JP2917504B2 - 磁気ヘッド - Google Patents

磁気ヘッド

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JP2917504B2
JP2917504B2 JP31726490A JP31726490A JP2917504B2 JP 2917504 B2 JP2917504 B2 JP 2917504B2 JP 31726490 A JP31726490 A JP 31726490A JP 31726490 A JP31726490 A JP 31726490A JP 2917504 B2 JP2917504 B2 JP 2917504B2
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成剛 松岡
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、磁気記録媒体からデータを読みだしたり、
磁気記録媒体にデータを書き込んだりする磁気ヘッドに
関するものである。
従来の技術 第3図は従来の磁気ヘッドを示す斜視図である。第3
図において、1はコイルボビンとフロントコア保持部材
を兼ねる基体で、基体1は合成樹脂等の高分子材料によ
って構成されている。2は基体1の一端部に巻かれた記
録再生用コイル、3は他端部に巻かれた消去用コイル、
4は基体1のほぼ中央を貫通する中央貫通孔である。5,
6,7はフロントコア8を納める貫通孔である。貫通孔5,7
は基体1の両端部に、また貫通孔6は記録再生用コイル
2と消去用コイル3との間の部分に設けられ、それぞれ
一方の側面から他方の側面(図では隠れている)に貫通
している。また貫通孔5,6,7はそれぞれ中央部において
中央貫通孔4と交わっている。一方、9,10,11はダミー
コア12を納める貫通孔であり、貫通孔5,6,7と同様に一
方の側面から他方の側面に貫通している。中央貫通孔4
は基体1の中心に形成されているわけではなく、いくら
か貫通孔5,6,7の方へオフセットしている。そのため中
央貫通孔4は貫通孔5,6,7と交わっているが、貫通孔9,1
0,11とは交わらないようになっている。
フロントコア8においては、13は記録・再生用I型コ
ア、14は記録・再生用L型コアで、I型コア13とL型コ
ア14はガラス溶着によって接合されており、その接合部
には記録・再生用ギャップ15が形成されている。一方、
16は消去用I型コア、17は消去用L型コアであり、記録
・再生用のコアと同様にガラス溶着によって接合されて
おり、その接合部には消去用ギャップ18が形成されてい
る。そしてI型コア13とI型コア16とがスペーサーを介
して接合されている。
一方ダミーコア12はフロントコアとほぼ同じ形状に加
工され、その材質としてセラミック等が用いられる。
フロントコア8及びダミーコア12は、コイル2及びコ
イル3の巻線を終えた後に、第1図に示すように基体1
にはめ込まれ、それぞれ合成樹脂の接着剤によって固定
されるまた中央貫通孔4へバックコア19及び板ばね20が
挿入される。中央貫通孔4へ挿入されたバックコア19は
板ばね20の反発力により、内部にてフロントコア8のL
型コア14、17及びI型コア13,16に圧接され、磁気的に
良好な接触が得られる事となる。そしてバックコア19も
合成樹脂の接着剤によって固定される。
第4図はフロントコア8及びダミーコア及びバックコ
ア19の取り付けを終えた状態を示すものである。フロン
トコア8とダミーコア12のメディア摺動面21,22はそれ
ぞれ基体1から同じ高さだけ突出している。またコイル
2及びコイル3の側面部はシリコンゴム等によって覆わ
れ、傷が生じないように保護されている。そしてこの後
は、メディア摺動面21,22がさらに研磨され、基体1の
下端面23からメディア摺動面21,22までの高さが規定の
寸法となるように加工される。
発明が解決しようとする課題 しかしながら前記従来の構成では、フロントコア8は
熱膨張係数の大きな樹脂で出来た基体1によって保持さ
れているために、ドライブ装置の他の部品から出る熱に
よって磁気ヘッドが配置されている環境の気温が上昇す
ると、基体1が膨張し、フロントコア8に応力を加える
事になるために、フロントコア8の磁気特性が劣化する
という問題点を有していた。その問題点を解決するため
に基体1を熱膨張係数の小さな材料で作成すれば良いこ
とになるが、一般に熱膨張係数の小さな材料は硬いとい
う特性を有しているために、それらの材料を基体1とし
て用いると、基体1にコイル2,3を巻回する場合、直接
基体1に巻かれるコイル2,3の被覆が剥がれたり、傷が
付いて切れ易くなったりする事がある。
本発明は前記従来の問題点を解決するもので、基体の
材料として高分子等の軟らかい材料を用いたままで、環
境温度が上昇して基体が熱膨張を起こしてもフロントコ
アに応力が加わらず、フロントコアの磁気特性が悪くな
る事を防止できる磁気ヘッドを提供する事を目的として
いる。
課題を解決するための手段 この目的を達成するために、媒体対向面側に開口部を
