JP3180377B2 - 複合型磁気ヘッド - Google Patents
複合型磁気ヘッドInfo
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- JP3180377B2 JP3180377B2 JP20059991A JP20059991A JP3180377B2 JP 3180377 B2 JP3180377 B2 JP 3180377B2 JP 20059991 A JP20059991 A JP 20059991A JP 20059991 A JP20059991 A JP 20059991A JP 3180377 B2 JP3180377 B2 JP 3180377B2
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- Japan
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- plate
- completed
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はコンピュータ等の記憶装
置に用いられる複合型磁気ヘッドに関するものである。
置に用いられる複合型磁気ヘッドに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】近年、フロッピーディスクドライブ装置
は、小型化、高密度化が進み、とりわけ高密度化につい
ては、磁気ヘッドと磁気記録媒体に依存するところが大
きく、磁気ヘッドに対しては、高い磁気効率が要求され
ている。
は、小型化、高密度化が進み、とりわけ高密度化につい
ては、磁気ヘッドと磁気記録媒体に依存するところが大
きく、磁気ヘッドに対しては、高い磁気効率が要求され
ている。
【０００３】以下に従来の複合型磁気ヘッドについて説
明する。図４は従来の複合型磁気ヘッドの分解斜視図で
あり、図５はバックコアとコアチップ完成体の接合部の
要部斜視図であり、図６（ａ）は複合型磁気ヘッドのバ
ックコア部の要部平面図であり、図６（ｂ）はその要部
背面図であり、図６（ｃ）はその要部側面図であり、図
６（ｄ）はその要部正面図である。１ａ，１ｂは記録再
生用コア、２ａ，２ｂは消去用コアであり、これらは組
合わせてコアチップ完成体３となる。記録再生用コア１
ａ，１ｂ、消去用コア２ａ，２ｂには、ガラス等の非磁
性体により各々磁気ギャップが形成されている。４，５
はコアチップ完成体３を両側から挟持するためのスライ
ダーであり、これにより磁気記録媒体との記録再生消去
を可能としている。
明する。図４は従来の複合型磁気ヘッドの分解斜視図で
あり、図５はバックコアとコアチップ完成体の接合部の
要部斜視図であり、図６（ａ）は複合型磁気ヘッドのバ
ックコア部の要部平面図であり、図６（ｂ）はその要部
背面図であり、図６（ｃ）はその要部側面図であり、図
６（ｄ）はその要部正面図である。１ａ，１ｂは記録再
生用コア、２ａ，２ｂは消去用コアであり、これらは組
合わせてコアチップ完成体３となる。記録再生用コア１
ａ，１ｂ、消去用コア２ａ，２ｂには、ガラス等の非磁
性体により各々磁気ギャップが形成されている。４，５
はコアチップ完成体３を両側から挟持するためのスライ
ダーであり、これにより磁気記録媒体との記録再生消去
を可能としている。
【０００４】また、６，７は各々記録再生用コイル、消
去用コイルであり、記録再生用コア１ａ、消去用コア２
ａに挿入され電流を流した際に磁気回路に起磁力を与え
る。８は記録再生コア１と消去用コア２の磁気回路を形
成するために使われるバックコアであり、バックコア８
はバネ性を有するバックコアクリップ９にて、コアチッ
プ完成体３と当接されている。
去用コイルであり、記録再生用コア１ａ、消去用コア２
ａに挿入され電流を流した際に磁気回路に起磁力を与え
る。８は記録再生コア１と消去用コア２の磁気回路を形
成するために使われるバックコアであり、バックコア８
はバネ性を有するバックコアクリップ９にて、コアチッ
プ完成体３と当接されている。
【０００５】図５、図６において、バックコアクリップ
９は、上方開放で側面略Ｕ字形で１枚の板状物からなる
背板９ａと背板９ａの中央部より対称位置に直交状に形
成された２つの底板９ｂと各底板９ｂの端部に立設して
延設された弾性板９ｃとからなり、背板９ａでコアチッ
プ完成体３のコア１ａ，１ｂ，２ｂ，２ａに当接してい
る。
９は、上方開放で側面略Ｕ字形で１枚の板状物からなる
