JP3114272B2 - 光磁気記録用磁気ヘッド - Google Patents

光磁気記録用磁気ヘッド

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JP3114272B2 JP03239749A JP23974991A JP3114272B2 JP 3114272 B2 JP3114272 B2 JP 3114272B2 JP 03239749 A JP03239749 A JP 03239749A JP 23974991 A JP23974991 A JP 23974991A JP 3114272 B2 JP3114272 B2 JP 3114272B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気記録用磁気ヘッ
ドに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光磁気ディスクの記録方式として
は、旧信号上に新信号を重ね書きするオーバライトを可
能にした磁界変調型光磁気記録方式が知られている。こ
の記録方式は、図4に示すように垂直磁化膜による光磁
気記録層を有する光磁気ディスク1を挟んで一方にレー
ザ光2を照射する光ピックアップを、他方にレーザスポ
ットと同期して移動する磁界発生手段、即ち磁気ヘッド
3を配し、磁気ヘッド3に流す電流の方向を変化させる
ことによって磁界方向を変化させる。そして、記録信号
に対応した磁界がレーザスポット付近に形成されること
で、ディスク1の書き換え希望部分1Aが、レーザスポ
ット2aによりキュリー温度以上に加熱されて消磁した
後、レーザスポット2aから移動してキュリー温度以下
に低下したときに上記の磁界方向に磁化させて記録する
ようにしている。
【0003】従来の光磁気ディスク1は非接触メディア
であり、従って磁気ヘッド3はディスク1から必要十分
な間隔dだけ離れて配される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本出願人は、先に超小
型光磁気ディスクによるデジタル記録、再生が可能な超
小型デジタル記録再生機を開発した。この記録再生機
は、磁界変調型光磁気記録方式を採用し、オーバーライ
トを可能にしている。
【0005】ところで、従来の光磁気ディスクは前述し
たように非接触で記録するため、光磁気記録用の磁気ヘ
ッド3はディスク1から離れた状態で回転によって発生
するディスク1の面振れに追従するように電磁サーボ機
構に取付けられている。この為、光磁気ディスクに対し
て非接触方式をとる記録再生機では、消費電力の低減
化、機器の小型化(特に機器の厚さを小さくすること)
等に限界がある。
【0006】そこで、今までの発想を逆転し、磁気ヘッ
ドを光磁気ディスクに接触摺動させる接触方式とすれ
ば、磁気ヘッドの支持は単純な弾性支持体のみで済み、
従来の容積をとる電磁サーボ機構を省略することがで
き、記録再生機の消費電力の低減化、機器の小型化等に
有利になる。
【0007】しかし、光磁気ディスク1自体は、図5に
示すように、ベース5上に垂直磁化膜による光磁気記録
層6を形成し、さらにその上に紫外線硬化型樹脂による
保護膜7を形成して構成されている。このような光磁気
ディスク1にフェライトコアによる磁気ヘッド3を接触
摺動させた場合、フェライトコアと保護膜7との相性が
悪いために、光磁気ディスク1を傷つけてしまう懼れが
あった。
【0008】本発明は、上述の点に鑑み、磁界変調光磁
気記録方式に用いる磁気ヘッドにおいて、記録媒体に損
傷を与えずに接触摺動できるようにした接触摺動型の光
磁気記録用磁気ヘッドを提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る光磁気記録
用磁気ヘッドは、磁性コア12にコイル13を巻装した
ボビン14を装着し、記録媒体1と対接する摺動部16
を射出成形によりボビン14と一体に成形して構成す
る。
【0010】また、本発明に係る光磁気記録用磁気ヘッ
ドは、磁性コア12にコイル13を巻装したボビン14
を装着し、記録媒体1と対接する摺動部16を射出成形
によりボビン14と一体に成形し、少なくともこの摺動
部16を例えばフッ素系、ポリアセタール系、ナイロン
系等の自己潤滑性樹脂材で成形して構成する。
【0011】さらに、本発明に係る光磁気記録用磁気ヘ
ッドは、磁性コア12にコイル13を巻装したボビン1
4を装着し、記録媒体1と対接する摺動部16を射出成
