生用磁気
ギャップの後方両側に一対の消去用磁気ギャップを配置
し、オフ・トラックがあった際にも記録トラックと記録
トラックの間隔を保証するようにしている。
上記トンネルイレーズ型の磁気ヘッドとしては、例え
ば、実開昭62−161309号公報に開示されるような構造の
ものが提案されている。すなわちこの磁気ヘッドは、第
7図に示すように、磁気記録再生用磁気ギャップG1及び
消去用磁気ギャップG2を有するフロントコア(51)と、
略E字状のバックコア(52)と、ボビン(53)に巻回さ
れる駆動コイル(54)とから磁気回路部が構成されると
ともに、フロントコア(51)の磁気記録媒体摺動面の長
手方向両側に沿って断面略L字状のスライダ(55)が配
され、磁気記録媒体に対する当たり特性が確保されるよ
うに設定されている。また、上記フロントコア(51)と
バックコア(52)とは、上記ボビン(53)内でいわゆる
段重ねの状態で重ね合わされ、コア押さえ部材(56)に
よって押圧支持され、磁気的結合が図られるようになさ
れている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで、上記フロントコア(51)とバックコア(5
2)とを押圧支持するコア押さえ部材(56)は、第8図
に示すように、連結板(57)の両端部に垂下して設けら
れるコア押さえ板(58),(59)の外方側面に四角錐の
突起部(60),(61)を有し、この突起部(60),(6
1)にて前記バックコア(52)をフロントコア(51)に
押圧支持するようにしている。
ところが、上記突起部(60),(61)は前記バックコ
ア(52)の脚部(52a),(52b)の長さlの先端部分よ
り約1/3lのところを2点支持で押圧しているため、第9
図に示すように、フロントコア(51)とバックコア(5
2)の張り合わせが不安定となり当該バックコア(52)
とフロントコア(51)との間に隙間ができ易い。この隙
間は、磁気ヘッドの駆動時にバックギャップとして動作
する虞れがあり、電磁変換特性の劣化を来すばかりでな
く、当該電磁変換特性のばらつきをも招く。さらには、
組立工程における歩留りが低下し、生産性の向上が図れ
ない等の問題も生ずる。
そこで本考案は、かかる従来の実情に鑑みて提案され
たものであって、バックギャップの発生が抑えられ、電
磁変換特性のばらつきが減少できる磁気ヘッド装置を提
供することを目的とし、さらに組立工程における歩留り
を向上させ生産性の向上が図れる磁気ヘッド装置を提供
することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の磁気ヘッド装置は、上述の目的を達成するた
めに提案されたものであって、センターコア部の両側に
一対のサイドコア部が突き合わされ第1の磁気ギャップ
及び第2の磁気ギャップが形成されてなるフロントコア
と、前記フロントコアのセンターコア部及びサイドコア
部とそれぞれ対向するセンター脚部及びサイド脚部を有
するバックコアと、各サイドコア部及びサイド脚部が嵌
合されるコイルボビンとから構成されてなる磁気ヘッド
素子と、上記磁気ヘッド素子の背面側に設けられる磁気
ヘッド支持機構のヘッド押圧部材に対する受け部と、前
記サイドコア部及びサイド脚部と共にコイルボビンに挿
入される押さえ片を有し、前記受け部の磁気ヘッド素子
との対向面及び前記押さえ片の磁気ヘッド素子との対向
面及び/又はこれとは反対側の面にそれぞれ凸部が形成
されてなるコア押さえ部材とを備えて成り、前記凸部を
設けた押さえ片により前記サイドコア部とサイド脚部を
コイルボビン内で押圧支持すると同時に、前記受け部に
設けられた凸部でセンターコア部とセンター脚部を押圧
支持してなることを特徴とするものである。
〔作用〕
このように構成される磁気ヘッド装置においては、フ
ロントコアとバックコアとはコイルボビン内において重
ね合わされ、コア押さえ部材に形成される凸部で押圧支
