JPS61148615A - 磁気ヘツド装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、磁気記録媒体としてフロッピーディスクを使
用する磁気ヘッド装置に係り、さらに詳しくは、フロッ
ピーディスクの両面に相対的に接触し、かつ摺動する磁
気ヘッドと対向部品とを備えたものに関する。

〔発明の背景〕

一般の磁気ヘッド装置は、回転駆動されたフロッピーデ
ィスクの表面に磁気ヘッドが接触し、かつ磁気ヘッドが
フロッピーディスクの半径方向に摺動することによって
、データの読み出し及び書込みを行うように′！ＩＩ＃
成されている。その際、フロッピーディスクは弾性体で
あるため、磁気ヘッドの接触圧が加わると、変形するお
それがある。

そのため、従来は、例えば特開昭５３−７３１１号公報
に開示されるように、志気ヘッドと対向し、かつ該磁気
ヘッドと相対的に移動できるように、裏面用の志気ヘッ
ド若しくはバットからなる対向部品を設け、フロッピー
ディスクの駆動時、フロッピーディスクの表面及び裏面
に磁気ヘッド及び前記対向部品が相対的に接触すること
忙よりて、フロッピーディスクが変形するのを防止でき
るようにしたものがある。

しかし乍ら、磁気ヘッドと対向部品との相対的位置が狂
うと、磁気ヘッドの前面をフロッピーディスクに対し均
一に接触、摺動させることができなくなるので、記録時
及び再生時の信号が乱れ、そのため、正確なデータの授
受が行えなくなるおそれがある。従って、磁気ヘッドと
対向部品とを高精度に位置決めする必要があるので、そ
れだけ工数及び労力がかさみ、引いてはコストが高（つ
く。

〔発明の目的〕

本発明は、上記事情に鑑み、磁気ヘッドと対向部品との
相対的位置を高精度にしなくとも、磁気ヘッドを磁気記
録媒体に対し均一に接触させることができ、以て記録再
生信号の安定化を計ることができる磁気ヘッド装置を提
供せんとするものである。

〔発明の概要〕

前記の目的を達成せんがため、本発明は、磁気ヘッドに
おける磁気記録媒体との接触面の両側に負圧発生用の溝
を形成し、該溝に発生する負圧によって磁気ヘッドと磁
気記録媒体との接触を良好ならしめたことを特徴とする
ものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の実施の一例を添付図面について説明する
。

実施例の磁気ヘッド装置は、第１図に示すように、磁気
ヘッド１をジンバル２゛を介してロードアーム３に取付
け、フロッピーディスク４の駆動時ロードアーム３のば
ね力によって、フロッピーディスク４に接触しかつその
半径方向に摺動することにより、フロッピーディスク４
の所望位置にデータを書込み、またフロッピーディスク
４の所望位置からデータを読み出すことができるように
なっている。その際、フロッピーディスク４が変形する
のを防ぐため、磁気ヘッド１と対向する位置に配置され
かつ磁気ヘッド１と相対的に移動可能に支持された対向
部品５を設けている。該対向部品５は、詳細に図示して
いないが、フロッピーディスク４の裏面において磁気ヘ
ッド１と対向する位置に支持されて２つ、図示例では磁
気へクド１と同様に構成した磁気ヘッドからなっている
。なお、６はスウィングアームである。

前記磁気ヘッド１は、第２図に明示するように、読み書
きコア１１を消去コア１２と消去コア１２との間に配設
して構成されている。前記読み書きコア１１は、フロッ
ピーディスク４と接触し得る接触面の途中位置に読み書
き変換用のギャップ１４を有している。前記消去コア１
２は、その接触面の途中位置に消去変換用のギャップ１
５を有し、かつその接触面が読み臀きコア１１の接触面
と共に略同一平面をなしている。

また、磁気ヘッド１にはフロッピーディスク４との接触
面の両側に負圧発生用の溝１６を形成している。即ち、
該溝１６は、消去コア１２．１２の外側部に設けた非磁
性材１３．１３の接触面に、エツチング加工等（（よっ
て凹才せて形成されている。さらに詳しく述べると、前
記谷溝１６は、読み書き変換用のギャップ１４及び消去
変換用のギャップ１５より外側に位置するものであって
、夫々のスライダ１３の一端がわから他端に向うと共に
、その他端を開口させて矩形状をなしており、かつ長手
方向が磁気ヘッド１０半径方向への移動方向と交差する
方伺に配置されている。そして、駆動されたフロッピー
ディスク４に磁気ヘッド１が接触したとき、前記溝１６
によって画成された空間内に負圧が発生することにより
、磁気ヘッド１０両側にフロッピーディスク４を吸引せ
しめて均一に接触させることができるようになっている
。