有するように一方の側面から他方の側面に至る切り欠き
部を有するとともに、媒体対向面側と反対側に開口部を
有する様にしかも切り欠き部に略直交する様に切り欠い
た収納部を有したスライダーにフロントコアを固定し、
フロントコアがスライダーのみと接触する様に接合し
た。
作用 この構成により、基体が熱膨張しても硬いスライダー
によって応力がフロントコアに伝わらない。
実施例 第1図は本発明の一実施例における磁気ヘッドを示す
分解斜視図である。第1図において8はフロントコア
で、これは従来の構成と同じである。24は合成樹脂等の
高分子材料によって構成された基体で、基体24には2つ
のコイル巻回部(図示せず)があり、その2つのコイル
巻回部にはそれぞれ記録再生用コイル25及び消去用コイ
ル26が設けられている。また2つの巻回部の間には貫通
孔27が設けられている。また2つの巻回部を貫通する様
に中央貫通孔28が一方の側面29から他方の側面30まで形
成されている。この時中央貫通孔28は側面29,30の中央
部よりややずれる様に設けられている。31はセラミック
等の熱膨張係数の小さくしかも硬い材料で構成されたス
ライダーで、スライダー31には媒体対向面32に開口し、
側面33から側面34まで達する切り欠き部35が形成されて
いる。またスライダー31には媒体対向面35と反対側の面
に開口し、切り欠き部35と直交するように側面38から側
面39まで達する収納部36,37が形成されている。40は中
央貫通孔28に挿入されるフェライト等の酸化物磁性材料
によって構成されたバックバー、41は中央貫通孔28に挿
入され、バックバー40を中央貫通孔28に固定するための
板ばねである。
以下組み立て方を説明する。まず基体24に記録再生用
コイル25及び消去用コイル26をそれぞれ巻回する。次に
スライダー31の切り欠き部35にフロントコア8を挿入
し、フロントコア8を切り欠き部35の内面に固定する。
次にフロントコア8を固定したスライダー31を基体24に
はめ込む。この時収納部36に記録再生用コイル25が巻回
された部分を、又収納部37に消去用コイル26が巻回され
た部分をそれぞれ収納する。次に中央貫通孔28にバック
バー40を挿入し、フロントコア8の後端部に当接させ、
その後に板ばね41を中央貫通孔28に挿入し、バックバー
40が中央貫通孔28から抜け出ないように固定する。最後
に媒体対向面32に研磨加工を施して、角部を取り除き、
第2図の様な磁気ヘッドを作成する。
以上の様に本実施例では、フロントコア8が接触して
いるのはセラミック等の硬いしかも熱膨張係数の小さな
材料でできたスライダーのみであるので、環境温度が上
昇して基体1が熱膨張してもスライダー31によって熱膨
張による応力が妨げられ、フロントコア8にその応力が
伝わらないので、応力によるフロントコア8の磁気特性
の劣化を防止する事ができる。
発明の効果 本発明は、媒体対向面側に開口部を有するように一方
の側面から他方の側面に至る切り欠き部を有するととも
に、媒体対向面側と反対側に開口部を有する様にしかも
切り欠き部に略直交する様に切り欠いた収納部を有した
スライダーにフロントコアを固定し、フロントコアがス
ライダーのみと接触する様に接合した事により、基体が
熱膨張しても硬いスライダーによって応力がフロントコ
アに伝わらないので、応力によるフロントコアの磁気特
性の劣化を防止する事ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における磁気ヘッドを示す分
解斜視図、第2図は同斜視図、第3図は従来の磁気ヘッ
ドを示す分解斜視図、第4図は同斜視図である。。 8……フロントコア、24……基体 25……記録再生用コイル 26……消去用コイル、27……貫通孔 28……中央貫通孔、29,30……側面 31……スライダー、32……媒体対向面 33,34……側面、35……切り欠き部 36,37……収納部、38,39……側面 40……バックバー、41……板ばね

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】外周部に巻線を施した筒状の基体と、媒体
    対向面側に開口部を有するように一方の側面から他方の
    側面に至る切り欠き部を有するとともに、媒体対向面側
    と反対側に開口部を有する様にしかも前記切り欠き部に
    略直交する様に切り欠いた収納部を有したスライダー
    と、媒体摺動部と前記摺動部から後方に突出した棒状の
    後端部を備えたフロントコアと、棒状のバックバーとを
    備え、前記スライダーの収納部に前記基体の貫通孔と前
    記切り欠き部が平行になる様に前記基体が収納され、前
    記フロントコアが前記切り欠き部の中に固定され、前記
    基体の貫通孔に前記バックバーが挿入され、前記フロン
    トコアの後端部に前記バックバーが当接している事を特
    徴とする磁気ヘッド。
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