持されて磁気的な結合が図られる。
このとき、上記コア押さえ部材は、押さえ片に形成さ
れた凸部で前記フロントコアのサイドコア部とバックコ
アのサイド脚部を押圧支持し、同時に受け部に形成され
た凸部で前記フロントコアのセンターコア部とバックコ
アのセンター脚部を押圧支持する。すなわち、フロント
コアとバックコアは、上記コア押さえ部材によって両端
部と中央部が3点で支持されるので、これらフロントコ
アとバックコアとは互いに密着して押圧支持される。
〔実施例〕
以下、本考案を適用した磁気ヘッド装置の一実施例に
ついて図面を参照しながら説明する。
この実施例は、フロッピーディスクの両面に記録・再
生を行う,いわゆる両面型フロッピーディスク駆動装置
の磁気ヘッド装置に適用したものである。
本実施例の磁気ヘッド装置は、第5図に示すように、
図示しないフロッピーディスク駆動装置本体のガイドバ
ー等に固定されるキャリッジ部(1)と、このキャリッ
ジ部(1)に第5図中矢印X方向に回動自在に固定され
る可動アーム部(2)とを有し、これらキャリッジ部
(1),可動アーム部(2)にそれぞれ設けられた磁気
ヘッド部(3),(4)によってフロッピーディスク
(5)の両面に対して記録・再生を行うように構成され
るものである。
ここで、上記各磁気ヘッド部(3),(4)は、それ
ぞれジンバル板と称され可撓性を有するバネ部材
(6),(7)を介してキャリッジ部(1)あるいは可
動アーム部(2)にディスクの周方向あるいは径方向に
可動な状態で取付けられ、ディスクの動きに対して良好
な追従性を示すようになっている。
また、上記可動アーム部(2)に取付けられる磁気ヘ
ッド部(4)は、ヘッド押圧部材であるセンターピボッ
トと称される突起部(8)を介して圧力バネにより加圧
され、ディスク(5)をフォローし上下に動くようにな
っている。
上述の構成の磁気ヘッド装置において、フロッピーデ
ィスク(5)のチャッキング動作時には、上記可動アー
ム部(2)は引張バネ(9)によりキャリッジ部(1)
方向に引きつけられ、上記磁気ヘッド部(3),(4)
間に当該フロッピーディスク(5)を挟み付けることに
なる。この場合、特に可動アーム部(2)に取付けられ
る磁気ヘッド部(4)には、チャッキング時の衝撃が上
記突起部(8)に集中して加わることから、その構造を
第1図ないし第3図に示すようなものとする。
以下、磁気ヘッド部(4)の構造について説明する。
上記磁気ヘッド部(4)は、第1図ないし第3図に示
すように、フロントコア(10),バックコア(11),コ
イルボビン(12)よりなる磁気ヘッド素子と、これらフ
ロントコア(10),バックコア(11)の磁気的結合を図
るとともに前記突起部(8)に集中する衝撃に対する緩
衝材となるコア押さえ部材(13)と、フロッピーディス
ク(5)に対する当たりを確保するための一対のスライ
ダ部材(14),(15)とから構成される。
上記フロントコア(10)は、磁気的に干渉しないよう
に非磁性材(16)を介して接合された一対の棒状のセン
ターコア部(17),(18)の両側に、それぞれ略L字状
のサイドコア部(19),(20)が突き合わされ、当該突
合わせ面に第1の磁気ギャップg1と第2の磁気ギャップ
g2を有している。上記第1の磁気ギャップg1は、記録再
生用磁気ギャップとして動作し、第2の磁気ギャップg2
は消去用磁気ギャップとして動作するようになされてい
る。すなわち、上記第2の磁気ギャップg2は、上記第1
の磁気ギャップg1で記録される記録トラックの両端部を
消去する構成となっており、前述のフロッピーディスク
(5)に記録される各記録トラック間には,いわゆるガ
ードバンドが形成され、たとえ若干のオフ・トラック状
態となっても良好な記録再生特性が得られるようになっ
ている。
一方、バックコア(11)は、前記フロントコア(10)
のコア形状に対応して形成された一対のコア部材(2
1),(22)が非磁性材料(23)を介して側面側で接合