形によりボビン14と一体に成形し、摺動部16の記録
媒体1と対接する面16aにアールを付して構成する。
【0012】
【作用】本発明によれば、記録媒体1と対接する摺動部
16を射出成形によりボビン14と一体に成形される
とにより、磁性コア12の記録媒体1への接触が避けら
れ、磁気ヘッド11を記録媒体1に対して傷つけること
なく接触摺動させることができる。そして、ボビン14
と摺動部16が一体に成形されるので、磁気ヘッド11
を構成する部品点数が少なくなり、磁気ヘッド11の製
造、組立てが容易となる。
【0013】また、ボビン14と摺動部16を一体に
した磁気ヘッド11において、少なくとも摺動部16
をフッ素系、ポリアセタール系、ナイロン系等の自己潤
滑性の樹脂材で成形することにより、磁気ヘッド11の
記録媒体1に対する摺動性がさらに向上し、記録媒体1
を傷つけることがない。
【0014】さらに、摺動部16の記録媒体1と対接す
る面16aにアールを付すことにより、磁気ヘッド11
の記録媒体1への当りが滑らかになり、ごみのラッセル
効果(ごみをかき集める効果)が抑制されてヘッド面へ
のごみの附着が回避される。
【0015】
【実施例】以下、図1〜図3を参照して本発明による光
磁気記録用磁気ヘッドの実施例を説明する。
【0016】図1は本発明の一例を示すもので、同図に
おいて、1は光磁気ディスク、11はこの光磁気ディス
クに接触摺動する本例に係る光磁気記録用磁気ヘッド、
18は磁気ヘッド11を支持する弾性支持体(いわゆる
ジンバル)を示す。光磁気ディスク1は、ベース5上に
垂直磁化膜による光磁気記録層6を形成し、この記録層
6上に紫外線硬化型樹脂による保護膜7を形成して構成
される。
【0017】磁気ヘッド11は磁性コア12と、この磁
性コア12に装着されコイル13が巻回されたボビン1
4と、ボビン14の端部に之と一体に成形され、光磁気
ディスク1に対接する摺動部16とを有して成る。磁性
コア12は中心コア12aと之を囲う周側コア12bか
らなる断面E字型のフェライトコアで形成される。ボビ
ン14は一端にフランジ部15を有し、他端に摺動部1
6が一体に成形されてなり、このフランジ部15と摺動
部16間にコイル13が巻装される。そして、このコイ
ル13を巻装したボビン14が、その中心孔14a内に
中心コア12aを挿入するようにして磁性コア12に装
着される。このとき、中心コア12a及び周側コア12
bの端部は摺動部16によって覆われ、外部に露出され
ない。
【0018】摺動部16のディスク1に接触する摺動面
16aはR=50mm〜100mm程度のアールを付し
た曲面に形成される(図2参照)。この曲面としては球
面又は摺動方向に弯曲した円筒面とすることができる。
本例では球面としている。
【0019】一方、フランジ部15を有するボビン14
と摺動部16とは樹脂の射出成形により一体に成形
る。この場合、図2に示すように、摺動部16にはディ
スク1の紫外線硬化型樹脂の保護膜7に対して潤滑性の
よい、即ち傷を付けない例えばフッ素系、ポリアセター
ル系、ナイロン系等の自己潤滑性樹脂を用い、ボビン1
4には例えばABS樹脂等の成形性の良い樹脂を用いた
所謂2色成形により一体成形することができる。之によ
って、精度のよいボビン14が得られると共に、ディス
ク1の保護膜7に対して潤滑性のよい摺動部16が得ら
れる。
【0020】また、図3に示すように、フランジ部15
を有するボビン14と摺動部16を共に自己潤滑性樹脂
にて一体成形することも可能である。例えばポリアセタ
ール系樹脂は自己潤滑性と成形性の両方の性質を有して
いるので、このポリアセタール系樹脂を用いればボビン
14及び摺動部16を一体成形できる。
【0021】上述の実施例によれば、磁性コア12の先
端部を覆うようにボビン14と一体にディスク1と接触
する摺動部16を設けることにより、磁性コア12のデ
ィスク1への接触が避けられ、ディスク1の保護膜7を
傷つけることなく、磁気ヘッド11をディスク1に対し
て円滑に接触摺動させることができる。そして、この摺
動部16をボビン14と一体に成形するので、磁気ヘッ
ド11を構成する部品点数を減らすことができる。ま
た、コイル13を巻回したボビン14内に磁性コア12
の中心コア12aを挿入することで、目的の磁気ヘッド
11が製造できるので、かかる接触摺動型の光磁気記録
用磁気ヘッド11の製造、組立を容易にすることができ
る。
【0022】また、摺動部16及びボビン14の一体成
形(射出成形)に際して、例えば2色成形を用いて摺動
部16を自己潤滑性樹脂材で成形し、ボビン14を成型