背板９ａと背板９ａの中央部より対称位置に直交状に形
成された２つの底板９ｂと各底板９ｂの端部に立設して
延設された弾性板９ｃとからなり、背板９ａでコアチッ
プ完成体３のコア１ａ，１ｂ，２ｂ，２ａに当接してい
る。
【０００６】正面側は、底板９ｂがコアチップ完成体３
の３本の足状のコア（１ａと１ｂ＋２ｂと２ａ）の間を
通り、バックコア８を正面２ヶ所で押さえる構造となっ
ている。
の３本の足状のコア（１ａと１ｂ＋２ｂと２ａ）の間を
通り、バックコア８を正面２ヶ所で押さえる構造となっ
ている。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、バックコアクリップでコアチップ完成体の
コア側を挟着する時、背板が一体の板状物からなってい
るので、バックコアクリップに残留応力でソリ等が発生
すると、コアチップ完成体３とバックコア８の当接が不
安定となり密接性に欠け、コアチップ完成体とバックコ
ア間で閉磁路が形成されず洩れ磁束が発生し磁気効率を
著しく劣化させるという問題点があった。
の構成では、バックコアクリップでコアチップ完成体の
コア側を挟着する時、背板が一体の板状物からなってい
るので、バックコアクリップに残留応力でソリ等が発生
すると、コアチップ完成体３とバックコア８の当接が不
安定となり密接性に欠け、コアチップ完成体とバックコ
ア間で閉磁路が形成されず洩れ磁束が発生し磁気効率を
著しく劣化させるという問題点があった。
【０００８】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、バックコアとコアチップ完成体の密接度を高め洩れ
磁束が極めて少なく高い磁気効率で品質の安定した複合
型磁気ヘッドを提供することを目的とする。
で、バックコアとコアチップ完成体の密接度を高め洩れ
磁束が極めて少なく高い磁気効率で品質の安定した複合
型磁気ヘッドを提供することを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の複合型磁気ヘッドは、前部スライダと、後部
スライダと、前記前部スライダと前記後部スライダとの
間に挟装された記録再生用コア及び消去用コアで形成さ
れるコアチップ完成体と、バックコアと、前記コアチッ
プ完成体と前記バックコアを密着させるバックコアクリ
ップと、を備えた複合型磁気ヘッドであって、前記バッ
クコアクリップは、底板と、前記底板の一方の端部に立
設された背板と、前記底板の他方の端部に立設された弾
性板とを備え、前記背板は、その中央部に底板に至る切
欠部が形成されて分割されており、前記弾性板は、前記
分割された背板に対向するように分割されており、前記
後部スライダは、前面略中央部に突設されたコア支持体
を備え、前記コア支持体は、前記背板の中央部に形成さ
れた切欠部に嵌入して、前記コアチップ完成体を支持
し、前記バックコアクリップの背板と弾性板で前記コア
チップ完成体と前記バックコアを挟持すると共に、前記
弾性板の押圧力によって、前記コアチップ完成体と前記
バックコアを密着させる構成を有している。
に本発明の複合型磁気ヘッドは、前部スライダと、後部
スライダと、前記前部スライダと前記後部スライダとの
間に挟装された記録再生用コア及び消去用コアで形成さ
れるコアチップ完成体と、バックコアと、前記コアチッ
プ完成体と前記バックコアを密着させるバックコアクリ
ップと、を備えた複合型磁気ヘッドであって、前記バッ
クコアクリップは、底板と、前記底板の一方の端部に立
設された背板と、前記底板の他方の端部に立設された弾
性板とを備え、前記背板は、その中央部に底板に至る切
欠部が形成されて分割されており、前記弾性板は、前記
分割された背板に対向するように分割されており、前記
後部スライダは、前面略中央部に突設されたコア支持体
を備え、前記コア支持体は、前記背板の中央部に形成さ
れた切欠部に嵌入して、前記コアチップ完成体を支持
し、前記バックコアクリップの背板と弾性板で前記コア
チップ完成体と前記バックコアを挟持すると共に、前記
弾性板の押圧力によって、前記コアチップ完成体と前記
バックコアを密着させる構成を有している。
【００１０】
【作用】この構成によって、バックコアとコアチップ完
成体のコアとを高い密接度で安定して密接させることが
できるので、バックコア側の洩れ磁束を低減することが
でき磁気効率を著しく高めることができる。
成体のコアとを高い密接度で安定して密接させることが
できるので、バックコア側の洩れ磁束を低減することが