されることによって構成されている。上記コア部材(2
1),(22)は、上記フロントコア(10)のセンターコ
ア部(17),(18)及びサイドコア部(19),(20)と
対向する位置にそれぞれセンター脚部(24),(25)及
びサイド脚部(26),(27)を有し、連結部材(28),
(29)にて連結されて平面形状が略コ字状とされてい
る。したがって、上記センター脚部(24),(25)とサ
イド脚部(26),(27)を設けることにより、フロント
コア(10)の奥行き方向での長さを長くするコア同士の
接合面積を確保することが可能となり、電磁変換特性の
向上が図れる。また、製造コストや生産性の点等でも有
利である。
上記フロントコア(10)とバックコア(11)とは、第
2図に示すように、導体コイル(30)を巻回したコイル
ボビン(12)の貫通孔(12a)内でフロントコア(10)
のサイドコア部(19),(20)とバックコア(11)のサ
イド脚部(26),(27)とが接触して,いわゆる段重ね
の状態で重ね合わされている。すなわち、サイドコア部
(19)の一側面(19a)とサイド脚部(26)の一側面(2
6a)とが接触されるとともに、サイドコア部(20)の一
側面(20a)とサイド脚部(27)の一側面(27a)とが接
触されて磁気的結合が図られている。したがって、これ
らフロントコア(10),バックコア(11),コイルボビ
ン(12)によって磁気ヘッド素子が構成される。
また、上記コイルボビン(12)の貫通孔(12a)内に
は、さらにコア押さえ部材(13)の押さえ片(31),
(32)が挿入され、上記フロントコア(10)とバックコ
ア(11)とを押圧支持するようにしている。
上記コア押さえ部材(13)は、第4図に示すように、
磁気ヘッド素子の背面側に設けられる磁気ヘッド支持機
構のヘッド押圧部材である前記突起部(8)に対する受
け部(33)と、上記サイドコア部(19),(20)及びサ
イド脚部(26),(27)と共にコイルボビン(12),
(12)内に挿入される押さえ片(31),(32)とからな
っている。上記受け部(33)は、前記突起部(8)の受
け面(33a)を有する連結板(34)の略中央部に上記突
起部(8)の当接方向に垂下して設けられ、当該突起部
(8)の衝撃に対する支え台となされている。一方、押
さえ片(31),(32)は、上記連結板(34)の一側縁に
沿った両端部に薄板状の板が上記受け部(33)と同方向
に垂下して当該連結板(34)に一体的に設けられてなっ
ている。その押さえ片(31),(32)の先端部は円弧状
とされ、前記コイルボビン(12)内への挿入を容易なら
しめ、作業性の向上が図れるようになされている。
なお、蒸気コア押さえ部材(13)は、衝撃を緩和する
役割を果たすものであるため、ポリアセタール樹脂やAB
S樹脂等のように比較的塑性を有するプラスチックによ
り成形することが好ましい。
また、上記受け部(33)の磁気ヘッド素子との対向
面、すなわちバックコア(11)のセンター脚部(24),
(25)との対向面(33b)には、当該対向面(33b)より
張出形成される矩形状の凸部(35)が形成されている。
上記凸部(35)は、前記連結板(34)に突設して設けら
れた受け面(33a)より前記対向面(33b)に亘り当該連
結板(34)の基端部近傍にのみ形成されている。なお上
記凸部(35)には傾斜面(35a)が形成され、前記バッ
クコア(11)への引っ掛かりが防止されている。また、
上記凸部(35)の形状としては、特に限定されるもので
なく、例えば三角錐状,球状等如何なる形状であっても
よい。
また、上記押さえ片(31),(32)の磁気ヘッド素子
との対向面と反対側の面、すなわちバックコア(11)の
サイド脚部(26),(27)との対向面と反対側の面(31
a),(32a)には、それぞれ半円錐状の凸部(36),
(37)が形成されている。この凸部(36),(37)も先
の受け部(33)に設けられた凸部(35)と同様、その形