容易な樹脂材で成形するときは、磁気ヘッド11のディ
スク1に対する接触摺動性が向上し、ディスクに傷を付
けない信頼性の高い磁気ヘッド11を安価に提供するこ
とができる。
【0023】さらに、摺動部16のディスク1に接触す
る摺動面16aにアールを付すことにより、ディスク1
に対してソフトコンタクトが可能になり且つごみのラッ
セル効果(ごみをかき集める効果)によるヘッドの摺動
面16aへのごみの附着が回避され、さらにディスクの
傷付きを防止することができる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、記録媒体を傷つけるこ
とのない信頼性の高い接触摺動型の光磁気記録用磁気ヘ
ッドを得ることができる。また、構成部品点数が少なく
て済みかかる光磁気記録用磁気ヘッドの製造、組立が容
易となる。 摺動部を自己潤滑性樹脂材で成形するとき
は、より摺動性を向上することができ、記録媒体を傷つ
けない。摺動部の記録媒体と対接する面にアールを付す
るときは、記録媒体への当たりを滑らかにし、且つヘッ
ド面へのごみ付着を回避できる。従って、例えば磁界変
調オーバライト方式を用いた超小型デジタル記録再生機
の光磁気記録用磁気ヘッドに適用して好適ならしめるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による光磁気記録用磁気ヘッドの一例を
示す断面図である。
【図2】本発明に係る摺動部一体のボビンの一例を示す
断面図である。
【図3】本発明に係る摺動部一体のボビンの他の例を示
す断面図である。
【図4】磁界変調型光磁気記録方式の構成図である。
【図5】光磁気ディスクの例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 光磁気ディスク 2 レーザ光 3 磁気ヘッド 5 ベース 6 記録層(垂直磁化膜) 7 保護膜 11 光磁気記録用磁気ヘッド 12 磁性コア 13 コイル 14 ボビン 16 摺動部 18 弾性支持体
フロントページの続き (72)発明者 八木 紀雄 東京都品川区北品川6丁目5番6号 ソ ニー・マグネ・プロダクツ株式会社内 (72)発明者 斉藤 智克 東京都品川区北品川6丁目5番6号 ソ ニー・マグネ・プロダクツ株式会社内 (72)発明者 伊藤 富夫 東京都品川区北品川6丁目5番6号 ソ ニー・マグネ・プロダクツ株式会社内 (72)発明者 古内 俊郎 東京都品川区北品川6丁目5番6号 ソ ニー・マグネ・プロダクツ株式会社内 (72)発明者 菅野 昭則 東京都品川区北品川6丁目5番6号 ソ ニー・マグネ・プロダクツ株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−35714(JP,A) 特開 平1−236412(JP,A) 特開 昭63−58605(JP,A) 特開 平1−102760(JP,A) 特開 平2−227812(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 11/105 G11B 5/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性コアにコイルを巻装したボビンが装
    着され、記録媒体と対接する摺動部が射出成形により該
    ボビンと一体に成形されて成る光磁気記録用磁気ヘッ
    ド。
  2. 【請求項2】 磁性コアにコイルを巻装したボビンが装
    着され、記録媒体と対接する摺動部が射出成形により該
    ボビンと一体に成形されてなり、少なくとも上記摺動部
    が自己潤滑性樹脂材で成形されて成る光磁気記録用磁気
    ヘッド。
  3. 【請求項3】 磁性コアにコイルを巻装したボビンが装
    着され、記録媒体と対接する摺動部が射出成形により該
    ボビンと一体に成形されてなり、上記摺動部の記録媒体
    と対接する面にアールが付されて成る光磁気記録用磁気
    ヘッド。
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JP2508955B2 (ja) * 1992-04-20 1996-06-19 ソニー株式会社 光磁気記録用摺動型磁気ヘッド
JP3353328B2 (ja) * 1992-05-14 2002-12-03 ソニー株式会社 光磁気記録用摺動型磁気ヘッド

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