また前記溝１６の深さは、負圧力を良好に得るため、実
施例ではロードアーム３のばね力が５ｙｆ程度であるこ
とを考慮して、およそ５μｍの寸法に形成されているが
、実際にはフロッピ−ディスク４０回転速度、ロードア
ーム３のばね力等によって適宜に決定される。゛なお、
前記非磁性材１３　、１３は消去コア１２．１２の外側
部にガラスボンディング等によって配設され、かつその
接触面が消去コア１２及び読ま誉きコア１１の接触面と
略同一平面をなして２つ、例えばチタバリ等のセラミッ
ク材で構成されている。

実施例の磁気ヘッド装置は、上記の如き構成よりなるの
で、フロッピーディスク４の駆動時、そのフロッピーデ
ィスク４０両側に磁気ヘッド１及び対向部品５を接触さ
せた場合、磁気ヘッド１と対向部品５とが相対的にかつ
正確に位置決ぬされていないと、フロッピーディスク４
に変形が生じるので、フロッピーディスク４に対して磁
気ヘッド１前面の接触が不均一になろうとする。

しかし、磁気ヘッド１０両側に溝１６を形成しであるの
で、その溝１６内に負圧が生じ、該溝１６にフロッピー
ディスク４を吸引することにより、フロッピーディスク
４に読み書きコア１１及び消去コア１２．１２を均一に
接触させることができる。

その結果、磁気ヘッド１を対向部品５に対しそれほど高
精度に配置しなくとも、フロッピーディスクに対する接
触及び摺動を均一にさせることができるので、志気ヘッ
ド１に片寄った摩耗が起こるのを防ぐことができると共
に、フロッピーディスク４に損傷がおこることも防ぐこ
とができる。

しかも、図示例では、対向部品５にも負圧発生用の溝１
６を設けたので、対向部品５とフロッピーディスク４と
の接触をも均一にさせることができ、従って、対向部品
５と磁気ヘッド１との溝の相乗効果によって磁気ヘッド
１の偏摩耗及びフロッピーディスク４の損傷をいっそう
確実に防ぐことができる。また、磁気ヘッド１の均一な
接触により、磁気ヘッド１に接触力を与えるロードアー
ム３のばね力を小さくすることができると共に、対向部
品５に接触力を与える部品のばね力も小さくすることが
できるから、万一、フロッピーディスク４に変形が生じ
ても、その変形量が小さいので、磁気ヘッド１のデータ
の授受には何等支障をきたすことがない。

なお図示実施例では、対向部品５として磁気ヘッドを用
いた例を示したが、それに限らず、バットを用いたもの
に適用しても、同様の効果を得ることができる。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明によれば、磁気ヘッドを磁気
記録媒体に対し均一に接触し、かつ摺動させることがで
きるように構成したので、磁気ヘトと対向部品との相対
的位置をそれほど高精度にしなくとも、記録時及び再生
時の信号が乱れるのを確実に防止することができ、従っ
て、記録再生信号の安定化を計ることができ、データの
授受を正確ならしめる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による磁気ヘッド装置を磁気記録装置に
適用した一実施例を示す要部の側面図、第２図（ａ）及
び（ｂ）は磁気ヘッドを示す拡大斜視図及び拡大正面図
である。 １・・・磁気ヘッド　　　１１・・・読み書きコア１２
・・・消去コア　　　　１６・・・負圧発生用の溝４・
・・フロッピーディスク ５・・・対向部品

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 磁気ヘッドと、該磁気ヘッドと対向する位置に配置され
   、かつ磁気ヘッドと相対的に移動可能に支持された対向
   部品とを備え、磁気記録媒体の駆動時、その磁気記録媒
   体の両面に前記磁気ヘッド及び対向部品が相対的に接触
   し、かつ摺動する磁気ヘッド装置において、前記磁気ヘ
   ッドには磁気記録媒体との接触面の両側に負圧発生用の
   溝を形成してなることを特徴とする磁気ヘッド装置。