でき磁気効率を著しく高めることができる。
【００１１】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【００１２】図１は本発明の一実施例の複合型磁気ヘッ
ドの分解斜視図であり、図２はバックコアとコアチップ
完成体の接合部の要部斜視図であり、図３（ａ）は複合
型磁気ヘッドのバックコア部の要部平面図であり、
（ｂ）はその要部背面図、（ｃ）はその要部側面図、
（ｄ）はその要部正面図である。
ドの分解斜視図であり、図２はバックコアとコアチップ
完成体の接合部の要部斜視図であり、図３（ａ）は複合
型磁気ヘッドのバックコア部の要部平面図であり、
（ｂ）はその要部背面図、（ｃ）はその要部側面図、
（ｄ）はその要部正面図である。
【００１３】１ａ，１ｂは記録再生用コア、２ａ，２ｂ
は消去用コア、３は記録再生用コア１ａ，１ｂと消去用
コア２ａ，２ｂとからなるコアチップ完成体、６は記録
再生用コイル、７は消去用コイル、８はバックコアであ
り、これらは従来例と同様のものなので、同一の番号を
付し説明を省略する。
は消去用コア、３は記録再生用コア１ａ，１ｂと消去用
コア２ａ，２ｂとからなるコアチップ完成体、６は記録
再生用コイル、７は消去用コイル、８はバックコアであ
り、これらは従来例と同様のものなので、同一の番号を
付し説明を省略する。
【００１４】４１，５１はコアチップ完成体３を両側か
ら保持固定するためのスライダ、４１ａはスライダ４１
の正面略中央部に突設され、記録再生用コア１ｂと消去
用コア２ｂを支持するコア支持部、１０は上方開放で側
面が略Ｕ字形をし背板１０ａと底板１０ｂの中央部にコ
ア支持部４１ａの嵌入溝１０ｄが形成され底板１０ｂの
端部には立設された弾性板１０ｃが形成されたバックコ
アクリップである。尚、コア支持部４１ａはバックコア
クリップ１０の嵌入溝１０ｄの切欠をバックコアクリッ
プ１０の材質を高弾性体のもの等にしたときは設けなく
てもよい。バックコアクリップ１０だけでバックコア８
とコアチップ完成体３の密接度を維持できるからであ
る。
ら保持固定するためのスライダ、４１ａはスライダ４１
の正面略中央部に突設され、記録再生用コア１ｂと消去
用コア２ｂを支持するコア支持部、１０は上方開放で側
面が略Ｕ字形をし背板１０ａと底板１０ｂの中央部にコ
ア支持部４１ａの嵌入溝１０ｄが形成され底板１０ｂの
端部には立設された弾性板１０ｃが形成されたバックコ
アクリップである。尚、コア支持部４１ａはバックコア
クリップ１０の嵌入溝１０ｄの切欠をバックコアクリッ
プ１０の材質を高弾性体のもの等にしたときは設けなく
てもよい。バックコアクリップ１０だけでバックコア８
とコアチップ完成体３の密接度を維持できるからであ
る。
【００１５】以上のように構成された複合型磁気ヘッド
について、以下その動作を図２、図３を用いて説明す
る。
について、以下その動作を図２、図３を用いて説明す
る。
【００１６】嵌入溝１０ｄによりバックコアクリップ１
０のソリが吸収され、弾性板１０ｃの弾性力と、コア支
持部４１の押圧力によりコアチップ完成体３とバックコ
ア８を高い密接度でかつ安定して保持することができ
る。
０のソリが吸収され、弾性板１０ｃの弾性力と、コア支
持部４１の押圧力によりコアチップ完成体３とバックコ
ア８を高い密接度でかつ安定して保持することができ
る。
【００１７】
【発明の効果】以上のように本発明の複合型磁気ヘッド
は、後部スライダの前面中央部にコア支持部及び／又は
バックコアクリップに背板及び底板の中央部に少なくと
もコア遊嵌用の切欠溝が形成されているので、バックコ
アクリップとコアチップ完成体とが完全に密接し、バッ
クコア側の洩れ磁束を著しく低減でき磁気効率の極めて
優れた複合型磁気ヘッドを実現できるものである。
は、後部スライダの前面中央部にコア支持部及び／又は
バックコアクリップに背板及び底板の中央部に少なくと
もコア遊嵌用の切欠溝が形成されているので、バックコ
アクリップとコアチップ完成体とが完全に密接し、バッ
クコア側の洩れ磁束を著しく低減でき磁気効率の極めて
優れた複合型磁気ヘッドを実現できるものである。
【図１】本発明の一実施例の複合型磁気ヘッドの分解斜
視図
視図
【図２】バックコアとコアチップ完成体の接合部の要部
斜視図
斜視図
【図３】（ａ）複合型磁気ヘッドのバックコア部の要部
平面図 （ｂ）その要部背面図 （ｃ）その要部側面図 （ｄ）その要部正面図
平面図 （ｂ）その要部背面図 （ｃ）その要部側面図 （ｄ）その要部正面図