状は特に限定されるものではない。
なお、上記凸部(36),(37)は、上記サイド脚部
(26),(27)との対向面と反対側の面(31a),(32
a)のみならず、上記サイド脚部(26),(27)との対
向面にも設けられていてもよい。さらには、上記サイド
脚部(26),(27)との対向面のみに設けられていても
差し支えない。
したがって、上記コイルボビン(12)内においては、
第3図に示すように、上記押さえ片(31),(32)に設
けられた凸部(36),(37)がコイルボビン(12)の内
側面(12b)に当接して上記押さえ片(31),(32)を
バックコア(11)側へ弾性変形させ、この弾性力で当該
押さえ片(31),(32)が前記バックコア(11)のサイ
ド脚部(26),(27)を押圧支持する。この結果、上記
バックコア(11)のサイド脚部(26),(27)とフロン
トコア(10)のサイドコア部(19),(20)とが密着し
て押圧支持される。さらに、第2図に示すように、これ
と同時に上記受け部(33)に設けられた凸部(35)がバ
ックコア(11)のセンター脚部(24),(25)に当接
し、常にこれを押さえる方向に弾性力によって付勢す
る。この結果、上記バックコア(11)のセンター脚部
(24),(25)と上記フロントコア(10)のセンターコ
ア部(17),(18)とが密着して押圧支持される。
したがって、上記フロントコア(10)とバックコア
(11)とは、両端部と中央部の3点支持によって前記コ
ア押さえ部材(13)により密着して押圧支持され、これ
らフロントコア(10)とバックコア(11)間の磁気的,
機械的結合が確実なものとなる。よって、上記フロント
コア(10)とバックコア(11)間には、隙間が生ずるこ
となく、しかも磁気ヘッドの駆動時に上記隙間がバック
ギャップとして動作することもない。
また、このようなコア押さえ部材(13)を用いること
により、上記磁気ヘッド素子の組立てを簡略化すること
ができる。
すなわち、上記磁気ヘッド素子を組み立てるには、先
ずコイルボビン(12)をフロントコア(10)の両側に設
けられたサイドコア部(19),(20)にそれぞれ嵌挿
し、続いてバックコア(11)をコイルボビン(12)内に
挿入した後、上記コア押さえ部材(13)の押さえ片(3
1),(32)を同様に挿入するだけでよい。この場合、
押さえ片(31),(32)はコア押さえ部材(13)に一体
形成されているので、取扱いが非常に簡便である。
次に、上記磁気ヘッド部(4)の可動アーム部(2)
への取付け状態について説明する。
上記磁気ヘッド部(4)は、第6図に示すように、磁
気記録媒体対接面と対向する背面側をバネ部材(7)に
固定することにより可動アーム部(2)に取付けられて
いる。
そして、上述のようにバネ部材(7)に取付けられた
磁気ヘッド部(4)においては、先のコア押さえ部材
(13)がチャッキング時の衝撃に対する緩衝材として働
く。
すなわち、上記磁気ヘッド部(4)の背面側にはコア
押さえ部材(13)の連結板(34)の受け面(33a)が臨
み、上記可動アーム部(2)の突起部(8)の衝撃をこ
の受け面(33a)で受けるようになっている。また、こ
の連結板(34)において上記突起部(8)が当たる部分
には受け部(33)が設けられ、その下端面(33c)はさ
らにスライダー部材(15)の内側一側面(15a)に当接
する構造となっている。
したがって、チャッキング時に上記突起部(8)で衝
撃が加わっても、その衝撃が直接バックコア(11)やバ
ネ部材(7)に伝わることはなく、上記連結板(34),
受け部(33)さらにはスライダー部材(15)で緩衝さ
れ、これらバックコア(11)やバネ部材(7)を損傷す
ることはない。
このとき、上記磁気ヘッド部(4)のコア押さえ部材
(13)の受け面(33a)とバネ部材(7)の隙間あるい
はコア押さえ部材(13)とバックコア(11)の隙間に
は、エポキシ樹脂等の接着剤(38)を浸透させることが
望ましい。上記接着剤(38)を浸透させることにより、
コア押さえ部材(13)による衝撃緩衝効果をより確実な
ものとすることができる。なお、上記補強用接着剤(3
8)は、エポキシ樹脂等の毛細管現象を利用して容易に
浸透させ得ることが確認されている。
以上、本考案の一実施例について説明したが、本考案
がこれに限定されるものではなく、また適用される磁気
ヘッド装置も、前述のトンネルイレーズ型の磁気ヘッド
装置に限定されず、先行イレーズ型の磁気ヘッド装置
等、各種磁気ヘッド装置に適用でき、さらにはラミネー
トタイプの磁気ヘッド装置等の適用可能である。
〔考案の効果〕
以上の説明からも明らかなように、本考案の磁気ヘッ
ド装置においては、フロントコアとバックコアとを磁気
的に結合させるための押さえバネとしての役割と機械的
強度を確保するための支え台としての役割を果たすコア
押さえ部材に、これらフロントコア及びバックコアの両
端部及び中央部を3点で支持する凸部を設けているの
で、上記フロントコアとバックコアとを密着して押圧支
持することができ、バックギャップの発生を抑えること
ができる。従って、電磁変換特性のばらつきを減少させ
ることができる。
また、上記フロントコアとバックギャップとを隙間な
く押圧保持させることができるので、組立てにおける歩
留りが向上し、生産性の向上が期待できる。
さらに、押さえ部材及び支え台の一体化は部品点数の
削減,組立て工数の削減にもつながり、また他の構成部
品の設計変更も必要でないことから、実用的価値は極め
て高いと言える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用した磁気ヘッド装置の一実施例に
おける磁気ヘッド部の構成を示す分解斜視図、第2図は
磁気ヘッド部を一部破断して示す外観斜視図、第3図は
第2図A−A線における断面図、第4図はコア押さえ部
材の外観斜視図である。 第5図は本考案を適用した磁気ヘッド装置の一実施例の
概略的な側面図、第6図はその要部拡大断面図である。 第7図は従来の磁気ヘッド装置で使用される磁気ヘッド
の構成例を示す分解斜視図、第8図は従来のコア押さえ
部材の外観斜視図、第9図は従来の磁気ヘッド装置の断
面図である。 8……突起部(ヘッド押圧部材) 10……フロントコア 11……バックコア 12……コイルボビン 13……コア押さえ部材 17,18……センターコア部 19,20……サイドコア部 24,25……センター脚部 26,27……サイド脚部 33……受け部 31,32……押さえ片 35,36,37……凸部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】センターコア部の両側に一対のサイドコア
    部が突き合わされ第1の磁気ギャップ及び第2の磁気ギ
    ャップが形成されてなるフロントコアと、前記フロント
    コアのセンターコア部及びサイドコア部とそれぞれ対向
    するセンター脚部及びサイド脚部を有するバックコア
    と、各サイドコア部及びサイド脚部が嵌合されるコイル
    ボビンとから構成されてなる磁気ヘッド素子と、 上記磁気ヘッド素子の背面側に設けられる磁気ヘッド支
    持機構のヘッド押圧部材に対する受け部と、前記サイド
    コア部及びサイド脚部と共にコイルボビンに挿入される
    押さえ片を有し、前記受け部の磁気ヘッド素子との対向
    面及び前記押さえ片の磁気ヘッド素子との対向面及び/
    又はこれとは反対側の面にそれぞれ凸部が形成されてな
    るコア押さえ部材とを備えてなり、 前記凸部を設けた押さえ片により前記サイドコア部とサ
    イド脚部をコイルボビン内で押圧支持すると同時に、前
    記受け部に設けられた凸部でセンターコア部とセンター
    脚部を押圧支持してなる磁気ヘッド装置。
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