【図４】従来の磁気ヘッドの分解斜視図
【図５】バックコアとコアチップ完成体の接合部の要部
斜視図
斜視図
【図６】（ａ）複合型磁気ヘッドのバックコア部の要部
平面図 （ｂ）その要部背面図 （ｃ）その要部側面図 （ｄ）その要部正面図
平面図 （ｂ）その要部背面図 （ｃ）その要部側面図 （ｄ）その要部正面図
１ａ，１ｂ 記録再生用コア ２ａ，２ｂ 消去用コア ３ コアチップ完成体 ４，５ スライダ ６ 記録再生用コイル ７ 消去用コイル ８ バックコア ９，１０ バックコアクリップ １０ａ バックコアクリップの背板 １０ｂ バックコアクリップの底板 １０ｃ バックコアクリップの弾性板 １０ｄ バックコアクリップの嵌入溝 ４１，５１ スライダ ４１ａ コア支持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G11B 5/127 - 5/17 G11B 5/265 - 5/29 G11B 5/60
Claims (1)
- 【請求項１】 前部スライダと、後部スライダと、前記
前部スライダと前記後部スライダとの間に挟装された記
録再生用コア及び消去用コアで形成されるコアチップ完
成体と、バックコアと、前記コアチップ完成体と前記バ
ックコアを密着させるバックコアクリップと、を備えた
複合型磁気ヘッドであって、 前記バックコアクリップは、底板と、前記底板の一方の
端部に立設された背板と、前記底板の他方の端部に立設
された弾性板とを備え、前記背板は、その中央部に底板
に至る切欠部が形成されて分割されており、前記弾性板
は、前記分割された背板に対向するように分割されてお
り、 前記後部スライダは、前面略中央部に突設されたコア支
持体を備え、前記コア支持体は、前記背板の中央部に形
成された切欠部に嵌入して、前記コアチップ完成体を支
持し、 前記バックコアクリップの背板と弾性板で前記コアチッ
プ完成体と前記バックコアを挟持すると共に、前記弾性
板の弾性力によって、前記コアチップ完成体と前記バッ
クコアを密着させる ことを特徴とする複合型磁気ヘッ
ド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20059991A JP3180377B2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 複合型磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20059991A JP3180377B2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 複合型磁気ヘッド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0546913A JPH0546913A (ja) | 1993-02-26 |
| JP3180377B2 true JP3180377B2 (ja) | 2001-06-25 |
Family
ID=16427042
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20059991A Expired - Fee Related JP3180377B2 (ja) | 1991-08-09 | 1991-08-09 | 複合型磁気ヘッド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3180377B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101727276B1 (ko) * | 2015-07-29 | 2017-04-14 | (주) 성부 | 열교환기용 튜브시트 제조방법 |
-
1991
- 1991-08-09 JP JP20059991A patent/JP3180377B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101727276B1 (ko) * | 2015-07-29 | 2017-04-14 | (주) 성부 | 열교환기용 튜브시트 제조방법 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0546913A (ja) | 1993-02-26 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |